SSブログ

[登山] 台高 池木屋山・弥次平峰・馬ノ鞍峰・国見山周回 [登山]

 今回は、台高縦走路の中央でまだ歩き残した部分があるので、一気に巡ることにします。 「池木屋山(いけごややま)」から「ホウキガ峰」「弥次平峰(やじだいらみね)」「馬ノ鞍峰(うまのくらみね)」「三人山」と歩き、最後は縦走路を外れて「国見山」へと向い周回コースとしました。
 終日天気も良く、前回に引き続きアケボノツツジなどを見ながら楽しく歩くことが出来ました。

青空に映えるアケボノツツジ

台高
池木屋山・弥次平峰・馬ノ鞍峰・国見山
周回
日付2016年04月30日(土)
天気快晴(朝方は風強し)
山域台高山脈
場所三重県多気郡大台町久豆
距離25.1Km
累積標高+2812 -2871m
時間11時間50分
人数単独
撮影枚数1403枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0058枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(道迷い注意、上下動多い)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
05:40370m0.0Km大和谷林道終点 出発
05:55 (00:15)417m0.8Kmモノレール始点
07:10 (01:15)982m2.6Km982mピーク
08:05 (00:55)1332m4.4Km東尾根出合
08:40 (00:35)1395.9m6.0Km池木屋山
09:05 (00:25)1346m7.0Kmホウキガ峰
10:10 (01:05)1274.6m9.9Km弥次平峰
11:40 (01:30)1177.8m13.0Km馬ノ鞍峰 昼食休憩
12:00 (00:20)1177.8m13.0Km馬ノ鞍峰 出発
12:50 (00:50)1143m15.0Km三人山
13:15 (00:25)1027m15.8Km地池越
14:00 (00:45)1088m17.3Km林道出合
15:25 (01:25)1283m19.8Km国見山
16:20 (00:55)1018m22.3Km6番鉄塔
17:20 (01:00)290m24.8Km巡視路入口
17:25 (00:05)289m25.1Km大和谷橋駐車場 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20160430_map.jpg

 今回の登山口は、大和谷の奥の滝ノ谷付近となります。 ここは、大台ヶ原へと通じる大杉谷の入口にある宮川ダムから、更に林道を置くに向かった所で、以前近くの古ヶ丸山や仙千代ヶ峰に登った時に近くを訪れています。
 自宅から2時間半以上は掛かるのと、今回の予定コースはそれなりに距離があるので、久しぶりに早起きし3時過ぎには出発しました。 紀勢自動車道を走り大宮大台ICで降りると、国道422号線を西へと向いました。
 宮川ダム手前の大杉谷との分岐はそのまま直進し、集落を抜けると細い道となりY字路は右の崖沿いの道を進んでいきます。 落ち葉や細かい落石のある道を進むと、対岸へと渡る吊橋が見えてきました。(最後の写真参照) その手前に駐車場がありますが、まだ先へと進めそうなのでそのまま橋を渡り大和谷へと入っていきます。

 対向車があるとすれ違うのに苦労しそうな道になりました。 また、小枝なども散乱し車体の下に引っかかるので除去していきます。 それでも普通車で進むのは問題なく、発電所を通り過ぎ更に奥へと入っていけました。 程なくコンクリートの橋が見えてくると林道終点に到着しました。
 林道終点手前に「涼石岩屋(すずいしいわや)」と「三滝」の登り口となっていて、その脇に2・3台、更に橋を渡った先に広場があり5台以上は止められそうなので、そちらに駐車していきます。(下写真)

林道終点(右に岩屋方面、左に駐車場)

 ここで準備を出発しますが、今回も同乗者がいるので下山地点近くとなる先ほどの吊橋の駐車場で17時過ぎに待ち合わせとしました。
 駐車地から谷の奥へと向う道が続いています。 すぐにスチール製の階段が付いているので、そこを歩いて行くと赤い柵があり、ここから本格的な山道となりました。(下写真)

谷の奥へ向う

開放された鉄柵

 柵から先は通行禁止となっていますが、施錠などはしておらず自己責任の範囲で進むことにします。 トラバース道が続くかと思っていましたが、沢に降りて岩の上を歩く道となっていました。(下写真)

初めは沢伝いに歩く

鎖場と奥にアルミハシゴ

 鎖場やアルミハシゴを登りながら進むと、よく整備されたトラバース道となり、出発から15分ほどで尾根への取り付き点に到着しました。(下写真)

ヤマブキ

ダムへの道はよく整備されている

よい雰囲気に

すだれ状の滝の下を進む

ここで右上へ向う

 地図では尾根の末端まで歩くようになっていますが、テープや階段は右手に登っているのでそれに従いました。 道沿いには、作業用のモノレールが続いていて、道には鉄製の階段が付けられています。(下写真)

モノレールを辿り

ステップで楽々

 暫く登ると谷の中にも朝日が差し込み、良い雰囲気となってきました。(下写真)

雰囲気の良い道を登る

 しかし、この辺りから登るのが辛くなっていきます。 下に積もった落ち葉が滑り、効率よく登ることが出来ません。 ところどころ、プラスチック製の階段が設置されていますが、これも歩く人が少ないためか整備が行き届かず、壊れたところもありました。(下写真)

プラスチック階段もあり

 取り付きから20分ほどで、上部が明るくなってきました。 そこまでは急登で階段も流されていたので、一歩一歩滑る落ち葉に苦労しながら登って行くと、開けた尾根沿いに道に合流しました。(下写真)

上部に尾根上部

左に大和谷ダム、右のモノレールは尾根続き

 尾根の下には踏み跡が付いているので、地図通りの道も歩けるのでしょう。 ここから予定通りモノレール沿いに尾根を982mピークへと登ります。(下写真)

モノレール沿いに急登を進む

 モノレール沿いに進むと踏み跡が濃くなり、テープも幾つか付いています。 そこも落ち葉が多く、相変わらずスピードが上がりません。 途中、何かの設備後なのかコンクリートの土台のあるところは展望が開け、後ろに下山予定の国見山が近くに見えていました。(下写真)

コンクリート土台の上に

国見山が近くに

栃山(左奥)と中央奥に春日越の稜線

レールは続いている

 更にレールは続いているので、そこを辿ると暫くしてレールが途切れていました。 ここがモノレールの終点となっており、地図で焼山谷出合いへと下りていく分岐となっていました。(分岐には気が付きませんでした)
 太りワイヤーロープが木に巻き付いて、その脇に崩壊した小屋の残骸が散乱しています。(下写真)

モノレール終点

倒壊した小屋と沢山のワイヤー

 一本のワイヤーが対岸の焼山ノ尾へと延びており、反対側の滝ノ谷は絶壁となっていますが、下にワイヤーが残っています。 ここを中継点としてダム建設用の資材などを運んだのでしょう。(下写真)

焼山谷が眼下に

焼山ノ尾にワイヤーが延びる

 ここからの道は右の滝ノ谷側は断崖絶壁となっていて、左の焼山谷側もザレ場の急斜面となっています。 幸い樹木は多いので、滑落の危険はありません。(下写真)

岩の間を抜ける

ワイヤーが巻かれた岩

 岩場を越えると左手からモノレールが現れます。 もしかすると岩場の下には、安全なモノレールの道が続いていたのかも知れません・・・。(下写真)

再度モノレールが現れる

 前方にガレ場が見えてきて歩いて進めそうでしたが、ここは尾根沿いに回避していきます。(下写真)

左にガレ場

 その先の尾根沿いには、枯れ木の多い岩稜帯となっており、その上を灌木を避けながら歩いていきました。 ここも左下に道が続いているかも知れませんが、上からはよく見えないのでそのまま歩いて行きました。(下写真)

稜線沿いは岩稜と倒木と灌木

 途中、余り期待していなかったアケボノツツジが、ピンクの綺麗な花を見せてくれました。(下写真)

アケボノツツジと向う982mピーク

 再度モノレールの続きに合流すると、急斜面を登っていきます。(下写真)

モノレールと合流(尾根の左を巻けた?)

 先ほど見えていた前方の尾根上部に出ると、歩いてきた岩稜とピンクのツツジの花が真下に見えていました。(下写真)

三人山(中央右)や三津河落山(中央左)方面(下に登ってきた尾根)

下にダム湖が見えて(右の尾根に鉄塔)

 そのまま上部へと登っていきますが、どうも様子が変です。 周りを見渡し現在位置を確認すると、982mピークの東のピークに登っているようでした。(下写真)

970m付近(982m東尾根)

 踏み跡は続いているので、もしかすると出発地点から南西尾根を直接登る道が付いているかもしれませんが、ここまでは結構な急斜面でしょう。
 982mピークへと戻るようにして進みます。 踏み跡に合流し、982mピークを知らない間に通過すると、一旦鞍部へと下りて行きました。(下写真)

982mピークから鞍部へ

 ここからの道はこれまでより傾斜が緩み、植生の違いからも落ち葉も無くなりいい道となりました。(下写真)

緩やかな登りに

植生が変わる

 黙々と登って行きますが、途中左斜面が開けたところがあり目指す池木屋山の尾根が見えてきました。(下写真)

池木屋山の東尾根が見えてきた

 植林された斜面を登っていきますが、密度が濃いので避けながら進みます。(下写真)

植林帯?を進む

右に1243mピーク

 1050mピーク付近から急登となります。 植林帯は歩きづらいので、右手の樹林帯を歩いていきます。(下写真)

下草もなく歩きやすい

 1243mピークの手前まで来ると疎林となり、左手を中心に展望を見ながら登っていけました。(下写真)

池木屋山への稜線(左奥に大峯山脈)

ここまで来れば標高差も少なく

この辺りが山火事のあと?

 手前に後で巡る予定の稜線が見えていて、その奥に大峰山脈の険しい山々も見えていました。(下写真)

右にホウキガ峰、奥に大峯山脈

左から弥山、大普賢岳、竜ヶ岳、山上ヶ岳

中央奥に大台ケ原(日出ヶ岳)、左は国見山

 倒木の多い1243mの最後の登りを詰めて行きます。 程なく1243mピークに到着すると、ここからはなだらかな稜線が続いており、アケボノツツジも多くなりました。(下写真)

1243mピーク付近

アケボノツツジを見ながら

青空に映える

アケボノツツジアップ

まだ8分咲ほど

 花を見ながら歩いていたこともあり、気が付くと1332mの東尾根との合流点の近くまで来ていました。 この辺りまでは寄る人が多いのか、踏み跡もハッキリとしていました。(下写真)

踏み跡がハッキリと

ミツバツツジも綺麗

 1332mピークは左から巻き気味に通過して、池木屋山の東尾根に合流します。(下写真)

1332mを巻いて

 ここからは一度歩いているので安心して歩けます。(下写真)

東尾根を池木屋山へ

 倒木帯の展望地を越えて行き、ミツバツツジの間を歩いて行くと、池木屋山の登りとなりました。(下写真)

倒木帯を越える

歩いてきた尾根を見る

ツツジを見ながら尾根を進む

前方に池木屋山が見えて

左奥に倶留尊山、手前は桧塚東尾根

東に迷岳

池木屋山への最後の登り

 ほぼ予定通りの到着なのでユックリ登って行くと、誰もいない山頂に到着しました。(下写真)

池木屋山山頂

山頂からの展望(大台ケ原方面、左に熊野灘)

 長居は無用なので、次の目的地となるホウキガ峰へと西尾根を下って行きました。(下写真)

ホウキガ峰へ向う

 縦走路なのでそれなりに踏み跡はありますが、低い薮が多く道を外れると意外と歩きづらいです。 前方にホウキガ峰と思われる山容が見えて来ると、程なく鞍部に到着しました。(下写真)

前方にホウキガ峰

 ピークへと踏み跡を辿って藪の間を登って行くと、池木屋山から30分と掛からずに到着します。(下写真)

鞍部から登りに転じる

少し薮っぽい

池木屋山を振り返る

右端に仙千代ヶ峰も左に千戈山など

 山頂は狭く展望も悪いので、続けて地図上には名前がない1258mピークの「銚子谷の頭」へ向います。(下写真)

ホウキガ峰山頂

 再度鞍部へと下りて行きますが、この辺りの尾根上には岩が見られます。(下写真)

岩が多い

次は銚子谷の頭へ

 それらを避けながら下りて鞍部が近づくと、尾根が広がりました。 しかし、この辺りも薮が多く、尾根心を歩くか右の古い道跡を辿るか悩みどころです。(下写真)

尾根が広がる

踏み跡を辿る

 出発からは誰とも会わず静かな山で、ここまで来ると誰もいないと思っていましたが、以外な事にここで単独登山者とすれ違いました。 その後も、単独の方と3回ほど出合いましたが、案外人気のコースなのでしょうか?
 ピークが前方に見えてくると、尾根が細くなり踏み跡も収束し歩きやすくなります。(下写真)

銚子谷の頭手前から細尾根に

ミツバツツジと国見山

 尾根はピークに向かって急登となり、木の根を足場に登っていきますが、それほど怖くはありません。(下写真)

細尾根の急登

 急斜面にはツツジが多く咲いており、それらを見ながら登って行きピーク手前で右から廻り込んで行くと、呆気無く山頂に到着しました。(下写真)

この辺りからアケボノツツジが多く

アケボノツツジアップ2

この上がピーク

銚子谷の頭

割れた標識

 次は南への折り返し地点となる「弥次平峰」へと向います。 この辺りは地図上にもアケボノツツジと記されている通りツツジが見られましたが、まだ若干早いようでした。(下写真)

弥次平峰へ

シャクナゲが見られ出す

 小ピークが続き速度は出ませんが、ほぼ予定通りで急ぐ必要もありません。 所々にピンクの花を見ながら歩いて行くと、薮っぽい弥次平峰への登りとなりました。(下写真)

上下動が多く距離の割に時間が掛かる

小ピークが続く

ポツポツと咲く花を見ながら

弥次平峰が近くに

スミレ

枝をかき分け登る

 この辺りで再度登山者とスレ違います。 踏み跡を辿り登りつめると、単独登山者の休憩する山頂に到着しました。(下写真)

弥次平峰

 ここで昼食休憩とも思っていましたが、人がいることに加えまだ昼には早すぎたので、更に進んで「馬ノ鞍峰」へと向います。 この期も同じような道が続きますが、尾根の末端からは左を意識して下りて行きました。(下写真)

同じような道が続く

これからの縦走路の尾根

ここから南(左)へ転進

 細尾根となりますが、それに応じて斜面にアケボノツツジが目立ち始めました。(下写真)

細尾根に

険しい分、アケボノツツジが見られる

 尾根はすぐに広くなり、二重山稜を適当に下りて行きます。(下写真)

広くなった尾根を下る

根こそぎ倒れた木

ここでも綺麗に咲く

 標高が落ちると花も見頃となり、右に左にと撮影に忙しくなり遅々として進みません・・・。(下写真)

快適な道に

花を眺めながら歩く

この日は終日快晴

西に白鬚岳(左)から登尾(右)の尾根

登尾

 この辺りも上下動が多く、そろそろお腹も空いて来ました。(下写真)

幾つかのピークを進む

ミツバツツジの花の絨毯

 前方左に1166mピークが見えてきますが、見た通り急登となります。(下写真)

前方に1166mピーク

1166m手前の鞍部は良い感じ

1166mへの登り

 急登を我慢しながら登って行くと、傾斜が緩み平坦な山頂の端に到着しました。(下写真)

尾根の上部

 細い稜線を古い道標を横目に歩いて行くと、程なく1166mピークを通過しました。(下写真)

ここにも古い道標

1166mピーク

尾根沿いに進む

 稜線上はシャクナゲが茂りその先で地図には出てこない岩の絶壁に出てきました。 岩の手前の右手から降りる為のロープが付いていました。(下写真)

ここで右下へ

 降りる途中まで木の根や岩の隙間などあり問題ありませんが、下まで来ると手掛かり少なくなり苦労させられました。(下写真)

ここを降りて来る

 降りた所から歩いてきた方面の左斜面を見ると、この岩場を迂回することは可能なようですが、素直にロープを利用したほうが早そうです。(下写真)

巻道があるのか?

 鞍部からは再度登り返しとなり、踏み跡を頼りに岩場を登っていきます。(下写真)

登り返しに

 上り詰めた所から先は、良い道となりそれは馬ノ鞍峰まで続いていました。(下写真)

馬ノ鞍峰まで良い道に

馬ノ鞍峰手前

 見覚えのある山頂が見えてきますが、日陰で風の弱い所を探しながら歩いていきます。 山頂に到着し写真を撮ったところで、少し戻った日陰で昼食休憩としていきます。(下写真)

馬ノ鞍峰

 朝ほどの風は無くなり陽射しは強めですが、登山には丁度よい気温でした。 短めの食事を摂ったと頃で、ここから暫くは去年も歩いたコースとなります。(下写真)

ここからは昨年も歩いた道に

 景色の開けた所からは、後方に歩いてきた山々が見えていました。 また、アケボノツツジも所々で見られますが、1164mピークのものが特に見事でした。(下写真)

弥次平峰(左)から銚子谷の頭(右)の稜線、中央右に赤倉山
https://picasaweb.google.com/lh/photo/MSGL1W0JSM34IHHGpRhC9NMTjNZETYmyPJy0liipFm0?feat=directlink

ここにもアケボノツツジ

植林も見られ出す

1164mピーク

 この辺りでまた単独登山者とすれ違いますが、ここは去年歩いたコースなので珍しくは無いのでしょう。 ここから地池越までは雰囲気の良い稜線が続きます。(下写真)

右に雰囲気の良い斜面

ここで初めてのシャクナゲの花

国見山が近づく

 三人山に上ると、徐々に地池越へと標高を落としていきました。(下写真)

三人山

二重山稜に

 途中勘違いをして左手を下りて行きますが、ミスに気が付き正規のルートへ復帰します。(下写真)

この先、右斜面をトラバース

地池越

 地池越の鞍部に到着すると、ここからは長い登り返しが待っています。(下写真)

斜面を適当に登る

新緑が綺麗に

 斜面には縦横に人の踏み跡と獣道が付いていますが、ここから縦走路を外れ国見山へと東方面へ進みます。 そちらを意識しつつ、尾根の上部へ登りました。(下写真)

尾根の上部へ

 尾根の上部に出ると、東に向かう踏み跡も付いていますが、テープは全くありません。(下写真)

尾根沿いに東へ向う

比較的歩かれているか

 登山者のものと思われる踏み跡はハッキリと付いており、 その跡を追いつつ1179mピークへと向います。(下写真)

谷を挟んでウグイ谷高

右の1179mピークへ

 踏み跡は1179mピークを越えるものと、北東尾根を降りているものがありそうです。 初めは北東方面へと向かいかけますが、方角が違うのに気が付き一旦ピークへと登り返し、その奥の斜面にテープが付いているのでそちらへと向いました。(下写真)

テープは無いが踏み跡を辿る

 尾根が二又に分かれ、その下で中央から尾根が派生しています。 複雑な地形ですが、この辺りには多いパターンで慣れて来ました。(下写真)

テープに導かれ尾根の間を降りる

 その先は比較的なだらかな下りとなり左のガレ斜面から目指す国見山が見えてきて、下に林道も見えてきました。(下写真)

この先で登る尾根

 何に使われていたのか分かりませんが、尾根沿いに鉄線が張り巡らされ足に引っかかります・・・。(下写真)

鉄線が張られ作業道が

 そのまま作業道を下りていくと、林道に出合いました。 しかし、林道までは5mほど崩れた崖となっているので、木を頼りに強引に降りて行きます。(下写真)

ここを降りてきた

 林道に降り立ちますが、思ったよりも廃道化が進んでいます。 倒木や土砂の流出で車は通れる状態ではなく、あと何年もすれば薮に埋もれていくのでしょう。 (下写真)

林道は廃道に

 ここからは対岸の尾根を登り、国見山までは登り返しとなります。(下写真)

対岸の斜面を登る

 この斜面は先程見えていたので状況はわかっていましたが、左に針葉樹の植林、右に落葉樹の明るい植林が続いています。 ここは歩きやすい尾根沿いの道を登っていきますが、1112mピークを大きく迂回しすぎました。(下写真)

右に道が続いているが

 灌木の斜面に大廻りで向かうと、上部で展望が開けていました。(下写真)

1112m伐採跡からの展望(手前が台高の稜線)

 ここからは意外なことに広い道が続いており、その踏み跡は国見山へと続いていました。(下写真)

道が付いている

 基本的に尾根沿いを進みますが、作業道と思われる跡は左斜面についていて、幾つかのピークは迂回して登っていけました。(下写真)

尾根沿いに進む

標高を上げる

 1150mを越え国見山から南西へと延びる主稜線に合流しました。 ここまで来るとそれまで山に遮られ見ることの出来なかったダム湖方面の山も見えてきます。(下写真)

南西尾根に合流し展望が開けてくる

明確な尾根となる

仙千代ヶ峰(右)と千丈(中央)

尾根の左に作業道が続いている

 また、嘉平山谷を挟んで1161mピークが見えてきますが、ここも植林されていてその時の名残か赤いドラム缶と思われるものが見えていました。(下写真)

1161mピークの鞍部に人工物(ドラム缶?)

 次第に尾根は岩稜となってきますが、作業道はその左手をうまく廻りこんでいます。(下写真)

岩稜となってきた

灌木で展望がよい

嘉平山谷を見下ろす

 右が絶壁となった展望のよい尾根沿いを進んでいきますが、味はちそれを嫌って左斜面についています。 途中、展望が良さそうな岩場が見えていたので、そちらへ向かうと大きな岩の間からダム湖などの絶景が望めました。(下写真)

右は絶壁なので左斜面を進む

大岩の間から宮川ダムを見下ろす

山頂方面(中央左)が見えてきた

 下山予定の尾根も見えていますが、急斜面と言うことと尾根沿いも立ち木が少なく、アルペンチックな雰囲気でした。(下写真)

下山尾根の様子

 大岩は左からの巻道を進みパスしついでに1250mピークを巻くと、ザレ場に出てきました。(下写真)

ザレ場

 傾斜は緩いので危険な感じはしませんが、ここからは縦走してきた稜線と、奥には白鬚岳なども見えていました。(下写真)

中央左に白髪岳、右に弥次平峰

 ザレ場を過ぎると国見山の最後の登りとなります。 明確な踏み跡は右手のピークへと向かっているので、ここは左手の山頂方面に植林の急斜面を登って行きました。(下写真)

明確な踏み跡が続いている

傾斜が緩み雰囲気の良い斜面に

植林帯を山頂へ向う

 傾斜が緩み右から登山道と合流すると、山頂はすぐでした。(下写真)

右から登山道と合流する

 山頂は三角点と山頂標識、それに展望岩があります。(下写真)

国見山山頂

 その岩の上から周囲の景色を見ていきます。(下写真)

岩の上からの展望(手前に歩いてきた尾根)

池木屋山(右)や薊岳(中央奥)など

 この時点で15時半前ですが、下山には1時間半から2時間掛かると見ていたので、思ったよりも余裕があります。 山頂で短めの休憩をとったところで、東の鉄塔から巡視路を辿って下山とします。(下写真)

下山開始(東の尾根へ)

 計画時点では鉄塔以外は樹林帯を黙々と下る道と思っていましたが、先ほど対岸からも見えていた通り、立ち木がほとんど無い道を下りて行きました。(下写真)

この先暫くは景色を見ながら下りていく

大台ケ原方面

 ここも岩は多めですが、踏み跡もしっかり付いており、怖いところはありません。 斜面にはミツバツツジの濃いピンクを見ながら下りて行きます。(下写真)

岩が多いがしっかりとした道に

斜面にはツツジが多い

迷岳(中央右)、古ヶ丸山(右)など

斜面をツツジが彩る

 一箇所だけ、急斜面の岩場を下るところがありますが、ここも上手くジグザクに道が付けられているので、それを追って楽に降りていけました。(下写真)

ここを降りる

左の尾根へと下りていく

シャクナゲの花

 当分は落葉樹の二次林が続くので、展望には不自由しないでしょう。 途中でケーブルが巻きつけられた樹の幹を見かけますが、これも植林や堰堤工事などの名残でしょうか?(下写真)

ここにも林業のケーブル

 1184mの手前のピークで尾根は左に屈折しているので、それに従います。(下写真)

ここで左に折れる

 ここで黄色の標識が表れました。 境界を示しているのでしょうが、テープに加え暫くはこれが目印となります。(下写真)

テープと黄色の標識を追う

 1184mピークを通過すると、とうとう植林帯へと降りてきて、ここからは展望もなく黙々と下るだけの作業となりました。(下写真)

里山の雰囲気に

 1050m付近の尾根が細くなりーる付近は、林道への下りにも合った二重山稜から派生する尾根となっています。 ここにはテープもしっかり付いており、下に黄色の標識があるのでそちらに下りて行きました。(下写真)

右下に降りて尾根を継ぐ

尾根は複雑に分岐(見上げて確認)

 ここが最後の複雑な地形となります。(下写真)

尾根の間から尾根が派生

 元々、このコースは途中から巡視路としてよく歩かれているのと、登山コースとして一般的なので最悪暗闇でも下山できると考えて設定しています。(下写真)

テープを追う

1019mピーク

 1019mピークを過ぎ獣用の檻を見送ると、前方に鉄塔が見えてきました。(下写真)

獣用の檻(熊用?)

 これが6番鉄塔で、ここからは巡視路を歩いて7番鉄塔、そして林道へと下山していきます。(下写真)

6番鉄塔へ向う(ここから巡視路)

6番鉄塔

 6番鉄塔から暫く降りた斜面からは、右下に父ヶ谷とそこに掛かる滝(鎌滝と思われる)が見えていました。(下写真)

父ヶ谷

鎌滝

 ここまで下ると滝の音に加えて、ダム湖から観光船のエンジン音が聞こえてきました。(下写真)

7番鉄塔へ

 道も巡視路だけに、プラスチック階段など危険箇所は無く、安心して降りていけますが油断は禁物です。(下写真)

プラスチック階段が表れ

  7番鉄塔に到着すると、この先からは複雑な軌跡を辿り、左(東)の尾根ほ乗り換えることになります。(下写真)

7番鉄塔

 左斜面の薄暗い植林帯をつづら折れに下りて行きます。 初めの方は急激に標高を落としますが、その後は緩やかにジグザグを刻みながら下って行き、膝に優しい道でした。(下写真)

ここからは林道への道に

植林帯をつづら折れに降りる

尾根分岐

 途中、こんな所にと驚くような場所にヤマシャクヤクが咲いていますが、日が当たらないため蕾は閉じかけていました。(下写真)

ヤマシャクヤク

徐々に標高を落とし

足に優しい下り

 時間は掛かりますが安全な道を下って行くと、樹間から宮川ダムの水門が見えてきました。(下写真)

宮川ダムが見えてきた

 そして標高600m付近で尾根に合流すると、ここも伐採地となっていて展望が広がります。(下写真)

尾根に合流すると展望地

水量は少なめ

 すぐ下にはダム湖と、下山予定地点付近が近くに見えていました。(下写真)

左奥に池木屋山が見える

 灌木の斜面を踏み跡を頼りに下りていくと、最後に再度植林帯となり呆気無く林道に到着しました。(下写真)

灌木帯を降りる

あと一息

尾根末端で道路(左)へ

ここもつづら折れに降りて行く

朝通りった林道に出る

橋の近くに巡視路口(左)

 巡視路は往路に確認していた所に出てきました。 ここからは合流地点となる橋を渡った対岸の駐車地へと戻っていきます。(下写真)

ここを渡り車へ

ハイキングコース?

スケスケの橋・・・

無事下山

 そして予定通り駐車地で待つ車に合流し、帰路はフォレストピアの温泉に入り、渋滞に遭うこと無く戻っていけました。

今回の反省点は、
・特にありません。

 次回ですが、既に5月3日に軽く登っているので、その記録を近日中に記載予定です。


nice!(10)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 10

コメント 4

コメントの受付は締め切りました
テリー

アケボノツツジ、きれいですね。
by テリー (2016-05-06 13:14) 

nousagi

アケボノツツジですか。
アカヤシオと似てますね。
色が濃いのかな?
シャクナゲも場所によっては見ごろですね。
by nousagi (2016-05-06 15:22) 

g_g

アケボノツツジってのが在ったのんですね。
何処で見分けるのかな~ 綺麗ですね 見てみたいです。 
by g_g (2016-05-06 19:38) 

おど

テリーさん、コメントありがとうございます。
 アケボノツツジの回廊もあり、その下からの眺めは綺麗でした。

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 アカヤシオの変種で、見た目は区別がつきませんね・・・。 シャクナゲ、今年は外れ年のような気がします。

g_gさん、コメントありがとうございます。
 登山を始めるまでは、ツツジの一言で済ましていました。 アカヤシオとの見分け方は難しいようです。

by おど (2016-05-11 12:18) 

トラックバック 0