[登山] 台高 池木屋山・弥次平峰・馬ノ鞍峰・国見山周回 [登山]
今回は、台高縦走路の中央でまだ歩き残した部分があるので、一気に巡ることにします。 「池木屋山(いけごややま)」から「ホウキガ峰」「弥次平峰(やじだいらみね)」「馬ノ鞍峰(うまのくらみね)」「三人山」と歩き、最後は縦走路を外れて「国見山」へと向い周回コースとしました。
終日天気も良く、前回に引き続きアケボノツツジなどを見ながら楽しく歩くことが出来ました。
日付 | 2016年04月30日(土) | ||
天気 | 快晴(朝方は風強し) | ||
山域 | 台高山脈 | ||
場所 | 三重県多気郡大台町久豆 | ||
距離 | 25.1Km | ||
累積標高 | +2812 -2871m | ||
時間 | 11時間50分 | ||
人数 | 単独 | ||
撮影枚数 | 1403枚 (FUJIFILM FinePix XP200) 0058枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4) | ||
登山難度 (A:安易~E:高度) | C(道迷い注意、上下動多い) | ||
展望 (A:良い~E:なし) | B | ||
見どころ | |||
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績) | |||
05:40 | 370m | 0.0Km | 大和谷林道終点 出発 |
05:55 (00:15) | 417m | 0.8Km | モノレール始点 |
07:10 (01:15) | 982m | 2.6Km | 982mピーク |
08:05 (00:55) | 1332m | 4.4Km | 東尾根出合 |
08:40 (00:35) | 1395.9m | 6.0Km | 池木屋山 |
09:05 (00:25) | 1346m | 7.0Km | ホウキガ峰 |
10:10 (01:05) | 1274.6m | 9.9Km | 弥次平峰 |
11:40 (01:30) | 1177.8m | 13.0Km | 馬ノ鞍峰 昼食休憩 |
12:00 (00:20) | 1177.8m | 13.0Km | 馬ノ鞍峰 出発 |
12:50 (00:50) | 1143m | 15.0Km | 三人山 |
13:15 (00:25) | 1027m | 15.8Km | 地池越 |
14:00 (00:45) | 1088m | 17.3Km | 林道出合 |
15:25 (01:25) | 1283m | 19.8Km | 国見山 |
16:20 (00:55) | 1018m | 22.3Km | 6番鉄塔 |
17:20 (01:00) | 290m | 24.8Km | 巡視路入口 |
17:25 (00:05) | 289m | 25.1Km | 大和谷橋駐車場 到着 |
ルートラボ
今回の登山口は、大和谷の奥の滝ノ谷付近となります。 ここは、大台ヶ原へと通じる大杉谷の入口にある宮川ダムから、更に林道を置くに向かった所で、以前近くの古ヶ丸山や仙千代ヶ峰に登った時に近くを訪れています。
自宅から2時間半以上は掛かるのと、今回の予定コースはそれなりに距離があるので、久しぶりに早起きし3時過ぎには出発しました。 紀勢自動車道を走り大宮大台ICで降りると、国道422号線を西へと向いました。
宮川ダム手前の大杉谷との分岐はそのまま直進し、集落を抜けると細い道となりY字路は右の崖沿いの道を進んでいきます。 落ち葉や細かい落石のある道を進むと、対岸へと渡る吊橋が見えてきました。(最後の写真参照) その手前に駐車場がありますが、まだ先へと進めそうなのでそのまま橋を渡り大和谷へと入っていきます。
対向車があるとすれ違うのに苦労しそうな道になりました。 また、小枝なども散乱し車体の下に引っかかるので除去していきます。 それでも普通車で進むのは問題なく、発電所を通り過ぎ更に奥へと入っていけました。 程なくコンクリートの橋が見えてくると林道終点に到着しました。
林道終点手前に「涼石岩屋(すずいしいわや)」と「三滝」の登り口となっていて、その脇に2・3台、更に橋を渡った先に広場があり5台以上は止められそうなので、そちらに駐車していきます。(下写真)
ここで準備を出発しますが、今回も同乗者がいるので下山地点近くとなる先ほどの吊橋の駐車場で17時過ぎに待ち合わせとしました。
駐車地から谷の奥へと向う道が続いています。 すぐにスチール製の階段が付いているので、そこを歩いて行くと赤い柵があり、ここから本格的な山道となりました。(下写真)
柵から先は通行禁止となっていますが、施錠などはしておらず自己責任の範囲で進むことにします。 トラバース道が続くかと思っていましたが、沢に降りて岩の上を歩く道となっていました。(下写真)
鎖場やアルミハシゴを登りながら進むと、よく整備されたトラバース道となり、出発から15分ほどで尾根への取り付き点に到着しました。(下写真)
地図では尾根の末端まで歩くようになっていますが、テープや階段は右手に登っているのでそれに従いました。 道沿いには、作業用のモノレールが続いていて、道には鉄製の階段が付けられています。(下写真)
暫く登ると谷の中にも朝日が差し込み、良い雰囲気となってきました。(下写真)
しかし、この辺りから登るのが辛くなっていきます。 下に積もった落ち葉が滑り、効率よく登ることが出来ません。 ところどころ、プラスチック製の階段が設置されていますが、これも歩く人が少ないためか整備が行き届かず、壊れたところもありました。(下写真)
取り付きから20分ほどで、上部が明るくなってきました。 そこまでは急登で階段も流されていたので、一歩一歩滑る落ち葉に苦労しながら登って行くと、開けた尾根沿いに道に合流しました。(下写真)
尾根の下には踏み跡が付いているので、地図通りの道も歩けるのでしょう。 ここから予定通りモノレール沿いに尾根を982mピークへと登ります。(下写真)
モノレール沿いに進むと踏み跡が濃くなり、テープも幾つか付いています。 そこも落ち葉が多く、相変わらずスピードが上がりません。 途中、何かの設備後なのかコンクリートの土台のあるところは展望が開け、後ろに下山予定の国見山が近くに見えていました。(下写真)
更にレールは続いているので、そこを辿ると暫くしてレールが途切れていました。 ここがモノレールの終点となっており、地図で焼山谷出合いへと下りていく分岐となっていました。(分岐には気が付きませんでした)
太りワイヤーロープが木に巻き付いて、その脇に崩壊した小屋の残骸が散乱しています。(下写真)
一本のワイヤーが対岸の焼山ノ尾へと延びており、反対側の滝ノ谷は絶壁となっていますが、下にワイヤーが残っています。 ここを中継点としてダム建設用の資材などを運んだのでしょう。(下写真)
ここからの道は右の滝ノ谷側は断崖絶壁となっていて、左の焼山谷側もザレ場の急斜面となっています。 幸い樹木は多いので、滑落の危険はありません。(下写真)
岩場を越えると左手からモノレールが現れます。 もしかすると岩場の下には、安全なモノレールの道が続いていたのかも知れません・・・。(下写真)
前方にガレ場が見えてきて歩いて進めそうでしたが、ここは尾根沿いに回避していきます。(下写真)
その先の尾根沿いには、枯れ木の多い岩稜帯となっており、その上を灌木を避けながら歩いていきました。 ここも左下に道が続いているかも知れませんが、上からはよく見えないのでそのまま歩いて行きました。(下写真)
途中、余り期待していなかったアケボノツツジが、ピンクの綺麗な花を見せてくれました。(下写真)
再度モノレールの続きに合流すると、急斜面を登っていきます。(下写真)
先ほど見えていた前方の尾根上部に出ると、歩いてきた岩稜とピンクのツツジの花が真下に見えていました。(下写真)
三人山(中央右)や三津河落山(中央左)方面(下に登ってきた尾根)
そのまま上部へと登っていきますが、どうも様子が変です。 周りを見渡し現在位置を確認すると、982mピークの東のピークに登っているようでした。(下写真)
踏み跡は続いているので、もしかすると出発地点から南西尾根を直接登る道が付いているかもしれませんが、ここまでは結構な急斜面でしょう。
982mピークへと戻るようにして進みます。 踏み跡に合流し、982mピークを知らない間に通過すると、一旦鞍部へと下りて行きました。(下写真)
ここからの道はこれまでより傾斜が緩み、植生の違いからも落ち葉も無くなりいい道となりました。(下写真)
黙々と登って行きますが、途中左斜面が開けたところがあり目指す池木屋山の尾根が見えてきました。(下写真)
植林された斜面を登っていきますが、密度が濃いので避けながら進みます。(下写真)
1050mピーク付近から急登となります。 植林帯は歩きづらいので、右手の樹林帯を歩いていきます。(下写真)
1243mピークの手前まで来ると疎林となり、左手を中心に展望を見ながら登っていけました。(下写真)
手前に後で巡る予定の稜線が見えていて、その奥に大峰山脈の険しい山々も見えていました。(下写真)
倒木の多い1243mの最後の登りを詰めて行きます。 程なく1243mピークに到着すると、ここからはなだらかな稜線が続いており、アケボノツツジも多くなりました。(下写真)
花を見ながら歩いていたこともあり、気が付くと1332mの東尾根との合流点の近くまで来ていました。 この辺りまでは寄る人が多いのか、踏み跡もハッキリとしていました。(下写真)
1332mピークは左から巻き気味に通過して、池木屋山の東尾根に合流します。(下写真)
ここからは一度歩いているので安心して歩けます。(下写真)
倒木帯の展望地を越えて行き、ミツバツツジの間を歩いて行くと、池木屋山の登りとなりました。(下写真)
ほぼ予定通りの到着なのでユックリ登って行くと、誰もいない山頂に到着しました。(下写真)
長居は無用なので、次の目的地となるホウキガ峰へと西尾根を下って行きました。(下写真)
縦走路なのでそれなりに踏み跡はありますが、低い薮が多く道を外れると意外と歩きづらいです。 前方にホウキガ峰と思われる山容が見えて来ると、程なく鞍部に到着しました。(下写真)
ピークへと踏み跡を辿って藪の間を登って行くと、池木屋山から30分と掛からずに到着します。(下写真)
山頂は狭く展望も悪いので、続けて地図上には名前がない1258mピークの「銚子谷の頭」へ向います。(下写真)
再度鞍部へと下りて行きますが、この辺りの尾根上には岩が見られます。(下写真)
それらを避けながら下りて鞍部が近づくと、尾根が広がりました。 しかし、この辺りも薮が多く、尾根心を歩くか右の古い道跡を辿るか悩みどころです。(下写真)
出発からは誰とも会わず静かな山で、ここまで来ると誰もいないと思っていましたが、以外な事にここで単独登山者とすれ違いました。 その後も、単独の方と3回ほど出合いましたが、案外人気のコースなのでしょうか?
ピークが前方に見えてくると、尾根が細くなり踏み跡も収束し歩きやすくなります。(下写真)
尾根はピークに向かって急登となり、木の根を足場に登っていきますが、それほど怖くはありません。(下写真)
急斜面にはツツジが多く咲いており、それらを見ながら登って行きピーク手前で右から廻り込んで行くと、呆気無く山頂に到着しました。(下写真)
次は南への折り返し地点となる「弥次平峰」へと向います。 この辺りは地図上にもアケボノツツジと記されている通りツツジが見られましたが、まだ若干早いようでした。(下写真)
小ピークが続き速度は出ませんが、ほぼ予定通りで急ぐ必要もありません。 所々にピンクの花を見ながら歩いて行くと、薮っぽい弥次平峰への登りとなりました。(下写真)
この辺りで再度登山者とスレ違います。 踏み跡を辿り登りつめると、単独登山者の休憩する山頂に到着しました。(下写真)
ここで昼食休憩とも思っていましたが、人がいることに加えまだ昼には早すぎたので、更に進んで「馬ノ鞍峰」へと向います。 この期も同じような道が続きますが、尾根の末端からは左を意識して下りて行きました。(下写真)
細尾根となりますが、それに応じて斜面にアケボノツツジが目立ち始めました。(下写真)
尾根はすぐに広くなり、二重山稜を適当に下りて行きます。(下写真)
標高が落ちると花も見頃となり、右に左にと撮影に忙しくなり遅々として進みません・・・。(下写真)
この辺りも上下動が多く、そろそろお腹も空いて来ました。(下写真)
前方左に1166mピークが見えてきますが、見た通り急登となります。(下写真)
急登を我慢しながら登って行くと、傾斜が緩み平坦な山頂の端に到着しました。(下写真)
細い稜線を古い道標を横目に歩いて行くと、程なく1166mピークを通過しました。(下写真)
稜線上はシャクナゲが茂りその先で地図には出てこない岩の絶壁に出てきました。 岩の手前の右手から降りる為のロープが付いていました。(下写真)
降りる途中まで木の根や岩の隙間などあり問題ありませんが、下まで来ると手掛かり少なくなり苦労させられました。(下写真)
降りた所から歩いてきた方面の左斜面を見ると、この岩場を迂回することは可能なようですが、素直にロープを利用したほうが早そうです。(下写真)
鞍部からは再度登り返しとなり、踏み跡を頼りに岩場を登っていきます。(下写真)
上り詰めた所から先は、良い道となりそれは馬ノ鞍峰まで続いていました。(下写真)
見覚えのある山頂が見えてきますが、日陰で風の弱い所を探しながら歩いていきます。 山頂に到着し写真を撮ったところで、少し戻った日陰で昼食休憩としていきます。(下写真)
朝ほどの風は無くなり陽射しは強めですが、登山には丁度よい気温でした。 短めの食事を摂ったと頃で、ここから暫くは去年も歩いたコースとなります。(下写真)
景色の開けた所からは、後方に歩いてきた山々が見えていました。 また、アケボノツツジも所々で見られますが、1164mピークのものが特に見事でした。(下写真)
弥次平峰(左)から銚子谷の頭(右)の稜線、中央右に赤倉山
https://picasaweb.google.com/lh/photo/MSGL1W0JSM34IHHGpRhC9NMTjNZETYmyPJy0liipFm0?feat=directlink
この辺りでまた単独登山者とすれ違いますが、ここは去年歩いたコースなので珍しくは無いのでしょう。 ここから地池越までは雰囲気の良い稜線が続きます。(下写真)
三人山に上ると、徐々に地池越へと標高を落としていきました。(下写真)
途中勘違いをして左手を下りて行きますが、ミスに気が付き正規のルートへ復帰します。(下写真)
地池越の鞍部に到着すると、ここからは長い登り返しが待っています。(下写真)
斜面には縦横に人の踏み跡と獣道が付いていますが、ここから縦走路を外れ国見山へと東方面へ進みます。 そちらを意識しつつ、尾根の上部へ登りました。(下写真)
尾根の上部に出ると、東に向かう踏み跡も付いていますが、テープは全くありません。(下写真)
登山者のものと思われる踏み跡はハッキリと付いており、 その跡を追いつつ1179mピークへと向います。(下写真)
踏み跡は1179mピークを越えるものと、北東尾根を降りているものがありそうです。 初めは北東方面へと向かいかけますが、方角が違うのに気が付き一旦ピークへと登り返し、その奥の斜面にテープが付いているのでそちらへと向いました。(下写真)
尾根が二又に分かれ、その下で中央から尾根が派生しています。 複雑な地形ですが、この辺りには多いパターンで慣れて来ました。(下写真)
その先は比較的なだらかな下りとなり左のガレ斜面から目指す国見山が見えてきて、下に林道も見えてきました。(下写真)
何に使われていたのか分かりませんが、尾根沿いに鉄線が張り巡らされ足に引っかかります・・・。(下写真)
そのまま作業道を下りていくと、林道に出合いました。 しかし、林道までは5mほど崩れた崖となっているので、木を頼りに強引に降りて行きます。(下写真)
林道に降り立ちますが、思ったよりも廃道化が進んでいます。 倒木や土砂の流出で車は通れる状態ではなく、あと何年もすれば薮に埋もれていくのでしょう。 (下写真)
ここからは対岸の尾根を登り、国見山までは登り返しとなります。(下写真)
この斜面は先程見えていたので状況はわかっていましたが、左に針葉樹の植林、右に落葉樹の明るい植林が続いています。 ここは歩きやすい尾根沿いの道を登っていきますが、1112mピークを大きく迂回しすぎました。(下写真)
灌木の斜面に大廻りで向かうと、上部で展望が開けていました。(下写真)
ここからは意外なことに広い道が続いており、その踏み跡は国見山へと続いていました。(下写真)
基本的に尾根沿いを進みますが、作業道と思われる跡は左斜面についていて、幾つかのピークは迂回して登っていけました。(下写真)
1150mを越え国見山から南西へと延びる主稜線に合流しました。 ここまで来るとそれまで山に遮られ見ることの出来なかったダム湖方面の山も見えてきます。(下写真)
また、嘉平山谷を挟んで1161mピークが見えてきますが、ここも植林されていてその時の名残か赤いドラム缶と思われるものが見えていました。(下写真)
次第に尾根は岩稜となってきますが、作業道はその左手をうまく廻りこんでいます。(下写真)
右が絶壁となった展望のよい尾根沿いを進んでいきますが、味はちそれを嫌って左斜面についています。 途中、展望が良さそうな岩場が見えていたので、そちらへ向かうと大きな岩の間からダム湖などの絶景が望めました。(下写真)
下山予定の尾根も見えていますが、急斜面と言うことと尾根沿いも立ち木が少なく、アルペンチックな雰囲気でした。(下写真)
大岩は左からの巻道を進みパスしついでに1250mピークを巻くと、ザレ場に出てきました。(下写真)
傾斜は緩いので危険な感じはしませんが、ここからは縦走してきた稜線と、奥には白鬚岳なども見えていました。(下写真)
ザレ場を過ぎると国見山の最後の登りとなります。 明確な踏み跡は右手のピークへと向かっているので、ここは左手の山頂方面に植林の急斜面を登って行きました。(下写真)
傾斜が緩み右から登山道と合流すると、山頂はすぐでした。(下写真)
山頂は三角点と山頂標識、それに展望岩があります。(下写真)
その岩の上から周囲の景色を見ていきます。(下写真)
この時点で15時半前ですが、下山には1時間半から2時間掛かると見ていたので、思ったよりも余裕があります。 山頂で短めの休憩をとったところで、東の鉄塔から巡視路を辿って下山とします。(下写真)
計画時点では鉄塔以外は樹林帯を黙々と下る道と思っていましたが、先ほど対岸からも見えていた通り、立ち木がほとんど無い道を下りて行きました。(下写真)
ここも岩は多めですが、踏み跡もしっかり付いており、怖いところはありません。 斜面にはミツバツツジの濃いピンクを見ながら下りて行きます。(下写真)
一箇所だけ、急斜面の岩場を下るところがありますが、ここも上手くジグザクに道が付けられているので、それを追って楽に降りていけました。(下写真)
当分は落葉樹の二次林が続くので、展望には不自由しないでしょう。 途中でケーブルが巻きつけられた樹の幹を見かけますが、これも植林や堰堤工事などの名残でしょうか?(下写真)
1184mの手前のピークで尾根は左に屈折しているので、それに従います。(下写真)
ここで黄色の標識が表れました。 境界を示しているのでしょうが、テープに加え暫くはこれが目印となります。(下写真)
1184mピークを通過すると、とうとう植林帯へと降りてきて、ここからは展望もなく黙々と下るだけの作業となりました。(下写真)
1050m付近の尾根が細くなりーる付近は、林道への下りにも合った二重山稜から派生する尾根となっています。 ここにはテープもしっかり付いており、下に黄色の標識があるのでそちらに下りて行きました。(下写真)
ここが最後の複雑な地形となります。(下写真)
元々、このコースは途中から巡視路としてよく歩かれているのと、登山コースとして一般的なので最悪暗闇でも下山できると考えて設定しています。(下写真)
1019mピークを過ぎ獣用の檻を見送ると、前方に鉄塔が見えてきました。(下写真)
これが6番鉄塔で、ここからは巡視路を歩いて7番鉄塔、そして林道へと下山していきます。(下写真)
6番鉄塔から暫く降りた斜面からは、右下に父ヶ谷とそこに掛かる滝(鎌滝と思われる)が見えていました。(下写真)
ここまで下ると滝の音に加えて、ダム湖から観光船のエンジン音が聞こえてきました。(下写真)
道も巡視路だけに、プラスチック階段など危険箇所は無く、安心して降りていけますが油断は禁物です。(下写真)
7番鉄塔に到着すると、この先からは複雑な軌跡を辿り、左(東)の尾根ほ乗り換えることになります。(下写真)
左斜面の薄暗い植林帯をつづら折れに下りて行きます。 初めの方は急激に標高を落としますが、その後は緩やかにジグザグを刻みながら下って行き、膝に優しい道でした。(下写真)
途中、こんな所にと驚くような場所にヤマシャクヤクが咲いていますが、日が当たらないため蕾は閉じかけていました。(下写真)
時間は掛かりますが安全な道を下って行くと、樹間から宮川ダムの水門が見えてきました。(下写真)
そして標高600m付近で尾根に合流すると、ここも伐採地となっていて展望が広がります。(下写真)
すぐ下にはダム湖と、下山予定地点付近が近くに見えていました。(下写真)
灌木の斜面を踏み跡を頼りに下りていくと、最後に再度植林帯となり呆気無く林道に到着しました。(下写真)
巡視路は往路に確認していた所に出てきました。 ここからは合流地点となる橋を渡った対岸の駐車地へと戻っていきます。(下写真)
そして予定通り駐車地で待つ車に合流し、帰路はフォレストピアの温泉に入り、渋滞に遭うこと無く戻っていけました。
今回の反省点は、
・特にありません。
次回ですが、既に5月3日に軽く登っているので、その記録を近日中に記載予定です。
アケボノツツジ、きれいですね。
by テリー (2016-05-06 13:14)
アケボノツツジですか。
アカヤシオと似てますね。
色が濃いのかな?
シャクナゲも場所によっては見ごろですね。
by nousagi (2016-05-06 15:22)
アケボノツツジってのが在ったのんですね。
何処で見分けるのかな~ 綺麗ですね 見てみたいです。
by g_g (2016-05-06 19:38)
テリーさん、コメントありがとうございます。
アケボノツツジの回廊もあり、その下からの眺めは綺麗でした。
nousagiさん、コメントありがとうございます。
アカヤシオの変種で、見た目は区別がつきませんね・・・。 シャクナゲ、今年は外れ年のような気がします。
g_gさん、コメントありがとうございます。
登山を始めるまでは、ツツジの一言で済ましていました。 アカヤシオとの見分け方は難しいようです。
by おど (2016-05-11 12:18)