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[登山] 長野県 長者峰・高嶺・悪沢山・来見山縦走ピストン [登山]

 今回は、中々良くならない体調を考慮して、短めの登山ということで、恵那山の南に位置する「長者峰(ちょうじゃみね)」から「来見山(くるみやま)」を縦走でピストンしてきました。
 朝方は良い天気となり、紅葉の最盛期と重なり、青空に映える紅葉(黄葉)を見ながら楽しく歩くことが出来ました。

来見山山頂の紅葉

長野県
長者峰・高嶺・悪沢山・来見山
縦走ピストン
日付2016年10月29日(土)
天気晴れ時々曇り
山域恵那山地
場所長野県下伊那郡平谷村五軒小屋
距離12.2Km
累積標高+911 -911m
時間4時間00分
人数1名
撮影枚数0281枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0767枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ紅葉、温泉
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
07:501562m0.0Km長者峰駐車場 出発
07:55 (00:05)1574.2m0.1Km長者峰(3分滞在)
08:00 (00:05)1562m0.2Km長者峰駐車場
08:15 (00:15)1599m1.2Km高嶺(3分滞在)
08:30 (00:15)1591.2m1.9Km悪沢山
09:05 (00:35)1656.8m3.9Km上悪沢山
09:20 (00:15)1647m4.7Km展望台 休憩
09:30 (00:10)1647m4.7Km展望台 出発
09:55 (00:25)1584.7m5.9Km来見山(5分休憩)
10:30 (00:35)1647m7.2Km展望台 休憩
10:35 (00:05)1647m7.2Km展望台 出発
10:50 (00:15)1656.8m8.1Km上悪沢山
11:15 (00:25)1561m9.8Km林道終点
11:50 (00:35)
1562m12.2Km
長者峰駐車場 到着

ルートラボ

実績コース(予定なし、赤色が実績)
20161029_map.jpg

写真アルバムリンク

 先週までの風邪が治るかと思っていた所に、雑菌が入り込んだ様で酷い口内炎に掛かってしまいました・・・。 風邪は一段落したようですが、痛みで食事も睡眠も取れません・・・。 とは言え、家で安静にしていても治りが早くなるとは思えないので、軽めの山へ向かうことにしました。

 そこで以前(2012年2月)は雪のある時期に下から登った、長者峰(ちょうじゃみね)と高嶺(たかみね)に今回は山頂まで車で入り、最近(2014年?)開通したばかりの登山道を巡り、奥の来見山(くるみやま)までピストンで向うことにしました。 もう一つここを選んだ理由として、このコースは標高1600m前後の稜線歩きで、ブナ林もあるとの事で紅葉(黄葉)も見頃のはずです。

 登山口となる長者峰山頂までは2時間は掛からないだろうと、自宅を6時に出発します。 中央高速道を走り、恵那トンネルを抜けた所にある「園原IC」で降りると、南下して「治部坂峠(じぶさかとうげ)」へ向かいました。 峠を過ぎると長い下りとなりますが、平谷村との間にある右の林道へ入ります。
 往路は気が付きませんでしたが、入口に長者峰の展望台の看板があります。 林道となりますが、舗装されたよい道が続いていました。 細い道を対向車に注意しながら10分ほど登ると上部が開け、見覚えのある広い駐車場(20台ほど駐車可)に到着しました。(下写真)

山頂駐車場

 ここで標高は1500mを超えているので、十分周りの展望は望めます。(下写真)

山頂駐車場から大川入山方面

 前日までの湿った空気が残っているからか、雲が多めですが上空は良い天気です。 大川入山や恵那山なども見えますが、東方面は雲に覆われ南アルプスは見えません・・・。(下写真)

東方面は雲が多く

右に大川入山

左奥に恵那山

 ここでほぼ山頂ですが、取り敢えずガラス張りの展望台がある山頂の丘へと登りました。(下写真)

すぐ上の長者峰へ

 山頂からは蛇峠山がよく見えていますが、その奥は雲海となっていました。(下写真)

長者峰山頂から横岳と大川入山方面

奥の南アルプス方面は雲海に(右に蛇峠山)

展望台内の様子(周囲はガラス張り)

 車へ戻り準備をすると、少し遅くなりましたが8時に出発します。 左奥(南)の雲の合間に街並みが見えていました。(下写真)

豊田方面、奥は伊勢湾

 ここからは以前も歩いた林道を高嶺へと向います。(下写真)

ゲートを通り抜け

熊に・・・

 左下の雲間から集落が良く見えていますが、暫く進むとカラマツなどの鮮やかな紅葉も見られ始めます。(下写真)

下に平谷村

気持ちのよい天気

紅葉はまずまず

 カーブに高嶺の登り口があります。 急登となりますが、ゆっくりと登っていくと、以前同様展望の良い山頂に到着しました。(下写真)

高嶺山頂へ

高嶺山頂

よい景色

 ここまでも見られた展望なので、再度周囲を見渡した所で裏手の道を下っていきました。(下写真)

裏手の道へ

 道標を見ると最奥の来見山までは4.6Kmとなっていますが、標高差は少ないので一時間半もあれば到着するでしょう。(下写真)

まだ遠く

 下る道は急斜面となっていて、落ち葉で滑りやすくなっています。 ある意味、ここが今回の核心部でしょう。(下写真)

落葉の急斜面

よい道を進む

 傾斜が緩み、つづら折れに降りていくと、左下から来る先程の林道と合流しました。(下写真)

ここで林道と合流

 前方に悪沢山(わるさわやま)が見えており、林道はそこへ向かっています。(下写真)

悪沢山へ

 悪沢山の手前で、林道は右へトラバースしていますが、左の尾根沿いに登山道が続いているので、こちらを登っていきました。(下写真)

紅葉を見ながらゆっくりと(中央に登山道)

ここから登山道に

 程なく急登となりゆっくりと登っていきます。(下写真)

悪沢山への急登

 すぐに傾斜が緩み、刈り払われた山頂に到着しました。(下写真)

悪沢山山頂

 東から南方面の木々が刈られ、高嶺が近くに見えていました。(下写真)

山頂から展望(左が高嶺)

中央奥に鈴鹿の藤原岳など

 山頂を後にして、更に奥へと進みます。(下写真)

あと4Kmほど

 尾根沿いに降りていくと、先程トラバースしていた林道と出合い、そこが終点となっています。(下写真)

広い道を進む

林道終点に出る

 終点奥には標識が立っており、木の階段を降りるとそこから本格的な山歩きとなりました。(下写真)

林道の先に登山道

 笹で覆われた登山道を歩いていくと緩やかな登りとなり、刈り払われた展望地に到着しました。(下写真)

笹の間を進む

始めの展望地に到着

 「ゆき見台」と書かれた標識が立っており、周りの笹や木々は切り払われ、展望が広がっていました。(下写真)

ゆき見台

高嶺

名古屋方面がよく見える

 ここからは鬱蒼とした樹林帯を歩いていきますが、日差しが届き暗い感じはありません。(下写真)

樹林帯を歩く

明るい道に

 ここからはいくつかピークを通過して行きました。 その都度登りとなりますが、比較的傾斜は緩く辛くはありません。(下写真)

緩やかな登り

登りが続く

前方にピークが見えてきた

 上悪沢山に近づくと水平道となり、その先で左斜面が笹原となっていました。(下写真)

水平道に

紅葉が鮮やか

左が笹原

 笹原越しに景色を見ながら登っていくと、上悪沢山に到着しました。(下写真)

笹原越しに景色

ピークに

 ここも周りの笹が刈られており、登ってきた尾根などが見られます。(下写真)

上悪沢山山頂

歩いてきた尾根

伐採されてよい景色

あと2Km

 ここまで来れば「来見山」まで、それほど遠くはありません。 ここまでは、新しい登山道が出来た事で簡単に来られるようになっていますが、流石に深山の雰囲気が漂い始めます。 苔むした雰囲気の良い森となり、陽射しも高くなり自然林も増えて紅葉が映えてきました。(下写真)

雰囲気の良い森に

赤が濃くなる

落ち葉の上を歩く

右手に

 この辺りでこのコースの最高点となる1680m付近を通過しました。(下写真)

この辺りが今回の最高点

 最高点を通過し左に折れると、南が切れた尾根道となり、展望が広がり始めました。(下写真)

左が切れた尾根道

 すると周囲が伐採された「見晴台」に到着しました。(下写真)

見晴台に到着

 南西には向う「来見山」が、鮮やかな紅葉で見えていました。(下写真)

左から悪沢山・長者峰・高嶺など

来見山の斜面は紅葉

右に来見山

 また、近くには笹原に覆われた1886m峰とその奥に恩田大川入山、また少し離れた所に恵那山なども見えていました。(下写真)

1886m峰と左に恩田大川入山

1886m峰

恵那山

県境尾根(左に焼山)

見晴台からのパノラマ

 そろそろガスが登り始めていたので、雲に没する前にとここで暫く景色を眺めて行きます。 満足した所で笹が刈られた急斜面を降りて行きました。(下写真)

北西に下る

笹の急斜面を降りる

 ここからはブナやカエデなど、鮮やかに色づいた紅葉が見られました。(下写真)

紅葉が映えて

ブナも見られる

この辺りの紅葉が一番

見晴台ピークが随分上に

 気持ちのよい尾根道を辿り登りに転じますが、紅葉を見ながら楽しんで登っていきました。(下写真)

気持ちのよい道を進む

 手前のピークで左手に折れますが、ここには合川(西側の谷間)へと向う道が作られています。(下写真)

ここで左に折れ最後の登りに

合川分岐(まだ通行不能)

 山頂が奥に見えてきますが、この辺りも紅葉が鮮やかに見られます。(下写真)

山頂へ

所々で鮮やかに

 尾根沿いの道となると山頂はすぐでした。 いっけんすると山頂とは思えない場所ですが、南斜面が伐採された来見山に到着しました。(下写真)

来見山山頂

来見山山頂2

 下まで伐採され周囲が見渡せる山頂となっていますが、この時間になってガスが立ち上り初め、南方面の展望はありません。(下写真)

残念ながらガスが上がってきた

伐採して展望を確保

 山頂の紅葉は丁度見頃となっていて、青空と太陽の光を受け、目を楽しませてくれました。(下写真)

山頂にも紅葉

 ここで休憩とも思っていましたが、軽く水分補給したところで、ガスから逃げるよう先程の見晴台へ戻ることにしました。(下写真)

紅葉を見ながら下山

 見晴台に登り返し、ベンチの上で最後の景色を楽しみます。 しかし、そうしている間にも、南から雲が流れて来て、徐々に視界を覆い始めていました。(下写真)

見晴台からの展望(ガスが立ち込める)

焼山(右)、ロクロ天井(中央)など

見晴台付近の紅葉

 休憩していると人の歌声が聞こえてきました。 朝出発時に、一台の車が登ってきていたので、その方が一時間ほどの遅れで到着されたようです。 ペアの登山者で、その方達と引き換えに下山を開始しました。(下写真)

すっかりガスに覆われ

 こちらにもガスが流れてきて、午後は雲の中の様相です。南アルプスの展望を見ていないので、完全に覆われる前にとペースを上げて戻っていきました。(下写真)

高嶺にもガスが

 途中、3名ほどの方(全て単独者)とすれ違い、林道終点に戻ってきました。(下写真)

林道終点に

 ここからは林道を歩いて駐車地へと戻ります。 南方面はすっかり雲に覆われていますが、幸い北方面はまだ晴れ間が覗いています。 途中の木々の間から南アルプスなどを僅かに見ることが出来ました。(下写真)

ここからは林道歩きで

林道からの展望1

林道からの展望2

林道からの展望3

黄葉と奥に南アルプス

南アルプスアップ

 高嶺方面はガスに覆われ、その中を歩いていきます。(下写真)

ガスで覆われる

 途中、林道脇の高台から雲に覆われる前にと展望を眺めて行きました。(下写真)

林道からの展望3

蛇峠山(右)と南アルプス

歩いてきた稜線

 

悪沢の黄葉

 高嶺の脇を通り過ぎますが、ここに悪沢へと降りるコース分岐があり、興味をそそられます。(下写真)

悪沢への道

高嶺への緩斜面登山道

 そしてトボトボと歩いて行くと、出発した長者峰の駐車場が見えてきました。(下写真)

駐車地に到着

 駐車場には6台ほど車が止まっており、その後も数台登ってきていました。 長者峰へ再度のぼり展望を見ていきますが、薄い雲に覆われ始め余り展望はよくありません。(下写真)

高い山は雲の中に

 差駐車場の脇には、真新しい最新式のトイレ(電動の分解処理装置付き?)が設置されていたので、使用していきます。(下写真)

立派なトイレ

 展望が見られないかと、駐車場から南東方面(奥三河や静岡方面)を眺めていると、一時的に雲が流れて何とか見ることが出来ました。(下写真)

千本立方面

風力発電所

中央左に茶臼山

最後の展望

 こうして、短めの登山が終了しました。

 帰路は、近くの道の駅に寄り、「さくら肉(馬肉)の蕎麦」と食べてから温泉に浸たり、体を癒やしてから、下道でゆっくりと帰って行きました。

今回の反省点は、
・特にありません。 早く体調を取り戻したいのですが、中々治りません・・・。

 次回ですが、体調次第で山域は変更となりますが、何れにしても1500m以下の山へ紅葉を見に行く予定です。(白山方面か京都北方面)


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コメント 6

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joyclimb

長者峰の展望台、展望がよく、アクセスもよさそうですね。
晴天の紅葉、とてもきれいですね。
by joyclimb (2016-11-03 23:48) 

nousagi

睡眠不足と食べられない状態で山歩きですか?
口内炎は辛いですよね。
風邪もですが・・・
早く治るといいですね。
お大事に!・・・しないでしょうね。(笑)
by nousagi (2016-11-04 11:25) 

おど

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 長者峰、冬季以外であれば楽に登れて良い所です。 この日は青空で気持ちよく歩けました。

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 口内炎、ようやく治ってきましたが、まだ体調は万全ではありません・・・。 今週末(土日)は仕事で登れませんが、月曜日に向かう予定なので、それまでには治したいですねぇ。

by おど (2016-11-04 12:29) 

たそがれ高洋

大川入山の隣の高嶺と長者峰の稜線。
興味はあるのですが未踏です。
登山道が開発されつつあるようですね。
村が異なるので協同よりも競争なんでしょうか。

by たそがれ高洋 (2016-11-08 00:05) 

山子路爺

青空に赤が映えますね。
お体お大事にして下さい。

by 山子路爺 (2016-11-08 22:52) 

おど

たそがれ高洋さん、コメントありがとうございます。
 大川入山も一度しか行っていないので、また新緑か紅葉の時期に登りたいですね。

山子路爺さん、コメントありがとうございます。
 秋も深まり、天気も安定し晴れの日が多くなりましたね。 今週末も小春日和とのことなので、紅葉を楽しみにしています。

by おど (2016-11-11 21:10) 

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