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[登山] 岐阜県 雪の無い虎子山 [登山]

 今回は、ネットの集まりで岐阜県の「虎子山(とらすやま)」へスノーシューハイクに行ってきました。 しかし、今年は雪が少なく、直前の大雨で雪が融けて薮が出ていて苦労しました。 朝から快晴の青空となり、霞がかかっていましたが、県境稜線からは素晴らしい展望を望むことが出来ました。。

虎子山からパノラマ

岐阜県
雪の無い虎子山
日付2016年01月31日(日)
天気快晴後曇り
山域伊吹山北稜線
場所岐阜県揖斐郡揖斐川町春日美束
距離5.8Km
累積標高+0690 -0690m
時間08時間00分
人数14名
撮影枚数0333枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0063枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(終始藪漕ぎ)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころなし
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
08:25590m0.0Km国見岳スキー場駐車場 出発
08:30 (00:05)560m0.4Km尾根取付点
09:30 (01:00)750m1.5Km750m地点(10分休憩)
10:30 (01:00)900m2.1Km900m地点(10分休憩)
11:30 (01:00)1025m2.7Kmスノーシュー装着(20分滞在)
12:00 (00:20)1082m2.9Km県境尾根合流(5分休憩)
12:50 (00:50)1183.2m3.9Km虎子山 昼食休憩
14:25 (01:35)1183.2m3.9Km虎子山 出発
15:45 (01:20)780m4.8Kmスキー場上部(10分休憩)
16:10 (00:25)623m5.5Kmスキー場下部(5分休憩)
16:25 (00:15)590m5.8Km国見岳スキー場駐車場 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20160131_map.jpg

 今回は、恒例となっている『やぶこきネット』のスノー衆に今季初めて参加することにします。 自宅からは比較的近い、岐阜県と滋賀県の県境にある「虎子山」が今回の目的地となります。 集合はその手前の道の駅 池田温泉となっているので、自宅からは1時間ほどで到着します。

 集合は7時ですが、早めの5時半過ぎに出発しました。 何回も向かったことのある山域なので、いつもの揖斐川沿いの道を走り、予定通り6時半過ぎには到着しました。(下写真)

朝の池田温泉

 明るくなり始めた道の駅ですが、すでに集まり出しています。 しかし、案の定と言うかいつものことと言うか、遅れて来る方を待ち結局道の駅を出発したのは7時半頃となりました。
 他の方の車に分乗し、虎子山手前にある国見岳スキー場へと向かいます。 40分ほどで国見岳スキー場の第一駐車場に通着しますが、車は一台も止まっていません。(下写真)

広い駐車場

 前日、この山域の積雪量を調べようとスキー上のホームページを見ると、2日前から営業休止となっていました。 どうも週末に掛けて降った雨で雪が溶け地面や藪が露出しているようです・・・。

 その為か、周囲の様子は残雪期終盤のように見えます。 駐車場には雪が残っていますが、数日で無くなりそうです。 また、ここまでの道沿いにもこの時期とは思えないような雪の量で、手前の山の上にも白いものは見えません。 とは言え、目指す県境稜線には雪が見えるので、まったく無いということはないでしょう。

 人数も多いのでゆっくりと準備をし、ザックにスノーシューを括りつけ、予定している尾根まで車道を歩いて戻ります。(下写真)

取り付き尾根へ向かう

 尾根の取り付きは急斜面ですが、ここは我慢して登っていきます。 幸い?雪は殆ど無いので、枝にしがみついて上がっていきます。(下写真)

取り付き点は急登

 傾斜が緩み雪が出てきますが、ザクザクの雪が3cm程度では話になりません・・・。(下写真)

緩やかな尾根を登る

 雪は殆どありませんが、この日は朝から雲一つない快晴となっています。(下写真)

虎子山を望む(上に月)

 スノーシュー目的ですが、当分はツボ足で歩くことになりました。 登りの予定コースは大体頭に入っているので、それを思い出しつつ間違えそうな所はGPSで確認しながら歩いて行きました。(といっても、当面は後を付いて歩いて行きましたが)

尾根を巡る

 周りの山(特に国見岳)を見ながら、尾根沿いに標高を上げていきました。(下写真)

右にピークを見て左手に

鹿の足跡を辿る

 この尾根の左斜面は植林帯ではないので展望はよいのですが、積雪量が少なく枝が張り出し行く手を阻みます。(下写真)

枝の張りだした尾根を進む

植林帯を進む(左はいい感じ)

 それでも下の方は藪というほどでは無く、踏み跡や獣道などがあり普通に歩いていけました。 それも標高800m付近までの事でした。 次第に枝の密度が濃くなり、行く手を妨害し始めます。 藪が濃くなり、迂回するのが無理となると、体を使って藪を押しながらの歩きとなりました。(下写真)

ここから登りが続く

次第に薮が濃く

850m付近

枝が行く手を阻む

 藪漕ぎとなり、それなりに体力を消耗していきます。 しかし、人数が多く休憩も頻繁にあるので、時間以外は問題はありませんでした。
 1000m付近まで登ると、やっと藪が薄くなってきました。 しかし、相変わらず積雪量は少なく、風で飛ばされたのか地面が露出している所がありました。(下写真)

1000m付近(急登に)

 県境稜線が目の前に見えて来ました。 藪も落ち着いてなんとか歩けそうなので、ここで(1040m付近)スノーシューを履いて行きました。(下写真)

貝月山方面

虎子山が近くに

鎗ヶ先方面

 平坦地で疎林となりますが、尾根沿いは枝などが張り出し歩きづらいので、右斜面をトラバースして歩いていきます。(下写真)

平坦になる

貝月山アップ

県境尾根が近づいて

虎子山(右)と国見岳(左奥)

 県境稜線への最後の斜面を登りつめると、待望のスノーハイクが待っているはずです。 しかし、と言うかやはり雪は少なく、雪庇の張り出しはありますが、多い所でも1~1.5mほどしかありません。(下写真)

県境尾根に合流

 その為、稜線沿いを歩きたい所ですが、ここも右の植林帯の中を歩くことになりました。(下写真)

山頂へ向かう

 雪は少なめですが、前方に虎子山が見えてくると、次第に展望も広がってきました。(下写真)

登ってきた尾根(手前)

この先で最後の急登

北に県境尾根とブンゲン(右)を望む

展望が広がる

 手前から見た虎子山の登りは急登に見えていました。 しかし、ここも右の植林の中をジグを切りながら登って行くと、呆気無く山頂手前のピークに到着しました。(下写真)

最後の斜面

 この辺りも雪の下から枝が張り出し、尾根沿いはとても歩けません。 標高差の少ない樹林の中を 歩いて行くと、刈り払われた広い山頂に到着しました。(下写真)

右の植林帯を進む

前方に山頂

虎子山山頂

 すでに出発から4時間半経っていますが、雪の少ないこの状態では一人でも3時間は掛かったでしょう・・・。 既に13時前で、ここまでまともに食べていないので、皆で雪を掘って簡易椅子を作り食事とします。 雪は深いところで1mほどありますが、平均50cm程度で例年ではありえない少なさです。 下山はここからだと一時間半ぐらいと目処が立っているので、15時ぐらいまではゆっくりと出来ます。(下写真)

能郷白山(右)と姥ヶ岳(左)

奥に薄っすらと白山(上部は雲)

山頂からの展望1

山頂からの展望2

百々ヶ峰・金華山など

小津三山と奥に大日ヶ岳、平家岳など

虎子山からパノラマ

 展望を眺めたり談話しながら食事を済ませた所で、下山を開始しますがこれも厄介でした。 下山予定の尾根は藪に覆われしかも急登です。 予定変更して、右手(南)の尾根からスキー場の上部へと降りていきますが、これが一筋縄では行きません。(下写真)

下山尾根(すぐ左)へ向かう

伊吹山(右に山頂)

 藪があるためスノーシューを脱いで降りて行きますが、雪は腐りだし踏抜きながら降りることになりました。 それに加え往路以上の藪漕ぎとなり、普段なら滑って降りられる所も、枝が邪魔でそれも出来ません。(下写真)

ここを下る(薮に突入)

雪が腐って…

 仕方なく下山も枝をかき分けつつ降りて行きました。 しかし、その藪も900m付近まで降りると植林が出てきて一段落し、植林のありがたみを身を持って体験します・・・。(下写真)

下山中に伊吹山が見え(左から北稜線が延びる)

薮をかき分ける

国見岳を見ながら

植林帯は歩きやすい

 植林の間を右に意識して降りていきます。 すぐ下にスキー上のゲレンデが見えてくると、下山も終盤となります。 しかし、植林は途中で途切れて、最後にまたひと漕ぎありました。(下写真)

立派なブナの木

スキー場が近くに見えて

右の尾根を下りていく

 何とか1時間半ほどでスキー場の上部に到着すると、ここでスノーシューを履き、待望のスノーハイクを楽しみます。(下写真)

ここを降りてきた

そして スキー場の上部に到着

スキー場の脇をスノーハイク

 ゲレンデの端を歩いて下って行きます。 ゲレンデの状態はホームページの通りで、所々茶色く地面が露出しています。(下写真)

ゲレンデの地面が露出している

 ここまでとは打って変わって快適な雪道を歩き、アッという間にスキー場の下まで降りてきました。

スキー場の下から虎子山を見る

 ここでスノーシューを脱ぎ、手に持って5分ほどで駐車地へと戻りました。 その後は車にある池田温泉に戻り、無事解散となりました。

今回の反省点は、
・特にありません。 雪が少ないのは想定内ですが、藪があれほど出ているとは思っていませんでした。(特に下山尾根)

 次回ですが、雪山が恋しくなってきたので、天気を見て積雪の多いところを計画予定です。(多分、日曜日になると思います)


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コメント 8

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ちぃ

スキー場も雪が少なくなりクローズしたのですね。
虎子山、すばらしい展望ですねーっ(^o^)/ 積雪が少ないのは残念ですね  私も日曜日に富士見台へ行きましたが登山道は雪がありましたが山は緑の笹で覆われててワカンも出番なし、スパイクも途中から外して歩きました(^^”。恵那山も少し稜線に雪が溜まってるのかな、、の状態でした。

by ちぃ (2016-02-04 14:13) 

テリー

雪が少ないと、かえって、歩きにくい場所もあるんですね。
眺望がすばらしくて、よかったですね。
by テリー (2016-02-04 21:07) 

nousagi

みなさん、強者たちでしょうが、
その歩きで4時間半の登りですか。
中途半端な積雪量だと
却って歩きにくいですね。
こんなヤブ山ならなおさら。
でも周囲の山の展望はいいですね。
by nousagi (2016-02-06 09:17) 

ひろたん

今年は雪がすくないですか。
どこでもでしょうか。
こちらも雪がすくないから・・・
近くの山には行っていません。
展望がいいですね^^
by ひろたん (2016-02-06 20:59) 

山子路爺

そろそろ雪を踏みに行こうかと思っています。でもスキーですがね。
早くおどさんのように山を歩き回りたいです。あっ、おどさんのようには無理なので自分なりにと訂正します。

by 山子路爺 (2016-02-06 23:50) 

joyclimb

「スノー衆」、とてもよい表現です^^
虎子山山頂は展望がよいですね!
by joyclimb (2016-02-08 00:21) 

おど

皆さん、NICE!とコメントありがとうございます。

ちぃさん、
 虎子山、峠から登れば直ぐに到着するのですが、展望は一流ですね。 しかし、富士見台も雪が少ないのですか・・・。

テリーさん、
 元々このコースは登山道ではないので、雪が被っていないと通行は困難ですね。

nousagiさん、
 登りに時間がかかったのは、薮が濃いのと急登があり休憩が多めなのが大きかったですね。 展望は天気もよく最高でした。

ひろたんさん、
 雪はどこにいっても少ないですね。 例年の半分から1/3といったところですねぇ。

山子路爺さん、
 この時期は兎に角雪の上を歩きたいですね。 しかし、薮は勘弁です・・・。

joyclimbさん、
 虎子山、近くの山では積雪量は多くてよいところなのですが、今年はダメですね…。

by おど (2016-02-09 22:55) 

tochimochi

珍しくにぎやかな山行でよかったですね。
でも雪が少なかったりヤブ尾根ではスノーシューも出せませんね。
スキー場でやっと鬱憤を晴らせましたか ^^

by tochimochi (2016-02-10 12:30) 

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