SSブログ

[登山] 登山] 奥伊勢 南亦山・犬戻ノ高・春日嶺・千戈山・栃古山周回 [登山]

 今回は、去年歩いた「南亦山(みなみまたやま)」から西のまだ歩いていない山域へ周回で巡ってきました。 犬戻峡(いぬもどしきょう)を起点に、「南亦山」「春日嶺(かすがれい)」「干戈山(かんかやま?)」「栃古山(とちこやま)」と歩き、最後は作業道を利用して林道に降りてきました。
 シャクナゲを初めヤマツツジやヤマシャクヤクなど、花々を見ながら楽しく歩くことが出来ました。

ヤマシャクヤク
ヤマシャクヤクアップ

奥伊勢
南亦山・犬戻ノ高・春日嶺
・千戈山・栃古山周回
日付 2018年04月29日(日)
天気 快晴
山域 奥伊勢
場所 三重県度会郡大紀町大内山
距離 20.8km
累積標高 +1920m -1920m
時間 8時間25分
人数 単独
撮影枚数 0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0915枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0011枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(軽い藪、道迷い、スリップ注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B(春霞)
見どころ シャクナゲ、ヤマシャクヤク
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから)
05:45 268m 0.0km 犬戻公園 出発
06:00 (00:15) 318m 0.9km 犬戻コース入口
06:50 (00:50) 740m 2.8km 小峠
07:35 (00:45) 981.8m 4.2km 南亦山
07:50 (00:25) 850m 5.0km 鳥尾越
08:20 (00:30) 993m 6.4km 中ノ又の頭
08:45 (00:25) 963m 7.2km 幸平
09:10 (00:25) 1013m 8.3km 犬戻ノ高
09:40 (00:30) 1038m 9.6km 春日嶺
10:05 (00:25) 993.4m 10.6km 池谷山
10:30 (00:25) 949m 11.7km 干戈山
10:45 (00:15) 883m 12.3km 東干戈山 昼食休憩
11:05 (00:20) 883m 12.3km 東干戈山 出発
11:50 (00:45) 630m 14.0km 84番鉄塔
12:35 (00:45) 634m 15.4km 仏場山
12:55 (00:20) 737.8m 16.3km 栃古山
13:10 (00:15) 706m 16.7km シキビ平
13:35 (00:25) 428m 17.8km 雨量計
13:55 (00:20) 266m 19.3km 県道出合
14:10 (00:15) 268m 20.8km 犬戻公園 到着

ルートラボ

実績コース(緑色と空色は予定、赤色は実績)
20180429_map.jpg

写真リンク

 当初は台高周辺へ行く予定でしたが、仕事が忙しくあまり無理は出来ないので、手前の奥伊勢の山へ向かいます。 去年末は、行者山から門の倉経由で南亦山を通り、間弓の行者山と周回しました。 今回は、その続きで南亦山から犬戻の高や春日嶺を経由して、栃古山へと周回する計画です。

 登山口は以前の頭之宮四方神社より奥となりますが、それほど変わらないと見て2時間前に出発します。 連休前半で帰路は渋滞すると見て、朝3時半には出発しました。
 東名阪道は新名神との分岐までは混んでいますが、そこを過ぎると伊勢方面に向かうことは疎らとなりました。 前回も降りた「紀勢大内山IC」で下道に出ると、国道42号線を南下します。 暫く進むと、右に「ツヅラト峠」の看板が見えてくるのでそこを右折して行きました。 次第に道は細くなりますが、よく整備されています。 山道となり、道に葉や枝などが目立ちますが、思ったよりは良い道です。 川沿い野道となると、車線が狭くなりすれ違いが難しくなりますが、この時間通る車はありませんでした。

 前方に広場とその右に林道との分岐が見えてくると、その広場(犬戻公園)に駐車していきました。(下写真)

犬戻公園と右に犬戻渓への道
犬戻公園と右に犬戻渓へ

 ここで準備をしていきます。 公演前には、簡易トイレも設置されているので困りません。(下写真)

公園に咲くシャガ
公園に咲くシャガ

ガクウツギ
ガクウツギ

公園前に簡易トイレ
公園前に簡易トイレ

 準備が整った所で、公園脇の道(林道中ノ又線)を奥へと進んでいきました。(下写真)

林道中ノ又線を奥へ

林道中ノ又線を奥へ

 暫くは、丁度見頃となっているフジや渓谷の滝などを眺めながら歩いていきました。(下写真)

滝を見る
滝を見る

犬戻峡
犬戻峡

犬戻橋
犬戻橋

 道は荒れて土砂なども流入していますが、それなりに通行はあるようで、ゆっくり進めば問題なさそうです。(下写真)

林道は荒れている
林道は荒れている

ミツバツツジ
ミツバツツジ

 出発から15分ほどで、広い駐車地に到着しました。(下写真)

広い駐車場に到着
広い駐車場に到着

 そこに登山地図が掲載された看板があり、その裏に登山口があります。(下写真)

ここが登山口
ここが登山口

登山マップ
登山マップ

 地図を見てもここが登山口のようですが、高いところにロープが張ってあり、余り通って欲しく無いのでしょうか?(下写真)

ロープがあるが通行禁止?
ロープがあるが通行禁止?

 岩を削って作られた道となっています。 しかし、足場の丸太は腐り始め心もとない感じでした。(下写真)

丸太は腐り気味
丸太は腐り気味

 体重を分散させ慎重に通り抜けると、曲がった先で「小峠・南亦山」との分岐がありました。(下写真)

足元に気をつけて通過
足元に気をつけて通過

ここで右の小峠へ
ここで右の小峠へ

 ここで右の尾根沿いの道を辿ります。 シダの間を通る道となり、急登をつづら折れで登っていきました。(下写真)

シダが多い
シダが多い

 一気に標高を上げていくと、そのまま尾根にのると思われた道は左にトラバース道となります。(下写真)

つづら折れに登り左のトラバース道に
つづら折れに登り左のトラバース道に

 明確な道を辿っていきますが、途中二箇所ほど尾根心に向かう道が分岐していました。(下写真)

ここに尾根に乗る作業道(無視)
ここに尾根に乗る作業道(無視)

 そのままトラバースしていくと、前方に植林帯が見えてきました。 ここで道も右に折れ、尾根に向かって登っていきました。(下写真)

この辺りで尾根に
この辺りで尾根に

 程なく尾根沿いの道と合流しました。(下写真)

尾根沿いの道に
尾根沿いの道に

 ここからの道は地図では尾根に破線路が書かれていますが、実際には尾根沿いは藪が多い所もあり、作業道でトラバースしては尾根沿いの道に復帰する事を何度か繰り返して行きました。(下写真)

尾根沿いは所々で藪に
尾根沿いは所々で藪に

藪を嫌って作業道へ
藪を嫌って作業道へ

 結局作業道を巡るのが正解のようです。 小峠手前のピークに近づくと尾根沿いに続く道となりました。 左は二次林の林で、植林帯との間を登っていきました。(下写真)

二次林との境を進む
二次林との境を進む

 手前のピークに合流すると、シャクナゲが見られ始めました。(下写真)

石が多く
石が多く

シャクナゲが見えれだす
シャクナゲが見えれだす

 石の多い道を進むと、右から鍛冶屋谷コースの道と合流しました。(下写真)

ここで鍛冶屋谷コースと合流(後ろを振り返る)
ここで鍛冶屋谷コースと合流(後ろを振り返る)

 コース合流後は良い道となり、山頂を巻くように左にトラバースしていきます。(下写真)

良い道を進む
良い道を進む

タチツボスミレ
タチツボスミレ

 このままトラバースすると鳥尾峠へと向かうため、適当なところで右に見える尾根へと向かいます。(下写真)

この辺りで尾根へ
この辺りで尾根へ

 途中、大きな岩が見られますが、獣や人の踏み跡は沢山ついており、そこを辿り難なく尾根に出会いました。(下写真)

大きな岩が多く見られる
大きな岩が多く見られる

広い緑林帯を進む
広い緑林帯を進む

 広い尾根道となりますが、なるべく傾斜の緩いところを辿りながら山頂へと向かいます。 急斜面を上り詰めると以前も歩いた稜線に出会いました。(下写真)

稜線に合流
稜線に合流

ここを上がってきた
ここを上がってきた

 南亦山山頂の標識を通り抜けると、満開のヤマツツジを見ながら山頂へと向かいました。(下写真)

以前も通った分岐
以前も通った分岐

ヤマツツジが鮮やかに
ヤマツツジが鮮やかに

 程なく南亦山の山頂に到着します。(下写真)

南亦山山頂に到着
南亦山山頂に到着

 今回も天気がよいので、展望台に登って周りの景色を眺めていきました。(下写真)

山頂からの展望(春霞で遠望なし)
山頂からの展望(春霞で遠望なし)

 ここで行動食を食べようとザックを明けますが、何時も持ってきているカロリーゼリーを忘れています…。 仕方がないので、非常食の羊羹を食べて行きました。

 ここまで2時間弱で来ていますが、ここからが本番です。 鳥尾峠へと稜線を北へと向かいました。(下写真)

鳥尾峠へ
鳥尾峠へ

大平谷ノ高
大平谷ノ高

 程なく以前歩いた千石峠からの分岐に出会いました。 ここで左の「鳥尾峠」へ降りていきますが、踏み跡は薄く歩く人は少なそうでした。(下写真)

林道分岐
林道分岐

バイケイソウが多い
バイケイソウが多い

 前方に鉄塔が見えてくると、そちらへと向かいました。 鉄塔下からは、局ヶ岳などが見られます。(下写真)

鉄塔から局ヶ岳方面
鉄塔から局ヶ岳方面

ここからは巡視路
ここからは巡視路

 巡視路の標識があるので、そのまま尾根沿いへと続く道を入っていきます。 高圧電線のために左に切り開かれ、下の鉄塔など南の景色が見えていました。(下写真)

次の鉄塔方面
次の鉄塔方面

 その鉄塔へと向かうように尾根沿いに降りていきました。(下写真)

峠へ降りる
峠へ降りる

 程なく鞍部に到着すると、そこが鳥尾峠でした。(下写真)

鳥尾峠からの眺め(中央が栃古山)
鳥尾峠からの眺め(中央が栃古山)

峠分岐
峠分岐

古ヶ丸山など
古ヶ丸山など

 峠からは、次に向かう「中ノ又の頭」が前方に見えています。(下写真)

ここから中ノ又の頭へ登る
ここから中ノ又の頭へ登る

 途中で滝ヤ谷の分岐がありますが、ここはそのまま尾根沿いに急登を登りました。(下写真)

滝ヤ谷分岐(直進する)
滝ヤ谷分岐(直進する)

急登となる
急登となる

 急登を登り傾斜が緩むと、またバイケイソウが下一面に見られます。(下写真)

一面のバイケイソウに
一面のバイケイソウに

 前方が明るくなると、眺めの良い切り開きに出てきました。(下写真)

伐採跡地?に出る
伐採跡地?に出る

良い眺めに
良い眺めに

 北方面の眺めがよいところですが、足元は苔むしていて良い雰囲気です。(下写真)

下はふかふかの苔
下はふかふかの苔

 苔で踏み跡が不鮮明となりますが、そのまま登っていくとテープなどもあり、ひと登りで「中ノ又の頭」に到着しました。(下写真)

中ノ又の頭
中ノ又の頭

 ここから先では、所々に切り開きがあり台高方面の山々が望めます。(下写真)

中ノ又の頭の北に崩壊地
中ノ又の頭の北に崩壊地

濃い灌木帯を進む
濃い灌木帯を進む

ここも木々が無く
ここも木々が無く

 次第に左側が急斜面の崖となっていき、景色はよいのですが迂闊に向かうことは出来ません。(下写真)

ここにもバイケイソウ
ここにもバイケイソウ

谷を覗き込む
谷を覗き込む

 ここまで見られた草花はまだ咲く前のバイケイソウやスミレが中心でしたが、ここに来てヤマシャクヤクが見られました。 と言っても、バイケイソウに紛れ数輪程度ですが、みられるとは思っていなかったのでラッキーです。
 そのヤマシャクヤクですが、この先でも見られましたが、鹿の食害から逃れるためにバイケイソウに紛れ、なんとか生き延びているようです。(実際、花だけ残し葉っぱ全てが食われたものを見かけました)(下写真)

ヤマシャクヤク
ヤマシャクヤク

ヤマシャクヤクアップ
ヤマシャクヤクアップ

 左に天保尾根とその奥に向かう「栃古山(とちこやま)」が見えてきました。(下写真)

中央が天保尾根、その奥に栃古山

中央が天保尾根、その奥に栃古山

 幸平と書いて「ハピネスだいら」と呼ばせるキラキラネームのピークを通り過ぎると、周りの植生が変わり新緑の林となっていきます。(下写真)

幸(ハピネス)平
幸(ハピネス)平

ヤマツツジと新緑が綺麗に
ヤマツツジと新緑が綺麗に

シャクナゲも綺麗に
シャクナゲも綺麗に

ここから犬戻ノ高への登りに
ここから犬戻ノ高への登りに

 ゴツゴツとした岩が見られだし、その間を縫うように歩いていくと左への屈曲点に到着しました。(下写真)

次第に岩が多く
次第に岩が多く

ここで左へ曲がる(曲がってから振り返る)
ここで左へ曲がる(曲がってから振り返る)

 分岐を示す二重テープがあるので、地図で位置を確認し左へ折れていきました。 少しだけ降りていきますが、そこからは前方に「犬戻ノ高」が近くに見えていました。(下写真)

バイケイソウの鞍部へ
バイケイソウの鞍部へ

 登り返しとなりますが大したことはなく、程なく「犬戻ノ高」の山頂に到着しました。(下写真)

犬戻ノ高はすぐ上に
犬戻ノ高はすぐ上に

 山頂は岩に覆われていますが、展望はありません。 風通しがよいので、ここの岩の上に座り込んで小休止として行きます。(下写真)

犬戻ノ高山頂(岩が多い)
犬戻ノ高山頂(岩が多い)

 ここで西に方向を替えていきますが、広い尾根なので適当にトラバースしていきました。(下写真)

右気味に進む
右気味に進む

 この辺りも左斜面は崖となっており、陽当りの関係からかツツジが真っ赤に色づいていて鮮やかでした。(下写真)

真っ赤に
真っ赤に

左に進む尾根が見える
左に進む尾根が見える

 石灰岩の岩尾根が現れると、道はその右下をうまく通っていました。 そしてここにもヤマシャクヤクが数輪だけ咲いていました。(下写真)

前方が春日嶺
前方が春日嶺

ここにもヤマシャクヤク
ここにもヤマシャクヤク

石灰岩の岩場は右からトラバース
石灰岩の岩場は右からトラバース

岩場からの眺め
岩場からの眺め

 岩場を通過し尾根が広がると、ここまでで一番のバイケイソウの群生地となります。(下写真)

バイケイソウが生い茂る(右から進む)
バイケイソウが生い茂る(右から進む)

ヤマツツジアップ
ヤマツツジアップ

 急な上りを進むとピークに「春日嶺」の標識がぶら下がっていました。(下写真)

春日嶺
春日嶺

 境界はここで右に折れて春日越へと向かいます。 そちらへ向かい左に折れ、緩やかに降りていきました。(下写真)

南に折れてよく踏まれた道を進む
南に折れてよく踏まれた道を進む

 途中、谷からの涼しい風が吹き付ける場所があったので、岩場に座り込んで休憩していきました。(下写真)

岩場で休憩
岩場で休憩

 ここから暫くは、標高差も少なく快適な歩きとなりました。(下写真)

春日越付近
春日越付近

シャクナゲを見ながら進む
シャクナゲを見ながら進む

気持ちの良い尾根道
気持ちの良い尾根道

 随所で満開のシャクナゲも見られ、これだけでも来た意味があります。(下写真)

池谷山付近はシャクナゲが多い
池谷山付近はシャクナゲが多い

 三角点のある池谷山に到着しますが、展望は少ししかありません。(下写真)

池谷山(下に三角点)
池谷山(下に三角点)

 この先「長吉平」からは100mほどの下りとなり、滑りやすい落ち葉に苦労しながら降りていきました。(下写真)

降りていく
降りていく

長吉平付近

長吉平付近

左に折れて
左に折れて

 この下りは近くの谷の名前から「長吉坂」と呼ばれているようです。(下写真)

ここは長吉坂
ここは長吉坂

それほど急ではない
それほど急ではない

傾斜が緩む
傾斜が緩む

 鞍部に到着すると949mピークに向かって登り返しとなりました。 しかし、二重山稜となっており、手前のピークは左から巻いていきました。(下写真)

直進のピークは左から巻く
直進のピークは左から巻く

テープを追って左へ進む
テープを追って左へ進む

 そのままテープを追って進んでいくと、949mピーク(干戈山)の上りとなりました。(下写真)

干戈山への登りに
干戈山への登りに

この標識は間違い?
この標識は間違い?

 傾斜が緩み偽ピークを通り過ぎると、奥の「干戈山」に到着しました。(下写真)

奥のピークに
奥のピークに

干戈山
干戈山

 ここも樹林に覆われ展望は無いので、そのまま先へと進みます。 左に植林が見られだし、再度登り返すと「東干戈山」に到着しますが、ピークとは思えずあやうくそのまま通過するところでした。(下写真)

植林との境を進む
植林との境を進む

再度上りに
再度上りに

東干戈山
東干戈山

 山頂は展望はありませんが、よい時間なので昼食休憩として行きます。 風通しもよく蝿なども少ないためゆっくり出来ました。(下写真)

ここで昼食休憩に
ここで昼食休憩に

 20分ほどの休憩後は、予定通り「鉄塔」へと向かいます。(下写真)

巨石にシャクナゲ
巨石にシャクナゲ

 尾根沿いを進みますが、岩場となるので巻いていきます。 右にテープで迂回路が見えるので、そちらから巻いていきます。(下写真)

尾根上の巨石は右から巻いて
尾根上の巨石は右から巻いて

 左斜面の傾斜が緩み、林道と思われる道が見えてきました。(下写真)

左手に林道が見える
左手に林道が見える

 そのまま尾根沿いを進もうとしますが、テープは林道へと導いており踏み跡も無くなります。 仕方なく林道と合流すると、暫く尾根沿いに続いていました。(下写真)

林道に出る(後ろを振り返る)
林道に出る(後ろを振り返る)

 そのまま林道を進むと終点となりました。(下写真)

すぐに林道終点
すぐに林道終点

 尾根沿いに進みますが、また岩場となり右側は絶壁となっています。(下写真)

先で尾根の右は絶壁に
先で尾根の右は絶壁に

 左に踏み跡を探しますが近くには無く、先程の林道終点からトラバース気味に進むのが正解だったようです。 踏み跡に合流すると、急斜面を枝を頼りに降りていきました。(下写真)

藪っぽいが左の踏み跡を辿る
藪っぽいが左の踏み跡を辿る

 踏み跡が不鮮明なのはここだけです。 再度植林となり踏み跡が続いていました。(下写真)

また植林が出てくる
また植林が出てくる

絶壁から下を見る
絶壁から下を見る

下河内の集落
下河内の集落

暫くは良い道に
暫くは良い道に

 784mピークから先は、岩場の急斜面となっていて少し危険です。 手も使いながら慎重に降りていくと、細尾根となりました。(下写真)

784mピーク付近
784mピーク付近

岩場を降りる
岩場を降りる

細尾根を進む
細尾根を進む

 再度急斜面の下りとなりますが、ここは落ち葉で滑りやすいので注意しながら降りていきました。(下写真)

急斜面を下る(上を振り返る)
急斜面を下る(上を振り返る)

当分はスリップ注意で
当分はスリップ注意で

 無事に降りていくと、唐突に巡視路の標識が現れます。(下写真)

鉄塔巡視路分岐
鉄塔巡視路分岐

 右下の鉄塔からの道のようですが、反対の左側には無いようです。 切り開かれた巡視路を進むと、景色のよい岩場の上に出てきました。(下写真)

巡視路を進む
巡視路を進む

鉄塔が見える
鉄塔が見える

 ここで初めて?大台ケ原方面がよく見えますが、少し霞んでいます。(下写真)

鉄塔手前からの展望
鉄塔手前からの展望

 鉄塔まで進み、朝登った「南亦山」と「中ノ又の頭」を見ていきます。(下写真)

右が南亦山、左が中ノ又の頭

右が南亦山、左が中ノ又の頭

784mピークを振り返る
784mピークを振り返る

 この先に巡視路は無いようですが、踏み跡は続いています。(下写真)

鉄塔を潜り直進する
鉄塔を潜り直進する

 岩尾根を登り635mピークを通り過ぎると、次第に道は荒れていきました。(下写真)

635mピーク
635mピーク

すこし荒れた道となる
すこし荒れた道となる

 とは言え、それなりに歩ける道で支障はありません。(下写真)

ここにもシャクナゲ
ここにもシャクナゲ

 尾根に大きな岩が見られだし、テープも無く踏み跡も不鮮明なので悩みます。(下写真)

尾根の中央に大きな岩(左が正解)
尾根の中央に大きな岩(左が正解)

 境界が南に折れるところで岩場の下りが前を塞ぎます。 ここは右から巻いて進みましたが、これはミスで左から良い道が通っていました。(下写真)

左から巻く(右に行ってしまった)
左から巻く(右に行ってしまった)

右に行ってしまった
右に行ってしまった

 なんとか復帰し良い道と合流すると、尾根沿いに古くからのよい作業道が続きます。(下写真)

良い道と合流
良い道と合流

尾根の横に作業道が付いている
尾根の横に作業道が付いている

 仏場山手前で、そのまま左にトラバースしていきますが、ここは登り返すのが正解でした。 急登を登り「仏場山」のピークに到着すると、左に「栃古山」との分岐となっています。(下写真)

仏場山
仏場山

ここは仏場山
ここは仏場山

左に折れて栃古山へ進む
左に折れて栃古山へ進む

 左に折れるとテープや踏み跡は続いています。 しかし、こちらから歩く人は少ないようで、藪が茂り始めていました。(下写真)

踏み跡はあるが藪っぽい
踏み跡はあるが藪っぽい

 次第に傾斜が強まり、ここまでで疲れが出てきたようで、進みが鈍りました…。(下写真)

ここから長い上りに
ここから長い上りに

ひたすら登る
ひたすら登る

 テープを追っていきますが、低木の枝などが邪魔します。(下写真)

灌木が茂る
灌木が茂る

スミレ
スミレ

急斜面に
急斜面に

 そして仏場山から20分ほどで、ようやく「栃古山」の山頂に到着しました。 ここにだけは立派な山頂標識が立っていますが、展望は南に僅かしかありませんでした。(下写真)

栃古山(後ろから登ってきた)
栃古山(後ろから登ってきた)

右にツヅラト峠

右にツヅラト峠

 ここで最後の休憩としていきます。 三方向に分岐標識があり、予定通り京良谷コース(モノレールコース)へと降りていきました。(下写真)

各所分岐(左に向かう)
各所分岐(左に向かう)

下山開始
下山開始

 以外にも急斜面で、滑りやすい岩があります。 道は右から付いていましたが、直進して岩の中を進んでしまいました。(下写真)

いきなり急斜面に(上を見る)
いきなり急斜面に(上を見る)

 程なく傾斜が緩むとこの先に危険地帯はありません。 シャクナゲなどがまた見られだし、よく踏まれた尾根を進んでいきました。(下写真)

ボンヤリと島(大島)が見える
ボンヤリと島(大島)が見える

最後のシャクナゲ
最後のシャクナゲ

よい尾根沿いを進む
よい尾根沿いを進む

 尾根が広がると獣避けの網が見えてきました。(下写真)

植林地に出る
植林地に出る

 伐採後の植林帯となっていて、まだ幼木で展望は最高です。(下写真)

大平谷の高など
大平谷の高など

 右にモノレールの末端があるので、モノレール沿いに降りていきます。(下写真)

モノレールを追って下山
モノレールを追って下山

 しかし、このコースも歩く人は少ないのかすっかり藪に飲み込まれ、右の植林帯との境に新しく道が作られていました。(下写真)

モノレールは藪に飲まれ始めている
モノレールは藪に飲まれ始めている

 途中、イヌ山との分岐がありますが、これは無視して直進します。(下写真)

モノレールコースを行くが
モノレールコースを行くが

下まで一直線
下まで一直線

 そのままレール沿いに降りていきますが、レール沿いにあった道が無くなります。 仕方がないので、右の植林帯にある作業道を白に赤の境界標識を目印に降りていきました。(下写真)

右の谷の作業道で下山に
右の谷の作業道で下山に

 踏み跡はしっかりしており、今ではこの道を利用しているのかも知れません。 三度ほど沢の小川を渡ると、林道に出てきました。(下写真)

3度ほど沢を渡る
3度ほど沢を渡る

このまま林道へ
このまま林道へ

林道出合(荒れている)
林道出合(荒れている)

 林道と言ってもほぼ廃道となっています。 土砂の影響からか石の散乱する悪い道を歩いていくと、右から整備された林道と合流しました。(下写真)

良い道と合流する
良い道と合流する

 予定は狂いましたが、この辺りも下山予定の候補にしていたので迷うことはありません。 左に目印の雨量計をみたところで、峠(名無し?)に到着しました。(下写真)

左に雨量計
左に雨量計

 峠から先に林道は無く、地図の破線路は沢沿いに降りていってます。 しかし、そちらに明確な道はなく、左の斜面に濃い踏み跡の峠道と思われるものが付いていました。(下写真)

林道はここまで(古くからの作業道へ)
林道はここまで(古くからの作業道へ)

 トラバース道となっていて、沢などには丸太橋が掛けられていました。(下写真)

整備はされている
整備はされている

 右は急斜面ですが、それほど危険な感じ無く歩いていけます。(下写真)

トラバース道に
トラバース道に

 再度沢を渡るところには、丸太橋とその先の岩のトラバースにはロープもあり危険はありません。(下写真)

沢を横切る(唯一のロープ場)
沢を横切る(唯一のロープ場)

 そのままトラバースして、当初予定していたよりひとつ手前の尾根の末端近くに来ると、ここで道は分岐していました。(下写真)

尾根の末端で分岐(尾根沿いに降りる)
尾根の末端で分岐(尾根沿いに降りる)

 直進するトラバース道は、林道と合流しているようなので、ここは右の尾根沿いに降りていきました。 ここもよく踏まれた道で、沢沿いの道となりその先で目的の林道と出会いました。(下写真)

下で再度林道と合流
下で再度林道と合流

 ここまで来れば下山したも同然です。 そのまま林道を歩き本線と合流すると、新しい車の轍も見られ始めました。(下写真)

よい林道と合流(右から降りてきた)
よい林道と合流(右から降りてきた)

 林道沿いに進みますが、途中草が生い茂っています。 ここを抜けると、右に広場が見えてきて、その先の道を歩き県道と出会いました。(下写真)

北へ進む
北へ進む

草が…
草が…

広場に出る
広場に出る


藤

朝車で通った道に合流
朝車で通った道に合流

 下山が14時と一番暑い時間帯ということもありますが、陽射しが強く汗が吹き出します。 車の通りも無いので、なるべく日陰を選びながら駐車地へと戻りました。(下写真)

日陰を選んで車へ戻る
日陰を選んで車へ戻る

今回の反省点は、
・岩場の下りで道を二回誤ったことでしょうか。 もう少し、周囲の様子を確認してから進みたいと思います。

 次回ですが、連休中は休み無しで仕事だったので、二週間後の12日に鈴鹿の山に登る定です。 が、体調が悪く当分休むことになるかも知れません。


nice!(10)  コメント(3) 
共通テーマ:旅行

nice! 10

コメント 3

コメントの受付は締め切りました
テリー

ヤマシャクヤク、見たことがないので、一度見たいものですね。
by テリー (2018-05-08 12:54) 

グー(伊勢山上住人)

おどさん、こんばんは。
> 体調が悪く当分休むことになるかも知れません。
体調が悪くってもこれだけ歩くのですね。シンジラレナイ!
> 石灰岩の岩場は右からトラバース
ここはたぶん真柏嵓(シンパククラ)だと思うのですが
岩場の左側は覗きませんでしたか?
ヤマシャクが有ったと思うのですが・・・
おせっかいですが「コバイケイソウ」は「バイケイソウ」です。
by グー(伊勢山上住人) (2018-05-08 21:33) 

おど

テリーさん、コメントありがとうございます。
 ヤマシャクヤク、こちらでは鈴鹿や奈良県の山であれば普通に見られます。 但し、花期が短いので良い状態で見られるかは運次第ですが…。

グー(伊勢山上住人)さん、ご無沙汰しています。
 体調悪く、病院で検査しました。 結果、当分の間は長距離の山は自制しないとです。 再来週には、某オフ会も予定されているので、それまでには完治して出席したいですね。
 コバイケイソウは、小さいので「コ」だと思ってましたが、近場だと北・南アルプスあたりにしか無い高山植物?なのですね。 修正しておきました。

by おど (2018-05-10 12:25)