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[登山] 2018年 夏の白山(平瀬道) [登山]

  今回は、毎年訪れている白山に今年も登ってきました。 前日に開通したばかりの、岐阜県側の平瀬道で向かいました。 目当ての花は今年は開花時期が早く終盤となっていましたが、それなりに見られ満足の行く登山となりました。

ハクサンコザクラ群生地
ハクサンコザクラ群生

大汝峰からパノラマ
大汝峰からパノラマ

2018年
夏の白山(平瀬道)
日付 2018年08月11日(土)
天気 晴れのち曇り
山域 白山
場所 岐阜県大野郡白川村大字平瀬
距離 17.4km
累積標高 +1725m -1725m
時間 7時間35分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
517枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
073枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ お花畑、お池巡り
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから)
04:45 1260m 0.0km 平瀬道登山口 出発
06:25 (01:40) 2030m 3.6km 大倉山避難小屋
07:45 (01:20) 2446m 6.2km 室堂センター手前
08:20 (00:35) 2702.1m 7.1km 御前峰 (5分滞在)
09:10 (00:50) 2684m 8.8km 大汝峰 休憩
09:35 (00:25) 2684m 8.9km 大汝峰 出発
09:50 (00:15) 2588m 9.5km 千蛇ヶ池分岐
10:30 (00:40) 2457m 11.2km 室堂センター
11:20 (00:50) 2030m 13.8km 大倉山避難小屋
12:20 (01:00) 1260m 17.4km 平瀬道登山口 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20180811_map.jpg

写真リンク

※いつものコースなので、花と景色の写真中心で掲載します。

 いつ終わるのかと思いたくなるほど、暑い日が続きます。 自宅も連日37度を越える高温で、夏バテ気味で山へ行く気力がありません。 ここは遠くへ行くのはやめて、近場で済ませたいところですが、その様な所はほとんど登っていたので候補に悩みます。

 今年はまだ白山に登っていませんが、石川県側や石徹白なども登山口までが遠く、あまり行きたくないところです。 調べていると当初9月に予定されていた岐阜県からの平瀬道登山口への車道(県道白山公園線)が、この週末に開通予定であることを知りました。 前日の昼に開通予定なので、開通されたことをインターネットで確認し、いつものように前泊で高山市に向かいました。
 高山市(清見)は名古屋方面に比べると気温は低いのですが、思ったよりも湿気が多く涼しくはありません…。 それでも蒸し暑い事はないので、翌日3時半前起床予定で寝ていきました。

 予定通りに起きて早々に出発します。 これも事前に分かったことですが、荘川と白川郷間の一部で通行止めとなっています。 清見ICからでは、どちらから向かっても時間は変わらないので、高速で白川郷ICへと向かいました。 ICを降りて国道156号をなんかしますが、途中に15km先通行止めとなっていました。

 程なく平瀬に到着し、県道白山公園線へと入ります。 ゲートは空いており、大白川へと向かい車を走らせました。 先行する車が数台いるようですが、途中で通行止めの原因となっている土砂崩れの工事現場を通過します。
 そしてゲートから30分ほどで、平瀬道登山口前の駐車場に到着しました。(下写真)

薄暗い中、出発する
薄暗い中、出発する

 駐車場には多くの車が泊まっているかもと思っていましたが、開通が直前(2日前)に決まったこともあり、3台停まっていただけです。(内一台は到着後に来ています)
 出発の準備が整ったところで、登山口から奥へ入っていきます。(下写真)

平瀬道登山口
平瀬道登山口

 ここからはいつもの道ですが、ここ数年整備したこともあり、暫くは木の階段が続きました。 出発時は日の出前でしたが、出発時点でライトは不要で30分ほどで明るくなりました。(下写真)

明るくなる
明るくなる

 先行する登山者の方を抜き、休憩無く進んでいきました。 途中に笹の斜面があり、毎年きちんと刈られているか気になるところですが、今年は早くから広く刈ったのか、枯れた笹の葉が敷かれ滑りやすくなっていました。(下写真)

刈られた笹で滑りやすく
刈られた笹で滑りやすく

 その後も、調子よく標高を上げていき、次第に花なども多く見られ始めました。(下写真)

ヨツバヒヨドリ
ヨツバヒヨドリ

ガスが晴れ快晴に
ガスが晴れ快晴に

 登山道の一部は、以前はガレた斜面や滑りやすいザレ場となっていましたが、木の階段やロープなどで歩きやすくなっていました。(下写真)

先日の大雨の影響か、浮き石が多い
先日の大雨の影響か、浮き石が多い

ザレた岩場を登る
ザレた岩場を登る

 早朝は雲が掛かっていて心配された天気も、次第に晴れ上がってきました。(下写真)

後方を望むがまだ雲が多い
後方を望むがまだ雲が多い

アザミ
アザミ

空は晴れ渡り
空は晴れ渡り

ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ

遠くの山も見え始める
遠くの山も見え始める

ミヤマセンキュウ
ミヤマセンキュウ

 前方に御前峰が見えてくると、高山植物が多くなります。(下写真)

御前峰が見えてきた
御前峰が見えてきた

ヤマブキショウマ
ヤマブキショウマ

エンレイソウの実
エンレイソウの実

サンカヨウの実
サンカヨウの実

カニコウモリ
カニコウモリ

ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ

シラタマノキ
シラタマノキ

 ゆっくり上っていた事もあり、いつもよりは遅く1時間40分ほどで大倉山避難小屋に到着します。(下写真)

大倉山避難小屋(人の気配なし)
大倉山避難小屋(人の気配なし)

 ここで小休止して行きます。 この後は遮るものもなくなってくるので、帽子とサングラスを掛けて歩いていきました。(下写真)

東側は雲海に
東側は雲海に

 明るい稜線沿いの道となり、色々な花々がみられました。(下写真)

シシウド
シシウド

ニガイチゴ?
ニガイチゴ?

マルバタケブキ
マルバタケブキ

イブキトラノオ
イブキトラノオ

脆い岩場を登る
脆い岩場を登る

道がえぐれ(階段設置)
道がえぐれ(階段設置)

ハクサンフウロ
ハクサンフウロ

ヤマホタルブクロ(白花)
ヤマホタルブクロ(白花)

マツムシソウ
マツムシソウ

シモツケソウ
シモツケソウ

エゾシオガマ
エゾシオガマ

カワラナデシコ
カワラナデシコ

ヤマハハコ
ヤマハハコ

イワオトギリ
イワオトギリ

モミジカラマツ
モミジカラマツ

シナノキンバイ
シナノキンバイ

 前方に山頂が見えて来て、カンクラ雪渓の展望所に到着します。(下写真)

カンクラ雪渓には残雪
カンクラ雪渓には残雪

 少し進むと雪渓が右下に現われ、涼しい空気が流れます。 雪渓付近はお花畑となっており、ハクサンコザクラなどが咲いているようですが、道から外れているので近づけません・・・。(下写真)

シオン
シオン

ガスが湧き上がる
ガスが湧き上がる

雪渓の横を通る
雪渓の横を通る

周囲はお花畑(ハクサンコザクラやミヤマキンバイなど)
周囲はお花畑(ハクサンコザクラやミヤマキンバイなど)

クチバシシオガマ
クチバシシオガマ

イブキトラノオ群生
イブキトラノオ群生

イワギキョウ
イワギキョウ

 ハイマツ帯に入り、ひと上りすると左手に別山が見えてきました。(下写真)

ハイマツ越しに別山
ハイマツ越しに別山

 別山方面は、すぐにガスが登るので、見られるのは今のうちでしょう。 展望を眺めながら、水平道となった登山道を進むと室堂の赤い屋根が見えてきます。(下写真)

ハイマツ帯を室堂へ
ハイマツ帯を室堂へ

 室堂近くまで来ましたが、山頂がまだガスに覆われていない内にと、そちらへ向かうことにしました。(下写真)

天気の良いうちに山頂へ
天気の良いうちに山頂へ

 標高が上がり息苦しくスピードは出せませんが、まだまだ時間に余裕があるので急がずゆっくり登ります。 室堂付近から35分ほどで、山頂に到着するとガスらない内にと周りを眺めていきました。(下写真)

大汝峰方面
大汝峰方面

東側はあい変わらず雲海
東側はあい変わらず雲海

南側も雲海
南側も雲海

西側も雲海
西側も雲海

 残念ながら北アルプスは見えませんでしたが、乗鞍や木曽御嶽山は微かに望めました。 天気のよいうちに山頂を後にして、いつもの様にお池巡りを始めます。(下写真)

いつものようにお池巡りに
いつものようにお池巡りに

油ヶ池
油ヶ池

池はまだ雪に埋もれ
池はまだ雪に埋もれ

 気のせいか、例年よりも残雪の量が多く感じました。 ここもお花を眺めながら、ゆっくりと回ります。(下写真)

ミヤマコウゾリナ
ミヤマコウゾリナ

翠ヶ池
翠ヶ池

チングルマの実
チングルマの実

血の池
血の池

 中宮道との分岐に到着すると、ここで大汝峰へ登ることにします。 当初は、ここを迂回して加賀禅定道を少し降ろうかとも思っていましたが。 色々と疲れが残っているのか、体が重たく無理そうです。 また、ガスも湧き始めており、予報通りに午後から雷雨となるかも知れないと、大汝峰までとします。(下写真)

大汝峰へ登る
大汝峰へ登る

山頂への稜線
山頂への稜線

大汝峰山頂
大汝峰山頂

 程なく山頂に到着すると、展望地で軽めの昼食休憩として行きました。(下写真)

御前峰と剣ヶ峰
御前峰と剣ヶ峰

北側は何も見えず
北側は何も見えず

大汝峰からパノラマ
大汝峰からパノラマ

イワツメグサ
イワツメグサ

中宮道方面
中宮道方面

 展望を眺めながら休憩したところで、周回コースで室堂へ戻ります。 池とこの周りに咲く花を眺めながら、大回りコースで降りていきますが、花の多いこのコースを歩く人を見かけませんでした。(下写真)

五色池
五色池

ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ

ミヤマタネツケバナ
ミヤマタネツケバナ

ミヤマリンドウ
ミヤマリンドウ

百姓池
百姓池

千蛇ヶ池と御宝庫
千蛇ヶ池と御宝庫

クモマニガナ
クモマニガナ

オンタデ
オンタデ

花を付けた状態のチングルマの実
花を付けた状態のチングルマの実

チングルマの花
チングルマの花

ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ

ダイモンジソウ
ダイモンジソウ

 ガスの中に入り周り真っ白です。 それでも足元には色々な花が咲いていて、飽きることはありません。(下写真)

ガスの中に
ガスの中に

エゾリンドウ
エゾリンドウ

ミヤマホツツジ
ミヤマホツツジ

ミヤマリンドウの白花
ミヤマリンドウの白花

 それでも2周間ぐらい遅かったのか、クロユリなどは花が崩れそれと分かりません。(下写真)

ミヤマクロユリはすでに終わり
ミヤマクロユリはすでに終わり

 室堂が近づくと、雪渓の下を通ります。 この辺りは最近まで雪で覆われていたのか、ハクサンコザクラが群生で咲いていました。(下写真)

雪渓の下はお花畑
雪渓の下はお花畑

ハクサンコザクラ群生
ハクサンコザクラ群生

ハクサンコザクラのアップ
ハクサンコザクラのアップ

ウサギギク(残り花)
ウサギギク(残り花)

 そのまま降りていくと室堂ビジター近くに出てきます。(下写真)

室堂に到着
室堂に到着

 最近の少雨で、いつもは蛇口をひねると出てくる水場はシャッターが閉まっています。 事前に水不足の情報は得ていたので、余分に持ってきていますが、思ったよりも水は減っていないので、まだ沢山残っています。

 時間はまだ10時半ですが、下り坂の天気を考慮して、ガスの中 下山を開始しました。(下写真)

ガスの中を下山
ガスの中を下山

 帰路も往路に気が付かなかった花を眺めながら、膝に優しくいつもよりはゆっくり降りていきます。(下写真)

ミヤマトリカブト
ミヤマトリカブト

クロトウヒレン
クロトウヒレン

シモツケソウ群生
シモツケソウ群生

 上空は雲に覆われていますが、標高が低くなり雲の下に出ると、下は日差しもありそれなりの天気でした。(下写真)

三方崩山
三方崩山

大白川ダムが見えてきた
大白川ダムが見えてきた

外界の天気はそれほど悪くなく
外界の天気はそれほど悪くなく

山の上はガスか?
山の上はガスか?

 そして室堂から2時間弱で、無事に駐車場に戻ってきました。(下写真)

登山口に到着
登山口に到着

 駐車場はそれなりに埋まっていますが、思っていたよりも少ない登山者でした。(それでも20名ほどの方とすれ違いましたが…)

 帰路はいつもの様に平瀬温泉へ寄り、湯船に浸かっていきます。 その後は、まだ13時過ぎなので、少なかった昼食の続きで、そばを食べてゆっくりとして行きました。

【反省点】
・特にありませんでした。 急いで下山しましたが、山頂の天気は15時ぐらいまでは持ったようです。

【次回】
・先週の週末に、長野県の低山に登ったのでその時の記録を掲載します。


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