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[登山] 2016年春 鈴鹿 シロヤシオ巡りとオフ会 [登山]

 今回は、ネットのオフ会に参加するべく、鈴鹿の山に登って行きました。 県民の森から出発し「尾高山(おだかやま)」経由で東尾根を「釈迦ヶ岳」に登りました。 ここから県境稜線を「ハト峰」と「金山」を辿り、「水晶岳」からオフ会場へと直接尾根を下りて行きました。 オフ会に予定以上の2時間半近く参加し、下山?は「ハライド」経由で「風越峠」に降りて、そこから「ネコ」に再び登り返してから、北東尾根を降りて周回としました。 朝から微妙な天気でしたが、幸い悪化することは無く、県境稜線は満開のシロヤシオを見ながら歩くことが出来ました。

中峠のシロヤシオ

2016年春 鈴鹿
シロヤシオ巡りとオフ会
日付2016年05月08日(日)
天気晴れ(薄雲)
山域南飛騨
場所三重県三重郡菰野町大字千草
距離20.4Km
累積標高+2257 -2257m
時間11時間20分(内2時間35分はオフ会)
人数単独
撮影枚数0984枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0160枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(ネコ北東尾根はC)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころシロヤシオ、鈴鹿の上高地
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
05:50171m0.0Km県民の森駐車場 出発
06:05 (00:15)200m0.9Km尾高観音
06:45 (00:40)533m2.3Km尾高山 (5分滞在)
08:30 (01:45)1091.9m5.2Km釈迦ヶ岳
09:25 (00:55)807m8.0Kmハト峰峠
09:50 (00:25)843m9.4Km中峠
10:05 (00:15)953.8m10.1Km水晶岳
10:40 (00:35)730m11.1Kmタケ谷合流
10:45 (00:05)720m11.5Kmオフ会場 休憩
13:20 (02:35)720m11.5Kmオフ会場 出発
14:05 (00:45)1036m13.0Km県境稜線登山道合流
14:45 (00:40)841m14.7Km腰越峠
14:55 (00:10)908m14.9Kmハライド (5分休憩)
15:55 (01:00)540m17.2Km風越峠
16:15 (00:20)614.1m17.9Kmネコ
16:55 (00:40)184m19.2Km県道762号線下山
17:10 (00:15)171m20.4Km県民の森駐車場 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)

 今回は、いつもお世話になっている「やぶこぎネット」のオフ会に参加してきました。 このオフ会は、山の中で行われ、今回は鈴鹿の上高地と呼ばれている愛知川(神崎川)上流で開催されます。

 最短コースで向かえば、朝明(あさけ)から2時間と掛からず到着しますが、これでは面白く無いので、登りは初めてのコースとして、その後もまだ歩き残している所を極力選び周回コースとします。

 まずは「釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)」に東尾根の末端にある「尾高観音(おだかかんのん)」から登ります。 近くにある「三重県民の森」の駐車場を利用するので、そこを目指します。
 朝明周辺は、鈴鹿の中でも(自分としては)アクセスしやすく、自宅から下道でも1時間半と掛かりません。 オフ会の開催は11時からなので、登り4時刊半から5時間と見て、6時に出発出来るよう4時半に起きて出発しました。

 連休の次の週で日曜日ということもあるのか、道路は空いており順調に走っていけました。 1時間10分ほどで県民の森周辺に着くと、予定していた駐車場に止めて出発しました。(下写真)

三重県民の森からスタート

 まずは先にも書いた「尾高観音」へと向かい車道を歩いていきました。(下写真)

暫くは車道を進む

 途中、東海自然歩道の道標を見て左に折れ、すぐに右手の森の中へと入っていきます。 この時期、蜘蛛の巣が多くなり、ストックを振りながら暗い道を進むと、「迂回路」と書かれた標識がに従いコの字に進んでいきます。(下写真)

左手から東海自然歩道と合流

ここで左へ

道標に従い右の東海自然歩道へ

ここから森のなか

歩道を歩く

 立派な杉の木の横を通り過ぎると、前方に六角堂が見えてきます。 そこが尾高観音で、これからの安全を祈願していきます。(下写真)

奥に六角堂が見えてくる

上から参道を見る

尾高山観音堂

尾高山観音堂の説明文

 六角堂裏手の左斜面に登山道の標識が付いているので、迷わずそこから登って行きました。(下写真)

ここから登山開始

 中日スポーツ・中日新聞・東海テレビなどカラフルなペナントに導かれ、斜面をつづら折れに登っていきます。(下写真)

ペナント沿いに登る

 ひと登りすると赤いあずま屋(展望台)があり、切り開きからは眼下の町並みが広がっていました。(下写真)

歩きやすい道が続く

展望台(あずま屋)

四日市方面

 次第に登山道らしい道となり、ロープ場もありますが、初心者やスニーカーなどで登る人のためでしょう。(下写真)

登山道脇に石像

ロープ場(大したこと無し)

 暫く登ると前方に人影が見えて来ると単独登山者の方でした。 軽く挨拶をして先へと進みます。 思ったよりも登りがいがあり、道は複雑に山頂へと向かっていました。 左下から尾根沿いの道と合流すると、ここからは尾根伝いに良い道が続きます。(下写真)

尾根道合流点

 尾根沿いに多少広くなった道を進んでいくと、右手からロープで通行止め?されている「洗谷コース」(尾高高原から?)の道と合流します。(下写真)

洗谷コースは通行禁止?

 そのまま進むと次第に傾斜がキツくなり、上方が明るくなってきます。(下写真)

最後は急登

 そこを登り詰めると展望台のある山頂に到着しました。(下写真)

尾高山山頂(展望台)

 ここで小休止とし展望を見ていきますが、朝から雲が多く湿気も入っていたので、遠くは霞んで見えませんでした。(下写真)

高尾山からの展望(逆光で見づらく)

展望台から釈迦ヶ岳を望む

山頂展望台からの展望

 ここまで出発から1時間ほどですが、まだ先は長いので釈迦ヶ岳へと向かいます。 ここにも周囲にペナントがぶら下げられていますが、その途切れた一角から踏み跡が奥へと続いています。 方角を確認し、そこへ入ると薄暗い樹林帯を歩いて行きました。(下写真)

奥のペナントの間から釈迦ヶ岳へ向う

こんな所に標識が

 植林帯で、どこでも歩けますがテープと踏み跡を頼りに奥へと向かいます。 すると道は最短距離ではなく、右手から回り込むように続いていますが、それに従い歩いて行くと、鞍部へと降りる道となりました。(下写真)

右手から進む

 次第に細尾根となり鞍部へと降下していきます。(下写真)

細尾根を進む

鞍部へ向う

 鞍部付近に辿り着くと、左手に松尾尾根が見えてきました。 フジの花が咲いていますが、写真ではこの色合は再現できないようです・・・。(下写真)

左手に松尾尾根

 釈迦ヶ岳の東尾根に乗り、手作りの道標も見られます。 そこには急登と書かれていますが、いうほど急とは思えません。(下写真)

東尾根に乗る(急登とあるが最後だけ)

 ここからは鈴鹿の山らしく、砂岩状のザレ尾根や岩場などが現れ楽しませてくれました。(下写真)

砂岩のザレ尾根

尾根沿いに右手に折れる

後はこの尾根を西に登る

岩の多い登り

 黙々と進んで行くと、ここに来て花が見られ始めました。 はじめはヤマツツジなどが見られ、その後はイワカガミ、そして本命のシロヤシオと疲れも忘れ見入ります。(下写真)

綺麗なヤマツツジ

この辺りの枝は最近伐採され

木の根の上を歩く

道は分かりやすく

イワカガミが多く

イワカガミアップ

シロヤシオの残り花

前方に尾根上部

 シロヤシオは、下の方では既に散って白い花の絨毯となっていましたが、枝に残り花が見られだすと、それが次第に増えていきます。 標高850m近くまで来ると、満開のシロヤシオも見られ出しました。(下写真)

この辺りから満開のシロヤシオ

シャクナゲとシロヤシオ

 そして急斜面となると、山頂まではすぐです。 最後の方は笹や枝を頼りに攀じ登っていきました。

笹が多くなり

山頂直下は急登に

 傾斜が緩み尾根沿いに歩いて行くと県境尾根と合流し、そこからは良い道を山頂へと向かいました。(下写真)

傾斜が緩み山頂間近

県境尾根の登山道に合流

 残念ながら山頂到着時点では、ガスで山頂付近は覆われていますが、周辺には満開のシロヤシオが咲き誇っていました。(下写真)

釈迦ヶ岳山頂は満開のシロヤシオ

釈迦ヶ岳山頂

 真っ白な景色を後に、次の目的地となるハト峰へ県境尾根で向かいます。 ここから先は何度も歩いた道なので、安心して?下っていけました。 途中で3名の登山者の方とスレ違い、その後も多くの登山者の方がいましたが、流石にオフ会の参加者はこの辺りにはいませんでした。(下写真)

スミレ

ハト峰へ

釈迦ヶ岳を振り返る

大蔭

 猫岳あたりまで来るとシロヤシオが多くなり、斜面を白く染めていました。(下写真)

猫岳から下を望む(所々白く)

満開のシロヤシオが目立ち

 上下動もありますが、下りが続いたこともあり、山頂から1時間弱でハト峰に到着しました。(下写真)

ハト峰に到着

ハト峰峠方面

ハト峰と奥に釈迦ヶ岳

 ここまで釈迦ヶ岳からのコースは、2年半ぶりとなりますが、いつ来ても良いとこです。(下写真)

新芽が鮮やかに

 ここからも県境稜線沿いに、ハト峰峠と金山を経由し「水晶岳」へと向かいます。 金山で、5人パーティーのトレランの方(藤原岳から入道ヶ岳を縦走中)を追い抜き、オフ会の時間も近づいてきたので休憩なしで向かいます。(下写真)

金山から朝明渓谷を見る

 中峠では、真っ白に化粧した大きなヤシオが見られました。(下写真)

中峠のシロヤシオ大木

中峠に到着

 この頃から天気は回復傾向で、青空が見られ始めます。(下写真)

この時間は晴れ間が見られ

この辺りの花は落ち始めて

 県境稜線から水晶岳への分岐に入り、目的地の水晶岳に到着しました。(下写真)

水晶岳からの展望(国見岳・御在所岳)

 ここで前半最後の休憩を取り、予定通り南西尾根を神崎川へと降りて行きました。(下写真)

ここから神崎川方面に向う

 尾根は南方向へ降りていきますが、水晶岳西のピーク(西峰)が気になったので、そちらの様子を見ていきますが、ピストンすると開始時間に間に合わないかもしれないと思い、別の機会に取っておきます。(下写真)

水晶岳の西峰

 目的の尾根にトラバースしていき、南西尾根に合流しました。(下写真)

何となく踏み跡(獣道?)

 テープもあるしっかりした道で、流石は鈴鹿といったところです・・・。(下写真)

明確な尾根に

 少し降りたところで前方に人影が見えてきました。 こんな日にここを通るのはやぶこぎの人だろうと思い近づいていくと、前回のオフ会で下山をご一緒した方でした。 ここからも一緒にオフ会場を目指し、テープを追って降りて行きました。(下写真)

降りられる所を適当に進む

 途中でテープは無視しますが、どこでも降りられそうな所です。 予定とは違う尾根に入りましたが、ほぼ予定通りの場所におりてきて、登山道に合流します。(下写真)

登山道に合流

 このあたりにもイワカガミが多く、それらを愛でながらオフ会場に到着しました。(下写真)

オフ会会場に到着

 それからオフ会が開催され、気がつくと2時間半以上経過していました。(下写真)

オフ会時は天気良く

神崎川

 行きと同様、帰りも思い思いの方角とコースで下山していきます。 途中まではご一緒できる方がいるので、近くの尾根へ登り途中からは単独でハライドを目指します。(下写真)

ハライドへ向う

 どこでも歩ける広い尾根が続き、途中で登山道に出合いました。(下写真)

尾根筋を登る

登山道に出合う

 ここからも尾根沿いを進んでいきますが、ここにもテープが付いていて、尾根沿いに登るので迷うことはありません。(下写真)

良い道となる

木の根に覆われ

踏み跡が続く

 黙々と登り上部が近づいてくると、灌木が目立ち始めました。 ここは邪魔な木を迂回しながら進みます。(下写真)

尾根心に灌木が多く巻く

 国見岳の近くということもあり、所々に岩が見られます。 右奥に大きな岩が見えてきて、その脇を通り過ぎるとポンと登山道に出ました。(下写真)

前方の岩の奥が登山道

 ここからは何回か辿ったコースなので、景観地のポイントを押さえつつ先を急ぎます。(下写真)

ここからハライドまではいつものコースで

奇岩を見ながら

シロヤシオが再度満開に

登ってきた尾根を見下ろす

奇岩を見ながら2(キノコ岩)

 きのこ岩を通過すると、一気に腰越峠へと標高を落としいきます。 先月も同じコースをハライドへと登りましたが、この日は誰とも合いません・・・。 ハライドの途中からシロヤシオが咲いていましたが、前回道アカヤシオほどの密度はなく残念です。(下写真)

ハライド周辺のシロヤシオはイマイチ

雨が降るような雲では無いが・・・

 ハライド山頂でおやつを食べると、今回は「風越峠」へコブ尾根を経由して降りて行きました。(下写真)

今回は風越峠へ降りる

 途中、シロヤシオの白い花とベニドウダンの赤い花を見て行きます。(下写真)

ベニドウダン

 疲れからか思ったよりも時間がかかり、ハライドから1時間ほどで風越峠に到着しました。(下写真)

風越峠に到着

 ここで東海自然歩道と合流して、ここから安易に自然歩道を歩いて戻ることも出来ますが、今回の目的の一つで「ネコ」の北東尾根を下りていくことにしました。 対向の標識の裏から斜面に取り付くと、テープを辿って登っていきます。(下写真)

奥の斜面を登る

 適当に歩いて行ったため、途中でテープを見失い急斜面を登るはめになりますが、結局登山道と合流します。 土砂の量出防止用なのか、石積みが幾つか見られる脇を登って行くと、程なく最高点付近にある電波反射板が見えてきました。(下写真)

石積みが沢山見られる

主要道に合流

 電波反射板の横から眼下の展望を見ていきますが、霞(水蒸気)で遠望は見えません・・・。(下写真)

山頂からの展望はボンヤリと

 登山道に戻り、テープを追って東にある三角点ピークを目指します。(下写真)

テープを追って山頂(三角点)に

 程なく切り開きが見えてきて、三角点ピークに到着しました。(下写真)

ネコ山頂

 以前もここまでは着ていますが、今回は更に奥の北東尾根の分岐へと向います。(下写真)

奥のテープから東へ

 分岐までは、テープも付いたサブコースとなっているので、踏み跡もあり問題ありません。 前方にピークが見えてきた所で、左の尾根に向かってトラバースしていきます。(下写真)

下山路は直進だがここで左へ

 前方に岩の多い尾根が見えてきて、そこに合流しますが、尾根沿いは岩尾根となっているので、右横の緩斜面を下りて行きました。(下写真)

下山尾根に合流

以外にも岩尾根に

尾根の右脇を下りていく

 再度尾根に合流すると、踏み跡も見られ古い作業道も見られました。(下写真)

古い作業道はある

 所々薮となりますが、歩きやすい所を辿ります。 途中から切り開かれた道となり、それを利用して行きますが、すぐに見失います。(下写真)

明確な道を降りる

 この尾根の末端付近は、東から林道が付けられているので、尾根沿いではなくそちらからの作業道が付いているようです。 あえてその道は利用せず、尾根沿いに下りて行きますが、最後のピーク付近から古い石積みが見られ、段差があるため降りるのに苦労させられました。(下写真)

こちらの尾根にも石積みの跡

 前方にピークが見えてくると、細尾根となり岩とザレ場が行く手を妨げます。(下写真)

前方にザレた330mピーク

 ここを渡ろうかと思いましたが、見るからに不安定な岩なので、安全を見て右斜面から廻り込んで行くことにしました。(下写真)

ピークの右下を巻く

 そのピークを通りすぎて、再度尾根沿いに合流すると、驚いたことに最近の物と思われる切り開きがありました。(下写真)

ピークの先で切り開きの展望地

朝登った尾高山を望む

 最後の展望を見てから、急斜面を慎重に下りて行きました。(下写真)

急斜面を降りて

 ここも薮が多い所ですが、右に左に避けながら下りていくと、左手に植林帯が見えてきました。(下写真)

この先で植林帯へ

 これ幸いと植林帯に向かうと、ここからは作業道を辿って下山していきます。(下写真)

ここまで降りれば一安心

 当初予定していた下山予定地点は、尾根の末端でしたが、前方を見ると反り返っているように見えます。 ここは作業道の踏み跡を山行に、少し右手に方向修正し下りて行きます。(下写真)

右手を意識して下りていく

 そしてネコから40分ほどで、県道に出てきました。(下写真)

ここに出てきた

 道路から尾根末端を確認すると防護柵があり、ここに出てきて正解のようです。(下写真)

尾根末端には柵が・・・

 ここまで来ると駐車地は近く(1.2Km)です。 車道をトボトボと歩きながら戻って行きました。(下写真)

橋を渡って右手に

タニウツギ

今回の反省点は、
・特にありません。

 次回ですが、週末は全国的に天気が良いようなので、北アルプス方面(前衛峰)に向う予定です。


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コメント 1

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joyclimb

シロヤシオ、タニウツギの花、共にきれいですね^^
by joyclimb (2016-05-20 21:56) 

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