[登山] 2015年 紅葉の白山巡り [登山]
今回は、紅葉も見頃のようなので白山に登ってきました。 距離が短い?平瀬道を利用して大汝峰(おおなんじみね)へと登り、時間に余裕があるのでその先の四塚山(よつづかやま)まで足を伸ばしました。
山頂周辺の紅葉は終盤となっていましたが、室堂より下では綺麗な紅葉が見られ、今年は紅葉の当たり年のようでした。
※関連リンクは多いので割愛します。(左上の検索で”白山”と入力すれば出てきます)
日付 | 2015年09月27日(日) | ||
天気 | 曇り時々晴れ(終日ガス多し) | ||
山域 | 白山 | ||
場所 | 岐阜県大野郡白川村大字平瀬 | ||
距離 | 21.0Km | ||
累積標高 | +1883 -1883m | ||
時間 | 09時間50分 | ||
人数 | 2名 | ||
撮影枚数 | 0782枚 (FUJIFILM FinePix XP200) 0103枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4) 0911枚 (Panasonic DMC-GM1) | ||
登山難度 (A:安易~E:高度) | B | ||
展望 (A:良い~E:なし) | A(この日はガス多く) | ||
見どころ | 白山室堂、お池巡り、万年雪 | ||
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績) | |||
05:35 | 1262m | 0.0Km | 平瀬道登山口 出発 |
07:15 (01:40) | 2025m | 3.6Km | 大倉山避難小屋 |
07:50 (00:35) | 2271m | 4.8Km | カンクラ雪渓 |
08:25 (00:35) | 2448m | 6.2Km | 室堂 休憩 |
08:35 (00:10) | 2448m | 6.3Km | 室堂 出発 |
09:10 (00:35) | 2585m | 7.6Km | 大汝峰分岐 |
09:30 (00:20) | 2684m | 7.9Km | 大汝峰 |
09:55 (00:25) | 2468m | 9.0Km | お手水鉢 |
10:10 (00:15) | 2512m | 9.5Km | 七倉ノ辻 |
10:20 (00:10) | 2515m | 10.0Km | 四塚山 昼食休憩 |
11:20 (01:00) | 2515m | 10.0Km | 四塚山 出発 |
12:05 (00:45) | 2585m | 11.6Km | 大汝峰巻道分岐 |
12:30 (00:25) | 2585m | 12.7Km | 大汝峰分岐 |
13:05 (00:35) | 2448m | 14.4Km | 室堂 休憩 |
13:15 (00:10) | 2448m | 14.6Km | 室堂 出発 |
13:50 (00:35) | 2271m | 16.0Km | カンクラ雪渓 |
14:15 (00:25) | 2025m | 17.3Km | 大倉山避難小屋 |
15:25 (01:15) | 1262m | 21.0Km | 平瀬道登山口 到着 |
ルートラボ(初め500mはGPSの電源入れ忘れ)
※今回のコースはお馴染みのコースなので、気がついた事と写真中心でお送りします。
前日(土曜日)までは、兵庫県方面の山に行く予定でした。 しかし、天気予報が若干良い方向に変更となり、高い山へ紅葉見物が可能となり予定を変更します。 案として木曽御嶽山の開田口コースか、白山の平瀬道を計画しますが、最新の天気予報では回復が遅くなりそうなので、少しでも早い西の白山へ行くことにしました。
自宅からも平瀬道であれば3時間弱で到着しますが、日曜日ということもあり高山市に前泊することにしました。 すると、同じように白山を計画しているとのことなので、一緒に向かうことになりました。
土曜日に移動し前泊して、朝4時半前には出発しました。 往路は高速を利用し、登山口の大白川までは1時間と少しで到着しました。 紅葉の時期で車は多めですが、湖畔の駐車場もあるので心配はありません。 幸い登山口近くの駐車場にまだ空きがあるので、そこに停めて出発の準備をして行きました。(下写真)
去年もこのコースを登っていますが、今年は土砂崩れで一週間前に県道が開通したばかりです。 その為か去年も登山道を整備していましたが、一年以上経った今もまだ整備中(帰路に整備中の作業者もいました)でした。(下写真)
序盤は紅葉もし始めた所なので、黙々と標高を上げていきます。 天気は予報通りで、午前中の遠望は望めそうのない、曇り空でした。(下写真)
それでも高い雲は次第に取れてきて、東方面の遠くには青空が見えることもありました。 北アルプス方面はまだ雲が多く、雲間からそれと分かる稜線が逆光で浮かび上がる程度でした。(下写真)
標高が上がり、左斜面が切れ落ちた展望地を歩いていきます。 別山方面の展望が広がりますが、当分は雲が取れそうもありません・・・。(下写真)
標高が2000mに近づくと、ナナカマドを中心に紅葉が見られ出します。 しかし、まだ全体的には早く緑の葉を残すものも多く見られました。(下写真)
しかし、標高が上がるに連れて、濃い赤となり他の色との対比で綺麗に色づいていきました。(下写真)
しいて言えば、太陽の日差しがないので、人の目には綺麗でも写真写りは最悪です・・・。 大白水谷沿いの道となり、遅くまで雪渓が残っていたからか、この時期でも花が見られました。(下写真)
ナナカマドも真っ赤に色づき、綺麗でした。 一旦ガスの中に没しますが、すぐにその上にでて上部の様子が見えてきました。(下写真)
白山で紅葉の時期はこれで3回目ですが、その中では一番の色づきでした。(下写真)
カンクラ雪渓の標識を通過すると、急登となりその先でハイマツ帯へと入って行きました。 室堂へとの傾斜がゆるくなりますが、ガスで周りは真っ白です・・・。(下写真)
この日のガスは一時的なものが多く、すぐに晴れてくると前方に赤い屋根が見えてきました。(下写真)
出発から3時間弱とまずまずのタイムで、室堂に到着しました。(下写真)
室堂の周りも紅葉していますが、物によっては既に茶色になっており、紅葉も終盤のようです。(下写真)
室堂で昼に使う水を補給した所で、大汝峰へと向かいます。 少し標高を上げると、後方に別山が見えてきますが、この日の山頂付近からはこれが唯一の姿でした。(下写真)
すぐに迂回路の御前峰方面との分岐となり、左に中腹を巻いて歩いて行きました。(下写真)
天気の回復は昼ごろと思われていましたが、上空の雲が次第に取れて青空が覗き始めました。(下写真)
標高を少し上げて、万年雪で埋まる「千蛇ヶ池」に到着しました。(下写真)
この先で右に御前峰の分岐を直進し、目の前に聳える大汝峰へと岩場を登ります。(下写真)
南西の千才谷方面を見ると、緑のハイマツに混じりナナカマドなどが綺麗に紅葉していました。(下写真)
大汝峰の上部に登り、緩やかな稜線を山頂へと登ります。(下写真)
程なく大汝峰に登りつめると、毎回見る御前峰と剣ヶ峰の景色を眺めていきました。(下写真)
少し休憩した所で七倉山へと向いますが、北斜面からガスが湧き上がりその境界を歩いて行きました。(下写真)
ハイマツの斜面を下って行くと、左に帰路歩く予定の分岐を確認します。(下写真)
更に下り、右斜面の崩壊地を見ながら鞍部となる「御手水鉢」に到着しました。(下写真)
ここから七倉山は登りとなりますが、見たほどではなく程なく「七倉ノ辻(ななくらのつじ)」に到着しました。(下写真)
今回は、ここから更に奥にある「四塚山」へと向かうことにします。(下写真)
花の時期は湿地帯となる、木道を通りその先の草付きの斜面を登ると四塚山に到着しました。(下写真)
四塚山は石積みの4つの塚があり、遠くからもそれと分かる形となっています。(下写真)
ここで昼食休憩としていきますが、日差しを遮るところはありません・・・。 幸い?ガスが湧き上がり、陽が陰ってきていました。
食事後は、山頂北から景色を眺め「加賀禅定道」方面や西にある池(名前わかりません)、それに綺麗に色づいた尾根が見えていました。(下写真)
1時間の長めの休憩の後、室堂へと来た道を紅葉を眺めながら戻ります。(下写真)
日差し復活し、紅葉が映えています。 以前も見て期待していた地獄谷は、ガスが取れずにあまりいい状態では見られませんでした。(下写真)
大汝峰手前の分岐に到着したところで、巻道へと入っていきます。(下写真)
巻道は初めて通りますが、すぐ下に湯の谷川の斜面や釈迦岳への稜線を眺めながら歩いて行きます。(下写真)
ミヤマキンバイ最後の一輪
景色を見ながら時間を掛けて室堂に到着しました。 トイレに寄って、暫く散策した所で下山を開始します。(下写真)
湧き上がる雲で太陽が隠れていましたが、時間とともにそれも改善されていきます。 雲間から日が差し込む度に、鮮やかな色で紅葉していました。(下写真)
ハイマツタイを抜けて、斜面上部から下の様子を伺います。 通る尾根道は、ナナカマドの朱色が光に照らされ、行きとは異なる趣がありました。(下写真)
全体的に陽射しが戻ると、北にある中宮道手前の斜面にも良い色づきが見られました。(下写真)
大倉山までは、斜面を彩る紅葉を何回も眺めながら、登りと変わらない時間でゆっくりと降りて行きました。 残念なのは、結局遠望がまったく見られないことですが、この景色でそれは些細な事でした。(下写真)
そして最後は樹林で遮られ展望のない中を下り、室堂から2時間ほどで登山口に無事到着しました。
今回の反省点は、
・特にありませんでした。 ここの所、毎回足をブツケたり転んだりで怪我が耐えませんでしたが、今回は全くの無傷でした。
次回ですが、2000m以上で紅葉が最盛期なのと雪が降り始めるのも時間の問題なので、南か北アルプスに向かう予定です。
おはようございます^^
今地図を見たらなるほど、車が一番山裾まで入るのですね。来年あたり登りたいと思っていますが、道標などはしっかりついていますか?
お花の時期は人が多いと思われますが、このお写真を見る限り、この時期はあまり人がいないような・・・?
これだけ広い所の紅葉、見ごたえがありますね。
四塚山まで行かなければわたくしでも日帰りは十分可能なようで
安心いたしました^^
by mimimomo (2015-10-02 06:44)
東北の山と違って白山近辺は標高が高いので紅葉が素晴らしいですね、頂上当たりは終わってだんだん下ってきたようですね。
by g_g (2015-10-02 07:23)
mimimomoさん、コメントありがとうございます。
平瀬道は、且つある登山道の中でも白山への最短距離・時間で行ける所ですね。 その為、通常は一泊以上でしかゆっくり出来ない山頂散策が日帰りで可能となります。 この日はそれなりに登山者はいましたが、前週がシルバーウィークだったのと、花の時期に比べれば少なかったです。
山頂に行かれた際は、是非無理をしてでも大汝峰に行かれることをお勧めします。
g_gさん、コメントありがとうございます。
広い山頂は白山ならではです。(近場では御嶽山や乗鞍岳もですが) 紅葉やお花も標高に応じて長い間見られるので、いつ訪れても外れはありませんね。
by おど (2015-10-02 12:45)
四塚山から見る西尾根の紅葉、見事ですね^^
by joyclimb (2015-10-02 21:44)
ここからの白山は登ったことがなくて・・・
湖までのアクセスは林道バスがあるのですか。
方向違いかな^^;
by ひろたん (2015-10-03 09:30)
流石に白山、十分紅葉していますね。
この山でも歩くのは20キロ以上ですか・・ため息)
by OJJ (2015-10-03 10:09)
色付いていますねぇ〜〜〜
雪に閉ざされる前のこの一時の色が良いですよねぇ。
by 山子路爺 (2015-10-07 11:53)
皆さん、NICE!とコメントありがとうございます。
joyclimbさん、
日差しの少ない北や西の斜面の紅葉は綺麗です。
ひろたんさん、
林道バスは無いと思います。 白川郷までは路線バスや高速バスがあると思うので、そこからタクシーでしょうか?
OJJさん、
白山の紅葉は、ハズレも少なく綺麗ですね。
山子路爺さん、
今年は紅葉は早いようですが、雪はまだのようですね。 それも今月末までのことでしょうが・・・。
by おど (2015-10-10 13:26)