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[登山] 長野県 金松寺山・天狗岩登山 [登山]

 度重なる台風の通過でまとも?な山へ行けていません。 そこで久しぶりに遠出して、北アルプスの前衛峰に当たる、長野県の金松寺山・天狗岩に登ってきました。 しかし、この日も異常気象の影響で気温が高く、10月にも関わらず夏のような天気となり、午前中はガスのなかで展望が望めませんでした。

天狗岩から僅かに前穂高岳など
西方向に北・奥穂高岳など

長野県
金松寺山・天狗岩登山
日付 2018年10月08日(月)
天気 曇り(外界は晴れ)
山域 北アルプス前衛
場所 長野県松本市梓川上野
距離 11.9km (内林道4.0km)
累積標高 +1202m -1202m
時間 4時間25分 (山頂に40分滞在)
人数 単独
撮影枚数
0253枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0030枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(クマ注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B(当日はガスで展望なし)
見どころ 金松寺、天狗岩
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから)
07:05 850m 0.0km 林道ゲート 出発
07:35 (00:30) 1070m 2.0km 林道終点(登山口)
08:20 (00:45) 1530m 3.7km 金松寺山北尾根分岐
08:30 (00:10) 1625m 4.0km 金松寺山 (7分滞在)
09:00 (00:30) 1742m 5.2km 1742mピーク
09:30 (00:30) 1964.1m 6.0km 天狗岩(山頂) 休憩
10:00 (00:30)
1964.1m 6.1km 天狗岩(山頂) 出発
10:00 (00:20) 1958m 6.1km 天狗岩 10分滞在
10:25 (00:25) 1742m 6.9km 1742mピーク
10:40 (00:15) 1530m 8.3km 金松寺山北尾根分岐
11:05 (00:25) 1070m 9.9km 林道終点(登山口)
11:30 (00:25) 850m 11.9km 林道ゲート 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20181008_map.jpg

写真リンク

 先週は台風(44号)上陸の影響で、土曜日に行けそうな感じでしたが、交通への影響も考えて中止としました。 今週も土曜日に日本海側を台風(45号)が通過し、山の上では風が強くなるので天気は持ちそうでしたが土日は諦め、珍しく三連休だった事もあり最終日の日曜日に計画します。 日曜日は台風一過の晴天が予報されていたので、久しぶりに遠出して登ることにしました。

 いくつかの候補の中から、高い山へ行きたいところですが、ここの所体調がすぐれないので、以前から登りたいと思っていた長野県松本にある「天狗岩」へ登ることにしました。

 登山口まで2時間半弱と考え、朝4時半前に出発しました。 三連休の最終日と言うこともあり、高速はいつもよりは多めの車が走っていました。 それでも渋滞するほどではなく、予定通りすっかり明るくなった6時半に松本ICに到着しました。 ここからカーナビを頼りに、登山口の近くにある「金松寺」へと向かいます。

 左にお寺の本堂を見てそのまま道を奥へと入っていきました。 暫くは舗装路でカーブミラーもありますが、畑を抜けると獣避け柵のゲートが見えてきました。(下写真)

獣避け柵の扉(帰路撮影)
獣避け柵の扉

 ゲート手前の脇に車が停まっていますが、ここは通行止めとなっているわけではないので、ゲートを開け中へと入ります。 ここでまさかの対向車ですが、途中の路肩にも数台の車が停まっていました。 多数ある停車余地を確認しながら進んでい行くと、林道ゲートに到着します。 手前の駐車地には、既に車が一台停まっていますがその横に止めるスペースはありません、少し戻った広い路肩に停車し出発の準備をしていきました。

 平地は秋が始まった雰囲気程度ですが、標高2000m近くともなるとそれなりに寒いかと思い、それなりの装備を持って来ましたが、この日は朝から暖かくそれらは車に置いていきます。

 早速出発し、ゲートの右から先へ入っていきました。(下写真)

林道ゲート(車はここまで)
林道ゲート(車はここまで)

 未舗装路ですが、ゲートが空いていれば問題なく走れそうな林道でした。(下写真)

林道を進む
林道を進む

 カーブを曲がると前方に目指す「金松寺山」が見えてきました。 しかし、雲が多く山頂にはガスが掛かっています。(下写真)

金松寺山に雲
金松寺山に雲

あずさの森
あずさの森

ガードレールがある
ガードレールがある

 更に登ると後方に松本市の市街地が見えてきます。(下写真)

林道奥からの展望(戸谷峰など)
林道奥からの展望(戸谷峰など)

 この当たりまで登った所で、昼食用のお弁当をザックに入れるのを忘れていることに気が付きました。 長距離であれば戻るところですが、今回のコースはヒルまでには下山できそうなので下山後に食べることにして、速度を上げて進んでいきます。 そして出発から30分ほどで、林道終点に到着しました。(下写真)

林道終点
林道終点

 右に巡視路兼登山口があるので、ここから登り始めます。 しかし、いきなりの急斜面で滑らないよう一気に登っていきました。(下写真)

登山口(巡視路口)
登山口(巡視路口)

 左下の沢沿いに進む道となり、そこをトラバースしていきます。(下写真)

暫くは沢沿いに進む
暫くは沢沿いに進む

 途中、何箇所か崩れているところがありますが、板などが掛けられよく整備された道でした。(下写真)

よく整備された道
よく整備された道

 水音が近づき、堰堤が見えてきました。(下写真)

奥に堰堤
奥に堰堤

 その先に水源地があり、ここで右に折れると本格的な登りが開始となりました。(下写真)

堰堤の先に水源地
堰堤の先に水源地

古くからの道のよう
古くからの道のよう

 暫くは沢の脇を進みますが、沢の上部は倒木で荒れています。(下写真)

沢上部に倒木
沢上部に倒木

?1
?1

 右に折れ沢から離れていきます。 気持ちの良い道となり。つづら折れに登って行きました。(下写真)

沢を離れつづら折れの道に
沢を離れつづら折れの道に

89号鉄塔分岐(88号方面へ)
89号鉄塔分岐(88号方面へ)

 黙々と登っていくと、唐突に獣避け柵が現われます。(下写真)

獣避け柵を通る
獣避け柵を通る

 針金で停められているだけなので、扉を開け中へと入っていきました。 その先は植林帯の緩やかな登りが続いていて、ここで先行者の方を追い抜いていきました。(下写真)

植林帯を進む
植林帯を進む

88号鉄塔分岐(左へ)
88号鉄塔分岐(左へ)

 これだけ成長していればあまり必要ないのでしょうが、古い柵の跡が未知の脇に続いています。 再度獣避け柵の扉が見えてくると、ここを通り抜け更に標高を上げていきます。(下写真)

再度柵を通り外へ
再度柵を通り外へ

 ここで大きく山腹を巻く道となり、暫くは急な登りはありません。 左上が山頂と思われる斜面ですが、そこを回るように道が付けられていました。(下写真)

山頂を回り込むように進む
山頂を回り込むように進む

北東斜面を進む
北東斜面を進む

 山頂からの北尾根と合流すると、ここが山頂と迂回路の分岐となっていました。(下写真)

迂回ルート分岐
迂回ルート分岐

 当初は、このまま迂回路で天狗岩へと直接向かう予定でした。 しかし、まだ雲が掛かっているので少しでも回復する可能性が高くなるよう、先に「金松寺山」へと向かいました。(下写真)

尾根沿いに山頂へ
尾根沿いに山頂へ

 いきなりの急斜面ですが、それほど長くはありません。 展望は無いので黙々と登っていくと、傾斜が緩み山頂台地に到着しました。(下写真)

傾斜が緩む
傾斜が緩む

 右に折れ山頂へ向かい、植林との境を歩いていきます。(下写真)

山頂付近
山頂付近

 程なく切り開かれた金松寺山の山頂に到着しました。(下写真)

金松寺山
金松寺山

 展望はほとんどありませんが、ベンチなども設置されゆっくり出来る感じです。(下写真)

山頂脇に切り開き(展望はあまりなく)
山頂脇に切り開き(展望はあまりなく)

 ここではじめての休憩とし、水分補給をしていきます。 休憩後は、西に切り開かれた道を降りていきます。(下写真)

前方に向かう尾根
前方に向かう尾根

笹の切り開きを進む
笹の切り開きを進む

 尾根沿いに降りていくと、右から先程の分岐からの道と合流しました。(下写真)

ここで先程の迂回路と合流(中央奥から来た)
ここで先程の迂回路と合流(中央奥から来た)

 帰路はこちらを降りる予定なので、周囲の状況を記憶していきます。 ここから水平動となり、暫くは樹林の間を気持ちよく歩いていきました。(下写真)

良い道を進む
良い道を進む

アキノキリンソウ
アキノキリンソウ

 徐々に傾斜が強まり登りとなります。 後ろを振り返ると、いつの間にか遠くに金松寺山が見えていました。(下写真)

後方に金松寺山
後方に金松寺山

 天気がいまいちで日差しはありませんが、所々で綺麗に黄葉が見られます。(下写真)

所々で黄葉
所々で黄葉

 本格的な登りとなり、蛇行した道を登っていきます。(下写真)

ここから上りに
ここから上りに

傾斜が強くなる
傾斜が強くなる

 標高1742m付近に到着すると、高山帯の雰囲気が漂い始めました。(下写真)

一旦傾斜が緩む(1742m付近)
一旦傾斜が緩む(1742m付近)

サルオガセ(奥に倒木)
サルオガセ(奥に倒木)

 また、次第に色づいた木々も見られ始めますが、紅葉の見頃はまだ数週間後でしょう。(下写真)

紅葉は序盤
紅葉は序盤

 この辺りから花が多く見られだします。(下写真)

スミレ(狂い咲き)
スミレ(狂い咲き)

青空が望む
青空が望む

 前方にこんもりと山が見えてくると、天狗岩への急登が始まります。(下写真)

天狗岩か?
天狗岩か?

 その登りにはマツムシソウが多く見られ、山頂まで目を楽しませてくれました。(下写真)

マツムシソウ1
マツムシソウ1

最後の登りに
最後の登りに

マツムシソウ2
マツムシソウ2

 更に標高が上がり、白樺なども見られ始めます。(下写真)

ガスが出て幻想的に(白樺林)
ガスが出て幻想的に(白樺林)

ウツボグサ(狂い咲き)
ウツボグサ(狂い咲き)

 傾斜が緩むと樹林はコメツガが多くなり、ガスも掛かって雰囲気のよい道となりました。(下写真)

傾斜が緩み山頂部に到着
傾斜が緩み山頂部に到着

 標識などは見かけませんでしたが、左に道が分岐しています。 その先を覗くと、岩場となっており、ここが天狗岩のようです。(下写真)

天狗岩を覗くが…
天狗岩を覗くが…

 しかし、濃いガスで何も見えないので、先に山頂へと向かいます。 その山頂ですが、10mほど歩くと到着します。(下写真)

天狗岩山頂
天狗岩山頂

 切り開かれた山頂部は、方位盤が立っており最高点には御嶽山などと書かれた石碑が祀られていました。(下写真)

山頂に石碑
山頂に石碑

 方位盤の山名を確認すると、御嶽山が見えるようです。 天気が良いと富士山も見えるようですが、この天気ではそれも叶いません。(下写真)

山頂の方位盤
山頂の方位盤

 上空の雲が風に吹かれ晴れてきました。 すると西の樹間から険しい山並みが僅かに見えて来ました。 形から北アルプス南部なのはわかりますが、山名盤を確認すると北穂高や奥穂高が見えていたようです。(下写真)

西方向に北・奥穂高岳など
西方向に北・奥穂高岳など

 午後には天気が回復することは分かっていたので、まだ時間に余裕はあるので、暫く待つことにしました。(下写真)

時々青空が覗くが
時々青空が覗くが

 しかし、先程北アルプス方面が見えたのが最後に、ガスは流れますが中々晴れる気配はありません。 山頂はあきらめ天狗岩の上に移動しますが、こちらからの展望も一向に晴れてきません。(下写真)

天狗岩からの展望は無し…
天狗岩からの展望は無し…

ここにも倒木
ここにも倒木

岩から下を望む
岩から下を望む

 結局30分以上待ちましたが、すぐには晴れる気配はないので、今回は諦め下山することにしました。 往路と同じコースを下っていきますが、雲が厚く薄暗くなっています。(下写真)

雲の下に出ると集落が見える
雲の下に出ると集落が見える

 金松寺山との分岐手前で、単独登山者の方(往路に追い越した人?)とすれ違います。 そして分岐では、左に進路を取り山頂の迂回路を歩いていきました。(下写真)

帰路は迂回路を進む
帰路は迂回路を進む

 迂回路の途中では、下に集落や元々登ろうと思っていた「鍋冠山」が見えていました。(下写真)

迂回路から梓方面
迂回路から梓方面

鍋冠山(左)方面
鍋冠山(左)方面

 緩やかな下りを進むみ、山頂からの分岐と合流する手前でヌタ場に到着します。(下写真)

緩やかに下る
緩やかに下る

分岐手前にヌタ場
分岐手前にヌタ場

 一面泥だらけで、踏み込むと泥で沈み込みました。 ここを通過し少し登ると分岐に到着しました。 ここまでくれば後は下り一辺倒です。(下写真)

分岐から先は良い道に
分岐から先は良い道に

 歩きやすい道を下っていくと、途中で2名の登山者の方と、4名の家族登山の方などとすれ違いました。 そして一気に降りていき、山頂から1時間ほどで林道まで降りてきました。
 ここまで降りれば後は安全?な林道歩きです。 朝は雲が多かった天気も、この時間は山の上を除き晴れ渡っていました。(下写真)

林道からの展望
林道からの展望

高い山は雲の中(美ヶ原方面)
高い山は雲の中(美ヶ原方面)

 そして山頂から1時間半と掛からずに、林道ゲートに無事到着しました。

【反省点】

 特にありませんでした。 この近くに手頃(2時間ほどで登れる山)な山がなかったのと、三連休最終日だったので、混む前に帰路へと着きました。

【次回予定】
 本日(10/13)に、福井県の低山へ登ってきました。


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