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[登山] 四阿山・浦倉山・根子岳周回と米子瀑布見物 [登山]

 今回は、長野県と群馬県の県境にある「四阿山(あずまやさん)」と「根子岳(ねこだけ)」を米子瀑布(よなこばくふ)を絡めて周回してきました。 当日は天気もよく花も多く見られ、充実した登山となりました。

四阿山からの展望(南方面)
篭ノ登山(中央左)や湯の丸山(中央右)、奥に八ヶ岳

米子瀑布(右に不動滝、左に権現滝、手前はレンゲツツジ
滝を見ながら昼食

四阿山・浦倉山・根子岳周回
米子瀑布見物
日付 2017年06月17日(土)
天気 晴れ時々曇り
山域 志賀高原
場所 長野県上田市菅平高原
距離 21.0Km
累積標高 +1800 -1800m
時間 9時間00分
人数 2名
撮影枚数 0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
1155枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0473枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(距離長い)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ 花、米子瀑布
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
06:35 1590m 0.0Km 菅平牧場駐車場 出発
07:35 (01:00) 1917.2m 2.6Km 1917.2mビーク(5分休憩)
08:10 (00:35) 2106m 3.7Km 中四阿
08:35 (00:25) 2275m 4.6Km 根子岳分岐
08:45 (00:10) 2354m 5.1Km 四阿山(15分滞在)
09:10 (00:25) 2250m 5.8Km 茨木山分岐
09:50 (00:40) 2119m 8.2Km 2119mピーク(10分休憩)
10:15 (00:25) 2090.8m 9.1Km 浦倉山
11:15 (01:00) 1483m 12.3Km 米子不動尊分岐
11:25 (00:10) 1456m 12.7Km 鉱山跡(山の神) 昼食休憩
12:10 (00:45) 1456m 13.0Km 鉱山跡(山の神) 出発
12:15 (00:05) 1483m 13.4Km 米子不動尊分岐
13:40 (01:25) 1992m 16.2Km 小根子岳北肩(10分休憩)
14:15 (00:35) 2128.3m 17.4Km 小根子岳(10分休憩)
14:40 (00:25) 2207m 18.1Km 根子岳 休憩
14:55 (00:15) 2207m 18.1Km 根子岳 出発
15:35 (00:40) 1590m 21.0Km 菅平牧場駐車場 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20170617map.jpg

画像リンク

 毎年梅雨時には、晴れる可能性の高い日本海側?の山へ登ることにしています。 今回は、浅間山に登った時から登りたいと思っていた「四阿山(あずまやさん)」に向かうことにします。
 しかし、一般的な根子岳との周回コースでは午前中には下山となってしまうのて、滝百選に選ばれている「米子瀑布(よなこばくふ)」、それにこの時期に見られるレンゲツツジをセットでと考え今回のコースとしました。

 登山口まで自宅から3時間半から4時間は掛かるので、3時前には出発しました。 今回は同行者も一緒なので、途中で拾って行きます。 高速を中央道と長野道、それに上信越道と走り『須坂長野東IC』で降りて行きました。 コンビニに寄ってから、県道58号線と国道406号線と繋ぎ菅平(すがだいら)に到着しました。
 ここからはカーナビに従って菅平牧場へと左折して登っていきます。 右に牧場を見ながら進んでいくと、程なく広い駐車場が左手に見えてきました。

 駐車場は第5駐車場からカウントダウンしていきますが、第2駐車場に停めている人が多いのでここに駐車して行きました。(下写真)

菅平駐車場(第二駐車場)、奥に北アルプス
菅平駐車場(第二駐車場)

 登山口は既に標高1600mあります。 天気は松本市から北で雲が多めでしたが、到着時にはすっかり晴れ上がり、北アルプスが見渡せます。

 出発の準備が整った所で車道を登って行くと、すぐに根子岳と四阿山の分岐に到着します。(下写真)

根子岳(直進)・四阿山(右折)分岐
根子岳(直進)・四阿山(右折)分岐

分岐の様子1
分岐の様子1

分岐の様子2
分岐の様子2

 ここで予定通り「四阿山」へと向かいます。 トイレの横を通り牧場の脇の舗装路を奥へと歩いていきますが、地図に書かれたは線路に道が無いので戸惑います・・・。

脇にはトイレ
脇にはトイレ

牧場に牛
牧場に牛

 奥にあるだろうと、そのまま進むと登山口が見えてきました。(下写真)

牧場の横を奥へ
牧場の横を奥へ

四阿山登山口
四阿山登山口

 牧場にもツツジがあり至る所で綺麗な花が見られましたが、登山道に入るとレンゲツツジの間を歩く道となりました。(下写真)

モミジイチゴ
モミジイチゴ

登山口に入る
登山口に入る

レンゲツツジ1
レンゲツツジ1

 朝から日差しが強く日焼けが気になりますが、樹林が濃くなり助かります。(下写真)

木陰で涼しく
木陰で涼しく

 沢沿いの湿った道となると花が多く見られ初めます。(下写真)

マイズルソウ
マイズルソウ

ズミ
?1

クリンソウ
クリンソウ

登山道に湧き水
登山道に湧き水

沢沿いの道に
沢沿いの道に

クルマバソウ
クルマバソウ

オオバミゾホオズキ
オオバミゾホオズキ

 花を愛でながら歩いていくと、丸太橋が見えてきました。(下写真)

沢を渡る
沢を渡る

 沢を渡ると緩斜面を登る道となり、レンゲツツジなどの花を見ながら気持ちよく登っていきました。(下写真)

シラカバ林
シラカバ林

ベニバナイチヤクソウ
ベニバナイチヤクソウ

レンゲツツジ2
レンゲツツジ2

笹道を進む
笹道を進む

 標高が上がり、下に登ってきた牧場などが見えてきました。(下写真)

浅間山(左端)方面
浅間山(左端)方面

西側
西側

下に牧場(小さく牛も見える)
下に牧場(小さく牛も見える)

 次第に傾斜が強まり黙々と登っていくと、先行する登山者数名が休憩するピークに到着しました。(下写真)

木々が少なく
木々が少なく

1917mピーク
1917mピーク

 ピークからは、浅間山に北アルプスや八ヶ岳、それに遠く南アルプスや木曽御嶽山などの絶景が広がっており、暫くここで初めての休憩としていきます。(下写真)

ピークからの展望1
ピークからの展望1

乗鞍岳アップ
乗鞍岳アップ

北アルプス南部
北アルプス南部

鉢盛山と奥に木曽御嶽山
鉢盛山と奥に木曽御嶽山

美ヶ原と奥に中央アルプス
美ヶ原と奥に中央アルプス

蓼科山と奥に北岳(左)と仙丈ヶ岳(右)
蓼科山と奥に北岳(左)と仙丈ヶ岳(右)

烏帽子岳と奥に赤岳
烏帽子岳と奥に赤岳

浅間山方面
浅間山方面

浅間山アップ
浅間山アップ

 前方には「四阿山」が大きく見えていました。 休憩後は、そちらに向かって進みます。(下写真)

四阿山を仰ぐ
四阿山を仰ぐ

 稜線沿いの道となり低木で日差しが強いので、日焼け止めを塗りながら歩いていきます。(下写真)

ムラサキヤシオツツジ
ムラサキヤシオツツジ

火山岩が見られる
火山岩が見られる

左手に根子岳
左手に根子岳

 火山性の土壌となると、岩の間にイワカガミやミツバオウレンなどが見られ始めました。(下写真)

ミツバオウレン1
ミツバオウレン1

再度樹林帯へ
再度樹林帯へ

コイワカガミ
コイワカガミ

 植生が変わり湿原地といった感じとなります。 標識には四阿高原と書いてあり、岩であるき辛い道を登っていきます。(下写真)

ここから高原帯
ここから高原帯

高原を進む
高原を進む

 傾斜が緩み笹原を進みます。(下写真)

展望も良く
展望も良く

陽射しの中を登る
陽射しの中を登る

 狭い稜線となると中四阿が前方近くに見えてきました。(下写真)

中四阿の稜線に
中四阿の稜線に

 左手には「根子岳」が近くに見え、その奥に妙高連邦の山々が見えてきました。(下写真)

右から妙高山・火打山・高妻山・戸隠山など
右から妙高山・火打山・高妻山・戸隠山など

北アルプス全景
北アルプス全景

 中四阿は岩峰となっており、ロープで通行止めされています。 標識に従い、その右をトラバースして越えて行きました。(下写真)

中四阿はすぐ、右奥に山頂
中四阿はすぐ、右奥に山頂

中四阿の山頂は岩の上…
中四阿の山頂は岩の上…

 右に折れていくと四阿山との鞍部に到着します。(下写真)

尾根鞍部
尾根鞍部

 左手は崩壊地となって切れ込んでいます。 ここを通過すると主尾根と行った感じとなり、傾斜が一気に強まりました。(下写真)

鞍部下は崩壊地
鞍部下は崩壊地

根子岳東斜面の草原
根子岳東斜面の草原

ここから本格的な登りに
ここから本格的な登りに

 前方から賑やかな子供の声が聞こえてきて、そのパーティーを抜いていきます。 この辺りは濃い樹林帯で残雪が残っていました。(下写真)

石の道が多く
石の道が多く

 傾斜が緩くなり再度展望が広がります。 南方面を見ると、山の奥に富士山が頭を出していました。(下写真)

次第に遮るものが少なく
次第に遮るものが少なく

富士山が見えてくる
富士山が見えてくる

 高原の雰囲気となり、笹原の間につけられた道を登っていくと根子岳分岐に到着しました。(下写真)

また笹原の道に
また笹原の道に

高原の雰囲気
高原の雰囲気

石畳のように
石畳のように

根子岳分岐
根子岳分岐

 ここまで一気に来ているので、暫く同行者を待ちます。(下写真)

根子岳方面
根子岳方面

 前方を見ると、山頂と思われるピークが鋭利に見えていました。(下写真)

前方に山頂のピークが
前方に山頂のピークが

 山頂直下は木道が施設されていて、ここで鳥居峠からの道と合流します。(下写真)

ここから木道
ここから木道

木道の階段を登る(右から別のルートが合流)
木道の階段を登る

 最後の道を黙々と登っていくと、石積みに囲まれた祠(上州祠)が見えてきました。 更に奥にも祠があり、そちらに山名標識がありました。(下写真)

上州祠
上州祠

更に奥が山頂
更に奥が山頂

間に石祠
石祠

四阿山山頂
四阿山山頂

信州祠
信州祠

 山頂には既に数名の登山者が休憩しています。 到着時は快晴の天気で、周囲360度の展望が見られました。(下写真)

下に根子岳
下に根子岳

浦倉山方面
浦倉山方面

妙高山・火打山・焼山・黒姫山・地蔵山・高妻山など
妙高山・火打山・焼山・黒姫山・地蔵山・高妻山など

火打山や焼山には雪が多く
火打山や焼山には雪が多く

東側(奥に日光白根山や赤城山、右に浅間隠山)
東側(奥に日光白根山や赤城山、右に浅間隠山)

浅間山
浅間山

篭ノ登山(中央左)や湯の丸山(中央右)、奥に八ヶ岳
篭ノ登山(中央左)や湯の丸山(中央右)、奥に八ヶ岳

篭ノ登山の奥に富士山、その左に金峰山など
篭ノ登山の奥に富士山、その左に金峰山など

浅間山アップ
浅間山アップ

八ヶ岳と奥に南アルプス
八ヶ岳と奥に南アルプス

北アルプス北部
北アルプス北部

横手山(中央)・岩菅山(左)
横手山(中央)・岩菅山(左)

本白根山
本白根山

 山頂付近にはコバエなど虫が多く、それらを取りにツバメが飛び交っていました。(下写真)

ツバメが飛び交う
ツバメが飛び交う

中央アルプスとツバメ
中央アルプスとツバメ

木曽御嶽山や乗鞍岳とツバメ
木曽御嶽山や乗鞍岳とツバメ

ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ

 展望に満足した所で、先も長いので出発しました。 山頂から東に向かって降りていきますが、そちらから人の往来が多いので不思議に思っていました。 しかし、少し降りると唐突に三角点が見られ、納得です。(下写真)

浦倉山へ向う
浦倉山へ向う

下に田代湖
下に田代湖

二等三角点
二等三角点

 その先からロープの付いた急斜面となりますが、大したことはありませんでした。(下写真)

ここから急降下
ここから急降下

ミネザクラ
ミネザクラ

 傾斜が緩むと湿地帯となり、こちら側にも木道が現れました。(下写真)

ここにも木道
ここにも木道

 笹原が広がり、右下を望むと登山道が続いていました。(下写真)

下にバラギ湖
下にバラギ湖

 程なく茨木山との分岐に到着しますが、ここは左に折れてトラバース気味に歩いていきました。(下写真)

茨木山分岐
茨木山分岐

 前方に向かう「浦倉山(うらくらやま)」が下に見えてきます。(下写真)

前方に浦倉山(中央左手前)
前方に浦倉山(中央左手前)

 こちには北側という事もあり、登山道の所々に残雪が残っていました。 真新しい足跡が残っており、先行者(トレランの人?)がいるようです。(下写真)

登山道に残雪
登山道に残雪

 その後も快適な水平道が続き距離を稼ぎます。(下写真)

展望を見ながら進む
展望を見ながら進む

樹林帯へ
樹林帯へ

所々で木道
所々で木道

笹原の道
笹原の道

 笹原が続き、前方に2119mピークが見えてきました。 当初はそこが浦倉山だと思い込み、岩の多い斜面を登っていきました。(下写真)

2119mピークが見えてきた
2119mピークが見えてきた

ミネザクラも多く
ミネザクラも多く

2119mピークへ
2119mピークへ

イワナシ
イワナシ

 ピークに到着すると左手に切り開きがあり、根子岳や四阿山が望めました。(下写真)

2119mピークから根子岳
2119mピークから根子岳

2119mピークから四阿山
2119mピークから四阿山

シャクナゲ
シャクナゲ

ムシカリ
ムシカリ

 ピークは樹林に覆われ涼しいので、ここで暫く休憩していきました。 登山道は、この先で右に折れて下っていきます。 突然視界が開けスキー場のゴンドラに到着しました。(下写真)

スキー場ゴンドラ
スキー場ゴンドラ

ここを降りればすぐ下界?
ここを降りればすぐ下界?

 スキー場の整備道とお思われる切り開きを歩いていくと、再度ゴンドラが見られ、本白根山などが近くに見えていました。(下写真)

スキー場上部を進む
スキー場上部を進む

横手山など
横手山など

スキー場トップからの眺め(左端が本白根山)
スキー場トップからの眺め

笹の中に道標
笹の中に道標

 更に稜線沿いを進んでいくと、通過点にか見えない「浦倉山」の山頂に到着しました。(下写真)

浦倉山へ
浦倉山へ

浦倉山山頂
浦倉山山頂

三等三角点
三等三角点

 ここで初めて女性の単独登山者の方とスレ違います。 山頂は日差しが強いので休憩もそこそこに、米子瀑布へと降りていきました。(下写真)

北方面の展望
北方面の展望

徐々に標高を落とす
徐々に標高を落とす

 景色も見られない樹林帯の中をつづら折れに下る道となりますが、色々な花が見られ始めました。(下写真)

スミレ
スミレ

ミヤマカタバミ
ミヤマカタバミ

滑落注意(このコースの注意点)
滑落注意

 何度かつづら折れを降りていくと、沢沿いの道となります。 すると湿地に見られる花も見られました。(下写真)

沢沿いの道を進む
沢沿いの道を進む

ツバメオモト
ツバメオモト

エンレイソウ
エンレイソウ

何の種か?(フキと思ったが)
何の種か?

緑が眩しく
緑が眩しく

?1ズダヤクシュ
?1

 途中、”下部、沢へ入る「な」”と書かれたてれ膜がありますが、「な」の部分が離れており”下部、沢へ入る”と読み間違えそうになります・・・。(下写真)

沢へ入る「な」
沢へ入る「な」

 その後もつづら折れの下りが続き、先程警告されていた沢を右に見ますが間違えそうも無い良い道が続きました。 この辺りも花が多く、前回の恵那山ではまだ見られなかったゴゼンタチバナやアカモノなども見られました。(下写真)

同じような道が続く
同じような道が続く

ツマトリソウ
ツマトリソウ

ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ

アカモノ
アカモノ

 最後の急斜面となり、その手前からは下に米子瀑布の遊歩道と底を歩く丁姿が見えてきました。(下写真)

下に米子瀑布の遊歩道
下に米子瀑布の遊歩道

根子岳方面
根子岳方面

 ここで前回に引き続き、サラサドウダンが見られました。(下写真)

サラサドウダン1
サラサドウダン1

サラサドウダン2
サラサドウダン2

 一気に降りていくと水の流れる沢に出て、その左を通り抜けます。 すると根子岳と米子奥の院との分岐に到着しました。(下写真)

人工物
人工物

米子瀑布と根子岳分岐
米子瀑布と根子岳分岐

 ここまでほぼ予定通り「浦倉山」から一時間で降りてこれました。 時間に余裕があるので、予定通り米子瀑布へと向いました。 直進し橋を渡ると、緩やかな降りとなり広い沢の橋を渡ると米子瀑布の展望地に到着しました。(下写真)

橋を渡る
橋を渡る

水平道を進む
水平道を進む

米子奥の院方面へ
米子奥の院方面へ

沢を渡り鉱山跡に
沢を渡り鉱山跡に

右手に崩壊地
右手に崩壊地

 展望地付近は、鉱山の建物跡で今は一面の草原となっていました。(下写真)

鉱山跡の草原
鉱山跡の草原

 米子瀑布も見えてきて暫く見物していきました。(下写真)

米子瀑布(右に不動滝、左に権現滝)
米子瀑布(右に不動滝、左に権現滝)

 奥のトイレに寄ってから、近くの「山の神」で滝を見ながら昼食休憩としていきます。(下写真)

トイレ
トイレ

米子硫黄鉱山跡説明
米子硫黄鉱山跡説明

登山道案内図
登山道案内図

山の神鳥居
山の神鳥居

山の神
山の神

滝を見ながら昼食
滝を見ながら昼食

権現滝
権現滝

不動滝
不動滝

 木陰で座り込んで休憩していきますが、ふたりとも朝が早く眠たくなってきました・・・。(下写真)

気持ちのよい天気
気持ちのよい天気

妙高方面
妙高方面

 眠気は簡単に取れそうもないので、「根子岳(ねこだけ)」へと向うことにします。 (下写真)

根子岳を目指す
根子岳を目指す

 先程の橋を渡り返して、「至る菅平」と書かれた標識で沢沿いに進みました。 程なくその沢を渡る橋が出るので、そこを一人づつ渡っていきます。(下写真)

ひとりづつ渡る
ひとりづつ渡る

小滝
小滝

 この辺りで数名の肩とすれ違いますが、どの方も大きなリュックを背負っていました。 斜面に取り付くと、序盤から急登となり汗が吹き出します。(下写真)

序盤は急登
序盤は急登

 このまま上まで続くかとも思えましたが、傾斜が緩み暫くは沢沿いのトラバース道となり楽できます。(下写真)

傾斜が緩みトラバース道に
傾斜が緩みトラバース道に

 奥でその沢を渡りますが、工事用のパイプと渡しで作られており、見た目には怖い感じでした。(下写真)

これは怖い・・・
これは怖い・・・

 思ったよりも頑丈にできていますが、その先も工事用に足場でクマれた階段を登り斜面へと取り付きました。(下写真)

工事用の足場を登る
工事用の足場を登る

 ここも登りは大したこと無く、傾斜が緩むと笹が広く刈られた道を歩いていきました。(下写真)

笹が刈られた道を進む
笹が刈られた道を進む

 このあたりでペースを上げて登っていきますが、途中で笹薮の中からガサガサと人の気配がしてきます。 また、更に進むと犬が繋がれており、ここぞとばかりに吠えてきました。 結局、途中で出会った人達は、そのほとんどがタケノコ採りに訪れているようです。

 途中、登山道を横切り小川が流れているので、ここで遅れている同行者を待つことにしました。 冷たい水が流れており、飲むには勇気がいりますが、ポットボトルに汲んで頭から流して熱を帯びた頭を冷やしていきました。

 ここまで来ると、稜線までは大したことありません。(下写真)

空が見えてきた
空が見えてきた

稜線間近
稜線間近

 次第に低木となり、それが笹原となると周囲の景色が見えてきました。(下写真)

笹原となり周りの景色が見えて
笹原となり周りの景色が見えて

稜線直下
稜線直下

 稜線直下で、遅れ気味の同行者を待つことにします。(下写真)

ここで同行者を待つ
ここで同行者を待つ

 同行者が到着した所で稜線へと登ると、菅平との分岐に到着しました。(下写真)

小根子岳北肩分岐
小根子岳北肩分岐

 稜線も展望が良い所ですが、少し北に向かったところが高くなっていてケルンが積まれています。 そこまで道が続いているのでそちらへ向うと、北側を中心に展望が広がっていました。(下写真)

肩のピークへ
肩のピークへ

小根子岳北肩から横手山方面
小根子岳北肩から横手山方面

下に米子瀑布
下に米子瀑布

四阿山
四阿山

手前が小根子岳、奥が根子岳
手前が小根子岳、奥が根子岳

北側の展望
北側の展望

妙高連峰
妙高連峰

北アルプス北部
北アルプス北部

 一通り展望を楽しんだ所で、先程の分岐まで戻り「根子岳」へと向います。(下写真)

根子岳へは稜線を進む
根子岳へは稜線を進む

 高原の雰囲気の木々の少ない笹原の道を進みますが、ここまで登ると標高差はあまりないので気は楽です。(下写真)

小根子岳まで500m
小根子岳まで500m

 小根子岳まで500mの標識を見ると、辺りはミツバオウレンの群生地となっていました。(下写真)

ミツバオウレン2
ミツバオウレン2

 前方に見えるのが小根子岳のピークだとわかりますが、矢張り標高差は殆どありません。 右に向い山頂直下からは、ザレた斜面を登っていきました。(下写真)

小根子岳への登り
小根子岳への登り

左に山頂
左に山頂

 ガンコウランが多く見られ、高山帯の雰囲気となりました。(下写真)

高山の雰囲気に
高山の雰囲気に

 そして北の肩から30分と掛からず、小根子岳に到着しました。 山頂には一等三角点があり、点名は『猫岳』となっています。(下写真)

一等三角点(点名:猫岳)
一等三角点(点名:猫岳)

小根子岳山頂
小根子岳山頂

更に奥に根子岳
更に奥に根子岳

菅平高原
菅平高原

北肩を見下ろす
北肩を見下ろす

本白根山
本白根山

 誰もいない山頂でゆっくりと景色を眺めてから、最後の登りとなる「根子岳」へ向います。(下写真)

根子岳へは右側から廻り込む
根子岳へは右側から廻り込む

 根子岳の山頂へも右斜面へと向い、避難小屋からの登山道と合流したところで、トラバース気味に歩いていきました。(下写真)

ここで左の根子岳へ
ここで左の根子岳へ

気持ちのよい登り
気持ちのよい登り

 右下から菅平からの道と合流すると、ガレた道をすぐ上の山頂へと向いました。(下写真)

菅平分岐
菅平分岐

根子岳山頂
根子岳山頂

 程なく山頂に到着すると、こちらには数名の登山者が休憩していました。 山頂には祠があり、恵比寿様が祀られていました。(下写真)

山頂の石碑
山頂の石碑

山頂の祠(中に恵比寿様)
山頂の祠

フジハタザオ?
フジハタザオ?

 展望は小根子岳の方が良いみたいですが、「四阿山」が近くに見えています。 この時間になり、南方面から雲が湧き上がり四阿山に掛かり始めていました。(下写真)

四阿山
四阿山

山銘板
山銘板

 景色を眺めながら最後の小休止とし、下山を初めました。(下写真)

下山開始
下山開始

 すぐ下に牧場が見えていて、駐車場も確認出来ました。 しかし、道にゴロゴロと石が多く歩きづらくスピード乗りません。(下写真)

あるき辛い道が続く
あるき辛い道が続く

あと2.1Km
あと2.1Km

 斜面を下り傾斜が緩くなり始めると調子も出てきて、一気に下山を開始します。(下写真)

傾斜が緩む
傾斜が緩む

 途中の登山道脇に、八丁目の石標が残っていたので見ていきます。(下写真)

八合目の古い道標
八合目の古い道標

 その後も調子よく下りて行き、数名の登山者を抜いていくと往路同様レンゲツツジが見られ始めました。(下写真)

あと1.1Km(レンゲツツジが見られ出す)
あと1.1Km(レンゲツツジが見られ出す)

レンゲツツジを見ながら下山
レンゲツツジを見ながら下山

 最後はレンゲツツジの遊歩道と行った感じになり、東屋の展望台を横目に牧場へと階段道を降りていきました。(下写真)

奥に東屋の展望地
奥に東屋の展望地

案内図
案内図

緩斜面を降りる
緩斜面を降りる

鮮やかなレンゲツツジ
鮮やかなレンゲツツジ

駐車場が近くに
駐車場が近くに

 そして根子岳山頂から僅か40分ほどで、朝通過した四阿山と根子岳の分岐に到着しました。 その後は、売店で名物?のソフトアイスを長い行列で待ち、火照った体を冷やしてから長い帰路に着きました。(下写真)

牧場のソフトアイスクリーム(同行者撮影)
ソフトアイスクリーム

今回の反省点は、
・米子瀑布から根子岳間で思ったよりも熱にやられたので、休憩を多めに取った方がよかったと感じました。(途中で休憩を入れなかったら熱中書になっていたかも知れません)

 次回ですが、余り天気は期待できないのと仕事が忙しいので、近場の岐阜の低山に向う予定です。


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コメント 4

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joyclimb

良い天気と素晴らしい展望ですね^^
暑い時期の滝観賞、いいですね^^
下山後に食べるソフトアイスクリーム、とても美味しそうですね
by joyclimb (2017-06-25 18:30) 

テリー

すばらしい眺望でしたね。富士山、北アルプスなどが、こんなに、見えるとは、最高ですね。
by テリー (2017-06-25 22:19) 

nousagi

四阿山と根子岳では午前中で終わってしまうんですね。(^^;)
今の時期はどこへ行っても、いろんな花があって楽しいですね。
1はスダヤクシュかと思います。
フワフワの種は、フキノトウがどーっと伸びきったのでしょうか。
by nousagi (2017-06-26 21:47) 

おど

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 天気がよくて最高です。 滝見学は、暑かったら直下までいったと思いますが、そこまで暑くはありませんでした。 それでも下山後のアイスクリーム、甘さ控えめで美味しかったですよ。

テリーさん、コメントありがとうございます。
 富士山や南アルプスまで見られるとは思っていませんでした。 北アルプスも、思ったよりも残雪が多くてビックリです。

nousagiさん、コメントありがとうございます。
 四阿山と根子岳の周回だけだと、11時には下山する勢いでした。 花は期待していましたが、一部はまだ早くて見られませんでした。 それでも色々と見られ満足です。 花の名前、ありがとうございます。 確認次第修正しておきます。
by おど (2017-06-28 12:28) 

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