[登山] 三重県台高山脈 迷岳登山 [登山]
今回は予定通り、三重県の台高山脈の支脈にある「迷岳(まよいだけ)」へ、軽めの登山に行って来ました。 当初は、白倉山まで行ければと思っていましたが、登山口への到着が遅くなったため「迷岳」までの周回コースとしました。
登りに利用した「飯盛山」からの尾根道は、険しい岩稜などが連なり緊張させられます。 また、布引滝経由の下山路では、山深い道を歩いて行けて、短い登山ながら楽しむことが出来ました。
日付 | 2011年7月16日(土) | |
天気 | 晴れ時々くもり | |
場所 | 三重県松阪市飯高町 | |
距離 | 10.9Km | |
累積標高 | +1208m -1208m | |
時間 | 5時間05分 | |
人数 | 1名 | |
撮影枚数 | 170枚+0枚(NEX-5) | |
登山難度 (A:安易~E:高度) | B(岩場注意、布引滝コースはC) | |
概略 | 短い山行だったが、岩場やロープ など、緊張する場所もあり楽しめ る。 布引滝へのコースは上級者 向けとなっており、道迷いには注意 が必要。 | |
行程・標高・時刻(赤字はGPSの実績) | ||
08:55 | 264m | 奥香肌峡駐車地 出発 |
10:00 (01:05) | 809m | 前衛峰 |
10:30 (00:30) | 930m | 飯盛山 |
11:30 (01:00) | 1309m | 迷岳 昼食休憩 |
12:05 (00:35) | 1309m | 迷岳 出発 |
12:35 (00:30) | 900m | 布引滝上部 |
13:35 (01:00) | 294m | 蓮ダム(平瀬橋) |
14:00 (00:25) | 260m | 奥香肌峡駐車地 到着 |
何時ものように早く出発する予定でしたが、親が涼みに一緒に行くと言う事で、朝の5時半頃に出発することにしました。 東名阪道を、伊勢方面へと向かいますが、インターチェンジ入り口の電光掲示には”四日市~亀山事故9Km渋滞”の文字が・・・。 取り敢えず先に向かうことにして、四日市まで進みます。 しかし、四日市手前まで来ても渋滞の掲示は変わらず、それどころかその先でも事故が発生したようです。
ここは急がば回れで、四日市ICでおりると国道23号線へと出て、津市方面へと南下しました。 津ICで伊勢自動車道へ無事に乗ると目的通り「勢和多気IC」へと走らせますが、この段階で1時間ほどのロスが発生していました。
ICで降りると、以前「局ヶ岳」へ向かったときと同じ様に国道166号線を西へ走っていきます。 「局ヶ岳」が大きく見えてきて、登山口への道を見送り更に西方面へとむかいますが、道が徐々に細くなり古い街道沿いの道となって来ました。 登山口近くのホテル「スメール」の看板が随所にあるため、それに従い進んでいくと前方に鋭利な山が見えてきました。(下写真)
このピークは、前衛峰でその右に見えるのが「飯盛山」です。 ここからは残念ながら「迷岳」は見えないようですが、登行意欲を湧き立てられる山容です。
橋を渡って、ホテルの手前の道を奥へ進むと左手に駐車場が見えてきたので、奥に止めて出発の準備(日焼け止めを入念に塗りこみました)をします。(下写真)
この時点で9時前のため、予定していたコースは不可能となりました。 元々、軽めで考えていたので、白倉山へはその奥の池木屋山と一緒に別の機会に登ることにして、「迷岳」への周回コースとします。
駐車場の横に流れる唐谷川に掛かる橋の手前に、登山届のポストがあります。 ここを右手に進むと登山道となっているので、草が生い茂る道を進んでいきました。(下写真)
川沿いの道を奥へ入っていくと、すぐに細い道となります。 左の斜面に滑落しないように注意しながら、進んでいくと程なく登山道の分岐に到着しました。(下写真)
右手に入ると、すぐにつづら折れの急登となりますが、これはガイドブックや地図から予想できたことなので、我慢して登っていきます。 この日は、朝方から雲は多かったのですが、晴れ間も多く気温も上昇傾向でした。 しかし、樹林帯では比較的過ごしやすく、前回同様何とか登って行けました。
若干傾斜が緩んだかなと思うと、支尾根へ乗ります。 ここから先は、この尾根伝いに主尾根へと登ります。(下写真)
途中で何箇所か岩場もありますが、それほど危険な箇所は無いので枝などを頼りに登っていきます。 また、要所要所にテープで印がされており、急斜面などにも手掛かりとなる場所(枝など)にはテープで印されていたので、その通りに手を使って登って行きました。 そして、40分ほど登ると上部の主尾根が見えてきました。(下写真)
ここからは稜線伝いに進むことになりますが、いきなり岩場がありますが、まだ序の口です。 全体的に痩せ尾根を進むことになり、途中ではナイフリッジなどもあり緊張します。(下写真)
木間から局ヶ岳(中央右)・栗ノ木岳(中央左)・修験業山(その左)など
リッジ(左のロープを頼りに岩下を渡ると楽、右はスッパリと切れていました)
岩場も何箇所も出てきますし、岩稜帯を進む所では十分なロープなども設置されていない場所もあったため、三点支持で慎重に登って行きました。(下写真)
岩稜帯2(左から直登、背の低い人は酷しいかも・・・) ※ここが核心部
久しぶりの岩場で緊張はしましたが、これも目的の一つだったのでヒキツリながらも楽しく登って行きました。 この当たりが、前衛峰の急登だったようです。 すぐに「飯盛山 北峰」の山頂標識がありますが、実際には「前衛峰」となります。(下写真)
ここを過ぎると険しい岩登りは減り、比較的歩きやすくなった稜線を進んで行きます。 また、ここまで登ると下から涼しい風が吹いてくるので、快適に歩いて行け木間からの眺めを見る余裕が出来ました。(下写真)
そして「飯盛山」へ到着したはずですが、山頂標識など見られなかったため、いつのまにか通過していました・・・。(下写真)
ここからもひたすら稜線沿いに進んでいきますが、シャクナゲなどが密集した尾根では右へ左へと縫って歩いていきます。 また、途中で二重稜線となります。(下写真)
途中、下山予定の唐谷林道への分岐を確認して行きますが、もうひとつの登山道となる布引滝コースへの標識が見当たりませんでした。(下写真)
この辺りは植林でしたが、次第に尾根が広くなりそれに連れて自然林が増えてきて良い雰囲気の道を進んでいきます。(下写真)
そして前方にピークが見えてきて、そこに取付くと最後の斜面を登っていきます。(下写真)
登り切ると「迷岳」の山頂標識と三角点があります。(下写真)
山頂は意外と広く、これが迷岳の由来かも知れません。 山頂からの展望はほとんど無いので、予定していたコースの方へ少し歩いて展望の良さそうな場所をさがして昼食休憩としました。(下写真)
休憩をしていると、ハエやアブそれに大型のハチなどが寄ってきました。 日除けで傘を指しているので多少は防いではいますが、しつこいため虫除けスプレーを首と手に掛けると、あっという間に虫はどこかに行ってしまいました。
休憩後は、山頂直下の落ち葉の上で横になっていきますが、蝉の声が五月蝿くどうも落ち着かないため、すぐに出発することにしました。(下写真)
下山は途中までは来た道を進んで行きます。 ここまで来たので折角なら「布引滝」を見ていきたいと思い、分岐が見つかればそちらから下山することにします。
下山路と思われる付近まで降りてくると、周囲を見渡します。 すると、テープが西斜面に付いているのが見えたため、GPSでコースを確認してそちらへと降りていきました。
しばらく降りていくと、尾根沿いの明確な道となり、黄色テープの上に赤テープが巻かれた登山コースの印と思われるものが目に付いてきました。(赤テープもいっぱいあります)
細尾根などを進んで、徐々に標高が低くなると左下から水音が聞こえてきました。 左手に深い涸れ沢が見えてくると、その下側がすっぱりと切れているのが見えてきました。 どうもここが布引滝のようですが、その上部に出ているので滝を見ることはできません。 滝の上部に出ようかとも思いましたが、岩場の急斜面なので諦めてテープに従って先へ進んで行きます。 すぐにフィックスロープの付いた、岩場を降りていきますが、足場があるのでロープ無しでも問題はありません。(下写真)
滝を過ぎると、尾根の道からトラバース道となり、所々で崩壊した斜面などを慎重に渡っていくことになります。 また、途中3箇所ほどで沢の水場があり、はじめの水場で顔をあらってさっぱりしていきました。(下写真)
さらに標高が下がると、植林の間を抜ける道となりますが、何故か伐採した木材がそのままになっており、不思議な光景となっていました。(下写真)
何箇所か古い橋を渡っていきますが、腐っているようなものも見受けられたため、回避可能なところは使わずに進んで行きます。 しかし、下の方まで来ると最近整備された場所もあったので、こまめに整備はされているようです。(上級者向けですが、酷く荒れたところは少なかったです)
見晴らしの良い崩壊地跡へ到着しました。 ここの先からは、このコースで唯一「布引滝」が見られました。(下写真)
トラバース道から尾根道に変わったかと思うと前方に小屋(資材置き場か?)が見えてきました。 道路でもあるかと思いましたが、右手にテープがついてトラバース道が続いているのでそちらに向かいます。(尾根沿いでも行けると思いますが、遠回りか)
この先は作業道らしくつづら折れの道となります。 しばらく降りていくと、川が見えてきてダムの手前に到着しました。 ここから駐車地は右方面にあるため、右手へと向かいますが、地図で確認するとダム方面の橋(平瀬橋)を渡っていくようなので、そちらへ戻ります。(下写真)
橋を渡たると車道となり、そこをブラブラと駐車場まで戻りますが、影が無く炎天下となっているので、ここが一番きついかも知れません・・・。(下写真)
こうして、短めでしたが今回も無事に戻ることが出来ました。 帰りがけは、ホテルスメールの天然温泉に浸かって行きましたが、良い感じのホテルでお勧めです。(http://www.smeall.co.jp/)
今回の反省点は、
・特にありませんでした。
次回は、makiwarikunに合わせて乗鞍岳(千町尾根コース)へ行こうかと考えています。 また、その後は連休となるので、予定では南アルプスへ行くことになっていますが、まだスケジュール全然立てていません・・・。
今日は、珍しく一番のり?
お疲れ様でした。 変化にとんだコースですね。 よくルートをご存じでいつも感心しています。 あのダムは稼働していないのかな?
最初の写真、アルペンムードたっぷりの道路ですね。!(^^)!
久しぶりに南アルプスに一泊で行きましたが、おどさんなら日帰りコースです。 (笑)
by Jetstream777 (2011-07-18 21:30)
台高、迷岳の周回ですね。未踏地帯です。久しぶりに軽めの山行レポだと、肩の力が入らずなんだかほっとします。台高の魅力がどこにでも香っていますね。それで、いよいよ乗鞍の長いのをやられますか。楽しみにしています。
by たそがれ高洋 (2011-07-18 22:22)
森林浴・・ダムの感じがとても良いですよね^^
最近やぶ蚊に噛まれて
腕が大きく腫れてしまっています
冷やしてもそのままで・・
蚊・アブなどいたみたいですが・・・
なんともなくて良かったですね
この時期はなんとも虫が多いですよね
日帰りの行程を見習っていきたいわぁ~~
by ひろたん (2011-07-18 22:24)
おはようございます^^
おどさんなら、楽なコースですが、やはりわたくしには普通に長いコース^^
背が高いとコンパスが長いですものね~ 岩場をよじ登るときは、いつも背の高い方が羨ましいですよ(><; 下る時も女性の小さい方は下に脚が届かなかったりね(^^
しかしこれだけ変化に富んだコースは面白いでしょうね~
by mimimomo (2011-07-19 04:54)
おはようございます。天気が良くて眺望が綺麗ですね!!
by シラネアオイ (2011-07-19 06:07)
林におおわれていますが、結構な岩稜帯のようですね。ルートを外すとえらいことになりそうです。
by asa (2011-07-19 07:21)
お疲れ様でした、一枚目の写真が良いですね
変化のある登山道で楽しめそうですね。
by g_g (2011-07-19 08:37)
山の上もこの高さだと十分暑いでしょう?
いつもと同じ、暑さを感じさせない快適な歩きですが(笑)。
あまり人も来ない山なんでしょうか?
そうそう、親ごさんはどこでお待ちだったのでしょう。
ホテルでのんびりかな。
by nousagi (2011-07-19 09:40)
このくらいの標高の山は樹林も多く、岩場なども突然出てきたりして変化のある歩きが楽しめますね。
植林を間引きしても搬出でコストがかかるため、そのままにしているのでしょうか。間引きして日当たりを良くしているだけでも良しとしなければ、ですね。
by tochimochi (2011-07-19 12:41)
Jetstream777さん、コメントありがとうございます。
この辺りの山は良いガイドブックがあるので、それを参考に選んでますよ。 ダムが稼動しているかは分かりませんが、水は余り流れていませでした。
たそがれ高洋さん、ご訪問ありがとうございます。
台高山脈は、まだ登っていない山が多いので秋から冬に掛けてくることが多くなると思います。 この辺りも山深くていいところが多いですね。
ひろたんさん、コメントありがとうございます。
虫は嫌になりますね。 虫に刺されないように、長袖と虫除けで万全です。 刺されても、虫さされの薬も持って行ってますよ。(笑)
mimimomoさん、コメントありがとうございます。
今回のコース、楽とまでは行きませんよ。 片道4Km以上はある急登なので、展望がずっと無い分、前回の聖岳よりも精神的に疲れました。 岩場の登りは女性には辛いですね。 場所によっては、腕の筋力も必要ですしねぇ。(二の腕が立派になっちゃいます 笑)
シラネアオイさん、コメントありがとうございます。
山頂で休憩中は若干雲が流れてきて曇っていましたが、総じて晴れ間が多くて陽が差し込んで気持よかったですよ。(下山後は、地獄ですが)
asaさん、コメントありがとうございます。
もろい岩場も多くて、三点支持でも緊張しました。 樹林は多かったので、根っ子や枝を掴みながらの登攀となりますね。 痩せ尾根なので、ルート選択肢は少ないですよ。 この山は、毎年事故があるようなので侮れません。
g_gさん、コメントありがとうございます。
登山口から一気に登る山なので、短時間ですが面白みのある所でした。 下山コースは、迷うと危険なところが多いので、慎重さが求められますが・・・。
nousagiさん、コメントありがとうございます。
山の上は案外涼しかったですよ。(というより、自分の住んでいるところがとんでもなく暑いので、慣れているだけかも 笑) 樹林帯で陽が遮られていれば、どんな山の上でも暑いことはありませんね。 親は、木陰に車を置いて、ずっと本を読んでいました。(昼にホテルにも寄ったようですが、レストランは女性客で一杯だったようです・・・)
by おど (2011-07-19 12:42)
tochimochiさん、コメントありがとうございます。
今回、樹林が濃くてあまり花は見られませんでしたが、その分登山に集中出来て面白かったです。 植林はどの山もよく整備されているので、林業の方には頭下がります。(そのお陰で、作業道も登山道として利用できますしね)
by おど (2011-07-19 12:47)
おどさんにはお散歩コースのようですね^^
最後の車道が見るからに一番大変そうです(笑)
次回はmakiwarikunとのコラボ実現するでしょうか!
楽しみにしています ^^v
by よしころん (2011-07-19 13:11)
木陰が涼しかったですか?
1300m位のお山だったら、ある程度想像できます^^
by achami (2011-07-19 14:47)
飯盛山と聞いて懐かしいと思ったら三重にもあるのですね。
長野の飯盛山は 子どもたちと何度も登ったことがあります。
by スナフキンの子 (2011-07-19 19:44)
変化に富んでなかなか面白そうなコースですね。でも、今回は次週に向けての足休めといった感じでしょうか。次週予定されている乗鞍岳への千町尾根コースは、おどさんですら体力の限界を知ったという超ハードコースですよね。山行記事を楽しみにしています。私はハイヒールですら登れるという超楽チンコースなので申し訳ないですが、会社の人達との交流を深めることが目的なので…
それにしても虫除けスプレーって効果てきめんなんですね。私は宣言通り、電撃殺虫ラケット買いましたよ。
by makiwarikun (2011-07-19 19:46)
虫除けスプレー、夏は必需品ですね。ポケットサイズの物を近いうちに買おうと決意しました!
by Terry (2011-07-19 20:15)
険しい山ですね。道に迷いやすいから
迷岳ではなくて、「行こうか戻ろうか」迷うから
迷岳なんでしょうか(^^;)
by ken_trekking (2011-07-20 07:34)
よしころんさん、コメントありがとうございます。
お散歩とまでは行きませんよ。(笑) さすがに深い山なので、舐めて掛かると痛い目に逢いそうです。 最後の車道は、アスファルトからの照り返しも合って辛かったですねぇ。
achamiさん、コメントありがとうございます。
この日は最高気温も上がったようなのですが、川や木々が一杯なので暑いと言っても知れてますよ。 山頂は、風もあって快適でした。
スナフキンの子さん、コメントありがとうございます。
長野にもあるのですか。 真ん丸な山容が名前の由来でしょうから、今回の山も東側から見るとそう見えそうですね。
makiwarikunさん、コメントありがとうございます。
足休めになったか分かりませんが、歩くのには支障ありませんが、足の具合はまだ微妙ですね。 千町尾根登りますが、山頂に辿りつけるかは微妙です。(以前は雪があったので、それよりは早く行けると思いますが・・・) 山頂到着は12時頃になると思いますので、ザックにラケット忍ばせてる人探せば良いわけですか。(笑) 分り易く、山頂の虫をラケットで撃退している人がいれば、有無言わさずに声かけますよ。
Terryさん、コメントありがとうございます。
虫除けスプレー、環境に配慮してあまり利用したく有りませんが、しかたありませんねぇ。 種類(ディート配合)によっては、ヒル避けにもなるので春から秋に掛けて持って行ってます。
ken_trekkingさん、コメントありがとうございます。
同じこと考えていました。 実際には、山頂の西側が迷いやすいので迷岳と言うみたいですが、どうなのでしょうね。(全体的に、尾根が複雑ではありましたが)
by おど (2011-07-20 12:34)
一般人の僕には、全然軽めに見えません。。。
それにしても、バラエティに富んだコースですね^^
関東よりも少しは涼しいのでしょうか。
標高と写真だけ見ると、暑そうな感じに思えます。
by fukusuke (2011-07-22 00:23)
fukusukeさん、コメントありがとうございます。 返信が遅くなりました。
距離はあまりないので、軽めといえば軽めでしたね。 この辺り気温としては暑いのかも知れませんが、湿度が低いのか日陰では快適でしたよ。
by おど (2011-07-24 17:16)