鈴鹿 能登ヶ峰・横谷山・サクラグチ周回スノーハイク [登山]
予定通り。鈴鹿の『能登ヶ峰』から『横谷山』と『サクラグチ』を尾根沿いに周回縦走しました。
『能登ヶ峰』の「鹿の楽園」では、予想通りフカフカの雪が積もっており、純白のに染まった笹原や木々の間のスノーハイクを満喫できました。
日付 | 2010年1月9日(土曜日) | |
天気 | 曇時々晴れ | |
場所 | 滋賀県甲賀市土山町鮎河 | |
距離 | 15.4Km | |
累積標高 | +1342m -1342m | |
時間 | 5時間50分 | |
人数 | 1名 | |
行程・標高・時刻(赤の標高はGPSと地図から算出) | ||
08:00 | 290m | うぐい川公園駐車場 出発 |
08:20 (00:20) | 440m | 能登ヶ峰登山口 |
08:55 (00:35) | 759.7m | 能登ヶ峰 |
09:55 (01:00) | 758m | P758 |
11:15 (01:20) | 873m | 横谷山 食事休憩 |
11:30 (00:15) | 873m | 横谷山 出発 |
12:20 (00:50) | 918m | サクラグチ |
13:50 (01:30) | 290m | うぐい川公園駐車場 到着 |
白々と夜が開け始めた6時半に自宅を出発し、高速道路を一路「甲賀土山I.C」へと向かい、シェルのスタンドが目印の「うぐい川公園」の駐車場には8時前に到着しました。(下写真は、下山後撮影。公園駐車場は看板奥で見えない)
公園のトイレで用を足してから、横に流れるうぐい川沿いを登山口へと向かいました。(下写真は、うぐい川沿いの道)
すぐにうぐい川から離れ林道へと入って行きます。 しばらく進むと登山口と思われる赤テープがぶら下がった所へ到着しました。(下写真、左が登山口。 反対側から撮影)
登山口には標識も何もありませんでした。 また、登山道も雪のため不鮮明で林業用と思われる道を上へと登っていきました。
しかし、所々に赤テープがあるため間違った道を進んでいるわけではないようです。 急登を登り山頂直下の尾根へ出ると明確な道となり、進んでゆくと登山口から40分ほどで『能登ヶ峰』の頂上へと到着しました。(下写真)
頂上からの展望は全くないため、すぐに「鹿の楽園」と呼ばれる笹原へと向かいます。頂上は樹木に覆われていましたが、北方面へ下って行くと視界が開けて笹原が広がる「鹿の楽園」の笹原へと出ました。(下写真)
この付近の雪は5~10cmほどしか積もっていないので、ツボ足で今回の目的であるスノーハイクを満喫しつつ、次の『横谷山』へと向かいました。
しかし突然、30m程前方を巨大な猪が凄まじいスピードで横切っていきました。 幸いこちらに向かってくる様子はなかったのですが、1m以上はありそうな巨体なので向かってきたらタダでは済みそうもありませんでした。
気を取り直して、左手には向かう『サクラグチ』の山並みが、右手には以前縦走した「仙ヶ岳」から「ベンケイ」の山並みを眺めながら進むと次第に尾根が細くなり、時には樹木を掻き分けながら進こともありました。(下写真)
基本的に登山道は消失しているため、所々にある赤テープ以外はケモノ道を行くことになります。 幸い?先の猪と思われる足跡や鹿の足跡が、行先を示すかのように先へと続いているため、迷うことはありませんでした。 それらの足跡は、ピークを迂回するような絶妙なコース取りをしているため、楽に進ことができます。(結局、鹿の楽園からサクラグチまで続いていました)
『横谷山』への登りは、急斜面な上に伐採された木々が行く手を邪魔しており、今回一番難儀した所でした。(別に登山道があるのかもしれませんが…)
尾根に出ると昔からの道と思われる溝道となり分かりやすくなりますが、高度が上がるに従って雪の量が増えて行き(10~20cm)多少歩きづらくなりました。(しかし終日、ツボ足で問題ありませんでした) そして、傾斜がゆるくなると前方に雪に覆われた『横谷山』頂上へ到着しました。(下写真)
山頂からは展望は望めませんが、ここで予定通り昼食休憩としました。 風もなく雪と氷で覆われた山頂はシーンと静まり返っており、時々落ちる雪の音だけが聞こえてきます。
じっとしていると寒いこともあり、食事後は早々に山頂を後にし『サクラグチ』へと向かいました。 山頂から少し行くと北方面の展望が開けており、山頂付近は雲に覆われていましたが『雨乞岳』や『綿向山』の山塊が目前に見えました。(下写真)
『サクラグチ』に近づくに従い、西からの冷たい風の影響か木々が一段と凍り付いていき、体感的にも冷えてきたのが分かりました。(下写真)
そして『横谷山』から1時間弱で『サクラグチ』へと到着しました。(下写真)
ここも展望が無いため早々に後にし、下山を始めました。 少し行ったところで、本日唯一となる登山者1名とすれ違いました。 その方は手に小さなソリを持ち軽量な格好で登山されていました。(野州川ダムから遊びに登られたのでしょうか?) ここから789mピークまでは、その方の足跡を辿ることになりました。(下写真は、展望からの景色)
さらに進み789mピークへと到着すると、ここからは、『能登ヶ峰』や鈴鹿南部の山が綺麗に見えていました。(下写真)
能登ヶ峰から横谷山の尾根と仙ヶ岳を望む(右の雪で覆われた付近が「鹿の楽園」)
途中で、登山口の鮎河にある鮎河小学校PTAの登山記念の標識が2箇所で立っていました。 僅か2ヶ月程前に、正式な登山道のないこの様な所を小学生が登っていたとは思いも寄りませんでした。(下写真。2009年10月24日となっている)
789mピーク以降の尾根は急な斜面となりますが、赤テープを追って雪の斜面を小走りで滑り降りて行くと僅か30分程で林道へと出会いました。(下写真)
林道を降りていくと民家手前で高圧電流の流れるケモノ避けが行く手を遮っていました。 柵の向こう側に錠があるため開けづらかったのですが、何とか開けられて一安心です。
後は車道へと出て駐車場までもどり、今回の登山も無事終了しました。
今回の反省点は、
・特にありませんでした。
山で猪を見たのは初めてだったのでビックリしましたが、今後も特に熊には気をつけないといけないと思いました。(鈴鹿ではまずありえないでしょうが…)
次回はよりグレードアップした雪山へ行こうかと考えていますが、天気次第です。
ほどよい積雪のスノーハイク、楽しいですね!
巨大猪の突然の出現、これは驚きますね。その場で固まりそうです。
by joyclimb (2010-01-11 12:43)
joyclimbさん、コメントありがとうございます。
行くまで山頂の積雪量は全くわからなかったので、今回は大すぎず少なすぎず調度良い積雪でラッキーでした。
イノシシには本当にビックリしました。 鹿の楽園でまさか猪が闊歩しているとは思いませんでした。 まさに猪突猛進ですし。(笑)
by おど (2010-01-11 17:35)
こんにちは。
猪……、恐いけど見たい気も。
人事だから言えますけどね。
by 山子路爺 (2010-01-15 14:50)