[登山] 北アルプス中部周回縦走(一日目) [登山]
今回は、北アルプス中部周回縦走 初日の新穂高温泉から双六小屋までの山行を載せます。 当日は朝方から雲が多く、明確な雨とはなりませんでしたが、霧雨状のガスが漂い展望は余りありませんでした。
行程表を見る場合は右のリンクをクリックして下さい。→ 一日目の行程表
GPS行程図(黄色は予定、赤色は実績、その他の色は別の日) ※笠新道付近で誤差大
何時ものように、新穂高温泉の無料駐車場へと平湯温泉経由で向かいました。 予定より早く4時半頃に到着すると、金曜日ということもあり駐車場は半分以上空きがあります。 車をなるべく奥へ止めると早速準備をして出発しました。 無料駐車場のすぐ横に流れる蒲田川は、前日の雨で増水して轟音を上げて流れています。 笠ヶ岳へ登る予定のクリヤ谷沿いでは、途中沢を渡る箇所があるので、安全を見て沢のない笠新道から登ることにしました。(下写真)
新穂高温泉のバスターミナルに到着すると、この前の槍ヶ岳日帰り登山の時とは反対側の左俣谷方面へと向かいます。 橋を渡り林道を登って行くと車止めのゲートがありました。(下写真)
このゲートにも自転車通行止めの看板があり、この付近は全面的に自転車通行は禁止としたようです。(帰路に路上駐車の車の上に自転車が乗ったものがありました・・・) ゲートを越えて緩やかな登りを奥へと歩いていきます。
深夜まで雨が降っていたこともあり、湿気を含んだ曇り空となっていますが、幸い雨に降られずにスタートすることが出来ました。 このコースは予定していたクリヤ谷のコースより比較的短時間で登れるため、全体的にゆっくりペースで歩いたこともあり、コースタイム通り一時間で笠新道登山口へ到着しました。(下写真)
登山口にある水場で喉を潤ませると急登を登って行きました。 途中、早出の登山者を二名ほど抜いていき順調に標高を上げていきます。(下写真)
滑りやすい岩場や、登山道の周りに咲く花に注意しながら登って行くと、3時間弱で笠ヶ岳方面の展望が開けた「杓子平(しゃくしだいら)」へ到着しました。(下写真)
ここからは、お花畑となっているカールに時折雲の間から陽が射す中を、笠ヶ岳との稜線にある「抜戸岳」へと登っていきました。(下写真)
杓子平のお花畑(チングルマ・シナノキンバイ・ハクサンイチゲなど)
お花見をしながらゆっくりと登って行くと雪渓が現れてきますが、登山道はその合間を縫う様にあるため、アイゼンなどは必要ありませんでした。 そして登り始めてから5時間ちょっとで「抜戸岳」との分岐に到着しました。
ここからは、何回か通過したことはあっても一度も頂部へ登ったことのない「抜戸岳」へ向かうことにしました。 といっても、分岐から100mほどしか離れていません。 が、しかし途中は稜線が細くなりハイマツなども邪魔をして中々面白い道でした。(下写真)
山頂付近からは、登山道に直接下る道もあるようでしたが、ガスで見にくいため安全を期して来た道を分岐まで戻りました。 ここから天気が回復したら「笠ヶ岳」へ登ろうかと思っていましたが、濃い雲で覆われているため諦めて「大ノマ岳」方面へと向かいます。 途中の秩父平付近ではまたまたお花畑が広がり、展望が見られない分楽しませてくれました。(下写真)
この辺りの道は比較的良いのですが、全体的に東斜面が切れているのでスリップや転倒などに注意しながら進んで行きます。 (下写真)
「大ノマ岳」 に到着しますが、ここも雲の中で何も見えないため登山道を少し下った岩場で昼食休憩としました。(ここの辺りの写真はガスのためありません・・・) 小休憩の後に「弓折岳(ゆみおりだけ)」へと向かいます。 30分で「弓折岳」へ到着しましたが、ここも雲の中でした・・・。(下写真)
山頂から少し下ると、ここまでとは打って変わって多くの登山者で賑わう弓折岳と鏡平そして双六小屋との分岐に到着しました。(下写真)
そのまま稜線沿いに直進し双六小屋へと向かいました。 次第に高度を下げていくと、雲の下に出て正面に双六小屋の赤い屋根とキャンプ場が見えてきました。(下写真)
ハイマツの狭い道を降りていくとあっけなく双六小屋に到着しました。(下写真)
小屋に13時過ぎに付いてしまいましたが、取り敢えず宿泊の手続きを済ませて食事までゆっくりと過ごしました。 天気がよければ、翌日の行程を楽にするため「双六岳」へ登る予定はありましたが、この日の天気では登っても無駄でしょう。
こうしてこの日は予定を一部変更しましたが、それ以外は何事も無く順調に終わりました。
この日の反省点は、
・特にありませんでした。
こんにちは!見るからに涼しさをありがとうございます。
山の景色には癒されます!
nice!&ご訪問ありがとうございます。
by シラネアオイ (2010-08-05 17:18)
小屋に13時に到着
正解ですよね
おそくなると
雷がなったり不安が増強です
またお花畑がとても素敵です!
by ひろたん (2010-08-05 21:38)
ガスに巻かれると展望が利かない代わりに、涼しくて体力的には楽になりますね。ハクサンイチゲのお花畑が見事です。
by tochimochi (2010-08-05 23:14)
こんばんは。
笠新道、杓子平までヒーコラしたのを思い出しながら読みました。
双六小屋はログハウス調ですネ。
中はどうでしたか?
by 山子路爺 (2010-08-05 23:39)
秩父平のお花畑、実際にこの目で見たい物です
展望はガスのため今ひとつとはいえ、涼しさを感じました。
by g_g (2010-08-06 06:25)
シラネアオイさん、コメントありがとうございます。
笠神道の樹林では蒸し暑かったですよ。 杓子平まで登ると別世界ですが・・・。
ひろたんさん、コメントありがとうございます。
小屋への早着は当たり前なのでしょうが、結構年配の方で夕方近くに登っているのを見かけますねぇ。 低山ならまだしも、2000mを超えるような山ではエスケープルートが少ないですし危ないですよね。
tochimochiさん、コメントありがとうございます。
頭の3日間は、日が照りつけていなかったので水の消費が半分ほどで済みましたね。 その代わり展望が拝めないので、どちらが良いとも言えませんが・・・。 今回通ったコースは、特に花が多いところでしたよ。(写真たくさん取ってありますが、種類調べるのが面倒で・・・)
by おど (2010-08-06 12:33)
山子路爺さん、コメントありがとうございます。
笠新道は以前は下りで利用したので、今回の登りはどうかなと思ったのですが、やはり杓子平までは長かったですね。(ゆっくり登ったのでそれほど疲れませんでしたが)
双六小屋は二回目の宿泊でしたが、以前泊まったところと同室(二段ベッドになったところです)でした。(笑) この小屋はサービス・雰囲気とも良いし今まで行った小屋の中では、一番よいかなと思いますよ。
g_gさん、コメントありがとうございます。
秩父平に行かれるのなら十分日帰りできますよ。(笑) 朝早く新穂高温泉を出発して小池新道を登れば、昼には付くのではないでしょうか? 途中、笠ヶ岳や槍ヶ岳・穂高連峰などの眺めが最高でおすすめですよ。
by おど (2010-08-06 12:43)
展望は良くなかったようですが、花畑が綺麗ですね~!^^
by tsuka (2010-08-06 14:10)
展望が良くない日でも、花の多いコースは歩きがいがありますね。
山小屋が混雑する時期は、山小屋に早く到着するのに限りますね。
by joyclimb (2010-08-06 22:47)
tsukaさん、コメントありがとうございます。
この日は、残念ながらほとんど展望はありませんでした。 その分、近くに目が行くので花を堪能しましたね。
by おど (2010-08-06 22:47)
joyclimbさん、コメントありがとうございます。
今回は本当に多くの花が見られて、最後の方には飽きたくらいです。(笑) 山小屋ですが、行く前日に全戸やへ連絡を取って予約してから行きましたが、結局小屋が込むと予約しようが早く着こうが扱いは替りませんけどね。(しかし、小屋の人に込み具合などの確認ができるので、事前連絡はいれたほうが良いと思いますよ)
by おど (2010-08-06 22:52)
2006/8/6~ 新穂高~笠ケ岳~双六~そこで台風情報で奥に入れず下山しましたが、先まで行っておけば良かった、と今でも思っています。懐かしい思い出です。
by SammyTajima (2010-08-07 08:29)
SammyTajimaさん、コメントありがとうございます。
台風ですか。 状況が読めないので、さすがに下山しかないでしょうね。 双六以降であれば、飛騨トンネル経由や折立経由で続きの登山が行なえますよね。
by おど (2010-08-07 12:26)