三重県の『経ヶ峰』と『錫杖ヶ岳』周回登山 [登山]
今回も予定通り三重県津市の『経ヶ峰』と『錫杖ヶ岳』へ周回コースを取って登ってきました。
最近、歩く距離が短めだったので体力強化のために長めの山行計画としましたが、もともと低山ということもあって予定よりも早く下山してしまいました。 しかし、どの山も素晴らしい展望が開けており充実した山行となりました。
日付 | 2010年2月13日(土曜日) | |
天気 | 晴れ時々曇 | |
場所 | 三重県津市芸濃町河内 | |
距離 | 22.2Km (内 林道8.2Km) | |
累積標高(推定) | +2460m -2460m | |
時間 | 6時間40分 | |
人数 | 1名 | |
行程・標高・時刻(赤の標高は地図から算出) | ||
07:20 | 180m | 錫杖湖 笹子川 駐車地 出発 |
08:15 (00:55) | 574m | 稲子山 |
09:15 (01:00) | 819m | 経ヶ峰 |
10:00 (00:45) | 788.8m | 嘉嶺(かれい) |
10:20 (00:20) | 767m | 北笠岳 昼食休憩 |
10:45 (00:25) | 767m | 北笠岳 出発 |
11:55 (01:10) | 195m | 北畑登山口 |
12:20 (00:25) | 390m | 柚之木(ゆのき)峠 |
12:55 (00:35) | 676m | 錫杖ヶ岳(しゃくじょうがだけ) |
13:40 (00:45) | 177m | 下之垣内(しものかいと)東登山口 |
14:00 (00:20) | 180m | 錫杖湖 笹子川 駐車地 到着 |
GPS行程図(黄色が予定、赤色が実績 稲子山の前後及び、錫杖ヶ岳周辺で誤差大)
午後から天気が悪くなる予報となっていたため、予定より早く出発して伊勢道の「芸濃I.C」で降り錫杖湖へと向かいました。 トンネルを2箇所通った次の橋手前の分岐を経が峰登山道へと入っていきます。(下写真)
予定していた駐車地へ停車し出発したのが7時20分でした。 車道を上っていくと通常の経が峰登山道との分岐(普通はここが駐車地)に到着しました。 今回は『稲子山』経由で登るため、左の舗装路を進んで行きます。(下写真)
しばらくは舗装された道を奥へ進むと、次第に道が荒れてきて最後は土砂崩れで道が無くなっていました。 その手前の左手にテープがありそこから尾根に取り付きます。(下写真)
尾根に乗ると良く踏まれた歩きやすい道となっていました。(下写真)
樹林に覆われ展望が全く無い尾根道をひたすら登っていくと、30分ほどで山名プレートと三角点のある『稲子山』の頂上へと到着しました。 頂上からは東の展望が開けており、四日市と遠くに養老山地が見えました。(下写真)
『稲子山』からは『経が峰』へと向かいますが、『稲子山』からすぐの鞍部周辺の道が分かりづらくなっていました。(尾根に沿って登って行けば問題ありません)
いくつかのピークを過ぎて行くと突然視界が開けて、後から向かう予定の『嘉嶺(かれい)』と『北笠岳』それから『錫杖ヶ岳』が見えました。(下写真)
経ヶ峰北の分岐付近から錫杖湖方面を望む(鹿よけネットの横は通常の登山道)
ここで何も考えずに真っ直ぐ西方向へ進んでしまいました。 しかし、次第に『経が峰』から遠ざかっているため地図で位置を確認すると、先程の開けた西側のピーク付近から南へ向かわないといけませんでした。(10分程ロスしました)
道を戻り、南の薄暗い樹林の間を通る登山道を進みました。 登山道には、前夜冷え込んだのか霜柱が立っていて、その上をサクサクと音を立てながら進んで行くと、前方が開けて休憩小屋が見えてきました。(下写真)
小屋の中は帰りに見て行きましたが、囲炉裏や道具が揃っており、立派で綺麗な作りの小屋でした。 また、小学生の登山記念や小屋再建のあらましなどが壁いっぱいに張ってありました。
小屋を過ぎて、木の階段を登っていくと10分ほどで『経ヶ峰』の山頂へと到着しました。(下写真)
山頂からは360度遮るものが無い展望が広がっていました。 また、朝方は透明度が高かったのか東方向に『恵那山』と思われる山のシルエットが見えました。
しばらく展望を楽しんでいましたが、強い風が吹いて体が冷えてきたため、次の目的地へ行こうかと思っていた時、本日初めて見かけた登山者が登ってこられました。
挨拶を交わして山頂を後にすると、小屋へと向かいました。 小屋でトイレ(綺麗でした)に立ち寄ってから分岐まで戻り、先程行き過ぎて通った尾根を進んで行きます。
『嘉嶺』への尾根道はテープが所々にあり、踏み跡もしっかりしているため迷うことはありませんでした。 最後の『嘉嶺』への登りでは、足場が悪い急登となっているのでロープなどがありましたが、危険箇所などはありませんでした。
そして、『経ヶ峰』から40分ほどで『嘉嶺(嘉嶺ノ頭)』へと到着しました。(下写真)
次の目的地となる『北笠岳』へと向かうため北へと進むと、右奥に見える『北笠岳』とは違う尾根へと進むので地図で確認すると、山頂からは東の尾根を降りるようです。(北側は嘉嶺川への下山路でした) 引き返して東方向に下ってき『北笠岳』へと向かうと20分ほどで山頂へ到着しました。(ここへの急登も足場悪し)(下写真)
この頃から風が弱まりはじめたので、山頂の陽が射す所で景色を眺めながら少し早めの昼食休憩を取りました。
休憩後は、嘉嶺川へと下る登山道を進んで行きますが、ここも東方面に迂回する道となっていました。 東の尾根に乗り、次第に高度を下げて行きますが、笹子川方面との分岐を過ぎた辺りから道が荒れて怪しくなってきました。
途中、予定していた分岐を過ぎて進んでしまいましたが、テープが北方面の尾根沿いにあるためそのまま進んで行きました。 すると次第に傾斜がきつくなり、急な岩場なども出てくるようになりましたが、最近人の手が入ったと思われる伐採跡などもあったため、そのまま進みましたが、最終的には崩れ易い急な斜面を降りて林道に出ることになりました。(このコースはお薦めではありません。手前の分岐で降りて下さい。)(下写真)。
無事に林道へ出てひと安心です。 ここからは林道を嘉嶺川沿いに下っていき、南之垣内(みなみのかいと)・落合・北畑の集落をトボトボと歩いて北畑登山口まで行きました。
北畑登山口は何か標識でもあるかと思っていましたが、それらしい物はなく電力会社の標識があるだけでした。(下写真)
川に掛かった丸太の橋(写真右奥)を渡ると暗い樹林の間を進む道がありました。 はじめの内は良く踏まれた道となっていましたが、しだいに荒れてきて倒木とかが目立つようになってきました。(下写真)
途中からは、テープを見失いそのまま尾根を突き進んで行ってしまい尾根上部の急斜面を登っていくことになりました。(下写真)
本来の登山道は、この尾根の西(左)側を通っているようです。(この辺りのGPSは谷間で精度悪いです) 尾根の上部へと登りつめると、尾根を通っている登山道に合流しました。(※素直に登山道を行った方が楽で安全です)
ここからの尾根道はガイドブックに「やせ尾根注意」と書いてある通りの場所でしたが、それほど危険な感じはしませんでした。(下写真)
この山は人気があるらしく、尾根に乗ってからは5人ほどの登山者とすれ違いました。 途中なだらかな尾根にベンチが置いてある場所を過ぎると、しだいに傾斜が急になり鎖場やロープ場が出てきました。(下写真)
ザレた岩で滑りやすいため三点支持で登っていくと、登山口から一時間で『錫杖ヶ岳』頂上へと到着しました。 しかし、頂上におられる唯一の登山者がラジオを大音量で聞いていて興ざめです。
その方が降りて行くのを待って、誰もいなくなった山頂からの絶景を満喫しました。(下写真)
思いのほかここまで早く来てしまったため、頂上からの展望をじっくりと楽しんでから下山を開始します。(といっても陽が陰って寒いため10分程ですが・・・)
元来た道を一旦戻り南の休憩所へと下っていきます。(下写真)
休憩所から東の登山道を進みAコースと呼ばれている「下之垣内東登山道」の分岐から尾根沿いを降りて行きました。その途中でも7名ほどの登山者とすれ違い改めて人気の高さを感じました。
頂上から30分ほどで林道へと出会うと、あとは駐車地まで林道と車道を歩いて行くだけです。(下写真)
戻る途中に折角なので錫杖湖を眺めながら帰りました。(下写真)
こうして今回も無事に山行を終える事ができました。
今回の反省点は、
・地図を事前に確認しないまま突き進むことが多かったので、次のポイントまでの行程を確認してから動かないといけないと思いました。(ポイントの設定も悪かったと思います)
次回は、雪の具合次第ですが、岐阜の山へ行こうかと考えています。
天気に恵まれて穏やかな山並みが綺麗ですね。
去年この時期に経ヶ峰に上ったときには雪があったのですが
まったく雪がないですね。
今日 山梨県の高川山に登ってきました。
富士山を見に行ったのですが、曇り空で残念でしたが
昨夜に降った雪が積もっていて、真っ白な山並みが綺麗でした。
ブログをUPしますのでまた訪問してください。
久しぶりの山登りに疲れております。
by tina (2010-02-14 15:53)
tinaさん、コメントありがとうございます。
この時期の山梨は結構雪があるのではないでしょうか?
ブログを拝見させてもらいます。
by おど (2010-02-14 17:07)
稲子山、経ヶ峰、錫杖ヶ岳ともは展望がとてもいいですね!
休憩小屋の内部、とても整理整頓されています。
地元の方が維持活動されている様子が伝わってきます。
by joyclimb (2010-02-14 21:39)
joyclimbさん、コメントありがとうございます。
どの山も低山の割に展望がよくて気持ちよかったです。
どこでも同じですが、小屋や登山道などを整備されている方には頭が下がりますね。
by おど (2010-02-15 12:51)