SSブログ

[登山] 中央アルプス 越百山・南駒ヶ岳・空木岳周回登山 [登山]

 今回は、天気の回復する金曜日から、毎年一度は行く中央アルプスの「越百山」から「南駒ヶ岳」と「空木岳」の周回を行いました。 以前はこのコースを日帰りで行いましたが、今回は途中にある「摺鉢窪避難小屋」に宿泊してゆっくり?と廻りました。 初日は越百山から曇りとなり景色はありませんでしたが、花がいっぱいのコースを楽しみながら歩きました。 翌日は打って変わって快晴の中の稜線歩きとなり、大パノラマを眺めながらも花々を観覧しながら歩くことが出来ました。

関連リンク
 2011年09月10日 [登山] 中央アルプス 木曽殿越~檜尾岳日帰り縦走
 2011年06月26日 [登山] 中央アルプス 越百山日帰り登山(林道歩き)
 2010年04月18日 残雪期の越百岳日帰り登山
 2009年10月04日 紅葉の中央アルプス日帰り縦走
 2009年07月26日 嵐の中の『空木岳』~『南駒ヶ岳』日帰り縦走
 2009年06月21日 梅雨の晴れ間に中央アルプス日帰り縦走

赤梛岳からのパノラマ(八ヶ岳・南アルプスなど)

中央アルプス
越百山・南駒ヶ岳・空木岳
周回登山

日付2013年08月02日(金)~08月03日(土)
天気1日目: 晴れのち曇り(小屋到着後は雨)
2日目: 快晴
場所長野県木曽郡大桑村大字長野
距離1日目: 12.1Km (林道2.6Km)
2日目: 15.4Km (林道6.6Km)
累積標高1日目: +2111m -0632m
2日目: +0636m -1977m
時間1日目: 07時間55分
2日目: 05時間40分
人数1名
撮影枚数1日目: 596枚(FinePix XP200)
      295枚(DSC-TX300V)
2日目: 458枚(FinePix XP200)
      129枚(DSC-TX300V)
登山難度(A:安易~E:高度)B(岩場注意、滑落注意)
概略 今回は目的地(宿泊予定地)までは比較的近いため
ゆっくりと登る。 しかし、昼前からガスが出て越百山
から南駒ヶ岳までは全く景色が見られなかったが目的
の花が見られ満足する。小屋に到着後は雨も降り初
め早着が幸いする。
 翌日は、打って変わった晴天となり、大展望の中を
空木岳へと登る。 景色を堪能した後、一気に下山し
昼前には駐車地に到着した。
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
1日目(2013年8月2日)
06:051090m0.0Km伊奈川ダム駐車場 出発
06:45 (00:40)1300m2.6Km福栃橋登山口
09:20 (02:35)2341m6.6Km越百小屋 (5分休憩)
10:15 (00:55)2613m7.6Km越百山 昼食休憩
10:35 (00:20)2613m7.6Km越百山 出発
11:35 (01:00)2734m9.5Km仙涯嶺 (15分休憩)
13:15 (01:40)2841m11.0Km南駒ヶ岳 (5分滞在)
13:35 (00:20)2715m11.4Km摺鉢窪分岐
14:00 (00:25)2569m12.0Km摺鉢窪避難小屋 到着
2日目(2013年8月3日)
05:452569m0.0Km摺鉢窪避難小屋 出発
06:05 (00:20)2715m0.6Km摺鉢窪分岐
06:15 (00:10)2798m0.9Km赤梛岳
07:10 (00:55)2863.7m2.5Km空木岳 (5分滞在)
08.05 (00:55)2516m3.7Km木曽殿山荘
09:30 (01:25)1693m7.1Km北沢出合(6合目)
10:15 (00:45)1478m8.8Kmうさぎ平(4合目)
10:30 (00:15)1358m10.1Km金沢土場
11:25 (00:55)1090m15.4Km伊奈川ダム駐車場 到着

ルートラボ

実績コース(赤色が1日目、ピンクは2日目の実績、緑色は予定)
20130802_map.jpg

※今回のコースは過去と同様のため、詳細は関連リンクを参照してください。(写真中心で掲載しますが、枚数最多です)

 今年はまだ行っていなかった中央アルプスですが、以前日帰りで通ったコースを花(特にクロユリ)を目当てに一泊で縦走することにしました。
 小屋に一泊となるので、通常よりも遅く自宅を出発し6時前に登山口となる伊奈川ダム上の駐車場に到着しました。 駐車場には、平日ですがすでに10台ほど止まっていましたが、半分は渓流釣りの方でしょうか?(下写真)

伊奈川ダム駐車場

 早速、出発の準備をして水を4.5リットル積んだ重装備?(12Kgほど)のザックを背負って歩いていきます。 まずは、林道を2.5Km先の越百山(こすもやま)の登山口へと向かいました。(下写真)

林道を歩く

朝の天気は上々

  40分ほどで登山口に到着しますが、ここからはいつもの軽装備であれば越百山までは3~4時間ほどですが、今回はそこまで早く到着しても意味がありません・・・。 その為、いつもよりは気持ちペースを落とし、周囲の花を探しつつゆっくりと登って行くことにします。(下写真)

越百山登山口(自転車は小屋で一緒になった方の)

 登山口から沢の横を歩いて行くと、すでにヤマアジサイなど沢山の花が咲いていました。 ここから急登となりますが、ここも急がずゆっくりと登って行きました。 登りの途中に水場があるので、ここで少し喉を潤していきます。(下写真)

水場1

 その後も順調に標高を上げていき、途中の展望所付近からは向かう「南駒ヶ岳」が見えて来ました。(下写真)

下のコル

尾根を進む

展望所からの眺め(南駒ヶ岳)

 最終水場(越百小屋の水場は枯れているそうです)付近で、越百小屋の主人が草刈りをされていました。(以前登った際にも、草刈りをされているのを見かけました) 挨拶をして登っていきますが、暫くすると後ろから小屋へ戻って来られる気配がするのでついつい足が早まります・・・。(下写真)

最終水場分岐

展望を望む

 出発から3時間15分ほどで越百小屋に到着しましたが、ザックが重たい割には早く到着しました。 小屋には一人先行者が休憩していました。 また、程なく小屋の主人も戻られて、慌ただしく作業を行なっています。(下写真)

越百小屋(奥が南駒ヶ岳)

越百山近影

 ここまで天気はよかったのですが、山頂方面を見ると怪しい雲が沸き上がっていました。(下写真)

怪しい雲が・・・

山頂へ

山頂と雲

 樹林の間を登っていきますが、途中からは森林限界が近づき灌木の中、そしてハイマツ帯を登っていきます。(下写真)

糸瀬山(手前)と木曽御嶽山(後方)

赤の山小屋が目立つ

中央アルプス南部(雲が沸き立つ)

南越百山方面

 小屋から50分ほどで越百山の山頂に到着しました。 しかし、南と西の展望は望めますが、向かう南駒ヶ岳や仙涯嶺、そして東方面(伊那谷)はすでにガスで没しています・・・。 ここで少し早めですが岩の上に座って昼食休憩としていきます。(下写真)

越百山山頂

ガスってきた

 軽めの食事休憩の後は、高低差の少ない稜線上のハイマツの間を気楽?に歩いて行きます。(下写真)

仙涯嶺へ向かう

稜線沿いのハイマツを歩く

 幾つかの小ピークを通過していくと、仙涯嶺(せんがいれい)が近づいてきます。 すると稜線沿いには大きな岩が多くなってきました。(下写真)

仙涯嶺手前の岩

 この辺りで、対向する登山者とはじめてすれ違いました。 そして、仙涯嶺の山頂付近に登ると、ここからは中央アルプスでは険しい道となります。(下写真)

仙涯嶺山頂部

 すぐ下に山頂標識のあるピークがあるので、そこへはハイマツの狭い尾根を進みます。(下写真)

山頂部より山頂標識を見る

 程なく山頂標識に到着します。 ここで休憩していると、南駒ヶ岳方面から3名の登山者が登って来ました。 すでに右も左もガスで覆われていますが、時折ガスが流れて前方の景色が微かに見えていました。(下写真)

南駒ヶ岳へ向かう

 ここから先では、チシマギキョウやコケモモ、それに今一度見てみたいと思っていた、この山域の固有種であるコマウスユキソウなど、草花が多くなってきて目を楽しませてくれます。
 しかし、昼前からこの辺りからが前半の核心部となるため、岩場の通過は慎重に行います。(下写真)

一瞬だけ田切岳(右)が見える

核心部の岩峰

まずは鎖場を下る

西斜面を通過(見た目より道は広い)

幅はこのぐらいある

 岩場を無事通過するとお花畑となり、その後は比較的広い稜線を南駒ヶ岳へと登っていきます。(下写真)

通過した先はお花畑

南駒ヶ岳の南峰

西斜面は下まで切れている

 南駒ヶ岳への登りとなると、ミネウスユキソウが多く見られ出しました。 また前方の岩峰を右(東)斜面からトラバースすると、その先は斜面いっぱいにコバイケイソウの白を中心とし、そこにキンバイやキンポウゲの黄色が色を添えて素晴らしい花畑となっています。(下写真)

仙涯嶺を振り返る

コバイケイソウ群生

 ここで今回お目当ての花の「クロユリ」の群生も見られて、今回の山行で思い残すことはありません。(笑)

クロユリ群生

チングルマのお花畑

 そしてお花畑の斜面を登って行くと、南駒ヶ岳の南峰に到着しました。(下写真)

南駒ヶ岳の南峰

 ここからは傾斜がゆるんだ稜線を歩き山頂を目指します。 しかし、ここで稜線から外れて右(東)斜面の古い踏み跡を辿ってしまいました。 間違いに途中で気がついたのですが、最近の足跡も付いているのと先の状態が確認できたのでそのままトラバースしていきます。
 結局、反対の稜線へと廻り込んみ、逆側から登り返すことになりました・・・。 そして、南駒ヶ岳の山頂に到着しましたが、矢張りガスで展望はありません。(下写真)

南駒ヶ岳山頂

 景色が無いので、このままいいで時間を潰しても面白くはありません。 予定通り、摺鉢窪避難小屋へと向かい、赤梛岳との鞍部にある分岐へと降りて行きました。(下写真)

摺鉢窪分岐へ

鞍部が分岐

避難小屋が見えてきた(すぐ右が百間ナギ)

分岐に到着

 分岐に到着すると、下の小屋とその向こうの雲間には下界の街の様子が見えています。(下写真)

雲間から下界が除く

 分岐からは、中央アルプスでは一番と思われるお花畑が広がります。(下写真)

お花畑を下る

 様々な花を眺めながらゆっくり下って行くと、避難小屋に到着しました。(下写真)

束の間の青空

街が見える

摺鉢窪避難小屋

 ここで困った事が起こりました。 西方向の扉は閉鎖されていて入れません。 小屋を回りこみ、反対側(東)の扉を開こうとしますが、留め金が変形してドアに引っ掛かり押しても引いても開きません・・・。
 色々と試してみますが、留め金を回す仕組みも壊れていて、外から回しても空転してしまいます。 矢張り西側から入るのかと、戻りますがこちらはビクともしないので、東側で間違いなさそうです。
 再度、ドアを開けようとしますが(ドアは室内への押し戸です)矢張り引っかかって開きそうもありません。 このままビバークか。それとも今から下山かと頭をよぎりますが、最後に壊れるのを覚悟でドアをおもいっきり蹴飛ばしました。 すると、留め金は更に変形しましたが、ドアは無事に開き中へ入れるようになりました。

 結局、ドアの留め金は最近小屋を訪れて開け方がわからなかった人が、思い切り蹴飛ばして変形させてしまったようですが、いい迷惑です・・・。 このままではドアがロック出来ないので、留め金を本来の形へと戻して、スムーズに開閉できる様に修復しておきましたが、根本的な修理は必要でしょうか?
 無事小屋に入りますが、当然誰もいませんでした。(下写真)

小屋の水場(雨水)

摺鉢窪避難小屋内部

 小屋に荷物を置いて、カメラだけ持って裏手にある「百間ナギ(ひゃっけんなぎ)」を見に行きます。(下写真)

百間ナギ

 小屋に到着して10分ほどで、ポツポツと雨が降って来ました。 その雨の中、小屋の中でくつろいでいると、チリンチリンと鈴の音が近づいてきて登山者が一人現れました。 その方は、越百小屋で見かけた方で同様に泊まられるとの事でしたが、その後は誰も来る方は無く、二人で広い避難小屋(20名宿泊可)に泊まることになりました。

 早い夕食の後はふたりとも疲れていたのですぐに就寝としました。 夜寝静まると、ゴソゴソとネズミがゴミを漁る音が聞こえてきます・・・。 しかし、それよりこの日は冷え込んでいたのか、シュラフを被っても寒くて熟睡出来ませんでした・・・。(室内は10度前後?)

 それでも、眠りについて10時間近く経った朝4時過ぎに、次第に外が明るくなってきたのでカメラをもって外へ出ると、残念ながら朝日は手前の山(田切岳)が邪魔で見られませんが、快晴の空に朝焼けと雲海、それに遠くに南アルプスが見えており最高です。(下写真)

小屋前からの眺め

朝焼けと甲斐駒ヶ岳(左)と仙丈ヶ岳(右)

百間ナギと雲海

 暫く朝日が登るのを眺めてから、小屋に戻って朝食とします。 そして午前6時前に軽くなったザックを背負って「空木岳」へと向かいます。 ご一緒した方は南駒ヶ岳へ戻り、そこから下山(ケサ沢経由)するとのことで「駐車場で逢えるかも」とお話して別れます。(下写真)

朝日を浴びる南駒ヶ岳

陽がのぼる

 前日、降ってきた斜面を登っていきますが、ザックが軽くなり足取りも軽やかです。 朝日を浴びた花を見ながら登って行くと、稜線の分岐に到着しました。(下写真)

朝日を受けるシナノキンバイ

小屋を振り返る

南駒ヶ岳近影

 稜線からは前日は雲が多かった西方面の展望が広がり、木曽御嶽山や乗鞍岳、それに遠く白山が見えていました。(下写真)

木曽御嶽山(中央)と乗鞍岳(右)

 ここからは、稜線沿いをすぐそこにある「赤梛岳(あかなぎだけ)」へと登っていきます。 途中、登山者とスレ違いますが、朝まだ早いので空木岳で日の出を見た方でしょうか?(下写真)

赤梛岳へと登る

肩越しに木曽駒ヶ岳と宝剣岳(右奥)

摺鉢窪避難小屋と背後の百間ナギ

 程なく赤梛岳に到着しました。 ここに来て、初めて南アルプスや中央アルプス北部、その向こうに北アルプスなどの大展望が広がっていました。(下写真)

赤梛岳山頂(後は南アルプス)

南駒ヶ岳

向かう空木岳

八ヶ岳(右)と浅間山方面(左)

赤梛岳からのパノラマ

南アルプス北部(甲斐駒ヶ岳~間ノ岳)

南アルプス中部(北岳~塩見岳)

 到着時は一人休憩していましたが、入れ替えで一人だけの山頂で暫く景色をながめていきました。 前日の分も見たところで、空木岳へと向かいます。 基本的には稜線沿いとなりますが、岩場も多いので西斜面のハイマツの中をトラバースして進みます。(下写真)

西斜面をトラバース

南駒ヶ岳を振り返る

 傾斜はそれほどきつくはありませんが、スリップに注意して岩を飛び越えたり、ハイマツの中を歩いて行きました。(ハイマツの枝で足は傷だらけになりましたが・・・) 空木岳手前の鞍部に到着すると、急斜面を登ることになります。(下写真)

鞍部から空木岳を見上げる

木曽御嶽山と奥に白山

空木岳手前の急登

南駒ヶ岳と恵那山(右奥)

恵那山アップ

 空木岳の稜線を登っていると、前方に山頂が見えて来ました。 左(西)側の岩場を巻きながら進んでいくと、再度稜線沿いの道となり山頂まではひと登りでした。(下写真)

西の岩場を通る

展望を眺めながら進む

山頂は間近

イワヒバリ

 遠くからも山頂に数人の登山者の姿が見えていましたが、大半の方はすぐ下の駒峰ヒュッテからの方でしょうか? 山頂はそれほど混んではいませんが、矢張り落ち着かないので一周して景色を眺めていきます。(下写真)

空木岳山頂

駒峰ヒュッテ(下)

富士山アップ(手前は塩見岳)

八ヶ岳アップ

空木岳からのパノラマ

木曽駒ヶ岳方面

木曽前岳と奥に北アルプス(穂高連峰や槍ヶ岳)

 山頂に長居するつもりはないので、すぐに下山を開始します。 ここからは岩場が多く毎年遭難者を出しているところなので、気を引き締めて進みます。 岩場としての難易度は大したことありませんが、それが気の緩みとなっているのでしょうか?(下写真)

岩場を進む

丸太の足場(濡れて滑りやすい・・・)

慎重に進む

岩の隙間から望む

岩場の斜面(下から見上げる)

 下山時も、木曽殿山荘からと思われる登山者が数名登ってきていました。 しかし、山頂からはまだ晴れて見えていた木曽駒ヶ岳方面も次第に東斜面からガスが沸き上がってきています。(下写真)

木曽殿山荘(下)が見えてきた

落石を起こさないように降りる

ガスが立ち登る

 こうなると、前日同様に10時頃にはガスに没して展望は無くなりそうです・・・。 木曽殿山荘の分岐に到着しますが、この辺りには夏終盤の花のトリカブトが咲いていました。(下写真)

木曽殿山荘

ここから下山

 山荘から暫くの登山道沿いは、南斜面が開けたお花畑が続きます。 この先に水場があるので、ここまでほとんど水分を補給していなかったので飲んでいくことにします。(下写真)

義仲の力水

南駒ヶ岳が見える

 ここから先は再び深い樹林帯へと突入していきます。 途中、この時間にしては早い軽装の登りの方とすれ違いますが、その後登山道の笹が刈りかけで、草刈機が置かれていたので、小屋の方が登山道の整備で刈られていたのかも知れません。(下写真)

樹林帯を下る

見晴場からの展望

熊沢岳方面

乗鞍岳アップ(左は独標蕎麦粒岳)

仙人の泉

七合目

笹の道を下る

 仙人の泉を過ぎると、北沢へと降りる笹の斜面を一気に降りていきます。 ここで、再度登山者の方とすれ違いますが、今度は駐車場から来られた方で間違いなさそうです。 そして北沢に到着して、吊り橋を渡りますが、以前は木製でボロボロの橋でしたが、歩く部分が修復されて金属の建築用の足場に変わっていました。(下写真)

北沢の吊り橋

 ここまで来ると、林道出合いのうさぎ平まではもう少しです。 沢からは、斜面を登る道となりますが、この日の登りは空木岳までの僅かなきょりなので、まだ足に疲れは出ていません。 一気に上がっていくと、八丁のぞきに到着しますが、御嶽山は既に雲に覆われていました。(下写真)

登り返し

八丁のぞき

八丁覗から見る(右の御嶽山は雲の中)

 傾斜が緩み歩きやすい道になるとうさぎ平に無事到着しました。(下写真)

うさぎ平

 ここからは1時間強の林道歩きとなりますが、まだ正午前ということもあり、陽射しは強めですが木陰は涼しく歩きやすい状態でした。(下写真)

あとは林道歩き

金沢土場

 予定通り1時間10分ほどで駐車場に到着すると、小屋でご一緒した方が帰る準備をしています。 再度話をしてから、帰路に着きました。

今日も沸き立つ雲が

見かけた花々など

メマツヨイグサ(雑草)ヤマアジサイハナチダケサシ
クガイソウヨツバヒヨドリ?1
カニコウモリ群生?2ミヤマカラマツ
?3アキノキリンソウ?シシウド?
イワツメクサミヤマダイコンソウチシマギキョウ
コケモモミヤマダイコンソウ2?4
キオン?ミネウスユキソウミネウスユキソウ2
クルマユリキバナシャクナゲエゾシオガマ
ミヤマナナカマドミヤマキンポウゲ?シナノキンバイ?
ハクサンチドリヨツバシオガマハクサンフウロ
ミヤマキンバイ??5ツマトリソウ
アオノツガザクラチングルマハクサンイチゲ
クロユリツガザクライワカガミ
タカネツメクサタカネツメクサとコマウスユキソウハクサンイチゲ2
ハクサンイチゲ3?6チングルマ2
ハクサンイチゲとシナノキンバイ?コバイケイソウシナノキンバイ2
アオノツガザクラ2イワカガミ群生シナノオトギリ
イブキトラノオハクサンフウロ2ミヤマコウゾリナ
ミヤマアキノキリンソウコマウスユキソウイワギキョウ
チングルマの綿毛?8キオン
ヤマハハコトモエシオガマグンナイフウロ
ハンゴンソウ?トリカブトクロトウヒレン
ミヤマシシウドトリアシショウマクルマユリ
マルバダケブキエンレイソウの種子シモツケソウ?

 

今回の反省点は、
・避難小屋泊(テント泊も)に慣れていないのに加えて、シュラフ(寝袋)の下からの冷気対策やピロー(枕)が固く、睡眠が浅くなったので、何らかの対策を考えたいと思っています。(軽量と快適の両立は難しいとは思いますが・・・)

 次回ですが、 南アルプス深南部の「池口岳」へ登ろうかと考えていますが、前日が飲み会で睡眠時間との兼ね合いが問題です。


nice!(21)  コメント(17)  トラックバック(1) 
共通テーマ:旅行

nice! 21

コメント 17

コメントの受付は締め切りました
SammyTajima

クロユリとの遭遇、おめでとうございます。 それに豊富な花と雲上気分は最高ですね。
by SammyTajima (2013-08-08 06:49) 

mimimomo

こんにちは^^
良いお天気でしたね~最初^^ 赤い山小屋確かに目立ちますね。
いかにもアルプスらしい登山道ですね。
避難小屋、無事は入れて良かったです。
朝日の様子が美しいですね~山小屋泊まりの良さですね。しかも広い所に二人。・・・ねずみに曳かれなくて良かった(^0^
山のパノラマも素敵です。
お花も沢山あったのですね。
1は花柱が曲がってないので、ホツツジで良いのでは?
4はオオヒョウタンボクではないですか?
セリ科の植物はなかなか分かりにくいです(--
by mimimomo (2013-08-08 10:24) 

テリー

避難小屋に無事に入れてよかったですね。この山域は、体力に余裕があるひとでないと、危ない感じですね。
翌日は、素晴らしい天気、眺望に恵まれて、最高の登山でしたね。
by テリー (2013-08-08 11:15) 

g_g

雨に降られなかったうようす、それに素晴らしい景色と花畑が羨ましい、クロユリの群生見たいものですね。
花名2の残り花がオサバグサに似てますね、4はオオヒョウタンボクかな? 5はイワカガミの花殻の感じですが? 8は葉が見られ無いので自身が無いですがミヤマウイキョウかな?・・・
by g_g (2013-08-08 12:27) 

たそがれ高洋

避難小屋泊ですか、珍しい。
でも朝方の美しい景色を見ると、考え方が変わりますね。
いつもながらのすばらしい切り取り写真。
擂鉢窪小屋は水場がない(この時期は大丈夫?)のが痛い。
それにネズミさんですか、躊躇しますね。
by たそがれ高洋 (2013-08-08 22:21) 

ゆうくん

お疲れ様でした、中央アルプスはまだ未踏みの地です、今年は一つは登ってみたいです、クロユリ綺麗ですね会いたいな~。
いつもながら素晴らし内容に感服です。

by ゆうくん (2013-08-08 22:44) 

旅爺さん

山はやっぱりいいですね~♪
こうして写真見てると行きたくなりますが、腰痛になっちゃいました。
by 旅爺さん (2013-08-09 06:21) 

おど

SammyTajimaさん、コメントありがとうごさいます。
 クロユリ、綺麗でした。 初日の景色はありませんでしたが、その分翌日の展望が良かったので言うことなしですね。

mimimomoさん、コメントありがとうごさいます。
 越百小屋は塗り替えたばかりのようで、真っ赤で目立ちました。 毎年一度は泊まるようにしていますが、矢張り山小屋での朝は気持ちいいですね。
 花の名前ありがとうございます。 確認後、修正いたします。 セリ科は、見分けつきません・・・。

テリーさん、コメントありがとうごさいます。
 避難小屋に避難できないんじゃ、洒落にもなりませんね・・・。 中央アルプスは、体力なくても大丈夫ですよ。 但し、ロープウェイを利用した場合は距離が長めですが。

g_gさん、コメントありがとうごさいます。
 雨が降る前に到着したので幸いでした。 夕方に掛けて結構な強さで降っていましたしね。 お花畑は、この時期を狙っていたので良いタイミングで見られて最高でした。 いつも花の名前、ありがとうございます。

たそがれ高洋さん、コメントありがとうごさいます。
 避難小屋泊は、これで三回目ですね。 山の上で泊まるのもたまにはいいですね。(今回は一泊1000円ですし) 小屋の水場ですが、写真に載せたタンクの中に雨水がいっぱいでしたから、浄化すれば問題ありませんよ。(浄化器は持って行きましたが、水は足りたので利用しませんでした)
 ネズミは、避難小屋には付き物のようです。(笑)

ゆうくんさん、コメントありがとうごさいます。
 中央アルプス、いいですよ。 まずはお子さんとロープウェイで気楽に登られるのが良いかと思います。 その後、下からじっくりと登ると面白いですよ。(他のアルプスと比べて高低差が大きいですが)

旅爺さん、コメントありがとうごさいます。
 山はいいです。 普段の喧騒を忘れて癒されますね。 この時期に、腰痛とは残念ですね。 お大事に。

by おど (2013-08-09 12:34) 

nousagi

朝起きたときの山の好天は
とびきり嬉しいですね。
避難小屋のネズミ、聞かなかったことにします。(^_^;)
by nousagi (2013-08-10 10:48) 

ひろたん

たくさんのお花で出会いましたよね^^
避難小屋は1泊1000円ですか。
それに水も浄化すれば問題がない・・・
これは良いですね。重くないのがいいです。
歩きやすいです。

いままで小屋に泊まり
ネズミはみていないのですが、おりますか?
これは大変です。
眠れないかもしれません。

今年はまだ黒百合をみていません。
見たいわぁ。
by ひろたん (2013-08-10 15:29) 

海を渡る

こんにちは。
避難小屋は後から来る人のために大事にしないといけないですよね。
それにしても素晴らしい景色ですね^^。
高山植物は辞典を見ているようです^^。
by 海を渡る (2013-08-10 16:08) 

山子路爺

雲海に浮かぶ峰々……素晴らしいですねぇ~。
そろそろ当方も準備しなければ。

by 山子路爺 (2013-08-11 12:10) 

tina

こんばんは
8月9日に空木岳に登っていたのですよ。

雲海の上に浮かぶ山々が美しいです、花も沢山見られて羨ましい山行です。
避難小屋に一人で泊まるのは怖そうな気がします。

by tina (2013-08-11 23:51) 

おど

nousagiさん、コメントありがとうごさいます。
 夜中に強い風が吹いていたので、朝には晴れるかもとは思っていましたが、扉を開いて南アルプスと雲海が見えたときは嬉しかったですよ。 ネズミはどの小屋にもいると思いますが・・・。

ひろたんさん、コメントありがとうごさいます。
 今までの山行の中でも、1ち2を争う花の多さでした。 避難小屋は、整備は十分にされていたので1000円は安いですよね。 小屋も管理人の常駐しているところや、冬場は出て来ませんね。(駆除しているのでしょう) 実際、近くでがさがさ漁られると眠れないです。(苦笑)

海を渡るさん、コメントありがとうごさいます。
 避難小屋は大事に使いたいですね。 ここはトイレも完備されていて、外に分離していたので臭くなくてよかったですし。 泊まった所はカールの底なので、植物が豊富です。

山子路爺さん、コメントありがとうごさいます。
 山の上から見る雲海は幻想的でいいですよ。 そろそろ夏山も終盤なので、寒さ対策も万全で出発して下さいね。

tinaさん、コメントありがとうごさいます。
 空木岳行って来ましたか。 北陸の梅雨明け以降は、快晴がつづいているので、9日も良い天気だったと思います。 空木岳であれば、下の湿地帯あたりに花が多そうですが、どうだったのでしょうか?

by おど (2013-08-12 12:45) 

OJJ

観天望気、山の気象を熟知されて居るようですね~やっぱり自力で歩くためには不可欠な条件なのですね・・メモメモ)
恐るべしおどさんの写真の数!
by OJJ (2013-08-12 21:48) 

tochimochi

豪快な雲海が印象的ですね。
山頂近くで朝を迎えるとこれが楽しみです。
いろんな花に出会えたのもよかったですね。
コバイケイソウの白い群落がきれいです。

by tochimochi (2013-08-13 13:00) 

おど

OJJさん、コメントありがとうございます。
 山の気象は中々よめません。 なので、高山の場合は特に天気図と予報で雷雨の可能性の低い時に登っていますよ。
 今回は、写真枚数多すぎでしたね・・・。

tochimochiさん、コメントありがとうございます。
 見事な雲海でした。 暑い日が続くので、湿気が入るとすぐに雲が湧き上がりますね。

by おど (2013-08-14 22:19) 

トラックバック 1