[登山] 奥美濃 雪の能郷白山登山 [登山]
今回も予定通り、奥美濃の能郷白山に行ってきました。 冬季の練習にと思い実施しましたが、期待通りの雪となっていました。 残念ながら山頂付近では、ガスで展望が得られませんでした。 しかし、雪山での問題点や装備の確認などもできて、これからの雪山への準備を整えることが出来た登山となりました。
日付 | 2010年12月12日(日) | |
天気 | 晴れ時々曇り、山頂はガスと雪 | |
場所 | 岐阜県本巣市根尾能郷 | |
距離 | 16.0Km (林道7Km) | |
累積標高 | +1550m -1550m | |
時間 | 6時間30分 | |
人数 | 1名 | |
撮影枚数 | 256枚+0枚(NEX-5) | |
登山難度 (A:安易~E:高度) | B(雪あり、スリップ注意) | |
概略 | 雪の能郷白山を堪能。 山頂はガス展望なし。 しかし、それ以外の場所では 遠くまで見渡せた。 | |
行程・標高・時刻(赤字は地図から算出) | ||
07:45 | 385m | 能郷谷林道ゲート 出発 |
08:30 (00:45) | 710m | 能郷白山登山口 |
10:00 (01:30) | 1510m | 前山付近 (10分停滞) |
11:10 (01:10) | 1617m | 能郷白山 昼食休憩 |
11:50 (00:40) | 1617m | 能郷白山 出発 |
12:40 (00:50) | 1510m | 前山付近 |
13:40 (01:00) | 710m | 能郷白山登山口 |
14:15 (00:35) | 385m | 能郷谷林道ゲート到着 |
GPS実績図は過去と同様。 → 小春日和の能郷白山登山
※能郷白山は、登山を初めてから毎年登っているので今回で3回目となります。 その為、登山口までの交通や登山道については、以前のリンクを参照してもらうこととして、今回は現状などについて中心に説明したいと思います。
向かう途中の車道から見える能郷白山(車内から撮影のため、色味が異常)
登山口に予定よりも早く到着すると、すでに一台車が止まっていて運転手の姿は見えません。 早速準備をして登っていきますが、今回は雪山の練習と言う事で「軽アイゼン」「ワカン」「ストーブ」などを持って登っていきます。(今回の山はピッケルは不要なので家に置いてきました)
朝から晴れていますが思ったよりも暖かく、気温は2~3度ほどありそうです。 また、林道には全く雪はなく登山口の近くで雪が路肩に残っているぐらいでした。 その林道を、人に驚いたのかイノシシが猛スピードで横切って行きました・・・。(写真取る暇はありませんでした)
登山口から急登を登っていきますが、標高が上がるのに従い登山道に積もる雪が増えてきました。(下写真)
一旦林道に出ますがすぐに、岩の多い急登となります。 雪が中途半端に積もっているため滑りやすく、スリップに気をつけながら登って行きました。(林道出合では、止まっていた車の方と思われる登山者一名が休憩中でした)
上部の尾根に出ると展望が開けます。 遠くに御嶽山や中央アルプスの山々を見ながら前山の急登を登っていきます。(下写真)
前山付近まで登ると、この時間になっても樹氷が付いたままとなっています。 また、積雪量も増えて5~10cmほどはありました。(下写真)
最後の急登を登りつめると前山の山頂付近に到着しました。 しかし、積雪量が一段と増えて20cm近く積もっています。 しばらくは、何とか歩いて行きましたが、足の沈み込みが多くなってきたため頂上近くでワカンを装着して行きました。(下写真)
前山を過ぎると、向かう「能郷白山」が間近に見えてきました。(下写真)
ワカンを付けて、快適に歩いていきますが、先程よりも足が重たくなったため疲れは倍増します。 一旦鞍部へ降りて、能郷白山へ登って行きます。(下写真)
この頃から、福井県側(北)から雲が高速に張り出してきて次第に天気が下り坂となって来ました。 元々、能郷白山は県境尾根の山なので天気が安定しないようです。(冷気が入るとすぐにガスる)
見る見るうちに周りが分厚い雲で覆われて行き太陽が隠されていきました。(下写真)
山頂に到着した時点ではガスで周りの景色は兎も角、山頂周辺も見えなくなっていました。(下写真)
ここで昼食休憩とします。 コンロでお湯を沸かしてカップうどんとおにぎりを食べました。 休憩中、ガスが晴れないかと暫く待っていましたが、結局晴れそうもないため頂上標識(三角点も)を見て下山を開始しました。(下写真)
ここから元の道をもどりますが、頂上直下で途中で抜いた登山者の方が登って来られました。(遅かったので、途中で引換したと思っていましたが・・・) この後は、前山への登り返しも問題なく下山して行けました。(登り返しがきついのですが、以前よりは体力が付いているようです)
その後も景色を見ながら下って行きました。(結局、この日は2名が山頂まで、1名が前山まで。 午後から登られていた方が1名いるだけでした)
標高が下がってくると晴れだしてきましたが、この日は午後から下り坂なので結局10時前と13時から14時の間だけ、山頂付近の天気が一時的に良かったようです。(冬型の天気だからでしょう)
前山以降の下山時は、雪と泥それに岩などが濡れているのでスリップに気を付けながら慎重に降りていきました。 最後の林道も何事も無く無事に車まで戻ることが出来ました。 帰りがけ温泉(うすずみ温泉)につかり、温まってから帰路に付きました。
今回の反省点は、
・厚手の手袋(予備)とサングラス(雪焼け対策用)を忘れてしまいました。
幸い?、山頂付近で太陽が隠れていたのと、、手袋も持ってきてはいるので問題ありませんでしたが、今後の課題です。(特に、雪用の手袋は必要ですね)
次回は未定ですが、久しぶりに鈴鹿へ行こうかと考えています。
いや~歩くのと同様、アップも早いですねぇ。雪山でのカップうどんは美味しそうですね。
冬山の記事、とても参考になります。今回は軽アイゼンの出番はなかったのですか?ホワホワの雪はワカンで、凍っていればアイゼンとの使い分けといった感じでしょうか。
スノーシューをせっかく購入したので1月頃から雪山に少しづつ慣れたいとは思いますが、道具の使い分けすら良く分からないありさまでして…。
by makiwarikun (2010-12-12 21:37)
makiwarikunさん、コメントありがとうございます。
カップうどん美味しかったですよ。 関西風味で薄味でした。(笑) ワカンとアイゼンの使い分けですが、雪が多い場合はワカンやスノーシューで大丈夫ですね。(しかし、スノーシューは急な坂で問題あり) アイゼンは、やはりガチガチになったところで利用しますね。 しかし、軽アイゼンでは危険ですね。(軽アイゼンは、降りるときやトラバースのスリップ防止なのかな?)
by おど (2010-12-12 21:50)
山頂はガスって眺望が望めなかったのは残念でしたね。
すっかり雪景色で、樹氷が見られたのですね。
私はこの冬も高見山か三峰山の霧氷を見に行けたらと思います。
by tina (2010-12-12 22:27)
こんばんは!遅くにお邪魔します!矢張り山頂付近は雪山ですね。装備品を装着すると疲れますね。でもこの繰り返しで雪山に慣れていくんですね!!
by シラネアオイ (2010-12-13 00:29)
おはようございます^^
結構な雪ですね~ やはり標高の高さですかね。それとも日本海側に近い?
コンロなども持って登っていらっしゃるとお荷物も多いですね。わたくしも体力が欲しいわ^^
頂上は残念でしたが、他の所ではきれいに周りが見渡せて
素敵な山行でしたね。
by mimimomo (2010-12-13 05:17)
カンジキの季節がやってきましたね。楽しみです。
by asa (2010-12-13 05:25)
いつも暖かそうな風景を見せてくれる
おどさんのお近くの山行も
とうとう雪の季節ですね。
素敵な雪景色を見せてくださいね。
by nousagi (2010-12-13 11:06)
樹氷が見れていいですね^^
雪もフカフカしていそうで、気持ちよさそうです。
スノーシューは値段が高くて使用頻度を考えると買えません。。。
今シーズンも1回くらいはレンタルで雪原ハイク程度をと考えてます^^
by fukusuke (2010-12-13 12:36)
お疲れ様でした。やはり雪でしたか、それもワカンまで使用するとは。
天気も安定しなかったようですが、吹雪かれなかっただけ良かったのでは・・・。
霧氷が青空に映えてます。
by tochimochi (2010-12-13 12:37)
ワカンをつけて歩くのはいいですよね
キシキシと音が聞こえそうです
山頂はもう真冬ですね。展望がもう一つでしたね
けどこの雪の景色をみて歩くのは
とても憧れで素敵ですね
by ひろたん (2010-12-13 12:39)
tinaさん、コメントありがとうございます。
山頂は登っている手前から悪そうな予感はしていました。 やはり、朝早くに登り始めて遅くとも10時頃には山頂に立たないと駄目ですね。 樹氷・霧氷は、風の強い稜線であれば結構見られますね。
シラネアオイさん、コメントありがとうございます。
この辺りでも、1500mを超えると雪一色ですね。 上では間違いなく氷点下で、食事中も寒かったのですが、下へ戻ってくると暖かな日差しでしたよ。
mimimomoさん、コメントありがとうございます。
前山以降は結構な量で、まさに雪山でした。 この辺りは日本海側と太平洋側の境となり、雪の量が多いと思うのでこのままメートル単位で積もっていくのでしょうね。
asaさん、コメントありがとうございます。
まだ雪が水分多めで柔らかいので、ワカンでも結構沈み込んで大変でしたよ。 何回か、積もる→溶けるを繰り返して硬くなると歩きやすくなると思います。(まだ、初雪ですからね)
nousagiさん、コメントありがとうございます。
近くと言っても高速道で行けないので、2時間近く掛かりますね。(苦笑) 雪山狙い以外では、そろそろ山域が限られてきました。(次回の予定も未定なのは、天気との兼ね合いが難しいので)
by おど (2010-12-13 12:42)
冬季の練習?期待通りの雪??
まだまだ行かれちゃうんですね〜(^^;;
by achami (2010-12-13 14:17)
おぉ~! ついに雪山!! ワカンも活躍ですね ^^v
雪山で晴天だと紫外線が半端ではないので、
次回はサングラスも持っていってあげてください~~
by よしころん (2010-12-13 19:51)
achamiさん、コメントありがとうございます。
そうですね。 雪が降っても登山は楽しめますから、年中無休で毎週行きますよ。(笑)
よしころんさん、コメントありがとうございます。
途中までは、雪で真っ白の中を強い日差しを浴びながら登っていったので、顔が軽く日焼けしましたよ。
サングラスは、忘れやすいので毎回持っていこうかと考えています。
by おど (2010-12-13 19:55)
青空と樹氷と積雪、気持ちの良い冬の景色です!!!!
この景色を見ると、少しだけ積雪の山に行きたくなりました!
能郷白山から南アルプスが見られるんですね。
(中央アルプスがあるから見られないと思っていました。)
天気の良い日の雪山は眩しく、サングラスは必須ですね。
by joyclimb (2010-12-13 22:25)
冬山はやらないので、装備もなく・・・羨ましい
山頂を除けばそこそこの展望、雪景色はいいですね。
by g_g (2010-12-14 08:11)
更にどんどん雪が増して来る季節ですね。
熊は怖いけどイノシシも怖いよ。当地では数人やられてます。
by 旅爺さん (2010-12-14 09:15)
fukusukeさん、コメントありがとうございます。 コメントに気がついていませんでした。
雪は朝方は固めでツボ足がきつかったのですが、帰りは半分溶け始めて滑りやすくなっていました。 スノーシューは、欲しいのですが一番利用しそうな場面で利用価値が薄いので躊躇しています。(平坦な雪道を歩くのには最高でしょうね)
tochimochiさん、コメントありがとうございます。 コメントに気がついていませんでした。
天気ですが、食事後山頂を後にした所で風と気温が急に下がってきて一時的に雪が降っていました・・・。 その後、晴れ間が覗き始めたのでその徴候だったのだと思います。(多分、この数日の雪で山頂は一段と凄いことになっているのでわ)
ひろたんさん、コメントありがとうございます。 コメントに気がついていませんでした。
雪の稜線を歩いている時は、嬉しくて笑いが込み上げてきますね。 はたから見るとおかしなやつだと思われそうですが・・・。(笑)
by おど (2010-12-14 12:30)
joyclimbさん、コメントありがとうございます。
南アルプス、同じく見られないと思っていましたが、標高が1600mあるので見られるみたいです。(中央アルプスの南に見えるというのもあるのでしょうが)
g_gさん、コメントありがとうございます。
雪景色は、まだまだ標高の高い所しかありませんでしたが、その内どの山も白銀となると思います。 白一面の中を歩くと癖になりますよ。
旅爺さん、コメントありがとうございます。
今回遭遇した猪は、まだ子供(ウリボウ)だったと思いますが、突進してきたら怖いですよね。(牙が鋭いようですから) これだけ山へ行ってもクマは見ませんねぇ。
by おど (2010-12-14 12:36)
1枚目の「山また山」的な景色大好きです。
山に入ってきたんだなってことを実感できるので。
それに樹氷も綺麗ですね~。青空とのコントラスト
が最高ですね。
サングラスを忘れたとか。本当に晴れなくて良かった
ですね。残念な反面、これは助かったと言えるでしょ
うね。
by ken_trekking (2010-12-14 23:26)
ken_trekkingさん、コメントありがとうございます。
この付近は、奥深くて山が連なっているので良い景色ですね。 今回周りが真っ白とまでは行っていなかったので、サングラスが無くても雪目にはなりにくかったと思いますが、後半日差しが遮られていたのはありがたかったですね。
しかし、結局顔を日焼けして皮がめくれてますよ・・・。
by おど (2010-12-15 12:25)
当地の爺様がイノシシわなを仕掛けたのを見に行ったきり帰って来ません。
家族が見に行ったらイノシシにやられて亡くなりました。怖いですね。
by 旅爺さん (2010-12-17 08:54)