[登山] 越美山地 美濃俣丸周回 [登山]
今回は、予定通りネットのオフ会で福井県と岐阜県の県境にある「美濃俣丸(みのまたまる)」に登ってきました。 広野ダムからの周回で向いましたが、午前中は良い天気となり「美濃俣丸」は勿論、県境の山々などを望むことが出来ました。
休憩地からパノラマ(美濃俣丸・雷倉・烏帽子山・高丸・三周ヶ岳など)
日付 | 2017年03月18日(土) | ||
天気 | 晴れのち曇り | ||
山域 | 越美山地 | ||
場所 | 福井県南条郡南越前町広野 | ||
距離 | 17.0Km | ||
累積標高 | +1300 -1300m | ||
時間 | 10時間35分 | ||
人数 | 15名 | ||
撮影枚数 | 0797枚 (FUJIFILM FinePix XP200) 0134枚 (Panasonic DMC-GM1) | ||
登山難度 (A:安易~E:高度) | B(雪庇注意) | ||
展望 (A:良い~E:なし) | A | ||
見どころ | ブナ | ||
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績) | |||
07:15 | 324m | 0.0Km | 広野ダム駐車場 出発 |
07:50 (00:35) | 338m | 2.2Km | 尾根取付点 |
08:45 (00:55) | 535m | 2.9Km | 535mピーク |
09:50 (01:05) | 849m | 4.2Km | 849mピーク |
10:50 (01:00) | 1025m | 5.1Km | 1025mピーク |
11:30 (00:40) | 1112m | 6.1Km | 主稜線合流 |
12:20 (00:50) | 1115m | 7.8Km | 1122mピーク手前 昼食休憩 |
13:40 (01:20) | 1115m | 7.9Km | 1122mピーク手前 出発 |
14:20 (00:40) | 1253.8m | 9.0Km | 美濃俣丸 (10分滞在) |
14:45 (00:25) | 1115m | 9.5Km | 1115mピーク |
15:00 (00:15) | 990m | 9.9Km | 尾根分岐 |
15:30 (00:30) | 912m | 10.7Km | 912mピーク |
16:05 (00:35) | 478m | 12.1Km | 尾根末端林道出合 |
16:45 (00:40) | 359m | 13.7Km | 二ツ屋導水施設(5分休憩) |
17:50 (00:55) | 324m | 17.0Km | 広野ダム駐車場 到着 |
ルートラボ
某サイトにて今季3回目のスノー衆(しゅう)の募集があり、今回は福井県と岐阜県の県境にある「美濃俣丸(みのまたまる)」との事で、迷うこと無く参加することにしました。
この山域は福井県側からは登ったことがなく、登山口となる広野ダムも訪れたことがありません。(何度か計画しましたが、後回しになっていました)
集合は6時半に今庄(いまじょう)のサイクリングターミナルなので、自宅を4時半に出発します。 1時間半ほどで「今庄IC」に到着すると、下道を南へと少し戻ります。 この時期ともなると凍結の心配もなくなるので、今回はノーマルタイヤで向かいました。 数分で到着し全員の到着を待ちますが6時20分頃には全員到着しました。
今庄サイクリングターミナルに集合藤倉山(左奥)と鍋倉山(右)
早速準備して分乗し広野ダムへと向かいます。 15分ほどで到着しますが、予想に反して沢山の登山者の方がいるようで、奥の駐車地は満車でした。 ダム横の駐車余地に何とか停めた所で、出発の準備を整えます。(下写真)
広野ダム(右奥が美濃俣丸、左に笹ヶ峰など)
ダムの奥に登る予定の「美濃俣丸」などが見えていました。 暫くは雪も少ないので、スノーシューは手に持ったまま歩いいきました。(下写真)
橋を渡り林道を奥へ
左手に赤い橋が見えてきます。 橋を渡らず直進すると「夜叉ヶ池」へ買うようですが、今回はダムの左岸を歩くため、橋を渡って行きました。(下写真)
夜叉ヶ池方面分岐
岩屋橋を渡りダム左岸を進む
すると5cmほどの雪が積もっていますが、朝方はよく締まったておりスノーシューはまだ必要ありません。(下写真)
雪が多くスノーシューを履く
ここから尾根の取り付き点までは2Km以上あるので、準備運動と割り切って黙々と歩いていきました。(下写真)
林道を奥へ
先行者の足跡を辿りながら林道を奥へ進むと、取り付き予定の尾根が前方に見えてきました。(下写真)
黒谷橋を渡り左へ
橋を渡って左手に折れると、程なく獣道と思われるスロープが斜面に付けられていました。 まだ、尾根の末端までは距離がありますが、尾根末端は崖となっており、ここからしか登れないそうです。(下写真)
スロープから取り付く
藪の斜面を登っていきますが、中途半端に雪が付いているので登り辛い道が続きます。(下写真)
急斜面をよじ登り
上部に向かって登っていくと、10分ほどで尾根上に到着しました。(下写真)
尾根上に到着
尾根には古い足跡が付いています。 ここでスノーシューを履いて、尾根沿いに登っていきました。(下写真)
尾根沿いに進む
ダムを見下ろす
一気に標高を稼いでいきますが、県境稜線までこれと言った急登はありません。(下写真)
535m付近
今回は15名の大集団で登っていますが、休憩は少なめで登っていきます。 この日、前回と前々回の疲れがまだ残っているのか、本調子ではありませんでした。(下写真)
この付近で1回目の休憩
朝方は雲がありませんでしたが、県境方面は雲が多く時折日差しがある程度です。 それでも無風でそれほど寒く感じません。(下写真)
陽射しが注ぐ
山頂方面の展望
後方に遠くの山
気持ちのよい尾根道
849mピークの急登
県境稜線との中間地点となる849mピークに到着します。 ここで取り付きから二時間経過していますが、標高差は300mも無いので何とかなりそうです。(下写真)
849mピーク
下山尾根付近を望む
笹ヶ峰方面
暫くは平坦な尾根が続く
左方面の展望が開け始め、目指す「美濃俣丸」が見えてきました。(下写真)
美濃俣丸山頂(中央右)を望む
美濃俣丸アップ
ピークから先は尾根が広がり、人それぞれに踏まれていない雪の上を歩いていきます。(下写真)
雪面が広がる
稜線向こうに三周ヶ岳が見えて
1025mピークが前方に見えてきますが、その手前に左右遮るもののない展望地がありました。(下写真)
1025mピーク手前に展望地
県境稜線と三周ヶ岳(さんしゅうがたけ)
上谷山アップ
西に上谷山
ここで暫く景色を見ていきますが、ひと登りで1025mピークに到着しました。(下写真)
1025mピークからの眺め
ここで良い方のカメラを出して、暫く撮影会としていきました。 ここに来て南東方面の樹間から三国岳が見えていました。(下写真)
三国岳(中央)と夜叉ヶ池山(左奥)
休憩後は、展望が約束された尾根道を県境稜線に向かって歩いていきました。(下写真)
県境稜線に向う
この時間は天気良く(美濃俣丸)
美濃俣丸アップ
笹ヶ峰アップ
暫く進むと県境稜線が見えてきて、急斜面を登りつめると稜線分岐に到着しました。(下写真)
県境稜線へ登る
県境稜線に到着
間近に見える「美濃俣丸」を望むと、二人の登山者の姿が見えています。(下写真)
山頂に人影
尾根を振り返る(左にホノケ山・足谷山など)
日野山(中央左)
周りの景色を眺めた所で、県境稜線を山頂に向かって歩いていきます。(下写真)
県境稜線を北へ
尾根が広がり好きな所を歩いていきました。(下写真)
奥に能郷白山、左手前は千回沢山
東斜面に雪庇がありますが、それほど大きく育ってはいません。(下写真)
稜線沿いは雪庇が育ち
稜線からは、右には谷を挟んで大きく三周ヶ岳が見えていました。(下写真)
右に三周ヶ岳
ブナが多く
三周ヶ岳が近くに
1125mピークが全面に近づきますが、ここは左にトラバースして迂回していきました。(下写真)
1125mピークは斜面をトラバース
広い稜線となり、前方のピークも左から巻けそうです。 しかし、先頭はそのまま稜線沿いを進みあえてピークを乗り越していきました。(下写真)
広い稜線となる
再度登りに
鞍部から1122mピークまでは、緩やかな斜面が続きます。 左右の展望を眺めながら登っていくと、1122mピーク手前の広い雪原に到着しました。(下写真)
白い尾根が山頂まで続く
烏帽子山
奥に雷倉
三周ヶ岳(右)と高丸(左)
後ろを振り返る
右から三周ヶ岳・高丸・烏帽子山など
1122mピーク手前の平坦地
ここで少し前から一時間後に休憩と話していましたが、そろそろその時間となります。 どこでも休憩できそうな平坦地でいつもの様にテーブルを掘り出して、ここで長い昼食休憩としていきました。(下写真)
休憩地からパノラマ
西方面の展望
一時間半近くの昼食休憩の跡は、身軽になったザックを背負い山頂へ向かって斜面を登っていきます。(下写真)
山頂へ最後の登り
取り付きは急騰ですが、その後は一定角度で登っていきます。 右の雪庇に気をつけつつも、展望を眺めながら歩いていきました。(下写真)
雪庇沿いに歩く
しかし休憩時間が長すぎたようです・・・。 西から標高1000m前後の高さに、濃い雲が流れてきました。(下写真)
西から雲が流れ
次第に周りが白く覆われ始め、気がつくと周囲のピークは雲に覆われていました。(下写真)
ガスの中に
そしてそのガスが周囲に充満し、ホワイトアウト寸前となります。(下写真)
ガスで白く
右の雪庇との境界は見えますが、前方の山頂はガスで白く判別できません・・・。 これ以上高いところがないことで、山頂に到着したことが分かります。(下写真)
山頂に到着・・・
ここで集合写真を取っていきますが、残念ながら展望はまったくありません・・・。 幸い、ここまでで景色は十分見えていたので、こだわりはありません。
この日は北西尾根から数名の方が登っているので、その踏み跡を追うように下山を開始しました。(下写真)
下山尾根を下る
少し下で右から廻り込む道となりますが、ここは敢えて左側から急斜面をシリセードで滑っていきます。(下写真)
急斜面を尻セードで
その後は、危険なところもほとんど無くスノーシューでの雪歩きを楽しみながら、尾根沿いに降りていきました。(下写真)
緩やかな尾根を進む
目指す尾根(左)を見下ろす
右手へ
左に予定尾根を見る
雲の下に出ると遠くの景色が見えてきますが、高い所は軒並み雲の中でした。(下写真)
山頂はまだガスの中
左に往路の尾根を見る
源平谷山
植生が変わり樹林帯となると、それらを避けながら複雑な尾根を右に左に降りていきました。(下写真)
木々の密度が濃く
最後の尾根に入ると、左手に植林が見られ始めます。 赤テープも随所で見られ、末端で左手へと導かれました。(下写真)
左に植林
この先で左に折れる
右斜面トラバースする道となり、薮で覆われて斜面を苦労して越えると林道に無事出合いました。(下写真)
林道出合
当初は、ここから下之林道へショートカットする話もありましたが、雪が少なく薮が出ていて難儀しそうなのが予想できます。 いつもの最後にアトラクションがありますが、今回はそのまま無難に林道を歩いて降りていきました。(下写真)
雪が少なく林道歩き
林道を降りる
雪崩跡
谷沿いの道となると、当初予定のコースからの橋と合流します。 その合流点には、山側にヒッソリと精巧な石像が佇んでいました。(下写真)
当初予定の下山口はこの橋の遥か先
路肩に祀られる石像(真新しいお神酒があり)
谷下まで降りると一時的に雪がなくなりスノーシューを脱いでいきます。 しかし、その先の橋から30cmほどの雪があるので、また履いて駐車地手前まで歩くことになります・・・。(下写真)
ここから長い林道歩き
途中で二ツ屋導水施設の施設の前を通っていきますが、ここで一旦休憩として行きました。(下写真)
二ツ屋導水設備
二ツ屋導水設備の碑
概要説明
その後はペースを上げて駐車地へと向いますが、3Km以上あるのと、雪が腐って思うように歩けないので、結局一時間近く掛かってしまいました。 途中、往路の取り付き点を通過すると、遠く駐車地のあるダムの対岸が見えていました・・・。(下写真)
駐車地はまだ遠く・・・
奥に三国岳
そして薄暗くなり始めた18時前に、全員ヘトヘトに成りながらも無事駐車地に到着しました。(下写真)
夕方にはガスが晴れ
今回の反省点は、
・特にありませんでした。 本調子が出ない理由は、花粉症で体がダルイのが原因だったようです。(今も気怠いです・・・)
次回ですが、前日出張で帰りが遅いので、鈴鹿の山に早春の花を見に出かける予定です。(場所は未定です)
越美山地の山は積雪が多いですね。
急斜面での尻セード、楽しそうです^^
by joyclimb (2017-03-22 23:58)
joyclimbさん、コメントありがとうございます。
豪雪地帯だけあって、まだまだ雪が多いですね。 シリセード、木にぶつからないように調整して降りていきました。(勢いついているので危ないです・・・)
by おど (2017-03-29 20:51)