SSブログ

[登山] 鍋倉山・藤倉山・高頭山・ホノケ山・足谷山周回登山 [登山]

 今回は、連休最終日に福井県の山に行ってきました。 周回コースとするために、「湯尾峠(ゆのおとうげ)」から「鍋倉山(なべくらやま)」と「藤倉山(ふじくらやま)」へと登り、稜線沿いに薮を漕ぎつつ「高頭山(たかつむりやま)」と「ホノケ山」を縦走してきました。 下山は「高頭山」の東尾根の道無き道を薮を漕ぎつつ、高圧鉄塔の巡視路と林道を利用して、湯尾谷川沿いに駐車地まで計画通りに周回出来ました。

灰坂峠手前から高頭山(右)とホノケ山(左)を望む

鍋倉山・藤倉山・
高頭山・ホノケ山・足谷山
周回登山
日付2015年05月06日(水)
天気晴れ(霞あり)
山域越前
場所福井県南条郡南越前町湯尾
距離19.7Km (内車道・林道 6.1Km)
累積標高+1443 -1443m
時間7時間20分
人数1名
撮影枚数1111枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0094枚 (Panasonic DMC-GM1
登山難度
(A:安易~E:高度)

C(一部道なし、薮注意)

概略
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
06:00133m0.0Km湯尾峠入口 出発
06:15 (00:15)209m0.5Km湯尾峠
06:35 (00:20)338.3m1.3Km岩屋不動明王
07:10 (00:35)516m2.7Km鍋倉山
07:45 (00:35)643.5m4.4Km藤倉山
08:00 (00:15)655m4.9Km稜線分岐
08:40 (00:40)601m6.6Km林道出合
09:05 (00:25)594m8.3Km灰坂峠
09:30 (00:25)746m9.1Km高頭山
09:45 (00:15)736.8m10.0Kmホノケ山 (5分休憩)
10:05 (00:20)592m10.9Km菅谷峠
10:20 (00:15)593m11.6Km足谷山(電波反射板)
10:30 (00:10)592m12.2Km菅谷峠
10:45 (00:15)723m12.9Km丹南平野展望地 昼食休憩
11:10 (00:25)723m12.9Km丹南平野展望地 出発
11:20 (00:10)736.8m13.1Kmホノケ山
11:40 (00:20)746m14.1Km高頭山
12:20 (00:40)380m15.3Km林道出合(上)
12:30 (00:10)245m15.6Km林道出合(下)
12:40 (00:10)190m16.3Km湯尾谷川林道分岐
13:10 (00:30)118m19.0Km北陸自動車道高架下
13:20 (00:10)133m19.7Km湯尾峠入口 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20150506_map.jpg

 連休中久しぶりにやることも無く、グダグダと過ごしていました。 しかし、昔からジットしていると体調が悪くなる達ですが、そろそろ限界となって来たので、渋滞に巻き込まれる恐れの少ない岐阜か福井の近場へと向かうことにします。
 今回特にアテは無いのですが、前回同様ブナ林のある涼し気なところへと、ガイドブックに載っていた福井県の「藤倉山」と「ホノケ山」を縦走することにしました。

 調査する時間はタップリあるので調べてみると、あまりこの山を縦走した人はいないようで情報は少なめでした。 また、下山路も遠くなりその場合車道歩きが長くなるので、未整備の尾根から下山する様計画します。
 幸い技術の発達により、インターネット上の綿密な航空写真(GoogleとYahooを参考にしました)から、尾根や林道の最新の様子も調査して、何とかなりそうだと結論づけます。

 当日、いつもの様に6時から登山開始となるように、1時間半前の4時半前に出発します。 高速利用で前回の「木之本IC」を通り越し「今庄IC」で降りました。 ここから登山口となる「湯尾峠(ゆのおとうげ)」入口までは、1Km(5分)ほどしか離れていません。
 集落の分かりづらい道をカーナビの誘導に従い奥に進むと、程なく「湯尾峠」入口に到着しました。 周囲の路肩に停めて出発の準備をしていきます。(下写真)

駐車地から登山口方面

 今回は藪こぎ覚悟で来ているので、ズボンは破れても良いようにボロボロで厚めの古いものを履いてきています。 準備が整った所で、今年はじめて見るタニウツギとシャガなどの花を見て、湯尾峠へと向かいます。(下写真)

タニウツギ

シャガ

湯尾峠説明文

ここは中部北陸自然歩道

湯尾峠入口

 すぐ右手に「血頭池(ちこべいけ)」と標識が立っています。 すぐ上に池があるようなので、寄って行くことにしました。(下写真)

血頭池入口(右に)

血頭池説明文

すぐ上に池か?

 周囲20mほどの小さな池がヒッソリと佇んでおり、朝早いので陰気な雰囲気が漂っています・・・。 写真を撮っているとバサバサと言う音と伴にカルガモが2羽飛んできました。(下写真)

血頭池(カモが飛んできて)

カモのツガイか?

 池の周囲には、これまた今年始めた見るイチリンソウが咲いています。(下写真)

イチリンソウ

 本来の道に戻り奥に進みます。 カーブの所に「馬の水飲み場」の標識が立っています。 古い街道で昔は茶屋も4軒あったところなので馬の往来も多かったのでしょうか。(下写真)

馬の水飲み場

峠ご膳井跡

 つづら折れに登って行くと石の階段と、その上に石垣が見えてきました。(下写真)

石の階段

峠に石垣

 石垣の上が峠となっていて、出発から15分ほどで到着しました。(下写真)

湯尾峠

芭蕉句碑

 峠からは北西の展望が見られ、湯尾の集落がすぐ下に見えていました。(下写真)

湯尾集落

 ここからは「鍋倉山」へ尾根沿いに登っていきます。 登り口の上に「孫嫡子(まごじゃくし)神社」の祠があり、その前を通り抜けます。(下写真)

孫嫡子(まごじゃくし)神社

孫嫡子説明文

 すぐに緩斜面となり、尾根道が続いていました。(下写真)

尾根沿いの道となる

ツクバネウツギ

 ここからは八十八番から始まり、上部のお寺まで延々と石像の祀られた祠が並んでいました。 ひとつづつ撮影していきますが、その都度立ち止まるため速度が乗りません。(苦笑)

第八十八番

この距離に3つも…

 ひとしきり登ると所々で展望が開け、近くの山が見えてきました。(下写真)

尾根途中からの眺め

 電波塔が見えてくると、そこが「岩屋不動明王」でした。 北側の展望が広がっているので、ここで景色を眺めていきます。 また、ここで今庄からの道と合流していました。(下写真)

岩屋不動明王

岩屋不動明王からの展望

 電波施設の横を通りぬけ先に進むと、程なく「ごくらくばし」と書かれた橋と、その先に石の階段が見えてきました。(下写真)

電波施設の横を進む

ごくらくばし

階段が八十八段

 ここを登ると福井八十八カ所霊場の弘法寺でした。 境内に入り、鐘つき堂や祠を通り抜けて本堂へと向かいます。(下写真)

八十八カ所霊場 弘法寺

本堂

 本堂の左手からハイキングコースが延びているので、そちらへと向かいます。(下写真)

ここからハイキングコース?

 先ほどまでの道とあまり変わりませんが、ここから先に石像の祠はありません。 スピードが乗り斜面を登って行くと、高圧鉄塔に到着しました。 鉄塔したからの展望は良く、下山予定の尾根や今から登る「鍋倉山」が近くに見えていました。(下写真)

鉄塔横から展望

鍋倉山を望む

向かう稜線と高頭山

 ここから鍋倉山までは予想外の下りとなりました。 新緑の林の中を鞍部へと一気に下り、その先はつづら折れの登り返しとなります。(下写真)

新緑の自然林を進む

再度鉄塔が

つづら折れの急登に

 暫く登って行くと左からの尾根と合流して傾斜が緩みます。(下写真)

鍋倉山の東尾根分岐

 その先で山頂を通り過ぎますが、山頂標識に気が付かずいつの間にか通り過ぎていました…。 再度、下りとなると「鳥山跡」と書かれた標識が立っていました。 ここから集落方面に分岐がありますが、通行止めと通行注意の掲示が落ちており、歩ける道かは不明です・・・。(下写真)

鳥山跡

 ここを過ぎると緩やかな登りとなり、チゴユリなどが咲いています。(下写真)

チゴユリ

ミツバツツジ

 次第にブナが多くなり、大きなものも見られだしました。 新緑のブナ林を抜けて行きますが、地図に載っているコースより右(西)寄りの稜線へ向い、最後の急登となりました。(下写真)

ブナが多く

ブナ林を抜ける

最後の急登

 傾斜が緩むと程なく稜線出合に到着しました。 稜線は、右(西)に「ホノケ山」と左(東)に「藤倉山」となりますが、まずは「藤倉山」へと向います。(下写真)

稜線出合(右はホノケ山方面)

藤倉山へ

 藤倉山へと、数十メートルほど下ることになりますが、思ったよりも高低差はありませんでした。(下写真)

高低差はあまりなく

 暫く進むと前方が明るくなり、電波反射板が見えてきました。 刈り払われた一角に到着すると、そこが三角点のある山頂でした。(下写真)

藤倉山三角点

 すぐ脇にある電波反射板に向い展望を見ていきます。(下写真)

山頂には電波反射板

 反射板からは、北から東に展望が広がっています。(下写真)

右奥に越美国境の山々、左に部子山など

 ここで短めの休憩としていきますが、陽射しが強く無視が鬱陶しいので、樹林帯に入り行動食を食べて行きました。 休憩後は、先ほどの稜線出合へと戻ります。(下写真)

複雑な枝ぶりのブナ

 稜線出合から東方面へは踏み跡はありませんが、暫くは下草も少なく邪魔な枝も少なめです。(下写真)

稜線を進む

藪の密度は薄く

 次第に下草が増え、灌木も多くなってきますが、所々で古い道と思われる道形がありました。(下写真)

下草の少ないところもある

古い作業道か?

 左下から下草の少ない尾根が近づき二重山稜となってきます。 その先で想像もしていなかった池が見えてきました。(下写真)

忽然と池が現れ

 下に降りて池を見ていくと、周りには動物の足跡が残っています。 しかし、向かう西方面は薮が濃くなり苦労させられます。(下写真)

634mピーク手前は薮が濃く

 634mピーク付近からはシャクナゲも多くなります。 前方が明るくなり伐採された斜面が見えてきますが、その前に植林された杉などが行く手を邪魔しています。 伐採林までは20mほどの距離なので、シャクナゲは無理やり突破していきました。(下写真)

634mピーク付近

保全林手前は濃い薮で難儀する

 伐採林は、保全林らしく立て札が立っています。 下草が綺麗に刈り払われ、間伐された美林となっていました。(下写真)

保全林に出る

下草など手入れされている

 東斜面が整備されており、その境目には踏み跡が残っています。 木々の間からは展望が覗いており、それを見ながら気持よく歩いて行きました。(下写真)

展望を見ながら歩く

保全林

 保全林を縫うように造林用の道が続いています。 その作業道に合流し、林道まで歩いて行きました。(下写真)

下に造林用作業道が

造林用作業道を歩いて

 作業道からも良い景色が見えています。(下写真)

眺めが良い

造林用作業道は歩きやすい

気持ちのよい道

 暫く歩いて行くと、右下から舗装された林道と合流しました。(下写真)

林道出合(右から来た)

 尾根筋は樹林に囲まれて、先ほど同様に藪となっていそうです。 ここは林道歩きで峠へ向かうことにしました。(下写真)

ここからは林道を歩く

 林道を歩いて行くと「2009年植樹祭」と書かれた碑と、看板がありました。 先ほどの造成林は、この時のものかも知れません。(下写真)

2009年植樹祭の碑

 林道は灰坂峠へと向かっていますが、地図には載っていません。 左の尾根やピークは巻いて、峠へと標高を落としていきました。(下写真)

右の鉄塔方面に向かう

高頭山(右)とホノケ山(左)

尾根を右に巻いて

 途中、切り立った北斜面にはこの時期にも関わらず残雪が残っています。(下写真)

北斜面には残雪

 林道は所々で展望が見られ、下に駐車地付近の湯尾集落が見えています。(下写真)

下に湯尾集落が見える

切り開き

 鉄塔の脇を通り過ぎると、前方に峠が見えてきました。 峠手前で、県道からの林道と合流しています。(下写真)

林道分岐

灰坂峠付近

 峠は特に標識などは見当たらず、古い道との分岐もはっきりしません。 林道は緩やかな登りとなり、カーブ付近に当初下山予定としていた尾根が分岐しています。(下写真)

下山予定を確認(左の尾根)

 念の為にその尾根を見ていきますが、踏跡などはなさそうです。(下写真)

鉄塔までが下山予定の尾根

 林道は高頭山の中腹へと左手にカーブして行きますが、その手前の斜面を登っていきました。(下写真)

右手から高頭山に取り付く

敦賀湾を望む

歩いてきた道を振り返る

 急な斜面の脇を歩いて行き、上部の樹林帯へと入っていきます。 以外にも、左下から登山道と出合い、そこにはトラロープも付けられています。 本来は左手から登ってくるのでしょう。(下写真)

左手から登山道と合流

 ここから山頂手前まで急登となり、足場の悪い斜面を登って行きました。 トラロープなどもありますが、安物?なのか強度は低そうです。(下写真)

急登を登る

ロープはあるが信用出来ない…

 枝や岩につかまりながら一気に登って行くと、次第に傾斜が緩み上部の稜線に到着しました。(下写真)

傾斜が緩くなる

 よく整備された道を進んでいくと程なく山頂に到着しました。(下写真)

上部に乗ると良い道に

高頭山山頂(展望なし)

 展望は無いので写真撮影だけ行ったところで、ホノケ山へと向います。 ホノケ山へも良い道が続き、途中で単独登山者の女性のかたとスレ違いました。(下写真)

ホノケ山との稜線は良い道

 ブナが多くなり標高差もほとんどありません。 少し登り返すと、そこがホノケ山の山頂でした。 山頂は、展望案内板と標識。それに二等三角点が設置されていました。(下写真)

ブナが多く

ホノケ山山頂

二等三角点

 東斜面と北西斜面が切り開かれており、それぞれ日野山・部子山と敦賀湾が見られました。(下写真)

ホノケ山からの展望1(敦賀湾、下にアマゴゼ山)

ホノケ山からの展望2(日野山・部子山など)

 山頂には数名の登山者がキュ慶しており、撮影中にも何名か登ってきていました。 ここからは予定していた「菅谷峠」へ140mほど降りていきます。(下写真)

菅谷峠に降りる

 すぐ下には展望地がありますが、後でここで休憩していくことにして先を急ぎます。(下写真)

鍛冶屋炭床場跡

 少し下りていくと、左下に林道が見えてきました。 また、左前方に向かう「足谷山」も見えています。(下写真)

足谷山近影

 登りの登山者と何名かすれ違いながら、10分ほど下りていくと、下に「菅谷峠(すげたんとうげ)」が見えてきました。(下写真)

菅谷峠が見えてきた

 ここまで車で登ってこられるようで、犬連れの人がホノケ山へと散歩?に連れて行き、軽装で登っていきます。(下写真)

菅谷峠のホノケ山登山口

ホマケ山案内

 ここから先ほど見えた「足谷山」へと、592mピークへと向かう道を登って行きました。(下写真)

足谷山へ向かう(左上に)

 ここからは塩の道と呼ばれる古い街道が、北の瓜生野(うりゅうの)から続いています。(下写真)

塩の道を進む

 古道の抉れた道を進んでいきますが、すぐに分岐となり「佐々布光林坊墓跡」の標識が立っていました。(下写真)

反射板分岐

佐々布光林坊墓跡

 ここで「反射板」の標識を辿り、左奥へと入っいきますが、草が生い茂った軽い薮道となりました。(下写真)

反射板の道標に従い奥へ

草が密集する

 次第に下りとなり左下に林道が見え出します。 結局、林道へと降りる事になり斜面に付けられた巡視路の階段を降りていきました。(下写真)

結局林道に出る

 林道により分断されていますが、対岸にも階段が施設されているのでそこを登っていきます。(下写真)

対岸の階段を登る

 階段を登った先は平坦な道となりました。(下写真)

平坦な道を進む

 樹林の中を奥へ進んでいくと、切り開かれて電波反射板が設置された所に到着しました。(下写真)

電波反射板

 ここが山頂ですが、ピーク付近は薮で覆われていました。 ここでも反射板から展望を眺めていきます。(下写真)

日野山を望む

 ここまで尾根筋に来ましたが、帰路は先ほどの林道に出た所で、峠までは林道歩きとしていきます。(下写真)

帰りは林道で

 峠へ戻り、再度「ホノケ山」へと登り返します。 今度は下山中の登山者とすれ違いながら、先ほどはスルーした展望地で昼食休憩としていきます。(下写真)

丹南平野の展望

日野山アップ

展望地からの眺め(手前:杣山、右に金草岳・釈迦嶺など)

 休憩後、最後の展望と写真撮影をした所で「高頭山」へと歩みを進めます。 高頭山には2名の登山者が休憩中ですが、そこは通りすぎて暫く行った所の境界標識付近から、東の尾根の様子を見ていきました。
 当初は、行きにも確認した別の尾根から下山するつもりでしたが、遠回りとなるためこの尾根から下山も考えていました。 いやらしい薮はなさそうなので何とか降りられそうと判断し、道無き道を降りていきます。(下写真)

高頭山奥の境界標識から下山

 尾根沿いには踏み跡は全くなく、枝を避けながら尾根沿いに進みました。(下写真)

尾根沿いに進む

踏み跡は無い…

 暫くすると、植林っぽい雰囲気となり、そこを過ぎると驚いたことに踏跡が突然現れ始めました。(下写真)

途中から薄い踏跡が

 獣道かとも思いましたが、明らかに人の手が入っており、所々邪魔な枝がノコギリで切られています。 こうなると当初よりは木が楽になり、歩みも早まりました。(下写真)

踏み跡を辿る

明確な跡が残る

 ここまで熊を警戒して鈴を鳴らしながら歩いていますが、気が付くとその音が止んでいます。 確認するとどこかで引っ掛けて落としたようです・・・。 少し戻って探しますが、見つかりそうもないので諦めて、声を出しながら降りて行きました。
 途中までは、踏み跡を辿りながら降りていきますが、急斜面となったところで道を見失います。(下写真)

道を見失い…

 下の林道までそれほど距離はないのと、尾根筋より右手に降りて行っているようなので、ここからは踏み跡は無視して忠実に尾根筋を辿って降りて行きました。 それなりに苦労しながらも、GPSで確認しつつ予定していた尾根の末端に出てきました。(下写真)

予定地点に無理やり降りる

 林道は最近車が入った形跡はありませんが、それほど荒れてもいません。(下写真)

林道出合

ここを降りてきた

 ここから林道を歩いて下山も可能ですが、この尾根を下山予定にしたのは、ここからすぐ下に高圧鉄塔があるので巡視路が整備されていると見ていたからです。 その見込み通り、降りてすぐの所に巡視路の標識が立っており、お馴染みの黒のプラスチック階段で、よく整備された道が続いていました。(下写真)

巡視路でショートカットする

鉄塔へ下りていく

 鉄塔手前からは越美国境の山も見られ、これで最後となる展望を暫く眺めていきます。(下写真)

奥に越美国境の山々(手前が鍋倉山への尾根)

林道まで歩きやすい巡視路が続く

 鉄塔で林道へ直接降りると思われる道もありますが、そのまま尾根沿いに緩やかに降りて行くと広い道と合流し、その先で林道に合流しました。(下写真)

ここで林道に合流(林道から巡視路を見る)

 林道は丁度ここにゲートがありますが、チェーンなどは掛かっていません。(下写真)

林道の様子

 ここまで来ると下山したも同然です。 後は林道をトボトボと駐車地まで4Km程の歩きとなりました。(下写真)

後は林道歩き

ラショウモンカズラ

 降りて行くと、左右から林道が合流していきます。(下写真)

林道分岐(左から来た)

 樹林帯を抜けると舗装路となり、左手に巻きがたくさん積まれた家が建っていました。 更に驚いたことに、扉が開け放たれており、中には住人がいました。(下写真)

舗装路を進む

 広い畑の脇道となり、その先で水を張られた田んぼとなっていきました。 すると舗装路には干からびたイモリと、今正に出てきたばかりと思われるイモリの姿がありました。(下写真)

イモリ

高頭山を振り返り見る

畦にウマノアシガタ

 前方に高速道路と、登りに使った尾根が見えてきます。(下写真)

尾根の末端が駐車地

高速沿いの道に

 その高速道路の脇を歩いて行くと、前方に野菜を持った猿が逃げていくのが見えました。 よくよく見ると道路脇の畑から野菜(大根?)が引きぬかれ持ち去っているようです・・・。 こちらの姿を確認すると高速道路下の動物用の穴に逃げこんで見えなくなりました。

 その高速道路の脇を更に奥に進むと、右に高架下をくぐる道と分岐しています。 ここで右に入り駐車地へと向かいますが、ここにも数匹の猿が逃げる姿を目撃しました。(下写真)

右の高速道の下を潜る

猿が多い

 その先の分岐で右手の斜面に登る道へと入り、程なく朝出発した峠の入り口に到着しました。

今回の反省点は、
・特にありません。

 次回ですが、去る10日(日曜日)に既に登ってきているので、その記録を掲載する予定です。


nice!(10)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 10

コメント 5

コメントの受付は締め切りました
nousagi

変わった名前、血頭池、孫嫡子
血の頭の池なんて、なんだか不気味そうです。
一人でいるときに、ガサガサなんて音がしたら
ゾゾ~っとしますね。(^^;)
by nousagi (2015-05-12 17:15) 

g_g

時々レポを見ていて珍しい山名などが出てきますね
少しそちらの方が気になっております。
by g_g (2015-05-12 20:13) 

OJJ

何と言えばいいのか・・距離と言葉と写真にに圧倒されまっせ~岡山ではサルが玉ねぎを抜いて持って帰るとか・・
OJJが同じコースを行けば疲労凍死、行き倒れ、転落死・・どう考えても無事帰還の目はなさそうです・・泣)
by OJJ (2015-05-13 21:09) 

joyclimb

木々の緑が濃くなっていますね。
林道から見る日野山、丹南平野、よい風景ですね

by joyclimb (2015-05-13 23:39) 

おど

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 血頭池、実際に大将の頭を洗ったというところなので、不気味ですねぇ。 薄暗くて何かいそうでした・・・。(笑)

g_gさん、コメントありがとうございます。
 山名は当て字や古い名前もあるので、面白い名前も多いですね。(地名全般に言えることですが)

OJJさん、コメントありがとうございます。
 玉ねぎ持ってくのはいいとして、食べられるのでしょうかね? 今回のコース、中盤を端折って、車で行き来すれば楽々ですよ。

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 つい先日までは、雪が多かった所ですが、アッと言う間に融けて緑一色ですね。 日野山は、またの樹会に歩きたいところですねぇ。

by おど (2015-05-17 17:34) 

トラックバック 0