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[登山] 兵庫県 氷ノ山・鉢伏山縦走登山 [登山]

 今回も予定通り兵庫県の「氷ノ山(ひょうのせん)」と「鉢伏山」に登って来ました。 当日は朝から気持ちの良い青空が広がりましたが、気温も上昇したため熱暑での山行となりました。 また、高校生の登山大会や小中学生のハイキングなども開催されており、その他の登山者も多く落ち着きのない登山となってしまいました。

三の丸からのパノラマ(氷ノ山方面)

氷ノ山・鉢伏山
周回登山

日付2013年06月08日(土)
天気晴れ、午後雲多し
場所兵庫県養父(やぶ)市福定(ふくさだ)
距離22.7Km
累積標高+1769m -1462m
時間07時間15分
人数1名
撮影枚数425枚(FinePix XP200)
065枚(DSC-TX300V)
登山難度(A:安易~E:高度)B(距離長い)
概略 予定より早く到着したが、すでに沢山の人が
登っている。 東尾根から上るがドウダンツヅシ
の群生地はまあまあといった感じであった。
 氷ノ山へは比較的早く到着するが、ここも大勢
の人出溢れかえっていたため、すぐに三ノ丸へ
と向かう。 その三ノ丸には展望台があり、360
度の素晴らしい景色が見られる。 その後氷ノ山
へと戻り、鉢伏山へと向かうが、炎天下で苦労す
る。 しかし、ブナ林やホードー杉など見どころも
あり楽しめた。 また、鉢伏山への草原の景色は
よく、気持ちのよい登山となる。
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
06:50577m0.0Km福定駐車場 出発
07:25 (00:35)794m2.5Km東尾根登山口
07:40 (00:15)991m3.2Km東尾根避難小屋
08:20 (00:40)1345m5.3Km神大ヒュッテ
08:45 (00:25)1509.6m6.4Km氷ノ山
09:20 (00:35)1464m8.4Km三ノ丸 休憩
09:40 (00:20)1464m8.7Km三ノ丸 出発
10:10 (00:30)1509.6m10.7Km氷ノ山 5分滞在
10:50 (00:40)1258m12.6Km氷ノ山越
11:25 (00:35)1221m14.5Km大平頭避難小屋
11:40 (00:15)1129m15.3Kmホードー杉
12:20 (00:40)1070.1m17.4Km高丸山 10分休憩
13:10 (00:50)1221.1m19.0Km鉢伏山 10分休憩
13:35 (00:25)1060m19.9Km林道出合
14:05 (00:30)865m22.7Kmハチ高原 到着

ルートラボ

実績コース(赤色が実績、緑色は予定)
20130608_map.jpg

 前回の登山計画でも書いていたように、自宅から登山口までは4時間ほど掛かる予定です。 朝3時すぎに出発して、新名神を通って大阪方面へと向かいました。 暫くはトラックの多い道を走りますが、大阪を通り過ぎ中国自動車道へと入ると交通量は少なくなって来ました。 更に吉川JCTで舞鶴若狭自動車道へ入ると向かう車はまばらとなり、快適に走っていけました。 春日JCTで北近畿豊岡自動車道へと分岐すると、去年11月に開通したばかりの「八鹿氷ノ山(ようかひょうのせん)IC」まで向かいました。
 途中、給油補給とトイレ休憩をはさみましたが、思いの外早く到着し、ICの出口までは3時間ほどで到着しました。 国道9号線を鳥取方面(左折)へと向かいますが、すぐに氷ノ山方面へと向かう県道87号線の細い道となりますが、そちらに向かう大型バスなどもいてそれなりの交通量となっていました。

 駐車予定の福定(ふくさだ)が近づいてきたのでゆっくりと進みますが、駐車場の位置が分かりづらく適当に左折路(スキー場の駐車場)を川岸の広場へ降りて行くと、その隣が目的の駐車場でした。(氷ノ山鉢伏口バス停の横でした 下写真)

駐車場から赤倉山・布滝頭方面を望む

氷ノ山鉢伏口バス停(駐車場横)

 駐車場には大型バスが駐車しており、団体の登山者が準備をしていました。(上写真) 今回は周回コースとして入山と下山は同じところですが、帰りのことも考えて結局同乗者と2人で来ています。 早速準備をして出発しますが、当初予定していたコースへ向かうには川の対岸へわたらないと行けません。 しかし、樹木が多く橋が見えないのとそれらしい看板が近くに見当たらなかったので、すこし遠回りとなりますが地図に載っているところから向かうことにしました。(下写真)

左が親水公園(メインの登山口があります)、右は鉢伏への分岐

 暫くは車道を戻ることになりますが、その車道を大勢の中学生?が登って来ました。 まだ7時前ですが、これから氷ノ山へ登るのでしょうか? 坂道を下っていくことになりますが、右手に脇道を探しながら進むと、当初思っていたような林道はなく、分かりづらい登山口の標識の先に細い道が下へと続いていました。(下写真)

氷ノ山登山口(東尾根方面) 後ろの団体は学生

 細い道を降りて行くとやっと静かな道となり河原へと降りて行きます。 その横の石垣には沢山のユキノシタが白い花を咲かせていました。(下写真)

ユキノシタ

八木川へ降りる

 河を渡るとその先は電柵が引かれた田畑があり、その横を登って行きます。 つづら折れの道を登って行くと、視界が広がりスキーのゲレンデを通る道となりました。
 この辺りで本来は左に登山道が続いているようですが、分岐がよくわからなかった(途中それらしい道はありましたが確証がなかった)ので、車の轍のある道を上部へと進んで行きました。(下写真)

八木川を渡る(頭上はスキーのリフト)

のどかな風景

ゲレンデを歩く

 この日は朝から日差しも強く、遮るもののない炎天下の草原を登っている時点で、汗が噴き出してきました。 また、数日前から季節の変わり目からか、体調も今ひとつで体も重たく辛い登りとなっていました。
 しかし、後ろを振り返ると登ってきた草原の先にあとで下山予定のハチ高原と鉢伏山などが見えていました。(下写真)

鉢伏山(左)方面を望む

ゲレンデ上部より鉢伏山(左)、高坪山(中央)を望む

 ゲレンデの中を轍の跡を頼りに登って行くと、リフトの設備とロッジ(この日は休日でした)が建っていました。 その脇を通りすぎて道路を先へと入って行くと、東尾根の登山口がありました。(下写真)

ゲレンデ上部の施設

逆水自然公園

東尾根登山口

氷ノ山後山那岐山国定公園の説明

 登山口には車が止まっており、人もいますが登る様子はありません。 撮影だけして登山口を入って行くと、ようやく木陰となる樹林帯を登る登山道となりますが、急斜面を登るためすぐに汗が吹き出します。(下写真)

ムラサキサギゴケ

暫くは急登

 この段階では、誰も登山者を見かけませんでしたが、尾根上部に近づくと上から人の声が聞こえて来ました。 登って行くと、6名ほどの登山者が列をなして登っていますが、譲って頂き先へと急ぎます。
 尾根の上部へ到着すると、ここからは東尾根の右手へと山頂へ向かって登っていきます。(下写真)

東尾根合流

 合流地点から暫く登って行くと、学生と思われる登山者が数名歩いていました。 ザックに学校名のゼッケンをつけているので、高校の大会のようです。 重たそうなザックをつけていますがそこそこのスピードで登っています。 しかし、ここは先へ譲ってもらい登っていきます。 しかし、この日は足が重たく気ばかりが焦り終日調子が上がりませんでした。
 そして今回の目的地の一つとなるドウダンツツジの群生地に差し掛かります。(下写真)

ドウダンツツジ群生地

ドウダンツツジ

ドウダンツツジ2

 当初思っていたよりは少ない群生でしたが、本来の分布域から考えるとここでベニサラサドウダンが見られるのは珍しいでしょう。 アップの写真が上手く撮れませんでしたがジックリ見たところで、先を急いで進んでいきます。 この辺りは水場が何箇所かあり、タオルを浸して火照った体を冷やしていきますが、風も弱く暑苦しさは変わりません・・・。
 程なく展望の良い休憩場に到着しますが、大勢の高校生が休憩しているので落ち着いて休憩もできないので、山頂まで一気に登っていきました。(下写真)

一の谷休憩所

今回もギンリュウソウが見られました

 休憩場を通過すると傾斜が次第に緩くなり、登山道脇に笹が多くなって来ました。 その為、何とか樹林で影になっていた登山道が陽の光を受けて蒸し暑くなってきます。(下写真)

笹の間を進む

 東尾根の最丈夫に当たる「神大ヒュッテ」に到着しますが、ここも大勢の高校生に埋め尽くされていました・・・。 その為、写真撮影(人が映らないようにするのが大変です)だけして山頂への最後の道を進んで行きました。(下写真)

神大ヒュッテ

木道が

山頂は近い

あと500m

スミレ

ユキザサ

 前方に山頂も見えてきますが、その手前に見どころとなる古千本杉の木々が見えて来ました。 周りが笹原だけに杉林は目立ちますが、古千本は言いすぎでしょう。(笑)

古千本杉1

古千本杉2

 古千本杉の林を過ぎると、特徴的な山頂の小屋が見えて来ました。 その手前の右手に「みたらしの池」と標識が立っており、そちらに向かう道があるので入っていきますが、急斜面の下りとなっていますが、どの程度したまで導かれるのか分からないので、そこからの展望を見るだけに留めます。(下写真)

みたらしの池はパス

山頂が見えてきた

 山頂が徐々に近づいてくると、下山する一般登山者の方とすれ違いますが、皆さんあまりの人の多さで速攻で下山されているのでしょうか? 山頂直下の左側に「古生沼(こせぬま)」と標識があり、何か花が見られるかと期待していましたが、そちらを見ると木道はあるもののその先が通行禁止となっていたので、残念ながら沼を見ることはかないませんでした・・・。(下写真)

古生沼1

古生沼2(立入禁止に・・・)

 そして出発から2時間弱で「氷ノ山」の山頂に到着しましたが、相変わらずの人の多さで山頂からの景色を見るのも程々にして、次の目的地となる「三ノ丸」へと進むことにしました。(下写真)

氷ノ山山頂避難小屋

氷ノ山からのパノラマ1

赤倉山(右手前)、その奥が扇ノ山、左は陣鉢山

大山方面だが見えない・・・

 三ノ丸へはまだ誰も向かわれていないようで、ここに来てやっと落ち着いて歩くことができました。(下写真)

三ノ丸へ向かう

三ノ丸への稜線(右の稜線伝いに進む)

 ここも日を遮ることのない笹原が広がってその中を歩いていきますが、一旦鞍部へと降りて行きます。 鞍部は樹林帯となっていて、少しですが湿地となっているようでした。(下写真)

湿地帯を歩く(帰路撮影)

氷ノ山を振り返る

 湿地帯を過ぎるとまた笹原を歩く道となり、前方に「三ノ丸」、後方に「氷ノ山」が見えており、青空の元で気持ちのよい登山道が続きます。(下写真)

三ノ丸と青空

 ここまで順調に来ていることもあり、先ほどまでよりはゆっくりと歩きましたが「氷ノ山」から30分ほどで「三ノ丸」に到着しました。(下写真)

三ノ丸山頂

三ノ丸山頂標識

 三ノ丸の山頂には遠くから見ると人が立っているようにも見えましたが、その正体は立派な展望台でした。 誰もいない山頂の展望台に上ってゆっくりと周りの景色を楽しんでいきます。(下写真)

展望台に登る

三ノ丸から氷ノ山を望む

東方面

赤倉山(左手前)アップ

三ノ丸からのパノラマ

南方面

 山頂から南西方面にすこし行くと、避難小屋があるようなのでそちらに歩いていきます。 しかし、ロープで扉が閉められていたので再度山頂へと戻ります。(下写真)

三ノ丸避難小屋

 少し早めですが山頂で昼食を半分食べて、後半へのエネルギーを補給していきます。 木陰でおにぎりを食べていると鳥取側から男女の登山者が登って来られました。 少し話をして先に氷ノ山へと向かわれます。
 こちらも休憩を取り終わった所で氷ノ山へと戻ることにしました。 先ほどと同じ道を戻っていきますが、2名の登山者とすれ違い、先ほどの男女の方を抜いていくと一気に歩き山頂に到着しました。 しかし、まだ高校生がいますが、運営の先生とおもわれる方が最後のパーティが到着したと本部へ連絡しています。(下写真)

氷ノ山から鉢伏山方面

ハチ高原を望む

 今から向かうハチ高原方面を確認し、そちらへ降りていく道を下っていきますが、地図とは若干コースが変わったのか、木道は北方面へと下って行ました。 (下写真)

氷ノ山を下る

 暫く降りて行くと、駐車場にいたバスの団体登山者と思われる方達が大勢登って来ました。 数十名の方とすれ違いますが、この団体には若い女性の方が多くいるようです。
 コシキ岩と書かれた分岐に到着して向かうか悩みますが、どのような岩場が分からないので今回は向かいませんでした。(下写真)

こしき岩への分岐

 すぐに仙谷登山口へと向かうコースの分岐となりますが、ここは尾根伝いに進んでいきます。(下写真)

仙谷分岐

 岩が多く、所々が急な下りとなる尾根沿いを一気に降りて行きます。 後を振り返ると先ほどパスしたコシキ岩と氷ノ山が間近に見えていました。(下写真)

こしき岩

 ここまでやはり樹林が少ない笹の間を抜ける道となっていて、太陽も頭上近くまで登ってきたので暑さで参り始めました・・・。(下写真)

樹林は少ない・・・

木の根と石が多く歩きづらい

 しかし、鞍部に降りてくると次第に樹林が多くなりブナ林も見えて来ました。 ブナ林の中は日陰となり、左の谷間から涼しい風も吹いてきて生き返ります。(下写真)

ブナの原生林が続く

ブナの原生林2

 程なく避難小屋のある「氷ノ山越」の分岐に到着しますが、ここも大勢の登山者(小学生)で溢れかえっていました。 幸い氷ノ山からここまでは下り一辺倒なので、それほど疲れてはいません。 今回休憩は諦めていけるところまでは一気に歩くことにします。(下写真)

氷ノ山越避難小屋

氷ノ山越分岐

氷ノ山を振り返る

 ここからはアップダウンのあるコースとなりますが、それほどの標高差はなく歩いて行けます。 ロープのある登りを進みますが、上から小学生が頼りない足取りで降りてくるのでこちらも慎重に避けて行きました。 付き添いの先生に励まされながら半べそをかいた子供もいますが、ほとんどの子は元気よく降りていきます。 赤倉頭のピーク手前は岩場となりますが、子供でも歩けるところなので心配は無用です。(段差が大きいので、大変でしょうが)

赤倉頭登り口

天狗岩?

 ピークへの登りは左から迂回路がありますが、まっすぐの「赤倉頭」へと通って行きます。 一気に下る道となりますが、下に降りると「赤倉頭登り口」の標識があり、今通過したピークがそうだとわかります・・・。 その後も幾つかもピーク(布滝頭など)を越えていきますが、全体としては徐々に標高が落ちてきています。(下写真)

ピークから陣鉢山を望む

 前方にこんもりとした山が見えてきますが、そこが「大平頭(おおなるがしら)」のようです。(下写真)

大平頭(左)と鉢伏山(右)

布滝頭

 相変わらずの笹道が続きますが、枯れ木が散見される所を通過すると再度ブナ林となり落ち着きます。(下写真) 

枯れ木跡

またブナの原生林

 ここまで幾つか赤い旗を見かけていましたが、そこには「兵庫県高体連登山専門部」と書かれていて、団体の高校生はこの競技に参加していることが分かります。 帰宅後調べてみると、今回のコースの大半が同じコース設定となっていました・・・。(下写真)

兵庫県高体連登山専門部

氷ノ山(左)と布滝頭(右)

?2

 登山道は大平頭の南斜面をトラバースしていて、その中腹にさし掛かると「大平頭避難小屋」が建っていました。 ここまで来ると人も疎らとなり、数名の一般登山者の方が休憩しているだけでした。(下写真)

大平頭避難小屋

ルート説明図

 付近のルート地図があるので見ていきますが、今回の目的地の一つ「ホードー杉」が載っています。  これを目安に登山道を進んでいきますが、途中木にビニール紐がぶら下がり右手に踏み跡が続いたところがありますが、標識が見当たりません。 邦楽を確認して、多分ここだろうと踏み跡を辿り奥へと進んで行きました。(下写真)

踏み跡をホードー杉へと向かう

 暫く進むと、左手から本来の道と思われる踏み跡と合流し、立派なブナなどが見られ出します。 奥へ進むと、前方にひときわ大きな木が見えて来て、それがホードー杉だと分かります。

この辺りも立派な木が多い

ホードー杉

ホードー杉の説明文

 ここで昼食の残りをとも思っていましたが、景色の良いところの方が良いなと思い直して、来た道を戻っていきます。 先ほど通ったシュートカットコースからの分岐は右手へ折れ、1171.5mの三角点方面へと向かいますが、思ったよりも大廻りとなっており、途中笹薮が茂り歩きづらくなっていました。
 広場へ出てくると、そこが三角点のあるところで、「ホードー杉」の分岐標識もありました。(下写真)

正規の分岐

 ここからは一気に降りる道となり、その途中に二人の方が休憩していたので挨拶して先へと進みます。 下りの途中から木々が少なくなり、前方に草原が見え始めました。(下写真)

草原が見えてきた

タニウツギ

 そのままタニウツギの咲く緩やかな道を降りて行くと、待望の草原を歩く道となりますが、この日はこの手の道を歩くには暑すぎました・・・。(下写真)

期待通りの草原の尾根

 すぐに最低鞍部に到着しました。 ここが大久保集落へと下る最短コースとなっていますが、今回は鉢伏山まで進むのでここは通過していきます。(下写真)

大久保下山口は草原を通る

気持ちのよい草原だが暑い・・・

 再度小高い丘へと登り、そこからまた鞍部へと降りて行くと標識に「小代越」と書かれた所に到着します。 ここにも二人の方が休憩?していたので、挨拶して通過して行きますが、完全に無視されます。(高校生の登山コースはここまでだったようなので、先生だと思いますが・・・。)

小代越

 この先は「高丸山」への登りとなりますが、木の階段で歩き辛くなっています。(下写真)

ここからは登りに転ずる

後を振り返り見る

 この上で昼食の残りをと思っていたので、最後の力を振り絞って登って行きます。 程なく山頂に到着しますが、それと分かるような標識はありませんでした。(見逃しているかも知れません)

鉢伏山は近い

朝出発した地点(中央)と東尾根(その上部)

すぐ下には観光施設が・・・

下山予定のハチ高原アップ

 ここでおにぎりの残りと、おやつ代わりのゼリーを食べて体力を回復させて行きました。 しかし、日陰のない炎天下なので休憩も程々に最後の目的地となる「鉢伏山」に向かって歩いていきます。(下写真)

?3

手前のリフトのあるピーク

 鉢伏山への登りは、よく踏まれた道ですが、多くの人が歩きすぎているせいか、抉れた道となり木の階段も一部が壊れています。 また、乾燥していたせいか土埃など立ちやすい状態で少し滑りやすくなっていました。(下写真)

鉢伏山への最後の登り

笹原の道を登る

山頂直下から来た道を見下ろす

 ここが今回一番苦しんだ登りとなりますが、その理由は笹に覆われた風通しの悪い道で、炎天下の陽射しも合わさり、体感気温が一気に上昇していました。 水分補給は十分にしているので、熱中症にはなりませんがツからが入りません・・・。
 下からは山頂方面に人の気配は感じませんでしたが、山頂付近まで来ると子供の声が聞こえてきます。 程なく山頂に到着しますが、ここも大勢の小学生で覆われていました。(下写真)

鉢伏山山頂(子供が映らないように撮影)

 山頂の北東方面はスキー場の斜面となっており展望がよいのですが、そちら側にも写生中の小学生がいます。 その脇から向かうか悩んでいた「瀞川山(とろかわやま)」や「十石山」が間近に見えていました。(下写真)

瀞川山(中央右)と十石山(その左奥)

妙見山(右)と蘇武岳(左)、手前はハチ北高原

山頂の様子(ここにも避難小屋)

 ここで同乗者に連絡しますが、その前に連絡した時、車が熱くなるので出発地点から離れるとのことでした。 再度居場所を確認するとなんと出発した「東尾根」付近にいるということなので、この際ハチ高原まで迎えに来てもらうことにします。
 山頂から南方面に道が続いているのでそちらを下って行きました。(下写真)

左の道から下山

アザミ

 ここもファミリー向けのコースとなっていて、木の階段などが付けられています。(下写真)

階段の登山道を降りていく

 下を見ると、登山口や駐車場などがすぐ近くに見えていました。 一気に登山口まで下って行きますが、その登山口前の道端にも沢山の小学生が列をなしています・・・。(下写真)

下山口には沢山の小学生が・・・

 バスでも待っているのか路肩に並んで座っていますが、これだけ陽射しが強いと熱中症の心配も必要でしょうか。 舗装された林道を右手(西)方面へと降りていきます。(下写真)

林道を降りていく

 下にハチ高原の建物が見えていますが、林道は大きく蛇行して降りていくため距離はあります。 そしてハチ高原に降り立つと、ここにも小学生と思われる団体が二組ほどいます。 この日、この場所に一体どれだけの学生がいたのかまったく見当がつくませんが、関西地方ではメジャーな場所だということだけは分かりました。(苦笑)

ハチ高原に降りてきた

高丸山方面の稜線

 そして下山とほぼ同じに車も到着し、無事に合流することが出来ました。

今回の反省点は、
・去年の夏の北アルプス裏銀座コースの時と同様、遮熱対策は万全でしたが、やはり限度があるのか、帰宅後は日焼けと体に篭った熱で大変でした。 体にこもる熱を、いかに発散させるかが今後の課題だと感じました。

 次回ですが、台風も幸い大した事無く、東海地方の西部では今のところ雨もほとんど降っていないので、三重県か奈良県の山を予定しています。


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コメント 12

コメントの受付は締め切りました
mimimomo

後ほどまた伺います
by mimimomo (2013-06-13 06:17) 

ひろたん

お帰りなさいませ^^

この時期は暑いですよね。
それにしても健脚ですね。
木陰がないから焼けていないようで焼けるのですね。
課題ですね。

いつも雪があるときに行くのですか
この時期もトレにはいいなと思いました。
鉢伏山にはいったことがありませんーー;
今度行かないと・・・・
近くなのにね。

by ひろたん (2013-06-13 07:34) 

よしころん

ドウダンツツジ、上越国境周辺は今年は本当に花つきがよくないです。
そのかわり?アブラツツジはたくさんの蕾をつけていました。
by よしころん (2013-06-13 07:58) 

g_g

賑やかな登山となったようですね
今年雨が全然降らないのでギンリョウソウ
一度も見ていません、今回の台風で良い雨が
降れば良いのですが・・・
by g_g (2013-06-13 08:08) 

mimimomo

こんにちは^^
そのお山は昔お城でもあったのでしょうか? 名前を見てそんな気がしました。
本当にメジャーなお山なんでしょうね(^^  大賑わいの感じですね。
それに日陰が少ない尾根歩きは体力を消耗しますね。お疲れ様でした。
植物の名前は?です。
by mimimomo (2013-06-13 11:55) 

nousagi

パノラマ素晴らしいですね。
コースも一部は里山の雰囲気で
遠足(?)に使われるのも納得ですね。
避難小屋がちょっとおしゃれな感じに見えます。
by nousagi (2013-06-13 12:35) 

テリー

サラサドウダンの赤が、すてきですね。
天気に恵まれて、幸いでした。混雑していたという割には、途中の山道では、あまり、人が写っていません。まあ、おどさんの基準からは、混んでいたのでしょう。
by テリー (2013-06-13 14:29) 

おど

ひろたんさん、コメントありがとうございます。
 暑かったです・・・。 今回は完全に熱にやられて、足が鈍りました。 この山は雪の時期がよさそうなのですが、遠い上に雪道となると到着するまでが大変そうですねぇ。

よしころんさん、コメントありがとうございます。
 ドウダンツツジは今年は外れでしたか。 少雨なので、本来咲いているはずの花も少なめのようですね。 今日も雨は降りましたが、お湿り程度です。

g_gさん、コメントありがとうございます。
 銀竜草は、一の谷をすぎたところの湿った斜面にひっそりとありました。

mimimomoさん、コメントありがとうございます。
 三の丸のことでしょうか? 現地では、二の丸と書かれた標識もあったので、氷ノ山から見てこんもりとしたピークの数から来ている名前だと思いましたよ。 兵庫県の最高峰なので、観光客も多く学校の行事にも利用されているようですね。

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 コースは全体的にハイキングコースと言っていいでしょうね。 危険箇所は少なめでしたよ。 避難小屋は豪雪地帯なので、鋭い三角屋根が特徴的ですね。

テリーさん、コメントありがとうございます。
 ベニサラサドウダンの花は濃い赤で綺麗でした。 混雑していましたが、写真には人が映らないようにしていたので分かりませんね。(笑) ほとんどの休憩場所に数十人単位で人がいれば、混んでいると言っていいですよねぇ。(苦笑)

by おど (2013-06-13 20:11) 

OJJ

ぎょぇぇ~~おどさんが氷ノ山にこられたのですか!!!ジェジェジェ~
何回か登った山なので(秋か山開きの前・・5月はじめ)に行きます。
神大コース、ネパール料理やのシェフ(元ネパールのトレッキングガイド)と大差ないペースのようですね~ 流石です。
 
by OJJ (2013-06-14 15:52) 

おど

OJJさん、コメントありがとうございます。
 氷ノ山、今度行く機会があれば落ち着いた時期がいいですね。 近くの山にも登ってみたいところはあるので、秋以降でしょうかね。

by おど (2013-06-15 18:20) 

たそがれ高洋

有名な山、山域ですね。一度は行きたい所です。
それにしても、広い大きいというか、中心地ですね。
これだけのキャパシティがあるから、中心地なんでしょうね。
いくらでもコースがとれますが、かえって悩ましいような。

by たそがれ高洋 (2013-06-16 23:05) 

おど

たそがれ高洋さん、コメントありがとうございます。
 大きな山ですが、今回のコースと裏側の鳥取のふれあいの里からのコースが定番ですね。 今回ははじめての山域で時間の関係から裏側のコースは行けませんでしたが、近くの「扇ノ山」にも登りたいので、機会があれば今度は反対側から両山とも登ってみたいですねぇ。

by おど (2013-06-17 20:48) 

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