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[登山] 三重県・奈良県 学能堂山~三峰山~浅尾山縦走登山 [登山]

 今回は予定通り、三重県と奈良県の県境にある「学能堂山(岳の堂/がくのどうやま)」から「三峰山(みうねやま)」を県境尾根沿いに登って来ました。 下山は、車道歩きを少なくするため、「大台山」と「浅尾山」を経由し、伊勢本街道を歩いて車まで戻りました。
 今回も天気がよく、「学能堂山」や「三峰山」からは素晴らしい展望が見られました。 また、期待していなかった樹氷も、朝方雲がかかり成長した様で、青空に映える真新しい霧氷を見ることが出来ました。

関連リンク
 2010年01月24日 樹氷見学と三峰山脈縦走登山

三峰山八丁平からのパノラマ

三重県・奈良県
学能堂山三峰山・浅尾山
周回縦走登山

日付2013年02月03日(日)
天気晴れ
場所三重県津市美杉町/奈良県宇陀郡御杖村
距離23.6Km (内車道6.4Km)
累積標高+1870m -1870m
時間7時間50分
人数1名
撮影枚数303枚+91枚(DSC-TX300V)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(距離長い)
概略 学能堂山の県境尾根までは、荒れた道を登る
が、県境尾根以降は道もしっかりしており迷うこ
とは無い。 山頂は360度の展望で三峰山など
が近くに見られた。 そこから三峰山までの尾根
道は、道標やテープなどもあり、小須磨峠への
分岐以外では迷うことは少ない。 三峰山への
最後の登りは、距離はあるが雪も少なく比較的
登りやすい道であった。
 先日からの気温の上昇で、樹氷は全く期待し
ていなかったが、朝方出来たと思われる樹氷が
1cmほど成長しており、山頂付近で何とか見ら
れた。
 下山は、予定通り「大台山」と「浅尾山」を経由
したが、境界尾根はしっかりした踏み跡があり
心配していた薮はまったくなく歩くことが出来た。
 その後は、快晴の暖かな中、旧伊勢街道を
史跡や景色を見ながら駐車地まで戻る。
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの標高)
06:55390m0.0Km駐車地 出発
08:15 (01:20)1021.6m
3.0Km学能堂山 (5分滞在)
08:40 (00:25)975m4.3Km白土山
08:55 (00:15)823m5.2Km小須磨峠
09:05 (00:10)848m5.8Km仏来山
10:30 (01:25)1235m9.3Km三峰山
10:40 (00:10)1205m9.4Km八丁平 昼食休憩
11:05 (00:25)1205m9.7Km八丁平 出発
11:35 (00:30)1064m11.7Km新道峠
12:00 (00:25)858m12.9Km大台山
12:55 (00:55)909m15.5Km浅尾山 (5分休憩)
13:20 (00:25)688m16.4Km林道出合
13:50 (00:30)450m19.0Km御杖神社
14:05 (00:15)520m20.5Km佐田峠
14:25 (00:20)222m22.3Km丸山公園(姫石明神)
14:45 (00:20)390m23.6Km駐車地 到着

ルートラボ

実績コース(緑色が予定、赤字が実績)
20130203_map.jpg

 前日までの雨も上がり比較的温かい朝となったので、ノーマルタイヤの車で出発します。 東名阪道路と伊勢自動車道を走り「久居IC」で降りました。 インターを降りると雲行きが怪しくなり、パラパラと雨も降って来たので内心不安となります。 ここからは県道165号線で白山町まで行き、そこからは南下する県道15号線で美杉町方面へと向かいます。
 心配していた路面の凍結は全くなく、ここまで来ると雲も晴れて青空も覗いて来ました。 国道368号線と合流して、西方面へ向かうとすぐに林道入口が左手に見えて来ましたが、カーナビが無いと見落としそうて゛す・・・。(下写真)

林道入口(左手) ※帰路撮影

道標(ここは旧伊勢街道) ※帰路撮影

 ガイドブックには、林道入口に2台ほどの駐車スペースがあると書いてありますが、現地で確認するとあまりにも狭いので、車で林道の奥へと入って行きます。 すぐに分岐となりますが、道標に「岳の同(学能堂山)」が左に示されていたのでそちらへと向かいます。 途中停められそうな路側帯があるので、奥まで行ってUターンしますが、あまり転回に適した場所がなく手間取りました。(下写真)

学能堂山登山口は左へ

ここに駐車

 前日の雨で地面が濡れているのと、山の上では残雪が予想されるのでスパッツを履いて出発します。 暫くは、林道を歩いていきますが、左手の展望が広がり後に「大洞山(おおぼらやま)」がマジかに見えていました。(下写真)

林道から大洞山方面を望む

 地道を進みますが、林道途中で左手に分岐する道がありました。 テープがいくつもあるのでここが登山口かと思い、左折して奥へと進みました。(下写真)

林道分岐(左へ入る)

 しかし、カーブを曲がるとその先は土砂で流されたのか、道の真ん中が大きく抉られています。 道はここで良さそうなので、抉られた中に降りて、先へと歩いていきます。(下写真)

崩壊気味の登山道

 その先も道は森の中へ続きますが、その手前で見だり斜面に「登山道」のシールが張られた木や矢印などがありました。 ここからようやく登山道らしくなります。(下写真)

ここから右の尾根をトラバース

 沢沿いの道ですが、踏み跡はしっかりしていました。 沢は下の方ではチョロチョロと水が流れていますが、中腹まで来ると水音は無くなり涸れ沢となります。 朝日も射さない薄暗い樹林帯を登って行きくと、途中で林道の終点に出て来ました。(下写真)

植林帯を登る

林道終点に合流(登山道の続きは左奥)

 遠回りとなりますが、初めの林道を登るとここに出会うようなので、道が分かりづらい場合はここまで林道歩きにすればいいのでしょう。 それまで雪の影すらありませんでしたが、次第に日陰となる所に白い雪が目立ち始めましたが、歩行にはまったく支障となりません。(下写真)

踏み跡とテープを辿って登る

 途中、沢の中を歩く道となりますが、暫く進んだ所で踏跡が薄いので右斜面上を見るとそちらに登山道が付いています・・・。 少し登って登山道に復帰しますが、前日までの雨と雪止め水でぬかるみとなりグリップが効かず難儀します。(下写真)

最後は左手に向かって徐々に尾根上に

 上部に県境尾根が見えてきますが、道はそのまま直登はせず、左へとトラバース気味に登って行きました。 最後は、斜面を登っていきますが、倒木が行く手を阻み迂回して登ることになります。 そして出発から1時間ほどで県境尾根の上部に到着しました。(下写真)

尾根上部に合流

左手の尾根沿いに進む

 ここまで来ると山頂は間近となります。 尾根を左手(西)に進みますが、緩やかな登りとなっているので快適に歩いて行けます。 植林と自然林の間を抜けると、向かう「学能堂山」が前方の枝越しに見えて来ました。(下写真)

北斜面は雪が残る

目の前に学能堂山が見える

 ここで道は左手の鹿よけ網の脇を抜けていきます。(下写真)

鹿よけの柵沿いに進む

 傾斜が徐々にキツくなり、山頂への最後の登りとなりました。(下写真)

山頂手前

この上が山頂

 最後は雪の少ない所を選びながら適当に登って行くと、呆気無く山頂に到着しました。(下写真)

学能堂山山頂

 山頂はほぼ360度の展望が広がり、前日の雨の影響からか水蒸気で霞んではいますが、廻りの山々を見渡せます。(下写真)

学能堂山からパノラマ1

学能堂山からパノラマ2

倶留尊山(左)と大洞山(右)など

白土山(右手前)と三峰山(左)

白猪山(左奥)、局ヶ岳(中央奥)、栗ノ木岳(右)など

 ここで写真を撮りながら展望を眺めていきますが、風が強く思ったよりも冷え込みます・・・。 その為、5分ほどの滞在時間で予定通り「三峰山」への縦走を初めました。 尾根沿いに細い道が続いているので、その跡を追って歩いて行くと、こちらにも鹿よけ網があり、その横の急斜面を下って行きます。(下写真)

急な坂を下る

 この斜面も、足場が悪く難儀しますが、一気に下って行き鞍部へ到着すると、そこからは林道となっているのか広い道を進んでいきます。(下写真)

再度登りとなるが広い道(林道?)

 途中で、右に林道との分岐へとでますが、県境は左手なのでそちらへと進んで行きました。(下写真)

分岐(左が白土山、右は林道)

 942mピークを通過すると、前方に「白土山」が見えて来ました。 また、後ろを振り返ると先ほどまでいた「学能堂山」が見えています。(下写真)

白土山が見えてくる

学能堂山を振り返る

 「白土山」の登りとなりますが、山頂までは距離もなく直ぐに平坦な山頂部に到着しました。 そこには向かう「小須磨(こすま)峠」の標識があり、その奥に「白土山」の山頂プレートがいくつかぶら下がっていました。(下写真)

標識を頼りに進む

白土山山頂付近

 ここにも右手に鹿よけの網が続いていますが、その向こう側は古い林道跡なのか広い道が続いていました。 そのまま下りとなった道を進むと、分岐となりますがここにも先ほどと同様の標識があり、指示通りに左方面へと向かいます。(下写真)

分岐を左に

 緩やかに降りて行くと、左斜面の展望が開け「三峰山」が間近に見えて来ました。 逆光で分かりにくいのですが、山頂付近が白くなっているので樹氷が見られそうです。(下写真)

三峰山(白く見えるのは樹氷か?)

三峰山アップ

 ここも尾根沿いに下っていきますが、途中で踏み跡が薄いのと方角が違う事に気が付き、地図を確認すると尾根を降りていくのではないようです。 ここは先ほどの展望を見ていた所から、左斜面を「小須磨峠」と降りていくのが正解のようです。(下写真)

ここを左に降りるのが正解

 峠に向かって左方面へ向かうと、明確な道と合流し分岐標識のある「小須磨峠」に到着しました。(下写真)

小須磨峠

 この先の標識がありませんが、尾根沿いにテープや踏跡は続いているので、尾根を登り返して進んでいきます。 するとすぐのピークに「小須磨山」の標識のある山頂?へ到着しました。

小須磨山

 山頂は展望がありませんが、少し先の下った所で左斜面が大きく崩壊しており、そこから東方面の展望が望めます。(下写真)

小須磨山崩壊地からの展望(東方面)

 鞍部を経由して尾根沿いに登っていくと、次のピークには「仏来山」の標識がありますが、本当のピークはもう少し西寄りのようです。(下写真)

仏来山

 この辺りは、昇り降りの起伏の多い道となりますが、幸い高低差は少ないのでそれほど大変ではありません。 「仏来山」からも一気に植林帯を降りていきますが、見事な直線の道となっていました。 この辺りは、後で歩いた「浅尾山」もこの様な道があり、森林の管理が行き届いているようです。(下写真)

ここを降りてきたが見事な直線・・・

 ここから先暫くは緩やかな登りとなり、陽が差し込んだ樹林帯を気持ちよく歩いて行けます。(下写真)

気持ちの良い尾根道を進む

 そして847mピークを通過すると、急な登りに転じました。 ここまで一週間程度前の足跡はありますが、真新しい足跡はありませんでしたが、この辺りからは先ほど歩いたと思われる足跡が残っていました。 初めはケモノのものかと思っていましたが、標高が上がり雪が出てくると登山靴の足跡が確認出来ます。(下写真)

登りに転じた

急登を登っていく

 ここは訓練?のためにも、休まずに一気に登っていきます。 959mピークまで登ると一旦傾斜が緩みます。(下写真)

平坦な尾根に出る

ヤマギシ山の文字が

 その先のピーク付近では、先行する3名の登山者が休憩していました。 ここでも休憩せずに、軽く挨拶をして追い抜いて行きます。(下写真)

最後の鞍部(この手前で休憩していた)

 ここからは石の多い尾根道となり、左手の北斜面には雪が多く残っていますが、幸い尾根筋は溶けていてまだアイゼンを履く必要は無さそうです。(下写真)

石の多い尾根の急登

 とは言え、石は滑りやすいですし、土も柔らかいのでここでもグリップが効きにくいので、少しペースを落として登っていきました。 次第に山頂が付かずいてきますが、それに伴い周りの枝に白いものが目立ち始めました。 (下写真)

枝に白いものが

 前日までの雨で溶けたものと思っていましたが、朝のガスと気温で1センチほどの霧氷が成長したようです。 そして傾斜が徐々に緩んでくると白くなった山頂へ到着しました。(下写真)

山頂に到着(青空に樹氷が映える)

三峰山

三峰山山頂からの展望と樹氷

 山頂には5名ほどの登山者(子供含む)が着ていますが、写真をとっている間にも何名かの方が到着して来ました。 山頂は、雪が踏み固められて一部が凍っていて急登を登り切った後の足には堪えたのか、滑ってコケてしまいまい、久しぶりに恥ずかしい思いをしました。(苦笑)
 山頂には長居はせず、初めてとなる「八丁平」へと向かいますが、その前に軽アイゼンを履いていくことにします。(下写真)

八丁平へ向かう

 道は全てガチガチに踏み固められていますが、6本歯アイゼンなので強気で歩いていきます。 前方が明るくなったかと思うと、八丁平へは5分ほどで到着しました。(下写真)

八丁平

 ここからの眺めは素晴らしく、最近来る機会が多くなった伊勢や台高山脈の山々も遠くに見えていました。(下写真)

山頂方面

桧塚・明神岳(中央)、その奥に台高山脈

迷岳(左)、大台ケ原(右奥に薄っすらと)

左に平倉峰

 風は相変わらず強いので、風のない東斜面を少し降りたところで昼食休憩としていきます。 この周辺には雪はほとんどないので、ポカポカ陽気で気持ちのよい休憩となりました。 この日は、前日からの睡眠不足で眠たかったので、余程仮眠をとろうと思いましたが、ここで行程の半分といったところなので、食事後は「新道峠」へ向かいます。(下写真)

奥の道を新道峠へと進む

 主尾根の下をトラバースで西へと進んでいきますが、雪が10cm程度残っていました。 尾根と合流すると、そこに「大日如来」と書かれた石碑が置かれています。(下写真)

山頂と八丁平の分岐

大日如来の石碑

 ここから暫くは「神末(こうずえ)」の「みつえ青少年旅行村」からの登山者で賑わっていました。(下写真)

右からのルートは混雑している

 それも上写真の分岐までで、そこを過ぎると往来する人の姿はまばらとなり、静かな道を進んでいきます。(下写真)

快適な尾根道を進む

天気は上々

 幾つかピークを過ぎると「新道峠」の分岐に到着しました。 この先尾根を進むと「高見山」まで行けますが、それはまた別の機会として、今回はここで下山して行きます。(下写真)

新道峠分岐

 ここから暫くも雪の道となるので、下りの軽アイゼンは必須でしょう。 鹿よけの網を通りすぎると、木々が疎らのところがあり、向かう「浅尾山」が見えていました。(下写真)

鹿よけの柵を抜ける

雪道が続く

登山道からの眺め(右手前が浅尾山)

 標高が下がると、雪も疎らとなって来たので、退避できそうな所でアイゼンを脱いで行きました。 そのまま下に向かって降りて行くと、右下に小屋と林道が見えてきて登山道もそちらへと向かって降りていきます。
 しかし、今回ここから登山道を離れて左手にある「大台山」へと向かって尾根を登り返します。(下写真)

登山道から大台山への分岐(真っ直ぐに)

 ここからは、道があるのかも分からずに山行計画を立てていましたが、思った通り境界沿いとなるため、境界標識と明確な踏跡、それに鹿よけの網が山頂まで続いていました。 ひと登りで「大台山」の山頂へ到着しますが、古い標識があるだけで展望はまったくありません。(下写真)

大台山山頂

 ここから先は、更によい道となり安心して歩いて行けます。(下写真)

作業道を進む

 しかし、尾根の分岐では、どちらにも良い道が付いているので、その都度地図で方角を確認し「浅尾山」へと向かうことになります。(下写真)

初めの尾根分岐は右へ

幾つものピークを経由する

三峰山方面の展望が開ける(山頂は左奥)

 所々で道も広くなり登山道かと勘違いするほどです。 踏み跡はあるので、案外歩く人が多いのかも知れません・・・。(下写真)

広い道を歩く

 薮山を予定していただけに、思ったよりも道が良く快調に来ていますし、ここまで来れば急ぐ必要もないので、ゆっくりと登っていきます。(下写真)

山頂は間近

 そして大台山から1時間ほどで「浅尾山」の山頂に到着しました。(下写真)

浅尾山の山頂標識と三等三角点

 ここも樹林に覆われて展望はまったくありませんが、上を見上げると真っ青な空が覗いていました。 また、三方向に尾根が伸びており、その全てに道が続いているのでコンパスが無いと確実に迷いそうです・・・。 最後の休憩を取って、予定通り林道へと向かうであろう尾根道を降りていきます。(下写真)

こちらから下山する

初めの内は急斜面

 少し降りた所で、右側に崩壊地があり展望が開けていたので、そちらへ寄って行きました。(下写真)

崩壊地からの展望1(大洞山)

崩壊地からの展望2(学能堂山)

 その後も迷うことなく、順調に降りていきました。 右下に白い道がチラリと見えます。 林道の日陰に雪が残っており、それが見えて来ました。 林道へ降りる道は、経験上急斜面なので途中の斜面で降りられそうな所を探します。
 しかし、急な斜面で下のほうがよく見えません・・・。 すると、右へ延びる尾根に最近(当日?)伐採された形跡があります。 もしかしたらそちらが分から降りられるかとおもい向かいますが、そんなことはまったくなく、結局イバラなどの間を無理矢理抜けて、最後は2mほどの斜面を滑るように降りて行きました・・・。 降りてきて、改めて見返すと少し先の右斜面にテープで降り口へと誘導しています。(下写真)

林道手前に到着

ここを降りていったが・・・

尾根を下から確認(下山は左上から右下が正解)

 林道に降り立ちますが、雪と水が凍って滑るため、アイゼンをつけるわけにも行かないので、足元に気をつけながらトボトボと歩いていきます。 林道に真新しい車の轍が残っているので、このまま降りるのは問題無さそうです。 しかし、一般車では途中に倒木などが転がっており通行できないでしょう。
 すこし降りて行くと、開けた所に出て太陽電池パネルが敷き詰められた別荘地の様なところへ出て来ました。(下写真)

太陽電池パネルと別荘?

 地図には何も記載されていないので、何かわかりませんが、洒落た家が多いので別荘地なのだと思いますが・・・。 ここで分岐がありますが、素直に右へと降りる道を進んでいきます。
 そして林道に降りて20分ほど歩くと、神末の集落が見えて来ました。 真新しいバイパス道を抜けて行くと、前方に木々に覆われた神社が見えて来ました。 そこが「御杖神社」でした。(下写真)

御杖神社

 神社と川(神末川)の間の裏道を北方面へ歩いていきますが、陽が暖かく散歩には打って付けです。 T字路を右へと折れ橋を渡った所で再度左へと曲がって行くと、再度T字路となりますが、ここからが「伊勢本街道」となるようです。(下写真)

突き当りを右に折れると伊勢街道

 上り道となりますが、普通に歩いていけるぐらいの傾斜です。 その先が「佐田峠」となっていました。 ここには首切地蔵があり、「学能堂山」へと向かう林道の分岐ともなっています。(下写真)

首切地蔵

佐田峠の説明

学能堂山への林道入口(右奥)

 峠と言うだけに、ここからはまた下りとなり途中で伊勢街道と一般道との分岐があるので、右の「姫石明神」と「丸山公園」の標識もある方へと降りていきます。(下写真)

分岐を右手に

 敷津の集落に入りますが、気持ちのよい田圃道が続き、頭上には”ピーヒョロロ”とトビが鳴いて旋回していて、心和みます。(下写真)

気持ちのよい街道(大洞山)

トビ

 テンポ良くテクテクと歩いていきますが、この周辺には伊勢街道を歩く人の為か、随所に井戸の跡や夫婦岩などの見どころに標識が立っていました。 二股の分岐へと出ますが、丸山公園方面へと向かって真っ直ぐ進んでいきます。 公園へ到着しますが、説明によるとここは桜が有名らしく、広い駐車場も完備されていましたが、この時期は誰もいません・・・。(下写真)

丸山公園

 公園と行ってもあずま屋があるぐらいので、何もありません。 左手に「姫石明神」へと向かう階段があるので、そちらへ降りて行きました。(下写真)

姫石明神へ向かう

 すぐ下に鳥居と岩があり、そこが「姫石明神」でした。(下写真)

姫石明神

 ここから道がどうなっているのかまったく分かりませんが、取り敢えず下へと降りていくことにします。 薄暗い足場の悪い道を降りて行くと、途中に遺跡があるので見学していきます。(下写真)

月輪胎蔵界大日如来種子碑

六部塚

 そして、下に道路が見えてくると、朝通ってきた国道368号線と合流し、当初予定したコースよりもショートカットした形となりました。(下写真)

ここに降りてきた

 ここが「伊勢本街道」巡りの始点(終点でもあるのか?)となっているようで、説明看板やベンチなどが設置されていました。(下写真)

伊勢本街道

 その後は、国道を400mほど歩き、朝入った林道を登って車まで戻りますが、この分岐は歩いていても見落としそうでした・・・。

今回の反省点は、
・特にありませんでした。

次回ですが、土曜日に岐阜県の雪山へ行こうかと思っていますが、天気しだいです。


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コメントの受付は締め切りました
シラネアオイ

今晩は!
天気が良くて気持ちのいい登山となりましたね!!

by シラネアオイ (2013-02-06 23:41) 

旅爺さん

何処の山に行っても同じ風景は無く、
途中の村々にも楽しめる物がありますね。
だから山は止められませんね。それにしてもよく歩きますね。
by 旅爺さん (2013-02-07 05:55) 

asa

相変わらず、すごい足ですね

by asa (2013-02-07 07:23) 

mimimomo

おはようございます^^
最後、車道歩きが多かったようですね。
でも楽しそうな山道^^
結構雪がありますね。
お天気がよく見晴らせるのが嬉しいですね。
by mimimomo (2013-02-07 08:32) 

テリー

天気に恵まれて、よかったですね。
by テリー (2013-02-07 10:29) 

ken_trekking

この時期、天気が良くておまけに
暖かい日は貴重ですね。
by ken_trekking (2013-02-07 19:49) 

SammyTajima

三峰山の霧氷を見せてもらいました。矢張り気温の差でしょうね。3日前には全くありませんでした。またの機会を待ちます。
by SammyTajima (2013-02-07 20:54) 

おど

シラネアオイさん、コメントありがとうございます。
 天気がよくて気持ちのよい登山となりました。

旅爺さん、コメントありがとうございます。
 山だけではなく、その土地それぞれに見どころがありますね。 又、麓から見る山もいいものです。

asaさん、コメントありがとうございます。
 頑張って歩いています。

mimimomoさん、コメントありがとうございます。
 車道歩きで疲れるかとも思いましたが、街道沿いで車の往来も少なく気持ちよく歩けましたよ。 雪はこれでも結構溶けてますよ。

テリーさん、コメントありがとうございます。
 天気の具合をみて山域を決めていますから、比較的恵まれていますね。

ken_trekkingさん、コメントありがとうございます。
 暖かいと行っても気温は5度以下だったと思います。 しかし、陽が当たるとポカポカになりますね。

SammyTajimaさん、コメントありがとうございます。
 樹氷と好天、中々両方共良い日はありませんね。 前日まで寒くて風が強ければ綺麗な樹氷は見られるでしょうが、その場合天気は微妙ですよね・・・。 明日行く予定の所も、展望と樹氷の両方が見られればいいなと思うところですが。


by おど (2013-02-08 19:28) 

joyclimb

この付近は何度か歩いたことがありますが、
一度に歩くとは健脚ですね。
丸山公園には桜の花の時期に一度行ったことがあります。
桜の花がきれいな公園でした!

by joyclimb (2013-03-03 23:31) 

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