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金糞岳周回登山 [登山]

 予定通り滋賀県長浜市にある『金糞岳』へ登ってきました。
 高山キャンプ場から登り始めて『金糞岳』~『白倉』~『奥山』と周回して来ました。また、予定にはありませんでしたが『金糞岳』の北にある三角点めぐりも行い、久しぶりにヤブコギを行いました。

金糞岳周回登山
高山キャンプ場~金糞岳~三角点~白倉岳~奥山
日付2009年9月26日(土曜日)
天候朝のうち曇りのち晴れ
距離19.2Km
場所滋賀県長浜市高山町
累積標高+1584m -1584m
時間6時間40分
人数1名
行程・時刻
07:40高山キャンプ場 250m 駐車場 出発
08:20 (00:40)追分 370m
08:45 (00:25)林道出合1
09:20 (00:35)林道出合2
09:40 (00:20)小朝ノ頭 1010m
10:20 (00:40)金糞岳 1317m
10:45 (00:25)金糞岳 三角点 1277.2m 昼食休憩
11:25 (00:40)金糞岳 三角点 1277.2m 出発
11:45 (00:20)金糞岳 1317m
12:10 (00:25)白倉岳 1270.7m
12:25 (00:15)八草峠分岐
12:45 (00:20)五ロウ頭
13:10 (00:25)奥山 1056.5m
13:30 (00:20)滝谷頭
14:20 (00:50)高山キャンプ場 250m 駐車場 到着



GPS行程図(黄色が予定、赤色が実測。東俣谷川辺りでは電波不良で乱れています)
090926_map.jpg

 ひさしぶりの近場の山ということと、比較的行程が短いので朝6時すぎに出発し、高山キャンプ場に到着したのが予定よりも30分早い7時30分でした。 キャンプ場の駐車場へは止められない(チェーンが掛かってました)為、橋の手前に無理やり止めさせてもらい早速準備をします。
 まずは林道を「追分」と呼ばれているところまでひたすら歩くことになります。 林道は二手に分かれていますが、右手は鳥越峠(上部の登山口方面)で左手が今回行く「追分」へと向かっています。(下写真 右)

 

 林道を川に沿って奥へと進むと、ほどなく未舗装となりますが、車の通行には差し支えはなさそうです。 キャンプ場から40分ほどで「追分」と思われる分岐点に到着しました。 左手に橋が掛かっており、左方向のプレートは「東俣本流コース」と書いてありました。(右方向のプレートは「中津尾根コース」と「白谷コース」と書いてあります)
 ここは、橋を渡らずに真っ直ぐ登っていきます。するとダムの水量調整施設でしょうか建物が見えてきます。(下写真)

 取り合えず右手の通路を真っ直ぐに進みましたが先は行き止まりになっていました。 地図を確認するとここは左手の奥から入るのが正解のようです。 チョロチョロと水が流れた沢を左へと渡り沢沿いに奥へと進むと茂みが僅かに掻き分けられた道がありました。
 少し進むと明確な登山道となっており、左手に「金糞岳→」のプレートもあり一安心です。
あまり歩かれていないと思われる道のクモの巣を払いながら先へと進むと30分ほどで林道へと出ました。 地図で確認して林道先の右手の登山口のプレートに従い登山道を確認しますが、草で覆われておりほとんどそれと分からない状態でした。(下写真、奥のミラー右が下からの林道出合で、左の斜面の茂みの僅かな道が進む登山道)

 草が上から覆いかぶさってきている上に、斜面が滑りやすいため草を押さえながら上の方まで登ると、幸い草はこの斜面だけに生えているだけでした。 再度登山道へと入ると、先ほどよりも尾根道らしくなり歩きやすくなっています。(下写真)

 林道から30分ほど尾根を登ると広い道(コウモリ[小森]の頭?)へと出てその先が2回目の林道出合となっていました。 林道出合には駐車場があり、着いたばかりの車では登山者が準備をしていました。(下写真はその駐車場)

 林道を渡ると直ぐに登り口があるのでそこから登山道へと入ります。(下写真は、最上部の登山口。見にくいですが階段になっています)

 登山道へと入りなおすと、さきほどまでと違いよく踏まれているためクモの巣や潅木などほとんどなく快適に登っていけました。 しばらく登ると「小朝ノ頭」と呼ばれるピークにでました。(下写真)

 このピークから初めて『金糞岳』や『白倉岳』の一部が見えて来ます。(上写真、中央の山が『金糞岳』)
ここからは一旦鞍部へ降りると「小朝ノ頭」を迂回できる林道と出会います。 そこからは一気に山頂へと登ることになります。
 山頂への途中で団体登山者(7名ほど)を追い抜き、さらに驚いたことに下山者の方とすれ違いました。(まだ10時ですが・・・) そして、「小朝ノ頭」から40分程で前方が明るくなり『金糞岳』の頂上へと到着しました。(下写真)

 山頂は思ったより広く開放的でした。 親子の登山者が2名いるだけでしたが、先ほど抜いた団体登山者や、林道の駐車場に止まっていた台数から察するに、この後結構な人数になると思われました。
 予定より1時間も早く到着したため、予定にはありませんでしたが、山頂北にある三角点めぐりを行うことにしました。
三角点方面を確認すると、案の定ヤブが生い茂っていますが道はあるようです。(下写真)

 意を決してヤブに入ると、思った通り下草が払われており何とか進んでいけます。 次第にヤブ(笹)が背を越える高さになって来て、何回か迷いましたが東斜面沿いに道が付けられているため、そちらに方向修正を行いながら先へと進みました。
 しばらくヤブと格闘していましたが、平坦になった所を奥へと進むとようやくヤブが切り払われた一角に到着しました。 そこには目的の四等三角点があり、おまけに『金糞岳』頂上よりも見晴らしの良い絶好の展望地となっていたので、ここで昼食休憩としました。(下写真)

三角点から見た金糞岳

三角点と北側の景色(『冠山』『蕎麦粒山』などが見えます)

三角点から東側を望む

 昼食後はまたヤブとの格闘が始まりましたが、道を覚えているため今度は迷うことなく『金糞岳』頂上へと戻ることが出来ました。
 山頂に到着すると案の定、沢山の登山者がおり落ち着いて食事など出来そうもありませんでした。早速次の目的である『白倉岳』へと向かい、縦走路を進んでゆきます。(下写真)

『金糞岳』から見た『白倉岳』方面

『金糞岳』から琵琶湖方面を望む

 『白倉岳』へ向かう道は時折笹で覆われ歩きづらい部分もありますが、迷うことは無いと思います。 途中で岩場などが3箇所ほどありロープが設置されていますが、1箇所を除いて特に必要ありませんでした。(岩場といっても土の急斜面です)
 後ろを振返ると、『金糞岳』の大きな山容が確認出来ます。(下写真。左の平坦な部分の端が三角点の場所)

 このころから気温がグングンと上がってきており、稜線沿いで陰が無いこともあり汗が噴き出して来ました。(下写真は稜線から見た『伊吹山』)

 最後の岩場を越えると次第に平坦となり、そこを進むと『白倉岳』の山頂に到着しました。(下写真)

 『白倉岳』からは東側の展望が良く、今から向かう『奥山』方面の稜線も望むことが出来ました。(下写真)
しかし、期待していた比良山系方面(西側)の展望は木々が邪魔でよく見えませんでした。

 燦々と直射日光が照りだしているため、山頂での展望もそこそこに木陰のある稜線へと進みます。 ここから先はあまり人が歩くことが無いようで結局下山まで誰とも会うことはありませんでした。 しばらく進むと切り開かれた場所へと出てそこが「八草峠」との分岐点となっていました。
 ここで真っ直ぐ進むと「八草峠」へと向かうため左(南)へと90度進路変更をします。(荒い地図では分かり辛いと思います)

 さらに先へと進むと今度は「五ロウ頭」と書かれたプレートが下がった切り開きへと到着しました。 ここは西方向の稜線との分岐点で、行けそうであれば向かうつもりでしたが、どう見ても厚い藪で覆われており安易に向かうには危険なので、ここは予定通り『奥山』方面へと向かいます。

 しだいに林が深くなり、笹が減ってきて良い雰囲気の稜線歩きとなった道を進むと、東側が切り開かれた『奥山』頂上へと到着しました。(下写真)

『奥山』から『金糞岳』と『白倉岳』を望む

 ここから先は顕著なピークはなく下る一方なので精神的にも楽となり先へと進みます。しばらく稜線沿いに進むと「滝谷平」 と書かれたプレートが設置された平坦な地に出ましたが、昔はともかくいまでは木々が生い茂り見通しが利かないため、ダイラと呼ぶには違和感がありました。 そこから少し進んだところには「滝谷頭」のプレートもあり後で地図で確認すると、ここを源流とする「夫婦滝」が下流にあるらしいので、そこが「滝谷」なのかもしれません。(下写真)

 「滝谷頭」を過ぎると本格的な下り道となりました。 尾根を直進していたところ、道が薄くなりクモの巣に何回か引っかかったため来た道を引き返すと、途中で右手(西)へ道が下っていました。 先へ進むと尾根先の下を通る道となっていたので、間違えても復帰は可能なようです。
 ここからの道は古い道なのか溝沿いの道となり所々で潅木が邪魔していますが、落ち葉が下に引かれた状態となっており、下山の膝には優しいクッション付きの道となっていました。(下写真はその溝道)

 尾根沿いにひたすら下っていくと前方に高圧の鉄塔が見えてきました。下からは遊ぶ人の声(後で分かりましたが、子供ではなく大人の)も聞こえてきます。
 鉄塔からの降り口が分かりづらくなってなっていましたが、降りてきた道を折り返すように草に覆われた道が下っていました。
そして右手に「高山キャンプ場」が見え出しましたがここで最後の難関が待ち構えていました。前方の登山道を覆いかぶさるように倒木が邪魔しており、左右からの回避は難しいため無理やり乗越えることになりました。(下から来た人は封鎖されているものと勘違いすると思います[わーい(嬉しい顔)]
 そして、『金糞岳』の山頂から2時間半ほどで駐車地へと無事到着しました。(下写真は、「花房尾根コース」の登山口)

 今回下山に利用した花房尾根コースはあまり利用されていないため、良い道なのですがある程度はルートファインディング出来ないと迷う恐れがあると思いました。但し、布の印が随所にある(というか一部過剰)のでそれを追っていけば迷うことはないと思います。

今回の反省点は、
 ・反省というか対応方法が分かりませんが、ヤブに入ると切り開いたときの枝や草が突き刺さるので、いつも足が傷だらけとなるので何とかしたいと思っています。

次回は天気次第ですが、北アルプス方面かまた八ヶ岳へ行こうかと考えています。(今のところ週末は天気良くなさそうですが)

Rev.1 2009.09.28 場所が分からないため、地名と地図で明記するよう追加。


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コメント 5

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joyclimb

三角点からの眺めは、冠山が見えるなど、とても良さそうですね!
この時期の低山は、天気が良すぎると暑いですね!
登山道の下草が刈られているのを見ると、いつも頭が下がる思いです。

by joyclimb (2009-09-28 01:29) 

山子路爺

こんにちは
地図で場所を確認しました。伊吹山地ですネ。
それにしても名前がインパクトありますね。
幸運の神様でも奉ってありそう…。
by 山子路爺 (2009-09-28 14:36) 

おど

 joyclimbさん、天気が良くて比較的遠くの景色も見えていましたが、こちら側からの展望は初めてだったので山の同定に苦労しました。(残念ながらアルプスは見えませんでしたが)
 登山道の整備は本当に大変なことだと思います。 以前にも書きましたが、越百山の登山道で下草を刈りながら下山されている小屋の管理人の方に朝早くからお会いしますので。

 山子路爺さん、低山の場合は近場でないと馴染みがないので、今後は地名と地図を載せるようにしました。
 岐阜や三重辺りの山は昔から人との関わりが多いのか、個性的な名前が多いと感じます。

by おど (2009-09-28 20:30) 

tochimochi

面白い名前の山ですね。ヤブコギはこいでいるときは嫌になりますが、冒険心を満足させてくれますね。
by tochimochi (2009-09-28 22:04) 

おど

tochimochiさん、はじめまして。
ヤブコギは大変ですね。それと漕いでいてガケとかにあたると怖いです。(何回か経験あります 苦笑)
 今回もう時期的に大丈夫なのかダニには取り付かれませんでしたが、これも困り者です。

by おど (2009-09-29 20:25) 

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