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[登山] 2017年 鈴鹿アカヤシオ散策 [登山]

 今回は、毎年恒例となった鈴鹿のアカヤシオを見に、いつものコースで歩いてきました。 肝心のアカヤシオですが、ハライド付近では終盤でしたが、国見岳手前から見頃となり、快晴の青空を背景にアカヤシオのピンクを楽しむことが出来ました。

国見岳手前の斜面(アカヤシオ)
アカヤシオの様子

2017年
鈴鹿アカヤシオ散策
日付 2017年05月07日(日)
天気 曇りのち晴(黄砂・強風)
山域 鈴鹿
場所 三重県三重郡菰野町大字千草
距離 17.0Km
累積標高 +2011 -2011m
時間 07時間20分
人数 単独
撮影枚数 0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0272枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0624枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(落石注意)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ アカヤシオ、三岳寺
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
05:10 303m 0.0Km 鳥居道駐車場 出発
05:20 (00:10) 346m 0.8Km 尾根取付
06:05 (00:45) 680m 2.0Km 神懸
06:25 (00:20) 801m 2.7Km 風越峠コース合流
06:50 (01:10) 908m 3.3Km ハライド
07:00 (00:10) 836m 3.6Km 腰越峠
07:45 (00:45) 1102.1m 4.9Km 青岳
08:05 (00:20) 1170m 5.4Km 国見岳
08:40 (00:35) 1209.4m 6.9Km 御在所岳
08:50 (00:10) 1144m 7.5Km 山頂峠道
09:10 (00:20) 877m 8.3Km 武平峠
09:45 (00:35) 1161m 9.6Km 鎌ヶ岳
09:55 (00:10) 1096m 9.8Km 岳峠
10:05 (00:10) 978m 10.4Km カズラ谷分岐
10:20 (00:15) 883m 10.8Km 馬の背尾根分岐
11:00 (00:40) 717.1m 12.2Km 湯の峰
11:25 (00:25) 438m 13.3Km 三岳寺
11:50 (00:25) 336m 15.0Km 東海自然歩道入口
12:05 (00:15) 416m 15.7Km 鈴鹿スカイライン出合
12:30 (00:25) 303m 17.0Km 鳥居道駐車場 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、水色は予定2、赤色が実績)
20170507map.jpg

画像リンク

※今回は、下山の馬の背尾根以外は定番コースなので、写真中心で解説します。

 この時期になると見たくなるアカヤシオですが、連休序盤は色々な利用で中々見ることが出来ませんでした。 また、今年は少し遅めの開花らしく例年より数日遅れているようです。

 連休最終日となる日曜日は、天気もよい予報で絶好の花見日和となりそうです。 渋滞に巻き込まれたくないので、翌日は仕事なので朝早くなら登り始めて昼には下山の予定で計画します。
 コースはいつもの国見岳と鎌ヶ岳を経由して、下山は初めてとなる馬の背尾根を通り周回コースとします。

 近場ですが、少しでも早く到着したいので高速利用で1時間弱として4時過ぎに出発しました。 想像通り高速は比較的空いており、5時前には鳥居道駐車場に到着しました。(下写真)

鳥居道駐車場に駐車
鳥居道駐車場に駐車

 鳥居道駐車場には一番乗りで、早々に仕度をし出発しました。 東海自然歩道を歩き、途中の林道分岐は左の林道を進み、奥のカーブでそのまま尾根に取り付きました。(下写真)

左の林道を進む(直進は東海自然歩道)
左の林道を進む(直進は東海自然歩道)

尾根に取り付く
尾根に取り付く

 暫くは急登となり、軽く藪を漕ぎますが尾根筋に出るとしっかりした踏み跡やテープなども現れ、これで4度目となる道をハライドへと向かいました。(下写真)

暫くは急登
暫くは急登

このコースも4度目か
このコースも4度目か

 ピークや岩場などを越えて一時間ほどで風越峠からの道と合流しました。 ここまで花などは見られず、地面には桜の花びらが見られる程度です・・・。(下写真)

風越峠登山道と合流
風越峠登山道と合流

 しかし、ハライドへ向かって標高を上げていくと、アカヤシオが見られ始めました。(下写真)

アカヤシオが見られだすが…
アカヤシオが見られだすが…

 朝方は前日の黄砂の影響なのかボンヤリとした空でしたが、崩壊地の脇からは青空と近くの山が見えていました。(下写真)

前方にハライド(左奥に国見岳)
前方にハライド(左奥に国見岳)

釈迦ヶ岳
釈迦ヶ岳

 前方にハライドが見えてくると、色々な花が見られ始めます。(下写真)

キランソウ
キランソウ

ミツバツツジ
ミツバツツジ

 ハライドの広い山頂部に到着すると、いつもの展望地点で景色を眺めていきました。(下写真)

ハライド付近から御在所岳と国見岳
ハライド付近から御在所岳と国見岳

ハライド付近はこの程度
ハライド付近はこの程度

ハライドから霞む釈迦ヶ岳
ハライドから霞む釈迦ヶ岳

黄砂で遠望なし
黄砂で遠望なし

 ここまで誰とも会いませんでしたが、ハライドの山頂で景色を眺めていると単独登山者が登ってこられます。 先の様子も気になるので、休憩もほどほどに国見岳へと向かいました。
 ハライドの西斜面はアカヤシオが綺麗なところですが、既に花期は過ぎたのかパッとしません。(下写真)

ハライド西斜面のアカヤシオ
ハライド西斜面のアカヤシオ

 峠まで降りると急登の登り返しとなります。 途中、イワカガミなど花が多いところですが、既に散っていました。 一気に登り返し傾斜が緩むと、アカヤシオの花の付きが良くなります。(下写真)

次第に花が多くなり
次第に花が多くなり

フモトスミレ
フモトスミレ

アカヤシオの花アップ
アカヤシオの花アップ

残雪
残雪

 途中のキノコ岩などで景色を眺めながら登っていくと、尾根の上部に到着しました。(下写真)

アカヤシオとキノコ岩
アカヤシオとキノコ岩

キノコ岩
キノコ岩

キノコ岩の脇にアカヤシオ
キノコ岩の脇にアカヤシオ

ヤシオ尾根上部のアカヤシオ
ヤシオ尾根上部のアカヤシオ

アカヤシオアップ
アカヤシオアップ

 アカヤシオの蕾は少なく、ほとんど開花しているのでこれで満開のようです。 しかし、今年はアカヤシオの外れ年のようで、今ひとつでした。(下写真)

青岳から四日市方面
青岳から四日市方面

 気がつくと上空は真っ青の快晴となっています。 国見岳へと雪の残る掘れた道を登って行きますが、ここでは例年通りショウジョウバカマとバイカオウレンが見られました。(下写真)

この時間快晴に
この時間快晴に

アカヤシオの様子
アカヤシオの様子

アカヤシオを見上げながら進む
アカヤシオを見上げながら進む

ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ

バイカオウレン
バイカオウレン

 程なく国見岳に到着すると、岩の上から周りの景色を眺めていきました。(下写真)

国見岳からヤシオ尾根を望む
国見岳からヤシオ尾根を望む

御在所岳を望む
御在所岳を望む

 石門に立ち寄ると、ここにもアカヤシオが咲いていました。(下写真)

石門とアカヤシオ
石門とアカヤシオ

 国見峠へ降りて、御在所岳に登り返しますが、ここに来て登山者が多く見られ始めました。(下写真)

国見峠から御在所岳を望む
国見峠から御在所岳を望む

 御在所岳の電波施設の直下に到着すると、そのまま三角点峰へと向かいました。(下写真)

裏登山道入口から国見岳を望む
裏登山道入口から国見岳を望む

御在所岳へ向う
御在所岳へ向う

スキー場コース
スキー場コース

 快晴の空のもと、スキー場の草原を気持ちよく歩いていきます。(下写真)

スキー場コースを歩く
スキー場コースを歩く

気持ちのよい空
気持ちのよい空

国見岳方面はチラホラと
国見岳方面はチラホラと

 途中数名の登山者の方を抜いていくと、すれ違いで誰もいなくなった山頂部に到着しました。(下写真)

山頂に人の姿なし…
山頂に人の姿なし…

御在所岳山頂
御在所岳山頂

 まだロープウェイは動いていないので人の姿はほとんどありませんが、武平峠方面から子供連れの方達が登ってきていました。 休憩もほどほどに、その武平峠へと一気に降りることにします。(下写真)

向う鎌ヶ岳
向う鎌ヶ岳

山頂から鈴鹿南部の様子
山頂から鈴鹿南部の様子

武平峠へ下山
武平峠へ下山

 武平峠へ降りる道中も思ったよりも人の姿は少なく(3名ほどでした)、連休最終日は皆さん疲れて家で寝ているのでしょうか?(下写真)

アカヤシオのあるところも
アカヤシオのあるところも

南西方面
南西方面

 峠の近くにザレ場がありますが、以前と比べ荒れている感じがしたのは気のせいでしょうか?(下写真)

武平トンネル西口の駐車場が見える
武平トンネル西口の駐車場が見える

この先から登りに
この先から登りに

以前より崩壊気味か?
以前より崩壊気味か?

 山頂から30分ほどで武平峠に到着すると、予定通り鎌ヶ岳へと登っていきました。(下写真)

武平峠
武平峠

アカヤシオはそれなりに
アカヤシオはそれなりに

 鎌ヶ岳への途中でアカヤシオは多少見られますが、矢張り花の付きは疎らでした。(下写真)

峰ごと崩れそうだが…
峰ごと崩れそうだが…

御在所岳を振り返り
御在所岳を振り返り

 狭いザレ場では流石に登山者が増えますが、停滞するほどではありません。 その先の直登コースは、現在は通行止めとなっているので、久しぶりに迂回コースで登っていきました。(下写真)

直登コースは通行止め
直登コースは通行止め

 その迂回コースですが、これで二度目となりますが初めて歩いた時に比べて荒れている感じがします。 程なく山頂に到着すると、流石に人が多くなり狭い山頂は休憩中の人でいっぱいでした。(それでも少なめです)

鎌ヶ岳山頂
鎌ヶ岳山頂

御在所岳
御在所岳

雨乞岳方面
雨乞岳方面

琵琶湖はかすみ
琵琶湖はかすみ

四日市方面(下に湯の山)
四日市方面(下に湯の山)

鎌ヶ岳のアカヤシオと雲母峰
鎌ヶ岳のアカヤシオと雲母峰

鎌尾根
鎌尾根

入道ヶ岳
入道ヶ岳

下山予定の尾根と雲母峰
下山予定の尾根と雲母峰

 山頂で休憩とも思っていましたが、追い越した方などを含め続々と登ってきているので、雲母峰途中の尾根で休憩することにしました。 そうと決めると岳峠へと降りていき、雲母峰(カズラ谷)方面へと向います。(下写真)

雲母峰方面へ
雲母峰方面へ

 カズラ谷へと歩いていくと、こちらも歩く人がそれなりにいて、アカヤシオなどのツツジが見られました。(下写真)

ミツバツツジアップ
ミツバツツジアップ

カズラ谷との分岐
カズラ谷との分岐

アカヤシオはそれなりに
アカヤシオはそれなりに

青空に映える
青空に映える

 カズラ谷分岐を通り過ぎた所で、ここまで見られなかったリンドウも群生で咲いており、これでこの日の目的は達成です。(下写真)

ハルリンドウ1
ハルリンドウ1

ハルリンドウ2
ハルリンドウ2

 白ハゲのザレ地に到着すると、ここで初めての休憩として行きました。(下写真)

白ハゲ
白ハゲ

鎌ヶ岳を見返す
鎌ヶ岳を見返す

御在所岳
御在所岳

 白ハゲを通り過ぎて岩場を通り過ぎると、馬の背尾根との分岐に到着しました。 ここは初めて雲母峰へと向かった時に間違えて、100mほど進んでいます。(下写真)

馬の背尾根分岐
馬の背尾根分岐

 今回は、その時以来気になっていたコースを下山することにします。 馬の背尾根に入ると暫くは緩やかな下りとなり、草地で少し登り返します。(下写真)

馬の背尾根へ
馬の背尾根へ

幾度も登り返す
幾度も登り返す

 その先は平坦地は少なく、上下動の多い道を黙々と進んでいきました。 また、急斜面も多く木の根が這っているので、足元に気をつけながら降りていきます。(下写真)

木の根が多い下り(見返す)
木の根が多い下り(見返す)

 途中からイワカガミが見られ始め、次第に多く見られだしました。(下写真)

イワカガミ1
イワカガミ1

急斜面の下りが続く
急斜面の下りが続く

イワカガミ2
イワカガミ2

 長い尾根道で、急斜面などもあるので時間が掛かります。 分岐からここまで誰とも会うこと無く、気持ちのよい新緑の中を歩いていましたが、途中で団体の登山者とすれ違います。(下写真)

気持ちのよい尾根が続く
気持ちのよい尾根が続く

ここは左から迂回路が
ここは左から迂回路が

ザレた尾根
ザレた尾根

 ふと前方の御在所岳を見ると、ロープウェイが見えています。(下写真)

御在所岳のロープウェイが見える
御在所岳のロープウェイが見える

 尾根の終盤となると「湯の峰」と書かれた所に到着しますが、特に特徴もありません。(下写真)

湯の峰
湯の峰

 ここまで上下動を繰り返していた尾根も、次第に標高を落としていき陽射しも強くなり暑くなってきました。(下写真)

奇岩も多く
奇岩も多く

ここも木の根が多くつまづき注意
ここも木の根が多くつまづき注意

新緑が気持ちよく
新緑が気持ちよく

 前方が明るくなり、展望台に到着します。 見ると「馬の背尾根登山口」と書かれており、ここが起点のようです。(下写真)

展望地に到着
展望地に到着

ここが登山口らしい
ここが登山口らしい

観音様が祀られ
観音様が祀られ

展望所からの眺め
展望所からの眺め

 ここに観音山遊歩道と書かれた標識が立っていて、三岳寺と書かれた方面へと階段を降りていきました。(下写真)

観音山遊歩道で三岳寺へ
観音山遊歩道で三岳寺へ

途中にも石仏が
途中にも石仏が

 階段を降りていくと、下に祠が見えてきました。(下写真)

三岳寺が見えてきた
三岳寺が見えてきた


祠

鐘つき堂
鐘つき堂

弁天堂
弁天堂

 三岳寺を通り過ぎると、右手の湯の山へと降りる遊歩道(東海自然歩道)を降りていきました。(下写真)

観音山遊歩道案内図
観音山遊歩道案内図

三岳寺
三岳寺

三岳寺の由来など
三岳寺の由来など

遊歩道は東海自然歩道
遊歩道は東海自然歩道

 この先で予定のコースは思ったよりも上りとなるので、そのまま県道を歩いて降りていきました。 左に憩橋へと分岐があり、公衆トイレもあるので寄っていきます。(下写真)

憩橋を渡る
憩橋を渡る

 橋を渡り少し登り返して戻る形となります。 暫く進むと予定の東海自然歩道の道に合流しますが、その先は道路工事中(高架建設中)で通行止めとなっています・・・。
 丁度トレランの方がそちらから戻ってこられ、「通行できませんでした」との事。 ここが通れないとなると、蒼滝から向うことになります。 そちらも土砂災害で通行止となっていますが、念のため向うと、案の定まだ(永久に?)通行止めとなっています。(下写真)

東海自然歩道案内図
東海自然歩道案内図

この先も迂回路か
この先も迂回路か

 蒼滝経由でスカイライン沿いに向うことも出来ますが、70mほどの登り返しとなります。 仕方がないので通行止めとなった道を確認し、その途中の沢を登っていくことにします。(下写真)

道路工事で通行止めに
道路工事で通行止めに

 とても人には勧められないコースなので詳細は割愛しますが、最後に急斜面を登ることになります。 無事にスカイラインに出ると、その先で東海自然歩道と合流しました。(下写真)

ワープして通行止めの反対側へ
ワープして通行止めの反対側へ

この先は通れる
この先は通れる

 ここから先も以前歩いたことのあるコースなので、気は楽です。 木漏れ日の中を歩いていくと、30分ほどで鳥居道駐車場に戻ってきました。(下写真)

気持ちのよい山道に
気持ちのよい山道に

菰野富士分岐
菰野富士分岐

ようやく下山
ようやく下山

菰野富士チャレンジハイキングコース説明
菰野富士チャレンジハイキングコース説明

今回の反省点は、
・事前に道(東海自然歩道)の通行状態を確認していなかった事です。 しかし、もう少し迂回路のコースは考えてほしいところです。(スカイラインの狭い路肩を歩くので、危険でした)

 次回ですが、週末の天気は期待できないので、展望に関係ない山を選定中です。(奈良県か京都府方面か?)


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コメント 5

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たそがれ高洋

湯ノ山のゴールデンコースですね。
最後は是非、菰野富士で締めて欲しかった。
迂回路の件、少数の利用者は眼中にないのでしょう。
アカヤシオはまだ大丈夫と思ってましたが気温の急上昇が問題かもしれません。
馬の背尾根は白砂青松が美しくて好きなところです。
今ならヤマツツジがしっかり咲いてませんでしたか。
by たそがれ高洋 (2017-05-09 00:56) 

joyclimb

アカヤシオも、ハルリンドウもきれいですね^^
by joyclimb (2017-05-10 00:08) 

nousagi

アカヤシオ、今年は裏年という声を聞きます。
場所によってでしょうけど、
そんなところが多いんでしょうね。
名所のシロヤシオも、ほとんど蕾をつけていないと
聞いたところでした。
イワカガミのピンクが濃いですね。
by nousagi (2017-05-10 05:57) 

山子路爺

群生してるのですね。

by 山子路爺 (2017-05-11 16:08) 

テリー

アカヤシオやハルリンドウが、きれいですね。
by テリー (2017-05-13 21:22) 

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