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[登山] 南アルプス 悪沢岳・赤石岳縦走(三日目) [登山]

 前回の続きで、最終日(3日目)の「荒川小屋」から「荒川岳」・「小河内岳」を経由し下山した時の記録です。

赤石岳と下に荒川小屋
奥に百間平など

詳細情報は、一日目二日目を参照して下さい。

写真リンク

※最終日は、これまで歩いた道なので、写真中心で掲載します。

 荒川小屋でも寝付きが悪く、中々寝られませんでしたが、気がつくと3時半頃でした。 そこからウトウトとしながら過ごしていると、4時の就寝時間となります。
 人も多いのですぐに騒がしくなり、4時半には起き上がります。 この日は前日までに歩いている道を下山だけとなるので、それほど急いで出発する必要はありません。 何れにしても朝食を頼んでいて、それが5時15分となっているので、それまでにトイレや出発の準備をしていました。

 東に展望の広がる小屋前からは、日の出前の富士山がシルエットとして見えています。(下写真)

朝焼けと富士山
朝焼けと富士山

富士山アップ
富士山アップ

 朝食を済ますと、ザックを担ぎ中岳方面へと向かいます。 ここからは1時間半ほどでのぼれると言うことなので、5時半に出発すれば7時には到着します。(下写真)

朝日を浴び出発

朝日を浴び出発

ミヤマトウキとイブキトラノオ
ミヤマトウキとイブキトラノオ

 前日も歩いた斜面を登り返して行きますが、快晴の青空の景色や花を眺めながら、比較的ゆっくりと向かいました。(下写真)

富士山は霞み

富士山は霞み

荒川小屋と奥に赤石岳
荒川小屋と奥に赤石岳

 この日も途中の水場でタオルを濡らして、この後の気温の上昇に備えます。(下写真)

水場でさっぱりと
水場でさっぱりと

 前日も越えた尾根沿いに到着すると、すでに霞み始めている富士山を横目に歩いていきます。(下写真)

小屋が遠くに

小屋が遠くに

お花畑を登る
お花畑を登る

イワインチン
イワインチン

尾根に出る
尾根に出る

東側の展望
東側の展望

南東方面
南東方面

奥に百間平など

奥に百間平など

赤石岳アップ
赤石岳アップ

中岳に向かって登る
中岳に向かって登る


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ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ

コバイケイソウ
コバイケイソウ

ミヤマウイキョウ?
ミヤマウイキョウ?

左が兎岳か?
左が兎岳か?


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悪沢岳
悪沢岳

中岳
中岳

富士山
富士山

笊ヶ岳方面
笊ヶ岳方面

 そして出発から1時間10分ほどで、稜線上の分岐に到着しました。(下写真)

稜線分岐に到着

稜線分岐に到着

 中岳は近くなので向かおうかと思いましたが、ここからでも十分な展望が望めます。 暫く展望のよいところから、周りの景色を楽しんでいきました。(下写真)

富士山を望む

富士山を望む

富士山アップ
富士山アップ

笊ヶ岳(中央左)と布引山(その右)
笊ヶ岳(中央左)と布引山(その右)

稲又山や青薙山など(手前の尾根鞍部に赤石小屋)
稲又山や青薙山など(手前の尾根鞍部に赤石小屋)

赤石岳、その左に大無間山など
赤石岳、その左に大無間山など

手前に小河内岳(左奥は北アルプス)
手前に小河内岳(左奥は北アルプス)

右奥から北アルプス・乗鞍岳・中央アルプスなど
右奥から北アルプス・乗鞍岳・中央アルプスなど

中央アルプスと奥に木曽御嶽山
中央アルプスと奥に木曽御嶽山

穂高連峰や槍ヶ岳など
穂高連峰や槍ヶ岳など

荒川前岳
荒川前岳

右に中岳と左に間ノ岳・塩見岳・仙丈ヶ岳など
右に中岳と左に間ノ岳・塩見岳・仙丈ヶ岳など

南アルプス北部アップ
南アルプス北部アップ

仙丈ヶ岳アップ
仙丈ヶ岳アップ

塩見岳アップ(右に甲斐駒ケ岳)
塩見岳アップ(右に甲斐駒ケ岳)

間ノ岳、左に北岳も覗く
間ノ岳、左に北岳も覗く

 展望に満足したところで、前岳を経由してガレ縁を通り下山していきます。(下写真)

再度、前岳に寄って

再度、前岳に寄って

前岳の西はガレ
前岳の西はガレ

西側の展望(奥に恵那山)
西側の展望(奥に恵那山)

南アルプス南部
南アルプス南部

ガスが晴れた赤石岳
ガスが晴れた赤石岳

左にオベリスク、中央に観音岳など
左にオベリスク、中央に観音岳など

悪沢岳を最後に望む
悪沢岳を最後に望む

 前日の雨などはほとんど干上がり、岩などはほとんど濡れていません。 スリップする心配も低いので、注意しながらも強気で降りていきました。(下写真)

ガレ縁を歩いて下山
ガレ縁を歩いて下山

この景色も見納め
この景色も見納め

この先で急降下
この先で急降下

 傾斜が緩みゴーロ帯となると、石の上を点々と飛びながら一気に降りていきました。(下写真)

ゴーロをテンポよく下る

ゴーロをテンポよく下る

小屋を確認
小屋を確認

 久しぶりの樹林帯に入り、暫くトラバースして行きます。 水場を目指し一気に向かいますが、足場が悪いのでそれほどスピードは出せません。(下写真)

往路は気が付かなかった標識

往路は気が付かなかった標識

 そして前岳から1時間半ほどで水場に到着しました。 気のせいかも知れませんが、前日より水量が少ないように感じますが十分な量出ているので、空になった500ccのペットボトルに入れていきました。(下写真)

水場で補給

水場で補給

 水分補給も済ませ、更に10分ほど進むとテント場に到着します。 そこから少し登り返すと、高山裏避難小屋に到着しました。 実はここには寄る理由があり、先日泊まった際に小屋番の方に小河内岳避難小屋へ荷物を持っていくことを了承しています。(下写真)

尾根を乗り換え

尾根を乗り換え

あと五分
あと五分

 程なく高山裏避難小屋に到着し、小屋番のサスケさんから荷物を受け取るとザックへと入れていきます。 先日はガスで見られなかった小屋の西側の展望も、この日は遮るもののない良い天気で暫く休憩がてらに眺めていきました。(下写真)

小屋付近からの展望1(左に奥茶臼山と奥に恵那山)

小屋付近からの展望1(左に奥茶臼山と奥に恵那山)

小屋から荒川岳のゴーロ付近
小屋から荒川岳のゴーロ付近

 そんな訳で、次の目的地は小河内岳避難小屋となります。 往路で見落としていた花や景色などを見ながら、小河内岳へと進みます。(下写真)

ウメバチソウ
ウメバチソウ

マルバタケブキ群生
マルバタケブキ群生

大日影山(右)、小日影山(左)
大日影山(右)、小日影山(左)

トリカブト
トリカブト

中岳(右)と左に悪沢岳
中岳(右)と左に悪沢岳

マツムシソウと虫(種類不明)
マツムシソウと虫(種類不明)

 ガレ縁を何度か通りますが、下の様子がよく見えています…。(下写真)

ガレの下は往路はガスで見えなかったが…
ガレの下は往路はガスで見えなかったが…

ガレを振り返る
ガレを振り返る

ここもガレ場
ここもガレ場

 板屋岳を越えると、小河内岳がずいぶんと近くに見えてきます。(下写真)

小河内岳が近くに
小河内岳が近くに

そろそろガスりそうな雰囲気
そろそろガスりそうな雰囲気

奥茶臼山が近くに
奥茶臼山が近くに

ここも往路はガスでよく見えず
ここも往路はガスでよく見えず

赤石岳
赤石岳

シナノキンバイ
シナノキンバイ

そろそろ森林限界
そろそろ森林限界

 森林限界を越え、ハイマツ帯の稜線となりますが、この辺りで個別で数名の登山者の方とすれ違いました。(下写真)

ハイマツ帯から三伏山と烏帽子岳
ハイマツ帯から三伏山と烏帽子岳

下は小河内沢
下は小河内沢

尾根を振り返る
尾根を振り返る

後はひたすら上りに
後はひたすら上りに

山頂が見えてきた
山頂が見えてきた

稜線を歩き
稜線を歩き

荒川岳
荒川岳

 小河内岳に到着時は、東側を除きまだよい景色が広がっていました。(下写真)

小河内岳山頂
小河内岳山頂

小屋は近くに
小屋へ向かう

富士山は雲の中…
富士山は雲の中…

塩見岳方面
塩見岳方面

 小屋へ向かうべく北の登山道を少し下ります。 分岐で右手に入りハイマツの間を抜けると、前方に小屋が見えてきました。 そして高山裏避難小屋から3時間弱で、小河内岳避難小屋に到着しました。(下写真)

小河内岳避難小屋
小河内岳避難小屋

メニュー
メニュー

 小屋番さんを呼んで荷物の件を話します。 事前に無線で連絡していたのか、すぐに荷物を受け取ってもらいました。(下写真)

小屋の中の様子
小屋の中の様子

 当初からの予定でもここで昼食を取る予定だったので、牛丼(この小屋も調理出来ないので、レトルトです)を頼み食べていきました。
 食事後は、烏帽子岳へと向かいますが、休憩中にガスが広がり初めていました。(下写真)

ガスが湧き出し
ガスが湧き出し

 一旦前小河内岳との鞍部に降りていきますが、谷からガスが上ってきて涼しく感じました。(下写真)

アッという間にガスに覆われ
アッという間にガスに覆われ

 ガスは湧いては流されを繰り返しながら、次第に広がっています。(下写真)

夏の景色に
夏の景色に

前小河内岳に登る
前小河内岳に登る


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 前小河内岳へ登り返すと、烏帽子岳までは平坦な稜線歩きとなります。(下写真)

ガレ縁を進む
ガレ縁を進む

トウヤクリンドウ
トウヤクリンドウ

塩見岳近影
塩見岳近影

 最後に少しだけ登戸なりますが、この辺りで再度ガスに包まれました。(下写真)

烏帽子岳への上り
烏帽子岳への上り

崩壊寸前…
崩壊寸前…

 山頂に到着すると5名ほどの登山者の方たちが休憩中でした。 横を通り三伏峠へと降りていきます。(下写真)

烏帽子岳到着時はガス
烏帽子岳到着時はガス

 ここからはいつもの道で、写真はほとんど撮っていません。 しかし、実は三伏峠小屋にも寄っていきます。 2日前に高山裏避難小屋で一緒になった登山者の方が、小屋に水筒を忘れてきたとの事でこれを取りに来ました。 小屋の方に話すとすぐに分かり、無事回収をすませます。
 後は歩きなれた道を一気に、鳥倉へと向かいました。 そして三伏峠小屋から一時間半ほどで、登山口に到着しました。(下写真)

鳥倉登山口に無事到着
鳥倉登山口に無事到着

 バスは一日二回しか停車せず、20分ほど前に出たばかりのようです。 駐車場まで30分ほどですが、クールダウンも兼ねてゆっくりと向かいました。

林道を駐車場まで歩く
林道を駐車場まで歩く

 そして無事に駐車場に到着しますが、流石に多くの車が止まっていました。(下写真)

駐車場到着時の天気
駐車場到着時の天気

【反省点】
 特にありません。

【次回予定】
 掲載が遅くなっていますが、今年はじめてとなる白山に登ってきたので、その時の記録を掲載します。


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コメント 2

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joyclimb

中岳付近の稜線分岐から見る雲海に浮かぶ富士山、
とてもきれいですね^^
また、北・中央アルプスが一望できる良い場所ですね。
by joyclimb (2018-08-19 15:21) 

おど

joyclimbさん、コメントありがとうございます。
 往路は、早い時間からガスが出て、遠望がよく見えませんでしたが、最終日の帰路は朝はなくと言うこともあり、遠くまでよく見えていました。 荒川岳は、どの峰からも360度の展望が見え、良いところです。

by おど (2018-08-19 22:05)