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[登山] 東美濃 大酉山・寒陽気山・捨薙山・宮山周回縦走 [登山]

 今回は、里山はすっかり暖かくなっただろうと、2年前にも訪れた東白川村の山に登ってきました。 古くからの作業道と林道それに藪道を歩き、周回コースで早春の山々を巡りました。 幾つかの展望地からは、木曽御嶽山を初め白山など遠くの峰々も見られ、楽しんで歩くことが出来ました。

寒陽気山の展望台からパノラマ(左からお山様、笠ノ尾、白山、木曽御嶽山など)

東美濃
大酉山・寒陽気山・捨薙山・宮山
周回縦走
日付2016年03月26日(土)
天気晴れ(風弱く)
山域東美濃
場所岐阜県加茂郡白川町黒川
距離23.6Km(内車道・林道8.0Km)
累積標高+1770 -1770m
時間09時間10分
人数単独
撮影枚数0836枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0011枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0076枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)

B(道迷い注意)

展望
(A:良い~E:なし)
B(全体を通して展望少なく)
見どころ佐久良太神社
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
07:00473m0.0Km中之平公民館 出発
07:30 (00:30)722.9m1.4Km722.9m三角点(峠)
09:00 (01:30)1088m4.6Km白酉山(白鳥) (5分滞在)
09:35 (00:35)1081m6.1Km1081m三角点(大鳥)
10:05 (00:30)1156m4.3Km1156mピーク
11:25 (01:20)1108.3m10.5Km寒陽気山 昼食休憩
11:50 (00:25)1108.3m10.5Km寒陽気山 出発
12:00 (00:10)998m11.1Km見晴台 (10分滞在)
12:35 (00:35)790m12.1Km大多尾峠
13:30 (00:55)1002m14.4Km笠丿尾
14:00 (00:30)983.4m15.8Km捨薙山
14:55 (00:55)917.6m18.3Km宮山(佐久良太神社)
16:10 (00:45)473m23.6Km中之平公民館 到着

ルートラボ

実績コース(緑色と青色は予定、赤色が実績)
20160326_map.jpg

 金曜日は帰りが遅くなる予定で、土曜日の早出は困難です。 また、日曜日への延期も考えましたが、午後から下り坂の予報だったのと(直前に良い方向に変わりましたが…)、左膝の打ち身(登山とは関係なし)であまり無理も出来ません。
 そこで一昨年の秋に訪れた岐阜県の白川町(東白川村)にある山に、周回で歩くことにしました。 予定コースは距離が長めですが、標高差も無く万が一の事態でも林道や県道で戻ることが容易です。

 朝4時半過ぎに起きますが、睡眠時間が短い割にはぐっすり眠れたようで、瞼は重たいままですが何とか歩けそうです。 予定通り5時に出発すると、時間を取り戻すために高速利用で向かいました。 東海北陸道を走り、美濃関JCTで環状自動車道へと入ります。 美濃加茂ICで降りると、そこからは以前と同様に国道41号線を白川町まで進み、ここで右折してトンネルを2回通り抜けて、県道70号線の細い道を対向車に気をつけながら走って行きました。

 出発から1時間40分ほどで黒川の集落に入ると、事前に調べておいた登山口となる神社へと向かいます。 しかし、この辺りの道は道幅の広いバイパスが出来た際に変わったのか、思うように目的地へ到着出来ません。 何とか神社への道を探し、中之平の駐車予定地に到着しました。(下写真)

中之平公民館

最終目的地のお山様(宮山)を見る

 ここで準備をして出発します。 尾根の末端にある神社から出発するので、神社の階段を登って行きました。(下写真)

階段を登り神社へ

鳥居をくぐり

 鳥居をくぐり登って行くと、ほどなく神社の境内に到着しました。(下写真)

中山稲荷神社

 神社からは集落が一望でき、以前登った無反山や箱岩山なども見えています。(下写真)

宮山(右)と無反山(左端)

 神社の裏手の見晴台はお墓となっていて、その脇の道を登っていきます。(下写真)

裏手の道を上へ

 すると再度平坦地となり、その中心に集落を見下ろす形で石像が置かれていました。(下写真)

見晴らしの良い所に石像(右奥に道)

 像の右奥には踏み跡が続いていたので、そこからは本格的な登山の開始となります。(下写真)

古くからの道を登る

 踏み跡は薄めですが、石の階段の跡が見られ昔はそれなりに歩かれたのでしょうか? 程なく左下から地図の破線路の道と合流し、そこからは更にハッキリとした道となりました。(下写真)

尾根筋の道を辿る

平坦になる

昔の峠道か?

 平坦地を進み登りとなると掘られた道となり、薮も殆ど無く快適に進んでいけました。 722.9mの三角点に登りつめると唐突に林道に出て来ました。(下写真)

林道に合流

 三角点は見当たりませんでしたが、ここの点名が「峠」となっているので、ここまでの道は峠道といったところでしょうか。 この林道は地図にも載っているもので、暫くは尾根沿いの林道歩きとなりました。(下写真)

暫くは林道歩き

 細尾根となり、左手に向かう山々が見えていました。(下写真)

北に笠丿尾(中央)と捨薙山(左)

 少し手前から今年はじめて、ウグイスの囀りを聞きながら歩いて行きます。 気持ちの良い林道歩きも758mピークを通り過ぎた所で、笹の茂る左手の道?に入って行きました。 道と行っても古い作業道で、踏跡も薄めです。 少し歩くと再度林道に出ますが、この道は地図には無いものでした。(下写真)

ここ(左)から入るが・・・

結局林道に出る

 予定ではここから道はないものと思っていましたが、予定の尾根沿いに林道がありそこを辿って楽します。(下写真)

ここも林道を通って

 カーブが尾根の上部へと廻りこんでいるので、ここはショートカットして登って行きました。(下写真)

カーブはショートカット

 水の流れる小川沿いに登っていくと、植林帯の右手に小屋が見えてきました。 しかし左斜面が林道なので、そちらに向かうことにします。 林道に合流しますが、右斜面の尾根に取り付くのはザレて無理なので、暫くは林道を進み様子を伺います。(下写真)

右手が尾根の続き

荒れた道となる

 次第に荒れた道となり、石が散乱していました。 そして結局取り付きやすいところが見当たらず、林道の終点に到着してしまいました。(下写真)

林道終点に

 踏み跡が林道末端から右の斜面にトラバースして通っていたので、そこを歩いていきます。(下写真)

トラバースで進むが

 すぐ下は植林帯で、傾斜はゆるめですが、前方で大きな岩が行く手を邪魔し始めます。 また、地図で確認すると、この先合流しそうもないので、ここは諦めて912mピークへ向かって登ることにしました。
 笹が生い茂りますが、それほど邪魔とはなりません。 それよりも、倒木ゆ巨石が行く手を邪魔して一気に登ることが出来ません・・・。(下写真)

巨石の脇を通り912mピークへ

 右に左にと歩きやすい所を探しながら、ピークまで登っていきます。(下写真)

ピーク手前までは笹ヤブ

 傾斜が緩み、右手から尾根沿いに道と合流します。(下写真)

912mピーク付近(尾根を振り返る)

 912mピークから一旦降りると、植林帯に笹が広がりますが、密度は薄く歩きやすくなりました。(下写真)

笹の植林帯

 再度唐突に、カヤトの茂る林道に出てきました。 ここも地図には記載のない道で、少し進むと立派な道となりました。(下写真)

林道の末端に出る

地図にない林道に合流

 この先に尾根が続きますが、左右のどちらを見ても急斜面が続いていて簡単には取り付けそうもありません。 そこで左手の傾斜の緩い林道を様子を見ながら歩くことにしました。(下写真)

右から取り付きたいがガレ場が続く

 ガレた斜面を見ながら歩いていきますが、どこから取り付いても急斜面で尾根まで出るのは大変そうです。 左にカーブする所で、その先の枯れた沢の疎林が目につきます。(下写真)

涸れ沢から登る

 赤テープも付いており、枝の張り出しも少ないのでここを詰めることにしました。 よくよく見るとはっきりした道が続いていますが、それも途中まででした。(下写真)

古い作業道か?

 藪がうるさくなって来たので、谷沿いに進むのは諦め尾根伝いに登っていきます。(下写真)

尾根沿いに登るが薮が濃く

 所々木も切られ人の通った形跡はありますが、ここも藪が濃くなって歩みが遅くなります・・・。 岩の上に乗り後ろを振り返ると展望がそれなりに見られます。(下写真)

この時間は雲が多く

 このまま山頂まで続くようですが、右から予定していた尾根が近づいてきたので、そちらへトラバースして向かいます。 すると下から良い道と合流し、その先はよく踏まれた道となりました。(下写真)

下からの良い道と合流

 結局、どこかに登り口があるのでしょうが、気が付きませんでした。 ハッキリとした踏み跡を辿り、尾根を進むと笹も刈られ程なくピークに到着しました。(下写真)

尾根沿いに進む

笹も刈られている

 ピーク手前には立派な祠が祀られており、山頂周辺も木々が刈られ木曽御嶽山方面の展望が見られました。(下写真)

 

山頂の祠(平成26年修復)

白酉山

 ここで初めての休憩としていきます。 木曽御嶽山は、上部を雲に覆われていますが、雪を被った姿が他とは違います。(下写真)

白酉山から木曽御嶽山(雲に覆われ)

 一息つけた所で、東に下る道を歩いて降りて行きました。(下写真)

東方面の道を下る

 一気に降りる道となり、気がつくと左手に林道らしきものが見えてきました。(下写真)

傾斜が緩む

 その先で林道と合流すると、暫くはその林道を歩くことになりました。(下写真)

林道に合流

林道を進む(右に簡易トイレ…)

 少し進んだ所で林道の一部が土砂崩れて崩壊していました。 歩くのには支障はないので通過しますが、西から北方面の展望が広がっており、遠くに白山も望めました。(下写真)

林道崩壊地

崩壊地からり展望(近くに寒陽気山)

遠くに白山などの展望

白山アップ(手前が笠丿尾)

 林道はその先でY字に分岐しています。 ここまで林道を歩いたがために大変な目?にあっていたので、ここからは素直に尾根沿いを進むことにしました。(下写真)

林道分岐(そのまま直進)

植林との境を登る

 その上で結局右からの林道と合流します。 ここは左の林道を歩きました、するとその先で尾根を横断しており、どちらを歩くか判断にこまるところです・・・。(下写真)

再度林道に(左に)

 尾根を横断するところからは、1126mピーク(大酉山)へと登れますが、そうと気が付かずに右の林道を進んでいきました。(下写真)

左上が1126mピークだが無視

 その先で尾根に復帰しますが、ここは意味がありません・・・。 三角点を通過した事に気が付き、急斜面を降りて林道に復帰します。 少し戻林道の脇にある三角点を確認すると、ここで少し休憩していきました。(下写真)

1081.1m三角点(大鳥)

ここの右に三角点

 この日は朝は兎も角、その後は青空が広がり気温が高めで風もなく穏やかな日和でした。 水分補給したところで、林道を戻ります。 地図で林道が大きくカーブする手前で、中津川との境界方面(東側)に向かいます。(下写真)

林道から左の笹薮に入る

 赤テープと踏み跡に導かれ、笹の中を歩いていきますが、先ほどの林道方面からの良い道(踏み跡)と合流します。(下写真)

赤テープと最近の踏み跡に導かれ

林道方面から良い道が…

 この辺りは地図の通り高低差が少なく進む方向に悩むかと思われましたが、踏み跡もあり点々と赤テープが付けられていたので、迷うことはありませんでした。(下写真)

笹が生い茂るが鮮明な踏み跡

 緩やかな斜面を登って行くと、林道から20分ほどで境界分岐に到着しました。 ここが今回巡るコースの最高点となる1156mピークですが、山名や三角点などはありません・・・。(下写真)

テープを追って境界に到着

 ここからは北(左手)に進路を取り、県境標識を追って行きました。(下写真)

ここからは中津川との境界を進む

境界に従い右方向に降りる

 境界沿いに下りていくと傾斜が緩み歩みが早くなりました。 暫く進むと、左下に林道が見えてきます。(下写真)

歩き易くなりテンポが上がる

左下に林道が見える

 植林の薮も薄くなり、人の手が入っていることが分かります。 林道のすぐ横まで来た所で、鋭角に左に向い1142mピークへと向います。(下写真)

ここで北(左)へ進路変更

 笹も薄くなり、1142mピークを巻くように作業道が付いていました。(下写真)

笹が薄くなる

 その作業道を進んでいきますが、作業道もピークへと向かっていたので、尾根沿いの道に合流し登って行きます。(下写真)

古い林道を歩く(尾根は右手)

 1142,ピークを通り過ぎても良い道は続き、暫くは左に林道を見ながら尾根沿いに歩いて行きました。(下写真)

左に林道を見ながら

よく歩かれた道に

 1048mピークを通り過ぎ、下りに差し掛かると尾根の分岐で北方面の林道へと良い道は下りて行きます。(下写真)

1048mピーク付近

よい道は北へ下りていくが・・・

 その手前にバイカオウレンの群生があり、小さな花が咲いていましたが、花が見られたのはここだけです。(下写真)

バイカオウレン

 北方面の道へは進まず、手前の境界まで戻ると、左手の笹薮に入って行きました。(下写真)

踏み跡はあるが笹は濃い

 先程までとは異なり、踏み跡は薄くなりますが、境界標識があるのでそれを追って西へと向います。(下写真)

時々枝が五月蝿く

 寒陽気山が近づき傾斜が増すと、一歩一歩ゆっくりと山頂へと登っていきます。(下写真)

寒陽気山への登りに

 50mほど登った所で、前方に白い看板が目に入ってきました。 近づくと一般登山道の道順を示す看板が立っていました。(下写真)

ここで登山道に合流(看板の裏から登ってきた)

 ここからは山頂とその奥の峠の登山口までは、登山道を巡ることになり一安心です。(下写真)

前方に寒陽気山

 道はよく整備されており、左右の笹は刈られ登山道に散乱しています。 しかし、これが滑りやすく何度か滑りながら登って行きました。(下写真)

笹が刈られ滑りやすく

 程なく上部が明るくなり、樹林に覆われた「寒陽気山(かんようきざん)」の山頂に到着しました。(下写真)

山頂が見えてきた

寒陽気山山頂

 事前に知ってはいましたが、この辺りの山には小学生の全校生徒による集団登山が行われていて、その時の木札や小石(将来なりたい職業などが書かれていました)がありました。(下写真)

小学生の木札

 山頂はあまり展望はありませんが、ここも木曽御嶽山方面だけが切り開かれていました。(下写真)

木曽御嶽山

小秀山

 ここでコース全体の中間点となり、時間も良い頃合いとなったので、昼食休憩としていきました。 陽射しもあり風も弱いので、寒いどころか服を脱ぎたいぐらいです・・・。 食事を摂り、再度展望を眺めた所で、登山口となる峠に向かって下りて行きました。(下写真)

登り返しに

 一旦下りますが、手前のピークに登り返すと、その先は急斜面となりました。 ここも笹が刈られており、石もある不安定なところだったので、滑って尻もちを付いてしまいます・・・。(下写真)

ここも笹が刈られ転ける

 山頂から100mほど下った所で、右手に「見晴台」と書かれた道が延びていってます。(下写真)

見晴台へ

 ここを入り暫くトラバースすると、右手に大きな岩が見えてきました。(下写真)

斜面をトラバース

右手に巨石

 その下を通り過ぎた所で、その岩の横に上部へ登るよう標識がっ立っていたので向います。 グリップの悪い急斜面を登ると、岩の上に到着します。(下写真)

ここを登る

見晴台(展望地)に到着

 見晴台からは180度以上の展望が広がり、白山や木曽御嶽山が見て取れます。(下写真)

下に黒川集落(奥に鈴鹿山脈:左や伊吹山:右など)

木曽御嶽山方面

白山方面

目指す笠丿尾(中央右)、捨薙山(中央右)、宮山(左)など

左から宮山・笠丿尾・捨薙山(その奥に白い能郷白山)

木曽御嶽山アップ

白山アップ

見晴台からパノラマ

 ここで食事にすればよかったと後悔しますが、後の祭りです・・・。 今回のコースで一番の眺めを楽しんだ所で、先ほどの分岐まで戻り下山を続けます。
 このコースは周回コースとなっているようで、巨石から降りる道は傾斜が緩く楽できます。(巨石の横からさらに奥) 分岐へと戻ると急斜面を下りて行きました。(下写真)

岩場から黒川方面(中間の尾根を登って来た、奥が箱岩山)

急斜面の下りに

 景色が見られるのも途中までで、傾斜が緩むと植林帯の中を歩く道となり、峠の上部に到着しました。(下写真)

傾斜が緩み峠が近づく

峠の上部に到着

 峠の上から暫く左手に進むと、立派な標識の立つ登山口に到着しました。(下写真)

道路脇の登山口に到着

 大多尾峠(おおだおとうげ)は、県道72号線が越えていますが、走る車を見ることはありませんでした。 ここからも境界線を歩くため、そのまま対岸に移ります。 少し東白川村方面に向い、植林の笹の斜面を登って行きました。(下写真)

峠の対岸に取り付く

右上に向かう

 尾根筋にはハッキリした道が付いており、そこを登っていきます。(下写真)

尾根筋に道

 ここも暫く登ると右奥から、地図にない林道と出合いました。(下写真)

右手から林道と合流

 周囲は間伐されており、伐採された幹が転がり歩きづらい道となっています。(下写真)

伐採跡で歩きづらく

 その奥にも真新しい林道があり、この辺りは最近整備されたようです。(下写真)

再度林道が…

 923mピークから左(南)方面へと下っていきますが、ここも踏み跡やテープが多くすぐに気が付きます。(下写真)

923mピークから左へ

 この辺りは、前半の道より遥かに歩きやすく、一部では古い林道跡と思われる道もありました。(下写真)

笹に覆われているが林道か?

この上で左に分岐があるが直進する

 1002mピークが近づくと踏み跡が濃くなり、程なく「笠丿尾」と書かれた標識の立つピークに到着しました。(下写真)

踏み跡が濃くなる

笠丿尾

 地図に山名は載っていませんが、遠くから見ても目立つピークなので名前が付いていても納得です。 ここからの道は、短い笹が続く比較的良い道が続きました。 標高差も少なく歩きやすいので、スピードにも乗って気が付くと944mピーク付近まで来ていました。(下写真)

変化のない道が続く

 その944mピーク手前に、北側の展望が広がり御嶽山の見えるところがありました。(下写真)

944mピーク手前に御嶽山方面の展望地

 ここまでは訪れる人が多いのか、テープが多く踏み跡も濃くなっていました。(下写真)

明確な道となる

地籍図根三角点

 一旦下り「地籍図根三角点」を通り過ぎると、左手に作業小屋が見えてきました。(下写真)

左手に作業小屋

 またその奥には広い作業道(登山道?)が見えて来て、寒陽気山でも見た立派な標識がありました。(下写真)

右手から登山道に合流

 ここで「捨薙山(すてなぎやま)」への登山道に合流し、ここからもよく整備された道を歩いていきます。(下写真)

捨薙山の標識

良い道となる

トタンだけ残る小屋跡?

 右に向かうよう標識のある境界分岐を通り過ぎると、登りとなりますが山頂まではすぐでした。(下写真)

境界分岐(右手へ)

最後の登り

  「捨薙山」の山頂に到着しますが、ここも樹林で覆われており展望は全くありません。(下写真)

捨薙山山頂(展望なし)

 見るものも無く、すぐに先ほどの分岐まで戻りました。(下写真)

周回コースの標識(向かわず)

 境界標と登山道標識の裏から、南西に延びる尾根を歩いて行きました。(下写真)

先ほどの境界分岐から南西へ向かう

 ここからは、藪が多い場合や体調などを考えてすぐ下にある尾根に並行する林道を歩くことも考えていました。 しかし、踏み跡もしっかりしており相変わらずテープや境界標識が見えるので、迷うことは無さそうです。(下写真)

ここにも作業小屋(奥のはまだ使える?)

明確な踏み跡が続く

 基本的に樹林に覆われ展望はない道ですが、所々で右(北)方面の山が見えていました。(下写真)

展望地からの眺め

 この日は左膝が痛く、かばいながら歩いていましたが、この辺りで笹の中のあちらこちらに切り株が埋もれており、何度か膝を強打して苦痛に耐えながら歩いていきます。(下写真)

笹が多くつまづきやすく

 徐々に標高が下がり左下に林道が見え隠れしてきました。 その林道沿いに、尾根は続きますが無駄なピークが一箇所あるので、そこは倒木を避けながら巻いていきました。(下写真)

右の尾根に入らないよう注意(左手に降りる)

左に古い道がある?

左のピークはトラバース(踏跡あり)

境界尾根に合流

 途中からしっかりした踏み跡も現れて、作業道として今も利用されているようです。(下写真)

緩やかな道が続く

 最終目的地の宮山(お山様)が近くになると、尾根筋だけでなくいたるところに作業道が見られ始めました。(下写真)

宮山が近づくと濃い踏み跡となる

 そして山頂へ最後の急登を登って行くと、上部が明るく見えてきて林道のカーブへと出てきました。(下写真)

宮山への登り

急斜面を登る

林道に合流

 この林道も地図には無く、左手を進むと「佐久良太神社(たくらだじんじゃ)」の社殿が見えてきました。 その手前に山頂(奥の宮)へと向かう階段があるので、そこを登って行きました。(下写真)

佐久良太神社の階段

佐久良太神社 奥の宮(宮山・お山様の山頂)

 山頂に到着すると立派な祠が祀られていました。 ここで参拝し、裏手を見ますが三角点は見当たりません。 探せばあるのでしょうが、それが目的と言うわけでも無いので階段を降りて下山をはじめます。(下写真)

奥の院社殿

社殿アップ

社殿の説明文

 昔はここまで参拝道を登ってきたのでしょうが、今は地図に載っていない立派な舗装路が山頂まで来ています。 本殿の横には展望台も設けられており、遠く白山も見えるようですが、この時間はすでに雲の中でした。(下写真)

展望地(この時間、白山は雲の中に)

 どこかに古くからの参拝道が降りて行っているはずですが見当たりません・・・。 諦めて林道途中にあると思われる参拝道を巡ることにしました。(下写真)

林道脇に展望台

奥に恵那山、左に白酉山、その右に二ツ森山など

箱岩山(中央)、左にシカアソビなど(下は黒川)

下山口が分からず林道を歩く

 林道を歩くのは傾斜的には楽ですが、膝に負担が掛るのと足の裏にもマメができやすく余り嬉しくはありません。(下写真)

寒陽気山(右)と笠丿尾(左)の間に中央アルプス(越百山)が

 時折展望を見ながら、地図の林道と合流するところまで降りると、右に折り返して下って行きました。(下写真)

地図にある林道に合流

 途中、コメツガの巨木とその下に水場があったので、少し休んでいきました。(下写真)

笹畑のコメツガ

コメツガ説明文

横に水場

 その少し先の右手に、上部から降りてくる参拝道がありますが、木の階段などはボロボロです・・・。(下写真)

ここに降りているが…

ミツマタ

 更に下に降りて、カーブを曲がった先の石碑がある脇から道が降りていたので、ここをショートカットしていきました。(下写真)

ここからショートカット

一気に降りて

 林道に復帰すると、その後は参拝道らしきものがなかったので、歩道をトボトボと歩きます。(下写真)

林道に復帰

 林道から以前は車で通った峠道へと出てきました。 その後は、佐久良太神社の参拝口を左手に見送り、地図を見ながら集落の中を歩き、無事駐車地へと戻ることが出来ました。

佐久良太神社 参道入口(今は廃道か?)

今回の反省点は、
・膝が痛いにも関わらず歩いたことでしょうか? 幸い逆療法となったのか、今は痛みは引いて普通に歩けますが、全体を通して歩みが遅くなりました。(特に下り)

 次回ですが、 天気がはっきりしないので決まっていませんが、台高山脈に向かう予定です。


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コメント 5

コメントの受付は締め切りました
nousagi

全然知らない山です。
1000mぐらいだとやはり雪はなくなりましたね。
ミツマタも咲いて春めいて。
白い御嶽山が存在感あります。
23.6km、凄い距離ですね。

by nousagi (2016-03-31 17:20) 

g_g

1000m前後の山では花も少ないでしょうね。
当地では丘陵地の方が花が咲き出しています。
by g_g (2016-03-31 19:36) 

ちぃ

見晴台からの山々が美しいですね♪♪
白川も山に囲まれた自然がいっぱいの場所ですね(^o^)/
昨日、大日ヶ岳に登りましたが雪山でした。白山もまだ真っ白ですね♪
by ちぃ (2016-04-01 09:23) 

joyclimb

寒陽気山の展望台からの見る山並み、とてもいいですね!
多数の山をご存じですね!!

by joyclimb (2016-04-04 00:46) 

おど

皆さん、NICE!とコメントありがとうございます。

nousagiさん、
 この辺りの山は低いこともあってほとんど知られていませんね。 御嶽山がよく見える山なので、拝礼の山なのでしょうね。

g_gさん、
 少し花には早すぎました。 今年は雪が少なかったので、もしやと思いましたが、余り雪の量は関係ないようですね。

ちぃさん、
 見晴台からの展望はよかったです。 特に煙を上げた御嶽山が近くに見えましたし、遥か彼方の白山もいいですね。

joyclimbさん、
 今回は歩けませんでしたが、周辺にまだ登れる山は多いので、また訪れると思います。(夏は暑いので、春と秋ですが)

by おど (2016-04-08 12:42) 

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