[登山] 鈴鹿 大君ケ畑から茶野・鈴北岳・三国岳周回+α [登山]
今回は、久しぶりに鈴鹿の山へ行ってきました。 まだ、歩いたことのない大君ケ畑(おじがばた)から、御池岳へと向かう道を進み「茶野」「鈴ヶ岳」「鈴北岳」を通過して、一旦「鞍掛峠(くらかけとうげ)」へと降り、そこから「三国岳」へと登り返し、目的地の「ダイラ」へと行きました。
生憎の雨模様で断続的に小雨が降っていましたが、目的も果たし展望は諦めていましたが、帰路に雲間から少しだけ景色を望むことが出来ました。
日付 | 2015年11月15日(日) | ||
天気 | 曇り時々雨 | ||
山域 | 鈴鹿 | ||
場所 | 滋賀県犬上郡多賀町大字大君ケ畑 | ||
距離 | 16.6Km (内車道・林道3.0Km) | ||
累積標高 | +1600 -1600m | ||
時間 | 08時間00分 | ||
人数 | 1名(下山時は2名) | ||
撮影枚数 | 0328枚 (FUJIFILM FinePix XP200) 0000枚 (Panasonic DMC-GM1) | ||
登山難度 (A:安易~E:高度) | B(道迷い注意、雨天時スリップ注意) | ||
展望 (A:良い~E:なし) | B(当日はガスで視界なし) | ||
見どころ | ダイラ | ||
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績) | |||
06:50 | 312m | 0.0Km | 大君ヶ畑登山口 出発 |
08:10 (01:20) | 938m | 2.5Km | 茶野 |
08:40 (00:30) | 1130m | 3.9Km | 鈴ヶ岳 |
09:05 (00:25) | 1182m | 5.0Km | 鈴北岳 |
09:30 (00:25) | 800m | 6.9Km | 鞍掛峠 |
10:15 (00:45) | 911m | 8.6Km | 三国岳(最高点) |
10:25 (00:10) | 894m | 8.9Km | 三国岳(本峰) |
11:10 (00:45) | 580m | 10.5Km | ダイラ オフ会場 |
13:00 (01:50) | 580m | 10.5Km | ダイラ 出発 |
13:45 (00:45) | 759m | 11.7Km | 巡視路分岐 |
14:15 (00:30) | 441m | 13.4Km | 鳴川林道終点 |
14:50 (00:35) | 140m | 16.6Km | 大君ヶ畑登山口 到着 |
ルートラボ
実績コース(緑色は予定、空色はエスケープルート、赤色が実績)
※展望もほとんど無く、途中からは何回か歩いたコースなので、後半の詳細は割愛します。
夏の山登りに忙しい時期も一段落し、以前も参加したやぶこぎネットのオフ会が開催されることになりました。 当所の予定は、11月8日で参加は無理となっていましたが、雨天延期で15日となり、何とか参加できそうです。 とは言え、当日も天気は余り良くない予報でしたが、それも徐々に良い方向へと変わっていきました。
今回の開催地は、鈴鹿の北部にある遠山の集落と国見岳の間にある「ダイラ」と呼ばれる平坦地です。 どの様に向かおうと考えますが、以前から気になっていた大君ケ畑(おじがはた)からの道を辿り、大廻りでダイラへと向かい、下山は「ヨコネ(横根)山」を経由するよう計画しました。
登山口の大君ケ畑は、下道で1時間半と掛からないところです。 直前の予報では、朝まで雨は降り続きそうなので、会場へはなるべくギリギリの到着となるよう朝7時前と設定して、自宅を5時半頃に出発しました。
自宅付近は何とか雨も上がり曇となっていましたが、山間部ではまだ小雨がパラパラとしていました。 鞍掛峠へと向かう国道306号線へと入ると、一旦標高を上げていきます。 鞍掛トンネルを通過して暫く蛇行する道を降りて行くと、大君ケ畑の集落にある登山口近くの駐車予定地に到着しました。
雨は小ぶりですが降っており、濡れないようにそそくさと雨具を着込んで早速出発しました。 登山口を登って行くとすぐに草地の広場となりますが、雨で草が濡れておりそれを嫌って右手の植林の中を進んでいきました。(下写真)
斜面に廻り込むと、掘られた作業道が上へと続いていました。(下写真)
相変わらず霧雨状の雨が振り続けていますが、この日は気温が高く寒くはありません。(下写真)
樹林帯に入ると尾根沿いの道となり、黙々と登っていきました。(下写真)
前方に急斜面が見えてく来ますが、ここは左斜面をトラバースしていきます。(下写真)
草地と倒木のV字帯をテープを辿り登って行くと、729mピークの北への登りとなりました。(下写真)
踏み跡が薄く、途中で見落とした可能性が高いのですが、雨と落ち葉で見えづらいので、斜面を適当に登って行きました。 急登に加え雨で土が柔らかく、ズルズルと滑りながらもひたすら登って行きました。 何とか上部まで登ると、729mからの稜線と合流しました。(下写真)
この辺りも鈴鹿北部の雰囲気で、石灰岩が多く前回同様滑らないように歩いていきます。(下写真)
938mピークの茶野へと向かいますが、鹿の獣道が北斜面の笹をトラバースしていたので、そこを辿って楽しようとしました。 しかし、途中から踏み跡が分散し傾斜も強くなってきたので、結局諦めてピークへと登って行きました。(下写真)
広い平坦地となる茶野に到着すると、ここからは忠実に稜線沿いに進むことにします。(下写真)
鞍部に降りるとそこが「桜峠」の様です。 鉄塔が立っており、以前「天狗堂」から周回した時にここから先へは歩いています。(下写真)
鈴ヶ岳へと登りますが、標高が上がるに連れ落葉した樹林となり、秋も終盤で冬の訪れを感じさせます。(下写真)
稜線沿いにゆるい傾斜を登って行くと、ほどなく「鈴ヶ岳」に到着しました。(下写真)
ここで小雨もようやく止んだので、フードを下ろして防水対応の帽子をかぶって行きました。 左手に立ち入り禁止のテープで囲まれた所が見えてきます。 なんだろうと覗き込むと、深さ1.5m程の穴がポッカリと開いています。 穴は周囲も侵食しているので、迂闊に近づくと陥没しそうで危険でした。(下写真)
この稜線の最終目的地となる「鈴北岳」が近づいてくると、周囲の植生が変わり木々が疎らとなります。(下写真)
ガスさえなければそれなりの展望が望めそうな稜線を歩いて行くと、見覚えのある鈴北岳に到着しました。(下写真)
この日は伊吹山や運がよいと見える白山などは、濃いガスに包まれ何も見えませんでした…。 この辺りは風も強くなり、長居は無用なので鞍掛峠へと一気に降りることにします。(下写真)
この道には余り良い思い出は無く、初めてヒルにとりつかれたのもこの辺りです。 しかし、久しぶりに歩いた登山道はよく整備されており、以前は登山者の通行で泥だらけだった所もありませんでした。(下写真)
道が良くなっていたこともあり、調子よく降りて行きました。 途中、自分も人の事は言えませんが、この天気にも関わらず登ってこられる団体も含め、今日も御池岳は盛況なようです。 傾斜が緩み前方に鉄塔が見えてくると、峠はすぐそこです。(下写真)
鞍掛峠に当地薬しますが、ここまで数百メートル降りてきています。 ここからはその分は登り返しとなるので、今度はゆっくりと登って行きました。(下写真)
初めての時は息が切れていましたが、この日は体調も良かったのか疲れること無く尾根上に到着しました。(下写真)
鉄塔を通り越して、徐々に三国岳に登る道となりました。 この辺りで同じように鞍掛峠から向かう人がいるかと思っていましたが、結局だれとも合いませんでした・・・。(下写真)
寂しい雰囲気の道を三国岳へと向かい、最後の急登を登るとケルンの積まれた三国岳の最高点に到着しました。(下写真)
本当?の山頂は少し北にありますが、今回はどのみちそこまで向かいます。(下写真)
少し下り気味に進んでいくと三角点峰に当地薬しましたが、肝心の三角点が見当たりませんでした・・・。(下写真)
ここからは県境沿いに北西に進み、そこからは適当にダイラへと降りることになります。 まずは途中の鉄塔まで100mほど急斜面を降りて行きました。(下写真)
815mピークまで来ると、以前は気が付かなかった右下にトラバースする道にテープが付いているので、指示通り進んでいきます。(下写真)
トラバースすると、下山の予備コースに予定している巡視路の道を左手に確認して行きました。 その先に鉄塔が立っており、いつもであればよい景色が見える所です・・・。(下写真)
ここからも尾根沿いに進んでいきますが、急斜面となり戸惑います。 降りた後で良い道と合流したので振り返ると、ここも北斜面にトラバースする道が付いていました。
その延長沿いに右下に道がついているので、これを途中まで降りて一気にダイラ方面へと降りて行きました。(下写真)
獣道と薄い踏み跡を辿り急斜面を下りて行きますが、濡れた斜面で難儀しました。 沢筋近くまで降りると、左上から登山道と合流します。 先ほどの道はそもそも、谷が荒れた後に付けられた新たな登山道だったらしく、ここで合流した様です。
しかし、初めて登った時は既に荒れていて大変な目にあった記憶がありますが、未だに鈴鹿の登山道としては歩きづらく難度は高めだと感じました。(下写真)
沢の中を歩けば安全なコースですが、雨後で何時もよりは水量が多いみたいですし、靴に浸水するのも気持よくは無いので、高巻き気味に進んでいきました。(下写真)
そのまま沢沿いに進めば良かったようですが、ダイラの会場方面に直線で目指そうと、手前の尾根を乗り越えて向いました。(下写真)
会場手前で4名の登山者と出合います。 やぶこぎの参加者と分かり、一緒に会場へと向いました。 会場はダイラの中央付近で、いつもの様にタープが張られているので遠くからも目立ちます。
既に10名ほど集まっていましたが、まだ開始までは20分ほどあります。 下は濡れているので持ってきた敷物の上にザックを降ろし、座って早速食事の準備をしていきます。(下写真)
その後は予定通りに開始となり、自己紹介や雑談などあっという間に1時間半が経過しました。(下写真)
解散までの予定にはまだ30分ほどありますが、晴れるかと思われた天気も雲が中々取れないどころか、また雨が降ってきました・・・。 切りも良いのでここで解散となり、各人目的地(帰路)に向かって四方に解散していきます。
当初は近くの「ヨコネ」の尾根沿いに下山予定でしたが、天気も悪いのでエスケープルートとして考えていた最短コースで下山することにしました。 丁度同じコースを考えていた方もいたので、ご一緒してまずはダイラの頭方面へと向います。(下写真)
少し登りとなり、途中からダイラの頭の左斜面をトラバースして県境尾根へと向います。(下写真)
即席の同行者の方は、自分より20も年上の方ですが「先に行ってください」の言葉とは裏腹に結局一緒に下山することになりました。(下写真)
県境尾根に到着すると、往路に降りた道を左に見て鉄塔を通り過ぎて行きました。 そのまま稜線を進むと、行きに確認しておいた巡視路の分岐から右下へと下りて行きました。(下写真)
植林帯の斜面を降りる道となり、尾根沿いに出合うと鞍部へと下りて行きます。(下写真)
こちらにも先ほどの鉄塔の続きがあり、ここまでほとんど見られなかった展望がガスが晴れて見えてきました。(下写真)
この日のマトモな展望はこれだけでした。 更に下りて行き再度登りとなる鞍部に巡視路を示す標識があります。 ここで右へと折れて、一気に下りて行きました。(下写真)
植林帯の良い道で、つづら折れで楽に降りていけました。(下写真)
ここまで即席同行者と話しながら歩いていたこともあり、気が付くと林道に到着していました。(下写真)
林道まで出ると後は国道出合いまで2Kmほどの歩きとなります。(下写真)
紅葉の残る道を歩いて行くと、最後の最後でまた雨がパラパラとしてきました・・・。(下写真)
そのまま国道に出たところで、同行者の方とはお別れです。(下写真)
後は1Km弱の道を、大君ケ畑の駐車地まで戻って行きました。
今回の反省点は、
・特にありませんでした。
次回ですが、久しぶりに富士山周辺の山に向かう予定です。
わぁ、鈴鹿はお天気が回復しなかったのですね。「やぶこぎネット」・・何だか
楽しいお名前ですね(´艸`*) 大きな穴、落ち葉が多いので怖いなと思いました。紅葉がまだまだ美しいですね♪ 富士周辺、ぜひ良いお天気になりますように!
by ちぃ (2015-11-20 11:56)
霧と落ち葉と倒木のコンビネーションが素敵です。
by 山子路爺 (2015-11-24 18:27)
大君ケ畑これで<おじがはた>とは難解どころか。やぶこぎネットっておどさんみたいな猛者が十数人集うのですか?すごい雰囲気やろな・・
この時期になると七種山で濡れ落ち葉を踏んで滑って膝を痛めた苦い思い出がよぎります・・
by OJJ (2015-11-26 08:43)
あいにくの気候で展望も得られなかったようですね。
藪漕ぎして山ヒルのいる時期でなくて良かったですね。
by g_g (2015-11-26 16:43)
みなさん、一緒に歩くわけではないんですね。
それぞれ適当に歩いて
決まった場所で合流して
挨拶やら雑談やらで交流して
さようならということになるんですね。
そういうのも面白いですね。
by nousagi (2015-11-26 17:16)
皆さん、NICE!とコメントありがとうございます。
ちぃさん、
結局鈴鹿は、夕方まで厚い雲に覆われていました・・・。 石灰質の山は、穴が多いので注意が必要ですねぇ。
山子路爺さん、
終始暗かったのですが、まさに秋の景色でした。
OJJさん、
この辺りの地名は難読なのが多いですね。 カタカナの山名が多いのも、そういった事情もあるのかも知れません。
落ち葉で滑って膝を痛める、自分も同じように何度か痛い目にあっています…。
g_gさん、
ヒルの事はあまり書いていませんが、会場周辺は落ち葉と雨で湿っていたので、やつがいましたよ。(苦笑) 幸い小型?で、お酒を掛けたら縮んでいきました。
nousagiさん、
ここのオフ会は、会場だけが決まっています。 コースは各々で決めて集まるので、自由度は高めですね。
逆に会場へは、地図が読めないと辿り着けませんが・・・。
by おど (2015-11-27 12:33)