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[登山] 2015年 早春の伊吹山 [登山]

 今回は、以前から同行者と予定していた「伊吹山」に登ってきました。 同行者と自分の体調(花粉症)と、下山後のお花見を考えて楽々登山となりましたが、以外にも快晴の晴天となり、山頂からの展望を楽しむことが出来ました。

関連リンク
 2011年07月29日 [登山] 伊吹山 笹又コース

伊吹山からのパノラマ

2015年
早春の伊吹山
日付2015年4月04日(土)
天気晴れ(無風)
山域伊吹山地
場所岐阜県揖斐郡揖斐川町春日川合
距離8.9Km
累積標高+760m -760m
時間5時間35分
人数2名
撮影枚数0583枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (SONY DSC-TX300V)
0417枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)

B(稜線手前滑落注意)

概略
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
07:00662m0.0Km笹又上部登山口 出発
07:55 (00:55)1063m1.4Km稜線出合(15分休憩)
08:15 (00:20)1099m1.5Km車道出合
08:50 (00:35)1259m3.4Km駐車場(遊歩道入口)
09:10 (00:20)1377.3m3.9Km伊吹山山頂 休憩
10:30 (01:20)1377.3m4.2Km伊吹山山頂 出発
10:40 (00:10)1350m4.7Km東展望地
11:05 (00:25)1259m5.4Km駐車場(遊歩道入口)
11:40 (00:35)1099m7.3Km車道出合
12:35 (00:55)662m8.9Km笹又上部登山口 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20150404_map.jpg

※今回は、以前と同様のコースのため、コースの詳細説明は省きます。

 4月になって不安定な天候が続いています。 週末も事前の予報では雨となっていて、近場のさくらが見られる山を予定していました。 しかし、木曜日に予報を確認すると晴れの予報に変わっています・・・。 県境の残雪の山など行きたい所は沢山ありますが、晴れ間が望めるのは午前中だけのようです。 そこで同行者を誘い、近場の割にまだ登っていないという伊吹山に登ることにしました。

 当所は北尾根からのコースを予定しますが、同行者の体調が不良とのことで、(山頂までの最低距離となる)さざれ石公園の笹又コースから登ることにしました。
 北尾根コースや笹又コースは、伊吹山ドライブウェイの通行は禁止されていますが、4月17日までは冬季通行止めとなっているので、通行は問題ないはずです。

 6時過ぎにに到着出来るように、自宅を5時前に出発し同行者を拾って下道で向かいます。 剣道257号線が通行止めとなっておいますが、さざれ石公園の分岐までは入れます。 ほぼ予定通り6時過ぎに公園に到着すると、同行者は初めてなので見学していきます。

 500mほどの遊歩道を往復した所で、上の駐車場へ車で向かいます。 ここから先は除雪されているか不明なので、入れるところまで登って行く予定でした。 しかし、最近の暖かさで雪はほとんどなく、所々に小石が転がっているので避けながら奥へと入って行きます。 その途中、前方に伊吹山が間近に見えてきました。(下写真)

登山口に向かう途中から伊吹山を望む

 その後も標高を稼ぎ、結局終点の駐車場まで走ることが出来ました。(下写真)

駐車場から稜線方面(左)を望む

 出発の準備をして行きますが、朝から湿った温かい空気が漂っていて蒸し暑さすら感じます。 温度計で確認すると12℃程あり、この時期としては異常でした・・・。 天気も良いので上着は車に置いていき、念の為の雨具を持って出発しました。(その他、ピッケルと軽アイゼン、それにワカンを持っていきます)

ゲートを通り登山開始

 獣避け柵のゲート(主に鹿か?)を開けて段々畑を登っていきます。 2箇所のゲートを越えて行くと、全方上部に登る斜面が見えてきます。(下写真)

この斜面を登る

 ここからは以前も初夏に登っているので、何となくコースは覚えています。 植林帯を通過して、急斜面のつづら折れを登って行くと、後方に展望が広がり始めます。(下写真)

斜面途中からの展望

 上部で雪の残る沢を何度か渡りますが、雪はすでに柔らかくなっていて問題とはなりません。(下写真)

雪渓状に残る雪

 更に標高を上げると、左後ろに澄んだ空気で近くに鈴鹿が見えてきました。(下写真)

鈴鹿が見えてきた

 ここまで問題なく来ていますが、稜線への最後の急斜面が大変でした。 予想はできていましたが、雪が部分的に残っており、登りづらくなっていました。 そこで、右の低木の中を登って行きました。 薮っぽいところもありますが、無事稜線の雪庇を乗り越えて上部に到着しました。(下写真)

稜線出合

 稜線からは、名古屋駅前のビル群が霞んで見えていました。(下写真)

稜線からの展望1(名古屋方面)

稜線からの展望2(養老山地:左と鈴鹿山脈:右)

 また、眼下には自分の車も近くに見えています。(下写真)

眼下に車が見える

名古屋駅方面

 5mほどの鞍部まで進むと、北方面に能郷白山など奥美濃の山々も見えていました。(下写真)

稜線からの展望3(奥美濃の山々)

 ここからは雪の斜面を登っていきますが、同行者はピッケルをマトモに利用したことがないので、ここで軽アイゼンを履いて滑落停止の練習をして行きました。 練習後は、キックステップで斜面を登り無事車道に合流しました。(下写真)

雪の斜面を登り車道へ

車道出合からのパノラマ

 ここからは営業停止中の冬季しか歩けないドライブウェイで山頂へと向かいました。(下写真)

ここから車道を歩く

 予定していた北尾根との分岐を過ぎると、奥に山頂駐車場が見えてきました。(下写真)

ここで標高1120m

静馬ヶ原

 ここで岐阜県と滋賀県の県境を通り抜けて行きます。 その滋賀県側は、意外な事に雲海で覆われていて、琵琶湖は見えません。(下写真)

滋賀県側は雲海

金糞岳(左奥)や虎子山(中央)、国見岳(右)など

 ドライブウェイは除雪されていますが、今年の雪の量を反映し、2m以上の雪の壁が残っていました。 その道路を除雪作業の軽トラックやシャベルカーが走っています。(下写真)

除雪しても残る雪

 車道を暫く進むと、駐車場に到着します。 しかし、ここもまだ多くの雪が残っており、除雪車が忙しそうに作業中でした。(下写真)

駐車場に到着

 駐車場からの登山口は、以前歩いた時と同様雪の壁となっています。 取り付けそうな所から登って行き、ここからは雪で覆われて遊歩道(と思われる所)を山頂へと歩いて行きました。(下写真)

遊歩道入口は雪の壁

ここから取り付く

中央登山道で山頂へ

駐車場には2m近い雪が残る

 陽当りの良い所からは雪融けが進んでいて、遊歩道の階段が出ていました。 ここからは階段を歩きながら山頂へと歩いていきます。(下写真)

ここから階段

展望が広がる

 そして出発から2時間ほどで、山頂に到着しました。(下写真)

伊吹山山頂

山頂の様子

 ここで休憩としていきますが、まだ時間が早いので広い山頂を景色を見ながら一周していきます。 幸い、はっきりとしない天気も回復し、快晴に近い天気となってくれました。(下写真)

雲海が広がる

鈴鹿山脈(藤原岳・御池岳・雨乞岳・霊仙山など)

山頂からの展望1

山頂からの展望2

能郷白山(中央)と右奥に白山

左奥から三周ヶ岳・高丸・烏帽子岳・金草岳・蕎麦粒山・部子山・銀杏峰など

能郷白山(中央)と右奥に白山

横山岳(中央左)、金糞岳(中央)など

木曽御嶽山(中央)や乗鞍岳(左)など

山頂からパノラマ

西の末端へ

快晴に

表登山道(上野登山道)の様子(登山者も見える)

西方面の展望

琵琶湖方面

湖北の山々

 展望を楽しんだ所で、昼食としていきます。 ベンチに座りながら大展望を見ながらの食事は最高でした。 また、風もほとんど無く、陽射しも強いので体感的には25℃を超えて、汗が出てきていました。 (実際の気温も18℃程・・・)
 食事後も、回復した形式を眺めていき、気が付くと1時間半近く山頂にいました。 東方面がまだなので、下山はそちらからとしていきます。(下写真)

東の端へ

東から下山

濃尾平野

霧が晴れて

琵琶湖もよく見えてきた

白山も良く見えてきた

 東の端から展望を眺めた所で、駐車場に向かって雪の斜面を降りて行きました。(下写真)

山頂を振り返る

再度雪の上を歩く

駐車場に戻る

 程なく駐車場に降り立つと、ここからはまた車道を歩いていきます。(下写真)

駐車場に残る雪

イヌワシ?

 時間と天気が良ければ北尾根を少し重奏しようかとも考えていましたが、予報通り雲が出てきたのでこのまま下山することにします。(下写真)

そろそろ天気が崩れるか?

稜線の雪庇

ここを一気に降りる

 往路も難儀した稜線直下の斜面ですが、帰路は登山道を降りていきます。 しかし、雪が緩みだし、雪解け水で泥だらけとなった斜面でさらに下りづらくなっています。 泥々になりながらも、ピッケルを土に突き刺しながら、急斜面を降りて行きました。 傾斜が緩み、沢沿いの残雪の上を一気に滑り降りていくと、下の畑まではあっと言う間でした。(下写真)

下山時は雲が多く

【おまけ】

 帰路は予定通り、桜の名所に花見として行きました。 しかし、予定していた「霞間ヶ渓(かまがたに)」は一杯の車で駐車できません。 そんな事かと手前の「大津谷」で桜を見ていき、何とか見ることが出来ました。(下写真)

桜を見て

今回の反省点は、
・特にありません。 予想を裏切る良い天気だったため、迂闊にも日焼けしてしまい大変なこと(頭痛やリンパの腫れ)になっています・・・。

次回ですが、今のところ日曜日にしか天気が期待できないので、また花見と対で登ることになりそうです。


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コメント 11

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nousagi

関西方面の知っている数少ない山の一つです。
花の山の、花のない時期もまたいいですね。
雪がまだらに残る山は、好きな景色です。
5時間半という歩行時間もいいですね。(笑)
by nousagi (2015-04-07 22:17) 

g_g

まだ残雪がかなりあるようですね。
こんな感じだと山野草はまだのようですね。
by g_g (2015-04-08 13:32) 

OJJ

これだけの景色が見られたらいいですね。靄の多い場所デショ
先日TVで伊吹ドライブウエイの除雪状況を放映していましたが積雪最大5mの場所もあるとかで・・。おどさんの写真からはダイブンはかどっているようですね~もう少しかな・・
by OJJ (2015-04-08 21:32) 

テリー

すばらしい天気で、眺めが最高でしたね。
by テリー (2015-04-08 23:37) 

山子路爺

だいぶ雪が消えてきたのかな。

by 山子路爺 (2015-04-09 00:05) 

mimimomo

こんにちは^^
楽々登山といわれるから、楽な道を行かれたと思ったらそうでもないのですね^^ やはりわたくしとは違うわ(^^ゞ
by mimimomo (2015-04-09 12:34) 

joyclimb

雲霞と白山の遠望、両方とも素晴らしいですね^^
by joyclimb (2015-04-09 22:08) 

おど

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 花の山ですが、芽が出始めた時期に登ってます・・・。 山頂の三角点近くでは、辛うじてキジムシロと思われる黄色い花が咲いていましたが、それ以外は雪に埋もれてました。
 まだ雪は残っていますが、暖かく雨も多いので一気に溶けるでしょうね。

g_gさん、コメントありがとうございます。
 今年は雪が多かったので、日陰などには残雪がまだまだ残りそうです。

OJJさん、コメントありがとうございます。
 除雪風景は新聞で見ました。 それが今回の計画につながっています。(道路に雪は無いと踏んでましたから) 今週は自転車レース大会で、来週に道路が開通するので、急いで作業しているのでしょうね。

テリーさん、コメントありがとうございます。
 天気が回復してラッキーでした。

山子路爺さん、コメントありがとうございます。
 こちらとしては雪にはまだ残っていて欲しいのですが、そうも行きませんね・・・。

mimimomoさん、コメントありがとうございます。
 楽々と行っても、気楽と言う意味ではありませんよ。(笑) 体力的に楽なだけで、緊張する箇所は稜線手前の斜面だけですがありました。

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 思ったよりも雪解けが早いので、そろそろ白山にも行ける時期ですかね。

by おど (2015-04-11 12:17) 

ひろたん

こんばんは^^
雪のある時に一度行ったことがあります。
このお山です。
お天気が良くて良かったですよね。
展望がとても良いですね。
もう雪はないのかもですね・・・
by ひろたん (2015-04-11 21:48) 

よしころん

かなり雪が融けましたね~
この時期は夏と変わらないくらい紫外線が強いので、くもっていても要注意ですよぉ~
お大事になさってください m(__)m
by よしころん (2015-04-13 15:35) 

おど

ひろたんさん、コメントありがとうございます。 返信が遅くなりました。
 最近雨が多いので、もうほとんど溶けたのでは無いでしょうか? 麓からもこの所見ていないので、白いのが残っているか分かりませんが・・・。

よしころんさん、コメントありがとうございます。
 日焼け、分かっていても面倒で帽子や日焼け止め、それにサングラスを掛けるのがおろそかになります。 後で必ず後悔するのですがねぇ・・・。

by おど (2015-04-16 12:40) 

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