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[登山] 白山北部 大門山・見越山・奈良岳 紅葉ハイク [登山]

 今回は、天気の良い所を求め白山の北部に向かうことにします。 2015年7月に、桂湖から大笠山・奈良岳・大門山と縦走しブナオ峠を縦走した時に、ブナ林が綺麗で紅葉の時期に巡りたいと思っていたので、今回は軽めにブナオ峠から奈良岳までピストンで縦走してきました。 朝方はガスが濃く紅葉もいまいちでしたが、陽が高くなると天気も回復し、赤く染まる山々を見ながら楽しく歩くことが出来ました。

紅葉する見越山
奥に奈良岳

白山北部
大門山・見越山・奈良岳
紅葉ハイク
日付 2017年10月14日(土)
天気 曇り時々晴れ(雲多く)
山域 白山
場所 富山県南砺市刀利
距離 12.8km
累積標高 +1578m -1578m
時間 06時間50分
人数 単独
撮影枚数 0681枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0354枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ 紅葉、展望
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
06:20 990m 0.0km ブナオ峠 出発
07:20 (01:00) 1493m
2.1km
大門山分岐 (5分休憩)
07:35 (00:15) 1571.7m 2.4km 大門山 休憩
07:50 (00:15) 1571.7m 2.4km 大門山 出発
07:55 (00:05) 1493m 2.8km 大門山分岐
08:15 (00:20) 1501m 3.7km 赤摩木古山 (5分休憩)
09:45 (01:30) 1615m 5.9km 見越山 休憩
10:05 (00:20) 1615m 5.9km 見越山 出発
10:30 (00:25)
1644.4m 6.7km 奈良岳 昼食休憩
10:55 (00:25) 1644.4m 6.8km 奈良岳 出発
11:20 (00:25) 1615m
7.6km
見越山 (10分休憩)
12:20 (01:00) 1501m 9.8km 赤摩木古山 (5分休憩)
12:40 (00:20) 1493m 10.7km 大門山分岐
13:10 (00:30) 990m 12.8km ブナオ峠 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20171014_map.jpg

画像リンク

 週末は秋雨前線の影響で元々天気はよくない予報でした。 前日までは、敦賀周辺の低山に登る計画でしたが、石川県方面の天気が晴れの予報となったので、紅葉の時期に行きたいと思っていた「大門山」から「奈良岳」の稜線を歩くことにしました。

 今回は久しぶりに高山市に前泊します。 6時半から登り始めで計画し、5時に出発しました。 五箇山インターチェンジで降りると、一ヶ月前にはゲートが閉められ通れなかった車道ゲートを無事通過して入っていきました。 落葉でいっぱいの道を奥へと進みますが、雲が濃く暫くは薄暗い道を慎重に進んで行きました。

 蛇行しながら標高を上げ、20分ほどで見覚えのある広場に到着しました。(下写真)

広い駐車場
広い駐車場

 駐車地には車の姿は見えず、この日一番乗りのようです。 早速準備をして出発しますが、雨具を着ていくか悩みます。 取り敢えず、すぐに雨は降りそうもありません。 しかし、ガスが木々に当たり雫となってパラパラと落ちてきていますが、大したことないのでスパッツだけ履いて出発します。(下写真)

登山道へ
登山道へ

 雨の中の山行と言った感じで、登山道は所々で泥道となっています。 また、湿地状の道も多く、泥の上に木の枝などが載せてありますが、うまく乗らないと沈み込みます・・・。(下写真)

泥道が多い
泥道が多い

 暫くはゆるい上り月次、黙々と登っていきました。 程なくブナが見られだしますが、ガスで黄葉もハッキリしません。(下写真)

ブナ林を進む
ブナ林を進む

 急斜面となり長い階段となりますが、木の階段で滑りやすく踏み跡を探しながら登ります。(下写真)

長い階段に
長い階段に

 標高が上がると上空が明るくなってきました。 まだ日差しはありませんが周りの紅葉が確認できました。(下写真)

紅葉が見られ出す
紅葉が見られ出す

 風でガスが流れ少しの間だけですが青空が覗け、期待が膨らみます。(下写真)

一瞬青空が見えて
一瞬青空が見えて

 右手の谷間の奥に遠くの景色がボンヤリと見えてきました。 方角的には日本海が見えているようですが、ハッキリとしません。(下写真)

金沢方面が薄っすらと
金沢方面が薄っすらと

 上空ははまだ濃い雲がありますが、先程より明るくなってきました。 すると右に見え始めた大門山の斜面の紅葉が映えて見えてきました。(下写真)

大門山の斜面
大門山の斜面

右手に大門山の紅葉
右手に大門山の紅葉

 太陽も高くなり、僅かですが雲間から日が差し込んできました。 するとそれまでドス黒いと思われた木々が、鮮やかな色合いを見せてくれました。(下写真)

陽が差し込んで良い色合いに
陽が差し込んで良い色合いに

ガスが切れ陽が射す
ガスが切れ陽が射す

 傾斜が緩むと大門山分岐に到着しました。 ベンチがあるので、ここで行動食と水分補給を摂り大門山へ向かうか考えて行きました。(下写真)

大門山分岐
大門山分岐

 まだ濃いガスは晴れそうもないので、先に大門山へ向かうことにしました。(下写真)

雲海に浮かぶ(人形山・三ヶ辻山)
雲海に浮かぶ(人形山・三ヶ辻山)

 以前にも寄り大体の距離は把握しています。 灌木や笹の間を抜けていくと、ひと登りで山頂に到着しました。 まだガスで覆われていますが、水平方向は薄くなり近くの山が見えはじめていました。(下写真)

笹道を進む

笹道を進む

大門山山頂
大門山山頂

ガスが濃く展望はなし
ガスが濃く展望はなし

 元々日本海側が晴れの予報なので着ていますが、北の奥は雲もなく青空となっていました。(下写真)

北側は晴れ間が
北側は晴れ間が

 ガスが貼れないかと暫く粘りましたが、少しずつ雲が降りていますがすぐには回復しそうもありません。 先程の分岐まで戻り、稜線沿いを「赤摩木古山(あかまっこ)」へと向かいました。(下写真)

赤摩木古山へ向う
赤摩木古山へ向う

 高低差の無い代わり映えの無い稜線を進んでいくと、20分ほどで赤摩木古山に到着しました。(下写真)

赤摩木古山に到着するが・・・
赤摩木古山に到着するが・・・

 しかしまだガスは晴れること無く、かろうじて大門山が見える程度でした。(下写真)

ガスの間から大門山
ガスの間から大門山

 帰路に晴れていることを期待し、「見越山(みこしやま)」へ向かいました。(下写真)

取り敢えず見越山へ
取り敢えず見越山へ

 鞍部へと降りる道はガスの中を黙々と下っていきます。 しかし、次第に雲が薄くなり周囲の展望が見られ始めました。 それに伴い弱い日差しが当たりだし、木々の紅葉が目立ち始めました。(下写真)

カエデも良い色に
カエデも良い色に

ガスが晴れ大門山が見える
ガスが晴れ大門山が見える

 細尾根を降りていく道となり、両側の景色を見ながら進んでいきます。 右には金沢方面に日本海が、左には大笠山方面が見えていました。(下写真)

紅葉を見ながらゆっくり進む
紅葉を見ながらゆっくり進む

金沢方面と日本海
金沢方面と日本海

天気が落ち着く
天気が落ち着く

 前方に見越山が見えてくると、その斜面はよい感じの紅葉となっていました。(下写真)

見越山の斜面もよい感じ
見越山の斜面もよい感じ

 写真を撮りながらゆっくり歩いていると、陽が差し始め燃えるような紅葉が見られ始めました。(下写真)

向う尾根が真っ赤に
向う尾根が真っ赤に

大笠山はまだ雲の中
大笠山はまだ雲の中

 この機会を逃すまいと、ザックを下ろし写真撮影に勤しんでいきました。(下写真)

奥に奈良岳
奥に奈良岳

見越山を仰ぐ
見越山を仰ぐ

 暫く展望を眺めていきますが、その間にも雲が消え、東側の雲海の上に遠くの山も見えてきました。(下写真)

雲海
雲海

大門山(左)と赤摩木古山(右)
大門山(左)と赤摩木古山(右)

 ここまで紅葉の中を登ってきましたが、それも途中までで下を覗くと綺麗な紅葉が見えています。(下写真)

紅葉が下に
紅葉が下に

急登となる
急登となる

大笠山(左)が見えて(右が奈良岳)
大笠山(左)が見えて(右が奈良岳)

 北側の奥には医王山なども見えてきました。(下写真)

金沢方面もよく見えて
金沢方面もよく見えて

右に医王山
右に医王山

医王山アップ
医王山アップ

 左下の雲海は消えてきて、直下の紅葉が綺麗に見えてきました。(下写真)

見越山手前からパノラマ
見越山手前からパノラマ

ようやくガスが消えた
ようやくガスが消えた

もう少しでピークに
もう少しでピークに

 道は急登の岩稜となり、濡れて滑りやすいので足場を確認しながら登って行きました。(下写真)

滑りやすい岩の急登
滑りやすい岩の急登

見越山最後の登り
最後の登り

 急登を黙々と登っていくと見越山の山頂に到着しました。(下写真)

見越山に到着
見越山に到着

 雲は多めですが高曇りで展望はまずまずです。(下写真)

大笠山方面を望む
大笠山方面を望む

 暫く景色を眺めていきますが、ツバメが多くビュンビュンと音を立てながら周りを飛び回っていました。(下写真)

大笠山アップとツバメ
大笠山アップとツバメ

大門山(左)と赤摩木古山(右)
大門山(左)と赤摩木古山(右)

人形山と三ヶ辻山
人形山と三ヶ辻山

右に奥三方山
右に奥三方山

口三方山・中三方山など
口三方山・中三方山など

 まずまずの紅葉で、この辺りでは登る途中にも見えていた見越山の南斜面が良い感じです。(下写真)

下の紅葉が一番
下の紅葉が一番

 奈良岳へ行くか悩みましたが、天気も回復傾向なのと時間的には余裕なので、予定通り向かうことにしました。(下写真)

奈良岳へは鞍部へ下る
奈良岳へは鞍部へ下る

 鞍部への急斜面を降りていき、一旦は樹林帯へと降り立ちます。 鞍部の平坦地を通り過ぎ、カヤトなどの上りとなると後ろに見越山が高く見えていました。(下写真)

見越山を振り返る
見越山を振り返る

 そのまま笹原と草付きの斜面を登っていくと、25分ほどで見覚えのある奈良岳の山頂に到着しました。(下写真)

登りに転じ
登りに転じ

奈良岳に到着
奈良岳に到着

 山頂は低木が多く360度の展望とは行きませんが、見越山より大笠山や白山はよく見えていました。(下写真)

大笠山と奥に白山
大笠山と奥に白山

白山アップ
白山アップ

近くに奥三方山
近くに奥三方山

 ここで紅葉を見ながら昼食休憩としていきます。 休憩中も雲が薄くなり、次第に遠くの山も見えてきました。 食事後はゆっくりと景色と紅葉を眺め、満足した所で下山を開始します。(下写真)

下山開始
下山開始

見越山へは急登に
見越山へは急登に

 再度見越山へと戻りますが、鞍部辺りでこの日初めてペアの登山者の方とスレ違いました。 見越山へ戻ると陽射しも出始めていたので、日に照らされ映える紅葉の眺めを堪能して行きました。(下写真)

下の紅葉が綺麗に見え
下の紅葉が綺麗に見え

 また、これまで雲が掛かり見られなかった北アルプスの山々も見えてきました。(下写真)

笠ヶ岳と槍ヶ岳が見える
笠ヶ岳と槍ヶ岳が見える

剱岳(飛んでいるのはツバメ)
剱岳(飛んでいるのはツバメ)

最後に紅葉を堪能する
最後に紅葉を堪能する

 本格的な下山を開始し、赤摩木古山へと向かいます。 しかし、昼近くなり消えていた雲も再度沸き始めていました・・・。(下写真)

昼が近づきまた雲が湧き出す
昼が近づきまた雲が湧き出す

 ガスで見えなくなる前にと赤摩木古山へ急ぎますが、綺麗な紅葉で中々進みません。(下写真)

帰路は紅葉を見ながら歩く
帰路は紅葉を見ながら歩く

紅葉1
紅葉1

紅葉2
紅葉2

 途中、10名ほどの登山者が奈良岳方面へと向かっていてスレ違います。 赤摩木古山に到着すると、二人の登山者が休憩中でした。 ここで往路に見られなかった桂湖の紅葉を眺めていきました。(下写真)

桂湖方面
桂湖方面

 しかし、雲が多くなり次第に景色は朝の状態へと戻ります。(下写真)

雲が多くなる
雲が多くなる

 団体登山者(10名ほど)も到着し、山頂も手狭となってきました。 少し休憩した所でブナオ峠へと一気に降りることにします。(下写真)

分岐に到着
分岐に到着

 分岐に到着した時点で、ガスが立ち込め初め、ブナオ峠に到着する頃には濃いガスで朝より悪い状態でした。(下写真)

周りはガスに
周りはガスに

帰りも泥道・・・
帰りも泥道・・・

結局展望は無し
結局展望は無し

 赤摩木古山から50分ほどで、無事にブナオ峠に到着しますが、広い駐車地も車で一杯となっていました。(下写真)

駐車地には沢山の車が
駐車地には沢山の車が

今回の反省点は、
・特にありませんでした。 久しぶりに軽めの登山で、綺麗な紅葉も紅葉も見られよい山旅でした。

 次回ですが、週末はまた天気が悪い予報で、また曇りの予報となっている日本海側へ向かう予定ですが、台風や前線の動き次第で決めたいと思います。


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スイカが好き

山で食べる「おにぎり」とお茶は美味しいんだろうな
by スイカが好き (2017-10-20 09:02) 

おど

スイカが好きさん、はじめました。 コメントありがとうございます。
 この日はおにぎりとカップそばでした。(笑) 飲み物はまだ麦茶ですが、まだ暖かだったので快適でしたよ。
 展望を見ながらの食事は、ホッと出来ます。
by おど (2017-10-20 12:33)