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[登山] 奥美濃 土蔵岳と猫ヶ洞縦走(2018年スノー衆パート3) [登山]

 今回は、今季3度目となるスノー衆に参加してきました。 心配された天気も早めに回復し、近くの山々の展望を見ながら巡ることが出来ました。 また、以前はガスで展望のなかった猫ヶ洞からも、奥美濃の山々が望め満足のゆく山行となりました。

猫ヶ洞からパノラマ(越美と奥美濃の山々)
猫ヶ洞からパノラマ

奥美濃
土蔵岳と猫ヶ洞縦走
2018年スノー衆パート3
日付 2018年02月18日(日)
天気 晴れ時々曇り(時折雪ちらつく)
山域 奥美濃(伊吹山地)
場所 岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内川上~
滋賀県長浜市木之本町金居原
距離 12.8km
累積標高 +1183m -1375m
時間 10時間25分
人数 17名
撮影枚数 0697枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0115枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(道迷い注意)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ ブナ林
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから)
07:30 453m 0.0km 八草トンネル東口 出発
07:40 (00:10) 452m 0.2km 土蔵岳南尾根取付き
09:10 (01:30) 885m 1.3km 885mピーク(5分休憩)
10:15 (01:05) 1008m 2.9km 土蔵岳 休憩
10:35 (00:20) 1008m 3.1km 土蔵岳 出発
11:30 (00:55) 1065.3m 4.4km 猫ヶ洞 三角点
11:40 (00:10) 1075m 4.6km 猫ヶ洞 最高点
11:55 (00:15) 1065.3m 4.8km 猫ヶ洞 三角点
12:25 (00:30) 913m 6.1km 県境鞍部 昼食休憩
13:45 (01:20) 913m 6.2km 県境鞍部 出発
14:45 (01:00) 1010m 7.5km 県境横山岳分岐 休憩
15:05 (00:20) 1010m 7.6km 県境横山岳分岐 出発
16:40 (01:35) 360m 9.7km 土蔵谷林道出合
17:30 (00:50) 295m 11.5km 林道分岐
17:55 (00:25) 265m 12.8km 八草トンネル西 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色は実績、水色は車)
20180218_map.jpg

写真リンク

 今季は早くから雪が多く、2月も半ばで3度目のスノー衆への参加となりました。 登山前日までは冬型の天気でしたが、当日午後は天気も回復する予報です。
 集合場所となる木之本に6時の集合ですが、自宅からは意外と近く1時間半と掛からない予定です。 とは言え、米原から先はチェーン規制が掛かっていたので、少し早く4時半前には出発しました。

 関ヶ原付近まで来ると雪が降っており、路面に薄く積もり始めていました。 除雪車の後をノロノロ運転で進みますが、米原から先ではそれも無くなり雪も止んで順調に進んで行けました。

 出発から1時間と少しで木之本のICに到着します。 集合場所へと向かいますが、流石に雪が多く慎重に走らせました。 まだ暗い集合場所には数台の車が到着(前日からの泊まりの方含む?)しており、その後は続々と到着していきました。

 少し遅れた方もいますが、6時半頃には登山開始地点となる「八草トンネル東口」に分乗して向かいました。 20分ほど国道303号線を走らせると、次第に雪が増えていきました。 八草トンネルの手前で2台置き車して、トンネルをくぐると東口の駐車地に到着しました。(下写真)

八草トンネル東口1
八草トンネル東口1

八草トンネル東口2
八草トンネル東口2

 ここで出発の準備を整えますが、見ての通り雪の心配は無いので手にスノーシューを持ち取り付き予定の尾根まで歩いていきました。 5分ほどで道路施設の横にある尾根の末端に到着すると、ここの左側を登っていきました。(下写真)

左側から取り付く
左側から取り付く

 序盤は植林帯で急登が続きます。(下写真)

序盤は植林帯
序盤は植林帯

 先頭に立って急な尾根を登っていくと、程なく傾斜が緩み植林帯を抜けると、早くも展望が見られ始めました。(下写真)

尾根を進む
尾根を進む

陽射しが注ぐ
陽射しが注ぐ

 天気は期待以上で、上空の雲は流され青空が覗いていました。 周囲の山もよく見えており、今後の展望は期待できそうです。(下写真)

後方に金糞岳
後方に金糞岳

 1時間ほど登り幾つかの尾根と合流すると、更に傾斜が緩み一息つけました。(下写真)

ようやく傾斜が緩み
ようやく傾斜が緩み

 この日は西からの風が強く、雪雲などがひっきりなしに流れ込んできました。 その為、天気もコロコロと変わり、晴れ間が除いていたかと思うと、いつの間にか雪が振り始めると言うことを何度も繰り返していました。(下写真)

雪雲が流れ込み
雪雲が流れ込み

 傾斜が緩んだ所で先頭を替わり、ゆっくり周りを眺めながら歩いていきます。(下写真)

緩やかになり先頭を替わる
緩やかになり先頭を替わる

 885mピークへの登りとなり再度先頭を歩いていきますが、右手に大ダワが白く見えてきました。(下写真)

885mピークへの登り
885mピークへの登り

大ダワに陽の光
大ダワに陽の光

 885mピークに到着すると、ここで長めの休憩としていきます。(下写真)

885mピーク
885mピーク

 ここで方向を右寄りに変え、北方面に尾根を巡ります。(下写真)

尾根を北へ
尾根を北へ

 西からの強い風が稜線にあたる為か、この辺りから明確な雪庇が見られ始めました。(下写真)

強風の稜線の雪庇
強風の稜線の雪庇

右下は傾斜の緩い谷に
右下は傾斜の緩い谷に

 緩やかな尾根道で、高低差も少なくゆっくりと歩いていきました。(下写真)

ここから先は高低差が少なく
ここから先は高低差が少なく

 左に県境稜線が近づいてくると、2mほどの雪庇を2回ほど越えていきます。(下写真)

大きな雪庇を越える
大きな雪庇を越える

この時間は天気が悪く
この時間は天気が悪く

前方に土蔵岳(右)
前方に土蔵岳(右)

県境稜線が近くに
県境稜線が近くに

 傾斜が強まり、後方を望むと遠くの山も見えてきました。(下写真)

涌谷山(左)
涌谷山(左)

青空が覗く
青空が覗く

貝月山(左)と金糞岳(右)
貝月山(左)と金糞岳(右)

蕎麦粒山(中央左)、五蛇池山(その右)、黒津山(右)など
蕎麦粒山(中央左)、五蛇池山(その右)、黒津山(右)など

 そして県境稜線に雪庇を越えて合流すると、そこからは土蔵岳への最後の上りとなりました。(下写真)

県境に合流
県境に合流

山頂へ
山頂へ

 それほど急登と言うわけではなく、程なく山頂に到着しました。(下写真)

土蔵岳山頂
土蔵岳山頂

 山頂からは180度の展望が広がり、雲が薄くなり青空が覗き最高の景色でした。(下写真)

金糞山
金糞山

金糞山(左)、白倉山(右)アップ
金糞山(左)、白倉山(右)アップ

貝月山・ブンゲンなど(右に薄っすらと伊吹山)
貝月山・ブンゲンなど(右に薄っすらと伊吹山)

蕎麦粒山方面
蕎麦粒山方面

涌谷山(右に小津権現山、左に天狗山)
涌谷山(右に小津権現山、左に天狗山)

鍋倉山
鍋倉山

中央奥に伊吹山
中央奥に伊吹山

 山頂で集合写真を取り、長めの休憩としていきます。 休憩後は、猫ヶ洞へと少し戻り北西方面の県境稜線へと向かいました。(下写真)

猫ヶ洞に向けて出発
猫ヶ洞に向けて出発

 ここからの道はよく覚えており、途中2箇所ほど展望地があります。 初めのピークは木々もなく360殿展望が望めます。(下写真)

途中の展望地
途中の展望地

 目の前に猫ヶ洞が大きく見えていますが、その両側には真っ白に塗られた県境稜線の山々が連なっています。(下写真)

左から高丸、烏帽子山、千回沢山など
左から高丸、烏帽子山、千回沢山など

目の前に猫ヶ洞
目の前に猫ヶ洞

烏帽子山アッブ
烏帽子山アッブ

横山岳
横山岳

右奥に琵琶湖が微かに
右奥に琵琶湖が微かに

土蔵岳を振り返り
土蔵岳を振り返り

大ダワ方面
大ダワ方面

 ここからもブナ林を中心とした疎林が続きます。(下写真)

気持ちのよい林に
気持ちのよい林に

手前の雪庇
手前の雪庇

山頂間近
山頂間近

 前方に大きな雪庇が見えてくると、猫ヶ洞の山頂は近くです。(下写真)

最後の登りに
最後の登りに

山頂直下の雪庇を越える
山頂直下の雪庇を越える

 その雪庇を越えていきますが、ここは2mから3mほどの雪庇を木の幹などを使ってよじ登ります。(下写真)

雪庇はこの高さ
雪庇はこの高さ

 雪庇の上に出ると、左側にあとで巡る県境稜線が続いていました。(下写真)

横山岳方面(県境稜線)
横山岳方面(県境稜線)

 ここを右に折れると目の前が猫ヶ洞の三角点峰となっています。 と言っても特徴のないピークで、実質 奥の展望地が最高点なのでそちらへ向かいました。(下写真)

猫ヶ洞三角点山頂
猫ヶ洞三角点山頂

 最高点に到着すると、先程も見えていた北側の山が更に近くに見えています。(下写真)

猫ヶ洞最高点
猫ヶ洞最高点

猫ヶ洞からパノラマ
猫ヶ洞からパノラマ

中央にトガス
中央にトガス

高丸(中央)がハッキリと
高丸(中央)がハッキリと

高丸の左に三周ヶ岳
高丸の左に三周ヶ岳

 ここで10分ほど山座同定を楽しみ、先程の三角点へと戻りました。 県境稜線に出来た雪庇の横を歩いていくと、前方の展望が広がります。(下写真)

県境尾根を進む
県境尾根を進む

県境尾根を進む2
県境尾根を進む2

三国岳方面
三国岳方面

越美の山々
越美の山々

 ここからは基本下りとなりますが、地図通りになだらかな尾根が続きます。 尾根を右に左にと蛇行しながら進んでいきますが、そろそろ昼食休憩としたい所です。(下写真)

次第に横山岳が近くに
次第に横山岳が近くに

緩い尾根道を進む
緩い尾根道を進む

 しかし、この日は風は強く中々適地が見つかりません。 最低鞍部近くまで降りてきた所で、尾根も北向きに折れていきます。 その辺りの平坦地に陣取り、昼食休憩として行きました。(下写真)

平坦地で昼食休憩
平坦地で昼食休憩

 今回はスノー衆としては最多の17名で来ています。 女性の方もいるので、デザートなども作られて担いで持って来られており、少し遅めのバレンタインとなりました。(下写真)

デザートはチョコレートタルト
デザートはチョコレートタルト

 1時間半近く休憩した所で、予定通り県境稜線を更に先へと進みます。(下写真)

暫くは歩きやすい平坦地
暫くは歩きやすい平坦地

 左へ転換し、その先で登りとなりますが、そこからは大きく標高を落としていきました。 予定では、右の谷に降りるコースとなっていましたが、時間も限られるのとあまり意味は無いので県境沿いに進みます。
 鞍部へ降り立つとそこからは急登となります。 右へ左へとジグをキリながら登っていきますが、中々傾斜は緩みません。(下写真)

鞍部からは急登の登り返し
鞍部からは急登の登り返し

まだ上は見えない…
まだ上は見えない…

 途中、小休止しながら登っていくと、傾斜が緩み始め無事に登りきることが出来ました。(下写真)

傾斜が緩み交代
傾斜が緩み交代

 その先に横山岳との分岐となるピークがありました。(下写真)

県境と横山岳分岐(左に県境稜線)
県境と横山岳分岐(左に県境稜線)

 ここで三方向に分岐していますが、その中の左前方が県境稜線で、右前方は偽尾根です…。 ここは左へ折れて横山岳へと向うのですが、県境方面が見られるのは最後なので暫く眺めていきます。(下写真)

分岐から展望1
分岐から展望1

安蔵山(手前)、大黒山(奥)、右に西方が岳
安蔵山(手前)、大黒山(奥)、右に西方が岳

金糞山が良く見える
金糞山が良く見える

県境尾根沿いを望む(右に左千方のピーク)
県境尾根沿いを望む(右に左千方のピーク)

 横山岳方面へと向かいますが、意外と展望が効くところがありました。 少し進んで所のピークへ到着すると、ここで近くに見える金糞岳を望み、南の急な尾根へと下っていきました。(下写真)

稜線から下山尾根へ下る
稜線から下山尾根へ下る

 ここが予定の下山コースで、林道へと降りていけます。 程なく傾斜が緩み、二重山稜となりました。 ブナ林の良い雰囲気となり、ルンルン気分で歩いていきます。(下写真)

下はよい雰囲気
下はよい雰囲気

最後の展望地からパノラマ
最後の展望地からパノラマ

快適な尾根を進む
快適な尾根を進む

ひたすら下る
ひたすら下る

 一気に降りていきますが、思ったよりも緩斜面です。(下写真)

800m地点
800m地点

夕方に掛けてよい天気に
夕方に掛けてよい天気に

 しかし、それも標高600mほどまででした。 下に尾根の続きが見られだすと、急降下となりつづら折れで降りていきます。(下写真)

この辺りから急降下
この辺りから急降下

 それでも上部は何とかなりますが、下に降りるに従い雪が緩くなってズルズルと滑りだしました。 尻もちを着きながら降りていきますが、最後の100mほどが更に急斜面となっています。
 とは言え、樹林の感覚はそれなりにあるので、ここはシリセードで下りて行きました。(下写真)

シリセードで下り
シリセードで下り

 下に林道と思われるものが見えてくると、立ち木の少ない斜面を一気に滑り降りていきました。(下写真)

最後の斜面も滑り降り
最後の斜面も滑り降り

 下に降り立つと目の前に雪に覆われた橋があります。(下写真)

林道に合流
林道に合流

 ここを渡り全員が下山してくるのを暫く待ちました。 全員がそろったところで、ここからは長い林道歩きでした。(下写真)

長い林道歩きに
長い林道歩きに

 林道歩きは苦となりませんが、長時間の行動でお腹が空いてきて力が入りません…。 林道も終盤となると、このコースの見せ場の一つとなる鉱山跡に到着しました。(下写真)

鉱山跡の水路
鉱山跡の水路

鉱山設備跡
鉱山設備跡

 巨大な遺構で、戦前から有るもののようです。 見学後は、更に林道を歩き日も落ちて暗くなりかけた頃に、朝走った国道の陸橋が見えてきました。(下写真)

ようやく国道の陸橋が見えて
ようやく国道の陸橋が見えて

 この国道沿いに旧道となる林道を歩き、暗くなる前に無事駐車地に到着しました。(下写真)

国道に合流した頃には暗くなり
国道に合流した頃には暗くなり

今回の反省点は、
・特にありません。 このコースは、別に山行計画を立てていた所なので、機会をみてまた向う予定です。

 次回ですが、長野か飛騨の山に登る予定です。(まだ計画中です)


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