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[登山] 伊豆山稜線歩道 だるま山高原から天城峠縦走 [登山]

 今回は、以前から行ってみたいと思っていた伊豆半島の山で、比較的アクセスの良い「達磨山(だるまやま)」から「天城峠(あまぎとうげ)」までの伊豆山稜線歩道を縦走して来ました。
 当日は湿気が多く、朝方はガスで展望は余りあませんでしたが、その後は回復し景色の良い道を眺めながら歩くことが出来ました。

魂の山からのパノラマ(遠くに南アルプスや富士山)

伊豆山稜線歩道
だるま山高原から天城峠縦走
日付2016年01月16日(土)
天気曇りのち晴れ
山域伊豆
場所静岡県伊豆市修善寺~湯ケ島
距離33.8Km
累積標高+1989 -2008m
時間09時間05分
人数1名
撮影枚数1417枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0195枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(距離大、猫越峠・天城峠間滑落注意)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ天城トンネル、天城峠
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
07:10627m0.0Kmだるま山高原 出発
07:30 (00:20)816m1.7Km金冠山 (5分滞在)
07:45 (00:15)727m2.4Km戸田峠
08:20 (00:35)981.8m4.6Km達磨山
08:35 (00:15)920m5.4Km古稀山
08:55 (00:20)867.5m6.9Km伽藍山
09:30 (00:35)574.4m9.9Km船原峠
10:20 (00:50)709m12.8Km南無妙峠
11:05 (00:45)933m15.2Km魂丿山 昼食休憩
11:25 (00:20)933m15.2Km魂丿山 出発
12:05 (00:40)775m17.6Km風早峠
12:25 (00:20)896m18.9Km仁科峠 (5分滞在)
12:50 (00:25)994m19.9Km後藤山
13:15 (00:25)1034.8m21.3Km猫越山
13:30 (00:15)967m22.3Km猫越峠
14:00 (00:30)960m24.8Kmつげ峠
14:35 (00:35)850m27.2Km滑沢峠
15:00 (00:25)820m28.8Km二本杉峠
15:55 (00:55)830m32.7Km天城峠
16:05 (00:10)707.6m33.2Km旧天城トンネル
16:15 (00:10)590m33.8Km水生地下駐車場

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20160116_map.jpg

 今回のコースは、伊豆山稜線歩道と呼ばれる整備された歩道となっています。 その為、トレランのコースとして紹介されており、実際ここを通しで走る(歩く)方はトレランの方が殆どでしょう。 始点(終点)は温泉地として有名な修善寺(しゅうぜんじ)近くの「修善寺虹の郷」からとなっていますが、ただでさえ日の短い時期なので、今回は「だるま山高原レストハウス」の駐車場まで足を延ばします。

 自宅から3時間半から4時間と見て、3時半には出発します。 新東名を走り長泉沼津ICで降りて最近出来た伊豆縦貫自動車道へと向かいますが、古いカーナビで間違ったルートを進んでしまい、結局沼津市内を走り函南塚本ICで合流します・・・。
 その後は予定通り有料道路の「伊豆中央道」と「修善寺道路」を通り、修善寺ICで降りました。 ここから温泉街へと入りますが、戸田峠の標識に従いゴルフ場へと通じる道へと右折します。 徐々に標高を上げていくと、右手の雲の中から富士山が見えてきてテンションが上ります。

 だるま山高原キャンプ場を左手に見送り、その先の「だるま山高原レストハウス」の駐車場に停めていきました。(下写真)

だるま山高原レストハウス駐車場1

だるま山高原レストハウス駐車2

伊豆山稜線歩道 総合案内

 ここで支度をして出発しますが、今回も同乗者と一緒に来ているので中間地点の「仁科峠(にしなとうげ)」で昼頃に落ち合うことにしました。
 少し車道を進むと、右手に登山口(歩道口)が見えてきます。(下写真)

中央奥に登山口

 階段を登ると芝生の広い歩道が真っ直ぐに続いていました。(下写真)

階段を登る

芝生の道を進む

 先ほどの駐車場には続々と登山者の車が到着していましたが、まだ先行する方はいないようです。 途中、前方を2頭の親鹿と、斜面を数頭の子鹿が駆け抜けていきました。 緩やか芝生の道は続き、手前のピークを通過すると前方に「金冠山(きんかんざん)」が見えてきました。(下写真)

前方に金冠山(ガスでボヤケて)

 左右に穂で赤く見えるアセビを抜けて歩いて行き、少し登り返すと呆気無く山頂手前の達磨山分岐に到着しました。(下写真)

アセビが多く

金冠山近影

達磨山分岐

 ここで左手に戸田峠(達磨山)方面へと行けますが、まずはそのまま金冠山へと向かいます。 細い階段の道となり、そこを登ると右に電波塔が見えてきました。(下写真)

山頂までは長めの階段

山頂の電波塔

 電波塔の脇からは、北東方面の景色が見えていました。 先ほどの道を更に進むと山頂に到着しました。(下写真)

金冠山山頂

 山頂は、北から西に掛けて展望が広がり、雲に隠れていますが富士山も望めました。

山頂からの展望(左:沼津、中央:鷲頭山、右:発端丈山)

富士山方面(中央右に微かに)

 西方面は、眼下に戸田港が見えており、その奥には駿河湾が輝いていました。(下写真)

石の山頂標識

戸田方面(右に真城山)

 景色は全体的に、前日からの湿った空気でボンヤリとした景色で残念です。 先ほどの分岐へと下山すると、長い縦走の開始となります。 前方に達磨山が見えていますが、南からガスが掛かり始めていました。(下写真)

小達磨山と、右奥に達磨山

戸田峠へ下る(舗装路)

 戸田峠へと降りる道を進みますが、ここは舗装してあり足に負担がかかります・・・。 右下に戸田港を見ながら歩いて行くと、前方に車道が見えてきました。(下写真)

下に峠(戸田の文字)

 程なくその車道に合流しますが、車が一台エンジンを掛けて駐車しておりうるさい音でした。 ここが戸田峠となっており、戸田方面への旧道は通行止めとなっていました。(下写真)

戸田峠

 車道を横切り、標識に従い階段を登ると笹原に付けられた広い歩道となりました。(下写真)

歩道入口

伊豆山稜線歩道(戸田峠)の説明

階段を登る

笹原を進む

 左奥からガスが立ち上り周りの視界は徐々に霞んでいきました。 しかし、稜線を挟んで反対側の戸田方面はまだ青空も望み景色も見えています。(下写真)

下に戸田港と対岸に静岡市方面

 標高を上げてそのガスの中に突入していきました。(下写真)

ガスの中へ

 手前のピークとなる小達磨山に到着しますが、笹や木々に覆われ展望はありません・・・。(下写真)

小達磨山(展望なし)

 一旦下ると前方に達磨山と思われる山陰が、ガスの中から浮かんできました。(下写真)

一旦下りに

前方に薄っすらと達磨山

 そのまま下ると車道へと合流ましました。(下写真)

車道に出る

 路肩にはお地蔵様があり、ここが「あせびヶ原」と呼ばれるところのようです。(下写真)

霧が流れて景色が見える(あせびヶ原)

 まだ朝早くこの様な天気なので、車道は一部凍結しています。 幸いすぐに達磨山へと向かう歩道が右から伸びており、そこから山頂へと向かいます。(下写真)

達磨山への階段

 階段の道が山頂まで続きますが、一部凍結しているので注意して登ります。 ガスが風に流れて晴れ間が見えてきていますが、暫くは完全に無くなりそうもありません。(下写真)

山頂が見えてきた

ガスは次第に晴れてきているが…

 出発から1時間10分ほどで 達磨山(だるまやま)に到着しました。(下写真)

達磨山山頂(霜に覆われ)

 山頂は、石碑と山頂標識、それに三角点があり笹が刈られ見晴らしは良さそうです。 しかし、ガスがまだ濃く展望はほとんどありません・・・。 (下写真)

薄っすらと見えているが・・・

 20~30分待てば展望が望めそうですが、先が長いのとこの先でも見られるだろうと、次の目的地へと向かいました。(下写真)

船原峠へ向かう

 下って行くと、先方に車道が見えてきました。(下写真)

また車道に

 ここは駐車場となっていて、一旦合流しますがすぐに笹の道へと復帰しました。(下写真)

戸田駐車場

戸田方面の展望

伽藍山へ

 徐々にガスが薄くなり始め東方面のガスも切れ始めていますが、まだ展望は望めません。(下写真)

東方面も展望はなし

まだガスっているが明るくなる(後を振り返る)

 西に稜線から続く尾根が見えていて、行けるのかと見てみますがそちらも濃い笹が生い茂り、簡単には歩けそうもありません。(下写真)

西に続く尾根

 景色を眺めながら歩いて行くと、唐突に「古稀(こき)山」に到着しました。(下写真)

古稀山

 ここまで笹に霧氷が見られましたが、この先の笹が生い茂る所では道に舞い落ちた結晶が降り積もっていました。(下写真)

雪ではなく笹に付いた霧氷

背高い笹を通り抜け

 暫くは背丈ほどの笹原を抜けていきます。 途中、その笹の中から負けじと枝を広げた木々が生えているところを通過します。(下写真) 

あまり見かけない眺め

 周りのガス(雲)は完全に取れたようで、強い陽射しと展望が見られ始めました。 前方には、今から向かう予定の山も見えています。(下写真)

前方に向かう山々が見えてきた

天城山方面はまだ雲の中

 再度、車道へと出合いますが、ここからは500mほど車道歩きとなるので車に気をつけて歩いていきます。(下写真)

ここから500mほど車道を歩く

 途中のカーブで、後方の展望が開けます。 駿河湾を挟んで対岸には静岡市の街並みと、その上に南アルプスと思われる雪を被った山々も見えていました。(下写真)

右後方の海の向うに南アルプス

 この辺りで帽子を被り、日焼け止めもつけていきます。 前方に展望台を兼ねた駐車場が見えてきました。 その右手から歩道が続いています。(下写真)

右から歩道に

 歩道の入り口に近づくと道標が立っており、車道脇が「伽藍山(がらんざん)」の山頂となっていました・・・。(下写真)

ここが伽藍山・・・

 達成感の無い山を後にし歩道へ入るとまた笹の中を通る道となり、一気に標高を落としていきました。 車道はここで左に大きくカーブし、徐々に標高を落としていきますが、歩道はそこをショートカットして行きます。(下写真)

カーブをショートカット

 下るのに従い、前方に土肥(とい)と思われる集落と駿河湾がよく見えています。(下写真)

海を見ながら下っていく

 下で車道に合流するとここから暫く(1.5Kmほど)は車道歩きとなりました。(下写真)

ここから暫くは車道歩きに

 途中、土肥駐車場と書かれた駐車地と東屋があり休憩可能です。(下写真)

土肥駐車場

伊豆山稜線歩道(土肥駐車場)の説明

土肥方面を望む

 それまで、前方の山に邪魔されていた縦走路の尾根が見えてきました。(下写真)

向かう尾根を望む

 左カーブが曲がった先で歩道が見えてきました。(下写真)

ようやく歩道出合いに

 ガードレールを跨いで歩道に入ると、植林帯の中を歩く道となりました。(下写真)

階段を登り道路沿いの道に

植林との境を歩く

 すぐ左手には車道が平行していますが、右斜面は切れ込んでいて崩壊地となっていました。 その上から西方面を眺めていきます。(下写真)

崩壊地からの展望

 この先の峠までは長い下り基調の道となりました。(下写真)

長い階段を降りて

また車道に

 車道では、陽も高くなり雲も少なく上空は青空となっていて強い日差しで暖かです。(下写真)

後を振り返ると青空(まだ雲は多い)

休憩施設

 左手に車道の陸橋を見ると、峠へと階段を降りて行きます。(下写真)

車道橋の下を通る

橋の下で車道に合流

 車道と合流すると、渡った先に東屋やコース説明の看板がありました。(下写真)

東屋と階段

車の旧道は通行止め

伊豆山稜線歩道(船原峠)の説明

 コンクリート製の階段を登るとベンチがあり、その先はこれまでとは雰囲気が変わり、樹林(植林)を通る一般的な山道が続いていました。(下写真)

階段を登るとベンチ

伊豆山稜線歩道の全体図

行程部分アップ

ここからは普通の山道に

 とは言え、ここも車道と平行して進んでいくので、所々で車道の斜面から展望が望めます。(下写真)

斜面上部から後方(伽藍山)を望む

植生が変わる

 車道から少し外れ斜面を登って行くと、「棚場山」に到着しました。(下写真)

棚場山

 ここは余り眺めはよくありませんが、駿河湾方面が何とか望めます。(下写真)

棚場山から静岡市方面

 山頂から先へ進むと前方の展望が開け、向かう「魂の山」が見えてきました。(下写真)

魂の山(中央)、手前の伐採地は峠付近

 また下りとなり階段を降りていきます。(下写真)

若干道が悪く(普通の登山道に)

寂しい道となる

 唐突に「吉奈峠(よしなとうげ)」に到着しました。(下写真)

吉奈峠

 車道は高架となっており、何箇所かその下をくぐるトンネルがありますが、今は道も無く荒れ放題となっていました。(下写真)

車道脇の道を進む

整備された道

 伐採地の斜面の上に出てきます。 この様な所は展望地となっているので、その都度景色を眺めていきました。(下写真)

所々に展望地が

 道路脇の樹林帯を下って行くと唐突に「南無妙峠(なむみょうとうげ)」に到着しました。(下写真)

南無妙峠

南無妙峠の説明

 峠の由来を読んだ所で、そのまま道路沿いの道を直進して行きました。(下写真)

 道路下から徐々に登り道路より上にでると、前方に「魂(こん)の山」が見えてきました。(下写真)

車道へは出ず

魂の山が近くに

 今回のコースは、伊豆の東西を繋ぐ道が多く、要所要所に峠がありました。 その一つとなる「土肥峠」に到着すると、左に車道へと続く階段がありますが、そのまま直進していきます。(下写真)

土肥峠

 歩道はそれらの峠やピークを忠実に上下していきますが、車道は基本的に一定の標高を維持したまま直進しています。 その為、ピークは大きく削られその脇を通る歩道から展望の良い斜面となっています。(下写真)

山が削られ…

 また、この辺りは地図で見ると西側の等高線が込みいって、西斜面に付けられた歩道は急斜面をトラパースしていきます。 その為、斜面は至るところで崩れていました。(下写真)

右斜面は急斜面で脆く

 削られた道路脇の道を登って行くと、後方の展望が広がってきます。 よく見ると富士山も達磨山の上に姿を現し、南アルプスなどもハッキリと望めました。(下写真)

高みからの展望

富士山アップ

右から悪沢岳・荒川岳・赤石岳・聖岳・上河内岳など

湯ヶ島方面

 ここまで道路沿いの道でしたが、この先暫くは道路からは離れた道となりました。 そして宇久須(うくす)峠へと向かいますが、その手前にある「魂の山」へと、徐々に標高を上げていきました。(下写真)

宇久須峠へ向かう

 時間的にそろそろ昼食休憩としたて所ですが、中々良い所がありません。 などと考えながら魂の山を登っていると、右手に木々が伐採され北側の展望が広がっている場所に到着しました。 山頂からの展望がよいかわからなかったので、ここで休憩としていきます。(下写真)

魂の山手前の展望地から

右に達磨山

再度、富士山アップ

中央右に北岳、その左に間ノ岳、左に塩見岳など

伊東方面(左奥に箱根山)

 景色を眺めながら、手早く食事としていきます。 北斜面ですが、陽射しも暖かく風もあまりないので快適でした。 休憩後は、山頂はすぐ近くなので一気に登っていきました。(下写真)

山頂へ

 山頂に近づくに従い、予想に反して木々がまばらとなり周りの景色が見えてきました。(下写真)

下に土肥を望む

伊豆の主峰(万三郎岳)を望む

中央に万三郎岳、左に遠笠山

 その山頂へと続く最後の斜面は完全に伐採されており、ここで休憩しておけばと悔やみます・・・。(下写真)

魂の山の北斜面は伐採地

後方を望む

魂の山からパノラマ

最後の南アルプスを望む

 この先、ここまで展望の良さそうな山はなさそうなので、暫く展望を楽しんでいきました。 「魂の山」の山頂からは、これから進む尾根が一望できます。(下写真)

縦走路を望む

魂の山

目指す牧場方面

 ここから宇久須峠までは長い降りとなりました。 整備された階段を降りていきますが、段差が合わず歯がゆい歩きとなります。(下写真)

長い階段路

段差が大きく歩きづらい階段に

 二次林の灌木帯を通り過ぎると、低い熊笹の草原に出てきました。(下写真)

ここから背丈の低い笹原に

 そして眺めの良い道となり、緩やかな下りでトレランの方には最適なコースとなりました。(下写真)

眺めの良い道となる

暖かく気持ちの良い道

中央下が風早峠

 そのまま下に見える「宇久須峠」へと降りて行くと、東屋のある峠に到着しました。(下写真)

宇久須峠

伊豆山稜線歩道(宇久須峠)の説明

絵になる風景(新緑の季節がよさそう)

 ここでの休憩がベストだったのでしょうか? 下に車道も見えてきて、そこに向かって降りていきます。(下写真)

車道が見えてきた(風早峠)

宇久須方面

 車道は三方向に分岐しており、左は「湯ヶ島」へと降りています。(下写真)

車道はここで分岐

 ここが「風早峠」と呼ばれる所で、西に駿河湾がよく見えていました。(下写真)

風早峠

伊豆山稜線歩道(風早峠)の説明

 笹の斜面を登って行くと、後ろに先程まで歩いていた笹の丘が見えてきました。(下写真)

天城峠はまだ遠く(16Km先…)

後を振り返る(右に魂の山)

 ピークから先は牧場の柵沿いの道となり、高原の雰囲気で気持よく歩いていけます。(下写真)

笹原を進む

牧場柵に沿って歩く

海を見ながら

東方面

 903mピークへと登り詰めると、その先はまた峠へと標高を落としていきます。(下写真)

左上に903mピーク

下に仁科峠

 下に仁科峠が見えてきて、その駐車場で予定通り同乗者と合流出来ました。(下写真)

仁科峠

仁科峠の石標

仁科峠の説明文

 到着が13時を超えた場合は、ここで終了する予定でしたが、12時半前でなんとか日が沈むまでに天城峠まで縦走できそうです。 水分補給して先へと進み、次は天城トンネルで合流することにします。(下写真)

大倉山を登る

 道標に従い斜面を登ると、展望の良い「大倉山」に到着しました。(下写真)

大倉山の山頂

 大きな石があり、その上から360度の展望が望めます。(下写真)

仁科峠を見下ろす

魂の山の奥は達磨山か?

 ここからは速度を上げて天城峠へと向かうことにします。(下写真)

天城峠へ向かう

 笹原の道を下りていくと、牛や馬が歩道に入らないようにするためか、通路はポールで仕切られています・・・。(下写真)

ポールをくぐり

 ポールをくぐり先へ進むと灌木が多くなり、気が付くと山道となっていました。(下写真)

本格的な山道に

下に牧場が見える

後藤山

 後藤山を越えると、今までのような歩きやすい道ではなく、深くえぐれた道を歩いていきます。(下写真)

深くえぐれた道に

 植生が変わり、立派な原生林が見られ始めました。(下写真)

ここもアセビが多く

植生が変わり原生林に

 暫く樹林帯を進むと、道標が立っており右に「展望台」と書かれているのでそちらへ向いました。(下写真)

右に展望台

 10mほど進むと岩のピークとなり、展望が広がっていました。(下写真)

展望台からの景色1

展望台からの眺め2

宇久須港

猫越岳は近くに

 すぐ近くに「猫越山(ねっこやま)」が見えており、先ほどのぶん機からそちらへと向いました。 再度道標が立っていて、今度は「猫越山山頂の池」と書かれています。(下写真)

池に寄る

 少し奥へ進むと池が見えてきて周囲はロープで囲われていますが、肝心の水量が少なく池というよりは沼となっていました。(下写真)

この時期の池は水量が少ない?

猫越岳の説明文

 ここまで来ると猫越山は、ほとんど標高差はありません。 緩やかな道を進むと猫越山の山頂に到着しました。(下写真)

無残に切られた木

猫越岳

 ここが今回のコースの最高点となりますが、木々に覆われ展望が無いのでそんな感じではありませんでした。 広く枝を広げた灌木帯を下って行くと、猫越峠に到着します。(下写真)

枝を潜りながら進む

右へ左へと進む

倒木が多く

ブナが見られ出す

猫越峠

 ブナが多く見られだし、峠から先は古道の雰囲気となります。(下写真)

古道の雰囲気

 至る所に幹の太い大木が見られました。(下写真)

大きな木が多い

 ここでこの日唯一のトレランの方とすれ違います。(それ以外に登山者とは合いませんでした) 左奥に向かう1014mピークが見えてきました。(下写真)

1014mピーク?

立派な木が

 そのピークを巻くように右斜面をトラバースしていきます。(下写真)

急斜面をトラバース

 トラバース道は整備されていますが、基本的に細い道で、落石注意などの看板も見られました。(下写真)

手入れはされている

落石注意

 右が急斜面となり、何箇所か鉄橋を渡って行きました。(下写真)

鉄橋を渡る

こちらは木の橋

右は崖…

猿山・長九郎山方面

 標高差の少ない平坦な道で、似たような景色が続くので長く感じます。 道標が見えて来るとそこが「つげ峠」でした。(下写真)

つげ峠

 ここで携帯食を取り出して、暫く休憩していきます。 峠からは、左斜面のトラバースとなり、伊東方面の展望が見られました。(下写真)

雲が多くなって来た

 北斜面となるので湿り気が多いのか、暗く苔むした道を歩いて行きます。(下写真)

苔むした道をトラバース

倒木帯を見て右へ

 前方に倒木帯が見えてきますがそちらへは進まず、右折すると暫くは登りとなりました。(下写真)

ここから登りに

 ピークへと登って行くと程なく「三蓋山(みかさやま)」に到着しました。(下写真)

三蓋山

 展望はありませんが、ベンチもあり広く気持ちの良い所です。(下写真)

広い山頂部

 ここが最後のピークとなり、再度標高を落とした後は天城峠まで水平道となりました。(下写真)

根こそぎ倒れて

 その下りていく道は、結構な急斜面ですが、ここも木の階段が整備されて歩きやすくなっていました。(下写真)

急斜面を下る

階段を降りる

一部で薄い踏み跡に

落石・滑落に注意

この様な箇所が幾つかあり

 一部が荒れた水平道を歩いて行くと「滑沢峠」に到着しました。(下写真)

滑沢峠

 このコースは峠ごとにトラバースする斜面が右斜面・左斜面と交互になるので、足の負担は最低限に抑えられました。(下写真)

木組みの橋

当分この様な道が続く

 そして「二本杉峠」に到着すると、長かった縦走路も終盤となります。(下写真)

二本杉峠

二本杉峠の説明文

周辺案内図

 ここで最後の休憩とし、周囲を散策していきました。(下写真)

これが二本杉?

 これまでの狭い道から広い街道状の道となると、残り少ない道を天城峠へと進んでいきました。(下写真)

広い道となる

よく整備されている

 左下からトラックやバイクなどのエンジン音が、眼下から山彦となって聞こえてきます。(下写真)

下からトラックなどの音が聞こえて

 古峠と書かれた道標を通り過ぎますが、ここが昔の天城峠だったのでしょうか?(下写真)

古峠

ここにも鉄橋

 左右に獣よけの柵が見られだし、左斜面が伐採された所に差し掛かり、里が近ずいて来たのが分かります。 その伐採地から、人の気配に驚いた鹿が逃げていきます。 伐採地からは、北方向の展望が広がり、雲の隙間に富士山が顔を出していました。(下写真)

伐採地からの展望

最後に富士山が見えて

鹿よけの柵?

 そろそろ峠だろうと思っていると、右手に階段がありました。 何があるのだろうと登っていきますが、広い平坦地がありますが、今は何もありません。(古い地図に電波塔のマークが書かれているので、昔は建っていたのでしょう)(下写真)

右上に階段

電波塔跡

 更に先へと進みますが、一向に峠が見えてこないため通り過ぎたのかと少し戻って確認します。(下写真)

天城峠はすぐそこに

 まだ先の様なので進んでいくと、大きな木が目印となる天城峠が見えてきました。(下写真)

天城峠

天城峠の道標

 まだ先には「万三郎岳」などもありますが、今回の縦走はここまでです。 道標に従って左へ下りていくと天城トンネル(旧)に辿り着きました。(下写真)

天城トンネルへ下る

真新しい鉄橋

歩きやすい道

天城トンネルと登山口(右)

天城山隧道の説明文

 ここは車道が通っているので、車が2台止まり天城トンネルを見学しています。 写真を取り、トンネルの横にあるトイレに寄っていきました。 そのトイレですが、出発した「だるま山高原」からここまで一箇所も無いので、特に女性の方は注意が必要です・・・。(下写真)

駐車場(右)と建物はトイレ

 駐車していた車はトンネルを通り、河津方面へと行きました。 このまま車道を降りることも可能ですが、遠回りとなるので、道標に従い遊歩道?を下りて行きました。(下写真)

歩道を下る(階段は歩きづらい)

 コンクリート製の階段を下りて行きますが、ここに来て段差が大きく疲れます・・・。 天城トンネル(新)の上を通り、右側から下りていくと、バス停のあるトンネル入口に降り立ちました。(下写真)

無事に下山

新天城トンネル横に出る

自然歩道案内

 ここから合流予定の「水生地下駐車場」まで100mほど車道を歩き、無事合流することが出来ました。

天城トンネルへの分岐前に駐車場

 帰路は、伊豆の温泉で汗を流し、長い道のりを自宅へと戻って行きました。

今回の反省点は、
・特にありません。

 次回ですが、冬型の天候となり土曜日は雪の予報なので、日曜日に近場の雪山へ行く予定です。(場所はまだ未定です)


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コメント 6

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ちぃ

わぁっ、今回もたくさんの距離を歩かれたのですね♪
富士山や海、アルプスを眺めながらの縦走路、美しくて楽しそうです
大半が歩きやすそうなのですね♪ こんなにすごい距離はとても無理ですが 季節の良いときにのんびり歩いてみたいなって思いました(#^.^#)
by ちぃ (2016-01-23 19:49) 

g_g

何時も長い距離お疲れ様です。
写真で見る限り展望の良いコースのようですね。
道標もしっかりあり一部でも歩いて見たく思います。
by g_g (2016-01-24 10:13) 

tochimochi

しかし長いコースですね~!
展望がいいから歩けるのでしょうね。
同乗者の方も早朝からお疲れ様です。
このコースは海は見えないのですか。

by tochimochi (2016-01-24 18:25) 

山子路爺

戸田峠から仁科峠までなら行った事事がありますよ……
ただしバイクでですけど。
機会があったら少し歩いてみたいです。冬には良いコースですね。

by 山子路爺 (2016-01-25 12:07) 

joyclimb

34km、健脚ですね^^
伊豆半島から海越しに見る南アルプスと富士山、とても良い景色ですね。
金冠山の少し北側にある沼津アルプスを冬に歩きたいと思ってます。
by joyclimb (2016-01-26 00:32) 

おど

皆さん、NICE!とコメントありがとうございます。

ちぃさん、
 周りを眺めながらの縦走路は、歩いていて気持ちが良いですね。 ここを歩くのは春が一番良さそうです。

g_gさん、
 今回のコースは道標も整備され、仁科峠までは遊歩道で歩きやすかったです。

tochimochiさん、
 長いコースだったので、徐々に距離を伸ばしていき満を持して歩いてきました。 海は金冠山から仁科峠まで、ずっと見えていましたよ。

山子路爺さん、
 バイクも気持ちが良さそうですね。(時間的にはあっと言うまですが) 秋から春にかけて良さそうなコースでした。

joyclimbさん、
 もっと天気が良くなるかと思いましたが、水蒸気が入り込んで雲が多すぎましたね…。 沼津アルプスは、来年以降の雪の多い時期に行くことになると思います。
by おど (2016-01-27 12:25) 

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