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足元注意の五僧峠~谷山県境縦走と霊仙山~コザト~リョウシ縦走 [登山]

 予定通り五僧峠から県境尾根を『谷山』まで登り、そこから『霊仙山(りょうぜんさん)』へ行き、復路として『コザト』と『リョウシ(722mピーク)』へと行きました。

 

鈴鹿県境縦走
五僧峠~谷山~
霊仙山~コザト/リョウシ
日付2009年7月5日(日曜日)
距離18.0Km(内 林道2.4km)
累積標高+1760m -1760m
所要時間7時間35分
人数1名
行程・予定時刻
07:50駐車地(五僧峠) 出発 
08:10 (00:20)P656
09:25 (01:15)P746
10:05 (00:40)P794
10:45 (00:40)
谷山 992.8m
11:10 (00:25)
霊仙山 避難小屋 食事休憩
11:30 (00:20)
霊仙山 避難小屋 出発
11:50 (00:20)
霊仙山 1083.5m
12:05 (00:15)
霊仙山 最高点 1094m
12:40 (00:35)
P861
13:30 (00:50)
コザト 829.9m
14:05 (00:35)
リョウシ 722m
14:55 (00:50)
林道出合
15:25 (00:30)
駐車地(五僧峠) 到着

GPSの軌跡(赤線が今回の行程、それ以外は以前の行程)[クリックで拡大します]
090705_map.gif

 今回は朝早く起きる必要がないのでゆっくりと(?)6時に起きて天気予報を確認すると、午後3時ぐらいから雨が降りそうなので、早めに出発しました。
 五僧峠手前は以前のまま通行止めとなっていたので、自己責任で通らさせてもらいます。五僧峠の待避所に車を停車し、出発したのが予定より10分早い7時50分でした。
 五僧峠からの取り付きは以前確認しておいた道を進みますがいきなりの急登です。(下写真は登山道入り口)

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 すぐに高圧電線の鉄塔が見えてきて、道は奥の鉄塔方面へと延びているのでそのまま進むと赤テープがあり右方向の県境尾根方面へと踏み後があるのでそちらに進みます。
 さらに急登を登っていくと県境尾根へと出ました。(下写真左)

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 しばらく尾根を登っていくと15分ほどで、656mピークに到着しました。(上写真右)
ここからが最初の難関です。695mピークに向かうには一旦鞍部に下りて登り返すのですが、梅雨時と言う事もあり土がふかふかとなっており、足場が土ごと崩れて行くため安定したところを選びながら慎重に下っていきました。また、この鞍部付近には"ヒル"がいるらしいので警戒していました。しかし、この日はまったく"ヒル"を見かけることはありませんでした。(時期が早いのかもしれません) 替わりに尺取虫はいっぱいいましたが、無害なので問題ありません。[わーい(嬉しい顔)]
 695mピークへは岩場を登る形となりますが、迂回路などもありそれほど問題とはなりませんでした。(下写真)

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695mピークからは、踏み後もしっかりしておりテープも多いため、尾根筋だけ間違えなければひたすら進むだけとなります。途中で、"鹿"を何頭か見かけますが、どの"鹿"も警戒音を発して逃げていきます。(下写真は鹿に食べられた杉木)

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 谷山手前の植林地近くまで来ると東側に鹿よけネットがあり、その向こう側に『ソノド』や「鹿あそび」が見えてきます。(下写真)

右端が『ソノド』、中央付近が「鹿あそび」だったが、植林され無残な姿に
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さらに登っていくと『谷山』へと到着しました。(下写真は谷山山頂)

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 まわりに展望が無いため霊仙山方面へと進むと、石灰岩がむき出しとなったカレンフェルトがあり、『霊仙山』の避難小屋が見られました。(下写真)

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霊仙山避難小屋(右)と最高点(左)
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 そのままカレンフェルトを下っていくと登山道と合流し、さらに進んで上り返すと避難小屋に到着しました。(下写真)

『霊仙山』の避難小屋
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霊仙山登山道案内板               霊仙山避難小屋の注意書きと道程
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 すこし早いですが、小屋の外で昼食としました。食事を取りながら携帯で雨の様子を確認すると、2時間後に弱い雨が通過しそうですが、思ったよりも崩れないようです。
 このまま予定通り『コザト』を目指すことにします。
まずは『霊仙山』と向かいますが、その手前に『経塚山』があるのでまずはそこに登ります。『経塚山』からは、一旦鞍部へと下りさらに登り返すと10分ほどで『霊仙山』へと到着しました。(下写真)

『霊仙山』頂上                   霊仙寺と霊仙三蔵法師の説明
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山頂から見た最高点方面(飛んでいるのは鷹?)
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次に向かう最高点へは少し戻り右に折れ鞍部を経由して上り返すことになります。

最高点との分岐から見た『経塚山』と避難小屋2976404

最高点手前から見た頂上方面
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 今回は最高点の東からコザト方面へと向かう尾根に下りることになるので、最高点から少し「西南尾根」の道へと行くと、東の峰へと続く踏み後がありました。(下写真)

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東の峰に向かうと奥のほうに下へ降りる印と思われる赤テープがあったので、ここから尾根へと下りていきますが、カレンフェルトの岩場となっており滑りやすく厄介です。(下写真)

降下地点手前から見た尾根(右が『コザト』、左奥の尾根が往路に通った県境尾根)
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降下地点から見た尾根とカレンフェルト
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 ここを何とか下って尾根に出ると意外なことにしっかりした踏み後がありました。進んでいくと白谷林道と出合うので、そのまま右方向へ林道を進みます。
 しばらく進むと林道は右へとカーブし笹峠付近へと延びているようですが、ここはまっすぐすすみ尾根へ再度乗ります。(下写真)

白谷林道出合付近                白谷林道から尾根へ復帰するカーブ(右奥へ進む)
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 ここからしばらくは踏み後がありますが、尾根が削られ道が通っている所から先は、いよいよヤブ道となってきます。
情報ではすごいヤブとの事で覚悟していたのですが、思ったよりもヤブは濃くなくなんとか通れる道となっており、ケモノ道も通っているので利用させてもらいました。(ここら辺のケモノ道は"鹿"が通っているためか、しっかりとした踏み後が通っています)
 なんとかコザト手前の798mピークまで行くと、踏み後のある尾根へと変わってきました。ここまで来た所で雨がパラパラと降ってきましたが、幸いすぐに止み薄日が射してきます。
 ここからコザトまではすぐに到着しましたが、気をつけていないと頂上を通過しそうなぐらい地味な山頂です。(下写真)

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 今回の最大の難関はこの後からでした。『コザト』から先では、カレンフェルトが目立って多くなりほとんどの尾根道が石灰岩の岩場となっています。(下写真)

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 『リョウシ』頂上もカレンフェルトで覆われており、この先林道までずっと写真のような感じです。(下写真は『リョウシ』山頂付近)

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 途中の『リョウシ』から林道手前の尾根上に、いままで見たことがないプレートがありましたが、境界標識の一種でしょうか?(下写真)

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 尾根上からも林道が見え始めてきましたが、最後の難関が残っていました。ここから先はどの方向も急傾斜(50度以上?)で、土がふかふかの上に滑りやすく、樹林も少ないため手がかりが少ないと来ています。
 慎重に滑らないように下りていきますが、途中で足を滑らしてしまいました。幸い滑落はしませんでしたが、大変緊張しました。
 途中から登山者のものと思われる、踏み後がありましたが、やはり滑りやすくあまり当てに出来ませんでした。
なんとか無事林道まで下りてくると、カーブミラーがある付近に出てきました。左奥には、「橋」が見ます。(下写真は左の東方面の様子、左斜面から降りてきた)

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 ここからは林道沿いに「五僧峠」までは30分ほどで戻れました。

今回の反省点は、
 ・岩場や濡れた草木などではスリップするので注意しているのですが、まだまだ慎重さにかけるかもしれないので改善していきたいと思います。(今回もスリップし、しこたま膝を岩に打ち付けてしまいました。幸いたいしたことありませんでしたが・・・)

次回ですが、今週末は天候が悪そうなので中止となるかもしれません。


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コメント 2

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joyclimb

たいしたことなく、何よりです。
濡れた石は滑りやすく恐いですね。
(長時間歩いていると、濡れた石を避けるのが面倒になり、濡れた石の上を歩いて転けることがあります(^_^;))

by joyclimb (2009-07-06 21:02) 

おど

 今回、雨はたいしたことなく石・岩もほとんど濡れていないのですが、霊仙山付近は土が泥状になりやすいようで、その土が靴にこびり付いてその足で岩や石の上に置くと大変滑りやすくなります。残雪の時期(2009-02-07)に霊仙山に登った時などは何度もズッコケました。(笑)
by おど (2009-07-06 21:25) 

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