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2010年初登り 入道ヶ岳・水沢岳・鎌ヶ岳周回縦走 [登山]

 予定を一日変更して1月4日に2010年の初登りを行いました。
鈴鹿中部に位置する「宮妻キャンプ場」から入道ヶ岳新道を『入道ヶ岳』へと登り、そこから「イワクラ尾根」を「水沢(すいざわ)峠」へと縦走し、『水沢岳』へ登ってから『鎌ヶ岳』へと「鎌尾根」を縦走し、『鎌ヶ岳』からの下山路として「カズラ谷」を下りて来ました。

左から雨乞岳・イブネ・御在所岳

入道ヶ岳・水沢岳・鎌ヶ岳周回縦走
宮妻峡~入道ヶ岳~水沢峠~水沢岳~鎌ヶ岳~宮妻峡
日付2010年1月4日(月曜日)
天気朝のうち曇のち晴れ
場所三重県四日市市水沢町
距離11.2Km ※GPS異常のため推測
累積標高+1405m -1405m ※GPS異常のため推測
時間5時間50分
人数1名
行程・標高・時刻(赤の標高はGPSと地図から算出)
08:00423m宮妻キャンプ駐車場 出発
09:15 (01:15) 906.1m入道ヶ岳頂上
09:25 (00:10)911m入道ヶ岳 奥宮(参拝)
10:40 (01:15)820m水沢峠
11:00 (00:20)1029.7m水沢岳 昼食休憩
11:25 (00:25)1029.7m水沢岳 出発
12:45 (01:20) 1161m鎌ヶ岳頂上 休憩
12:55 (00:10) 1161m鎌ヶ岳頂上 出発
13:10 (00:15) 964mカズラ谷分岐
13:50 (00:40) 423m宮妻キャンプ駐車場 到着


GPS実測図(オレンジが予定、赤色は実績 ※『入道ヶ岳』まではGPS不良のため未測定)
100103_map.jpg

 お正月も終わり、トラックなどが多く行き交う道路を宮妻峡へと向かい、到着は予定通りの8時前でした。 まだ一台も止まっていない宮妻キャンプ場手前の駐車場へ置いて、早速出発します。(下写真)

 前日の夜に雪か雨が降ったのか、濡れた道路を駐車場脇にある「入道ヶ岳登山道(入道新道)」の標識にしたがって、川原へと下りていきました。(下写真)

 沢を2回渡渉し山腹に取り付くといきなりの急登となり、気温は低いのでしょうが無風状態ということもあり、汗がふきだしてきました。 しばらく我慢して登っていると、雪がうっすらと積もった尾根へと乗り傾斜が緩やかになりました。(下写真)

 高度が上がるに従い雪が多くなり、石などで滑り歩きにくくなってきました。(下写真)

 登山口から1時間ほど登ると山頂の鳥居や周りの山々が見える峰(北ノ頭)に到着しました。 ここから頂上までは15分ほどでした。(下写真)

『入道ヶ岳』頂上の鳥居

『入道ヶ岳』頂上から『鎌ヶ岳』方面を望む(朝方は雲が被っていました)

 三角点のある頂上から、本日の目的である椿大神社(つばきおおかみやしろ)の奥宮へと向かいました。 雪が薄く降り積もった笹原を快適に進むと、10分ほどでまだ誰も来た形跡の無い「奥宮」へと到着しました。(下写真)

奥宮

奥宮の説明

 ここで登山の安全と健康を祈願し、次の「水沢峠」へと「イワクラ尾根」を進みます。 「イワクラ尾根」へと向かう斜面は、急傾斜の上に雪が薄く積もり滑りやすくなっていたため、慎重に足場を選びながら下っていきました。
 その途中で方角を確認するためGPSを確認した所、どうも記録が上手く採られていないのに気がつき電源を入れ直しました。(最近よく暴走します・・・[もうやだ~(悲しい顔)]
 「イワクラ尾根」の中間あたりで、この尾根の名前の元となった「奥の院いわくら(仏石の磐座)」へと到着しました。(下写真)

奥の院いわくら手前の三角錐の岩。奥に見えるのが『雲母峰(きららみね)』)

奥の院いわくらから見た『鎌ヶ岳』

 尾根をさらに進み急登を登ると、県境の尾根と合流します。(下写真)

県境尾根から『入道ヶ岳』方面を望む(中央左に仏石が見える)

 ここから少し下ると「水沢峠」へと到着しました。 峠からは『水沢岳』の急斜面を登ることになりますが、砂岩性の岩で構成されており、もろく滑りやすい斜面を登っていくと20分ほどで頂上が見えてきました。(下写真)

水沢岳手前のガレ"馬の背渡り"(奥は南部の山々)

水沢岳頂上

 頂上で、予定通り昼食を取っていると雲が次第に流れて行き晴れ間が覗き暑くなってきました。(この日は終日無風でした) 『水沢岳』の頂上付近の木々には樹氷がついていましたが、陽に当たるとサラサラと音をあげながら融けて落ちていきました。

 休憩後、山頂を後にするとここからが今回の核心部となる「鎌尾根」の縦走です。 『水沢岳』から北に向かって尾根へと下りて行きますが、この下り斜面が厄介でした。(下写真)

 写真からも分かるように鈴鹿特有の岩(茸岩)が行く手を遮り、北斜面と言う事もありガチガチに凍りついた雪が、さらに足場を不安定なものにしています。
 アイゼンを履くか悩みましたが、もろい岩場ではあまり意味はなさそうなので、ここは木の枝などを頼りに慎重に下りて行きました。 この後も「鎌尾根」では、このような場所が何箇所かあり苦労させられました。
 しかし、「鎌尾根」からの景色は素晴らしく、鈴鹿北部の山々が青空の下で綺麗に見られました。(下写真)

イブネアップ

御在所岳

鈴鹿中部の山々(左から雨乞岳・イブネ・御在所岳)

綿向山方面(琵琶湖も見えます)

雨乞岳アップ

 前回登った雨乞岳や綿向山への稜線の山々や、遠くは琵琶湖まで見渡せました。 すすむにつれて『鎌ヶ岳』が大きくなっていき、最後のピークを超えると「岳峠」へと高度を下げて行きます。(下写真の中央鞍部右手が「岳峠」)

 高度が上がるにつれ雪も多少深くなり(5~10cm程)、まだ融けていない樹氷が綺麗に見られました。(下写真)

 「岳峠」から最後のガレ場を登ると山頂に到着しました。(下写真)

 下から眺めていたときには何名か先客がいましたが、山頂に到着した時には入れ替わりで誰もいない頂上を満喫できました。 しばし景色を堪能しながら休憩を取ります。(下写真)

通ってきた鎌尾根の峰々

名古屋方面の眺め

 休憩後、下山を開始します。 以前(2009年04月05日)は『雲母峰』へと縦走しましたが、今回はここまでとし「カズラ谷コース」を下山路として下りて行きました。
 分岐を笹の生い茂る「カズラ谷」への道へと入っていきました。 笹を掻き分けて行くと数分で『雲母峰』への尾根との分岐に到着しました。 ここからは右の「カズラ谷」へと下りて行きます。
 次第に道はえぐられて歩きやすい道へとなって行き、分岐から30分ほど降りると水音が聞こえ出し、「カズラ谷」へと到着しました。 谷を下っていくと「カズラ滝」の横を通り過ぎ、そのすぐ下で林道と出会いました。(下写真)

カズラ滝

林道の分岐

 そして山頂から僅か1時間足らずで(下りは跳ばしました)宮妻の駐車場へと到着し、今年最初の山行は無事終了しました。

今回の反省点は、
 ・今回は雪のせいもありますが、3回ほど滑ってヒヤッとさせられた所もあったので、足腰や上半身をもっと鍛えないといけないと思いました。

次回は、去年の夏から行きたいと思っていた鈴鹿南部の『能登ヶ峰』へ行こうかと考えています。(雪が積もるのを待っていました)


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山子路爺

早速初登山、いいですネ。
写真を見ると痩せ尾根のような所もありますね。
枝についた霧氷がいい!
私は事情があって何処へもいけずに悶々としています。
by 山子路爺 (2010-01-06 00:11) 

おど

 山子路爺さん、コメントありがとうございます。
鎌尾根は痩せ尾根が多くありますね。雪の季節は初めて通ったので緊張しました。(結構人は通っているようですが、この日はまだ誰も通っていませんでした)
 霧氷(樹氷)は、ここよりも御在所の方が綺麗なようですよ。

by おど (2010-01-06 18:34) 

joyclimb

鎌尾根の峰々、見るからに険しい尾根です!
鈴鹿の山々の雪景色、樹氷、この季節ならでは景色、きれいです!
by joyclimb (2010-01-06 23:08) 

おど

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
険しい尾根を行った所からしか味わえない展望は最高ですね。 以前、通ったときは、この険しさに景色を楽しむ余裕はあまりありませんでしたし。(笑)

by おど (2010-01-08 08:14) 

tina

初山登山 天気も良好で樹氷あったり
透明度も最高で遠くまで景色を楽しめたようで
幸先この一年よくなりそうですね。
行程の時間がかなりハイペースのような気がします。
普段からトレーニングされているのですか?
by tina (2010-01-09 09:54) 

おど

tinaさん、コメントありがとうございます。
この日は寒くなったおかげか透明度は高くて、遠くまでよく見えました。(残念ながら岐阜方面は天気が悪かったようで高い山々は見られませんでしたが)
 コースタイムですが、確かに早いペースですが特にトレーニングはしていません。 元々、足腰が強いのと毎週登山して慣れたようです。(笑)

by おど (2010-01-10 17:19) 

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