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[登山] 三多気の桜と大洞山・尼ヶ岳縦走/古光山登山 [登山]

 今回は、サクラで有名な三多気(みたけ)から、「大洞山(おおぼらやま)」と「尼ヶ岳(あまがたけ)」に登って来ました。 また、これだけでは早く下山するため倶留尊山の南部にある「古光山(こごうやま)」にも登りました。
 朝から良い天気となり、日中は前日までの寒さが嘘のように暖かくなりました。 各山頂からは、春霞はありますが、遠くの景色が一望でき目当ての桜なども沢山見られ満足のゆく山行となりました。

三多気の桜と学能堂山

大洞山(雄岳)からのパノラマ

三多気の桜と
大洞山・尼ヶ岳縦走

日付2013年04月13日(土)
天気
場所三重県津市美杉町三多気
距離13.9Km
累積標高+1210m -1210m
時間05時間10分
人数1名
撮影枚数669枚(NEX-5)
登山難度(A:安易~E:高度)A
概略 以前から桜の時期に三多気から登ろうと思って
いた「大洞山」と「尼ヶ岳」に行く。
 朝早くから沢山の人が桜を撮りに訪れていたが
、登山をしている人はまだ一人もおらず、静かな
山を素晴らしい景色を見ながら登る。
 大洞山へは急登をひたすら上へと登るがその
分山頂からは素晴らしい展望が望めた。
 その後、縦走路を尼ヶ岳へ向かうが、それど
標高差はないので、あっけなく山頂に到着した。
 帰路は東海自然歩道を歩くが、苔生した石畳
のような道が続き、後に尼ヶ岳を望みながら、
三多気へと戻る。
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
05:50430m0.0Km三多気の桜駐車場 出発
06:00 (00:10)508m0.6Km茅葺屋根撮影地
06:15 (00:15)544m0.9Km真福院
06:30 (00:10)605m1.4Km東海自然歩道分岐
07:15 (00:45)985.1m2.7Km大洞山(雌岳) 5分滞在
07:35 (00:20)1013m3.4Km大洞山(雄岳) 10分滞在
08:10 (00:35)800m5.1Km倉骨峠
08:20 (00:10)750m5.6Kmオオタワ
08:50 (00:30)957.7m6.5Km尼ヶ岳 10分滞在
09:05 (00:15)865m7.0Km富士見峠への分岐
09:35 (00:30)800m8.8Km倉骨峠
10:20 (00:45)755m10.9Km桔梗平
10:40 (00:20)605m12.6Km東海自然歩道分岐
11:00 (00:20)430m13.9Km三多気の桜駐車場 到着

ルートラボ

実績コース(赤色が実績、緑線は予定)
20130413A_map.jpg

 三多気(みたけ)は、当日は桜まつりの初日となるため、非常に混むことが予想出来ます。 また、インターネットの情報から朝早くから撮影する人が多いことを知り、6時までに到着予定で4時には出発しました。
 前回、学能堂山に登った時に所要時間と車のルート、それに駐車地は分かっていたので、ほぼ予定通り三多気に到着しました。 しかし、道路で走っている時から多くの車が同じ方向へと向かっているのが分かります・・・。 幸い、混雑もなく駐車場(第一駐車場)に到着時はまだ駐車に余裕はありますが、すでに大勢の人が訪れているのは間違いなさそうです。(下写真)

第一駐車場から出発

 早速準備をしますが、今回は桜の撮影がメイン?となるので小型一眼(SONY NEX-5)を持って出発しました。 周辺では、観光客に混じって業者の方も屋台などの準備をしています。
 道標に従い「大洞山」方面へと向かい、坂を登って行きました。(下写真)

大洞山へ向かう

桜を見ながら進む

桜を見ながら進む2

 撮影機材などを持った人たちは、坂道を喘ぎながら登って行きますが、こちらは身軽ですし慣れているので一気に登って行きました。 茅葺屋根のある棚田の撮影ポイントに到着すると、40~50人ほどのカメラマンが撮影のチャンスを狙っています。 こちらはそこまで本気ではないので、三脚なども無しで立ったまま撮影をはじめます。(下写真)

茅葺屋根

三多気の桜

 朝日に照らされた桜と、水が張られた田圃に映る桜の花が幻想的です。 10分ほど撮影と景色を眺めたところで、登山を開始することにしました。
 この先は、カメラマンなどほとんど向かう人はありませんが、奥の「真福寺(しんぷくじ)」に向かって登っていきます。(下写真)

真福院に寄る

 真福寺の鳥居をくぐり、大木の間を通って境内へと向かう階段を登ると、ここも忙しそうに準備をする人たちがいました。 それを横目に見ながら、本堂へと階段を登り参拝していきました。(下写真)

お参りをして出発(つつじが綺麗です)

ここで参拝

 参拝後は、先ほどの坂道に戻り更に上を目指します。 途中、「藤堂池」と呼ばれるところがあるので見ていきますが、周辺に咲く桜は光量不足であまりパッとしません・・・。(下写真)

藤堂池

桜と学能堂山

 ここから上部は林道歩きとなり、杉林の間を抜けていきます。(下写真)

林道を進む

 すると東海自然歩道の説明看板のある広い分岐に到着しました。 右に行っても「大洞山」へは登れるようですが、予定通り直進して行きます。 広い道の左手には古い遊歩道があるのでそこを通って行きました。 この周辺はキャンプ場となっているようです(下写真)

広い分岐

東海自然歩道標識

大洞山を見ながら歩く

上部の山桜は満開

 遊歩道には、黄色い花を咲かせる木が沢山植えられており綺麗ですが、名前が判然としません。(下写真)

トサミズキ?

遊歩道だが余り整備されていない

 再度、林道と出会いますがここが東海自然歩道との合流点のようです。(下写真)

東海自然歩道の出合

 舗装路を左手にすこし行くと右に登山口があり、ここからが本当の登山道の始まりとなりました。(下写真)

ここが登山口?

 登山道と行っても、良く整備された道で石段が続いていました。 しかし、この石段は上部まで延々と続く上に結構な急登です。(下写真)

石段の急登が続く

続く石段

 石段には、所々でスミレの花が咲いています。 また、樹林が薄くなったところからは先程まで見ていた棚田が遥か下に見えていました。
 そして登山口から40分ほど登るとようやく傾斜が緩み山頂が近づいて来ました。(下写真)

頂上手前に到着

 山頂手前で一気に視界が広がり、周りの山々が見えて来ました。(下写真)

大洞山(雌岳)からのパノラマ

 景色を見ながら歩いて行くと、山頂標識と方位盤のある頂上に到着しました。(下写真)

大洞山(雌岳)山頂

 ここまでも霜が降りているのは分かっていましたが、前日に雪が降ったのか方位盤にすこし雪が残っています。(下写真)

前夜は雪が降ったようだが

大洞山(雌岳)からパノラマ(南東方面)

 暫く展望を見ていきますが、大洞山の最高峰は隣の「雄岳」(ここは「雌岳」)なのでそちらに向かうことにします。(下写真)

大洞キャンプ場分岐から雄岳(左)と尼ヶ岳(右)

 目の前に「雄岳」が見えていますが、ここからは一旦鞍部に降りていきます。(下写真)

一旦鞍部へ降りる

 鞍部からの登りは大変かと思いましたが、大した事はなく直ぐに山頂に到着します。 この辺りはアセビが多く、白い花と緑の葉が周りを彩っていました。(下写真)

沢山のアセビの間を抜ける

大洞山(雄岳)から尼ヶ岳を望む(左はアセビ)

大洞山(雄岳)からのパノラマ(古光山・倶留尊山・高槻山・見通山・ワシの巣など)

倶留尊山方面の山々(左端が古光山)

 「雌岳」からは「雄岳」が邪魔でよく見えなかった「尼ヶ岳」が、ここからは手に取るように見えています。 その「尼ヶ岳」に早速向かうことにしました。(下写真)

大洞山(雄岳)を下山

 雄岳から北の尾根を降りていきますが、すぐに左から林道と合流して登山道はその林道沿いに続いていました。 この先は「四ノ峰」から「三ノ峰」「二ノ峰」「一ノ峰」と続いていますが、三ノ峰からその先にある「西峰」に寄ることにします。(下写真)

林道沿いに進む

四ノ峰付近

三ノ峰付近

 四ノ峰周辺は、岩が多いところとなり踏み跡も怪しくなりますが、三ノ峰で道は東側に降りて言っています。 しかし、西峰はそのまま尾根を降りていくのでそちらへは向かわずにそのまま尾根を降りて行きました。 幸い、同じ考えの人は多いのか赤テープや踏跡は続いているのでそのまま進んでいきます。
 尾根の末端に来ると、下に林道が見えて来ました。 右側から降りて行きそのまま林道へと出ますが、こんなところにも関わらず朝から軽トラックが林道を走っています・・・。
 一旦林道へ出ますが、西峰はその先の尾根の先にあります。 再度尾根に取り付いて少し進むと西峰に到着しますが、特に標識なども無いピークなので、先ほどの林道へと向かって右折して尾根を降りて行きました。(下写真)

西峰への稜線

西峰付近

 先ほどの林道に出ますが、林道はこの西峰で東へカーブしており、次の目的地となる「倉骨峠」に向かっているようです。 そのまま林道を歩いて行くと、すぐに分岐に到着し、その先に「倉骨峠」がありました。(下写真)

林道に出る

倉骨峠に出る(本来は右から左に横断)

 ここで東海自然歩道と合流するようで、この先の道は歩きやすい道が続きます。(下写真)

倉骨峠からは東海自然歩道

樹林帯を進む

 植林帯に入っていきますが、ここでも迷わないよう幹に「東海自然歩道」のテープが両側に張られています。 ピークをひとつ越えると「オオタワ」に到着しました。(下写真)

オオタワ

 この辺りの山には「xxタワ」と付く「峠」が多いようで、この先にもコ(小)タワがありますし、後で登った「古光山」にも「フカ(深)タワ」がありました。
 ピークを越えると「コタワ」がありますが、知らない間に通り過ぎたようです。 そこからは登りとなりますが、それほど急斜面と言うわけではありません。(下写真)

流石に東海自然歩道は歩きやすい

 山頂手前にトラバース道との分岐がありますが、標識通りに直進して行きます。 しかし、この先は道が悪くなりその原因は土が緩く歩きづらいことに有りそうです。 また、途中に写真の様なお願い文もあり、なるべく踏み跡のしっかりした所を歩いていきますが、グリップが効きにくく登りづらい道でした。(下写真)

山頂途中の分岐

巻き道ルートの推奨

薄い踏み跡を登るが滑りやすい

 我慢して登って行くと、左手に展望が広がり出します。 そのまま上部まで一気に登って行くと、先程までいた「大洞山」が大きく見えて来ました。 山頂手前の南斜面に到着しますが、こちらの景色はここからの方がよさそうなので暫く眺めて行きました。(下写真)

大洞山北部の様子(林道が縦横に走る)

左から高見山・古光山・倶留尊山など

台高山脈(白いのは雪か)

山頂南から大洞山を望む

 南斜面からは、最後のひと登りで山頂に到着しました。(下写真)

山頂付近

 山頂はカヤがあると思っていましたが、下草が少しある程度で広々としています。 また、北斜面は木々が伐採されたのか無惨な状態でした・・・。(下写真)

広い尼ヶ岳山頂

山頂の石仏

尼ヶ岳からのパノラマ

見通山(左)と尾高山(中央)、奥に名張市街

青山高原と奥に鈴鹿山脈など

 ここでゆっくりとして行きたいところですが、この日の朝方(この時点で9時前です)は寒く風も少し吹いているのでじっとしていると冷えてきます・・・。 景色を見たところで下山を開始しました。 下山は、先ほどの道はあまり利用したくは無いので、北西の階段から降りることにします。(下写真)

分岐へと降りる

 階段は下りには余り利用はしたくありませんが、はじめからこの階段の存在を知っていれば、先ほどの分岐でトラバース道を通ってこちらから登ったと思います。(下写真)

階段を一気に降りていく(下から振り返る)

 10分ほど降りると分岐の標識が見えて来ました。 ここからはトラバース道を通って、分岐へと戻りそのまま「倉骨峠」まで進んでいきます。(下写真)

富士見峠分岐

尼ヶ岳探勝路

トラバース道で戻る

 「倉骨峠」の手前の分岐で、行きには寄らなかった「二ノ峰」に登ることにします。 「二ノ峰」は倉骨峠の上部に位置しますが、道はこのピークを巻いているので薄い踏み跡を辿って急斜面を直登して行きました。
 ピークには、二ノ峰の標識がありますが、展望はあまりなく木々の間から「尼ヶ岳」が見えている程度です。(下写真)

二ノ峰に立ち寄る

二ノ峰から尼ヶ岳を望む

 再度急斜面を降りて「倉骨峠」に到着すると、行きは通らなかった道を三ノ峰方面へと進んで行きました。 しかし、すぐに大洞山山頂(雄岳)へと登る道と、東斜面をトラバースする東海自然歩道の道に分岐します。(下写真)

大洞山(右)とトラバース道(直進)の分岐

 大洞山へは「健脚向け」と書いてありますが、その通りでしょう。 ここは行きとは違うトラバース道を進むことにします。 暫くは暗い樹林帯を歩いていきますが、その内「滑りやすいので、注意して下さい」の看板と伴に明るい石畳の道となりました。(下写真)

ここから石畳の道が続く

 石畳はこの辺りの石を並べたようで、思ったよりも長い間続いていました。 途中、水場があり分岐の標識が立っていましたが、幸いこの日の水の消費量は少なく、ザックに飲水やペットボトルのお茶が余っているので通りすぎて行きます。(下写真)

水場分岐

水音は聞こえるが・・・

 この先も石畳は続きますが、日当たりが良いのか苔生した石畳やその上に積もった腐葉土からは白く小さな花が咲いていました。(下写真)

白い小さな花(名前不明)

 途中、このコース唯一の危険箇所とも言える崩壊した道を通って行きますが、今は良く踏まれており雨や雪が無い限りは危険とは思えません。(下写真)

通行注意

石畳は続く

 左手に展望台なのか、立派なデッキが見えて来ました。 折角なので、そちらに降りて行き眺めを見ていきます。(下写真)

展望デッキ

展望デッキからの眺め(左端は尼ヶ岳)

 この時間になって、朝方残っていた雲もすっかり取れて快晴の空が広がっています。 倉骨峠から45分歩いた所でようやく「桔梗平(ききょうだいら)」と呼ばれる車道との分岐に到着しました。(下写真)

桔梗平

周辺の説明(この辺りは火山群)

 あずま屋なども建っており、ゆっくりと休憩できるようになっています。 分岐が多いので道標に従い間違いのないように東海自然歩道を進んでいきます。(下写真)

林道が合流するが東海自然歩道を進む

分岐が多いが真福院へ進む

 再度樹林帯を降りる道となりました。 ここで、この日初めてとなるペアの登山者?(装備は最低限なので、ハイキングかも)に出合いました。 暫く降りて行くと林道に合流し、そこに先ほどの登山者のものと思われる車が駐車してあります。(下写真)

東海自然歩道のテープを辿る

ここからは林道を歩く

 GPSで現在位置を確認して、進むべき道を決めますが、上記写真のどちらを進んでも、行きに通った林道に出るようですが、左のほうが登り返しが少ないのでお勧めです。

 暫くは林道歩きとなりますが、10分ほどで行きに東海自然歩道の標識のあったキャンプ場手前の分岐に到着しました。 そこには一台車が停まっており、5名ほどの登山者が今から「大洞山」に登ろうかと言う所でした。

 ここまで降りてくると、花見ついでに散策する方が大勢登ってきていました。 駐車地に向かいますが、朝方は逆光や香料不足でよく見えなかったサクラの花も、陽の光を浴びて綺麗に見えています。(下写真)

桜を見ながら下山1

桜を見ながら下山2(散り始め)

桜を見ながら下山3

 真福寺では、餅つきなども行われており、大盛況といったところです。 そして、屋台なども出ている道を降りて行くと、満車となった駐車場に無事到着しました。

 下山時間が11時だったので、当初の予定通り次の山に向かうことにしました。 以前から山名が気になって、登ってみたいと思っていた「古光山(こごうやま)」に向かうことにします。

古光山登山
日付2013年04月13日(土)
天気快晴
場所奈良県宇陀郡御杖村大字菅野
距離4.8Km
累積標高+595m -595m
時間02時間20分
人数1名
撮影枚数140枚(Optio W80)
登山難度(A:安易~E:高度)B(岩稜、急斜面多し)
概略 以前、住塚山と国見山から見た古光山が印象
的で、何時かは登ってみたい山だったので、距離
と時間も丁度よいので登る。
 距離は短いが、フィックスロープの続く急登や
細尾根や岩稜帯などがあり、緊張もするがその
分楽しむことが出来た。
 稜線からの景色は思ったよりもよく、先程まで
登っていた大洞山や住塚山などもよく見えた。
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
11:30710m0.0Km展望広場下駐車地 出発
11:35 (00:05)740m0.4Km展望広場
11:55 (00:20)892m1.2Km後古光山 5分滞在
12:10 (00:15)765m1.5Kmフカタワ
12:30 (00:20)953m1.8Km古光山 昼食休憩
12:45 (00:15)953m1.8Km古光山 出発
13:00 (00:15)960m2.1Km南峰
13:15 (00:15)853m2.5Km古光山
13:25 (00:10)765m2.8Kmフカタワ
13:35 (00:10)685m3.2Km車道出合
13:50 (00:15)710m4.8Km展望広場下駐車地 到着

ルートラボ

実績コース(赤色が実績、緑線は予定)
20130413B_map.jpg

 道路の混雑は思ったよりも少ないのですが、臨時バスが運行しているので細い道のすれ違いに時間が掛かっていました。 国道368号線に出ると、奈良県へと入り国道369号を御杖(みつえ)村役場手前の信号まで走ります。
 ここで、右折して衆楽の井田を抜けていきますが、カーナビの誘導があてにならない(道が狭くて誘導してくれません・・・)ので、迷いながらも予定の林道を奥へと入って行きました。 あまり交通量はないのか、枝が沢山落ちていますが通行に支障はありません。 途中までは細い道ですが、上部で牧場からの広い道に合流しました。(本来はこの道の方がよいのかも知れません)

 そのまま「曽根高原」方面へ向かいますが、一箇所標識に左折を促している所がありますが、そのまま直進してしまうところがありました。(下写真)

ここを左に入る

 左折して暫く登って行くと予定していた駐車地が見えてきたので、ここに駐車していきます。(下写真)

ここに駐車

 駐車地の前は、道路の分岐とその脇に案内板が立っているのでそれを見ていきます。(下写真)

駐車地にある案内板

 早速出発しますが、一眼レフカメラは置いていつものコンパクトカメラを持って行きました。 車道を上に登っていきますが、上部に到着したところで、本来の道はその横にあった事に気が付きますが、時間もないのでこちらからスタートすることにしました。(下写真)

倶留尊山はすぐそこに

多目的広場から登山道開始

 多目的広場には、車が2台止まっていますが人影はありません。 登山道を登って行くと、すぐに尾根沿いの道と合流しました。 途中、妙齢のペアの登山者とすれ違いますが、何も持たずに軽装なので途中まで景色を長めに着ていただけかもしれません。(下写真)

尾根分岐にでる

 その先は急な上りとなり、階段にロープや鎖が出て来ました。 しかし、それほど危険箇所はないのでそのまま登って行くと、岩場の登りで下山中のペアの登山者とスレ違います。 そこからひと登りで「後古光山(うしろこごやま)」の山頂に到着しました。(下写真)

急な階段にロープや鎖がつく

後古光山山頂

 ここまで登り始めて30分とも経っていませんが、展望は素晴らしいものでした。(下写真)

大洞山(中央)と尼ヶ岳(左)

三峰山方面

すぐ下にみつえ高原牧場が見える

 向かう「古光山」は、目の前に見えますが、この山はここからが大変です。 まずは、直滑降に近い形で鞍部まで降りていきます。 直滑降は一部だけですが、ロープが無いととても降りられるような場所ではありません。 しかし、両側にロープがあり、しっかりした木の根や枝が沢山あるので、それらや岩を頼りに降りて行きました。(下写真)

古光山は近いが・・・

鞍部へはロープの急坂を下る

無数のロープ

ロープがないと大変だが

 長い時間降りていたような気もしますが、実際には15分ほどで鞍部にある「フカタワ」に到着しました。(下写真)

フカタワの分岐

 帰路はここから牧場方面へと下る予定なので、そちらの道を確認して行きます。(下写真)

ここから下山予定

 そのまま上りに転じますが、初めの内は樹林の登りとなりまます。 ここで下山中の登山者とすれ違いますが、急斜面でなくて幸いでした。 その後、先ほどの下り同様、今度は急な登りとなります。(下写真)

古光山の登り(前半)

古光山の登り(中盤以降はロープ場)

 この登りが山頂まで続くとキツイでしょうが、幸い岩場ののぼりも途中までで、そこを過ぎると通常の樹林の上り道となり一安心です。(下写真)

このぐらいの角度

 フカタワから20分ほど登ってところで、「古光山」の山頂に到着しました。 山頂とは行っても、最高点と言うわけではなく三角点があるだけで展望も2箇所伐採跡から眺められる程度です。 しかし、ここで会社から電話が掛かっていたのと、丁度お昼時だったので倶留尊山を眺めながら昼食休憩として行きました。(下写真)

古光山山頂

古光山からの展望(倶留尊山)

倶留尊山アップ

住塚山・国見岳と屏風岩を望む

 軽めの食事の後は、南峰に寄ってから下山することにします。 事前の調査で、ここから南峰の間の岩稜が面白い?とのことなので、そこを楽しんで?歩くことにします。
 南峰の標識を見て分岐に入っていきますが、その先は次第に細尾根となり、左右が切れ込んできたのが分かりました。(下写真)

南峰へ向かう

 その先は、ガイドブックの通り岩稜が出だして、先月登った愛知県の「明神山」の様な道となってきましたが、あの時ほどの風も吹いていませんし、左右の樹林は多く恐怖感は少なめです。(笑)

一部が岩稜となる

学能堂山(中央)方面

後古光山(左)と奥に尼ヶ岳・大洞山

 いわゆるキレットになっていますが、展望が非常に良いので暫く眺めを見て行きました。 その先の岩場を登ると「南峰」に到着しました。(下写真)

岩場を登り南峰に

南峰頂上(遠く修験業山などが見える)

兜岳(中央左)と鎧岳(その右)

中央奥に金剛山など(西方面)

 南峰からは、南方面以外の展望が望めます。 展望ちを一通り眺めた所で、先ほどのフカタワに戻り下山することにします。 行きに苦労した吸わばの登りなども、左右にロープがしっかりと付いているので、これを十分に活用して一気に降りていきます。 その為、古光山から10分ほどでフカタワに到着しました。 ここからは予定通り、右(東)の踏み跡を辿り車道へと降りていきます。 しかし、地図に記された道と違うコースを辿っているようですが、古い道が残っているかもわからないので、この明確な踏み跡を辿って降りていくことにしました。 ここも5分ほどで右手に車道が見え出しましたが、牧場からの車道ではないようです。(下写真)

暫く下ると林道へ到着

 林道と思われる道の終点に降り立ちますが、舗装してありませんが、その先に下に向かって道は続いています。 方角を確認すると車道に出るようなのでそこを歩いて行きました。(下写真)

林道終点から道は続く

 この辺りも放牧場として使用しているようなので、その為の道と思われますが下に車道が見えてきて無事合流しました。(下写真)

牧場脇の車道を歩く

 後はこの道と来る途中に迷った分岐を通り15分ほど歩くと、無事に駐車地に到着しました。(下写真)

古光山を振り返る

駐車地(右側)に到着

今回の反省点は、
・特にありませんが、やはり後半膝が痛くなったので、まだ本調子ではないようです。 幸い、一日じっとしていればすぐに治るのですが、今までの傾向を分析すると標高差関係なしで、距離が15Kmを超えると痛くなってくるようです。

 次回ですが、当分は15Km未満の山行となるよう調整する予定ですが、いづれにしても週末あまり天気が良くなさそうなので、鈴鹿の山になる可能性が高いです。


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コメント 14

コメントの受付は締め切りました
シラネアオイ

おはようございます。
棚田に映る桜が綺麗ですね!!
by シラネアオイ (2013-04-16 05:48) 

g_g

無風状態の棚田に写る桜が素晴らしいですね。
by g_g (2013-04-16 08:35) 

nousagi

14キロ近くも歩いてまたもう一山おまけですか。(^_^;)
棚田と桜は素晴らしいですね。
これだけでも見に行く価値がありますね。
膝は、お大事に。
by nousagi (2013-04-16 09:11) 

ゆうくん

桜を見ながら良いですね、それに14キロも簡単に歩かれてますね、その体力を少しでも分けてほしいです。

by ゆうくん (2013-04-16 20:32) 

OJJ

これだけの写真を写しながら、距離の15キロは驚きませんが標高差1200mは膝の負担を考えると厳しいのでは・・と勝手に考えていますがアカン? 
by OJJ (2013-04-16 22:37) 

テリー

三多気の桜、すばらしいですね。これを撮影に行く人も少ないとは、もったいない。
天気に恵まれて、眺望が、素晴らしくて、よかったですね。
by テリー (2013-04-16 23:37) 

mimimomo

おはようございます^^
ミタケまず、この読み方に『ほー』でしたよ^^ 
お花見しながら好きな山に登れるのは良いですね。しかしこの階段続きは?
大変だなぁ~ため息が出そう(--;
でも上に登れば見晴らしが良いですね^^v 
やはりこの距離はわたくしには二日分かな~
by mimimomo (2013-04-17 09:28) 

山子路爺

棚田と桜……
とても素晴らしいロケーション、写真も素晴らしいですねぇ~~~!

by 山子路爺 (2013-04-17 10:23) 

tina

三多気の桜が見頃だったのですね。
桜と棚田の水田の風景が美しい
日本の風景ですね、早朝だから人が映っていないのがいいです。
by tina (2013-04-17 11:52) 

おど

シラネアオイさん、コメントありがとうございます。
 棚田は撮影のために水を張ってありますね。 桜も終盤でしたが、何とか持ってくれたので良かったです。

g_gさん、コメントありがとうございます。
 朝方は無風で、桜も散ることがなくてよかったです。 帰りは、それなりに風が吹いていたので桜の花が棚田に沢山落ちていましたよ。

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 最近、距離が短めなのでもう1山のぼりましたが、矢張り膝がダメですね。 ここの桜は一度見てみたかったので、望みがかなって嬉しいですね。

ゆうくんさん、コメントありがとうございます。
 桜も山桜が多いので、葉桜が多めでしたよ。 体力は兎も角、膝は早く治したいですね。

OJJさん、コメントありがとうございます。
 3000m以上の標高差が無い限り、あまり関係ありませんよ。 どちらかと言うと、距離が効いてきますね。 当然、標高差があるとその分登るのに時間かかりますが。(笑)

テリーさん、コメントありがとうございます。
 いやいやこの棚田の景色を撮影する人はいっぱいですよ。 ここよりも上部はほとんどというか、まったくいませんでしたが。 今回も天気に恵まれて良かったです。(一ヶ月ぐらいは、快晴ばかりですからねぇ)

mimimomoさん、コメントありがとうございます。
 三多気(みたけ)は読めませんよね。 花見はすぐに飽きるので、山とセットがよいですね。(笑) 大洞山の階段は中々の急登でしたから、心して登らないといけませんね。

山子路爺さん、コメントありがとうございます。
 棚田はやはりいいですよ。 日本の原風景ですし、今後も残して欲しいですね。

tinaさん、コメントありがとうございます。
 見頃には少し遅すぎだったようですが、棚田の桜は何とか持ったようです。 早朝だから写っていないと言うより、歩く人がいなくなったところを狙っていますね。 廻りのカメラマンも、内心は早くドケと思っているのでは。(笑)

by おど (2013-04-17 12:48) 

joyclimb

サクラと山歩き同時に楽しめるコース、とても良いですね^^
天気も重要な要素ですね。
by joyclimb (2013-04-18 23:54) 

ひろたん

棚田と桜は素晴らしいですね^^
「うわ~」と言ってしまいました。
岩稜もあり、スリルな山歩きが出来ましよね
それにしても健脚で素晴らしいです。
最近、歩いていませんよ。お天気が悪かったりで
寒い・・・そんな感じです。
by ひろたん (2013-04-20 21:16) 

おど

joyclimさん、コメントありがとうございます。
 やはり、天気の良い時に歩きたいですね。 花見をしながらのんびり?と歩くのは最高です。

ひろたんさん、コメントありがとうございます。
 何故だか田んぼに桜はよく似合いますね。 岩場は大した事ありませんが、ここも強風の時は歩きたくない所ですねぇ。(笑) ここの所、寒暖の差が激しいので、体調にご注意下さい。

by おど (2013-04-21 18:46) 

海を渡る

こんばんは。
水を張った田んぼに桜が素晴しいですね^^。
by 海を渡る (2013-04-21 20:18) 

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