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[登山] 長野県 鬼面山・氏乗山登山 [登山]

 今回は、以前も登ったことのある長野県の「鬼面山(きめんざん)」と「氏乗山(うじのりやま)」を縦走してきました。 昼に掛けて雲が多くなりましたが、山頂到着時は何とか雲に覆われる前で中央アルプスや南アルプスの一部が見られました。
 また、氏乗山までの縦走路は深い森で丁度陽も陰り始め涼しく歩くことが出来ました。

鬼面山手前の岩の上からの眺め

長野県
鬼面山・氏乗山登山
日付2016年08月04日(木)
天気晴れのち曇り
山域伊那山地
場所長野県下伊那郡豊丘村大字神稲
距離14.2Km
累積標高+1595 -1530m
時間6時間40分
人数1名
撮影枚数0570枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B
展望
(A:良い~E:なし)
B(この日は雲が多く展望わずか)
見どころ新九郎の滝
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
06:401024m0.0Km林道虻川駐車地 出発
06:50 (00:10)1084m0.9Km第二駐車場
07:15 (00:25)1242m2.0Km虻川最終堰堤
07:40 (00:25)1503m2.6Km展望休憩地
08:30 (00:50)1838m3.5Km露岩展望地
08:40 (00:10)1889.8m3.6Km鬼面山 (10分滞在)
10:05 (01:25)1818.7m6.9Km氏乗山
11:25 (01:20)1889.8m10.2Km鬼面山 昼食休憩
11:45 (00:20)1889.8m10.2Km鬼面山 出発
12:15 (00:30)1827m11.7Km上烏帽子山
12:45 (00:30)1496m13.0Km下烏帽子山
13:20 (00:35)1040m14.2Km新九郎の滝入口 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20160804_map.jpg

写真アルバムリンク

※Google Picasaのサービス終了に伴い、全ての写真のリンク先が無効となりました・・・。 今回より、Googleフォトの写真を掲載しますが、同様にクリックによる拡大表示などは出来ません。

 この所、異常ともいえる高温が続いています。 また、それに伴い午後は激しい夕立も多くなり、長距離(長時間)の山へは怖くて行けません・・・。 折角の長期休暇中ですが、今回も日帰りの単発登山としました。

 そこで以前「大西山」から縦走して登った「鬼面山(きめんざん)」へ東側から登ることにしました。 周回コースとして計画しますが、今回も同乗者が一緒(避暑)なので向かえに来てもらうことにしました。 往路は「虻川(あぶかわ)」沿いとしますが、林道の奥は荒れているようです。

 登山口まで2時間ほどと見て朝4時過ぎに出発しました。 中央高速を走り飯田ICで降りていきますが、ここからが大変でした。 カーナビに従い走っていきますが、道のない所を指定したせいか、一本手前の県道456号線に入って行きました。 途中で気が付き引き返し、ナビの設定を修正します。
 その後も誘導に従い進みますが、本来の道から一本ズレて集落の中の道を入って行きます。 それでも奥で本来の道と合流し、目印の「野田平キャンプ場」の標識が見られ始めます。 次第に道は細くなりますが、キャンプ場があるのでそれなりに整備はされていました。 それでも最近の豪雨の影響なのか、道路には小石や枝が散乱していました。

 ダムを通過し暫く進むと分岐となります。 左はキャンプ場を経て下山予定の「新九郎の滝」への道ですが、ここは標識に従い右手の「鬼面山登山口」と書かれた方へ入って行きました。
 程なく地道となりますが、まだ行けそうです。 暫くすると地面が水でえぐられた道となり、車高の低い車ではキツくなりました。 元々は一人で周回の予定だったので、無理せず広くなった所で後ろ向きに止めていきました。 同乗者にはここから車で新九郎の滝へと向かってもらい、自分は出発の準備を整えていきます。

 準備が整った所で林道を奥へと歩いて行きました。(下写真)

虻川林道を奥へ

虻川林道を奥へ

 本来の駐車地までは900mほどとなっています。 真新しい車の轍があり、伐採され樹の幹や枝が散乱していました。 10分ほどで、前方に駐車中の車が見えてきました。 ここが第二駐車場で、奥に道が続いています。(下写真)

第二駐車場に到着
第二駐車場に到着

 先行する人がいるようですが、既に気配はありません。 ここからの林道は荒れており、簡易ゲートが置かれていました。(下写真)

荒れた林道跡を奥へ進む
荒れた林道跡を奥へ進む

 右に虻川の沢を見ながら奥へと進みますが、滑床の沢で涼しげです。(下写真)

虻川は滑床の沢
虻川は滑床の沢

 林道は荒れており、草木が生い茂り車で奥まで入るのは難しそうです。 程なく林道終点となり、登山口の標識が立っていました。 標識に従い右へ入るとすぐに沢を渡り、対岸を沢沿いに進んでいきました。(下写真)

廃林道終点に登山口(右へ)
廃林道終点に登山口(右へ)

 沢は水量は多めですが、置き石もあり足を濡らさず渡れます。(下写真)

沢を渡る
沢を渡る

 道は右斜面のトラバース道となりますが、先ほどから気になることがありました。 登山道に数メートル間隔で、ゴミが点々と落ちています。 明らかにワザと置かれており、お菓子などの銀紙の包み紙を切ったものです・・・。 目印のつもりかも知れませんが、こんな標識もある一般道に置くようなものではありませんし、銀紙なので自然に帰るような素材ではなくゴミそのものです。 「マナーの悪い登山者もいるな」と思いながら歩いていきますが、ゴミの放置は一向になくなりません。

沢の上をトラバース
沢の上をトラバース

 途中ここの経度緯度が書かれた標識がありますが、役に立つのでしょうか?(下写真)

何故か座標が…(合ってました)
何故か座標が…(合ってました)

 その後も沢を2回ほど渡りますが、どの沢も置き石やロープなどあるので渡り易いです。(下写真)

結局3回渡渉する
結局3回渡渉する

 ここまで沢沿いに歩いてきましたが、1200m地点手前から高巻いていきます。(下写真)

高巻く
高巻く

標高1200m地点
標高1200m地点

 前方に大きな堰堤が見えてきますが、この上部を左から巻いていきました。(下写真)

大きな堰堤が見えてきた
大きな堰堤が見えてきた

堰堤上部の様子(振り向いて撮影)
堰堤上部の様子(振り向いて撮影)

 堰堤を通り過ぎると水量は減ります。 沢の左手(右岸)を進む道となり、苔むした道を奥へと進みます。(下写真)

沢の左手を進む
沢の左手を進む

 その途中に大トチの木が立っていました。 説明文はかすれてほとんど見えませんが、ガイドブックなどによるとこの当たりを植林のため伐採した際に記念に残したもののようです。(下写真)

大トチの木
大トチの木

トチの木説明文(消えかかっている)
トチの木説明文(消えかかっている)

 植林帯の鬱蒼とした道を歩いていき、その先で沢を渡ると急登の始まりとなりました。(下写真)

この先で沢を渡り尾根の急斜面に
この先で沢を渡り尾根の急斜面に

 尾根といえど傾斜はキツく、足の腱がよく延びます・・・。(下写真)

尾根沿いの急登
尾根沿いの急登

 急斜面ですが余計なつづれ折りなどほぼ無く、尾根筋を直登の道です。 また、足元の土が柔らかく段差も大きめで行きが上がりますが、ここは休憩無しで一気に登って行きました。
 そして標高1300m地点の道標が見られると、若干傾斜が緩んできました。(下写真)

標高1300m地点
標高1300m地点

天気はよく
天気はよく

 相変わらずの急登ですが、上部から先行する人の鈴の音が聞こえてきました。(下写真)

急登は続く
急登は続く

 標高1400m地点の標識からは、岩稜となりました。 道は岩の間を抜けるように付けられており、急斜面を縫うように登って行きました。(下写真)

標高1400m地点から岩横の急登に
標高1400m地点から岩横の急登に

足元が不安定
足元が不安定

 途中で先行する登山者2名の方を抜いて行きました。 その後も急登は続きますが、次第に上部が明るくなってきます。(下写真)

上部が開けて
上部が開けて

 まだ尾根の途中ですが1500m地点に切り開かれた休憩地に到着しました。 椅子代わりに丸太が置かれた所ですが、後方に前回登った中央アルプスが雲海の上に見えていました。(下写真)

中央アルプス方面(雲海に)
中央アルプス方面(雲海に)

右から木曽駒ヶ岳・空木岳・南駒ヶ岳など
右から木曽駒ヶ岳・空木岳・南駒ヶ岳など

標高1500m地点は展望地
標高1500m地点は展望地

 ここで行動食を取り出し傾斜が緩んだ所で歩きながら食べていきます。(下写真)

傾斜が緩む
傾斜が緩む

 尾根の右斜面の急登となり、上部が見えてきました。(下写真)

尾根の上部が見えてくる
尾根の上部が見えてくる

 左に折り返し尾根上に合流しました。 尾根の末端からの地図の破線路と合流しますが、踏み跡には気が付きませんでした。(下写真)

標高1600m手前で尾根の上に
標高1600m手前で尾根の上に

 ここからは傾斜も緩い尾根沿いの道を歩きます。(下写真)

雑木林の中を進む
雑木林の中を進む

 前方に岩が見えてきますが、その岩は左から廻り込んで行きます。(下写真)

岩の急斜面の登りに
岩の急斜面の登りに

標高1700m地点
標高1700m地点

岩が多く巻道に
岩が多く巻道に

僅かに展望が
僅かに展望が

 その後も岩場が続きます。 どの道も岩を登ることはなく、右へ左へ巻いていきますが、急斜面で細い道なのでスリップ注意でした。(下写真)

岩場の登りに
岩場の登りに

 前方に大きな岩が見えてきて、ここは右から廻り込み岩の上へ登ります。 その岩の上から展望が見られるかと上へと戻りますが、松の枝が張り出し岩の上にはいけませんでした。(下写真)

大岩は右から巻く
大岩は右から巻く

 大岩を通り過ぎると、右斜面が切り開かれたところへ出てきました。 後で向う予定の「氏乗山」方面が見えていますが、思ったよりも雲が湧き出し始めていました。(下写真)

少しの間傾斜が緩く

少しの間傾斜が緩く

南の稜線を望む(中央は鍋割ノ頭)
南の稜線を望む(中央は鍋割ノ頭)

 標高1800m地点を通り過ぎると、再度岩場となりそこを登ります。 すると今度は岩の上に出てきて、180度の展望台となっていました。(下写真)

標高1800m地点
標高1800m地点

山頂はすぐ
山頂はすぐ

 大岩の展望台からは、先ほども見えていた中央アルプス方面が見られますが、既に雲に覆われていました・・・。 (下写真)

中央アルプス方面
中央アルプス方面

山頂方面
山頂方面

岩の上からパノラマ
岩の上からパノラマ

恵那山方面
恵那山方面

氏乗山方面
氏乗山方面

 暫く展望を楽しんだ所で、すぐ前に見える山頂に向かって最後の登りを進みます。(下写真)

上部が明るく
上部が明るく

 上部が明るくなってきて、出発から2時間ほどで山頂に到着しました。(下写真)

鬼面山山頂1
鬼面山山頂1

 以前到着した時は、ガスで全く展望は得られませんでした・・・。 今回の到着時はまだガスに巻かれることは無く、南アルプス方面が何とか見ることが出来ました。
 展望台の上からは、次から次へと湧いている雲の間から山々を見ていきました。(下写真)

恵那山アップ
恵那山アップ

氏乗山(中央奥)
氏乗山(中央奥)

僅かな隙間から塩見岳
僅かな隙間から塩見岳

しらびそ峠方面(奥の雲の中に光岳)
しらびそ峠方面(奥の雲の中に光岳)

小河内岳方面
小河内岳方面

一等三角点
一等三角点

 展望を一通り見たところで、南の稜線を「氏乗山」へと向います。 薮を警戒しスパッツを付けてから、南に続く踏み跡へ入って行きました。(下写真)

稜線を南へ
稜線を南へ

 少し奥へ入ると前方に逃げて行く動物がいました。 細い胴体で黄土色の毛皮で、イタチだと思われます。 少し離れた所で、人が見ているのにも関わらず、ネコの様に後ろ足で毛並みを整えています・・・。 10秒ほどの間姿を見せていましたが、奥へと姿を隠していきました。(下写真)

鬼面山直下でニホンイタチ(動画)

 下る道となると切り開きがあり前方に巡る稜線が見えていました。(下写真)

前方に目指す氏乗山(奥)と鍋割ノ頭(手前)
前方に目指す氏乗山(奥)と鍋割ノ頭(手前)

 以外?にも稜線沿いの道は良く踏まれており、最近も人の歩いた形跡が見られます。 薮は出てきそうもないので暑苦しいスパッツは早々に脱いでいきました。(下写真)

よく踏まれた縦走路
よく踏まれた縦走路

 暫くは下りでしたが鞍部を通り過ぎ「鍋割ノ頭」への登りとなりました。(下写真)

鍋割ノ頭への登りに
鍋割ノ頭への登りに

 途中までは踏み跡も濃く稜線沿いに進んでいきますが、左斜面に人や動物の踏跡がトラバースしていたので、これを巡って行きます。 そして鍋割ノ頭付近を通過すると、踏み跡が薄くなり暫くは緩やかな下りとなりました。(下写真)

鍋割ノ頭付近を通過
鍋割ノ頭付近を通過

 1269mへと続く尾根の合流部では、その尾根へと導く道標があります。(下写真)

1269m尾根への分岐(大島集落へ)
1269m尾根への分岐(大島集落へ)

 ここはそのまま真っすぐに稜線沿いに進んでいきます。 痩せ尾根を通過して再度登りとなると平坦でいい雰囲気の1789mピークに到着しました。(下写真)

痩せ尾根を進む
痩せ尾根を進む

1789mピーク付近は平坦地
1789mピーク付近は平坦地

 ここからはほぼ水平道となり距離を稼ぎます。 このコースの最低鞍部を通り過ぎると緩やかな上りとなりました。(下写真)

中間地点の最低鞍部
中間地点の最低鞍部

 この頃からガスが立ち込め初めますが、時々日差しもあり雨が降るような天気となっている訳ではなさそうです。(下写真)

ガスが出て
ガスが出て

 平坦な道は続き、左下に雰囲気の良い林が見られました。(下写真)

良い雰囲気に
良い雰囲気に

 1780mピークも左手から巻き気味に通過します。(下写真)

1780mピーク付近
1780mピーク付近

 そして暫くすると氏乗山への最後の登りとなりました。(下写真)

氏乗山の登りに
氏乗山の登りに

 次第に急斜面となりますが、ここはゆっくりと登っていきます。(下写真)

山頂付近は傾斜面
山頂付近は傾斜面

 そして傾斜が緩み、手前のピークを越えると氏乗山に到着しました。(下写真)

氏乗山山頂
氏乗山山頂

 山頂は3等三角点と幾つかの道標がありますが、樹林に覆われ展望はよくありません。(下写真)

展望は御池山方面に僅か
展望は御池山方面に僅か

 ここからは以前小川路峠から曽山へと歩いた稜線へと続いていますが、まだまだ遠いのでまたの機会とします。(下写真)

曽山方面へ踏み跡は続く
曽山方面へ踏み跡は続く

 ここで軽く休憩し、来た道を鬼面山へと戻ります。 往路以上に迂回できるピークは回り込み、標高差を少なめにして戻って行きました。 山頂手前の展望地に到着しますが、周りはすっかり雲に覆われ展望は期待できそうもありません・・・。(下写真)

すっかりガスに覆われ
すっかりガスに覆われ

山頂手前の展望地
山頂手前の展望地

 そして往路より少し時間は掛かりましたが、目標通り3時間以内に戻ることが出来ました。 展望はありませんが、太陽が陰って涼しい山頂です。 また、虫などが五月蝿かったのですが、ガスと風が出てくると少なくなります。 予定通り、ここで昼食休憩として行きます。

 往路の登山者の方たちは既に姿もありませんし、食事中も誰も登ってきませんでした。 食事後は、以前も歩いた道で「上烏帽子山」へと向かいます。(下写真)

上烏帽子山へ向う
上烏帽子山へ向う

 暫くは東の地蔵峠からの道を歩くのでよく整備されています。 ここにも途中に落ちていたゴミが、点々と置かれていました・・・。 地蔵峠との分岐に到着しますが、ここから稜線沿いの道は、以前は倒木や苔などで道が不明瞭でした。(下写真)

以前は無かった分岐標識
以前は無かった分岐標識

 しかし驚いたことに、分岐には真新しい道標が立っており、稜線沿いに道がしっかりと付いていました。(下写真)

登山道を巡る
登山道を巡る

 以前苦労した倒木帯の脇を通る道が出来ており、多少踏み跡がハッキリしないところもありますが、問題とはなりません。 そのまま稜線沿いに進んでいくと、標高1800mの道標も立っていました。(下写真)

標高1800m地点
標高1800m地点

 その後は広い稜線となり1760mの道標を見たところからは、1792mピークへの上りとなりました。(下写真)

広い尾根を進む
広い尾根を進む

標高1760mは鞍部
標高1760mは鞍部

 1792mピークまでは標高差と30mほどなので、比較的緩斜面です。(下写真)

1792mピークの登り
1792mピークの登り

 1792mピークを過ぎると上烏帽子山の登りとなりますが、こちらは急斜面となっていました。(下写真)

上烏帽子山への急登
上烏帽子山への急登

 踏み跡の薄いつづら折れの道となり、程なく山頂に到着しました。(下写真)

上烏帽子山山頂
上烏帽子山山頂

 山頂と行っても展望などは無く、ピークの一つといった感じです。 ここで標識に従って、左手の「新九郎の滝」へと下りて行きました。(下写真)

新九郎の滝へ
新九郎の滝へ

 すぐに傾斜が急となり、スリップしないよう注意しながら下りて行きます。(下写真)

急斜面を下る
急斜面を下る

標高1700m地点(振り返り見る)
標高1700m地点(振り返り見る)

急斜面が続く
急斜面が続く

 標高1700m地点を通過したと思ったら、すぐに1600m地点となり、傾斜がキツいのでアッと言う間に中腹まで下りて行きました。(下写真)

3分で1600m地点に
3分で1600m地点に

 その先で平坦地となり、丸太などが並んだ休憩地となっていました。 左手に切り開きもあり、飯田市街地などが見えていますが、その先の山は雲の中でした・・・。(下写真)

平坦地の休憩所
平坦地の休憩所

 ここで展望を眺めながら、小休止していきます。(下写真)

休憩所からの展望(飯田市内)
休憩所からの展望(飯田市内)

 その先で「下烏帽子山」 への登りとなります。 手前のピークは、右にトラバース道があり、楽に越えることが出来ました。(下写真)

登り返すが右へトラバース
登り返すが右へトラバース

 細尾根となり下烏帽子山手前の鞍部まで、暫くは下り道となりました。(下写真)

細尾根に
細尾根に

下烏帽子山の手前までは下り
下烏帽子山の手前までは下り

 鞍部からは登りとなりますが、ここも左に巻道が付いています。 ここはそのまま直登し、10mほど上の山頂を目指します。(下写真)

巻道もあるが直登
巻道もあるが直登

 下烏帽子山の山頂に到着しますが、ここも展望は全く無く標識が山頂であることを示すだけでした。(下写真)

下烏帽子山
下烏帽子山

 長居は無用なのですぐに下山を開始します。 先ほどのトラバース道と合流し、その先は烏帽子山の名前通り、急斜面の下りとなりました。(下写真)

急な下りに
急な下りに

 滑り落ちそうな急斜面の下りですが、要所要所にトラロープが付いており比較的安全に降りていけました。(下写真)

急斜面にはロープ
急斜面にはロープ

滑落注意
滑落注意

明確な尾根に
明確な尾根に

 その後も急斜面の下りは続き、標高1400m地点付近からは北にある「陣馬形山(じんばがたやま)」方面の景色が望めました。(下写真)

標高1400m地点
標高1400m地点

奥に陣馬形山
奥に陣馬形山

ここを降りてきた
ここを降りてきた

 地図で確認すると、そろそろ林道と合流するはずですが、一向にそれらしい雰囲気とはなりません。 ようやく傾斜が緩み、1200m地点まで来ると尾根の左側を降りる道となりました。(下写真)

傾斜が緩むと下山口もすぐ
傾斜が緩むと下山口もすぐ

標高1200m地点
標高1200m地点

 そのまま一気に下りていくと、左から廻り込むように尾根の末端へと導かれますが、ここは林道の成れの果てのようです・・・。 左斜面が崩壊し、林道が跡形もなく埋もれていました。 唯一林道跡を示すガードレールが、半分ほど土砂に埋もれています。(下写真)

尾根末端に
尾根末端に

左斜面は崩壊地
左斜面は崩壊地

崩壊した林道に出る
崩壊した林道に出る

 尾根末端の林道跡のカーブに出てきますが、ここも土砂に埋もれたり道が流され陥没してとても利用できる状況ではありません。 登山道は林道をショートカットし、尾根沿いに下りて行きます。(下写真)

ショートカットして降りる
ショートカットして降りる

 つづら折れに下りていくと下之林道へと出てきますが、ここも林道だったとは信じられない状態でした。(下写真)

土砂に埋もれた下の林道に出る
土砂に埋もれた下の林道に出る

 ここまで降りるとその下は沢となっています。 埋もれて草が茂った林道沿いを右に降りて行くと、新九郎の滝の入口と自分の車が見えてきました。(下写真)

登山道の道標
登山道の道標

林道跡を歩いて
林道跡を歩いて

新九郎の滝入口が見えてくる(左端に車)
新九郎の滝入口が見えてくる

 そして鬼面山の山頂から僅か1時間半ほどで、 無事合流することが出来ました。 この後、時間があれば新九郎の滝を見学する予定でしたが、最近の暑さて゜夏バテ気味な上に前日の熱帯夜で睡眠が十分でなく本調子でないので、今回はパスして帰路へと着きました。(下写真)

新九郎の滝入口
新九郎の滝入口

今回の反省点は、
・特にありませんでした。 これだけ暑いと相当高い山に行くか、曇りがちの場所でないと参ってしまいそうです・・・。(今回は、後半が曇りで快適でした)

 次回ですが、北アルプスの「餓鬼岳」を予定しています。


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コメント 3

コメントの受付は締め切りました
nousagi

登山道は地味(?)な感じがしますが
山頂付近からの眺めは素晴らしいですね。
雲海がいい感じです。
by nousagi (2016-08-11 22:07) 

joyclimb

氏乗山方面、一面の雲海が印象的です。
by joyclimb (2016-08-12 00:30) 

おど

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 地味な道でした。 急登ですが途中までは展望もないので、なれない方には辛いかもしれませんね。 その分、岩場や山頂からの展望はいうことありませんが。

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 出来れば快晴の景色を見たかったのですが、出発が遅すぎましたかね・・・。
by おど (2016-08-12 12:26) 

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