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[登山] 岐阜県美濃加茂 アカヤシオの納古山と高木山・富士山登山 [登山]

 今回は、先日吉野山に登ったばかりで週末の登山予定はありませんでしたが、折角の晴れの予報ということで、急遽アカヤシオなどが咲いているとの情報で「納古山(のこやま)」と、冬の大雪の際に計画していた「高木山」と「富士山」に登ってきました。
 流石に、毎回長距離の山行では疲れてしまうため、短めの登山としましたが、目的のアカヤシオやヒカゲツツジも見る事が出来て、天気にも恵まれ暖かな春の山を満喫出来ました。

納古山山頂付近のアカヤシオ

岐阜県美濃加茂
納古山と高木山・富士山登山
日付2014年04月19日(土)
天気晴れ(霞あり)
山域美濃加茂
場所納古山:岐阜県加茂郡川辺町上川辺
高木山・富士山:岐阜県美濃加茂市山之上町
距離納古山:6.8Km
高木山・富士山:4.5Km
累積標高納古山:+540m 540m
高木山・富士山:+473m 473m
時間納古山:03時間20分
高木山・富士山:02時間00分
人数2名
撮影枚数494枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
061枚 (SONY DSC-TX300V)
105枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度(A:安易~E:高度)

A

概略 アカヤシオやヒカゲツツジの咲く、地元の低山
を登る。
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
納古山
06:20241m0.0Km納古口駐車地 出発
06:25 (00:05)238m0.1Km納古口分岐
07:15 (00:50)455m2.8Km林道終点(電波中継塔)
08:30 (01:15)632.9m4.6Km納古山 休憩
08:50 (00:20)632.9m4.6Km納古山 出発
09:00 (00:10)569m4.9Km納古口コース分岐
09:30 (00:30)301m6.1Km林道出合
09:45 (00:15)241m6.8Km納古口駐車地 到着
高木山・富士山
10:05193m0.0Km健康の森駐車場 出発
10:15 (00:10)218m0.4Km よろこびの階段
10:25 (00:10)344m0.6Km高木山 (10分滞在)
10:50 (00:25)137m1.5Km富士見橋
11:15 (00:25)357.2m2.3Km富士山 休憩
11:20 (00:05)357.2m2.3Km富士山 出発
11:30 (00:10)226m2.7Km休憩小屋
12:05 (00:35)193m4.5Km健康の森駐車場 到着

ルートラボ【納古山】

ルートラボ【高木山・富士山】

実績コース【納古山】(緑色は予定、赤色が実績)
20140419A_map.jpg

実績コース【高木山・富士山】(緑色は予定、赤色が実績)
20140419B_map.jpg

 桜の次はツツジだろうと、近場でアカヤシオが見頃と思われる山を探します。 今回は、よく行く鈴鹿では無く岐阜県の山を選定しました。 その結果、比較的近場の美濃加茂にある「納古山(のこやま)」へ行くことにしました。

【納古山編】

 国道41号線を走り、美濃加茂へと向かいます。 自宅からは1時間半以内でたどり着ける予定なので、5時過ぎの出発としました。
 美濃加茂ICと昭和村の脇を通りすぎて、県道80号線に左折して山道を登っていきます。 県道97号線と合流すると、田舎道を奥へと入って行きました。 今回のコースは西側の納古口からとなるので、橋手前の林道を右折して入ります。

 暫くは民家もあり舗装路でしたが、そこを過ぎると未舗装路となり次第に荒れてきました。 奥に行くと林道と登山口方面の分岐がありますが、ここは右へ向かいます。 更に凸凹道となり一般車では無理があるので、予定していた奥の駐車地ではなく手前の駐車可能地点までとしました。(下写真)

登山口手前の駐車地

 出発地点は、沢近くなので少し冷やっとしますが、春の匂いも漂い気持ちのよい朝でした。 準備をして出発しますが、今回は同行者も一緒なので基本先へ行ってもらいます。

 まずは、先ほどの林道を分岐まで戻りました。(下写真)

林道を戻る

 程なく先ほどの分岐に到着しますが、ここを左手に進んで行きます。(下写真)

林道分岐を左手に(右が先ほどの駐車地)

 ここから地図で見た以上の長い林道歩きとなりました。 こちらも沢沿いの道を進みますが、この季節は色々な花が咲き始めているので飽きることはありません。(下写真)

林道を奥へ

モミジイチゴ

 地図で破線路が書かれている分岐に到着すると、左手の林道にはチェーンが掛かっており、NTTの看板が注意書きとして立っていました。(下写真)

NTT川辺無線中継所の看板とチェーン

 破線路は途中から分かりづらい道となるとの情報だったので、ここは素直に左手の林道を進んでいきました。(下写真)

林道が続く

 上り道となり、暫く行くと前方に先ほどの看板に書かれていた無線中継所が見えてきました。(下写真)

無線中継所が見えてきた

 この辺りから走る車もあまりないのか、道に雑草が増えてきました。 標高が上がり、遠くの景色や右下に破線路の谷を見ながら登って行くと、程なく林道の終点に到着しました。(下写真)

雑草が増えてきた

 林道終点には無線中継所のタワーが立っていますが、その手前のカーブに沢山のテープが付けられており、ここが登山口で間違い無さそうです。(下写真)

NTT無線中継所

手前に登山口

 中継所を見た後で、先ほどの登山口に戻り登り始めました。 尾根に出るまでは、傾斜はキツ目ですが左から巻き気味に登っていくので、急登と言うほどではありません。(下写真)

しっかりした踏跡を辿る

 この辺りにはミツバツツジとヒカゲツツジが多く、お目当てのアカヤシオの姿はありませんでした。(下写真)

ミツバツツジは多い

 尾根を一気に登る道となっているので、次第に遠望が聞くようになってきました。(下写真)

次第に展望が広がる

ヒカゲツツジ

ヒカゲツツジアップ

 ヒカゲツツジに加えてアカヤシオが見られだしました。 しかし、この辺りの標高ではもう終わりかけなのか、落ちた花も多く花も傷み出していました。(下写真)

アカヤシオアップ

 後ろの展望を見ると、先ほどの無線中継所が遥か下に見えています。(下写真)

無線中継所が下に

 事前の情報で、岩が多い道となっていましたが、情報通り岩が多く見られ出しますが、岩登りと言うほどではなく歩いて通過して行けました。(下写真)

岩が多い尾根道

イワカガミの蕾?

 その後も、時々見える展望やツツジなどの花を見ながら進んでいきます。 このコースは幾つかのピークを越えて行くことになるため、その度に山頂はどれだろうと思いながら登って行きました。(下写真)

所々で展望が広がる

アカヤシオの花は終わり掛け

山桜はまだ咲いている

 上部に来ると、情報通りの岩場もありましたが、山慣れした人であれば大して問題とはなりません。(下写真)

岩場は何箇所かあるが問題なし

 山頂に近づくと次第にツツジの勢いがまして来て、満開のアカヤシオも目立ってきました。(下写真)

ツツジのトンネル

見事なアカヤシオ

 山頂と思われるピークが前方に見えてくると、その手前の鞍部に見事なアカヤシオが咲いていました。(下写真)

山頂直下のアカヤシオが最高潮

 ここまで同行者とふたりきりでしたが、ここで一般コースからと思われる登山者と会い始めます。 暫く見事なアカヤシオを見てから山頂へと向かいました。
 程なく視界が開け、展望のよい山頂に到着すると、登山者が二人ほど休憩していました。(下写真)

納古山山頂

 山頂からは360度の見事な景色で、とても標高633mの山とは思えません。(下写真)

北方面のパノラマ

南方面のパノラマ

西の山々

美濃加茂市街地方面

富士山(左)と高木山(右)

 この日も霞が濃く、白山や北アルプス・中央アルプスなど遠くの景色が見えませんが、かろうじて雪を被った木曽御嶽山がボンヤリと見えていました。(下写真)

雪を被った木曽御嶽山が微かに見える

 今回急ぐ必要はないので、暫く山頂で休憩がてら展望を楽しんでいきました。 山頂直下も合わせ30分ほど休んだ所で、下山を開始しました。
 下山は、周回コースとなる「納古口コース」と呼ばれる南尾根から、西の谷沿いに降りていくコースを進みます。(下写真)

納古口コースで下山する

 下山直後に岩場がありますが、右手に迂回路が付いているので、そちらから降りて行きます。(下写真)

ここを降りる(右手に)

 最後の展望を惜しみながら見たところで、その先にある赤テープの付いた分岐で谷へと一気に降りて行きました。(下写真)

展望も見納め

ここを右に

 急斜面の下りとなるのでスリップしないよう慎重に降りていきます。(下写真)

沢へと一気に降りる

 途中、ショウジョウバカマの残り花があり、2週間ほど遅かったようです。(下写真)

ショウジョウバカマ残り花

 初めは涸沢でしたが、次第にしっかりした流れとなり、何度か右へ左へと小川を渡りながら沢沿いを下っていきます。(下写真)

何度か沢を渡る

ミヤマシキミ?1

沢沿いに進む

 途中、登る途中の三人組の登山者と会いましたが、このコースも人気があるのでしょう。 沢沿いの道も安定し快適に歩いて行きます。 程なく林道と出合うと左に向かい歩いていきます。
 ここまで来ると後は退屈な歩きとなりますが、こちらも色々な花が咲いていてそれらを見ながら駐車地へと戻りました。(下写真)

ミツマタ

 前方に道幅の広い場所が見えてきますが、ここが予定していた駐車地のようでした。 そこから100mほど進むと車が見えてきて、短めの登山が終わりました。(下写真)

登山口方面の駐車地

【高木山・富士山編】 ※行程が非常に短いので、簡潔に説明します。(その割に写真は多めです)

 このままではあまりにも短いので、ハイキングコースとしてもう一つ用意してある所へ向かいます。 と言っても、ここから6Kmほどしか離れていませんし、帰り道で前を通るのでおまけと言った所です。

 来た道を戻り県道へと出ると、97号線を南下して行きます。 みのかも健康の森と書かれた標識に従って左折すると、右手に公園が見えてきました。
 その公園に向かって登る道を進み、遊具などの間を抜けると駐車場に到着しました。 開園が9時で到着が10時頃ですが、既に結構な車が駐車して子供の遊ぶ声が響きわたっていました。(下写真)

健康の森駐車場

 ここから「高木山」と「富士山(ふじさん)」に登ります。 ◯◯富士という名前は良く目にしますが、この「富士山」と言う直球な名前は珍しいようです。
 コース自体は短いので、必要なものをポケットに詰め込んで、ザックを置いて行きます。 案内板の下にコース概要の地図があるので、それを貰って上級者コースを巡ることにします。(下写真)

みのかも健康の森案内図

 車からも見えていた鯉のぼりの脇を通り、左手に進むと「高木山」へと登る777階段に到着しました。(下写真)

もみじと鯉のぼり

遊歩道まで舗装路

トウグミ?

 段数を数えながら登っていきますが、何故か食い違って中々合いません・・・。(下写真)

ここからスタート

登山口

777段の階段

 先ほどまで登った「納古山」では、まったく汗をかくことがありませんでしたが、この階段の一気登りでは大汗をかていしまいます。 尾根分岐コースを見送り、階段を直登していくと、登山口から10分ほどで山頂に到着しました。(下写真)

尾根ルート分岐

鬼飛山

高木山山頂

 ここに来てみたいと思ったのは、山頂にある展望台が気になってのことです。 その展望台を登りますが、上部で狭くなるので大人には狭めで苦労します。 しかし、展望台からの景色はそれなりによく、360度の展望が望めました。(下写真)

西方面

高賀三山(北)方面

納古山(中央右)と富士山(右手前)

東方面

南方面

 「納古山」からも見えていたので、こちらからも見えていますが、10分で登れる山としてはよい展望です。 ここから隣の「富士山」を目指しますが、東の尾根沿いは険しい崖の横や、岩盤の上を歩く道となっていてコース整備されて危険はありませんが意外と侮れません。(下写真)

崖横を降りる

扇谷絶壁

アオダモ?2

見晴岩

富士山近影

ここを下る

 下で先ほどの駐車場に戻る道と分岐しますが、左手の富士山方面へと向かいます。 その先に道路を横切る架橋がありますが、その名前はずばり「富士見橋」でした。(下写真)

富士見橋

 橋を渡った所から富士山の登山口となっています。(下写真)

富士山登山口

 急登はほとんど無く、徐々に標高を上げていきます。 高木山は子供も登れるので家族連れが多かったのですが、こちらは雰囲気がガラリと変わって登山姿の中高年の方が何名か登っていました。(下写真)

このような道を登る

 右手の休憩小屋との分岐を通り過ぎて行きます。 こちらの山にはミツバツツジが多く、見頃となっていました(下写真)

休憩小屋との分岐

ここもミツバツツジは見頃

 富士見橋から25分ほど登ると富士山の山頂に到着しました。(下写真)

富士山に到着

 富士山の山頂は展望は少なめですが、「浅間神社」の立派な社が建っており落ち着きます。(下写真)

浅間神社

山頂の桜

展望はそれなりに

 暫く休んだ所で、下山を開始します。 下山は来た道と違い、南方面の道を休憩小屋へと階段を降りて行きました。(下写真)

階段を降りていく

 10分ほどで広い道に合流すると、そこに小屋も建っています。(下写真)

休憩所に到着

 ここから小屋の奥にある道を行くのですが、よく分からず林道を下ってしまいますが、どちらも時間はそれほど変わらないでしょう。 里や里山の花を見ながら遊園地へと戻ります。(下写真)

スミレ

林道を戻る

 富士見橋へは戻れないので、車道を少し歩いて右上の公園に戻ります。 池の左手を廻り込んで遊具のある方から戻りましたが、ここも右手に行くのが正解のようです。(ここも時間はあまり変わらないと思います)

公園に戻ってきた

 丁度昼時だったので、バーベキューの良い匂いの漂う中を通り、出発から2時間と調度良いハイキングとなりました。

今回の反省点は、
・特にありません。 長距離を歩いた後は、最低5日ほどの間隔が必要なようです。(慣れだと思いますが)

次回は、南アルプスの前衛峰に登る予定です。


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g_g

自生地にのヒカゲツツジは見たことが無いので一度は見たいものです
ヤシオツツジも当地では見られ無いので(野草園等では見られます)こちらも見たい花です。
by g_g (2014-04-24 19:18) 

mimimomo

こんばんは^^
今回はハイキング的でおどさんには物足りなかったのでは?^^
でも続けて登るとやはり疲れますものね。
お花1はミヤマシキミ、これは間違いないです。
2は アオダモに似ています。
by mimimomo (2014-04-24 19:26) 

ひろたん

こんにちは^^
今回は少し物足りないような・・・
これもトレですよね。
展望が良いお山ですね。
これからはつつじですね。
by ひろたん (2014-04-26 07:22) 

おど

g_gさん、コメントありがとうございます。
 ヒカゲツツジとハクサンシャクナゲ?の違いがよく分かっていませんでしたが、ヒカゲは淡い黄色なのですね。 自生のヤシオは、関東より北では見られないのでしたかね。

mimimomoさん、コメントありがとうございます。
 納古山は、本格登山で挑む必要があるとは思いますが、里山なので距離は短めですね。 花の名前確認して、修正しておきます。 いつもありがとうございます。

ひろたんさん、コメントありがとうございます。
 物足りないかもしれませんが、気分転換には十分になりました。
 この時期は、距離よりも花を見たいので、そちら優先ですしねぇ。(笑)
by おど (2014-04-27 10:42) 

nousagi

今年はヒカゲツツジを見損ねました。
アカヤシオはこれからまだまだなので
期待しているのですが。
お花の山行はちょっとのんびり感があっていいですね。

by nousagi (2014-04-27 11:24) 

joyclimb

山頂直下のアカヤシオ、とてもきれいですね^^
春の花が見られる良いコースですね。
by joyclimb (2014-04-27 12:28) 

おど

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 ヒカゲツツジは、今回初めてそれと意識して見ました。 アカヤシオ、いつもは鈴鹿で見るのですが、ことしは当たり年でしょうかね?

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 もう少し早ければ、アカヤシオのトンネルを潜って最長に行けたかも知れませんね。 低山ながらも花がいっぱいで楽しめました。

by おど (2014-04-28 19:40) 

OJJ

アカヤシオ、ばっちりでしたか・・良いな~
富士山というのがあるんですね~357m? 笑うしかないですね~
by OJJ (2014-04-28 20:31) 

おど

OJJさん、コメントありがとうございます。 返信が遅くなりました。
 アカヤシオ、何とかギリギリ間に合った感じです。 富士山は山名辞典にも、本家ともう一座のっているだけですから、珍しいのですよ。 この山も、故郷(多分静岡)を思って付けたそうです。

by おど (2014-04-30 12:48) 

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