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[登山] 渥美半島 雨乞山から大山縦走 [登山]

 今回は、膝の調子が悪いので予定通り渥美半島(あつみはんとう)の低山に登ってきました。 先端近くの「雨乞山」から渥美半島の最高峰の「大山(おおやま)」まで縦走しました。 朝方から良い天気となり、白山・木曽御嶽山・南アルプス・富士山など、遠くの山を望むことが出来ました。

雨乞山からパノラマ

渥美半島
雨乞山から大山縦走
日付2016年12月24日(土)
天気晴れ
山域渥美半島
場所愛知県田原市石神町~越戸町
距離7.1Km
累積標高+718 -718m
時間3時間20分
人数1名
撮影枚数0600枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0304枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(道迷い注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ伊良湖岬、イチゴ、メロン、大あさり
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
08:1522m0.0Kmビニールハウス 出発
08:45 (00:30)233m0.8Km雨乞山 (15分滞在)
09:20 (00:35)268m1.6Km物見山(見張山)
09:30 (00:10)265m1.9Km椛峠分岐
09:35 (00:05)275.3m2.1Kmタコウド
09:40 (00:05)265m2.4Km椛峠分岐
09:50 (00:10)120m2.8Km椛峠
10:05 (00:15)196m3.3Km狼煙山
10:15 (00:10) 165m3.6Km観音の腰掛岩
10:40 (00:25)250m4.7Kmへそ岩
11:05 (00:25)328m5.8Km大山 (10分滞在)
11:35 (00:30)40m17.0Km白山比咩神社 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20161224_map.jpg

画像リンク

 左膝の痛みが中々収まりませんが、じっとしているのも良くないだろうと予定通り渥美半島の「越戸の大山(おっとのおおやま)」へ向かうことにしました。 自宅からの直線距離は大したことありませんが、豊橋からの大回りとなるため、2時間ほどの予定で計画しました。
 今回の山行は距離も短く、何時もと比べればアッという間に降りてくるため、昼前に下山するよう6時過ぎに出発しました。 東名高速を音羽蒲郡ICで降り、国道一号線を走らせ途中で豊橋バイパス(国道23号線)に右折して一気に田原方面へと向かいました。 田原街道(国道259号線)に入り暫く進むと、登山口方面に近くなるよう県道398号線へ左折していきます。

 カーナビの指示に従い畦道を左折し、登山口近くのビニールハウス付近に邪魔にならないよう駐車して行きました。 今回も同乗者と一緒に来ているので、ここで別れ昼前に下山口に向かえに来て貰う予定です。 準備を整えたところで出発しますが、軽装で身軽です。
 古い道標が立っていますが字が消えかけていました。 その変わりなのか、電柱にマジックで「雨乞山」と書かれています。(下写真)

ビニールハウスの横を入る

 前方に雨乞山が見えていますが、標高差は200mほどといったところでしょうか。(下写真)

近くに雨乞山

 奥の貯水池の横を通ると、奥に道標が立っていてここが登山口でしょう。(下写真)

貯水池

登山口

 ザレた足場の悪い急登となり、ズルズルと滑りながらも登っていきました。(下写真)

ザレた急登

 貯水設備と思われる所を通過すると、尾根沿いの道を登っていきます。(下写真)

貯水設備?の横を進む

 周囲の木々は海沿い独特の雰囲気を醸し出しています。(下写真)

独特の雰囲気に

右に雨乞山

 手前のピークに到着すると、後方に遠望が広がっています。(下写真)

下に出発地点が見えてきた

岩に四等三角点(外山)

左に見張山

 シダが多く見られ足元を埋め尽くしますが、道はしっかり付いていて問題ありません。(下写真)

シダが多く

 道沿いに岩が見られだすと、その上をよじ登りながら進んでいきました。(下写真)

この周辺は岩が多い

 傾斜が緩むと前方に雨乞神社と書かれた標識が見えてきました。 ここで右の道に進むと、大きな岩の穴に祠が祀られています。(下写真)

山頂直下に雨乞神社(右)

大岩に穴

雨乞神社

 日照りが続いたときには、ここに参拝したのでしょうが、今は訪れも人もなくひっそりと佇んでいました。 大岩の横を登っていくと、程なく山頂が見えてきました。(下写真)

山頂へ

 山頂は岩の上となっており、360度遮るもののない展望が望めます。(下写真)

雨乞山山頂標識

 ここまで出発から30分ほどしか経っていませんが、暫く景色を眺めながらゆっくりとして行きました。

雨乞山からパノラマ

雨乞山からの展望1

雨乞山からの展望2

雨乞山からの展望3

雨乞山からの展望4

雨乞山からの展望5

伊吹山方面

ノリの養殖?

恵那山

左に茶臼山

南アルプス

富士山(逆光で見えづらく)

田原アルプス

奥に遠州灘

大山方面

大山アップ

物見山(左)とタコウド(右)

御嶽山

右に白山

 景色に満足した所で、大山へ向けて縦走を初めます。 岩の下から南に続く道を歩いていくと、細い縦走路を歩くことになりました。(下写真)

縦走路に

灌木の道

爺々岩

 鞍部へと下りて行き、再度登りつめると岩場に到着しますが、ここが「物見山(見張山)」でした。(下写真)

ツツジの花が

物見山

 名前の通りここからの眺めもよく、目指すタコウドも近くに見えてきました。(下写真)

物見山から展望

雨乞山を望む

物見山から向うタコウド方面

 西へ進路を取り進んで行くと、名前の付いた岩を幾つか通過していきます。(下写真)

招き岩

達磨岩

達磨岩から雨乞山方面

 程なく分岐に到着しました。 ここは後でまた来るので、場所だけ記憶し先へと進みます。(下写真)

椛峠分岐

 岩場が見えてくると、そこが「弁当岩」と名づけられたところでした。(下写真)

弁当岩

 ここからの展望もよいのですが、取り敢えず奥に見える「タコウド」へ向います。(下写真)

見えないがタコウドへ

 登山道を進み緩やかに登っていくと、呆気無くタコウドに到着しました。(下写真)

タコウド山頂(三等三角点)

 山頂は木々に覆われ展望は無いので先程の弁当岩まで戻り、景色を眺めて行きました。(下写真)

大山へ

弁当岩からタコウド(奥は伊勢方面)

 先程のぶん機まで戻ると、標識に従い「椛峠(なぐさとうげ)」へと降りていきました。(下写真)

椛峠へ降りる

 ここからの道は地形図通り岩の多い急斜面となりました。 膝はまだ痛みがあるので、庇いながらゆっくりと降りていきました。 傾斜が緩むと、「笑之助平」と書かれた「泉福寺(せんぷくじ)」への分岐に到着します。(下写真)

泉福寺分岐(笑之助平)

 見通しの悪い自然林を進みますが、随所に赤テープなどあるのでそれを辿って進んでいきました。(下写真)

踏み跡とテープを追って

 そして縦走路の最低鞍部となる「椛峠」に到着しました。 右に「泉福寺」、左に「椛のシデコブシ自生地」との分岐ですが、ここはそのまま直進して行きます。(下写真)

椛峠

椛峠の標識

 少し登ると鉄塔に出合いました。 後ろを見ると、先程まで居たところが頭上に見えています。(下写真)

鉄塔に到着

鉄塔から東の展望

物見山を見上げる

 ここから一時的にシダの多い道となり、「観音の腰掛岩」を目指します。(下写真)

ここもシダが多い

 急斜面となり登りつめると分岐となり、奥の「狼煙山」に寄っていきました。(下写真)

登りに

狼煙山へ寄る

 山頂という雰囲気ではありませんが、大山方面が刈られており望む事が出来ました。(下写真)

狼煙山の様子

大山方面の展望

 先程の分岐から南へ進んでいくと、一旦下りとなりその先で岩を登るところとなります。(下写真)

登山道の様子

岩を登る

 膝を酷使しないよう苦労しながら登っていくと、大きな岩に到着しました。 ここが腰掛岩だろうとと、その上に登り景色を眺めて行きました。(下写真)

物見山・タコウドなど

西方面の展望

 観音の腰掛岩は名前通り、上部が平坦となっていて休憩に最適です。(下写真)

観音の腰掛岩

ここを登る

奥に富士山が見える

 岩から降りると「観音の腰掛岩」の標識があります。(下写真)

ここは渥美半島横断自然歩道

観音の腰掛岩を見上げる

 ここからは展望もなく変化の少ない道が続きました。(下写真)

谷太郎口分岐

 緩やかな登りとなり前方が明るくなってくると、へそ岩の分岐に到着しました。(下写真)

緩やかな登りに

ヘソ岩(分岐)

 ここは左(東)に折れ大山へと向いますが、へそ岩へ寄ることにします。 踏み跡が岩の上へとついているので、そこを辿ると岩の上に出ました。(下写真)

ヘソ岩へ登る

 岩の上からは、ここまで余り見ることができなかった「遠州灘」がよく見えていました。(下写真)

へそ岩から西方面

遠州灘

大山が近くに

恋路ヶ浜が見える

 ここから大山へは一旦下りとなりますが、その先で主尾根へと登り返していきました。(下写真)

大山へ向う

主尾根に登る

 尾根に合流すると電柱が立っており、そこがトンネル北口との分岐となっていました。(下写真)

トンネル北口分岐

 ここで右に折れ、尾根沿いに登っていきました。 途中、右手にトンネル南口との分岐がありますが、そのまま直進していきます。(下写真)

トンネル南口分岐

 この辺りも自然林が多く見られます。(下写真)

ウバメガシが多い

 岩がゴロゴロと見られだすと、「クチナシ(梔)岩」に到着しました。(下写真)

岩が見られ出す

クチナシ岩

 手前の岩の上からは、眼下に歩いてきた山々が見えています。(下写真)

クチナシ岩からの展望

歩いてきた山々を望む

陽が高くなり富士山もハッキリと

 ここまで登ると傾斜は緩くなり、大きな岩を迂回しながら進んでいきました。(下写真)

大岩を迂回

 前方が明るくなってきたかと思うと、草地に到着しました。(下写真)

前方に草地(電波塔跡?)

 今は何もありませんが、地図を見ると以前は電波塔が立っていたのかもしれません。 更に奥へ行くと広場となりますが、ここも何もありません。 奥には下山予定の道が見えています。 そちらに進むと右に道があるので、奥へと歩いていきました。(下写真)

その奥にも広場が

右に山頂

 程なく山頂標識と展望台のある山頂に到着しました。(下写真)

大山山頂

 展望台の上に登ると、遠州灘方面の展望が広がります。 残念ながら北側は電線が邪魔して景色はイマイチです・・・。(下写真)

雨乞山

物見山

弁当岩(右)とタコウド(左)

伊良湖岬と浜

伊良湖岬と神島(奥は鳥羽)

西方面の展望

南方面の展望

浜松方面

富士山(電線が邪魔・・・)

南アルプス

山頂には電波塔群

神島アップ

御嶽山

 最後の展望を楽しんだ所で、予定通り「白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)」へと下山します。 先程確認している下山路へ戻ると、広い道を降りていきました。(下写真)

広い道で下山

大山古道分岐(古道は左に)

 道は以前は電波塔などの作業道で車も走れたのかもしれませんが、今は土砂なども流れた跡もあり、四輪駆動でも通るのは難しそうです。(下写真)

荒れた道となる

 一頻り降りると傾斜が緩み、歩道が見られ始めます。(下写真)

水平道となる

 奥に神社の建物も見えてきますが、そのまま参道を降りていきました。(下写真)

参道に(奥は白山比咩神社)

参道を下る

 鳥居が見えて来ると、そこが神社の入口でした。(下写真)

右から降りて来た

中央が神社への道

白山比咩神社鳥居

 神社前で予定通り車と合流し、今回の短めの登山は終了となります。

【おまけ】

 帰路、お昼ご飯と観光を兼ねて、伊良湖岬(いらこみさき)へと向いました。(下写真)

恋路ヶ浜

近くに神島

日の出の石門

 近くの食堂で大アサリや岩ガキなどの海産物を食べてから、混まないうちに帰路につきました。

今回の反省点は、
・特にありませんでした。

 次回ですが、年内にもう一度行きたい所ですが、無理しない方が良さそうなので、年始(元旦?)に干支の山へ登る予定です。


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コメント 3

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たそがれ高洋

運動のしすぎで軟骨が磨り減った、というスポーツ膝?
だとしたら、休養しかないですね。ぼちぼちと。
山あり海あり素敵な展望が容易に手に入るコース。
おどさんにはまるで物足りないでしょうが、我慢も。
by たそがれ高洋 (2016-12-29 22:35) 

joyclimb

雨乞山山頂からの展望、とてもよいですね^^
渥美半島から恵那山、南アルプスの山並みが望めることに驚きました。
by joyclimb (2016-12-30 19:19) 

おど

たそがれ高洋さん、コメントありがとうございます。
 膝の痛みですが、軟骨が減ったわけでは無く、雪道の下りで足を滑らせて膝が延びることがあり、その時に膝の上の筋を悪くしているようです。
 膝は余り休ませると、固くなり逆効果なので年始には様子を見つつ鈴鹿に行く予定です。

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 雨乞山。 ここまで展望がいいとは知りませんでした。 南アルプスは方角的に見えるだろうと思っていましたが、白山方面まで見えたのは意外でした。

by おど (2016-12-31 13:13) 

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