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[登山] 2014年春の藤原岳花めぐり [登山]

 今回は、土日と連続の予定で近場の鈴鹿へ花めぐりを計画しました。 残念ながら日曜日は悪天が予想され、土曜日も午後から下り坂の予報となっていたので、「藤原岳」だけの短めの登山だけとなってしまいましたが、懸案となっていたセツブンソウも何とか見られました。 また、このところの暖かさからは予想していなかった景色なども見られ、楽しむことが出来ました。

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山頂直下からのパノラマ

2014年
春の藤原岳花めぐり
日付2014年04月05日(土)
天気曇り時々晴れ(雪舞う)
山域鈴鹿
場所三重県いなべ市北勢町新町
距離
13.5Km
累積標高+1470m -1470m
時間06時間20分
人数2名
撮影枚数222枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
090枚 (SONY DSC-TX300V)
000枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)

B(スリップ注意)

概略 
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
06:25225m0.0Km孫太尾根駐車地 出発
08:20 (01:55)965m4.2Km県境尾根分岐(多志田山)
09:05 (01:25)1120m5.0Km藤原岳(展望丘)
09:20 (00:15)1093m5.6Km藤原山荘 (5分休憩)
09:50 (00:30)1171m6.7Km天狗岩 (5分休憩)
10:10 (00:20)1093m7.9Km藤原山荘
10:25 (00:15)1120m8.5Km藤原岳(展望丘)
11:05 (00:40)965m9.2Km 県境尾根分岐(多志田山)
12:45 (01:40)225m13.5Km孫太尾根駐車地 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20140405_map.jpg

※今回は、毎年恒例のコースなので、詳細は割愛します。(上記の関連リンクを山行にしてください)

 事前の天気予報では、土曜日の午前中と日曜日がよいとのことで、土曜日は短めのコースとして、日曜日にも登る予定で計画しました。 そこで土曜日はいつもの同行者と鈴鹿に毎年恒例となっているお花見に行くことにしました。

 今回は近場(自宅から1時間と少し)ですが、天気が崩れる昼前には下山したいので、5時に出発しました。 登山口には、ほぼ予定通り6時過ぎに到着しますが、細かい雨(時雨れ)が降っていて大きな虹が出ていました。

 登山口には、既に一台止まって準備している方と、同時にもう一台が到着していてまだ空いていますが、帰りには間違いなく混んでいそうです・・・。 早速準備をしますが、細かい雨が降っているので、雨具とスパッツを着て出発しました。(下写真)

日は射しているが時雨れている

 予報通り、東の三重県側は晴れて日が射していますが、西の滋賀県側は厚い雲に覆われています。(下写真)

怪しい雲が・・・

 今回の目的は、前回見られなかったセツブンソウを見ることで、いつもの「孫太尾根」を登っていきますが、事前の情報では山頂付近まで登らないとセツブンソウは見られ無いとのことでした。 墓地の駐車地を後にして、奥へと向かいます。(下写真)

二人で出発

 尾根の末端までは急登を登っていきますが、その途中にミツバツツジが綺麗なピンク色で咲いていました。(下写真)

ミツバツツジ

 387mピークの尾根末端からは傾斜が緩くなり、その先のカレンフェルトのピークからは東の晴れの領域が幻想的な景色で見えていました。(下写真)

幻想的な景色が

 少し進むと、翌日に入道ヶ岳で見ようと思っていたアセビも見られました。(結局、翌日の山行は天候不良で中止しました)(下写真)

アセビ

 ここまでは気温は低めですが、春らしい雰囲気の中登っていましたが、この辺りから前日降ったと思われる雪が現れだしました。(下写真)

前夜の雪?

 花を見に来たので雪は余計ですが、前日ここまで気温が低くなっているとは思っていなかったので、これにはびっくりしました。 次第に地面に雪が占める面積が多くなってきますが、幸い1cm程度しか積もっていないので、歩くのには問題ありません。(下写真)

雪が疎らに

 結局、この雪で花が埋もれてしまい、往路ではまったく花を見ることが出来ませんでした・・・。(下写真)

次第に雪が多くなる

 また、それほど寒く感じませんでしたが、標高が上がると時折雪が舞って来ていました。 県境尾根まで登ると一面の雪景色となっていて、花どころではありません。(下写真)

県境分岐に到着時は一面の雪

 また、遠目にも山頂方面の樹林は樹氷となっているようで、山腹が白っぽくなっています。(下写真)

藤原岳山頂は樹氷が・・・

 この時期に雪は珍しくはありませんが、数日前までの陽気が嘘のようです。 その雪の中で力強く芽を出していたのは、バイケイソウでした。(下写真)

コバイケイソウか?

 山頂直下のカレンフェルトの斜面を登って行くと、雪に埋もれた福寿草が所々で見られました。 しかし、雪をかき分けたりしてお目当てのセツブンソウを探しますが、黄色の福寿草はまだしも白いセツブンソウを見つけるのは至難の業です・・・。(下写真)

凍てつく福寿草

岩場の登りは慎重に

 山頂まで登る時点では、一時的に晴れ間が覗き、付近の展望が見られました。(下写真)

山頂直下からのパノラマ

 また、下で見たとおりまわりの木々は霧氷となっていて、エビのしっぽが成長しています。(下写真)

霧氷

山腹は真っ白に

 数日前までの暖かさで溶けた雪に新たに雪が降り積もっているのをみると、初雪の様にも見えます。(下写真)

まるで初冬・・・

竜ヶ岳方面

 セツブンソウを探しながら山頂付近を散策したところで、この雪では期待は出来ませんが「天狗岩」まで向かうことにしました。 まずは、一般道を通って藤原山荘へと向かいますが、ここからの道は泥道となるのであまり好きではありません。(下写真)

藤原山荘へ

 案の定、朝から沢山の人が通った道は泥道となり始めており、下りは特に慎重に降りていきます。 小屋に到着すると用を足して天狗岩へと向かいますが、その道中も花が無いかとうつむき加減で進みますが、全ては雪の下のようです・・・。(下写真)

雪道を進む

 結局、ここもバイケイソウの葉が出ているだけで、一面の雪原となっていました。 天狗岩に到着しますが、天気は下り坂のようです。(下写真)

天狗岩

冬の様な景色が

 ひと通り展望を眺めた所で、山頂の展望丘へと登り返して下山することとします。(下写真)

泥道を登る

 山頂に到着すると、来た道を引き返しますが、しぶとく花が内科探していきました。 するとセツブンソウを見たことが無い同行者が、セツブンソウを見つけてくれました。
 セツブンソウは、その一角だけに花を咲かせていますが、先ほどまで雪の下でこの短い間に陽の光で溶けて姿を見せたからか、蕾の状態のものが多めでしたが、何とか咲いた状態のものも見ることが出来ました。(下写真)

セツブンソウ

 花の状態は良くはありませんが、目的の花が見られて満足した所で、まだ10時半ですが予定通り下山していきます。 しかし、この時間になって孫太尾根から登ってくる登山者が多いので、岩の多い斜面では落石を起こさないように、慎重に降りて行きました。

 急斜面を何とか降りると、県境分岐からは雪解けも進んだ道を快適に降りていきます。 その途中の、例年一ヶ月前にセツブンソウが見られる地点付近からは、沢山の花を見ることが出来ました。(下写真)

?1

ヒロハノアマナ(蕾)

ヒロハノアマナ

ミヤマハコベ?

ミノコバイモ

ミスミソウ

タチツボスミレ

カテンソウ

 東側の天気は相変わらずよいのですが、下山時点でも西から雲が流れて山の上は変わりやすい天気だったようです。

東側の天気はよい

【おまけ】

 帰路、折角なので3年前にも行ったことのある「勝泉寺しだれ桜」を見に行きました。  奥の枝垂れ桜が丁度満開で、見頃となっていました。(下写真)

勝泉寺のしだれ桜

今回の反省点は、
・特にありません。 昼ごはんを持って行かなかったので、予定通り昼には下山しましたが、同行者には昼すぎまでごはん抜きはきつかったようです。

 次回ですが、今週末も天気が不安定な予報なので、直前に決めることになると思います。(近場の雪山は、もう終わりだと思うので、静岡か奈良の雪のない山を予定しています)


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コメント 16

コメントの受付は締め切りました
g_g

週末は寒かったですね、それでも花が見られ最高でしたね。
by g_g (2014-04-08 10:19) 

joyclimb

雪に埋もれる福寿草、霧氷、素敵な景色ですね^^
勝泉寺のしだれ桜、見事ですね!
by joyclimb (2014-04-08 20:33) 

tina

こんばんは
藤原岳でしたか。。樹氷が美しいですね
ミノコバイモが咲いていたのですね、
前回 見つけられなかったので観たいのですよね
by tina (2014-04-08 23:21) 

旅爺さん

天候も良くない時の一人旅!”昔の爺もそうでしたが今思うと無茶したなと思ってます。セツブンソウやフクジュソウにミスミソウ等雪の下からこんにちは、の感じで楽しめましたね。

by 旅爺さん (2014-04-09 05:41) 

mimimomo

おはようございます^^
時ならぬ雪が、本当に初冬を思わせますね。
セツブンソウ、みられて良かったですね。こう言う山に咲いているセツブンソウが
やはり良いです。
他のお花たちも沢山あって、わたくしの見たことのないお花が・・・
コロハノアマナやミノコバイモモは初めて。
by mimimomo (2014-04-09 06:50) 

tochimochi

この季節は寒暖の差が激しいですが思わぬ雪で花が雪ノ下だったのは残念です。
でもお目当てのセツブンソウを見られて登った甲斐がありましたね。

by tochimochi (2014-04-09 12:31) 

おど

g_gさん、コメントありがとうございます。
 一時期の事を思うと暖かく感じましたが、雨具なども着込んでいたからですね。 この時期は、山より花ですねぇ。

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 雪の景色はもう良かったのですけどね。(笑)

tinaさん、コメントありがとうございます。
  tinaさんより一週間遅く入りましたが、まさかの雪でした。 何とか花を見られましたが、雪の無い時が一番ですねぇ。

旅爺さん、コメントありがとうございます。
 今回は一人ではありませんでしたよ。(苦笑) あと、天気は何とか持ちましたし、晴れ間も覗いたいたのでそれほど寒くは感じませんでした。(風もありませんでしたしね) 雪の下から見えた花には感動します。

mimimomoさん、コメントありがとうございます。
 セツブンソウなんとか見られましたが、もう鈴鹿では終わりですね。 花の名前間違えて記入していました・・・。 コロハノアマナではなくて、ヒロハノアマナですね。 広い葉という意味ですから・・・。(記事は修正済みです。)

by おど (2014-04-09 12:32) 

おど

tochimochiさん、コメントありがとうございます。
 山の上はまだ冬ですね。 流石に4月ともなると雪が積もることはありませんが、吹雪かれると危険ですね。(この時期が、一番低体温症になりやすいですしね)

by おど (2014-04-09 12:35) 

同行者

人数が1名になってますよ。
by 同行者 (2014-04-09 20:02) 

テリー

予想に反しての雪景色でしたが、最終的には、いろいろなお花に会えて、よかったですね。
by テリー (2014-04-10 16:08) 

旅爺さん

この様に山の記録をブログに書き留めておくと
後で良い想い出になりますね。
by 旅爺さん (2014-04-10 19:48) 

OJJ

狙っていたセツブンソウが見られて良かったですね~雪にはビックリ!
by OJJ (2014-04-10 21:18) 

nousagi

雪の白い中でよく見つけましたね。
花びらが凍えるように透き通っていますね。
さすが花の山、いろんな花が咲き始めているんですね。
by nousagi (2014-04-10 22:19) 

ひろたん

思わず雪・・・・・
雪の中から綺麗なお花がとても素敵ですね。
藤原岳には1回行ったことがあります^^
by ひろたん (2014-04-12 08:36) 

おど

テリーさん、コメントありがとうございます。
 下山時には融けていてラッキーでした。 これで何も見られなかったら、ここに来た意味がありませんでしたからね。

旅爺さん、コメントありがとうございます。
 ブログも初めてから5年経ってしまいました・・・。

OJJさん、コメントありがとうございます。
 セツブンソウ、ギリギリ見られました。 この時期、鈴鹿は結構雪が降りますからねぇ。

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 福寿草は黄色いので目立ちますけど、節分草を見つけるのは難しかったです。 節分草の花びらは薄いのか、雨や雪で透けますね。

ひろたんさん、コメントありがとうございます。
 藤原岳は、比較的近場の山なのですが、まだ見たことのない花は沢山ありますよ。

by おど (2014-04-13 17:03) 

ジオン

こんばんは
5日に展望丘の降りのフクジュソウの咲いてるところですれ違いました?
ジオンです。

随分と早い下山の方がいるなあと思ってました。
この日は大貝戸まで縦走しましたが
9合目あたりがフクジュソウ多かったですy
この日は花は雪で凍えてましたが、樹氷が見られてうれしかったです。
by ジオン (2014-04-17 20:06) 

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