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[登山] 鈴鹿 御池岳周遊コース [登山]

 今回は、前回の山行記録の末尾にも書いていましたが、会社の人が久しぶりの登山をするということで、近場で一番のお勧めコースとなる「御池岳」へ行って来ました。
 土曜日の天気が良かったのですが、都合で日曜日となってしまいました。 しかし、曇り空の中でも遠望が効いて、遠く「白山」や「北・中央・南アルプス」などが見られました。

「鈴北岳」からのパノラマ

鈴鹿
御池岳周遊登山
日付2011年11月27日(日)
天気薄曇り
場所滋賀県東近江市君ヶ畑町
距離12.4Km (内車道1.2Km)
累積標高+1016m -1016m
時間6時間25分
人数2名
撮影枚数200枚+0枚(NEX-5)
登山難度
(A:安易~E:高度)
A(悪天候時道迷い、スリップ注意)
概略 終日薄雲が掛かってはいたが
遠望が効き、白山や北アルプス
など冠雪した山々が見られた。
 また、御池岳の隅々まで歩き
新しい一面を垣間見ることが出
来た。
行程・標高・時刻(赤字はGPSの実績)
07:30619m鞍掛トンネル駐車場 出発
07:55 (00:25)791m鞍掛峠
09:00 (01:05)1182m
鈴北岳(10分休憩)
10:10 (01:10)1194m
ボタンブチ
10:45 (00:15)1057m
奥の平東部末端 昼食休憩
11:25 (00:40)1057m
奥の平東部末端 出発
12:05 (00:40)1247m
御池岳(丸山)
12:55 (00:50)940m
コグルミ谷出合
13:40 (00:45)529m
コグルミ谷登山口
13:55 (00:15)619m鞍掛トンネル駐車場 到着

ルートラボ

※今回は、今までも何回か歩いたコースなので詳細は割愛します。

 今回は何時もの登山とは違い、久しぶりの登山(数十年振り)となる同行者と一緒となるため、短めで標高差が少ない所を選定しました。 しかし、山の魅力を存分に楽しんで貰うために、近場で展望もよい鈴鹿の「御池岳」へ「鞍掛峠」から登って行きます。

 全体的に短時間となることが予想されたため、7時過ぎに到着予定で出発しました。 予定通りに到着すると、鞍掛トンネルの駐車地には3台ほど車が停車していて、ほぼ同時に登山と思われる車も停車していました。

 早速準備をして出発しますが、同行者もいるので設置されている登山届に記入してから登って行きました。 鞍掛峠へと向かう道は、いきなりの急登となるため、同行者のペースに合わせて登って行きます。 15分ほどで峠へ到着しますが、案の定同行者は汗だくのようです・・・。 少し休憩してから、尾根沿いに「鈴北岳」へと向かいます。

 この日は薄雲が掛かる天気となっていましたが、朝方は遠望が効く天気となっていました。 その為、緩やか?な尾根を登って行くと、後ろには近くの「霊仙山」や「伊吹山」が見えだします。 更に登って行くと、遠くの「白山」や「北アルプス」「乗鞍岳」「御嶽山」などが見え出し、何度か足を止めて後ろの展望を見ながら登って行きました。 この展望には、同行者も感動しているようでマズマズの出だしと言えそうです。

 休憩を何度か入れながら、1時間ほどで「鈴北岳」へ到着します。 しかし、上部に登るに従って前々日降った雪が登山道で融けて、ドロドロの中を登って行きました。(下写真)

鈴北岳への登り(ドロドロ)

 「鈴北岳」からは、途中でも見た大展望が広がっているのでカメラで撮影していきます。(下写真)

霊仙山(左)と伊吹山(右奥)など

琵琶湖と比良山地(奥)

白山(左)や北アルプス(中央奥)、中央右に御嶽山

白山アップ

伊吹山アップ

北アルプスアップ

御嶽山(左)と中央アルプス

恵那山(中央)と南アルプス(その奥に富士山も見える)

鈴北岳からのパノラマ

御池岳アップ

御池岳山頂パノラマ

 この透明度であれば「富士山」も見えているかもと、同行者と冗談交じりで話していましたが、帰ってから画像を見ると、なんと広い裾野と雲に同化する冠雪部分が写っていて、間違いなく富士山のようです。(上写真) 鈴鹿からは初めて見る?事になるので、これには感動しました。

 休憩後は、登山道を下って「元池」へと向います。 すぐに行けへ到着しましたが、朝方の冷え込みでまだ池は凍っていました。(下写真)

凍る元池

 以前、雪の季節にここに来た時は上に乗れるほどの氷となっていましたが、まだ流石にそこまでは冷え込んでいないようです。 ここからは、今まで通しで歩いたことがない、御池岳のテーブルランド(頂上台地)の外周コースを歩いて行きます。
 本来の道から外れて、岩の多い尾根沿いに登って行くと「西ボタンブチ」と呼ばれるガレ場の展望地へ到着しました。(下写真)

西ボタンブチからの展望(鈴鹿南部)

 ここからは、ほぼ平坦な道をボタンブチへと進むことになります。 右に展望を見ながら歩いて行きますが、同行者は靴擦れが出て辛そうにしていました・・・。
 2ヶ所ほど池を通過していくと、次第に「天狗鼻」と「ボタンブチ」が近づいて来ました。(下写真)

新雪を進む

丸山とボタンブチ方面

池1(丸池?)

池2(風池?)

 西ボタンブチから40分ほどで「天狗鼻」に到着しました。 ここからの展望も素晴らしいものですが、この日の鈴鹿は少し霞んでいました。(下写真)

ミノガ峠方面(前々回歩いた)

天狗堂方面

天狗鼻からボタンブチ

 前回はガスで全く展望がなかったボタンブチへ行きますが、展望は変わりません。(下写真)

ボタンブチ

T字尾根

 ボタンブチを後にすると、雪の季節しか向かったことのないテーブルランドの東端の「奥の平」へ向かって歩いて行きました。(下写真)

池3(幸助池?)

池4

 幾つかの池や、カレンフェルトの岩の乱立する野原を抜けて歩いて行きます。(下写真)

カレンフェルト

 T字尾根への降下点と土倉岳への降下点を過ぎると、休憩に調度良い岩がゴロゴロと転がる展望の良い斜面が見えてきたので、ここで昼食休憩を摂ることにしました。(下写真)

休憩地からの展望1(御在所岳方面)

休憩地からの展望2(天狗堂方面)

休憩場から藤原岳を望む

天狗岩アップ

藤原岳展望丘

 何時もと比べると長めの休憩後は、テーブルランドの北方面を周回して「丸山」(御池岳最高点)経由で下山をします。 気持ちの良い野原を歩いて、最東端に到着しました。 ここからは目の前に「藤原岳」と、朝より雲が多くなって見難くなっていましたが、北アルプス方面の展望が広がっていました。(下写真)

奥の平1

奥の平東端から藤原岳を望む

 その後は丸山に向かい、丘を越えて登って行きます。(下写真)

奥の平2

奥の平3

 前方のピークに、沢山の登山者が見えてきました。 そこが「御池岳」最高点の「丸山」でした。(下写真)

御池岳(丸山)頂上

 沢山の方が休憩しているので、休憩せずにコグルミ谷方面へ下山を開始します。 しかし、今回の登山で一番緊張したのはここから先でした。 朝もそうでしたが、雪解けの水が登山道沿いに流れ、その上を沢山の方が歩くため、泥状になってしまい、たいへん歩きづらくなっていました。(下写真)

下山路の様子

 ここは同行者もなれない下り道と言うこともあり、ペースが落ちているのでゆっくりと降りていきます。 やはり登山は、下山時が疲れるようで、こちらも頻繁に立ち止まって後ろを振り返りながら歩いて行きました。
 「鈴北岳」との分岐を過ぎて、コグルミ谷出合(カタクリ峠)へと向かいますが、中々道の状態が良くなりません。 途中で、この日は人が多いからかシカは一頭も見かけませんでしたが、変わりにリスを見ることが出来ました。

分岐

池5

カタクリ峠(コグルミ谷出合)

 コグルミ谷を下って行くと、タテ谷との分岐がありますがこれは上りに利用する道で「鈴北岳」へと向かうので先へ進みます。(下写真)

タテ谷分岐

 そのまま降りていくと、傾斜が緩み植林が目につき始めます。 下からは、車道からの車のエンジン音が、次第に大きく聴こえてきました。(下写真)

紅葉の残り

 そして山頂から90分ほどでコグルミ谷登山口へ到着しました。(下写真)

コグルミ谷登山口(登山道は谷の左)

 登山はこれで終わりとなりますが、車道を登って駐車地に置いた車まで戻らなければなりません。 同行者は戻る気力がないようなので、ここで待っていて貰い空身で車を取りに行きました。
 15分ほどで駐車地へ戻りますが、いつの間にか沢山の車(ここだけで13台ほど)が駐車していました。(下写真)

鞍掛トンネル東口の駐車地

 その後はコグルミ谷へ戻り、同行者を載せて無事に帰路に付きました。

今回の反省点は、
・特にありません。 次回、同じ方とは12月中旬に行く予定です。

次回ですが、週末あまり良い天気ではなさそうですが、奈良県の山へ行こうかと考えています。


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コメント 16

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シラネアオイ

おはようございます。登山は内なる闘志が必要ですね!同行者がいるとペース配分が難しいですね!!それにしても素晴らしい眺望です!!
by シラネアオイ (2011-11-30 07:24) 

g_g

雪解けの道も歩きにくかったのでは、イマイチの天気のようでしたが展望は素晴らしいですね、お疲れ様でした。
by g_g (2011-11-30 08:55) 

tochimochi

標高の割に展望が素晴らしい山ですね。
普段単独行なので同行者には何かと気を使ったことと思います。
お疲れ様でした。

by tochimochi (2011-11-30 12:34) 

よしころん

ふだんのおどさんの半分くらいの行程と標高差ですね。
おどさんにとってはお散歩くらいなかんじでしょうか(笑)
思いの外雪があってビックリです。
今年は随分雪が遅いような気がします。
by よしころん (2011-11-30 13:36) 

mimimomo

こんにちは^^
素晴らしい展望ですね~ これ以上望む事もなし!と言う感じ^^
難易度A(@@  わたくしにはやはりBかCですね^^ 
by mimimomo (2011-11-30 14:32) 

nousagi

同行者の方も久しぶりの登山が
気持ちのよい歩きができてよかったですね。
これで、続ける意欲もさらに増すことでしょうね。
いつも身軽に一人で行かれているおどさんですので
いろいろ気をつかわれるでしょうが
それもまた楽しいかもしれませんね。
by nousagi (2011-11-30 18:35) 

joyclimb

北アルプスの山々まで眺められる鈴北岳、とてもいい場所ですね。

by joyclimb (2011-11-30 21:25) 

テリー

おどさんは、同行者がいると、気をつかって、疲れたでしょう。
遠くまで、眺望がきいて良かったですね。
by テリー (2011-11-30 21:42) 

Jetstream777

鈴鹿もいいですね。 こちらからは遠い。(泣)
スイングパノラマもきれいに撮れてます。 SOしかない機能のようです。
今回は、おどさんにとってはのんびりペースでしたね。 !(^^)!
by Jetstream777 (2011-11-30 23:25) 

Terry

山も雪の季節ですねえ。この秋はほとんど行けませんでしたよ。人様のブログで山の臭いを嗅ぐぐらいで。
1週間くらい前に見えた富士山ですが、雪が少ないんですよ。例年の半分以下。今日からの天気で真白になるんでしょうが。
by Terry (2011-12-01 12:20) 

おど

シラネアオイさん、コメントありがとうございます。
 闘志というか、体力もしくは気力は入りますね。(笑)

g_gさん、コメントありがとうございます。
 雪道も、しだいに歩きづらくなっていくでしょうね。 10cm以上積もって固くなれば、逆に歩きやすくなりますが・・・。

tochimochiさん、コメントありがとうございます。
 一応「御池岳」は、鈴鹿の最高峰なので展望は素晴らしいですよ。 その替りこの辺りは雲が出来やすいので中々よい展望にめぐり合うのは難しいですね。

よしころんさん、コメントありがとうございます。
 距離は半分でしたが、時間を掛けているので満足できますね。 登山は、距離よりも時間が重要なようです。 御池岳の山頂部は、散歩気分で自由に歩けるのがいいですよ。(実際、峠からはすぐですし)

mimimomoさん、コメントありがとうございます。
 これ以上の展望となると、冬の冷え込んだ朝しかなさそうですね。 2年前の冬に初めて登った時は素晴らしかったですよ。(青空に目が痛くなるほどでした 笑)

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 本格的な登山は久しぶりの様だったので、良い展望に出会えてよかったと思ってます。
 一人よりは気を使いますが、今のところ危険なところへも行かないのでまだ大丈夫です・・・。

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 北アルプスは遥か彼方に見えるだけですが、白山は結構大きく見えるので圧倒されますね。 手軽に登れる山なのでいい所ですよ。

テリーさん、コメントありがとうございます。
 天気は微妙でしたが、空気が澄んでいたのでしょうね。 朝方は、遠くの方も青空が覗いていましたが、午後は下り坂でした・・・。

Jetstream777さん、コメントありがとうございます。
 鈴鹿は遠いですが、アクセスはいいほうなので、関東からも来られる方がいますね。 パノラマはこういう展望の時は威力を発揮しますね。

Terryさん、コメントありがとうございます。
 忙しくて山行ってませんか。 一ヶ月も行ってないと、体に苔が生えそうですが。(笑) 雪も次第に多くなりそうですね。 例年に比べて半月は遅れているので、これからドッと降りそうですが・・・。
by おど (2011-12-01 12:47) 

achami

あっという間に、お山は冬なんですね〜。
眺めも素晴らしい!
by achami (2011-12-01 14:57) 

ひろたん

北アルプスが見えてとても素敵ですよね^^
同行者がいると
いつものようにはいきませんよね
けど
素敵なリーダーだったのではないでしょうか
もう雪山ですね^^
by ひろたん (2011-12-01 23:22) 

ken_trekking

雪ですかぁ。本当に冬になったんですね。ここ2,3日も
寒い日が続いているし週末は各地で雪山が楽しむ人が
いるんでしょうか。
by ken_trekking (2011-12-02 07:57) 

山子路爺

これでお友達も山にはまってしまうかもしれませんね。
あるいは、おどさんのハードさを知ってしり込みするかも。
by 山子路爺 (2011-12-02 10:01) 

おど

achamiさん、コメントありがとうございます。
 山の上は、季節の移り変わりが早いですね。 木々の葉も完全に落ちて、雪が降るのを待つばかりですね。

ひろたんさん、コメントありがとうございます。
 同行者と一緒で、久しぶりの登山となるとゆっくりと行かないと駄目ですね。 冬山が待ち遠しいですが、降っている時には登れないですよ。(気候が安定してからですね)

ken_trekkingさん、コメントありがとうございます。
 まだまだ寒くなっては暖かくなるので、高い山以外では1月以上積もりだすでしょうね。

山子路爺さん、コメントありがとうございます。
 元々アウトドア派のようですので、登山も昔はやられてた見たいです。 いきなりハードなコースを行くと怪我や事故の元なので、徐々な難度を上げていくことになると思います。

by おど (2011-12-02 12:26) 

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