[登山] 白山 別山~南竜ヶ馬場~別当出合周回登山 [登山]
今回は、急遽休みを取って白山の別山へ6月下旬に登った時と同様のコースで登りました。 そこからは南竜ヶ馬場へと下りましたが、時間の関係で室堂へは向かわずに別当出合へと下山しました。
今回も比較的良い天候に恵まれ、別山からの展望や道沿いに続くお花畑を見ながら、夏の終わりの山々を楽しみました。
関連リンク
2009年06月27日 石徹白登山口~別山~南竜ヶ馬場~三ノ峰避難小屋(泊)
2010年06月12日 白山・別山日帰り縦走登山(平瀬道登山口~白山(御前峰)~別山)
2010年10月16日 白山周回縦走(市ノ瀬~別山~御前峰~七倉山~釈迦岳~市ノ瀬)
2011年06月19日 [登山] 両白山地 石徹白~別山日帰り縦走
2012年06月30日 [登山] 白山南部 「別山」~「三ノ峰」~「杉峠」お花畑周回縦走
日付 | 2012年8月24日(金) | ||
天気 | 晴れ時々曇り | ||
場所 | 石川県白山市白峰 | ||
距離 | 24.6Km (車道6.6Km含む) | ||
累積標高 | +1842m -1842m | ||
時間 | 9時間55分 | ||
人数 | 2名 | ||
撮影枚数 | 471枚(DSC-TX300V) | ||
登山難度 (A:安易~E:高度) | B(距離長し) | ||
概略 | 途中までは今年の6月下旬にも通ったコース だが、この日も雲が湧き出す前に山頂からの展 望が見られた。 前回から一ヶ月半経ち、花の種類も大きく変わ っていた。 また、大屏風の稜線はお花畑となっ ていて、展望と花を見ながら進んでいく。 南竜ヶ馬場から別当出合までは、登山者も多く 展望は兎も角、面白みのない道が続く。 | ||
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績) | |||
05:50 | 839m | 0.0Km | 市ノ瀬 駐車場 出発 |
06:10 (00:20) | 929m | 1.3Km | 猿壁登山口 |
07:00 (00:50) | 1256m | 3.3Km | 上段床(最終水場) |
08:35 (01:35) | 1895m | 6.7Km | チブリ尾根避難小屋 |
09:55 (01:20) | 2368m | 8.5Km | 御舎利山 |
10:10 (00:15) | 2399m | 9.1Km | 別山 昼食休憩 |
10:30 (00:20) | 2399m | 9.1Km | 別山 出発 |
11:50 (00:35) | 2256m | 11.9Km | 油坂の頭 |
12:45 (00:55) | 2069m | 13.8Km | 南竜ヶ馬場(南竜休憩所) |
13:20 (00:35) | 1969m | 15.4Km | 甚之助避難小屋 |
14:30 (01:10) | 1277m | 18.8Km | 別当出合 |
15:45 (01:15) | 839m | 24.6Km | 市ノ瀬 駐車場 到着 |
ルートラボ
今回は同行者が夜に用事があるとのことで、16時までの下山予定でコース設定を行いました。 また、同行者は久しぶりの登山と最近腰を痛めたので最悪途中撤退もあるとの事です・・・。
登山口を6時頃出発の予定で、登山口のある「市ノ瀬」へと向かいました。 前回はガソリンが切れそうでエライ目に逢いましたが、今回は登山口へと順調に到着しました。
この時期、平日は「別当出合」まで車が通れるので市ノ瀬の駐車場は空いていました。 しかしその反面、別当出合から市ノ瀬までバスやタクシーなど乗れないので、周回コースとするには車道を歩かなければいけません・・・。 トイレへ寄ってから前回同様「別山」へとチブリ尾根を登っていきます。
※このコースは、以前と同様なので写真中心に説明します。
何時もの様にチブリ尾根を登っていきますが、今回は同行者の重量を極力減らすために、最終水場で必要量だけ汲んで登って行きました。(下写真)
いつもの展望地から白山
順調に標高を上げていき、同行者の方も普段から体は動かしているので、思ったよりも順調に歩いていけたようです。 問題なく登って行きますが、この日も朝から良い天気で早々に帽子と日焼け止めそれにサングラスと万全の体制で挑みます。(笑) 尾根の上部に到着しますが、この時期にもアザミは咲いていて、ハクサンシャジン?のお花畑となっていました。(下写真)
アザミ(種類不明)出発から2時間半ほどで、チブリ尾根避難小屋に到着すると、小屋の廻りにはマツムシソウが咲いていました。(下写真)
ここからは気持ちの良い尾根道となり、今回も天気が良いので遠くの展望を見ながら登って行きました。(下写真)
チブリ尾根途中からの眺め避難小屋を通過して、暫く進むと急登が始まります。 急登で汗が吹き出しますが、西斜面となるため日陰も多くなり、高い山では夏も終盤なのか涼しい風も時折吹いて来ました。(下写真)
森林限界を越えてハイマツ帯を登って行くと、右手の稜線の向こう側に「別山」が見えてきました。 そのまま「御舎利山(おしゃりやま)」へと登りつめると、まだこの時間には東方向に北アルプスが見えていました。(下写真)
前回はこの稜線にはハクサンイチゲなどが咲き誇っていましたが、それから1ヶ月半経った今は、それらの花を見ることはありませんでした。(下写真)
また、稜線沿いにあった雪渓も無くなり、替りに青々とした斜面となっていました。
そして、稜線を少し行くと「別山」の山頂へ到着しました。(下写真)
食事後、予定通り「南竜ヶ馬場」へと「大屏風」と呼ばれる稜線を歩いていきます。(下写真)
今回、花は「クロユリ」を目当てにしていましたが、残念ながら咲いている所は通りませんでした。 その替りここからの稜線には、東の谷間の雪渓から冷たい風が吹くためか、少し移動する度に色々な花が咲いており、目を楽しませてくれました。(下写真)
途中、何時も休憩する「天池」で、今回も池を見ながら休憩していきます。 この辺りには、イブキトラノオの群生とイワイチョウが咲いていました。(下写真)
今回の目的である花をゆっくりと眺めながら歩いたので、何時もの倍ほど時間が掛かっていますが、油坂の頭へ到着しました。 ここからは下の谷(赤谷)まで一気に降下して行きます。 上部は雲で展望が得られませんでしたが、尾根途中まで下ると南竜ヶ馬場の建物が見えてきました。(下写真)
赤谷に降り立ち、ここの水場で水分補給と補充を行なって行きました。 今回のコースは、この様に定期的に水場があるので夏場には最適です。(下写真)
赤谷からは、ゴツゴツした岩の点在する坂を登り南竜ヶ馬場へと向かいます。 坂道を登ると木道となり、湿原の端を歩いて行きました。(下写真)
ここに目当てのクロユリがあるかとも思いましたが、残念ながら見つけられませんでした・・・。(この辺りの花は終わりのようです?)
程なく、休憩予定の南竜休憩所と南竜山荘が見えて来ます。(下写真)
南竜休憩所に寄り、暫く休憩して行きました。 一息入れた所で、16時までの下山に間に合うように予定通り「別当出合」まで「砂防新道」を通って下山することにしました。 時間に余裕があれば「室堂」へと登り「観光新道」と「越前禅定道」を通りたかったのですが、また今度(紅葉見に来ます)に取って置きます。
以前通った「トンビ岩コース」や「エコーライン」の分岐を通りすぎて、南竜道を観光新道分岐まで緩やかに登って行きました。(下写真)
この辺りまで来ると、別当出合からと思われる登山者が多くなり、子供連れの方も見受けられました。 砂防新道と南竜道の分岐へ到着しますが、多くの登山者はここから黒ボコ岩と室堂へと登っていきます。(下山の方も多いのですが)
しかし、自分達はここから「別当出合」へと下山して行きました。(下写真)
急な下りを降りていくと、程なく古い水場(現在は出ていませんでした)と「甚之助避難小屋」へ到着しました。(下写真)
この避難小屋は、今まで見たことがある避難小屋の中では一番立派ではないかと思います。 蛇口から出る水場と、綺麗なトイレ?を完備していて、中は覗きませんでしたが過ごしやすそうな小屋です。
小屋の前からは、砂防新道の名前の由来にもなっている崩壊地が見えていました。(下写真)
ひと通り見た所で、引き続き下山を続けます。 少し降りると、先程の崩壊地に滝(不動滝)と巨大な砂防ダム(堰堤)が見えてきました。(下写真)
下に降りると「中飯場」と呼ばれる所へ到着しました。 休憩できるベンチとトイレ(水場も)がありましたが、名前から察するに昔は小屋があったのかも知れません。(下写真)
この付近までは林道が通っているようで、道路が並行して通っていました。 ここから下では再び樹林帯となり、日差しを避けながら降りていけました。 途中で、登と下り専用の道に分岐していて、当然下り専用の谷へと蛇行する道を降りて行きました。(下写真)
大きく谷沿いの道を降りていくと、前方下に大きな吊り橋が見えてきました。 ここを渡ると「別当出合」へ無事に到着しました。(下写真)
別当出合にも、立派な建物が立っていて休憩できるようです。(中へ入りませんでしたが、気象情報も見られるみたいです・・・) その横には、自動販売機も設置されていて、堪らずジュースを買って飲み干していきますが、みな考えることは同じ様で、炭酸系の飲み物は売り切れていました。
ここまで来れば後は車のある「市ノ瀬」(約5Km) まで舗装された車道を黙々と歩いて行くだけです。(下写真)
幸い天気は持ってくれましたし、木陰が多いので暑さにもやられませんでした。 そして1時間ほどで無事に市ノ瀬の駐車場へ到着しました。(下写真)
今回の反省点は、
・特にありませんでした。
次回ですが、日曜日しか休みが取れないのと、夏も終盤と言うことで、長野県の「霧ヶ峰」と「美ヶ原」の縦走を考えています。
こんばんは^^
兎も角お空と風景が素晴らしいですね~
こんな景色を見ながら歩いてみたいです。何時も何だかお空の色がわたくしの場合はちょっと淋しい・・・(--;
巨大な堰堤は何だか昔の城跡のような^^
お花も色々あってさすが白山?^^
1は多分アキギリ 3はジャコウソウではないでしょうか 5はカメバヒキオコシ
黄色いお花は最初から放棄(__;
特にマツムシソウがお気に入り~~~(^-^
by mimimomo (2012-08-28 20:16)
思わず二度見してしまいました。(笑)
やっぱり日帰りなんですね。
最後の車道1時間は絶対イヤですね。(笑)
この時期でもお花がたくさんあって展望抜群で、
こういうコースは歩いていても楽しいですね。
同行者さんも、今回はお元気だったようですね。
by nousagi (2012-08-28 21:23)
今晩は!
夏の青空と白い雲緑の山が織りなす絶景ですね!
もっと若い元気な時に沢山の山を登りたかったです!!
by シラネアオイ (2012-08-28 23:17)
広がる青空、秋の雰囲気ですね。
秋の花がたくさん見られる良いコースですね^_^
by joyclimb (2012-08-29 02:53)
素晴らしい天候で眺望も良かったのでは、夏の日差しを浴びた感じで樹林帯以外は熱そうです、最後5キロの舗装道路が余分でしたね
花も数多く見られて良かったですね、3の花ジャコウソウかも。
by g_g (2012-08-29 09:11)
この時期このコースでの24キロ・・・・最敬礼です!
沢山の花に出会われて・・お裾わけを楽しんでいます。
お盆に白山へ行った時、初めてビックリしながら高山の花を意識した。ここは正しく宝庫ですね~
by OJJ (2012-08-29 09:59)
mimimomoさん、NICE!とコメントありがとうございます。
青空には白い雲が似合いますね。 それにあまり雲がないと暑いですし・・・。 堰堤は初めて見たのでびっくりです。 あんな巨大なものが建設されていたとは知りませんでした・・・。
花の名前いつもありがとうございます。 後ほど修正させてもらいますね。
nousagiさん、NICE!とコメントありがとうございます。
白山は北部からは日帰りが難しいので泊まりになると思いますが、今回のコースは普通の方でも日帰りは可能ですよ。(下山はヘトヘトでしょうが 笑) 冬の白山もいいですが、矢張り花の名山なだけにこの季節が最高ですね。
シラネアオイさん、NICE!とコメントありがとうございます。
夏も終盤となりましたが、まだまだ暑くて湧き上がる雲も夏の風景です。
joyclimbさん、NICE!とコメントありがとうございます。
朝方は高い巻層雲で秋の雰囲気でしたが、午後は流石に夏空になりました。 今回は花と展望がよいので、このコースに決めました。
g_gさん、NICE!とコメントありがとうございます。
大屏風の稜線では、強い日差しと雪渓とが混ざって、暖かくなったり涼しくなったりと複雑な状態でした。 その御蔭で色々な花が混在していたのでよかったのですが。
最後の舗装路、一人でいった場合は記事にも書いた通り尾根を下ったと思います。 その場合は、もう2時間ほど余計に掛かると思いますが・・・。
OJJさん、NICE!とコメントありがとうございます。
そろそろ涼しくなってきたので長距離モードに戻す予定です。(笑) 炎天下の夏は20Km以下に抑えないと死にますねぇ。(苦笑)
今回は雲が出てくれたので、日焼けもあまりなく快適でしたが・・・。
by おど (2012-08-29 12:31)
懐かしい白山です
あの時こんふに歩いてなんて思い出しました
時間がとれないと
日帰りですよね
けどこんなに早く歩けません
トレーニングをしないとね^^;
by ひろたん (2012-08-29 22:02)
別山山頂はおどさんですか?カッコイイねぇ。
このきれいな非難小屋に泊まってみたいですね。
by 山子路爺 (2012-08-30 10:45)
ひろたんさん、nice!とコメントありがとうございます。
白山はどの道も比較的歩きやすい道なのが良いですね。 特に下山時には、足が疲れているのでよくつまづきますが、白山ではそれが少ないと思います。
山子路爺さん、nice!とコメントありがとうございます。
別山山頂は自分ではありません。 同行者です。(笑) ここまで綺麗な避難小屋だと、意味もなく泊まりたくなってきますね。
by おど (2012-08-31 12:41)
こんなに沢山に花と美しい山の稜!線青空良いですね~
by takaki-i (2012-09-02 20:15)