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[登山] 静岡県 戸口山・橿山縦走/竜頭山 [登山]

 今回は、冬型の天気で静岡県方面の天気は良さそうなので、以前から計画していた「竜頭山(りゅうとうざん)」と近隣の「戸口山(とぐちやま)」・「橿山(かしやま)」をセットで登ってきました。 午前中は澄んだよい天気で、南アルプスや中央アルプスなど、白い峰々もハッキリと見えていました。 また、「竜頭山」からは富士山も見られ満足のゆく登山となりました。

戸口山手前鉄塔からのパノラマ(明神山・恵那山・中央アルプス・南アルプスなど)

鉄塔ピークからパノラマ

竜頭山から富士山を望む
富士山も見えて(右に京丸山、左に高塚山)

静岡県
戸口山・橿山縦走
竜頭山
日付 2017年11月19日(日)
天気 晴れのち曇り
山域
佐久間
場所 A:静岡県浜松市天竜区佐久間町半場
B:静岡県浜松市天竜区佐久間町大井
距離 A:13.5km
B:11.9km
累積標高 A:+1070m -1070m
B:+1256m -1256m
時間
A:04時間40分
B:03時間35分
人数
単独
撮影枚数 0175枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0773枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
A:B(作業道と巡視路)
B:B
展望
(A:良い~E:なし)
A:B
B:B(展望は山頂のみ)
見どころ  
行程・標高・距離・時刻(赤字はGPSの実績)
A:戸口山・橿山縦走
06:45 540m 0.0km 林道三叉分岐 出発
07:10 (00:25) 767m
0.9km
鉄塔展望地
07:45 (00:35) 1021m 2.0km 戸口山 鉄塔
07:55 (00:10) 1026.7m 2.4km 戸口山 山頂
08:05 (00:10) 1021m 2.8km 戸口山 鉄塔(10分休憩)
09:10 (01:05) 1059.2m 5.5km 橿山
09:35 (00:25) 895m 6.8km 橿山西林道出合
09:45 (00:10) 882m 7.5km 鉄塔出合
10:10 (00:25)
895m 8.6km 橿山西林道出合
10:50 (00:40) 750m 12.2km 鉄塔展望地 昼食休憩
11:10 (00:20) 750m 12.2km 鉄塔展望地 出発
11:20 (00:10) 515m 13.0km 林道出合
11:25 (00:05) 540m 13.5km 林道三叉分岐 到着
B:竜頭山
11:40 125m 0.0km 竜頭山登山口(平和) 出発
12:20 (00:40) 505m
2.5km
青ナギ
12:25 (00:05) 543m 2.7km 登山道分岐
12:50 (00:25) 775m 3.9km 杣小屋
13:20 (00:30) 1056m 4.7km 1045m付近
13:50 (00:30) 1351m 5.7km 山頂展望台 休憩
14:03 (00:13) 1351m 5.7km 山頂展望台 出発
14:05 (00:02) 1352.1m 5.8km 竜頭山 山頂
14:15 (00:10)
1246m 6.5km ほおづき平分岐
14:50 (00:35) 505m 9.5km 青ナギ
15:15 (00:25) 125m 11.9km 竜頭山登山口(平和) 到着

ルートラボ[A:戸口山・橿山]

ルートラボ[B:竜頭山]

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)[A:戸口山・橿山]
20171119A_map.jpg

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)[B:竜頭山]
20171119B_map.jpg

画像リンク

 週末はまた天気が悪い予報ですが、日曜日は太平洋側は晴れそうなので、久しぶりに静岡県の低山に登ることにしました。 とは言え、余り遠出はしたくないので寒い時期に残しておいた「竜頭山」へ向かうことにしました。 しかし、竜頭山だけでは午前中で終わりそうなので、展望を期待して近くにある「戸口山」と「橿山」にも登ることにしました。

【戸口山・橿山編】

 登山口となる佐久間町は新東名の浜松浜北ICからだと比較的近く、自宅から2時間半は掛からないだろうと、4時半前に出発しました。 日曜日と言うことでトラックは少なめで、予定より早く1時間半弱で浜松浜北ICに到着しました。 ここから国道152号線を北上し、秋葉ダムを越えて天竜川沿いに走っていきます。

 6時半前には西渡に到着すると、左手に見える赤い鉄橋を渡り戸口に到着しました。 狭い道ですが思ったよりも走りやすく、落ち葉に覆われた林道を標高を上げながら進んでいきました。 分岐はありますが、真っ直ぐに進んでいくと15分ほどで予定の林道分岐に到着しました。(下写真)

この先通行止め?
この先通行止め?

西渡から来た
西渡から来た

 林道佐久間線は大型車は通行止めとなっていますが、一般車は問題無さそうです。 邪魔にならないように開通記念碑の脇に駐めると、出発の準備を整えて行きました。(下写真)

開通記念碑(脇に駐車)
開通記念碑(脇に駐車)

 記念碑の前に巡視路の入口があり、これが戸口山の登山口となります。(下写真)

巡視路入口
巡視路入口

 巡視路に入りますが、踏み跡もハッキリしてよく整備されていました。(下写真)

よい道が続く
よい道が続く

 程なく前方が明るくなり鉄塔が見えてきました。(下写真)

初めの鉄塔
初めの鉄塔

 鉄塔付近は幼木が植えられ、鹿よけなのか網で囲まれていました。(下写真)

鉄塔下へ
鉄塔下へ

 鉄塔下からは西方面に朝日で照らされた山が間近に見えていました。(下写真)

鉄塔からの眺め
鉄塔からの眺め

朝日があたり赤く
朝日があたり赤く

 ここを過ぎると鬱蒼と茂った植林帯に入っていきます。 しかし、大きな岩が多くあり、これらを迂回しながら進みます。(下写真)

植林帯だが岩が多く
植林帯だが岩が多く

 急登を登っていくと右手が明るくなり、前方に鉄塔が見えてきました。(下写真)

急登に
急登に

傾斜が緩む
傾斜が緩む

鉄塔広場に到着
鉄塔広場に到着

 周辺は広く空き地となっており、鉄塔以外の場所も入念に刈られていました。 そのお陰で鉄塔付近からは180度の展望が見られます。(下写真)

鉄塔付近からの展望1
鉄塔付近からの展望1

鉄塔付近からの展望2
鉄塔付近からの展望2

小岩岳(左)、離山(右)など
小岩岳(左)、離山(右)など

前方に戸口山(左)
前方に戸口山(左)

右から竜頭山・井戸口山・池口山など
右から竜頭山・井戸口山・池口山など

目の前に鉄塔
目の前に鉄塔

 この日の朝は澄んだ青空で、南アルプスや中央アルプスがハッキリと見えています。 高い山は軒並み雪で白くなっていて、今年の雪山は長い間楽しめそうです。(下写真)

右から定光寺山・光岳・黒沢山・中ノ尾根山・池口山・愛宕山(手前)など
右から定光寺山・光岳・黒沢山・中ノ尾根山・池口山・愛宕山(手前)など

熊伏山(左)、奥茶臼山(中央)など
熊伏山(左)、奥茶臼山(中央)など

矢岳山(手前)、奥に中央アルプス(空木岳など)、八嶽山(左)
矢岳山(手前)、奥に中央アルプス(空木岳など)、八嶽山(左)

 景色がよいのは嬉しいことですが、風も強く冷えてきました。 上部の鉄塔沿い巡視路がに続いているので、そちらを進み植林帯へと入っていきます。(下写真)

植林帯に入る

植林帯に入る

 トラバース気味に登っていくと、唐突に林道に出合いました。(下写真)

林道に出る
林道に出る

 林道の対岸に巡視路の階段が見えています。 迷うこと無くそこを登り、左に続く鉄塔へ向かっていきました。(下写真)

林道の様子
林道の様子

巡視路入口を登る
巡視路入口を登る

尾根を登る
尾根を登る

 暫く登ると鉄塔に到着しました。 この辺りから左手の展望が広がり、遠くの山も見えてきました。(下写真)

上部に鉄塔ピーク
上部に鉄塔ピーク

下に集落(佐久間)も見える
下に集落(佐久間)も見える

三河方面の山々も見える
三河方面の山々も見える

 遠くに木曽御嶽山や恵那山なども見えてきて、暫くは景色の眺めを楽しんでいきました。(下写真)

かやとの斜面
かやとの斜面

中央アルプスアップ
中央アルプスアップ

 傾斜が次第に強まり、前方に岩が見えてきます。 ここは左に折れ、巡視路のプラスチック階段を登ります。(下写真)

鉄塔手前は岩場(左へ)
鉄塔手前は岩場(左へ)

つづら折れに登る
つづら折れに登る

 ここまで朝日が差さず薄暗い感じでしたが、ピーク手前まで登ると陽射しが照りつけ暖かく感じます。(下写真)

鉄塔ピークに到着
鉄塔ピークに到着

 ここが山頂と言うわけではありませんが、隣の山頂とは双児峰となっています。 ピークは鉄塔があるため周りが刈られ、270度の展望が得られます。(下写真)

鉄塔ピークからの展望1
鉄塔ピークからの展望1

鉄塔ピークからの展望2
鉄塔ピークからの展望2

恵那山アップ
恵那山アップ

 ここが南尾根との分岐となっているのでまた戻ってきます。 展望もそこそこに山頂へ向かいます。 右下に向かう巡視路を降りていくと、先で左に折り返し鞍部へ降りていきました。(下写真)

山頂へ
山頂へ

山頂へは巡視路を進む
山頂へは巡視路を進む

 植林の中に入り鞍部に到着すると、電波反射板が建っていました。(下写真)

鞍部に電波反射板
鞍部に電波反射板

 反射板前の切り開きからは恵那山方面が望めます。 その恵那山ですがこの時期としては珍しく、中腹から上は真っ白です。(下写真)

電波反射板から恵那山方面
電波反射板から恵那山方面

 赤テープが付いている斜面を登っていくと、程なく三角点のある山頂に到着しました。(下写真)

山頂はすぐに
山頂はすぐに

戸口山に到着
戸口山に到着

 しかし山頂からの展望は無く、先程の反射板を経由して鉄塔ピークに戻ります。 再度展望を望みながら暫く休憩していきました。(下写真)

中央に明神山・宇連山、その左に本宮山など
中央に明神山・宇連山、その左に本宮山など

鉄塔ピークからパノラマ
鉄塔ピークからパノラマ

右から鞍掛山・明神山・宇連山など
右から鞍掛山・明神山・宇連山など

中央アルプスアップ
中央アルプスアップ

左奥に二児山
左奥に二児山

恵那山アップ(真っ白に)
恵那山が真っ白に

 景色に満足した所で、橿山へ向かい南尾根を降りていきました。 尾根沿いは両側にロープが付いており、何か意味があるのでしょうか?(下写真)

ロープの間を進む
ロープの間を進む

歩きやすい道が続く
歩きやすい道が続く

 歩きやすい道が続き、程なく右下に林道が見えてきました。(下写真)

右に林道が
右に林道が

 林道沿いの道を進むと、1028mピーク付近から東方面が望めます。(下写真)

1028mピークから竜頭山
1028mピークから竜頭山

 ピークを過ぎても作業道や広い林道が続きますが、太陽に向かっているので方角を確認すると、東の尾根を進んでいます・・・。(下写真)

1028mピークの東尾根で林道出合
1028mピークの東尾根で林道出合

尾根沿いに林道
尾根沿いに林道

 先程のピークまで戻り、本来の尾根を降りていきます。(下写真)

南尾根に復帰
南尾根に復帰

 尾根を降りていくと、先程まで平行についていた林道と出合います。(下写真)

こちらにも林道が
こちらにも林道が

 林道沿いでも目的地へ迎えそうですが、ここは敢えて尾根心の作業道を進みました。(下写真)

林道でもいけるが敢えて尾根沿いに
林道でもいけるが敢えて尾根沿いに

尾根を進む
尾根を進む

どこまでも作業道が続く
どこまでも作業道が続く

 その先でも林道は縱橫に付いており、橿山手前まで続いていました。(下写真)

緩やかな尾根を登る
緩やかな尾根を登る

 橿山が近づくと林道は左右に消えていきますが、尾根沿いに踏み跡が続いているのでそのまま進みます。(下写真)

橿山の登りに
橿山の登りに

 この周辺も笹は枯れて歩きやすくなっています。(下写真)

笹枯れで楽に
笹枯れで楽に

 すると明るい鉄塔に出てきました。(下写真)

鉄塔に出る
鉄塔に出る

 展望を期待しましたが、木々に阻まれよく見えません。 そのまま巡視路を辿って山頂へと向かいました。(下写真)

山頂はすぐそこ
山頂はすぐそこ

 緩やかな登りを歩いていくと、前方に小屋が見えてきました。 通信機器の管理棟らしく、横に電柱が建っています。(下写真)

山頂には中継所
山頂には中継所

 その奥に「橿山」の三角点と標識がありました。(下写真)

橿山山頂
橿山山頂

 ここも展望はなく、先程の鉄塔の巡視路分岐へと向かいました。 しかし、東の鉄塔は遠くに見え展望があるか分かりません。 仕方なく山頂へ戻ると、予定していた「菖蒲根山(しょうぶねさん)」方面へ向かいます。 踏み跡は南へと向かっているのでそちらへ進むと、尾根は右に折れ巡視路は更に右へ降りていってます。(下写真)

山頂付近はどこでも歩け
山頂付近はどこでも歩け

西に向う

西に向う

巡視路を進むが
巡視路を進むが

 巡視路は西尾根から外れているので、薄い踏み跡を辿り尾根を降りていきました。(下写真)

西の尾根へ降りる
西の尾根へ降りる

 尾根沿いの道は消え、笹が茂っています。 ここは左側の作業道を辿り降りていくと、林道へと出合いました。(下写真)

ここも笹枯れで道が明確
ここも笹枯れで道が明確

林道に出てここを進む
林道に出てここを進む

 地図には無い道ですが、尾根沿いに進む意味も無いようなのでそのまま進みます。 すると左から広い林道と合流し、南側に「白倉山」が見えてきました。(下写真)

白倉山が近くに
白倉山が近くに

浜松市方面
浜松市方面

本宮山(奥)と鳳来寺山(中央右)
本宮山(奥)と鳳来寺山(中央右)

 予定ではそのまま西尾根を降りる予定でしたが、そちらは薮や崖でした。 しかたなく林道沿いに降りていくと、分岐に到着しました。(下写真)

薮で降りられず林道を降りる
薮で降りられず林道を降りる

伐採中(この日は休み)
伐採中(この日は休み)

 分岐は、帰路に歩く予定の林道へと繋がっています。 ここも予定通り西の尾根沿いに進んでいきました。 すると電波中継所の建物が見えてきますが、林道は先へと続いていました。(下写真)

西に進むと中継所(左の林道が正解だが)
西に進むと中継所(左の林道が正解だが)

 そのまま林道は鉄塔に出合います。 その鉄塔からは展望が良さそうなので、登る事にしました。(下写真)

鉄塔が見えてきた
鉄塔が見えてきた

 巡視路を進み、薮に埋もれた道を進むと、鉄塔したの刈られた所に出てきました。 思った通り展望はよく、間近に白倉山や奥三河の山が見えていました。(下写真)

鉄塔からも白倉山
鉄塔からも白倉山

茶臼山方面
茶臼山方面

ここからも恵那山が
ここからも恵那山が

 展望を眺めた所で、先程の林道へ戻り更に奥へ進みます。 しかし、すぐ先で林道は終点となっています。 確認すると、予定コースから外れていました。(下写真)

間違えて林道終点に
間違えて林道終点に

 尾根は先程の鉄塔から伸びていますが、そちらに道らしきものはありません。 地図に記されている林道へ出るしか無いと、そちらに降りていきますが林道は見つかりません。 菖蒲根山まではまだ1km近く有るので、薮をこきながらでは時間が掛かります。 もともと標高が低く展望も無いことは分かっていたので、ここまでとして戻ることにしました。(下写真)

林道分岐に戻る
林道分岐に戻る

 先程の林道に戻り、北へと向かいます。(下写真)

明善神社?
明善神社?

ここからは林道を戻る
ここからは林道を戻る

 黙々と歩いていきますが、天気もよく所々で展望も見られるのでそれなりに楽しめます。(下写真)

先程の尾根が見える
先程の尾根が見える

 何箇所か分岐がありますが、よく整備された林道を選んで歩いていきます。(下写真)

林道分岐(左へ)
林道分岐(左へ)

平山明神山(中央の出っ張り)、手前に御殿山など
平山明神山(中央の出っ張り)、手前に御殿山など

 途中に「明善神社」の標識がありますが、結局どこにあるのか分かりませんでした。 調べて見ると、200mほど下の林道脇にあるようです。(下写真)

ここにも明善神社の標識が
ここにも明善神社の標識が

 その神社へ続く林道との分岐に出ますが、ここは戸口山方面の右の林道を進みまする(下写真)

また分岐(右へ)
また分岐(右へ)

 ここから登戸なりますが、行きに通った林道出合へと戻ります。 そして巡視路へと入り、鉄塔手前の展望所に到着しました。(下写真)

随分雲が多くなってきた
随分雲が多くなってきた

 食事をどこで摂るか悩んでいましたが、風が弱く陽の当たるこの辺りで食事とします。(下写真)

ここで休憩に
ここで休憩に

 南アルプスなどの展望を眺めながら、昼食として行きますが、今回もカップ麺で温まっていきました。(下写真)

最後の眺め
最後の眺め

鉄塔からの眺め(パノラマ)
鉄塔からの眺め(パノラマ)

 食事後は、このまま北道を戻っても面白くないので、電線下の刈られた巡視路を降りることにしました。(下写真)

鉄塔電線路下を降りる
鉄塔電線路下を降りる

 斜面を蛇行しながら降りていくと、下部で植林帯へと入ります。(下写真)

急斜面だが問題なし
急斜面だが問題なし

ここからは左の植林帯に
ここからは左の植林帯に

 そのまま降りていくと前方に舗装路が見えてきました。(下写真)

車道を戻る
車道を戻る

 無事に合流すると、そこが朝駐車した分岐から伸びる道となっています。 少し登りとなりますが、上部の鉄塔から僅か10分ほどで降りてきました。(下写真)

途中に木材建屋が
途中に木材建屋が

 作業小屋の脇を越えて、下の鉄塔の横を通過すると駐車した車に到着しました。

【竜頭山編】

 トランクにザックを降ろすと、次に向かう所に悩みます。 幾つか候補は考えていますが、まだ11時半前なので、予定通り「竜頭山」へ向うことにしました。 林道を戸口へと戻り、赤い橋を渡り舟戸の集落を通りますが、お祭りで交通規制されていました。(国道は通れます)
 大井橋を渡り、信号で左に折れるとトンネルがありますが、そこを通過すると右手に長い路肩が現れました。 ここが登山口ですが、8台ほどの車が停まっていました…。
 しかし、昼近くになり既に下山した人もいるようで、登山口近くに駐車できる空きが出来ていました。 Uターンして空きに停めていきます。(下写真)

目の前は水窪川
水窪川

竜頭山登山口
竜頭山登山口

 思った通り下山して来た人もいました。 この時期は16時半には暗くなるので、あと4時間ほどで降りてこなければなりません。 降りてきた人にコースタイムを確認しますが、5時間ほどとのことでペースを上げて歩く必要がありそうです。(下写真)

ここは平和口
ここは平和口

道端に石像
道端に石像

 登山口から入ると山頂まで6.1kmの標識があります。 取り敢えず速攻登山で2時間半を目標に登ることにします。(下写真)

山頂まで6.1km
山頂まで6.1km

 幸い途中までは廃村跡の生活道となっており、歩きやすい道が続きました。(下写真)

集落跡までは良い道
集落跡までは良い道

 その集落の跡と思われる石積みを通過しますが、すっかり植林に覆われ言われなければ分かりません。(下写真)

平和集落跡
平和集落跡

 更に歩いていくと標高300mの標識がありました。 この標識は100m登る毎に現れ、よい指標となります。(下写真)

標高300m
標高300m

 周りの集落から登る道が複数あり、分岐が現れます。(下写真)

初めの分岐(右上へ)
初めの分岐(右上へ)

 頂上への道はガイドされているので迷うことはありませんが、標識を見落とすとまずそうです。 斜面となり、暫くは緩やかな登りが続きました。
 足早に登っていくと出発から40分ほどで初めの目的地となる青ナギに到着しました。(下写真)

青ナギ(左へ)
青ナギ(左へ)

 地図ではここから南の沢へ降りて、登り返していますが今は道が替り北の道を向かっています。 名前の通り南斜面は崩れており、道は途中で寸断されているようでした。
 植林の面白くない道が続きますが、その分早く歩けるので助かります?(下写真)

植林の間伐跡を通る
植林の間伐跡を通る

 途中で周回コースとなる分岐に到着しました。 ここは予定通り沢沿いの右の道へと向かいました。(下写真)

登山道分岐(右の沢沿いに)
登山道分岐(右の沢沿いに)

 暫くは尾根をトラバース気味に登っていきますが、右下から沢音が聞こえてきて、次第に近づいてきました。(下写真)

当面は緩やかな登りに
当面は緩やかな登りに

初めの沢に出合う
初めの沢に出合う

 水平道となり、程なくして沢を渡ります。(下写真)

ここを渡る
ここを渡る

 渡った先では次の尾根を再度トラバース時に登っていきました。(下写真)

尾根を乗り越す
尾根を乗り越す

標高700m
標高700m

 その先も谷沿いの道ですが、自然林が残っており僅かに紅葉が見られました。(下写真)

紅葉が綺麗に
紅葉が綺麗に

 こちらでも水音が大きくなり、沢沿いの道となりました。(下写真)

沢沿いを登る
沢沿いを登る

 そして次の目的地となる「杣小屋(そまごや)」に到着しました。(下写真)

杣小屋
杣小屋

 小屋と言っても沢沿いに建っているため、屋根まで流木などで覆われており、とても休めそうもありません。 小屋の上に平坦地があるので、そこまで登り初めての休憩としていきました。(下写真)

小屋の上で初めての休憩
小屋の上で初めての休憩

 ここからは急登となりそうなので、水分補給としていきます。 休憩後は、その尾根を一気に登っていきました。(下写真)

登りが続く
登りが続く

 尾根沿いの道は短く、滝を高巻きしている様です。(下写真)

尾根をトラバース
尾根をトラバース

 先程の沢に戻ると暫くは沢沿いの登りとなりました。 しかし、上部で丸太橋を渡ると1045mピークへの急登となりました。(下写真)

ここを渡り1045mピークへ
ここを渡り1045mピークへ

水量は多い
水量は多い

 暫く我慢の登りとなりますが、次第に周りの景色が見えてきました。 そして丸太橋から10分ほどで、尾根筋に到着しました。(下写真)

尾根筋に出る
尾根筋に出る

 ここで左の山頂方面へと折れます。(下写真)

尾根の1045m付近で左へ
尾根の1045m付近で左へ

 傾斜も緩み歩く速度であがります。(下写真)

傾斜が緩みスピードアップ
傾斜が緩みスピードアップ

1100m地点
1100m地点

 前方に主稜線が見えてくると、その左に山頂の展望台の建物も見えていました。(下写真)

竜頭山の展望台が見え
竜頭山の展望台が見え

 気持ちのよいブナ林となりますが、落葉も終盤で寒々とした雰囲気でした。(下写真)

気持ちのよいブナ林に
気持ちのよいブナ林に

 後ろを振り返ると白く天竜川が光って見えています。 また、その奥には遠州灘も見えています。(下写真)

下に見えるのは天竜川か
下に見えるのは天竜川か

 そして左に曲がると秋葉山からの主稜線と合流しました。(下写真)

主稜線に出合う
主稜線に出合う

 前方に先程の展望台が近くに見えてきました。 ほとんど標高差もなく、テンポよく歩いていきます。(下写真)

山頂との標高差は無し
山頂との標高差は無し

アバウトな地図で・・・
アバウトな地図で・・・

 山頂が近づくに連れ、岩城が現れました。 岩の間や右へ左へと進み、車道からの遊歩道分岐と出会うと左手に岩の展望台がありました。(下写真)

岩の間を抜けて
岩の間を抜けて

天気は思ったよりも良く
天気は思ったよりも良く

林道への分岐
林道への分岐

岩の上へ
岩の上へ

 絶壁の岩の上に登り、先程まで登っていた戸口山や遠州灘などを眺めます。(下写真)

岩の上からの展望
岩の上からの展望

 更に先へと向かうと、また岩場が現れました。 踏み跡もあり岩の上に立つと、周囲180度の展望が得られます・(下写真)

展望岩からの眺め(奥は海)
展望岩からの眺め(奥は海)

近くに戸口山(右)と橿山(左奥)
近くに戸口山(右)と橿山(左奥)

 すぐそこに展望台もありますが、こちらの岩場からの展望の方がよさそうです。 とは言え、肝心の「富士山」が見られないので、展望台まで移動しザックを下ろして、東方面を眺めていきました。(下写真)

展望台へ
展望台へ

展望台前からの景色
展望台前からの景色

浜松方面
浜松方面

秋葉山アップ
秋葉山アップ

天気は下り坂(右奥は雨か?)
天気は下り坂(右奥は雨か?)

南アルプス深南部1

南アルプス深南部1

南アルプス深南部2(右に大無間山)
南アルプス深南部2(右に大無間山)

東側の展望2
東側の展望2

東側の展望1
東側の展望1

展望台からパノラマ
展望台からパノラマ

奥に伊豆半島の山々
奥に伊豆半島の山々

 山頂付近に人の気配はありません。 雲も多くなり、西から雨雲も近づいていますが、幸いな事に富士山方面はまだ雲も薄く、京丸山の奥に白い頭が覗いていました。(下写真)

富士山も見えて(右に京丸山、左に高塚山)

富士山も見えて(右に京丸山、左に高塚山)

 暫く展望を眺めていきますが、風も強くあまり長居は出来ません。 設置されている温度計を見ると、1度でした…。(下写真)

温度計は1℃
温度計は1℃

 ここが山頂だと思っていましたが、まだ先のようなのでそちらへ向かいます。(下写真)

取り敢えず山頂へ
取り敢えず山頂へ

 遊歩道を歩いだすと、普段着にダウンを着込んだ方が来られました。 すぐ下まで車で来られますが、いきなりこの気温ではさぞかし寒いでしょう。(下写真)

山頂部は遊歩道
山頂部は遊歩道

 右手が伐採された広い所に到着しますが、ここが山頂でした。(下写真)

山頂の東側は伐採され
山頂の東側は伐採され

竜頭山山頂
竜頭山山頂

竜頭山の説明
竜頭山の説明

 切り開かれて富士山方面が望めますが、余り山頂と言う雰囲気ではありません。 山頂から一気に下山を開始しました。 遊歩道を進み降りていくと、無線中継所の前を通り過ぎます。(下写真)

山頂から下山路へ
山頂から下山路へ

ほうずき平へ向う
ほうずき平へ向う

無線中継所前を通る
無線中継所前を通る

中継所のアンテナ
中継所のアンテナ

 その先に鉄塔が見えてきますが、ここが最後の展望所だろうと鉄塔横から静岡市方面を眺めていきました。(下写真)

鉄塔出合
鉄塔出合

鉄塔からの眺め(最後の眺めに)
鉄塔からの眺め(最後の眺めに)

 ここで左へ折れ、崩れかけた階段を降りていくと、ベンチなどのある「ほうずき平」に到着しました。(下写真)

北部は見えず
北部は見えず

荒れた階段を降りる
荒れた階段を降りる

小さいが「青ナギ」と書かれた標識
小さいが「青ナギ」と書かれた標識

ほうずき平
ほうずき平

 標識が立っており、下に小さく「青ナギ」と書いてあるので、そちらへ降りていきます。(下写真)

下山分岐(下に標識があり左に)
下山分岐(下に標識があり左に)

 踏み跡はハッキリしていますが荒れた道で、階段の丸太や石がゴロゴロと転がっていました。(下写真)

ここも荒れている
ここも荒れている

下山路の印
下山路の印

石が多く歩きづらい
石が多く歩きづらい

 雨雲が近づいていることもあり、下山もスピードを上げてテンポよく降りていきました。(下写真)

沢の水?
沢の水?

植林帯を一気に降りる
植林帯を一気に降りる

 何名かの登山者を追い抜き、山頂から45分ほどで青ナギに到着しました。(下写真)

ほうずき平から30分ほどで分岐に到着
ほうずき平から30分ほどで分岐に到着

青ナギ(奥の旧道は崩壊が進む)
青ナギ(奥の旧道は崩壊が進む)

青ナギ(崩壊地)
青ナギ(崩壊地)

 ここまで来ると傾斜も緩み、足の負担も少なく足早に進んでいけます。(下写真)

後はひたすら往路を戻る
後はひたすら往路を戻る

 そして山頂から1時間10分ほどで、無事に下山してきます。 途中、パラパラと雨が降っていましたが、ほとんど影響なく降りてこられました。
 出発時に駐車していた車の姿は全く無く、自分の車だけがあります。(他の登山者の方は、バスか離れた場所に駐車しているのでしょうか?)(下写真)

無事に下山
無事に下山

車は自分のだけに・・・
車は自分のだけに・・・

今回の反省点は、
・特にありませんでした。 久しぶりに下山に負荷をかけたので、数日は筋肉痛に悩まされました・・・。

 次回ですが、土曜日は久しぶりによい天気となりそうで、鈴鹿の山か伊勢(大紀)の山か悩んでいる所です。(何れにしても低山の予定です)


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テリー

温度1度、寒そう。
しかし、山道は、あまり、シモバシラがたっていないしし、意外ですね。
by テリー (2017-11-25 11:34) 

おど

テリーさん、コメントありがとうございます。
 霜柱、竜頭山では見ませんでしたが、朝方登った戸口山の鉄塔付近ではシャクシャク言いながら登ってました。 顔が冷たかったです。(笑)
by おど (2017-11-25 20:30)