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[登山] 2017年春 花の恵那山 [登山]

 今回は、毎年訪れている「恵那山(えなさん)」に、花を見に行きました。 期待通り色々な花が見られ、天気もよく気持ちよく歩くことが出来ました。

サラサドウダン
サラサドウダン1

2017年春
花の恵那山
日付 2017年06月10日(土)
天気 晴れ時々曇り
山域 恵那山地
場所 岐阜県中津川市中津川
距離 17.0Km
累積標高 +1750 -1750m
時間 7時間15分
人数 単独
撮影枚数 0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0916枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(距離長い)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
06:00 663m 0.0Km 恵那神社横 出発
06:15 (00:15) 735m 1.2Km 前宮登山口
06:30 (00:15) 872m 2.0Km 対東沢
07:30 (01:00) 1454m 4.0Km 枯大桧
08:25 (00:55) 1814m 5.3Km 物見の松
09:30 (01:05) 2176m 7.3Km 神坂ルート分岐
09:50 (00:20) 2190.3m 8.5Km 恵那山(三角点)
10:00 (00:10) 2186m 8.8Km 山頂小屋裏 休憩
10:15 (00:15) 2186m 8.8Km 山頂小屋裏 出発
10:35 (00:20) 2176m 9.6Km 神坂ルート分岐
10:55 (00:20) 2010m 10.8Km 2010mピーク 昼食休憩
11:15 (00:20) 2010m 10.8Km 2010mピーク 出発
11:40 (00:25) 1814m 11.7Km 物見の松
12:15 (00:35) 1454m 13.0Km 枯大桧
12:50 (00:35) 872m 15.0Km 対東沢
13:05 (00:15) 735m 15.8Km 前宮登山口
13:15 (00:10) 663m 17.0Km 恵那神社横 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20170610map.jpg

画像リンク

※今回はいつものコースなので、気がついた点と花の状態を中心に掲載します。

 5月末から6月頭に掛けて暑い日が突きましたが、その後寒いぐらいの日が続いてすっかり体調を崩してしまいました。 また、梅雨に入り終日よい天気も期待できないので、この時期に訪れる機会の多い「恵那山」に前宮ルートから登ることにします。 恵那山と言えばいつもこのコースですが、去年は黒井沢コースで登ったので2年ぶりとなります。

 自宅から登山口までは1時間半と掛からないので、4時半に起きて出発しました。 6時前に恵那神社に到着すると、林道入口にゲートが出来ており、その手前の駐車地にはすでに3台の車が止まっていました。(下写真)

駐車地から林道ゲート
駐車地から林道ゲート

 車の主は既に出発しているようで、人影はありません。 2年前にはゲートはなく、ルート案内図もありませんでした。(下写真)

前宮登山道説明版
前宮登山道説明版

 軽め?の登山なので、手早く準備をし出発しました。 ゲートの左手から抜けていくと、舗装された良い道(膝などへの負担は大きいですが・・・)を歩いていきました。(下写真)

ゲートを通りスタート
ゲートを通りスタート

一部が綺麗に舗装されている
一部が綺麗に舗装されている

 10分ほど歩くと変わりのない登山口が見えてきました。(下写真)

登山口に到着
登山口に到着

 しかし、よく見ると五合目が工事中と書かれた看板が立っていますが、通行には支障は無いようです。(下写真)

五合目は工事中
五合目は工事中

 ここでいつもは丸太橋で川を渡りますが、丸太が掛かっていません・・・。 その変わりなのか、石が寄せられ一飛(ひととび)で渡れるようになっています。(下写真)

橋は無いが問題なし
橋は無いが問題なし

 この後は、いつもの様に樹林帯を進んでいき、対東沢を渡り黙々と登っていきました。 しかし、周囲の植林は間伐されており、鬱蒼として陰気な感じが和らいでいました。(下写真)

伐採されている
伐採されている

 程なく五合目に到着すると、看板の通り工事しています。 とは言え、この日は休みだったのか朝は兎も角、帰路にも人の姿は見ませんでした。(下写真)

五合目の工事現場
五合目の工事現場

 工事は、左の崩壊地を固めるものか崩壊地の際(きわ)にロープや柱を立てています。 その為に登山道は通れず、替わりに工事用の足場が斜面に取り付けられており、その上を歩いていきました。(下写真)

仮設通路へ
仮設通路へ

ある意味、楽に
ある意味楽に

 しっかり設置されているので怖くはありませんが、味気ない感じです。 その先の斜面を登っていくと、このな風に斜面をトラバースしていたのかと、工事現場が下に見えていました。(下写真)

工事現場が良く分かる
工事現場が良く分かる

 その先も工事関係で伐採されたものと、間伐斜面が続き微妙に道が付け変わっていました。(下写真)

間伐されている
間伐されている

 植林帯を通り過ぎ急登となってくると、お目当ての花が見られ始めました。 まずは今まで余り気が付かなかったベニドウダンを見かけます。 この辺りで先行者の方を抜いていきますが、花に気がついていないのか目もくれずに歩いていました。(下写真)

ベニドウダン1
ベニドウダン1

ベニドウダン2
ベニドウダン2

 枯大桧を過ぎると今度はお目当てのサラサドウダンが見られはじめて歩みが鈍ります。(下写真)

枯大桧
枯大桧

サラサドウダン1
サラサドウダン1

サラサドウダン2
サラサドウダン2

 サラサドウダンの回廊を進んでいくと、不動明王像に到着します。 ここまで休憩無しで来ていたので、ここで水分補給の小休止としていきました。(下写真)

不動明王像で休憩
不動明王像で休憩

 ここまで体調は相変わらずよくはありませんが、特に息切れなどはなく、思ったよりも早く歩けています。 休憩後出発しますが、その先から展望地となり、景色を見ながら快適に登っていきます。(下写真)

展望が広がり始める
展望が広がり始める

 下でも見られましたが、例年に比べてコヨウラクツツジが頻繁に見られました。 この先でも山頂付近まで多く見られたので、今年は当たり年なのかもしれません。(下写真)

コヨウラクツツジ1
コヨウラクツツジ1

順調に標高を上げる
順調に標高を上げる

左に焼山
左に焼山

笹の間を抜ける
笹の間を抜ける

 時折右手に木曽御嶽山が見られますが、この日は霞が濃くボンヤリと確認出来る程度です。(下写真)

薄っすらと木曽御嶽山
薄っすらと木曽御嶽山

 肌寒くなったので上空を仰ぐと、雲が流れ込み曇ってきています。(下写真)

不穏な天気に
不穏な天気に

物見の松
物見の松

 このまま曇るのかとも思いましたが、30分ほど経つと雲が流れまた晴れ間が広がってきました。(下写真)

西側の展望
西側の展望

下に中津川市街地と右奥に木曽御嶽山
下に中津川市街地と右奥に木曽御嶽山

御嶽山アップ
御嶽山アップ

奥に見えるのは白山
奥に見えるのは白山

 その後も今まで時期的に見られなかったシロヤシオも少なめですが見られます。 また、一株?だけシャクナゲがあり、丁度満開となっていました。(下写真)

シロヤシオ
シロヤシオ

シャクナゲ
シャクナゲ

また晴れてきた
また晴れてきた

良い天気に
良い天気に

恩田大川入山と大川入山(奥)
恩田大川入山と大川入山(奥)

 前方に空八丁の斜面が見えてきました。 ここを越えると山頂までそれほど標高差はなくなるので、一気に斜面を登っていきました。(下写真)

最後の登りに
最後の登りに

気持ちよく登る
気持ちよく登る

倒木をくぐる
倒木をくぐる

 この斜面の林床は花が多く見られる所です。 花を探しながら登っていくと、オサバグサとバイケイソウが見られますが、オサバグサはまだ早すぎたようで、逆にバイカオウレンは下の方では終わりかけのようでした。(下写真)

オサバグサはまだ早く
オサバグサはまだ早く

バイカオウレン1
バイカオウレン1

倒木にバイカオウレン
倒木にバイカオウレン

 バイカオウレンを見ながら進んでいくと、一ノ宮手前の斜面にショウジョウバカマが咲いていました。(下写真)

十八合目
十八合目

ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ

この先コヨウラクツツジが多く見られる
この先コヨウラクツツジが多く見られる

 傾斜が緩みバイカオウレンの群生地を通過すると、神坂コースとの分岐に到着しました。 ここで休憩中の若者の団体に出合いますが、右手の山頂方面へと進みます。(下写真)

バイカオウレン群生地
バイカオウレン群生地

ミツバオウレン
ミツバオウレン

 登山者が多くなるためか、いつもこの辺りから泥道となっていますが、今年は今のところ少雨なので乾燥していて快適に歩いていけました。(下写真)

いつもの泥道は乾燥している
いつもの泥道は乾燥している

コヨウラクツツジ
コヨウラクツツジ

 程なく四ノ宮に到着すると、いつもの様に裏手の展望地から景色を眺めていきました。(下写真)

展望地から中央アルプス方面
展望地から中央アルプス方面

 しかし、中央アルプスは兎も角 南アルプスも霞んで見えず、展望としては残念な感じです。(下写真)

南アルプスは見えず・・・
南アルプスは見えず・・・

恵那山三角点峰方面
恵那山三角点峰方面

 避難小屋の横を通り過ぎ山頂へ向かいますが、トイレ裏には満開のミネザクラが咲いていました。(下写真)

ミネザクラ
ミネザクラ

 数名の登山者の方とスレ違いながら登っていくと、三角点のある山頂に到着しました。(下写真)

奥宮に到着
奥宮に到着

恵那山一等三角点
恵那山一等三角点

 相変わらず景色は皆無なので、避難小屋の岩場に向かいます。(下写真)

岩の上から避難小屋
岩の上から避難小屋

 岩場によじ登り、昼食には早すぎるのでここで景色を見ながら小休止としていきます。(下写真)

東方面最後の展望(霞は取れそうもなく)
最後の展望(霞は取れそうもなく)

南側の展望地
南側の展望地

 15分ほど休憩した所で、下山を開始します。 往路に気が付きませんでしたが、他の場所にもミネザクラが咲いており、それらを眺めながらゆっくりと往路と同じコースで戻っていきました。(下写真)

満開のミネザクラ
満開のミネザクラ

ムシカリ
ムシカリ

前宮コースへ
前宮コースへ

 往路に見ておいた展望地までおりると、株に座り込んで昼食休憩としていきました。(下写真)

陽射しが強いがここで休憩
陽射しが強いがここで休憩

 短めの休憩後は、体調も考えてゆっくりと下山を開始します。 往路に気が付かなかった花などを眺めながら、降りていきました。(下写真)

標高が低くなるとバイカオウレンは種に
標高が低くなるとバイカオウレンは種に

マイズルソウ
マイズルソウ

下の方は蕾の状態
蕾の状態が多く

 五合目を過ぎて、登山も終盤に差し掛かりました。 往路に何となく気になっていましたが、陽が差し込んだだめか黄色の花が目立ちます。
 よく見ると笹の花が咲いています。 見るのは初めてではありませんが、数十年に一回の事らしく、この辺りの笹薮も来年には枯れて一時的あるきやすくなっているかも知れません。(下写真)

笹の花
笹の花

笹の花2
笹の花2

 そして対東沢で顔を洗ってさっぱりしてから、駐車地へと戻りました。

今回の反省点は、
・微熱がありましたが、ほどよく体を動かし汗をかいたので翌日には体調もよくなりました。

 次回ですが、「四阿山」へ登ろうかと計画中です。(天気次第です。予備案として白山の「別山」も計画しています。)


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コメント 6

コメントの受付は締め切りました
nousagi

サラサドウダン、好きな花です。
花の恵那山いいですね。
長い歩きですが、一度行ってみたいと思っています。
次は四阿山、こちらもお花の山ですね。
by nousagi (2017-06-14 14:53) 

おど

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 サラサドウダン、綺麗ですよね。 距離は眺めですが、その分色々な花が楽しめます。 今週末も、色々な花が見られると思うので楽しみです。

by おど (2017-06-15 12:48) 

テリー

サラサドウダンが、きれいですね。こいうきれいなお花を見ながらの、山登りなら、大歓迎ですね。
by テリー (2017-06-15 18:43) 

たそがれ高洋

こんにちは、少し不調なおどさん。
黙々歩くだけの山かと思いきや、見る人が見るとありますね。
可憐な感じですね。
熊笹の花はここら辺のいたるところで騒がれていますね。
ねずみが大発生し、笹枯れが本当に起こるのか。
元気な山旅をふたたびどうぞ。
by たそがれ高洋 (2017-06-15 22:29) 

山子路爺

サラサドウダン……初見かも。
なんとも素敵な花ですねぇ〜。

by 山子路爺 (2017-06-18 11:11) 

おど

テリーさん、ご無沙汰しています。 コメントありがとうございます。
 サラサドウダンは毎年見に行きますが、今年はまだ早かったようです。 それでも綺麗な花が見られたので、大満足でした。

たそがれ高洋さん、コメントありがとうございます。
 気温の変化が激しく、体調を崩してしまいました・・・。 今は復活していますが、暑くなると今度は夏バテしそうです・・・。 笹の花は去年騒がれていましたが、今年も引き続いてなのですね。

山子路爺さん、コメントありがとうございます。
 サラサドウダン見たことありませんでしたが。 数珠なりに咲いているので花と言う認識がなくスルーしますが、一回認識すると意外と咲いていますね。

by おど (2017-06-22 23:56) 

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