SSブログ

[登山] 白山北縦走路 三方岩岳・野谷荘司山・妙法山 [登山]

 今回は、白山北部にある「三方岩岳(さんぽういわたけ)」から「野谷荘司山(のたにしょうじやま)」と「妙法山(みょうほうざん)」を縦走してきました。 朝から雲一つない無風快晴となり、夏の陽気の中を遠くに北アルプスや、白くなりはじめた白山を見ながら楽しく歩くことが出来ました。

野谷荘司山からパノラマ(北アルプス・猿ヶ馬場山・三方崩山・白山など)

飛騨岩(三方岩岳)の紅葉

白山北縦走路
三方岩岳・野谷荘司山・妙法山

日付2015年10月17日(土)
天気無風快晴
山域白山
場所岐阜県大野郡白川村大字大窪
距離17.5Km
累積標高+1987 -1987m
時間08時間00分
人数1名
撮影枚数1178枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
1105枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(標高差あり、ガレ場多数注意)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ紅葉、岩峰、白山、北アルプス遠望
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
06:00738m0.0Km鶴平新道入口 出発
06:20 (00:20)768m1.6Km馬狩林道ゲート
07:00 (00:40)1214m3.0Km白川郷展望台分岐
08:20 (01:20)1710m5.5Km三方岩岳 10分休憩
09:30 (01:10)1797.3m8.0Km野谷荘司山 5分休憩
10:00 (00:30)1753m9.2Kmもうせん平
10:50 (00:50)1775.6m11.0Km妙法山 昼食休憩
11:30 (00:40)1755.6m11.0Km妙法山 出発
12:10 (00:40)1753m12.8Kmもうせん平
12:35 (00:25)1797.3m14.0Km野谷荘司山 5分休憩
12:50 (00:15)1741m14.5Km鶴平新道分岐
14:00 (01:10)738m17.5Km鶴平新道入口 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20151017_map.jpg

 前日までの天気予報では、土曜日の午前中までは晴れで、その後はくもりや雨の予報となっており日曜日には回復する事となっていました。 日曜日には野暮用があるので、土曜日に午前中で下山出来る、白山の東にある「三方崩山(さんぽうくずれやま)」を予定していました。
 しかし、直前に天気予報が変わり土曜日は終日良い天気となり、雲の様子もそれを支持しています。 そこで白山の近くと言う案は変更せず、白山の北に位置する「三方岩岳(さんぽういわたけ)」と「野谷荘司山(のたにしょうじやま)」に登ることにしました。 しかし、これだけではやはり午前中には下山出来てしまうので、天気を見て「妙法山(みょうほうざん)」まで足を延ばすことにしました。
 このコースの稜線沿いは、以前から計画していた白山への縦走路(北縦走路と中宮道)となり、今回はその下見を兼ねた形となりました。

 登山口となる白川郷までは、高速のお陰で2時間ほどしか掛かりません。 朝4時前に出発し、いつもより交通量の多い道を富山方面へと向かいました。 ほぼ予定通り5時半過ぎに白川郷ICに到着し一般道を南下すると、”白山スーパー林道”改め”白山白川郷ホワイトロード”の馬狩(まがり)ゲートへと右折していきます。 ゲートまでは無料で走れるので良い道を進むと、霧に包まれた馬狩地区に到着しました。 トヨタ白川郷自然學校を右に見た手前の道を左折して、舗装しな直されたばかりの細い道へと入ります。
 暫く進み左手に古い民家を見た先で右に登山口と左手に駐車余地がある所で駐車して行きました。(下写真)

駐車地から鶴平新道登山口を見る

 ここは鶴平新道入り口となっていますが、下山予定としているのでまずは馬狩ゲートへ先ほど曲がったところまで歩いて戻ります。 準備を整えた所で出発しますが、最近は水分補給量が少なくなっているので、今回もペットボトル(1リットルほど)と昼用の熱湯だけ持って行きました。

 鶴平新道の前を通り過ぎ、右手に先ほども見た古い合掌造りの民家を見ながらトボトボと歩いて行きました。(下写真)

鶴平新道登山口

朝靄に浮かぶ茅葺屋根

茅葺き民家

 先ほどのホワイトロードまで戻った所で、自然学校の施設を見ながら奥へと向かいます。(下写真)

馬狩地区周辺案内図

トヨタ白川郷自然學校

 この時期ともなると日の出も遅くなり、この日は6時ぐらいです。 薄く霧が掛かっていますが、上空の天気は快晴で朝日を受けて目指す山並みが照らされていました。(下写真)

朝日に浮かぶ野谷荘司山

 ゲートまで500mの看板が現れ、次第に数を減らしていくのを見ながらまずは準備運動といったところです。 途中、上から登山者が 一人降りてきますが、同じコースを反対周りで巡られるのでしょう。(下写真)

ゲートまで100m

 程なく傾斜が緩み、白谷に掛る橋を渡ると馬狩ゲートに到着しました。(下写真)

白山スーパー林道 馬狩ゲート

白谷から見る野谷荘司山

 ゲートは7時に開門されるのでまだ30分ほど時間が有りますが、2台の車が開くのを待っていました。 ここの右手にも駐車場があり、ピストンの場合はここからのスタートでしょうか?
 左の白谷沿いに道が続いているので、標識に従いそこを進んでいきました。(下写真)

ゲートの開門は7時

ゲート左側が登山口(左奥へ)

三方岩登山道の標識

 その先は道標など無くこの道で好いのか不安になりますが、踏み跡はシッカリ付いていて道もよいので歩いていきます。 一度折り返し、標高を上げつつゲートの近くを通過します。(下写真)

朝霧より高く(左下にゲート)

 前方には、先程より下を照らされた野谷荘司山方面が赤く照らしだされています。(下写真)

紅葉は期待できそう

 良い道も途中までとなり、再度折り返すとその先は樹林の中を登る道となりました。(下写真)

ここから急登に

 道ははっきりしていますが倒木が多く、その辺りの踏み跡が不鮮明となります。 暫く我慢の上りとなりますが、つづら折れの道となり、斜面下から10分ほどで尾根の上部が見えてきました。(下写真)

尾根に取り付く登り

10分ほどで尾根の末端に

 尾根沿いに続く道となり、ここからはブナ林の中を気持ちよく歩いていけます。(下写真)

ブナも多く黄葉序盤

 暫く尾根沿いに進むと、右手からすすきの原となり、後方の景色が望めるようになりました。(下写真)

後方に展望が開ける

 白川郷周辺の低いところは、まだ朝霧に覆われています。 その分、そこから抜けた上空は雲一つない快晴となり、これ以上はないという天気でした。
 その先で右手から遊歩道と思われる分岐(展望台方面)に到着しました。 また、ここで初めて2名の登山者を追い抜いて行きました。(下写真)

今までの道は「ブナのこみち」?

白川郷展望台(右奥)との分岐

 ここから先も分岐には道標などは無く、すべてが遊歩道となっているので、左手の尾根沿いへと登っていきます。 この周辺は立派なブナが多く、綺麗に紅葉した姿が見られました。(下写真)

綺麗に紅葉したブナ林を進む

 その遊歩道も途中までで、斜面がキツくなると三方岩岳を示す道標が久しぶりに見られました。(下写真)

遊歩道はここまで

 傾斜が強まり本格的な上りとなります。(下写真)

この先でまた登りとなる

 所々で木々の間から周辺の山が見えていますが、前方に紅葉した三方岩岳の岩峰が見えてきました。(下写真)

前方奥に三方岩岳が見えてきた

 次第に高い気が減って灌木が優勢となり、陽射しが注ぎ込んできました。 この天気では、間違いなく日焼けするので今回は早めに日焼け止めと帽子、それにサングラスを掛けていきます。 ザレた斜面となると展望が広がり、陽射しも強くなりました。(下写真)

灌木のザレた登り

白川郷は雲海

奥に北アルプス(槍ヶ岳・穂高連峰)が見える

 ひとしきり登ると傾斜が緩み灌木帯となってきました。 また、前方に三方岩岳手前の三角点峰も見えてきます。(下写真)

傾斜が緩み低木の中を進む

前方に三角点峰(1586.3m)

 標高も上がり、太陽に照らされた紅葉もこの辺りでは見頃となっていました。(下写真)

三角点峰の見事な紅葉(左奥に三方岩岳が見える)

野谷荘司山(左端)が近くに

この辺りの紅葉が最盛期か

 ここで北方面の展望も望めますが、まだ低いところは雲海で覆われていました。(下写真)

北方面の展望

尾根を振り返る

人形山(中央)・三ヶ辻山(右)など

鷲ヶ岳方面(オサンババや烏帽子岳も)

 三角点峰への斜面を登って行きますが、肝心の三角点を見逃しました・・・。 ピークを越えると、目指す三方岩岳が姿を表しました。(下写真)

三角点峰から三方岩岳(飛騨岩)を望む

 手前に見える岩稜は飛騨岩と呼ばれているようです。 上部はとても登れそうもない岩山ですが、その下は綺麗に紅葉していました。(下写真)

飛騨岩アップ

飛騨岩も綺麗に紅葉

 飛騨岩との間は鞍部となっており、そこに向かって少し下りて行きます。(下写真)

一旦下る

 湿っぽい道を歩いて行くと階段状の細い道となりますが、湿った土で滑りやすくなっています・・・。(下写真)

細い階段状の道

 灌木の道となり、前方に飛騨岩と真っ赤に染まる斜面が現れます。(下写真)

飛騨岩が近くに

 ザレた道からは、後方の展望も広がり手前の山で見えていなかった木曽御嶽山もいつの間にか見えていました。(下写真)

木曽御嶽山

まだ雲海は晴れない

 飛騨岩がつ書くなり、その険悪な頂部が細部まで見えています。(下写真)

飛騨岩近影

 その飛騨岩へは向かわず、その右斜面をトラバース気味に歩いていきます。 右が切れたザレ場の崖となっており、更に登山道は地下水で濡れているので慎重に通過します。 前方を見ると右下が湿地帯となっており、そこを道が通り抜けていました。(下写真)

巻道に入る

左から仙人窟岳・笈ヶ岳・大笠山・奈良岳・見越岳・大門山など

スリップ注意(通過後撮影)

 その鞍部の湿地帯を通過すると、最後の急斜面を登って行きました。(下写真)

鞍部は湿地帯

桂湖は雲海で見えず

ここを上がると山頂

 左から北縦走路と合流し、その先が三方岩岳の頂上でした。(下写真)

ここで北縦走路と合流

三方岩岳山頂に到着

 頂上は岩盤となっており、樹木も無く360度の展望が望めました。(下写真)

北方面の展望(尖った山が笈ヶ岳)

紅葉に覆われた三方岩岳駐車場

笈ヶ岳アップ

車道が近くに

白山が間近に

奥に三方崩山、その手前は北縦走路

白山は数日前の雪で白く(左:御前峰、右:大汝峰)

北方面の展望(日本海は見えない)

西は緩斜面

北アルプス方面

 誰もいない山頂で10分ほど展望を眺めていきました。 ここからは「野谷荘司山」へと向かうので、先ほどの分岐まで戻ります。 分岐からは尾根沿いに進み、飛騨岩の西に登って行きました。(下写真)

先ほどの分岐は直進

少し登る

 飛騨岩の上の最高点に立つと、北アルプス方面の展望を眺めながらの稜線歩きとなりました。(下写真)

飛騨岩(最高点)から野谷荘司山(中央右)を見る

飛騨岩から登ってきた尾根を見る

最高点の様子

最高点から白山方面を望む

 ここから少し標高を落として、幾つかのピークを経由して行きます。 邪魔な木の根が多い道を躓(つまづ)かないように進みます。(下写真)

木の根が多い

鞍部へ

北アルプスを見ながら歩く

 鞍部からは登り返しとなりますが、全体を通してこのコースでは大きな登り返しはありませんでした。(下写真)

登り返し

三方岩岳を振り返る

 左斜面は登りでも見えていたように、ガレた崩壊地が続いています。(下写真)

急斜面の脇を通る

 一旦は東に進路を変えて左が切れた道を歩いていきます。 ここで朝ゲート手前ですれ違った登山者の方と、再度すれ違いました。(思った通り逆コースを巡っているようです。)(下写真)

登ってきた尾根は対岸に

稜線は左から回り込む

 太陽との角度が良い具合となり、先ほどまでいた三方岩岳の東斜面が綺麗に見えてきました。(下写真)

黄色もまじり綺麗に

左斜面は崩壊地

崩壊地を見下ろす

 崩壊地の脇を通過して、南方面に転進すると前方に目指す野谷荘司山を見ながら稜線沿いを歩いて行きました。(下写真)

南に進路を変え

東斜面の紅葉

 相変わらず北アルプス方面の展望を眺めながらの歩きとなりますが、早朝に比べ雲が多くなってきたようです。(下写真)

北アルプスが雲に覆われ始める

 しかし、低い標高に浮かんでいた雲海は日差しで蒸発?しているのか、次第に薄くなり谷間沿いに流れる川や集落が見えてきます。(下写真)

霧が晴れて来た

 分岐点のピークの登りとなると、稜線沿いの道は通行止めとなり、右を巻く道へと入ります。 そこを越えると展望が広がり、標識のある鶴平新道との分岐点に到着しました。(下写真)

分岐点手前

野谷荘司山まで400m

 ここから野谷荘司山までは400mとなっていて、傾斜の緩い道を直進していきました。(下写真)

野谷荘司山へ向かう

山頂まじか

 山頂までは登りが続きますが、急斜面ではないので景色を見ながら進みます。(下写真)

野谷荘司山の東斜面

足場は悪い

 そして出発から3時間半ほどで野谷荘司山に到着しました。 誰もいないかと思っていましたが、ペアの登山者が休憩していました。 周囲の景色を見ながら写真撮影していきますが、ガイドブック通りにし方面の展望は灌木に邪魔されてよく見えません。(下写真)

野谷荘司山(ニ等三角点)

野谷荘司山から北アルプス方面(手前に下山分岐)

 下の鳩谷ダムに掛かっていた雲も完全に晴れて、緑色の湖面と紅葉の赤が鮮やかに見えていました。

霧が晴れ鳩谷ダム湖が見える

白山方面

白山アップ

三方崩山(左)と奥三方岳(右)

野谷荘司山からパノラマ

 短めの休憩の後は、天気も良いので予定通り「妙法山」に向かうことにします。 妙法山は3Kmほど南にありますが、そこまでの道は所々で東斜面が切れ落ちた稜線沿いの道を歩いて行きました。(下写真)

東斜面は崩壊地

縦走路が続く

 今回の最高点は野谷荘司山なので、ここからは若干標高を落としていきます。 ガレ縁を進み鞍部へと下りていくと、野谷荘司山の東斜面が綺麗に見えています。(下写真)

角度を変える綺麗な色合いに

手前のピークは右から巻く

再度稜線沿いに

 崩壊地も多く、登山道や木の階段など一部崩れているところもあり慎重に歩いていきます。(下写真)

ここも崩壊地となっている

 相変わらず稜線の道が続きくすが、上下動は少なく快適な道が続きました。(下写真)

ここまで展望の良い道が続く

標高差の少ない道が続く

 とは言え、標高を落とし樹林帯へと下りて行きます。(下写真)

樹林帯へ降りる

 その樹林帯の先で唐突に「もうせん平」と呼ばれる湿地帯に出てきました。(下写真)

もうせん平

 ここは花の時期には名前通りのモウセンゴケやニッコウキスゲなど、沢山咲いているようです。 この時期は水も余り貯まらないのか、池塘の規模も小さめです。(下写真)

神庭池?

 再度樹林帯に入っていきますが、この日は終日の強い日差しで助かりました。(下写真)

久しぶりの日陰

 前方に見えていたピークへと再度草地の斜面を登ります。 幸いピークは少し巻いて、東斜面をトラバース気味に通過していきました。(下写真)

このピークは標高を上げて左からトラバース

少し登る

 左手に景色を見ながら、前方近くに見えてきた三方崩山や奥三方岳眺めながら歩いていきます。(下写真)

また展望の良い道となる

その気になれば降りていけそうなザレ場

 2つ目のピークとの間も矢張り標高を落としていきます。 この鞍部には池塘はありませんが、日陰となり凉しんでいきました。(下写真)

次のピークとの鞍部へ降りる

鞍部はまた日陰

 このピークも東斜面のトラバースかと思いましたが、今度はほぼ直登となり稜線沿いを進みます。(下写真)

白山を見ながら進む

展望の良い道は続く

後を振り返る(既に野谷荘司山は見えず)

 傾斜の緩い道をテンポよく進むと、次第に目的の「妙法山」が見えてきました。(下写真)

ここに来て目的の妙法山が見えて来た

 妙法山は、近くで見ると切り立った山容で最後の登りは堪えそうです・・・。(下写真)

妙法山近影

 その妙法山へも一旦鞍部へと下りて行きました。 しかし、この鞍部は東斜面を中心に綺麗に紅葉しており、見どころの一つとなっています。(下写真)

ここも一旦下って最後の登り返し

三方崩山・奥三方岳アップ

陽が高くなり紅葉の境がハッキリと

標高差はそれほどないが…

鞍部付近の紅葉

 鞍部からは見た通りの急登となり、ザレた道をゆっくりと登って行きました。(下写真)

ほぼ直登

下は綺麗に紅葉

 右から回り込むように登るところは、足場が悪くスリップに注意しながら登ります。(下写真)

足場が悪く

随分と登り返した

 そして野谷荘司山から1時間15分ほどで、妙法山に到着しました。(下写真)

妙法山山頂の様子

 妙法山の山頂は狭いながらも、木々も無く周りも灌木なので360度の展望が広がっていました。(下写真)

縦走路はなおも続く

白山方面の展望

三方崩山は近くに

下は綺麗に紅葉

シンノ谷アップ

滝ヶ岳(中央)

小松方面(奥は日本海)

北側の展望(笈ヶ岳など)

山頂と北アルプス

歩いてきた縦走路を望む(左奥に三方岩岳の頭)

雲が被っているが御嶽山や乗鞍岳がよく見える

白山アップ

妙法山からパノラマ

ダム湖も見える

北アルプスの山にも白いものが

妙法山からのパノラマ動画

 誰もいない山頂で昼食休憩としていきます。 日差しを遮るものが無く、無風のポカポカ陽気で気温も25度ほどありました・・・。 暖かい陽気に誘われて蝶も飛んでいて、それに加えてコバエ?なども多く気になります。

 山頂にずっと居たい感じですが、時間のきりもよいので下山することにしました。 と、ここに来て一人登ってこられました。 すれ違うように下山を開始し、鞍部から登り返しとなりますが、体力も回復し苦とは感じませんでした。(下写真)

帰路は南からの日差しで綺麗に見える

 往路にも見ていましたがアザミが一輪だけ咲いています。(下写真)

アザミが一輪だけ

 陽が高くなり順光となるので、往路に比べ紅葉が鮮やかに見えています。(下写真)

ダムの緑と紅葉の赤で鮮やかに

奥に御母衣湖も見える

 復路は1時間5分ほどで野谷荘司山に到着します。 山頂は沢山(8名ほど)の登山者で埋まっていました。 昼過ぎで皆さん食事を摂っていました。
 山頂から再度景色を眺めていきます。 白山方面もいつの間にか雲に覆われ始めていますが、相変わらず晴天が続きます。(下写真)

朝とはまた違った景色に

白山方面も雲が多くなり

 最後の景色を楽しんだ所で、更に鶴平新道との分岐まで戻ります。 ここで右の下山尾根の道を下っていきます。(下写真)

分岐から鶴平新道へ入る(左は崖)

 左斜面(北側)は崩壊地の崖となっていて、一部登山道もキレットとなっていました。 つまずいたらお終いなので、慎重に通過していきます。 左前方には朝は雲海で見られなかった白川郷が見えていました。(下写真)

下に白川郷の町並み

 細尾根を進むと向かう赤頭山が、真っ赤に染まって見えてきました。(下写真)

赤頭山は名前の通り

真っ赤に染まる

左手に上りに利用した尾根

尾根を振り返り見る

 紅葉に夢中になりながら時間を掛けて赤頭山に到着しました。(下写真)

赤頭山山頂部

 ここまでは遮るもののない稜線の道ですが、ここから先は一気に標高を落として樹林帯へと没します。(下写真)

ここからも急斜面を下る

 急斜面の道は、所々岩場となっていて慎重に下りて行きました。(下写真)

次第に標高を落とす

 樹林帯に入り日陰の中を尾根の末端へと進みます。(下写真)

尾根の末端まで進む

 ブナ林の中を綺麗な黄葉を見ながら歩いていきます。(下写真)

黄葉真っ盛りのブナ林を抜ける

 そのブナ林も途中までで、標高を落とすと紅葉も序盤となり、谷沿いの道となり左右に振れながら一気に下りて行きました。(下写真)

植生が変わると普通の登山道に

谷沿いの道を降りる

 右の斜面沿いに降りる道となると、道も終盤となり傾斜が緩むと植林帯の脇を歩いていきます。(下写真)

傾斜が緩み登山口まであと少し

 そして前方が明るくなると、無事朝見た鶴平新道の入口に到着しました。 登山口には、この道を開拓した大杉鶴平氏の御墓が立てられています。(下写真)

大杉家の墓

無事下山(終日良い天気)

今回の反省点は、
・下山終盤に、珍しく足の爪が痛くなりました。 爪が伸びていたようなので、手足のケアを心がけたいと思います。

 次回ですが、紅葉も標高1500m以下となっているので、ブナ林の多い低山に紅葉狩りに出かけようと考えています。(また白山周辺を予定していますが、天気次第です)


nice!(18)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 18

コメント 12

コメントの受付は締め切りました
g_g

雲海と紅葉が綺麗ですね、暫く雲海に出会ってないです。
こちらの紅葉は1000m以下にになっているようなので
行ってみたいですが体調の関係で行けそうもないです。
by g_g (2015-10-22 16:10) 

mimimomo

こんばんは^^
お天気も良く雲海があちこち綺麗に見えていますね。
紅葉も上の方は見ごろ。
しかし登山道の悪い所もあるようで、登山者は少ないのでしょうかしら。
ダム湖も綺麗ですね。
by mimimomo (2015-10-22 18:54) 

山さん

こんばんは!!
紅葉真っ盛りですね。
三方岩岳の紅葉は周りの方からも良いと言われて気になってました。
本当に素晴らしく綺麗ですね^^

by 山さん (2015-10-22 19:42) 

おど

g_gさん、コメントありがとうございます。
 雲海は、前回の御嶽山でも朝方は見えていました。 この所、晴れ間は多いですが朝晩は冷え込むので霧がかかりやすいのでしょうね。
 紅葉も今週は1000m前後となっているようなので、それに合わせて山域を調整中です。(笑)

mimimomoさん、コメントありがとうございます。
 紅葉、上から眺めるのも好いですが、下から眺めたほうが緑と赤、それに青のストライプで綺麗に見えますね。 登山道は、この山域であれば普通の荒れ具合?でした。(有名なところなので、登山者は多い方です)

山さん、はじめまして。 コメントありがとうございます。
 見に行くまで良く知りませんでしたが、三方岩岳の紅葉は綺麗でした。 今度は春の花の季節にも行ってみたいですね。

by おど (2015-10-23 12:26) 

よしころん

紅葉がどんどんと山を駆け下りているのが分かりますね~^^
by よしころん (2015-10-23 14:38) 

ちぃ

こんばんわ(*^-^*)
ご訪問ありがとうございます。
雲海も紅葉もとても美しいですね。白山がもう冠雪しているのに驚きました

by ちぃ (2015-10-23 21:52) 

joyclimb

紅葉が素晴らしいコースですね。
紅葉と雲海のある景色、実物を見たいですね^^
by joyclimb (2015-10-24 08:21) 

achami

ご無沙汰しています。
お山が真っ赤に燃えていますね!
美しい♪
by achami (2015-10-24 23:24) 

nousagi

雲海の景色いいですね。
青空で、日が上がると、紅葉も一段と映えますが
1山、2山、ごっそりの紅葉、見ごたえあります。
逆コースの方とは会ってお話されたりするんですか?
その方もすごい健脚なんですね。
by nousagi (2015-10-26 14:12) 

OJJ

大きな声では言えませんがおどさんの山歩きはこの写真の数だけ見てもビデオの倍速早送り・・まるで天狗ですね~見たことないけど)
by OJJ (2015-10-27 21:23) 

おど

よしころんさん、コメントありがとうございます。
 紅葉も気が付くと麓まで降りてきていますね。 近所のカエデなども色づき始めました。

ちぃさん、コメントありがとうございます。
 白山の冠雪はこちらも知らずに行ったので、びっくりでした。 もう2500m以上のところは、白くなり始めていますね。

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 良いコースでした。 ここは白山までの縦走にと取っておいたのですが、紅葉の時期に歩くのが最適でしたねぇ。

achamiさん、コメントありがとうございます。
 これだけ赤い紅葉と山を見たのは初めてでした。

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 朝日に浮かぶ雲海も綺麗でした。 逆コースの人ですが、ダブルストックで、急いで歩いていたので特に話していません。

OJJさん、コメントありがとうございます。
 天狗なら飛んで行けるのでしょうが、そこまでは無理です。(笑) 早いと行ってもトレランと比べれば十分に低速ですよ。(トレランの方はそれほど写真撮らないでしょうが)

by おど (2015-10-29 12:39) 

テリー

飛騨岩周辺の紅葉がすごいですね。
by テリー (2015-10-29 17:52) 

トラックバック 0