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[登山] 鈴鹿 秦川山・高取山・八ッ尾山・アカイシ縦走 [登山]

 今回は、直前までどこ行くか悩んだ末、以前から計画していた鈴鹿の「秦川山(はたかわやま)/松尾寺山」から「高取山」と「八ッ尾山」、それに「アカイシ」を縦走しました。 どの山も800mにも満たない低山の里山ですが、所々にある展望からは近くに琵琶湖や近江の町並みを、遠くに鈴鹿の山並みを見ながら気持よく歩くことが出来ました。

高取山展望台からのパノラマ(近江の町並みと琵琶湖、右に霊仙山など)

鈴鹿
秦川山・高取山・八ッ尾山・アカイシ
縦走

日付2015年12月05日(土)
天気晴れ(雲多く)
山域鈴鹿
場所滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺
距離16.1Km (内林道3.4Km)
累積標高+1344 -1344m
時間06時間10分
人数1名
撮影枚数0693枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0078枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(薮、道迷い注意)
展望
(A:良い~E:なし)
C(所々で琵琶湖などの展望)
見どころ琵琶湖、近くに湖東三山
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
07:10270m0.0Km宇曽川ダム奥駐車場 出発
07:30 (00:20)260m1.2Km秦川山山東尾根末端
08:05 (00:35)469m2.3Km秦川山 5分休憩
08:50 (00:45)559m4.1Km高取山展望台 5分滞在
09:05 (00:15)612m4.4Km高取山
09:40 (00:35)616m6.0Km八ッ尾山 5分休憩
10:25 (00:45)587m8.1Km高取山南稜線
10:40 (00:15)640m8.4Km向山 昼食休憩
10:55 (00:15)613m8.5Km向山 出発
12:15 (01:20)704.3m11.7Kmアカイシ
12:55 (00:40)436m13.5Km林道出合
13:20 (00:25)270m16.1Km宇曽川ダム奥駐車場 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20151205_map.jpg

 鈴鹿も有名どころの山は粗方登って仕舞っています。 残されたのは、地味な山が多いのですが、そのほとんどが滋賀県側にあり、昔からの里山となっていて、近くには寺院なども多く見受けられます。
 その中でも湖東三山として有名な「金剛輪寺」と「百済寺」の裏山とも言える「秦川山(はたかわやま)」と「押立山」へ向かうことにしました。

 自宅から登山口までは一時間半強といったところなので、7時頃の到着となるように5時過ぎに出発しました。 下道を通って三重県の石榑トンネルを通過して滋賀県側へと入ります。
 永源寺の脇を通りぬけ裏道を北上すると、国道307号線と合流しました。 ナビに従い宇曽川ダム(うそがわだむ)方面に右折しますが、道が分かりづらくコンビニの駐車場へと入ってしまいます・・・。(橋を渡り、川沿いに道が続いていました)
 川沿いの道を奥へ進むと、ダム方面へと向かう右岸(左)へと誘導しているのでそこを進んでいきました。 しかし、ダムへと登る途中で通行止めとなっています・・・。 ここは途中の分岐(リバースセンターの標識が目印)を右折するのが正解でした。
 ダム湖左岸の道を進んでいくと、ダム上にある展望台を通過して奥の駐車場に到着しました。(下写真)

駐車場と綺麗なトイレ

 ここに一台軽トラックが駐車していますが、時間つぶし?の様ですぐに出て行きました。 トイレに寄ってから準備をすると、早速出発しました。 駐車地は、宇曽川渓谷の入り口となりますが、そちらへは車止めゲートで閉ざされています。(下写真)

宇曽川渓谷の入口

 カーブ付近には、「山比古湧水(やまびこゆうすい)」の看板があり、こんこんと水が湧き出ていました。(下写真)

山比古湧水1

山比古湧水2

山比古湧水の説明(見づらい)

 煮沸しろと書いてあるので飲んでいきませんでしたが、日本百水にも選ばれているようです。 そこからダム方面へと戻る形で進むと、先ほど通行止めとなっていた右岸も、カーブの先でこちら側も通行止めとなっていました。(下写真)

ダム方面に向かう

 暫く右岸を歩き、堰堤の所から何の疑問もなしに斜面に取り付きます。(下写真)

間違えてここを登ってしまった

 暫く急登を登って行き、先の状態をGPSで確認すると、予定コースからだいぶ離れています・・・。 よくよく確認すると、取り付き予定の尾根はまだ先で、ここを登ってしまうと予定している山を迂回してしまいます。 このまま進むわけにも行かないので、ここは素直に降りて予定の尾根まで移動しました。
 先の林道との分岐はそのままスルーして、大きく谷に向かってカーブした先の沢の入り口から取り付きました。(下写真)

実際にはこの右手から登る

 スルーした林道を歩いても「秦川山」へは行けますが、それでは味気ないので南東尾根の末端から登って行きます。 獣道が付いているので、ジグザグに付けられた道を登って行きました。(下写真)

ここからは獣道を辿る

 登り始めからいきなりの急登となり、木の枝や岩などを手がかりに登っていくことになりました。 落石防止と樹林の間を登って行くと、中腹で岩が削られた平坦地に到着しました。(下写真)

序盤は急斜面

落石防止柵の切り開き

 ここから傾斜は若干緩み、抉れた岩の右側から上部に向かって登って行きました。(下写真)

右から廻り込む

 登りつめると明確な尾根となり、そこを進んでいきました。(下写真)

尾根に乗る

 一旦鞍部へと下りていくと右下から踏み跡(獣道?)と合流し、そこからは普通の歩きとなりました。 そして手前のピークを登りつめるとその先で植林となり、右下からの林道と出合います。(下写真)

林道と出合う

 尾根沿いに林道が合流し、その先が無残にも抉られていますが、土砂崩れがあったのか土嚢が積まれています。 その脇を抜けて、尾根を登っていきました。(下写真)

尾根を進む

 ここからは人の踏み跡を辿り、植林の中を山頂へと向いました。(下写真)

山頂はまだ先

また林道に…

 再度細い林道に合流しますが、その先は終点となっていました。 そこからは薄い踏み跡となり、薮っぽい尾根を登っていきます。(下写真)

林道終点から山頂へ(薮っぽく)

 そして出発から1時間弱で秦川山(別名:松尾寺山)に到着しました。(下写真)

秦川山(松尾寺山)山頂

 山頂は木々に覆われ展望がありませんが、南方面に少し下った所から琵琶湖方面が望めました。(下写真)

安土方面の展望

 山頂を後に次の目的地へ向い北方面へと進みます。(下写真)

北へ向かう

 ここも西斜面が伐採されて展望が望めますが、植林が育ち視界は限られています。(下写真)

琵琶湖と奥に比良山地

 尾根沿いに進みますが、右下に林道が通っているためか次第に踏み跡(獣道)が薄くなり、薮となって行きます。(下写真)

踏み跡薄い…

 途中で前進するのに苦労し始めたため、仕方なく林道を歩いて行きました。(下写真)

結局林道歩き

 結局、林道は尾根などを迂回して回り道となりますが、向かう方向へと続いていました。(下写真)

朝日が差し込む

 しかし、次第に林道は右下へと降下しており、向かう尾根から外れていきそうです。 その手前に踏み跡が左斜面へと続いていたので、そこからは踏み跡を辿り尾根をトラバース気味に歩いて行きました。(下写真)

林道の左斜面を登っていく

右からトラバース気味に進む(後を振り向く)

 左上に尾根が登っていきますが、そちらは薮に飲まれているので、踏み跡を頼りにトラバースを続けると、途中に赤のビニールが付けられて、道が続くことを示していました。
 斜面が一部崩れていますが、そのままトラバースすると、左の尾根が降りてきて合流しました。(下写真)

尾根に合流すると良い道に

 尾根に合流してからは良い道となり、普通に歩いていけました。(下写真)

植林帯を進む

 しかし、植林後数年間放置されていたのか、所々で藪や倒木で行く手を阻まれ、その都度迂回して行きました。(下写真)

薮が濃く

 この様な道なのも途中までなのは分かっていたので、そのまま進んでピークへと登って行きました。(下写真)

ここを越えると

 手前のピークを乗り越えると、左手から遊歩道と合流しました。(下写真)

左下に遊歩道が

 遊歩道はよく踏まれた道ですが、あまり整備されていないのか、斜面からの土砂や石が散乱しています。(下写真)

荒れてはいるが、良い道が続く

 尾根の左下をつづら折れに登ると、北方面の展望が広がってきました。 そして尾根と合流する所で立派な展望台に到着しました。(下写真)

展望台に到着

 展望台からは西から北に掛けて展望が広がり、近くに琵琶湖や霊仙山(りょうぜんざん) 、遠くに霞んで比良山地や伊吹山が見えていました。(下写真)

西方面

荒神山(手前)と琵琶湖

北方面

霊仙山方面

霊仙山(中央)と伊吹山(左に薄く)、手前に高室山など

高取山展望台からのパノラマ

 今回のコースはまったく展望は期待していなかったので、これだけの景色が見られ気分よく登っていけます。 展望台を後にすると、山頂までは尾根沿いですぐでした。(下写真)

山頂へ向かう

 ほどなく植林の並ぶ山頂部に到着します。(下写真)

山頂部に到着

 ここで右方向に後で向かう予定の分岐を確認し、山頂標識のある所へと歩いていきます。(下写真)

高取山山頂

 山頂は北斜面の木々が刈られ、展望が得られました。 先ほどのよい道からは周回のハイキングコースとなっているようで標識が立っていました。(下写真)

ここはハイキングコース

 まだ時間は十分にあるので、予定通り東の「八ツ尾山」 へと向かいます。(下写真)

東に向かう

 こちらも遊歩道となっていますが、テープなどが落ちて踏み跡を辿っていきます。 標高を徐々に落としていくと、途中で左手に「下山」と書かれた分岐に到着しました。(下写真)

目指す八ッ尾山

鞍部へと

ハイキングコース分岐

 道標には八ツ尾山まで40分と書かれています。 それに従い稜線沿いを更に歩いていきます。(下写真)

尾根沿いに踏み跡とテープを辿る

 しかし、先ほどまでの濃い踏み跡は無くなり、テープ目印が頼りとなりました。(下写真)

尾根沿いに続く道

 急斜面の下りとなり、前方に向かうピークが近くに見えてきました。(下写真)

一旦大きく降りる(奥に八ッ尾山)

アカイシ(中央右)、奥に竜ヶ岳の一部

 最低鞍部に到着すると、複雑な六叉路となっていました。 3方向に作業道の広い道が、2方向が歩く尾根沿いに、そして右の谷に降りていく道が付いています。(下写真)

六差路(林道出合)

 ここは稜線沿いに標識があるので、そのまま直進していきます。 次第に傾斜が強まり、それに連れて踏み跡やテープも怪しくなってきました。(下写真)

八ッ尾山へは次第に急登に

 しかし、昔?は良い道だったのか、所々で黒のプラスチック階段が付けられており助かります。(下写真)

プラスチック階段

 急斜面を蛇行しながら登って行くと、手前のピークへ到着しました。(下写真)

薄い踏み跡の急登が続く

平坦な稜線沿いに

 あと2分と書かれた標識があり、一旦降ってから登り返すとそこが山頂でした。(下写真)

あと二分?

八ッ尾山山頂

 八ツ尾山に到着しますが、樹林に覆われ展望はありません。 この山は古い火山だと地図に書かれていますが、その様には感じられませんでした。 山頂で暫く休憩してから、来た道を引き返して行きます。
 降りるときに別のテープに従い、急斜面を加工するはめになりました・・・。 それでもプラスチック階段が目印となり、登山道に復帰すると、先ほどの六叉路に到着しました。 ここで稜線沿いに進むのもツマラナイだろうと、左奥に付いている林道を進むことにしました。(下写真)

林道分岐で左(南)の林道へ

 林道と言っても昔の話なのか、樹の枝が延びて道に張り出しています。 それでも稜線沿いに比べれば、十分歩き易い道が続きました。(下写真)

歩きやすい道が続くが下っている…

 急に落ち込む道であれば、登り返しを嫌って尾根沿いに向かうつもりでしたが、微妙な下りでその必要はなさそうです。(下写真)

昔は良い林道だったのか?

 右上に稜線を見ながら歩いて行き、前方に予定コースの尾根が見えてくると林道が突然途切れます。 左下に新しい林道が見えていますが、5m近く切れ落ちて降りられそうもありません。 少し戻って降りられそうなところを探すと、無事林道に合流しました。(下写真)

林道終点から下の林道へ復帰(右の岩場を避けて)

 今度は車も通れる広い道で、ここを奥へと歩いていきます。 しかし、この道も途中までで再度沢沿いに付けられた作業道を歩くことになります。(下写真)

また林道終点に

細い道が続く

 窯跡らしきものもあるので、それなりに人は入っていたのでしょうが、今はケモノの跡が目立ちます。(下写真)

窯跡か?

沢沿いに進む

 沢沿いに倒木などを避けながら奥へと進んで行くと、予定コースの稜線が見えてきました。(下写真)

稜線近く

 ここからは急斜面となりますが、人の踏み跡もあるのでそれを辿って登って行きました。(下写真)

稜線に出る(高取山方面を見る)

 稜線に出た所で、左(南)に続く稜線を歩いていきますが、よく踏まれた良い道が続いていました。(下写真)

向山へ登る(古い道が続く)

 ピークに向かって登って行くと、左斜面が伐採されており、北から東の展望が広がっていました。(下写真)

向山手前からパノラマ

霊仙山(中央)と高室山(右)、中央手前に鍋尻山

御池岳(中央右奥)と八ッ尾山(左手前)

 展望を眺めていきますが、まだ山頂はすぐ上なのでそこまで登ります。 その途中、白い花が履いていたのでよく見ると、バイカオウレンの花が数輪咲いていて驚かされます。(下写真)

向山へ最後の登り

バイカオウレン1

バイカオウレン2

 程なく向山に到着しますが、そこからの展望はありません・・・。 山頂標識に加え、何かのトレラン大会なのか通過点?の掲示が残っています。(下写真)

向山

 ピークを後にして、尾根沿いに下っていきます。 こちらも伐採地となっていて、北斜面は結構な傾斜となっていました。(下写真)

伐採植樹地を通る

 そろそろお腹も空いてきたので、展望の良い斜面で昼食休憩としていきます。(下写真)

ここで休憩

 ここまで順調に来ていますが、この日は珍しくテンションが上がりません・・・。(特に体調が悪いわけではありません) この後も、アカイシや押立山と続きますが、アカイシは兎も角、押立山に進むか考えてしまいました。(下写真)

持ちの良い斜面

琵琶湖方面

先ほど歩いた稜線を見る(右が八ッ尾山)

 食事後は、取り敢えずアカイシへ向かうことにしますが、その後は気分次第で下山も視野に入れて進むことにしました。(下写真)

根沿いに進む

 展望地を後に尾根沿いに下りていくと、テープも多く迷うことは無くなります。 鞍部へと向かいますが、掘られた道もあり古くからの作業道の様です。(下写真)

明確な作業道が続く

 傾斜が緩み、右方向の展望が望めます。 下を見ると出発地の様子やダム湖が見えていました。(下写真)

右の展望が開ける

下に宇曽川ダム

下に出発地点が見える

向山を振り返る

 その先で高圧鉄塔が見えてきました。 鉄塔下に出ると、左右に下り道と、尾根沿いに進む道に分岐しています。(下写真)

鉄塔に出る

鉄塔から東方面を望む

鉄塔から西方面を望む

 ここは尾根沿いに急斜面を登って行きます。(下写真)

登り返しに

 植林帯の急登となりますが、下草や低木の枝が邪魔します。 特にこの辺りからイバラが多くなり、腕に絡んだ枝を薙ぎ払った際に手を負傷してしまいました・・・。(下写真)

少し薮っぽく

植林帯との境を進む

 一旦登りつめると、その後で少し標高を落とします。 その先で再度663mピークへと登っていきますが、急登と言うわけではないので、それほどキツくはありませんでした。(下写真)

663mピークへの登り

 663mピークは、植林帯の中で展望はありません。 尾根が二手に分岐していますが、テープなどで左方面に誘導されているので、ここも迷うことはありませんでした。(下写真)

663mピーク

左下に道は続く

 この先もイバラが多くなり、腕や足に絡みつかないよう、踏んだりストックで避けながら歩いていきます。(下写真)

ここも藪っぽく

 急登となりますが、ここも藪っぽく踏み場を選びながら登っていきます。(下写真)

急登となる

 前方が明るくなり鉄塔が見えてきました。(下写真)

鉄塔下に出る

 鉄塔下に到着しますが、周りの樹木が育っているのか、思ったよりも展望はありませんでした。(下写真)

向山の奥に琵琶湖が見える

 鉄塔からは作業道として整備されたのか、広い道が稜線沿いに続きます。(下写真)

ここからは良い道となる

 前方に目指すアカイシと思われる頂きが見えてきます。(下写真)

前方にアカイシ

 巡視路を示す標識を見てプラスチック階段を登ると、手前のピークに到着しました。(下写真)

ここは巡視路

 左へ大きく曲がって行くと、稜線分岐からアカイシへと向いました。(下写真)

アカイシ山頂へ

稜線は南東に続く

 登り返すと三角点が見えてきました。 周りは樹林に覆われ標識なども見当たりませんが、ここがアカイシの山頂で間違いなさそうです。(下写真)

アカイシ山頂

アカイシ三角点

 展望は無いので三角点だけ撮影し、先ほどの分岐へと戻ります。 その分岐から少し下ると右下から林道と合流しました。(下写真)

手前のピーク下に林道

 地形図にも載っている広い林道ですが、下草が生えて廃道となっているようです。 結局気分が乗らないのと、日が落ちるまで4時間あまりですが、「押立山」までは大廻りコースを予定しており、時間切れの恐れもあるので、予定を変更してこの林道を辿り下山を開始することにしました。(下写真)

廃林道を進む

 踏み跡はそれなりにありますが、所々で斜面が崩れ下草も伸び放題です・・・。(下写真)

自然に帰る林道

向かう予定だった鉄塔が見える

 途中までは楽をして順調に標高を落としていきますが、いきなり道がカヤトで覆われ踏み跡が無くなりました。(下写真)

カヤトなどで道が分からなく

 左手に薄い踏み跡が続いていたので、そちらから下りて行きますが、谷に向かって道が切れています。 先ほどの林道が続くと思われる道へ復帰しますが、ここでもイバラが行く手を邪魔します。(下写真)

薄い踏み跡を辿るが…

 一旦は復帰しますが、その先の植林地辺りでそれも怪しくなりました。 テープは付いていますが、道はハッキリとせず、イバラや低木が行く手を遮ります。
 尾根沿いに破線路(登山路?)が通っているのは知っていたので、素直に尾根へと登り返してなんとか復帰することが出来ました。(下写真)

薮が深くなり尾根沿いに逃げる

尾根には良い道が…

 尾根沿いには先ほどのピークから続いていたであろう良い道が付いており、結果的には林道を歩くのはやめたほうが良い感じです。 その尾根沿いに暫く下りていくと、右下に鉄塔が見えてきました。(下写真)

鉄塔に出合う

 ここで道が分岐しており、鉄塔の下へ向かう道と、鉄塔の上をそのまま回り込むように左へと続く道がありました。 巡視路の標識を見ると、ここは左へ向かう道が正解のようなので、それに従い巡視路を進みました。(下写真)

鉄塔からの道では無く左の尾根へ(右下に鉄塔がある)

 右の尾根に入り斜面の下をトラバースして行きます。 途中で道は、樹林帯の急斜面を下りて行きます。 踏み跡やテープに従い、その蛇行する道を下りて一気に標高を落としていきます。(下写真)

ここを下りていく

先ほどの鉄塔が上に

 鬱蒼と茂る植林となり右下から沢音が聞こえ出すと、丸太の小さな橋を渡ります。(下写真)

丸太の橋

 ここからは平坦な道となり、左へと沢沿いの道を歩いて行きました。(下写真)

右下の沢沿いに進む

 堰堤や向こう岸に林道が見え出すと、沢沿いの細い道となります。(下写真)

前方に堰堤

ここを渡る

川の向こうに林道

 そのまま進むと、林道と出合います。 入口は巡視路の印となる標識があり、付近には林業用の機械?が置かれていました。(下写真)

ここに出てきた

 付近は広場となっており、軽トラックが5台止まっており、林業の関係者なのか何かを確認していました。 「みつまた橋」を渡り、対岸の林道に出ると後は右手の駐車地へと向かって足早に歩いて行きました。(下写真)

みつまた橋を渡る

ここは湖東県立自然公園

林道を下山

 10分ほど進むと右手に大きな標識が見えてきました。 見ると「明治砂防」と書かれており、古い石組みの造りが見られます。(下写真)

明治砂防

砂防工事記念碑

 ここまで来ると川幅が広がり、前方に大きな堰堤が見えてきました。 そこを通り抜けると、先で道は蛇行して標高を落としていて、出発時に見たゲートも見えてきました。(下写真)

駐車地(中央下)の上部

 右手に祠があり「山比古地蔵尊(やまびこじぞうそん)」の標識が立っています。(下写真)

山比古地蔵尊

 そして、ゲートを抜けて出発地点に到着しました。 朝は気が付きませんでしたが、近くのもみじはよい具合に紅葉しており、その横に「山姥の岩めぐり」の遊歩道が通っています。

紅葉は終盤

山姥の岩めぐり 散策路

 こうして久しぶりに短めの山行が無事終了しました。

今回の反省点は、
・後半の押立山を登れなかったことでしょうか? 元々、日がここまで短い時期を想定していない時に計画したので、この時期には無理があったと思います。 また、イバラ対策(スボンにサポーター、手は軍手)をして行かないと難しいコースかも知れません。(無理すると、血まみれとなりそうです・・・)

 次回ですが、土曜日は雨なので日曜日に愛知県内の低山をいくつか登る予定です。


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コメントの受付は締め切りました
mimimomo

おはようございます^^
今、土砂降りの雨・・・後ほどまたゆっくりお伺いします。
by mimimomo (2015-12-11 06:08) 

ちぃ

お天気の良い日の縦走、気持ち良さそうです(*^-^*)/
霊仙山、初めて知りました、立派な山容ですね♪滋賀方面は
綿向山と三上山しかまだ登ったことがないのですがたくさん楽しい山がありそうですね。春に咲くバイカオウレンが紅葉に季節に見れるなんて今年は少し
暖かすぎるのでしょうか。
by ちぃ (2015-12-11 13:15) 

テリー

これは、迷いやすい道ですね。
山に慣れた人だけが、楽しめるコースですね。
by テリー (2015-12-11 13:29) 

mimimomo

こんにちは^^
綺麗な登山道かと思うと道が分かりにくかったり…あまり登る人がいないのでしょうか。
累積標高差はおどさんにして少ないと思いましたが、予定を消化しなくても長い! この日の短い時期には仰るように予定通りはやはり無理ですよね。
茨での怪我は大丈夫ですか。お大事に。
by mimimomo (2015-12-11 15:18) 

tochimochi

迷いやすい道が多かったのがテンションが上がらなかった理由でしょうか。
イバラの尾根は歩きたくないですね。
私はこういうところに入りかけると引き返してしまいす。

by tochimochi (2015-12-13 09:33) 

OJJ

今回歩かれたコース、大半がもう道としては消えているのですね・・林業として山に入らなくなり交通路でもなくなって・・林道だけが次々造られて・・・日本の将来みたいな気がします。
by OJJ (2015-12-14 18:41) 

nousagi

おどさんにしては珍しい6時間と思ったら
16kmをですね。(^^;)
トレランですか?
気候がおかしいのか、狂い咲きの花をよく見かけますね。
by nousagi (2015-12-15 17:28) 

山子路爺

ペットボトルを携帯する様になって、山の水を飲むのをためらう様になっています。
by 山子路爺 (2015-12-17 11:10) 

おど

皆さん、NICE!とコメントありがとうございます。

ちぃさん
 霊仙山、春の花の時期がオススメの山です。 バイカオウレンは驚きました。 陽当りもよく暖かかったので、狂い咲きでしょうね。

テリーさん
 八ツ尾山、一部は迷いやすい所でした。 何れにしても、高取山以外の道は慣れていないと迷いそうです。

mimimomoさん
 この山域、登る人は少なさそうですね。 累積標高は低めで楽ですが、思ったよりも時間が掛かりました。(藪のせいでしょうか) 怪我は擦り傷だったので、もう綺麗に治りました。

tochimochiさん
 テンションが上がらなかったのは、当初は北の雪山を予定していたのですが、あまりの暖かさで普通の山登りになって物足りなかったのだと思います。(贅沢ですね・・・)

OJJさん
 道はしっかり付いていましたが、林道が発達すると駄目ですね。 皆さんそちらを歩かれます。(獣も)

nousagiさん
 16Kmですが、終盤の林道が長かったので、実質山道は10Km程度だったと思います。(たまには早く帰るのもいいですね 笑)

山子路爺さん
 最近は水の検査も厳しくなって、この様なところは建前上飲むなと書かれていますね。 実際飲んだからといって、多少大腸菌が含まれていても体調が悪くないかぎり問題とはならないのでしょうが・・・。

by おど (2015-12-17 20:52) 

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