[登山] 小津三山のひとつ雷倉登山 [登山]
今回は、『屏風山』への予定を急遽変更して、小津三山に数えられる『雷倉(らいくら/かみなりくら)』へ登ってきました。 三山中では『花房山』と『小津権現山』は既に登っていたので、『雷倉』は最後の一座となります。 本当は残雪期に行こうと思っていてタイミングがなく行けなかったため、今回対象となった次第です。
この山は正式な登山道はないのですが、人は結構入っているため一部藪がありましたがたいしたことは無く、頂上付近からは周りの山々が望め、登る予定だった『屏風山』も見られて、満足出来る登山となりました。
日付 | 2010年6月5(土) | |
場所 | 岐阜県揖斐郡揖斐川町小津 | |
天気 | 晴れ | |
距離 | 10.5Km | |
累積標高 | +1225m -1225m | |
時間 | 5時間25分 (内休憩 2時間) | |
人数 | 1名 | |
行程・標高・時刻(赤字はGPSから) | ||
08:30 | 228m | 八谷 駐車地 出発 |
08:40 (00:10) | 245m | 登山口 |
09:15 (00:35) | 547m | 547m |
09:55 (00:40) | 870m | 林道出合(954Mピーク手前) |
10:35 (00:40) | 1168.6m | 雷倉 頂上 昼食休憩 |
12:35 (02:00) | 1168.6m | 雷倉 頂上 出発 |
13:05 (00:30) | 870m | 林道出合(954Mピーク手前) |
13:25 (00:25) | 547m | 547m |
13:50 (00:25) | 245m | 登山口 |
13:55 (00:05) | 228m | 八谷 駐車地 到着 |
予定通りに『屏風山』へ向かうべく国道157号線を北上し、淡墨桜で有名な根尾(ねお)を奥へと進んで行きました。 能郷を通り黒津から越波(おっぱ)へと向かう林道へ入りますが、その入口に「通行止め」の看板が・・・。 ”嘘だろ”と思いつつ先へ進むとゲートが閉まっており、崖崩れで工事中とのこと。 日付を見ると22年5月31日までの予定・・・。 「先月だろ」とツッコミを入れつつ、こんなこともあろうかと代案を決めていたので、そちらに向かいました。(迂回すれば行けたかも知れませんが、遠回り&事前調査不足なので諦めました)
国道を少し戻って能郷から徳山方面へと向かう道へ入っていきます。 しばらく進むと、八谷の集落へと向かう道が左へ分けているのでそちらに下っていくと、橋の手前に駐車できるスペースがありました。 しかし、既に一台駐車しており脇へギリギリまで寄せてなるべく邪魔にならないよう駐車しておきます。(下写真)
早速準備をして登山道へ向かいますが、周りに人が多くどうも登山者のようです。 まさか、こんな山に団体で登られるとは思ってもいなかったので、何事かと思ってしまいました。
橋を渡りそのまままっすぐの坂道を登っていくと、事前に調べた通り民家の右脇に登山口がありました。(下写真)
登山口を過ぎると、しばらくは川沿いの用水路上を奥へと入っていきます。 ここで先の団体が前方に居たため、先に通らさせて頂きました。(下写真)
しばらく進むと、前方から大きな水音が聞こえてきて堰堤が見えてきました。(下写真)
この堰堤手前の右に分かりづらいのですが、川下へと続く道が付いているのでそちらを下って行きます。(堰堤を無理やり超えても行けますが、こちらがお薦めです) 下へ降りると錆びて今にも崩れそうな鉄の橋が掛かっているので、恐る恐る通りました。(下写真)
ここからが本格的な登山道の開始です。 しばらくは尾根筋に向かうトラバース道となっていたので、それに従い進みます。 しかし、尾根を通り越して川原へと出てしまいました。 そういえば事前に調べた時に、この辺りは迷い易いと書いて合ったのを思い出して、来た道を戻ります。 すると、T字路になっている尾根筋の道があったので、そちらへと入っていきました。(川原へ下る道は直ぐに気がつくので、事前に気を付ければ降りる手前で分かると思います)
尾根に乗ってしまえば、尾根筋にひたすら登れば良いので大きく迷うことはありません。 途中で、団体さんを再度追い越して先へと進みました。 尾根の途中は、下から「雑木林の急登」「傾斜が緩くなった林」「杉の植林」「岩場の急登(ここは注意が必要で、登るときは右側を進むと良い)」 と変化に富んだ所でした。(下写真)
途中で、単独の登山者が休んでいたので挨拶をして先へと進みます。 登山道から1時間半ほど登ると、傾斜が緩みだして軽い藪を進むところへと来ました。 藪を掻き分けて行くと林道へと出会いますが、とても林道とは言えない状態で、林道跡といった方が良い状態でした。(下写真)
ウツギの綺麗な花が咲き誇る中を進むと、林道跡から尾根に再度乗る登り口が見えてきました。(下写真)
少しガレ場となっていますが、注意して登り口を進むとここからも藪を進むことになりました。(下写真)
尾根を稜線まで登っていきますが、藪笹や木の枝が邪魔しており腕がカスリ傷で一杯になってしまいましたが、いつものことなので諦めて進んで行きました。
30分ぐらい登り続けると、傾斜が緩くなり稜線沿いに到着しました。 稜線には、北の尾根(右)へと向かう道も鮮明にあり、帰りに気をつけないと進みそうだなと思いつつ、ここは南の頂上方面(左)へと向かいます。(下写真)
稜線の緩やかな道を10分ほど進むと、あっけなく頂上へと到着しました。(下写真)
頂上からは樹林が邪魔しており展望はあまりよくありません。 さらに南へ進むと、南側の展望が開けた場所がありました。 霞で最高の展望とは行きませんが、満足出来る展望が見られました。(下写真)
タンポ方面(南) ここで、展望を眺めながら食事休憩としました。 食事を取っていると、先程の単独登山者が登ってこられ、南の展望の良いところで休憩をしていました。 食事後にそちらの方とお話をしていると、自分の隣町に住まわれているとのことで偶然とはいえ驚きました。
今回は時間はたっぷりとあるので、この方とこれが本当の四方山話をしていて、気がつけば二時間経っていました。(その間に、団体さんは登って来られて、休憩後下山されています・・・ 苦笑)
十分に休憩したところで、下山を開始します。 下山路は事前の調査不足もあり、来た道を戻ることにしました。 稜線を北へと戻りますが、どうも見慣れない景色の場所へ着ているなと思い、現在位置を調べると、登るときに気をつけないといけないと思っていたT字路を案の定過ぎて、尾根を北に100mほど来てしまっていました。 元のコースへ戻ると、単独の方も同じように間違えてこちらへ来られていたので、一緒に本来の下山路へと向かいました。
尾根筋に出ると、後は足跡と目印のリボンを追っていけば間違いありません。 林道出合に到着すると、登るときには気がつかなかった『能郷白山』の展望地となっていたので、写真撮影をして先へと進みました。(下写真)
この先は、岩場と下の方の樹林帯で登山道に積もった枯葉に気をつけていけば、問題ありませんでした。(基本的にスリップに気を付ければ危険箇所は皆無です)
そして、頂上から1時間半ほどで登山口へと到着して、今回の短い登山も無事に終わりました。
今回の反省点は、
・迷い易いコースとはいえ、二回も間違えてしまったので、もう少し慎重に道を見極める必要があると感じました。
次回は、週末に梅雨に入りそうなので強い雨の場合は中止とし、40%程度の降水確率なら近場のしっかりした登山道の山へ行く予定です。(どこへ行くかは未定)
この時期、林道の通行止めに備えた代案は必要ですね!
代案が有ると無いでは、気分が全然違いますね。
タニウツギ、青空と新緑、とてもきれいです!
この時期、霞が少なく展望が良いと嬉しくなりますね。
by joyclimb (2010-06-06 02:05)
joyclimbさん、コメントありがとうございます。
林道の通行止めは、迂回路の存在も含めて事前の調査が必要ですね。 今回の道は通行止めが常態化している所なので、初めから反対方向(上大須ダム方面)からのコースを行けばよかったのかも知れません。
今回の通った所には、あちこちで花が咲いていましたが、今まで載せたことのある花が多かったため割愛しましたが、良いところでしたよ。
by おど (2010-06-06 09:02)
揖斐のほうにそのような山があるとは知りませんでした。
林道の通行規制は事前に調べておき、最悪規制がある前提で考えておかなければならないでしょう。
昨日は、私も出かけましたが、NGです。
by Jetstream777 (2010-06-06 11:41)
Jetstream777さん、コメントありがとうございます。
林道は帰ってきてからも調べましたが、よく分かりませんね。 電話で問い合せるしか無いようです。
今回のように(時間的に)遠くへ行く場合は、近隣の代案をいくつか用意した方が良いでしょうね。(最悪、能郷白山に登る予定でした)
by おど (2010-06-06 12:30)
代案を用意していくとはさすがですね。でもこの山もヤブあり、岩場ありで変化に飛んでいて面白そうです。ヤブを越して登山道を見つけたときはほっとしますね。そこが展望がよければなおさらです。
by tochimochi (2010-06-06 13:58)
代案を持たない私としましては、強引に突入、あえなく敗退というパターンでしたでしょう。
う~む!代案ですネ。
by 山子路爺 (2010-06-06 14:12)
tochimochiさん、コメントありがとうございます。
代案などと言うと『雷倉』に怒られそうですね。(笑) しっかりとした良い山なので、再度残雪期に『権現山』→『花房山』→『雷倉』の縦走をしてみたいと思います。
山子路爺さん、コメントありがとうございます。
今回予定していた『屏風山』は、地図を見れば分かりますが、山の又山奥といった所なので、タマタマ予備計画を準備しておきました。 これが普通の山なら、途方にくれて右往左往したと思います。
by おど (2010-06-06 15:25)
山並みのある数々の写真綺麗ですね
予定変更だったんですね、
崖崩れなどで予定変更すると充分な時間がなくなるので
テンション下がらないですか?
by g_g (2010-06-06 19:48)
私も何度も通行止めには痛い目にあいました。
「通行止め」って看板があっても、「まさか~、通れるだろ~」って
必ず突っ込んでしまいますよね。
しかし、バックアッププランをお持ちとはさすがです。
ちゃんと充実した登山だったようでお見事です。
by KOMKOM (2010-06-06 20:13)
g_gさん、コメントありがとうございます。
予定変更でテンションは当然下がりますが、この日は天気が良かったので登っているとそんな事も忘れましたよ。
予定変更による時間ロスはほとんどないので、他の登山者とほぼ同じ時間からの開始になりました。(最後に登り始めて真っ先に下山していましたが・・・)
by おど (2010-06-06 20:23)
KOMKOMさん、コメントありがとうございます。
通行止めは初めての経験ですよ。 何時もは入念に調査してから行きますが、今回は情報不足でしたね。
と、いうよりも何時もは通行解除の情報を元に出かけているので、通行止めの危険が少ないと思います。(今回も、当初は『白山』に平瀬道が開通するとの情報でいく予定でしたが、同行者の都合が悪く延期にしました)
by おど (2010-06-06 21:03)
今の時期は新緑で山も清々しいでしょうね。
行きたくなります。あと30年若ければね。笑
by 旅爺さん (2010-06-07 07:42)
旅爺さん、コメントありがとうございます。
久しぶりに新緑の奥美濃の山を堪能しました。 この日は団体さんが来ていたので静かではありませんが、通常は静かで落ち着いた登山が出来るのが、良いですよ。
by おど (2010-06-07 12:14)
久しく登山なんてしてないので
写真を見ていると登りたくなってきました(^^)
by 今造ROWINGTEAM (2010-06-08 13:18)
今造ROWINGTEAMさん、コメントありがとうございます。
登りたくなったら、登れば良いと思います。(笑) 近場の低山でも登ると、気持ちイイですよ。
by おど (2010-06-08 19:15)
満足のいく
登山ですね^^よかったです
堪能できる登山をしたいです^^
by ひろたん (2010-06-09 22:40)
ひろたんさん、コメントありがとうございます。
そうですね。 毎回素晴らしい山の景色や風景を見られるので、満足出来ないことなんかありません。どの山も思い出深いですから。
by おど (2010-06-09 22:56)
こんばんは!早速のご訪問とnice!ありがとうございます。
僅か10日間の休みでしたが、随分長く感じました。
新しいPCでまだ慣れていませんがよろしくお願いします。
by シラネアオイ (2010-06-10 20:02)