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[登山] 2018年 飛騨 火山・傘山縦走 [登山]

 今回は、去年も訪れた飛騨の火山(ひやま)と傘山(かさやま)を逆コースで縦走して来ました。 去年も良い天気でしたが、この日も前日に引き続き朝方は快晴となり、白山を始めとして北アルプスなどもよく見えていました。 また、先週からの大雨で雪が締まり、朝方の冷え込みでツボ足で巡ることが出来、当初の予定から変更し去年と同じく傘山まで縦走することが出来ました。

火山付近から白山を望む
白山

2018年
飛騨 火山・傘山縦走
日付 2018年03月11日(日)
天気 快晴のち曇り(雪がチラつく)
山域 飛騨
場所 岐阜県高山市清見町楢谷~巣野俣
距離 11.4km (内車道 1km)
累積標高 +775m -840m
時間 5時間25分
人数 3名
撮影枚数 0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0415枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0094枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(道迷い注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ ブナ林、巨木、展望
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから)
06:50 1103m 0.0km 西ウレ峠 出発
07:35 (00:45) 1313m 1.3km 1313mピーク
07:40 (00:40) 1281m 1.6km 林道出合
08:30 (00:50) 1358m 3.0km 1358mピーク
08:50 (00:20) 1379m 3.8km 火山
09:35 (00:45) 1319m 5.1km 1319mピーク
10:15 (00:40) 1315m 6.5km 鉄塔出合
10:30 (00:15)
1363m 6.8km 1274m手前 昼食休憩
10:50 (00:20) 1363m 6.8km 1274m手前 出発
11:10 (00:20) 1330m 7.5km 傘山付近
11:30 (00:20) 1201m 8.7km 1201mピーク
12:00 (00:30) 972m 10.4km チェーン脱着場
12:15 (00:15) 1030m 11.4km 金山谷分岐駐車地 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20180311_map.jpg

写真リンク

※去年と同じコースなので、写真中心に掲載します。

 元々、日曜日に火山・傘山へ向かう計画で、前日に鈴鹿の花を見に行きました。 しかし、藤原岳から帰宅後に確認すると、一緒に行く方の体調(腰)が優れずどうなるかと思われました。 取り敢えず1名はいかれるので、予定通り集合場所の前回駐車したチェーン脱着場へ向かいました。

 この所のよい天気で、飛騨方面も雪がずいぶんと溶けたようで、郡上を越えても暫くは雪をまったく見ませんでした。 とは言え峠に向かって標高が上がり、トンネルを抜けると道路脇にも少し残っていますが、今回もノーマルタイヤで十分です。

 予定通り6時半前には脱着場に到着し、一緒に下山予定の金山谷の林道出合の駐車余地に停めていきます。 駐車後は一台に同乗し、全員で西ウレ峠に向かいます。 程なく西ウレ峠に到着すると、管理棟前の除雪された所に停め、出発の準備をしていきます。(下写真)

西ウレ峠の管理棟
西ウレ峠の管理棟

周辺簡易地図
周辺簡易地図

 先日の藤原岳も丈夫の雪はガチガチで、ワカンやスノーシューなどは邪魔ですが、雪の多い飛騨もこの所の大雨で60cmほど溶けて固くなっているようです。 峠とは言え、既に標高は1000mを越えており、気温は氷点下(-5℃)となっています。 固く締まった雪を確認し、今回はワカンを持っていくことにしました。
 序盤は遊歩道を歩きますが、20cmほどの雪が積もっています。 しかし、ここも固くツボ足で十分です。(下写真)

四季の郷

四季の郷

この日も僅かに霧氷
この日も僅かに霧氷

 古い足跡を辿り奥へ向かうと、右手にAコースの分岐が見えてきました。(下写真)

Aコース分岐

Aコース分岐

西ウレ峠遊歩道案内図
西ウレ峠遊歩道案内図

 ここからは樹林帯を進みますが、遊歩道は切り開かれ足跡に加えテープも付いています。(下写真)

遊歩道を進む

遊歩道を進む

 小川を何度か飛び越えて進んでいくと、右の斜面に足跡が消えています。 この辺りでテープも見失いますが、初めのピークの方向を確認し進んでいきました。(下写真)

遊歩道を外れ急登を進む

遊歩道を外れ急登を進む

 しかし、明らかに道から外れており暫くは急斜面を進みます。 前方に向かう稜線が見えてくると傾斜も緩み、後はそちらに向かって歩いていきました。(下写真)

稜線に向う

稜線に向う

 稜線沿いに到着しますが、右手には乗鞍岳や高山方面が見えています。(下写真)

稜線に合流

稜線に合流

 初めのピークは近くにあり、北へと向かうと以前も確認した標識が見えてきます。(下写真)

後ろを振り返り

後ろを振り返り

先週も見た「火の用心」の標識
先週も見た「火の用心」の標識

 この先のピークには「西水源山(にしうれやま)」の標識があります。 ここからは向きを西に折れ、樹林越しに見える鉄塔へと向かい降りていきました。(下写真)

西水源(ウレ)山

西水源(ウレ)山

 ここで慌てて逃げ惑うカモシカを二頭ほど見かけました。 その足跡がアチラコチラに付いており、暫くはその後を辿るように進んでいきます。(下写真)

林道歩合へ

林道歩合へ

 西方面には向かう火山方面と鉄塔が見えています。 そちらに向かって一旦降りていくと、林道と出合いました。ここで前回も苦労した巡視路の階段がありますが、この日も降り積もった雪がガチガチに凍りつき、階段を登るのは無理でした。 仕方なく林道を左へ回り込みますが、こちらは笹が多く手掛かりがありません。(下写真)

右の雪のついた斜面から登るが…
右の雪のついた斜面から登るが…

 木の枝などを手掛かりに無理やり登り、鉄塔に到着しました。 ここで初めて展望がよいところなので、北アルプスや遠くの白い峰々を見ていきます。(下写真)

鉄塔に向かって登る

鉄塔に向かって登る

鉄塔から先を望む
鉄塔から先を望む

右奥に猪臥山、左奥は金剛堂山など
右奥に猪臥山、左奥は金剛堂山など

乗鞍岳や北アルプスなど
乗鞍岳や北アルプスなど

 ここからは緩やかで広い尾根を、「火山」へと進んでいきました。 ここまでツボ足で来ており、予定よりペースは大幅に早めです。 サクサクと心地よい音を聞きながら歩いていくと、稜線沿いに先程のカモシカの足跡が続いていました。(下写真)

緩やかな稜線を進む

緩やかな稜線を進む

先程の鉄塔を振り返る

先程の鉄塔を振り返る

 1358mの中間ピークを通り越し、前方に見える火山への上りとなりました。(下写真)

火山が見えてきた

火山が見えてきた

前回は気が付かなかったがここも巨木が多い

前回は気が付かなかったがここも巨木が多い

 そして出発から2時間で火山の山頂付近に到着しました。 ここまで樹林に遮られよく見えなかった白山ですが、去年も休憩した斜面から白山方面の展望を眺めていきました。(下写真)

白山

白山

白山アップ

白山アップ

 景色に満足した所で、取り敢えず山頂を見に行きます。(下写真)

展望のない山頂

展望のない山頂

 ここまで誰も訪れた形跡がありませんでしたが、驚いたことに鈴を鳴らした老齢の男性が登ってこられました。 言葉を交わすこともなく、どこから来たのかわかりませんが、よく来られるのでしょうか?
 ここで昼食としたい所ですが、まだ9時にもなっていません・・・。 雪が締まっている間にと、予定通り傘山方面へ向かうことにしました。 ここからも前回歩いた道ですが、複雑な尾根となるので前方に見える鉄塔などを目印に向かっていきました。(下写真)

鉄塔へ向かう(後方は北アルプス)

鉄塔へ向かう(後方は北アルプス)

 暫くは景色のよいブナ林などの尾根歩きとなります。(下写真)

疎林を歩いて

疎林を歩いて

 1319mピークを通過しますが、この辺りもなだらかな尾根が続き快適に歩いていけます。 奥に下山予定の鉄塔が見えてきました。(下写真)

鉄塔が見えてきた

鉄塔が見えてきた

 そちらに向かい徐々に登っていくと、程なく分岐予定の鉄塔に到着しました。 しかし、予報通り天気は下り坂となっており、北アルプスはまだよく見えていますが、白山は雲の中に飲まれ始めていました。(下写真)

北アルプス北部(左に剱岳)
北アルプス北部(左に剱岳)

白山方面には雲
白山方面には雲

 予定ではここから破線路で下山予定ですが、時間は大幅に短縮されていたので、近くに見える鉄塔まで向かい、その先の傘山を目指すことにしました。
 とは言え、そろそろお腹も空いてきたので昼食とします。 しかし、南西から雲が湧き出し風も吹いてきたので、次の鉄塔との鞍部へ降りて風の弱そうなところで昼食休憩としていきます。 北アルプス方面が望める休憩適地があったので、腰を下ろして昼食としていきました。(下写真)

乗鞍岳アップ
乗鞍岳アップ

木曽御嶽山
木曽御嶽山

 休憩後は、鉄塔に向かって登り返します。(下写真)

傘山方面の鉄塔に登り返す
傘山方面の鉄塔に登り返す

 途中で丸い切り株に”火の用心”の標識がありますが、前回といい誰が付けていっているのでしょうか?(下写真)

ここにも火の用心
ここにも火の用心

 鉄塔に登り詰めると、火山や白山などが望めますが、奥に見えていた白山は完全に雲に覆われ望むことは出来ません。(下写真)

鉄塔から火山を望む(後方の山は雲の中に)
鉄塔から火山を望む(後方の山は雲の中に)

 上空を見ると濃い雲が流れてきており、北アルプス方面も徐々に霞んできていました。(下写真)

こちらにも雲が流れ込む
こちらにも雲が流れ込む

 鉄塔の先からは東に林道が並行して付いているので、今回はここを歩くことにしました。(下写真)

最後は林道歩き
最後は林道歩き

 天気は悪いと言うほどではありませんが、風に舞って雪が遠くから運ばれてチラついていました。(下写真)

雪が少ない…(奥の北アルプスは霞がかかる)
雪が少ない…(奥の北アルプスは霞がかかる)

 林道を降りていきますが、日当たりの良い所では地肌が覗き、この辺りの山も標高の低い所では雪山も終わりのようです。(下写真)

所々で地肌が見え
所々で地肌が見え

 林道は雪崩なども無く順調に降りていきますが、最後の沢の渡渉で水量が多いので、上流を巻いて越えていきました。 そして前回よりも早く5時間半と掛からずに無事車道に合流しました。(下写真)

正午には無事下山
正午には無事下山

 後は下山場所が変わったことで金山谷の置き車まで車道を歩いて戻り、回収後は帰路に付きました。

今回の反省点は、
 特にありません。 終日 雪が硬かったので、結局スノーシューやワカンを履くことなしに、ツボ足で縦走することが出来ました。

次回ですが、
 自宅のパソコンの調子が悪く、結局新しいのに買い替えたことで掲載が遅れましたが、先日の土曜日に登っているので、その時の記録を掲載します。

 


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