樹氷見学と三峰山脈縦走登山 [登山]
今回も予定通り三重県の『栗ノ木岳(くりのきだけ)』と『修験業山(しゅげんぎょうやま)』へ登り、そこから『三峰山(みうねやま)』へピストン縦走を行い、『修験業山』北尾根から『護摩山』を経て下山しました。
当初は土曜日に行く予定でしたが、天気が思わしくないため一日延期しました。 しかし、その甲斐あってか晴天に恵まれ遠くまで良く見渡せました。 又、『三峰山』の樹氷も見られて充実した山行となりました。
日付 | 2010年1月24日(日曜日) | |
天気 | 晴れのち快晴 | |
場所 | 三重県津市美杉町川上 | |
距離(推定) | 16.7Km | |
累積標高(推定) | +1670m -1670m | |
時間 | 7時間15分 | |
人数 | 1名 | |
行程・標高・時刻(赤の標高はGPSと地図から算出) | ||
07:50 | 380m | 川上山若宮八幡宮 駐車場 出発 |
09:15 (01:25) | 1066m | 栗ノ木岳 |
09:50 (00:35) | 1093.8m | 修験業山 |
10:40 (00:50) | 1101m | 黒岩山 |
10:55 (00:15) | 1148m | 涸谷山 |
11:25 (00:30) | 1220m | 平倉峰 |
11:45 (00:20) | 1235.4m | 三峰山 昼食休憩 |
12:20 (00:35) | 1235.4m | 三峰山 出発 |
13:10 (00:50) | 1101m | 黒岩山 |
14:00 (00:50) | 1093.8m | 修験業山 |
14:25 (00:25) | 902m | 護摩山 |
15:05 (00:40) | 380m | 川上山若宮八幡宮 駐車場 到着 |
GPS工程図(黄色が予定、赤色が実測。前半のGPSの精度が悪いため、距離・累積標高とも不明)
前日から喉の調子が怪しく薬を飲んで早めに寝たのですが、朝起きてもどうも喉ガゼの様で、本調子でありませんでした。 めまいや頭痛などは無かったため、予定通り伊勢自動車道を「久居I.C」へと向かいました。
久居で降りて国道165号→県道15号へと走り、早朝と言う事もあり45分ほどで登山口のある「川上山若宮八幡神社」へと到着しました。(ここまで道には全く雪はなくノーマルタイヤで問題ありませんでした)
駐車場の位置が良く分からなかったため、手前の広い空き地へ止めましたが、丁度そこが下山予定付近のためそのまま出発します。
道を行き止まりまで進むと神社の駐車場があり、そこのトイレで用を足して神社の奥へと入っていきます。 しかし、登山道らしきものもありませんし、河の形状から行き過ぎているのが分かり駐車場のトイレまで引き返しました。
トイレの裏手を見ると、土手から川に降りる道がありました。(下写真) 川に降り対岸にある登山道へと入ると、ようやく登山の開始となりました。(下写真の左対岸が登山道)
ここから「若宮峠」までの登山道はこの川を遡ることになりますが、幸いはじめの方に2・3回渡り返すだけで後は左岸を進んで行くことになります。
水音が無くなり涸れ沢となると高巻き道となりました。 途中から道が不明瞭となりどうするか悩みましたが、元の涸れ沢も急登となっていて落石が怖いため、そのまま尾根沿いに峠まで登ることにしました。
尾根は急登となりますが我慢して登っていきます。 途中何箇所か赤テープがありましたが、ここが登山道とは思えません。何とか上部へ到着すると峠と『栗ノ木岳』中間のピークでした。 ここからは『局ヶ岳』が目前に見えます。(下写真)
そこから直ぐの『栗ノ木岳』頂上へ到着すると展望が開けていました。(下写真)
また、頂上から南東方面を見ると山々の間から、朝日に照らされた海が光り輝いて見えました。(下写真)
ここからは峰を縦走するので比較的楽になりますが、予想通りピークが沢山あり特に向かう『修験業山』への急登には苦労しました。 『修験業山』手前の分岐では、本日始めてとなる単独の登山者と合いました。 その方も神社から分岐へと登られ、これから『栗ノ木岳』へと周回するようなので、向こう側の様子を伝えて先へと進みました。
『修験業山』頂上の手前のピークには「高宮」と呼ばれる「川上山若宮八幡神社」の鳥居があり、石が祀られていました。(下写真)
ここからの展望も良いため小休止してから出発します。 10分ほど進むと『修験業山』頂上へと到着しました。(下写真)
ここからは予定通り『三峰山』縦走の開始となります。幸いここまでは予定より早く進んでいるので気は楽ですが、カゼのため普段より休憩を多めに取って進むことにします。(ここまでの急登でも嫌な汗を一杯かいていますが・・・)
『修験業山』から急傾斜を下っていくと、驚いたことに男性2名・女性1名のパーティとすれ違いました。(足跡から黒岩山との間にある「川俣越歩道」からの登山者だと思われます)
鞍部(川俣峠)へと下りきるとそこから先は快適な尾根道が続いていました。(下写真)
ここまでは雪はチラホラと残っているだけで、登山道には霜が残っているぐらいでしたが、『黒岩山』へと登るにつれて日陰に雪が目立つようになってきました。(下写真は『黒岩山』山頂)
『黒岩山』の西側には南斜面が開けた所があり、雪を被った台高山脈の山々が良く見えました。(下写真)
しばらくポカポカ陽気の快適な尾根を進むと展望の無い『涸谷山』頂上へ到着しました。(下写真)
『涸谷山』を通過すると木々が白っぽくなっていくのが分かりました。 よく表面をみると半透明の氷で覆われていました。(下写真)
標高が上がると次第に樹氷が多くなって目を楽しませてくれます。(下写真)
『三峰山』手前の『平倉峰』からは北側の展望が開け「曽爾(そに)」方面が良く見えました。(下写真)
ここからは次第に雪が増えてきて、山頂付近では10~20cmほど積もっていましたが、良くしまっており登山靴だけで問題ありませんでした。(アイゼンも緩やかな尾根道なので不要です)
そして予定より早く昼前に『三峰山』頂上へと到着しました。(下写真)
山頂の景色が良く見える場所で昼食休憩とします。
到着時は10名程度だった山頂も、奈良県側の青少年旅行村からバスで来たと思われる団体が到着したようで、いつの間にか30名程に増えて騒がしくなってきました。(小さな子供もいました・・・)
食事後は、体調も問題ないため予定通り『修験業山』まで戻ることにします。 順調に来た道を戻っていきますが、やはり『修験業山』への急登では苦労しました。
『修験業山』山頂からは北斜面に向かいますが、赤テープで印がありますし、結構利用されているようで踏み跡もしっかりしており迷うことはありませんでした。
頂上直下の急傾斜を下って行くと次第に傾斜は緩み、しばらくすると『護摩山』へと到着しました。 山頂には、標識などの目印はなくヒッソリとしたピークとなっていました。(下写真)
『護摩山』から少し北へ下ったところでは東斜面が伐採されており、そこから『栗ノ木岳』や『局ヶ岳』が良く見えました。(下写真)
ここから先も尾根を忠実に下っていきますが、赤テープが20mほどの間隔で付けられていたため、迷うことはありませんでした。(2箇所ほど尾根の分岐で分かりづらい場所があります)
そして、最後の尾根から赤テープは東の神社へと誘導していますが、無視してそのまま直進して激急傾斜の尾根下まで進みました。
そして『修験業山』から1時間強で、予定通り駐車地前の車道へと出ました。 汗を沢山かいているため、以前も寄った事のある御杖の道の駅にある「姫石の湯」で汗を流してから、帰宅の途に着きました。
今回の反省点は、
・カゼと分かりながら登山を決行したことでしょうか?
幸いカゼが悪化などはしませんでしたが、今現在もまだ直っていないので大事をとった方が良いと思いました。
次回は天気次第ですが、一度 静岡方面へ行こうかと考えています。(天気が良ければ岐阜方面もあり)
三峰山までの縦走がんばりましたね。
天気が良く、青空に樹氷が映えますね。
でも疲れたんじゃないでしょうか?
by tina (2010-01-26 20:28)
素晴らしい晴天ですね。展望もよく、登山日和ですね!
三峰山付近の樹氷、とてもきれいです!
by joyclimb (2010-01-26 20:57)
tinaさん、 joyclimbさん、コメントありがとうございます。
樹氷は、あまり期待していませんでしたが、有名なだけあって北斜面を中心に綺麗でした。
縦走ですが雪がほとんど無かった事もあり、距離的には疲れませんでしたが、風邪でだるくなっていました。(笑)
ちなみに、風邪はほとんど治りましたが、花粉症が出始めたみたいですね。
by おど (2010-01-26 23:22)
2年ぶりで 三峰山の 樹氷楽しませていただきました。
倶留尊山にも登ってみたいと思っています。
by 風の子 (2010-01-28 12:09)
風の子さん、はじめまして。
樹氷綺麗でした。 倶留尊山は、まだ登っていないので新緑の季節に登ってみたいですね。
by おど (2010-01-29 07:39)