滝巡りと紅葉の小秀山登山 [登山]
今回は予定通りに裏木曽の『小秀山(こひでやま)』へ登ってきました。
快晴の中、朝から気温も上がり快適に登ることができましたが、いつもの調子で朝早くに到着後、一気に登り頂上には9時過ぎには到着してしまいました。
日付 | 2009年10月31日(土曜日) | |
場所 | 岐阜県中津川市加子母 | |
距離 | 13.4Km (内、林道2Km) | |
累積標高 | +1465m -1465m | |
時間 | 5時間25分 | |
人数 | 1名 | |
行程・標高(赤字はGPSの実測)・時刻 | ||
06:15 | 870m | 二ノ谷口 駐車場 出発 |
07:10 (00:55) | 1200m | 夫婦滝 |
08:10 (01:00) | 1650m | 二ノ谷・三ノ谷分岐 |
08:30 (00:20) | 1870m | 兜岩 |
09:15 (00:45) | 1982m | 小秀山 休憩 |
09:40 (00:25) | 1982m | 小秀山 出発 |
10:10 (00:30) | 1870m | 兜岩 |
10:20 (00:10) | 1650m | 二ノ谷・三ノ谷分岐 |
11:10 (00:50) | 1050m | 三ノ谷口 |
11:40 (00:30) | 870m | 二ノ谷口 駐車場 到着 |
中津川I.Cから登山口までどの位の時間が掛かるか分からないので、いつものように早めに起きて出発しました。
明けの明星が見え始めるころには、国道257号線を北上しており、登山道には日の出過ぎの6時に到着しました。
早速支度をしてトイレへと寄ってから、中央管理棟の横にある二ノ谷登山口から奥へと進み、橋を渡ると乙女渓谷の滝巡りが始まりとなります。(下写真)
ここからは良く整備された木の桟道を通っていくことになります。
「乙女淵」「屏風岩」「ねじれ滝」「和合の滝」「声の泉」「天狗岩」と見所を過ぎていきながら高度を上げていくと、前方に避難小屋が見えてきました。(下写真)
この避難小屋から先は、木の葉のため道が不鮮明になっており、岩が足で削られた状態を確認しながら登っていきました。 そして何故かモアイに見えてしまう?「烏帽子岩」を過ぎると前方に落差80mの「夫婦滝」が見えてきました。
この滝の左側から滝の上部へ登ることになります。ここから先は木の桟道は無くなり、本格的な登山道となりました。 急登を登っていくと、滝の上部へと出て、この先にも「小滝」「孫滝」とまだ滝が続きました。
「孫滝」を過ぎると二ノ谷から離れて行き『小秀山』の尾根へと向かう急登となります。
しばらく急登を登り「第一展望台」から「第三展望台」を過ぎると、今回の核心部とも言える「カモシカ渡り」と標識がでているところへ到着します。 垂直に近い10m弱の岩稜を登っていきます。(鎖やロープはありません)
岩が脆く足場も薄いため、久しぶりに緊張しましたが、何とか上部の「ピラミッドピーク(標識にそう書いてあります 笑)」に到着しました。(下写真)
このあたりの雰囲気は鈴鹿の「仙ヶ岳」の南尾根コースをほうふつさせて、怖いですが面白いコースでした。(ここの下山は勘弁したいですが・・・)
「カモシカ渡り」を過ぎると、尾根道となり次第に傾斜が緩くなってきました。 三ノ谷との分岐を通過してしばらくすると、尾根の前方上部に「兜岩」が見えてきました。(下写真は、三ノ谷との分岐)
「兜岩」への登りは左右2通りのコースがありますが、「断崖横断コース」は封鎖されているため素直に「岩場コース」を進むことにしました。 岩場を登ると「兜岩」へと到着しました。(下写真は、「兜岩」から『白草山』を望む)
尾根道を進んでいくと「第一高原」と書かれた標識が立った小秀平と呼ばれている所へ出ます。 ここからは南西の展望が開けており、天気が良いと「名古屋」町並みや「鈴鹿山脈」なども見えるようですが、この日は快晴ですが遠くが霞んでおりまったく見えませんでした。(下写真)
この第一高原の標識近くからは「前山・唐塩山分岐(加子母アルプス縦走コース)」と書かれた標識が立っており、後で調べると別の登山口から『小秀山』へ縦走することが出来るようです。 来春の、花の季節にもう一度このコースで登ろうかと考えています。(下写真)
ここから先は多少のアップダウンはありますが、山頂まで比較的平坦な道となります。 「第一高原」「第二高原」「第三高原」と小さな峰を越すごとに標識が出ている所を進むと、次第に『小秀山』の頂上が近くに見えてきます。(下写真)
第三高原から最後の岩場を登ると、360度遮るもののない『小秀山』の山頂へと到着しました。(下写真)
また、ここからは『御嶽山』の左右に裾野を広げた景色がみることが出来ます。(下写真)
残念ながら霞んであまり見ることが出来ませんでしたが、中央アルプスも見ることが出来ますが、この日は『木曽駒ケ岳』が辛うじて確認できるぐらいで、南部の山々は識別出来ませんでした。(下写真)
山頂でしばらく展望を見ながら休憩としました。 山頂にはオコジョが生息していると看板が出ていたので期待していましたが、結局出てきませんでした。(移転した?)
休憩中に、山頂に早く着きすぎたので下山後どうするかを思案していました。
案1.予定通り『奥三界山』へ登る。
案2.急遽展望の良さそうな『白草山』へ登る。
案3.帰る。
結局、
案1は、遅くなった場合に暗くなるのが早くなっている(日の入り16時50分)ため却下。
案2は、マップは持っているが、事前調査なしで決めたので不安要素が多く却下。
と言うことで、中津川に寄る予定もあるので帰ることにしました。
下山を開始し、まずは「兜岩」まで戻ります。 降っていくと今日始めて登山者とすれ違いました。(頂上もずっと一人でした)
すると続くように一人また一人と登山者が登って来ています。 結局、20名ぐらいの登山者とすれ違ったと思います。(さすが200名山の山ですね)
「兜岩」を通過し、二ノ谷と三ノ谷の分岐へと到着すると、予定通り三ノ谷方面へと向かいました。
三ノ谷コースは、つづら折の道となっており山腹を巻いて次第に降下して行きました。距離は稼げませんが、足への負担は小さく徐々に高度が下がっていきます。(下写真は登山道の様子)
高度が下がるにしたがって植生も変わり、多かった笹が次第に少なくなり、下のほうでは植林地となってきました。 すると、下から川の水音が聞こえだしてきて、登山口が近いことが分かります。
そして、植林の登山道を降りていくと「山の神」とかかれた標識と祠のあるところへ到着しました。(下写真)
この祠のとなりには「大山神社」と書かれた石碑が建っており、この祠は神社の名残なのかもしれません。
すぐ下には「造林小屋」が立っており、その横に登山届けのボックスがあり登山口となっていました。(下写真は、造林小屋と林道との出合)
「造林小屋」の左手から日が射す林道へと出ると、秋晴れのポカポカ陽気の中「二ノ谷口」へと歩いて向かいました。 この林道からは、『三国山』方面の色づいた紅葉が鮮やかに見られました。(下写真)
しばらく下って行くと、林道路肩の工事を行っており、シャベルカーが行く手を邪魔していましたが、声を掛けて先へと進みます。そしてそのすぐ下の橋から、今回最後の滝「魚止の滝」が見られました。(下写真)
結局、駐車場へは11時40分に到着してしまい、昼食を取るタイミングがなかったため、車中で食事(にぎりめし)を取ってから帰路につきました。(苦笑)
今回の反省点は、
・反省ではありませんが、時間に余裕があるときはもう少しペースを落とすように意識して上ろうかと思います。
ここ最近の高山(2500m以上)の日帰り登山のため、早歩きが癖になっているようです・・・。 今回も写真を撮りまくって登っていたのですが、それでも早かったようです。
次回は、鈴鹿のマイナーな山で紅葉を見ようかと予定しています。
第一高原からは、展望の良い登山道ですね!
冠雪した御嶽山の頂、冬間近ですね。
by joyclimb (2009-11-03 14:11)
joyclimbさん、
御嶽山も先日からの雪ですっかり様変わりしていると思いますよ。
そろそろ、山に行くにはカンジキやアイゼンが必須となりそうです。
by おど (2009-11-03 18:20)
本当にモアイに見えますね。このコースは沢登りルートではないんですか?
昔沢に凝ってた私には気になるルートです。
by tochimochi (2009-11-03 21:33)
tochimochiさん、
写真の岩は「烏帽子岩」か正直なところ分かりませんが、本来は岩の上に帽子をかぶったように岩が乗っているのですが、木が邪魔でそこまで見えませんでした。
乙女渓谷のこのコースですが、沢にはほとんど下りずに、木の桟道を歩くハイキングコースになっています。
滝とか岩を見る人には良いですが、沢下りや登りをやる人には不向きだと思います。
by おど (2009-11-04 08:16)