SSブログ

[登山] 北アルプス 北・奥・前穂高周回(二日目) [登山]

 前日に続き、この日は穂高連峰を縦走し上高地へと下山します。 全体を通して標高差はありませんが、岩稜帯が続くので注意して歩いて行きました。 この日の天気も昼前から高曇りとなり、風もそれほど強くはなく歩き易い環境でした。 パーティーの最後尾について、岩場の渋滞に巻き込まれながらも、花に景色にと存分に楽しむことが出来ました。

朝の北穂高岳から後立山方面と槍ヶ岳

奥穂高岳からパノラマ(前穂高岳・明神岳・霞沢岳・木曽御嶽山・乗鞍岳・焼岳・西穂高岳・ジャンダルムなど)

北アルプス
北・奥・前穂高周回(二日目)
日付2015年08月12日(水)
天気晴のち曇(一時小雨)
山域北アルプス
場所長野県松本市安曇
距離10.1Km
累積標高+0710 -2272m
時間10時間10分
人数4名
撮影枚数1559枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0265枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0826枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(滑落・落石注意)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ百名山、お花畑、絶景
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
06:103093m0.0Km北穂高小屋 出発
08:10 (02:00)3110m1.3Km涸沢岳 (5分休憩)
08:25 (00:15)2990m1.6Km穂高岳山荘 (15分休憩)
09:25 (01:00)3190m2.2Km奥穂高岳 (15分休憩)
10:55 (01:30)2929m3.6Km紀美子平 昼食休憩
11:15 (00:20)2929m3.6Km紀美子平 出発
11:40 (00:25)3090m4.0Km前穂高岳 (15分滞在)
12:20 (00:40)2929m4.3Km紀美子平 (10分休憩)
14:05 (01:45)2173m5.8Km岳沢小屋 (30分休憩)
15:55 (01:50)1518m8.6Km岳沢登山口
16:20 (00:25)1505m10.1Km上高地バスターミナル 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20150812_map.jpg

 中々寝付かれないのは、周囲のイビキのせいと言うよりは高山病(息苦しさ)の症状なのでしょう。(当然、耳栓はしています) しかし、何だかんだで22時ぐらいには寝たようで、次に気が付くと2時半頃でした。 それからもウトウトとしつつ、4時前には完全に目が覚めました。
 4時に小屋の電球が点灯すると、皆さん早速出発の準備をしていました。 この日の日の出は4時55分との事なので、カメラを持ってテラスへ出ました。

 天気は良くも悪くもなく、上空は晴れていますが全体的には雲が掛かっています。 4時40分頃には朝食となり、日の出までには食事を摂ることが出来ました。 北穂高岳の山頂に登り日の出を見ていきますが、太陽の方向には濃い雲が掛かっており、結局この日の日の出は見られませんでした・・・。 しかし、赤く染まった空に浮かぶ富士山や南アルプスなどが見られたので、良しとします。(下写真)

朝の南アルプス方面

中央アルプス(手前に前穂高岳)

 また、前日はガスでよく見られなかった槍ヶ岳やその奥の山々が、朝の澄んだ空気ではっきりと望めました。(下写真)

槍ヶ岳や薬師岳など

左から富士山・甲斐駒ケ岳・北岳など

八ヶ岳

結局、朝日は見られず・・・(手前は常念岳)

 満足したところで部屋に戻って、ゆっくりと出発の準備をしていきます。 6時に出発予定なので1時間ほどありますが、皆さんテラスで朝のコーヒーなどを飲んでくつろいで行きました。 その間、雲が晴れて朝日が射し始め、綺麗な景色が望めました。(下写真)

朝日射す槍ヶ岳

後立山方面と槍ヶ岳

左から黒部五郎岳・双六岳・三俣蓮華岳・薬師岳・鷲羽岳・水晶岳・大喰岳・槍ヶ岳・野口五郎岳など

大キレットを望む

笠ヶ岳(左奥に白山)

薬師岳アップ

美ヶ原(中央に電波塔群が見える)

天使の梯子(左から大天井岳・横通岳・常念岳、右奥に浅間山)

涸沢アップ

 今回はDMC-GM1に14-140mmのレンズを付けているので、遠望もズームで寄れます。 ここまで小屋の写真を撮っていなかったので、小屋の様子と小屋の周りに咲く花を撮影して行きました。(下写真)

北穂高小屋

シコタンハコベ

ムカゴユキノシタ

クモマミミナグサ

 6時過ぎに出発すると、北穂高岳の山頂を再度通り、先日の分岐点へと向かいます。(下写真) テントサイトから、沢山の子供の声が聞こえてきていました。 分岐点に到着したところで、まずは涸沢岳へと向かいます。(下写真)

山頂へ戻る

テント場が見える

ミヤマタネツケバナ?

?1(奥にピントが…)

テント場を見る

 分岐からは、岩場を登り南峰をトラバースして越えて行きました。 大きな岩がゴロゴロと連なる道を歩いて行くと、前方に滝谷ドームが見えてきました。(下写真)

分岐からは少し上りに

岩が転がる道に

ここから下りに(右は滝谷ドーム)

 ドーム方面へと急斜面を降りていきますが、ドームへは登らず涸沢方面を巻いて行きます。(下写真)

高度感は無く、怖くはない

ドームの左を巻いて

チシマギキョウ?

 ドームの手前からはペンキマークを頼りに歩いていきます。(下写真)

丸印を追って

景色が少しづつ変わる

 後ろを振り向くと降りてきた斜面が見えていますが、写真だと険しく見えますが、ここまでは傾斜も緩く大したことはありませんでした。(下写真)

ここを降りてきた

西側から槍ヶ岳を望む

 ドームの横を通過して、少し登ったところで涸沢岳との鞍部(涸沢のコル)が見えてきました。(下写真)

ドームの左斜面を登る

ここから上部に

涸沢岳と奥穂高岳が近くなる

涸沢岳との鞍部を越えて

涸沢のコルへ下りていく

 ここで初めて鎖場が出てきます。 一枚岩に足場替わりの、アンカーが打たれて鎖が垂れ下がっています。 少し渋滞していますが、急ぐ必要も無いので暫く待ちます。 一枚岩は雨が降っていると嫌な感じですが、この日はグリップもしっかりしていたので、鎖は補助程度として降りて行きました。(下写真)

鎖場を降りる

 奥壁バンドと呼ばれる、垂直の岩の横を通ります。 左下のガレの上を歩いて行き、右に少し登り返し、最後はつづら折れで鞍部へと降りて行きました。(下写真)

奥壁バンドは左から

下に涸沢が見える

涸沢岳へ登る道が見える

コル手前は右から巻く

滝谷

左俣谷を望む(奥丸山や槍平小屋が見える)

岩稜帯が続く

コルへ下りていく

亀岩(中央)

イワオウギ

イワギキョウ

ザレた道を慎重に下る

 涸沢のコルに降り立ちますが、ここから先が核心部となるようです。(下写真)

ここを降りてきた

イワギキョウ群生

イワツメグサ

ミヤマアキノキリンソウ

北穂高岳を振り返る

最低コルへ

最低コル

降りていけそうだが・・・

 まずは亀岩(だと思います)を登って越えて行きました。(下写真)

亀岩を越える

亀岩の上に

亀岩の上から

 その先から鎖場とハシゴが続き気は抜けません。 と言いつつ、先行する同行者や登山者はゆっくりなので、待つ間は写真を撮りまくっていました。(下写真)

ここからが核心部か?

にせ涸沢コルから涸沢岳への登りに

まずは鎖場が2箇所

次にハシゴ

下を見る

 ハシゴの上で、オーバーハングした岩の下を鎖を頼りに潜りますが、ザックが当たりバランスが不安定となり、ここが一番怖かったところでした。 その後は、それほど危険なところはなく、浮石に注意して歩いて行きました。(下写真)

鎖場だが無視

足場は安定している(鎖は補助程度に)

 眼下には後ろからの登山者が見えており、落石を起こさないよう慎重に登っていきます。(下写真)

落石を起こさないように注意で

 再度標高が上がり、先ほどまで歩いていたドームとその奥に北穂高岳の山頂、それに槍ヶ岳の穂先が見えていました。(下写真)

景色を見ながら登る

 前方には奥穂高岳の山頂付近も見えてきますが、このペースでは先はまだ長そうです。(下写真)

まだまだ先は長い?

ホソバイワベンケイ?

 手前のピークへ登る斜面は険しそうにも見えますが、今までの道に比べてジクザグに切ってあり傾斜も緩いので、登るには楽でした。(下写真)

ここから先は比較的楽?

ウサギギク

アシボソスゲ

 登山道の近くまで雪渓が残っている脇を通過します。 その様な所だからでしょうが、辺りには高山植物が沢山みられました。(下写真)

雪渓の横を通る

 その後も岩登りは続きます。 しかし、思い返してもまわりの景色を見ている時間の方が長かったせいか、余り記憶にありません・・・。(下写真)

ひたすら岩登り

岩の間に花(すっぱりと切れる)

 ピークを左から巻いて、稜線へと登っていきます。(下写真)

ピークを左から巻いて

タカネイブクキボウフウ?

 そして岩の重なる稜線に到着すると、前方には涸沢岳の山頂とその奥にジャンダルムが見えてきました。(下写真)

主尾根と合流

涸沢岳山頂へ

新穂高方面

 ここまで来ると後は稜線の水平道を歩き、山頂はすぐでした。(下写真)

涸沢岳

涸沢岳標識

 山頂からは、直下の白出のコルに穂高岳山荘が、その奥に向かう奥穂高岳が大きく見えていました。(下写真)

下に穂高岳山荘が見える(右奥はジャンダルム)

ジャンダルムアップ

西穂高岳方面(右奥は高山市街地)

黒部五郎岳アップ

笠ヶ岳アップ

 360度の展望を楽しんだところで、穂高岳山荘のある白出のコルへと降りていきます。(下写真)

白出のコルへ降りる

 ここの下りはまったく危険はなく、程なく小屋の手前にあるヘリポートに出てきました。(下写真)

ヘリポート

 ここから左下に向かいザイテングラードとの分岐を通り過ぎると、大きく立派な穂高岳山荘に到着しました。(下写真)

ザイテングラード分岐

ザイテングラードを行き交う人

穂高岳山荘に到着

 ここまで来れば、危険箇所も少なくなり一段落といったところでしょうか? 特に急ぐ必要も無いので、ここで水分補給とトイレを済ませ、展望を眺めながらゆっくりとして行きました。(下写真)

展望を見ながら休憩

東大天井岳

常念岳

 小屋の裏手には白出沢への道が降りていますが、ここも歩きたいところの一つです。(下写真)

白出沢

白出のコル標識

 休憩後は、奥穂高岳に向かって登り返しとなります。(下写真)

奥穂高岳を仰ぐ

?2

小屋を後に

 小屋の上には太陽発電パネルと風車が2つ廻っていましたが、強い風に煽られて風車が高速に回転しています。 また、ボイラー室の煙なのかこちらに向かって漂っていました。(下写真)

風車が2つ(風が強く)

 斜面に取付き、岩場を登って行きました。(下写真)

穂高岳山荘と涸沢岳

 こちらは危険箇所も少なく普通に登れるようで、先ほどまでより人でも多く混み合っていました。(下写真)

鎖が付いているが

一気に標高を上げる

涸沢岳・槍ヶ岳・北穂高岳

危険箇所は無い

 徐々に広がる展望を見ながら20分ほど登ると涸沢岳の中間以上は登り返していました。(下写真)

20分でここまで

 この辺りからは岩は多い道ですが緩やかな稜線沿いとなり、沢山の人とスレ違いながら歩いて行くと山頂が見えてきました。(下写真)

ここからは稜線歩き

稜線を徐々に登る

ピッケルが?(謂れがありそうだが)

山頂が見えてきた

右から巻いて登る

 山頂付近まで登り詰めると、遮るものの無いジャンダルムが見えてきました。(下写真)

ジャンダルムが眼前に

山頂への最後の登り

 ひと登りで山頂に到着しました。(下写真)

奥穂高岳山頂

 山頂の祠付近はカメラ撮影の順番待ちとなっています・・・。 最高点の祠を撮影した所で、下の方位盤付近で周りの景色を眺めていきました。(下写真)

山頂の祠

展望方位盤

西穂高岳分岐

ジャンダルムと西穂高岳・焼岳など

ジャンダルムアップ

 すぐ下には上高地が広がっており、乗鞍岳や木曽御嶽山など遠くの山までハッキリと望めました。(下写真)

上高地を望む(右から焼岳・乗鞍岳・木曽御嶽山・霞沢岳など)

 また、この後で巡る予定の吊尾根から前穂高岳も、近くに見えています。(下写真)

前穂高岳方面(左から前穂高岳・明神岳・鉢盛山、奥に南アルプス・中央アルプスなど)

吊尾根越しに前穂高岳

奥穂高岳からパノラマ

 一方、北方面の展望は先程よりは見えづらくなっていますが、こちらも遠くまでよく見えていました。(下写真)

槍ヶ岳方面(手前に歩いた峰々)

薬師岳方面

左から水晶岳・赤牛岳・奥大日岳・立山連峰・野口五郎岳・槍ヶ岳など

 15分ほど休憩がてらに景色を眺めた所で、吊尾根を歩いて前穂高岳へと向いました。(下写真)

吊尾根へ

 吊尾根は、名前からもっと細尾根の厳しい稜線を辿るものと思っていました。 しかし実際には、それほど細い尾根(稜線)ではなく、基本的に岳沢側(南側)をトラバースする普通?の道となっていました。(下写真)

涸沢を見下ろす

先日歩いた南陵尾根の道が見える

 前穂高岳へは途中までは下りとなり、鎖場なども数カ所ありました。(下写真)

アッと言う間にここまで

南陵の頭

ここから下りに

道は上手く付いている

ヒメクワガタ?

 右斜面が切れてはいますがそれほど傾斜は強くはなく、雪がない季節であれば多少滑落してもすぐに止まりそうです。(下写真)

右斜面をトラバース

この程度の傾斜地

スリップ注意

切れ落ちた斜面

 前方に前穂高岳の登り口となる「紀美子平(きみこだいら)」が見えてきました。(下写真)

紀美子平が見えてきた

 とは言え、まだ1/3ぐらいしか来ていません・・・。 徐々に変わる景色を見ながら急がずゆっくりと歩いていきます。(下写真)

鎖付き

先は長い

前穂高岳の北尾根を望む

西穂高岳への稜線

 前方の山腹には、登山道が白い筋となって見えています。(下写真)

ここからはほとんど横移動

前穂高岳アップ

クチバシシオガマとイワツメクサ

 右下を望むと、この後で通る事になる岳沢小屋の赤い屋根とその手前にテント場が見えていました。(下写真)

下に岳沢小屋が見える

 最低のコルと書かれた岩が目に入ってきました。 ここから左上へ行くと前穂高岳の稜線を直登する道があるようですが、そちらは上級者コースとなっているのでしょう。(下写真)

ここが最低鞍部?

最低コルの分岐

左は稜線沿いの上級者コース?

 初心者は素直にトラバース道を歩いていきます。(下写真)

紀美子平まで細い道を進む

 程なく休憩する人の多い紀美子平に到着しました。(下写真)

紀美子平

 ここで予定通り、展望を見ながら昼食休憩としていきます。(下写真)

紀美子平からの展望

右から天狗ノ頭・間ノ岳・西穂高岳(右奥に白山)

明神岳アップ

 北穂高小屋のお弁当(おにぎり二種とおかず少々)を食べていると、パラパラと雨が降ってきました。 上空に黒っぽい雲がありますが、全体としてはすぐに崩れるような気配はありません。 食事を手早く済ませた所で、最後の登りとなる「前穂高岳」に向いました。(下写真)

前穂高岳へ登る

吊尾根を望む

 ここからも岩場が続きますが、これまでの道と比べれば大したことはありません。(下写真)

岩稜帯を進む

下を振り向く

 この時間は降りてくる人も多く、すれ違いに時間を取られますが、ほぼ予定通りの時間に山頂に到着しました。(下写真)

山頂への最後の上り

前穂高岳山頂

 幸いすぐに雨は止んでおり、雲なども無く360度の展望が望めました。(下写真)

山頂は広い

穂高岳山荘と涸沢岳

山々が連なる

北尾根を見下ろす

北穂高岳と槍ヶ岳

徳沢(右)から横尾(左)、すぐ下に奥又白池が見える

明神岳への稜線

蝶ヶ岳

奥又白池

右から大天井岳・燕岳・鹿島槍ヶ岳・白馬岳・針ノ木岳など

槍ヶ岳アップ

白山アップ

焼岳と連なる山々

奥穂高岳と西穂高岳

 下界の様子も含め、余すこと無く景色を見たところで紀美子平へと戻ります。(下写真)

紀美子平へ戻る

 ゆっくり紀美子平に戻ると、空の雲が晴れて青空が見えてきました。(下写真)

晴れてきた

 出発の準備をして、重太郎新道で岳沢へと降りていきます。 長い下りとなり、一枚岩にスリップ注意の看板が掛かっていました。(下写真)

スリップ注意

一気に下っていく

下にハシゴ

 ここからの下りには、途中にハシゴが2箇所と複数の鎖場がありました。(下写真)

ハシゴ

ミヤマダイモンジソウ

ライチョウ広場?

下まで続く斜面

 同行者の方は、去年ここを歩いた時にガスの中でライチョウを見かけたらしいのですが、この日は注意していましたが近くにはいなかったようです。 ガレた道が多く、一部綺麗に修復されてところもありました。(下写真)

よく整備された道

後ろを振り向く

 岳沢パノラマと岩にペンキで書かれたところまで来ると、緑色に広がる岳沢の景色が望めました。(下写真)

岳沢パノラマ

岳沢パノラマからの展望

岳沢小屋

 次第に上高地でも見られた花などが再度見られだし、樹林帯へと降りて行きました。(下写真)

ハンゴンソウ?

ミヤマリンドウ

タカネイブクキボウフウ

樹林帯に突入

?3

ハシゴを降りる(下から)

アザミ1

タカネオトギリ

?4

 カモシカの立場と呼ばれる小高い岩場に到着しました。 その先に「事故多発地点」と書かれた標識が立っていますが、ここまで降りると疲れがピークで事故も多いのでしょう。(下写真)

カモシカの立場

事故多発地点?

 ここを通過すると次第に傾斜が緩み、長いハシゴを下ったところからは岩場もなくなってきました。(下写真)

次第に傾斜は緩む

長いハシゴ(12m,35段)

 上部からも見えていましたが、下にお花畑が見えてきました。 お花畑の中には道らしきものも見えており、下りていくのが楽しみです。(下写真)

下にお花畑が見える

まだ気は抜けず

 暫く下ると、そのお花畑に到着しました。 ここからはお花畑の中をつづら折れに下る道となり、気が付くと先行する同行者と随分と距離が離れていました。(下写真)

シシウドの群生

つづら折れの道に

ハクサンフウロ

クロトウヒレン

お花畑の道

タカネニガナ

シシウド

小屋まであと少しか

ホソバトリカブト

アカショウマ?

?5

ヤマハハコ

キオン?

?6

ノコンギク?

シモツケソウ

お花畑は下まで続く

アザミ2

サラシナショウマ

?7

クガイソウ

クガイソウ2

 花に夢中で、同行者とは随分離れてしまいましたが、心配はしていないでしょう。 途中、数名の外国の方とすれ違いますが、それぞれ別々の国の方のようでした。(リュックも無く軽装備の方も、います・・・)
 灌木の平坦な道となり、そこを抜けるとテントサイトに到着しました。(下写真)

ようやく平坦な道に

テント場の間を下る

 涸れた沢を渡ると、岳沢小屋に到着しました。(下写真)

ここを渡ると岳沢小屋

吊尾根を仰ぐ

混雑する岳沢小屋

 ここで最後の休憩としていきます。 この先、厳しいところは無くなるので一安心です。 水分補給と行動食を食べた所で、上高地へと出発しました。(下写真)

天狗のコルからの道を望む

前穂高岳(左)と明神岳(右)

上高地へ下山

 ここからは、沢沿いの樹林帯を降りていきます。 河原からは遥か下に上高地が見えていました。(下写真)

遥か下に上高地が見える

 小屋見峠に登り返してそこを通過すると、後はダラダラと長い下り道が続きます。(下写真)

小屋見峠

次第に近づく

西穂高岳の稜線?

木橋

最後の展望

 ここではフランス人の方と思われる数名の登山者を抜いていきます。 樹林帯は次第に鬱蒼と茂る原生林?となって行き、風穴を経由して台風の影響か、荒れた倒木帯を経て上高地へと降りて行きました。(下写真)

?8

岳沢の風穴

鬱蒼とした樹林帯を歩く

登山道の上に倒木(迂回路あり)

木道

 笹が多くなり、苔むした良い雰囲気となると、終点近くとなりました。(下写真)

良い雰囲気

 そして小屋から1時間半ほどで、岳沢の入口に到着しました。(下写真)

岳沢登山路の入口

 ここからは林道を歩いて、河童橋へと戻りました。(下写真)

梓川から歩いた来た山々を望む

 そして、20分ほど歩き、無事にバスターミナルに到着しました。 ここでタクシーを待ちますが、まだ時間が早くタクシーの台数が少ないため結構混雑していました。(下写真)

上高地の花(1/3は見られた?)

今回の反省点は、
・特にありません。 身を持って、この辺りはヘルメット必須だと感じました。

 次回ですが、混雑することも予想されたのと、体調が悪かったため一週間休憩し、明後日(日曜日)に南アルプス南部の山へ登る予定です。(天気の関係で、奈良県方面になるかも知れません)


nice!(19)  コメント(11)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 19

コメント 11

コメントの受付は締め切りました
joyclimb

朝の北穂高岳からの眺望、涸沢岳・奥穂高岳からの眺め、
素晴らしいですね。山の朝・夕の風景は特にいいですね。
白出沢のコース、石で滑りやすそうで難しそうなコースですね。
暑さの記述が見あたらないことから、快適な登山だったようですね^^
by joyclimb (2015-08-22 13:35) 

OJJ

お天気もまあまあで周りの山々は全部見えて素晴らしい山行きに成りましたね・・それにしても皆さん健脚ぞろいだから混雑する涸沢や奥穂小屋に泊まらずに駆け抜けましたね・・
私たちは横尾、奥穂、涸沢と3泊しました~関西は損や・・笑)
by OJJ (2015-08-22 15:27) 

nousagi

奥穂からの道は通ったこともあり
思い出しながら拝見しました。
前穂は省略してちょうどでしたが・・・
岳沢に着いて、かなりホッとしたことを覚えています。
雲の様子が山のギザギザを引き立たせていますね。
by nousagi (2015-08-22 17:05) 

g_g

ご無沙汰してました、相変わらず素晴らしい山旅を楽しんで
おられますね、半分くらいでいいのでその脚力と耐力が伴って欲しいです、素晴らしい景色と高山植物、歩いて見たいところです。

by g_g (2015-08-22 20:13) 

山子路爺

お天気も上々で羨ましいですねぇ〜〜〜
でもやっぱり速いなぁ〜
私はもう一日必要ですよぉ〜いや二日必要だったりして……。


by 山子路爺 (2015-08-23 00:30) 

asa

やっぱり、このコースはいいですね。北穂からちょっと先まではヤバイけど。山子路爺さんと同じで、北穂から上高地まで一気はやっぱり早いですね。
by asa (2015-08-23 16:01) 

tochimochi

御無沙汰してました。
相変わらず精力的に歩いてますね。
穂高での朝焼けは迫力がありますね。

by tochimochi (2015-08-24 12:31) 

おど

皆さん、コメントありがとうございます。

joyclimbさん、
 穂高連峰、景色は最高ですね。 白出沢は、今度穂高に向かうときには利用すると思います。 そこから何処へ縦走するのが問題ですが、とりあえず大キレット方面でしょうか?
 キオンについては、記述忘れていましたが、朝方は風も吹いていて寒いぐらいでしたが、日中は日差しもなくて調度よい感じでした。 雨が降ってきた時は、雨具をはおりましたが、暑くはありませんでしたよ。

OJJさん、
 天気は、高曇りのほうが遠望も効いて良いですね。 いつも行く皆さんは、本当に健脚です。

nousagiさん、
 ザイテンから登られたのでしょうかね。 重太郎新道で岳沢までの道は、よく整備されていますが疲れているとスリップしそうな所がいっぱいですから、到着してホッとするのは分かります。

g_gさん、
 今回のコース、体力普通でも時間とお金?を掛けて何泊かすれば、登れるところだと思います。
 特に重たい一眼レフを背負って?登るには、普通よりも時間は掛かるでしょうねぇ。(北アルプス全般に言えますが、思い一眼レフを持ってる方は多いですよ・・・)

山子路爺さん、
 関東地方からだと、もう二泊いるかも知れませんね。 今回の山行が可能なのも、出発が高山市内と言うこともありますからね。(自宅からだと、苦しくなります)

asaさん、
 北穂高岳から上高地まで、コースタイムより若干早い泥土ですが、一人ではないので普通よりは早いのでしょうね。 皆さん、下山後の平坦な上高地でも、すごく早かったです。(苦笑)

tochimochiさん、
 朝日は見れませんでしたが、真っ赤な朝焼けは綺麗でしたし、展望は申し分なかったのでラッキーでした。

by おど (2015-08-24 22:59) 

テリー

すばらしい眺望ですね。
いやー、また、登りたくなりました。
特に、北穂高からの眺望は、いいですよね。
by テリー (2015-08-25 14:03) 

ひろたん

良い感じですよね^^
もたもやジャンに行きたくなりました。
今度は西穂からの縦走で・・・
白出の登山道を下りたいと思ってしまった。
登りはきつそうですよね。
けどこんなに早くは歩けないような・・
by ひろたん (2015-08-29 13:07) 

おど

テリーさん、コメントありがとうございます。
 北穂高岳からの槍ヶ岳は、矢張り絵になりますよね。 初日は生憎のガスでしたが、次の日は展望を遮らない高曇りで登山としては最高の日和でした。

ひろたんさん、コメントありがとうございます。
 ジャンダルムですか。 登りたいような怖いような感じですね・・・。(苦笑) 白出沢からのコース、一度は歩きたいですね。
by おど (2015-08-31 21:07) 

トラックバック 0