[登山] 2013年 春の花を探して伊吹山北尾根縦走 [登山]
今回は、春の花を見に伊吹山の北尾根に行って来ました。 前回同様、遠望は見られませんでしたが、穏やかな初夏の陽気の中、期待通りの色々な花が見ながら縦走を楽しみました。
関連リンク
2011年04月17日 [登山] 伊吹山北尾根縦走(2011年春)
2012年03月21日 [登山] 残雪期の伊吹山北尾根縦走(2012年早春)
日付 | 2013年05月05日(日) | ||
天気 | 朝方は快晴のち晴(春霞) | ||
場所 | 岐阜県揖斐郡揖斐川町春日美束 | ||
距離 | 14.0Km | ||
累積標高 | +1365m -1365m | ||
時間 | 07時間00分 | ||
人数 | 1名 | ||
撮影枚数 | 288枚(FP XP200) 214枚(Optio W80) 10枚(DSC-TX300V) | ||
登山難度(A:安易~E:高度) | B(岩での転倒注意) | ||
概略 | 国見岳スキー場付近から、鉈ヶ岩屋を 経由して国見岳へと登る。 その後、静馬 ヶ原まで北尾根を縦走するが、天気もよく 花を見ながらゆっくりとピストンした。 縦走路は、危険箇所もなく目当ての花も 見られて満足する。 | ||
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績) | |||
05:40 | 594m | 0.0Km | 駐車場 出発 |
05:50 (00:10) | 678m | 0.8Km | 鉈ヶ岩屋コース入口 |
06:15 (00:25) | 906m | 1.4Km | 鉈ヶ岩屋 |
06:25 (00:10) | 964m | 1.6Km | 尾根合流 |
06:55 (00:30) | 1126m | 2.6Km | 国見岳 |
07:30 (00:35) | 1083m | 3.5Km | 大禿山 |
07:55 (00:25) | 1070m | 4.4Km | 御座峰 |
08:35 (00:40) | 972m | 5.5Km | 燕平付近 |
09:30 (00:55) | 1148m | 7.0Km | 静馬ヶ原 |
11:00 (01:30) | 1083m | 10.4Km | 大禿山 昼食休憩 |
11:20 (00:20) | 1083m | 10.4Km | 大禿山 出発 |
11:45 (00:25) | 1126m | 11.4Km | 国見岳 |
12:35 (00:50) | 678m | 13.2Km | 鉈ヶ岩屋コース入口 |
12:40 (00:05) | 594m | 14.0Km | 駐車場 到着 |
ルートラボ
※今回のコースの説明は、以前のリンクを参考にして下さい。 今回は花の写真を中心に掲載します。
月曜日(5月6日)から仕事となっているので、連休最後に毎年恒例となっている伊吹山の北尾根縦走へ行く事にします。 このコースは何故か雪のある時にしか登っていないので、今年は花の時期に登ることにしました。
すっかり陽が昇るのが早くなりました。 朝一番の気持ちのよい景色も見たいので、登山口へ向かって4時過ぎに出発しました。 登山口となる国見峠へは、去年の災害で道路が寸断されており、車では入ることが出来ません。 そこで、下のスキー場周辺に駐車(駐車場はたくさんあります)して、出発することにしました。
予定より遅れて5時40分に到着しますが、車もなくまだ誰も登っている人はいないようです。 早速準備をして林道を歩いていきますが、情報の通り途中で車止めがあり、その先は道路が完全に流されて車は通れなくなっていました。(歩道の迂回路はあります)
ここを通過して暫く行くと、左手に「鉈ヶ岩屋(なたがいわや)」と書かれた登山口があります。 今回はここからの道を進みますが、何度も来ている割にここを歩くのはこれが初めてでした。(下写真)
尾根に向かっていきなりの急登となりますが、よく整備されていました。 下が砂地のためグリップが効かず登りにくいのですが、尾根筋になれば傾斜も緩むかと思いましたが、それも一瞬のことですぐに急登に戻り喘ぎながら歩いていきました。(下写真)
その後も急登は続きますが、途中左手に「鉈ヶ岩屋」が見えて来ました。 昔、教如上人(きょうにょしょうにん)[wikipediaリンク]を春日の人がかくまった言われる所ですが、雨がしのげる程度であまり快適ではなさそうです。(下写真)
登山道へ戻り大岩の横を登りつめていくと、ようやく傾斜が緩み 左前方に国見岳が間近に見えて来ました。(下写真)
そして国見峠からの尾根沿いの道と合流すると、ここからは見覚えのある縦走路となりました。(下写真)
※この先は何度も通過しているところなので、詳細は省き要点だけを説明します。
国見岳への急斜面は、湿った北斜面を徐々に登っていきます。 ここで残雪を見かけますが、既に登山道にはなく、この先雪は見かけることはありませんでした。(下写真)
この辺りでカタバミやカタクリなどが咲いていましたが、まだ朝早く下を向いた蕾の状態です・・・。 国見岳に登り、電波塔跡からいつものように北方面の展望を見ていきますが、この日も前回同様遠くの方は霞んでおり、「能郷白山」や北アルプスなどがぼんやりと見えた程度でした。(下写真)
次に向かう「大禿山」ですが、ここからは花を見ながらの縦走となりました。 花の写真撮影で何度も地面に突っ伏しているため、通常の半分程度に歩く速度となりました。 その為、今回の往路のタイムは一般の方でも参考になると思います。 「大禿山」に到着しますが、ここからの展望はいつ来ても最高です。(下写真)
次に向かうのは「御座峰」ですが、御座峰の登りに差し掛かると花が少なくなりました。 しかし、それも一時の話で「御座峰」から「静馬ヶ原」までは、尾根上から外れ斜面をトラバースするとこもあり、再度カタクリの群生(花は終わりかけでした)やスミレなど咲き誇っていました。
静馬ヶ原の登りに差し掛かった所で、この日初めての登山者とすれ違います。 このコース、通常は伊吹山ドライブウェイの途中から逆コース?で「御座峰」や「大禿山」までピストンで縦走をするので、この後も沢山の登山者とスレ違いました。(10名ほど)
花(主にカタクリ)を見ながらゆっくりと静馬ヶ原へ登って行きますが、その先にあるドライブウェイを見たところで、予定通り引き返すことにします。 と言うのも、山頂までの道は基本的に歩行禁止になっていますし、沢山の車が山頂駐車場へと登っていくのが見えたので、わざわざ混雑した山頂に向かうのも馬鹿馬鹿しく思えました。(下写真)
静馬ヶ原から来た道を戻ります。 帰りは、まだ見ていないエンレイソウと蕾しか見ていないカタバミを探しながら歩いていきます。 エンレイソウは、下りの途中の鞍部で見かけました。(思った通り、カタクリと同じ湿った所に生えていました)
順調に戻りますが、膝が怪しくなってきたので下りのペースを少し落とします。 御座峰まで戻る途中で初めて国見峠方面から来たと思われる登山者を見かけました。 同じようにカメラを片手に歩いているので、花を撮影しながら来られたようです。
その後も休憩なしで歩いていきますが、昼食を予定していた「大禿山」に到着したのでここの岩場で休憩していきます。 山頂には先客の登山者2名が同様に食事をしていましたが、この日は風があまりなく強い日差しが照りつけて初夏の陽気となっていました。(温度計は18℃を指していました)
こんな事もあろうかと折り畳み傘を持ってきているので、日傘代わりに差しながら食事していきます。(日陰は涼しかったです)
食事後は、「国見岳」へと向かいます。 ここからも国見峠方面からの登山者を計10人ほどは見かけましたが、本格的な花の季節(6月以降)ともなるともっと多くなりそうです・・・。
国見岳に戻り再度展望を眺めていきますが、この日の展望は朝が一番だったようです。(下写真)
ここからの下りは湿った岩場となるので慎重に通過していき、その後は国見峠に降りようか悩みますが、素直に往路と同じ「鉈ヶ岩屋」を経由して駐車場まで戻って行きました。
見かけた花と蝶(カーソルで拡大) ※花の名前がわかる方はご教授願います。
イワウチワ | ボタンネコノメソウ | |
ヒトリシズカ | タチツボスミレ | イブキハタザオ |
朝のカタクリ | アブラチャン | イチリンソウ |
フッキソウ | ハクサンハタザオ | カタクリ2 |
カタクリ3 | ?2 | ウマノアシガタ |
イチリンソウ2 | エンレイソウ | |
ヤマブキソウ | ヤマエンゴサク | |
ヤマネコノメソウ | ?5 | ?6 |
?7(ツルキンバイ?) | ヤマシャクヤク(蕾) | カタバミ |
蝶(種類不明) | カタバミ2 | 山桜 |
今回の反省点は、
・特にありませんでした。
次回ですが、週末は天気が悪い予報なので、鈴鹿か湖北(滋賀か京都)の山を予定しています。
おはようございます^^
のちほどまた伺いま~~す♪
by mimimomo (2013-05-08 06:39)
こんにちは^^
今日も良いお天気ですね。
登山道も今回のは歩きやすそうで、かなりルンルン気分で行けたのでは?^^
お花も沢山ありましたね。
花の名前は‘多分’と言うことで、1はニシキゴロモ。3はたまたま花びらが6枚ですが、本来5枚ではないかと思ったのですが・・・5枚だとすればチチブシロガネソウあたりが候補かしら。
5はハタザオの仲間ですよね。ひょっとしてフジハタザオ?
by mimimomo (2013-05-08 12:03)
今回は沢山の花が見られましたね!
5はルイヨウボタンの蕾では? 6,7はこの写真だけだと
判断しにくいかな・・・
by g_g (2013-05-08 16:27)
この時期でも流石に花の伊吹ですね~
教如上人窟、初めて知りました!
by OJJ (2013-05-08 21:08)
たくさんの花が咲いていますね!
カーソルを合わせると拡大される機能、とても便利ですね^^
by joyclimb (2013-05-08 21:46)
国見岳からの眺めがいいですね。
能郷白山の霞み具合がいい感じです。
マウスポインタを置くと花が拡大されるのもいいですね。
そのうち真似してみます。
picasaからのアップはなんとなく出来ました。
プロパティで表示されるリンク付きのファイルを埋め込めばいいのですね。
by tochimochi (2013-05-08 22:16)
たくさんのお花を見ることができて良かったですね。
by テリー (2013-05-08 22:17)
mimimomoさん、コメントありがとうございます。
花の名前ありがとうございます。 ?1は同属のタチキランソウだったようです。 ?3は花びらが6枚なので悩みましたが、イチリンソウのようです。 ?5ですが、ハタザオには違いないのですが、良くわかりませんね・・・。 フジハタザオでないのはたしかです。(富士山だけの固有種ですよね?)
g_gさん、コメントありがとうございます。
?4はご指摘通りのようなので修正しました。 ありがとうございます。 今回一番うれしかったのは、はじめてヒトリシズカを見られたことです。(しかも、群生していましたからねぇ)
OJJさん、コメントありがとうございます。
北尾根でしか見られない花(ヒトリシズカ)もあるようなので、伊吹山へ登らなくても十分でしたよ。 鉈ヶ岩屋は、以前から気になっていたので、道路の崩壊も捨てたものではありませんね。(苦笑)
joyclimbさん、コメントありがとうございます。
まだ誰もいない縦走路を、人目をきにせずに花を見られたのがよかったですね。(前後に人がいると、通行の邪魔かと思って気になります)
tochimochiさん、コメントありがとうございます。
雪のある時は別ですが、登山口から「国見岳」までは直ぐなので、手軽に大展望が見られて良いところですね。 PICASAのアップの方法はその通りです。(HTMLにPICASAのリンクのIMGを貼ることで表示します)
テリーさん、コメントありがとうございます。
夏に向けて本格的な花の季節となりますが、この季節でもすでに沢山の花ですね。(比較的地味な花が多いのですが、それがよいと思います)
by おど (2013-05-08 23:12)
静かな山道が続いていますねぇ。
あまり人通りはなかったのですかぁ。
by 山子路爺 (2013-05-09 00:17)
いよいよ花々も楽しめる登山はこれからが本番ですね。
クマも目覚めます、注意ですよ。足腰は無理しないでね。
by 旅爺さん (2013-05-09 07:16)
なだらかな縦走路がほんとに気持ち良さそうですね。
しかもいろんな花がいっぱいで楽しい。
マウスポインタを当てるだけで写真が拡大、これいいですね。
ソネットの機能にありましたっけ?
by nousagi (2013-05-09 10:41)
花の伊吹山は素敵ですよね^^
いつも眺める山になってしまって・・・
by ひろたん (2013-05-10 01:04)
健気な山野草の美しさに元気をもらえます^^
by hrd (2013-05-10 10:26)
山子路爺さん、コメントありがとうございます。
早朝の往路は静かな山でした。 静場ヶ原付近からは人も多くなり、帰路はそれなりに人を見かけましたが、総じて静かな山域ですね。 これが伊吹山山頂付近となると、観光客で溢れかえりますねぇ。
旅爺さん、コメントありがとうございます。
今回はくま鈴を使わないで歩きましたが、そろそろお目覚めて活発に動きまわる時期ですね。
nousagiさん、コメントありがとうございます。
この時は花がいっぱいで、尾根の雰囲気もガラッと違いますね。 マウスで拡大は、ソネットに機能はないのでHTMLとCSSをいじってます。
ひろたんさん、コメントありがとうございます。
今回のコースは、近隣の方で車で入らないと難しいですね。 伊吹山も滋賀側(西)から見ると、削られた姿が痛々しいです・・・。
hrdさん、コメントありがとうございます。
山で見る草花は格別ですね。 普段は道端に咲いている花を山で見ても感動しますよ。(笑)
by おど (2013-05-10 12:50)
こんばんは
このルートで伊吹山の春の花を行ってみたいなと考えていました。参考になります。
by tina (2013-05-10 23:09)