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[登山] 御坂山塊 黒岳・大石峠・節刀ヶ岳・鬼ヶ岳・十二ヶ岳・毛無山・天神山周回 [登山]

 今回は、富士山北部の御坂山塊にある「黒岳」から「節刀ヶ岳(せっとうがたけ)」まで縦走し「鬼ヶ岳」までをピストン後、「十二ヶ岳(じゅうにがたけ)」から「毛無山」と「天神山」を経て下山しました。
 今回も天気に恵まれ、終始富士山を眺めながらの登山となりました。 また、空気も澄んでいて南アルプスや八ヶ岳など遠くの山も望むことが出来ました。

関連リンク
 2014年12月06日 [登山] 山梨県 河口湖から三ツ峠山・清八山・御坂山・黒岳縦走
 2013年07月13日 [登山] 山梨県 御坂山塊西部縦走(烏帽子岳・三方分山・王岳・鍵掛)

節刀ヶ岳からの富士山(左に十二ヶ岳)

御坂山塊
黒岳・大石峠・節刀ヶ岳・鬼ヶ岳・
十二ヶ岳・毛無山・天神山周回

日付2015年11月21日(土)
天気晴れのち曇り
山域御坂山塊
場所山梨県南都留郡富士河口湖町大石
距離22.4Km (内車道2.6Km)
累積標高+2235 -2235m
時間09時間00分
人数1名
撮影枚数0894枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0417枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(金山~毛無山間、岩場滑落・落石注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B(終始富士山を見ながらの歩き)
見どころ河口湖、富士山
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
06:50834m0.0Km大石公園 出発
06:55 (00:05)841m0.9Kmサニーデ・リゾート
08:15 (01:20)1417m3.5Km烏帽子岩
09:05 (00:50)1759m5.2Km黒岳展望台 (5分滞在)
09:15 (00:10)1792.7m5.4Km黒岳
09:30 (00:15)1674m6.5Km破風山
09:45 (00:15)1580m7.3Km新道峠
10:05 (00:20)1665m8.3Km中藤山
10:45 (00:40)1514m10.2Km大石峠
11:00 (00:15)1608m11.2Km金堀山
11:30 (00:30)1736.4m12.5Km節刀ヶ岳 昼食休憩
12:00 (00:30)1736.4m12.5Km節刀ヶ岳 出発
12:10 (00:10)1686m13.1Km金山
12:25 (00:15)1738m13.9Km鬼ヶ岳 (10分滞在)
12:50 (00:25)1686m14.8Km金山
13:20 (00:30)1683m15.8Km十二ヶ岳
13:40 (00:20)1595m16.1Km十一ヶ岳
14:20 (00:40)1500.1m17.2Km毛無山
14:45 (00:25)1093m18.5Km淵坂峠
15:05 (00:20)1053.7m19.4Km天神山
15:30 (00:25)844m21.0Km桑崎下山口
15:50 (00:20)834m22.4Km大石公園 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20151121_map.jpg

 過去2年間で山梨県の御坂山塊の縦走を行い、2013年には西部の「烏帽子岳」から「鍵掛峠」までを、一年前の2014年12月には「三ツ峠山」から「黒岳」までを縦走しています。
 一年ぶりとなる今年はその間を繋ぐべく、「黒岳」から「鬼ヶ岳」まで縦走することにしました。 当所予定では下山を「紅葉台」とする計画もありましたが、この時期は日も短く、交通の便(帰路の直通バスがない)も悪いので、尾根の末端まで歩き周回とします。

 登山口となる大石公園までは、今までの経験から自宅から3時間40分と見て3時過ぎに出発しました。 前二回は静岡方面(東名高速)から向かっていますが、今回は中央高速を利用し初めての道で向かいます。

 長野県内は走り慣れた道を向かいますが、それも山梨県内に入り甲府付近まで来ると、山を始めてからは初めて通る道となります。 富士山を前方に見ながら進むと、一宮御坂ICで降りて一般道へと入りました。
 国道137号線を河口方面へと南下して、トンネルを抜けると予定通り6時半頃に河口湖畔に到着しました。 湖北側の県道21号の狭い道に入ると、程なく予定の登山口となるホテル前を通過して大石公園に到着しました。(下写真)

大石公園(奥の富士山はガスの中)

 湖周辺は朝霧が立ち込め、富士山は残念ながら見えませんでした。 ここでトイレに寄り、出発の準備をしていきます。(下写真)

河口湖と天上山方面

 湖の後方を見ると、目指す尾根とその左に「破風山(はふうざん)」が見えていました。(下写真)

破風山(中央奥)方面

 早速出発し、水たまりのある駐車場を歩いて先ほどの県道を戻って行きました。 まだ朝で交通量は少なめですが、歩道の無い道を事故にならないよう注意しながら歩いていきます。
 2箇所ほどカーブを曲がると先ほどのホテルが見えてきました。 紅葉が綺麗でバスを待つ人も写真撮影しています。(下写真)

サニーデリゾート前

 ここからの道は敷地内で歩いてよいものか戸惑いますが、道はここしか無いので思い切ってホテル左の道を上がっていきました。(下写真)

コテージへ向かう

 ホテルの上にはコテージが建っていますが、人の気配はありません。 途中で二俣に分かれますが、ここは左上へと向かいました。 道を奥まで登って行くと左手に貯水槽があり、末端から薄い踏み跡が上がっています。(下写真)

最上部で左斜面へ

 ここから山道となり、尾根沿いに登って行きました。(下写真)

貯水槽から尾根筋に

 藪などは全く無い植林の尾根を登って行くと、初めのピークに三角点があります。(下写真)

942.5m三等三角点(馬乗石山)

 序盤は普通の登りが続きますが、道標は兎も角テープや人の踏跡はほとんどありません。(下写真)

序盤は普通の登り

 1156mピークまでひたすら登りが続きますが、このピークを越えるとそれも一段落します。(下写真)

1156mピーク付近

 後ろを振り向きますが、濃い木々に阻まれ展望はありませんでした。(下写真)

富士山はまだ木々で見えず

 次第に傾斜が強まり、右斜面へと逃げたくなりますが、そちらの様子が分からないのでそのまま登っていきます。(下写真)

ここから急登に

 落ち葉などでフカフカの斜面となってきて、グリップが効かず苦戦します。(下写真)

フカフカの足場に苦戦

 上部に大きな岩なども見えてきて、それらを回避しながら登って行きました。(下写真)

岩を避けながら登る

 十干傾斜が緩み、右の尾根筋に取り付けそうなので、そちらへと向かいます。 無事に尾根筋に辿り着くと、下から良い道が続いていました。(下写真)

ようやく傾斜が緩む

 ここは早めに右方面の尾根筋に出て登るのが正解だったようです。 そのまま緩くなった斜面を登って行くと1376mピークに到着しました。(下写真)

1376mピークへ

前方に黒岳(右)と破風山(左)

小広いピークに

 ここで初めて邪魔な樹木がなくなり、長い枝が邪魔ですが富士山が望めました。(下写真)

後方に富士山が見える

 ここからは稜線沿いの道となり、目指す黒岳も左前方の樹林越しに見えてきました。 岩尾根の形相となり、大きな岩を登ったり避けながら進んでいきます。(下写真)

ここから岩が多く

 程なく前方に巨石が見えてきました。 進行方向からは岩の上に登れそうな状態となっていますが、苔むして滑りそうなので写真だけ撮って先へと向かいます。(下写真)

稜線沿いに大きな岩(烏帽子岩?)

烏帽子岩2(東:左側から通過)

 この岩が烏帽子岩なのか分かりませんが、だとすると地図上の位置から数十メートルは南にあることになります。 その後地図上の烏帽子岩のピーク付近を通過しますが、そこには小さな尖った岩が鎮座していました。(下写真)

ピークに三角の岩(小さいがこれが烏帽子岩?)

 何れにしても烏帽子岩の由来が分からないので、どの岩なのかは不明です。 ピークを通りすぎて少し降りねと、唐突に踏み跡の濃いよい道となりました。(下写真)

よい道となる

 途中で南斜面がスッパリと切れて、展望が開けたところに出て来ます。 下に河口の集落と河口湖が、その右手に富士山が望めました。(下写真)

下に河口の集落

ここで邪魔のない富士山の展望

 再度登りに転じますが、まだそれほど傾斜は強くはありません。 その途中で以前下山した広瀬からのコースと合流しました。(下写真)

再度上りに転じて

 道が更によくなったので気が付きましたが、分岐の標識は見逃してしまいました。(下写真)

ここで広瀬との分岐(通過後に気がつく)

 ここから展望台まではロープの付いた急斜面の登りとなりました。(下写真)

急登となる(ロープは所々にあるが不要)

 ここにも後方の展望が開けた所が出てきて、初めて邪魔もなく富士山を望むことが出来ました。 因みに、展望地の左手にも大きな岩が見えていますが、これは烏帽子岩ではありません。(下写真)

また富士山の展望

縦走予定の中藤山(右)や十二ヶ岳(中央右)と天子の毛無山(中央)、足和田山(左)など

 冬枯れの自然林となり、日差しが差し込み暖かくなってきました。 ここで仕事の電話が入り、10分ほど電話をしながらの登りとなります。(下写真)

冬枯れの尾根に暖かな日差し

 電話を切るといつの間にか急斜面の登りとなっています。 斜面を登っていると、前方から人の話し声や咳払いが聞こえてきました。(下写真)

急斜面の登りに

 展望台が近くなってきますが、手前にある岩場の展望地に到着しました。(下写真)

展望地手前から富士山を望む

富士山山頂部アップ

 ここからは南アルプス方面がよく見えて、朝の澄み切った空に遠くまでハッキリと望むことが出来ました。(下写真)

縦走予定の尾根(左)と奥に南アルプス

北岳(右)・間ノ岳(その左)・農鳥岳(中央)・塩見岳(左)、手前に櫛形山など

塩見岳アップ

悪沢岳(右端)・赤石岳(右)・聖岳(中央)・笊ヶ岳(中央左)・千挺木山(左)など

下山尾根(中央)を観察(右端が十二ヶ岳)

 一通り眺めたところで、本来の展望台へと向います。 時間を置かずに展望台に到着しますが、先ほどの方が広く見通せます。(下写真)

展望地から再度富士山の展望

縦走尾根と奥に節刀ヶ岳(中央)と鬼ヶ岳(左)など

奥に天子山塊と手前に青木ヶ原(手前は下山予定の毛無山、奥も毛無山…)

 午後から天気は下り坂なので、展望と撮影に満足できたところで山頂へと向いました。 途中で2名の登山者とすれ違いますが、先ほどの声の主とは違うようでした。(下写真)

山頂へ

 山頂に到着しますが、ここは展望は無いので、撮影した所で左手の稜線に入り縦走を開始します。(下写真)

黒岳山頂

一等三角点

西に続く道を進む

 斜面を下りて行き、単独登山者を追い抜いていきます。 ここから節刀ヶ岳までの稜線では、富士山の展望が見られるよう、至るところで木々が伐採されていました。(下写真)

随所に富士山の展望

 鞍部まで降りた所に「すずらん峠」の標識が立っており、右下に下山路が分岐していました。(下写真)

すずらん峠(右にすずらん畑への下山路)

 ここからも落葉も終わり明るくなった稜線を、緩やかに上下しながら歩いて行きます。(下写真)

冬枯れの稜線を進む

 破風山は手前から平坦地となり、そこを進むと奥に山頂標識と富士山の上部が少しだけ見える山頂に到着しました。(下写真)

破風山手前から平坦に

破風山

木々か成長して展望悪し

 山頂からはまた下りとなりました。 山頂ではほとんど展望はありませんでしたが、下りの途中から南斜面が開き麓から富士山まで望む絶景地となっていました。(下写真)

破風山西の展望地から富士山を望む

 富士山の左の奥に、噴気を出す箱根も見えていました。(下写真)

箱根山(中央奥)、その左に噴気、右の三国山との間に三原山が微かに

 そのまま下りていくと新道峠に到着しましたる ここも南斜面に邪魔するもののない展望地となっていました。(下写真)

新道峠(ここも展望地)

 ここまで200mほど降りてきましたが、ここからはまた80mほど登り返すことになります。(下写真)

上りに転じる

 北方面の展望はここまで樹林に阻まれほとんど見えません。(下写真)

樹林越しに釈迦ヶ岳

 針葉樹の植林帯が続き、この辺りはどこでも左を見ると富士山が見えています。(下写真)

疎林の尾根を登る

至る所が展望地に

登りに利用した尾根(奥に杓子山・御正体山・丹沢山系など)

 峠から2つ目のピークに到着すると、そこが「中藤山(なかっとうやま)」でした。 ここも富士山方面の樹林が切られ、展望が望めます。(下写真)

中藤山(なかっとうやま)

中藤山からの富士山

 下山に利用する尾根はここまで平行に見えていましたが、尾根の合流点へ向かうのに従い、近くに見えてきました。(下写真)

向かう山々が次第に近くに

 ここまで余りありませんでしたが、この辺りで低いクマザザが地面を埋めています。 以前、西側を歩いた時はいたるところに見られたので、そちらに近づいていることを実感しました。(下写真)

低い熊笹の道を進む

 次の目的地は「不逢山(あわずやま)」です。 その登りとなると、前方に大きな岩が見えてきました。(下写真)

不逢(あわず)山の山頂へ

山頂手前に岩場

 登山道はその右側を通過していますが、折角なので岩の横から展望を覗いて行きました。(下写真)

岩場から下を覗く

下山尾根が近くに

ここまで来ると十二ヶ岳はすぐそこ?

 登山道へと戻り、少し登ると「不逢山」の山頂に到着しました。(下写真)

山頂はすぐそこ

露岩が多い

不逢山(あわずやま)

  ここまで登ると大石峠までは下りとなります。(下写真)

大石峠へ降りる

 よい道を降りて行くと前方が明るくなり、ススキなどが茂る大石峠に到着しました。(下写真)

大石峠はカヤトの広場

大石峠から富士山を望む

 ここで単独の登山者の方が休憩していました。 この時間は気温も上がりポカポカ陽気で、ここの草地で寝ていきたい所ですが、まだ先は長いので休憩はお預けです。
 再度登りとなり1527mピークに到着します。 その後も稜線歩きは続きますが、樹林の密度が濃くなり富士山などの展望はなくなりました。(下写真)

1527mから鞍部越しに金掘山

暫くは展望の無い歩きに

  金堀山に到着しますが、ここも樹林に覆われ展望はありません。(下写真)

金掘山(展望なし)

 展望が無いところは、写真撮影も少ないので良い調子で歩いていけます。 1608m地点を過ぎて登りとなると、左斜面がガレ場となり、ここからは河口湖方面の展望が見られました。(下写真)

1608mピークを過ぎた所に崩壊地

崩壊地上部から黒岳(左)と三ツ峠山(中央左)を望む

 ここまでは緩やかな登りや下りでしたが、この先尾根が広がり斜面は急となっていきます。(下写真)

ここから登りに

 尾根沿いについていた水戸は、左斜面をトラバース気味に登って行き、次第に傾斜を増していきます。(下写真)

植林帯の左斜面を登る

傾斜は緩くジリジリと標高を上げて

 右上に見えていた尾根筋が近づいて乗り上げた所で、「節刀ヶ岳(せっとうがたけ)」の標識が見えてきます。(下写真)

節刀ヶ岳分岐(右に)

 ここで稜線から少し外れて西にある「節刀ヶ岳」の山頂へと向かいます。(下写真)

節刀ヶ岳山頂へ

 節刀ヶ岳が近づくと岩が見られだします。(下写真)

節刀ヶ岳直下の登り

 その先には岩場の展望地にがありますが、先客があったのでそのまま山頂を目指しました。 そして出発から5時間弱で「節刀ヶ岳」に到着しました。(下写真)

節刀ヶ岳の山頂

 ここで昼休憩として行きますが、天気のよい間に写真撮影をして行きます。(下写真)

左に十二ヶ岳

対岸に鬼ヶ岳

富士山上部

富士山アップ(右に剣ヶ峰が見える)

甲府盆地と奥に瑞牆山(左)・金峰山(中央左)・国師ヶ岳(中央)・甲武信ヶ岳(右)など

 幸いこの時間が一番雲も少なく、晴れ渡った青空と富士山、それに南アルプスや八ヶ岳などの展望を食事を摂りながら楽しんで行きました。
 昼食後は、先ほど通過した岩場から北から東に掛けての展望を見ていきます。(下写真)

歩いてきた稜線方面を望む

河口湖(紅葉は終盤)

三ツ峠山アップ

黒岳方面にパラグライダー(三機)

八ヶ岳(左)

甲府方面を望む

釈迦ヶ岳方面(奥は奥多摩の山々)

鬼ヶ岳(左)と王岳、三方分山(右)など

 先ほどの分岐へと戻り、ここで南の「金山」へと向います。(下写真)

金山へ向かう

 程なく大きな高低差もなく金山に到着しました。(下写真)

金山山頂

 ここで下山予定の「十二ヶ岳」方面と三叉路となりますが、時間も十分にあるので予定通り「鬼ヶ岳」まで行くことにします。(下写真)

ここで鬼ヶ岳へ向かう

 大きく鞍部へと下り、再度登り返しとなると左斜面を景色を眺めながら登って行きました。(下写真)

鞍部へと下りていく(金山を振り返る)

十二ヶ岳近影

左斜面を進む

 上部に岩陰と人の姿が見えてきます。 その岩場に到着し、岩を乗り越えると山頂に到着しました。 山頂には、数名の登山者が思い思いに休憩しています。 山頂にある岩の上からは、360度の景色が望めました。(下写真)

鬼ヶ岳から富士山

八ヶ岳(右)と南アルプス北部(左)

南アルプス北部(右から甲斐駒ケ岳・鳳凰三山・仙丈ヶ岳・北岳など)

中央奥に北アルプス(手前は甲府市街地)

八ヶ岳アップ

 登る途中に見えた岩は「鬼のツノ」と呼ばれているようです。(下写真)

鬼のツノ

鍵掛峠方面(王岳などが続く)

麓の紅葉も終わり

紅葉台方面

富士演習場と箱根山(噴気も)

 この時間まで南アルプスや八ヶ岳、それに北アルプスまで望めるとは思っていなかったのでラッキーでした。 絶景を楽しんだ所で、先ほどの金山の分岐まで戻ります。(下写真)

金山から十二ヶ岳へ向かう

 金山の分岐からは、最近伐採されたばかりの東斜面を降りて行きました。(下写真)

最近伐採されたばかり

 左手には伐採林が転がり歩きづらそうな道があり、赤テープが下まで続いていました。(下写真)

下山分岐(左の谷沿いはペンションへ)

 ここからは険しい道と聞いていたのですが、暫くはよい尾根道が続き拍子抜けです。(下写真)

よい道が続く

天気は下り坂

 1661mピークは勅答するのかとも思っていましたが、右から巻き気味に進んでいきます。(下写真)

1661mピークは巻き気味に

 ピークを迂回して下りとなると急斜面の下りとなり、ロープが出だしこのコースの核心部の開始となります。(下写真)

前方の岩場に多くのロープ(ここから核心部に)

 鉄のハシゴなども出てきますが、まだ大したことはなく普通に降りていけました。(下写真)

1661mピークからの下りはハシゴとロープで

 無事に鞍部へと降り立つと、先ほど対岸に見えた岩の厩舎うめんを登っていきます。 しかし、ロープを余り使いたくないのとは裏腹に、思ったよりも足場が少なくロープを頼りにしないと危険でした。(下写真)

ここを登る(足掛かりが少ない)

 細尾根に登り、「足もとに注意」の看板を見ながら右に巻きながら登って行くと唐突に「十二ヶ岳」の山頂に到着しました。(下写真)

足もとに注意

十二ヶ岳に到着

 山頂には赤く塗られた祠と、石で作られた社の2つがありました。(下写真)

祠は2つ

 手狭の山頂には若い登山者などを中心に数名が休憩していました。 霞はじめた富士山を眺め、「毛無山」へと下山します。(下写真)

十二ヶ岳から富士山(霞んできた)

 当初予定していた桑留尾(くわるび)の分岐を通過すると、また急斜面の下りとなりました。(下写真)

桑留尾(くわるび)分岐

ここから長い急斜面の下りが続く

 ここも一枚岩など足がかりが少ない下りとなりますが、傾斜はすごくキツいと言うわけでは無いので、スリップに気をつけながら慎重に下りて行きます。 途中、登る途中の登山者と何度かすれ違いますが、落石を発生させる恐れがあるので登り優先で暫く待ちます。(下写真)

十一ヶ岳との鞍部へ(対岸が十一ヶ岳)

ロープが多く(下から仰ぐ)

 下にこのコースの名物?となる、白い吊橋が見えてきました。 ここも登りの方がいるので、焦らず待ちます。(下写真)

下に吊橋が見えてきた

 吊橋は見た目よりはしっかりしており、すり足で渡って行きました。(下写真)

吊橋と先に登りの岩場

 対岸にたどり着きますが、上部で中学生ぐらいの団体がたむろしていました。 その脇を通りますが、上部から落石の恐れがあるのと、狭く通行の邪魔になるので、この様な場所で休憩するのは危険です・・・。 こちらの登りは先ほどよりは足場があるので、比較的楽に登ってけました。 登りつめるとひょうしきがあり「十一ヶ岳」と書かれていました。(下写真)

登りつめると十一ヶ岳

黒岳方面の展望

 その後も急斜面の登り降りはありますが、危険なところは一段落し余裕が出来ます。 各鞍部やピークには、十から一まで標識があるので、現在位置がなんとなく分かります。(下写真)

十ヶ岳

九ヶ岳

八ヶ岳

七ヶ岳

険しい道は少なく

五ヶ岳(六は撮り忘れです)

ここも足がかり無く

後ろに十二ヶ岳を見る

四ヶ岳

陽も傾き始め

相変わらず岩は多い

三ヶ岳

二ヶ岳

一ヶ岳

 「一ヶ岳」の近くまで来ると危険箇所は無くなり、標識からは緩やかな尾根をそのまま進むと「毛無山」に到着しました。(下写真)

毛無山へはすぐ

毛無山山頂

 山頂到着時に単独登山者の方が休憩していましたが、入れ替わりで山頂を独占します。 南方面が開けた山頂からは、山の上からは最後となる富士山を眺めていきます。(下写真)

毛無山から最後の富士山か?

 ここからは一般下山路から外れ、東尾根をそのまま下りて行きます。 薄い道が尾根沿いに付いていたので、進んでいきますが、すぐに薮っぽくなります。 右に逃げると山頂からの道と合流し、そのまま下りて行きました。(下写真)

カヤトと笹の道を降りる

 結局、右下の通常コースと分かれ、そのまま踏み跡の続く尾根沿いに下りて行きました。(下写真)

尾根沿いに下山

 踏み跡は皆無と言うわけではありませんが、利用する人は限られるのか落ち葉の積もった道は余り歩きやすくはありません。 途中からイノシシが木の根などをあさったのか、至るところで土が露出し大変歩く辛くなっていました。(下写真)

イノシシの掘ったあとか?

 掘られた跡は無くなりますが、次は滑りやすい落ち葉が蓄積し足を取られます・・・。(下写真)

落ち葉が多くグリップが効きにくい…

 こうなると仕方がないので、滑り転けない様にスピードを落として下りて行きました。 傾斜が緩むと、本の歩きやすい道となり、そのまま一気に下ると「淵坂峠」に到着しました。(下写真)

ここに来て初めての標識

淵坂峠(富士見平方面へ)

 標識ではここから両端にそれぞれ南北へと降りる道がありますが、予定通り更に尾根を「富士見平・天神山」と書かれた方面へと向います。(下写真)

天神山へと尾根を向かう

 峠からは落ち葉の積もるよい道を歩いて行きました。(下写真)

良い道に

 しかし、途中から倒木帯となり、踏み跡が怪しくなります。 右斜面に道は付いていますが、倒木や枝が五月蝿くなりました。(下写真)

倒木帯は右斜面を歩く

 途中、左下に大石ペンション村との分岐がありますが、そちらを見ると余り歩かれていないのか、薮に飲まれ始めているようです。(下写真)

大石ペンション村との分岐(尾根を直進)

 そこからすぐの所で富士見平と思われる平坦地となりますが、富士見という割には植林に覆われ展望はまったくありません・・・。(下写真)

ここが富士見平?(展望なし)

 少し登ると、さくら公園との分岐がありました。(下写真)

ここでさくら公園との分岐

 標高が下がったのと自然林が残っているためか、この付近から終盤となっている紅葉が見られ始めました。(下写真)

紅葉が見られ出す

天神山へ

 フカフカの落ち葉を踏みしめながら斜面を登ると、「天神山」に到着しました。(下写真)

天神山の三角点

 天神山から少し降りると「天神峠」に到着しました。(下写真) 

天神峠へ降りる

天神峠(まだ尾根を直進)

 峠を過ぎると、尾根の末端までは踏み跡が薄くなりました。(下写真)

この辺りで所々綺麗な紅葉

 958mピークは、そのまま直進しそうになりますが、尾根末端方面は左となるので軌道を修正して、左斜面を下りて行きます。(下写真)

958mピークで尾根分岐(左へ)

 ここからは踏み跡もほとんど無くなりますが、紅葉したもみじを見ながら適当に下りて行きました。(下写真)

もみじが多い

 最後のピークを登り返しますが、ここは右方面から廻り込みます。(下写真)

最後の登り(道は薄く適当に進む)

 末端が近づき、下から車の音が大きくなってきました。 終端がどうなっているか心配でしたが、作業道か広い道がつづら折れで降りています。(下写真)

紅葉も見納め

車の音に導かれ下りていく(作業道?)

 その道を辿って下りていくと、下に家が見えてきました。 その横に道は降りており、右に階段が道路へと降りて行ってます。(下写真)

下にお店跡?

敷地内の階段を降りる

 歩いて良いものか不安になりますが、どうも無人のようなのでそこを下りて行きました。 門?は閉まっているので、ここを登るのは問題があるでしょう。 先ほどの作業道は右方向に延びていたので、そちらから道が付いているのかもしれません。

 道路に降り立つと今回の登山も無事終了です。 河口湖と富士山の展望を見ながら、トボトボと車に気をつけながら大石公園へと戻りました。(下写真)

富士山に雲が掛かり

道路脇の紅葉

うの島

大石公園からの眺め

 そして20分ほどで公園へと戻り、帰路も長い時間を掛けて自宅へと帰って行きました。

今回の反省点は、
・特にありません。

 次回ですが、日本海側はすっかり冬型の気候で天気が悪くなっているので、太平洋側の低山へ向かう予定です。(鈴鹿になる可能性が高いです)


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コメント 7

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g_g

いくつかの展望場所での富士山素晴らしい眺めで羨ましいです。
相変わらずロングコースを歩かれ脚力のすごさを感じます。
by g_g (2015-11-27 09:58) 

mimimomo

後ほどまた伺います。
by mimimomo (2015-11-28 06:42) 

ちぃ

わぁっ、富士山、とても美しいですね!!
私たちも22日に三国山などを歩いたのですがガスガスの曇り空で
富士山は全く見えませんでした、1日でこんなに違うなんてー(笑)
吊り橋、とっても怖そうですね。ルートに落ち葉がいっぱいで足に優しそう♪
毛無山、登りたいなって思います(*^^)
by ちぃ (2015-11-28 13:00) 

mimimomo

こんにちは^^
良い展望でしたね~♪
それにしても健脚ぶりをいかんなく発揮、と申し上げたいですよ^^
随分昔のことですが35人くらいの団体で毛無山から十二が岳を目指しましたが、時間不足で十一が岳でリタイアーとなりました。
先日は十二が岳や節刀ヶ岳方面も時間いっぱいでしたしね。
わたくしなどの三日分くらいを一日で歩いていらっしゃる(-。-スゴイ
節刀ヶ岳からの富士山、まだ記憶に鮮明です^^

by mimimomo (2015-11-28 14:34) 

joyclimb

富士山の展望が素晴らしいコースですね!
節刀ヶ岳から見る富士山、稜線がとても綺麗ですね。
by joyclimb (2015-11-28 23:08) 

おど

g_gさん、コメントありがとうございます。
 天気もよく、久しぶりに近くからの富士山を堪能できました。

ちぃさん、コメントありがとうございます。
 22日は翌日ですね。 この陽も午後から曇で翌日はあまりよくない予報でしたが、ガスガスでしたか・・・。 吊橋は無いほうが安全かなと言うところでしたが、事故が合ったのでしょうね。

mimimomoさん、コメントありがとうございます。
 35人でこのコースを縦走ですか。 流石に人数多いと、時間切れになりそうですね。 しかし、十一ヶ岳まで来て引き返されたのですか、それも大変でしたね。 節刀ヶ岳、狭いですが岩場からの展望もよくていいところですね。

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 このコースも、富士山を見るためのコースですね。 富士山が見られるように、伐採されているのでしょうが、南アルプスや八ヶ岳方面も見たいような・・・。

by おど (2015-11-29 20:21) 

nousagi

1日でこれだけのピークを制覇してしまうんですね。
まあ、驚きませんけど・・・
富士山が裾を引いて優雅ですね。
十二が岳、毛無山、行きたい山です。
by nousagi (2015-12-01 22:11) 

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