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[登山] 鈴鹿 千種街道で雨乞岳・イブネ散策 [登山]

 今回は、鈴鹿の雨乞岳に久しぶりに行きました。 同行者と一緒に甲津畑(こうづはた)から、大峠と清水の頭経由で雨乞岳に登りました。 その後も時間に余裕があったのでイブネまで足を延ばし、下山は無難に杉峠から千草街道を戻っていきました。 午前中は快晴となり風も弱めで暖かく、展望もよく楽しみながら巡ることがてきました。

清水の頭からパノラマ(北側)
清水の頭付近からパノラマ

鈴鹿
千種街道で雨乞岳・イブネ散策
日付 2018年12月02日(日)
天気 晴れ時々曇り
山域 鈴鹿
場所 滋賀県東近江市甲津畑町
距離 20.2km (内林道:5.6km)
累積標高 +1359m -1359m
時間 08時間10分
人数 2名
撮影枚数
0403枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0010枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(道迷い、滑落注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ 千種街道、イブネ山頂部の草原
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから)
07:25 420m 0.0km
甲津畑登山口 出発
08:20 (00:55)
596m
3.5km ツルベ谷出合
09:00 (00:40)
790m
4.9km 大峠 10分休憩
10:00 (01:00) 1014m 6.4km 1014mピーク
10:20 (00:20) 1095m 7.0km 清水の頭
10:40 (00:20) 1210m 7.9km
南雨乞岳
10:55 (00:15) 1237.7m 8.3km 雨乞岳
11:05 (00:10) 1223m 8.7km 東雨乞岳 昼食休憩
11:35 (00:30) 1223m 8.8km 東雨乞岳 出発
11:50 (00:15) 1237.7m 9.2km 雨乞岳
12:15 (00:25) 1042m 10.0km 杉峠
12:35 (00:20) 1066m 11.1km 佐目峠
12:45 (00:10) 1160m 11.6km イブネ
12:55 (00:10) 1160m 11.8km イブネ北峰 休憩
13:20 (00:25) 1160m 12.0km イブネ北峰 出発
13:50 (00:30) 1042m 13.8km 杉峠
14:25 (00:35) 670m 15.8km 蓮如上人旧跡 10分休憩
15:20 (00:55) 500m 18.9km 杉谷善住坊隠れ岩
15:35 (00:15) 420m 20.2km 甲津畑登山口 到着

ルートラボ

実績コース(緑色・水色は予定、赤色は実績)
20181202_map.jpg

写真リンク

※何度か歩いたコースなので、千草街道や雨乞岳山頂付近の詳細は割愛します。

 今週は以前からご一緒しようと計画していたコースを歩きます。 鎌ヶ岳と雨乞岳に登っていない方なので、2週に渡り巡ることにしました。
 まずは雨乞岳へ登りますが、おすすめのコースとして甲津畑から千種(ちくさ)街道と清水の頭を経由するよう計画します。
 7時に八風街道の道の駅で待ち合わせとしますが、自宅から近いので5時半頃の出発で十分間に合います。 予定通り合流し、甲津畑へと向かいました。 30分ほどで登山口近くに到着すると、すでに路肩にはたくさんの車が止まっています。 手前の路肩に駐車して、早速出発しました。(下写真)

登山口からスタート(帰路撮影)
登山口からスタート

 ここから暫くは、勾配の少ない平坦な林道歩きとなりました。(下写真)

千種街道散策行程
千種街道散策行程

大字甲津畑と千草街道
大字甲津畑と千草街道

暫くは広い道(林道)を進む
暫くは広い道(林道)を進む

 途中、「善住坊のかくれ岩」がありますが、ここは帰路に時間があれば寄ることにしました。(下写真)

帰路に善住坊のかくれ岩へ
帰路に善住坊のかくれ岩へ

 この日の朝は冷え込んでいましたが、朝日が差し込むとポカポカと暖かく感じます。(下写真)

朝日が差し込む
朝日が差し込む

 桜地蔵尊を越えると、鉄橋が見えてきて林道はここまでです。(下写真)

桜地蔵尊
桜地蔵尊

桜地蔵尊の説明
桜地蔵尊の説明

林道終点
林道終点

 橋の先の左には、「タイジョウ」の標識があり、作業道が奥へ続いていました。(下写真)

橋の先にタイジョウへの道
橋の先にタイジョウへの道

 ここから二箇所ほど、真新しい杉の木の丸太橋を渡ると、古屋敷跡に到着しました。(下写真)

新造の橋を渡る
新造の橋を渡る

古屋敷跡
古屋敷跡

 ここの右手に「大峠」へと分岐標識があります。(下写真)

大峠への分岐(右へ)
大峠への分岐(右へ)

 ここで右に折れ倒木の間を歩いていくと、渋川を渡渉することになります。(下写真)

大峠まで1/5
大峠まで1/5

渋川を渡渉する
渋川を渡渉する

 渡りやすいところを選び対岸へと取り付きます。 対岸のテープを辿り、奥の谷へと向かいました。(下写真)

対岸の上へ
対岸の上へ

 左の谷沿いに歩いていきますが、この谷が「ツルベ谷」です。 ここも昔は街道の一部だったのでしょうが、今は荒れその面影はありません。 何度か渡渉して上流へと向かいました。(下写真)

何度も渡渉して
何度も渡渉して

上流へ
上流へ

 以前も歩いているはずですが、初心者の頃で記憶はほとんどありません。 途中、斜面の細い道を通りますが、その後は広く歩きやすくなりました。 白テープが二重に巻いてある印で、左の斜面へと折り返します。(下写真)

左上へ折り返す
左上へ折り返す

 歩きやすい道となり、左の枯れた谷沿いに峠へと登っていきました。(下写真)

峠が近づき
峠が近づき

 前方に峠が見えてくると傾斜も緩み、程なく大峠に到着しました。(下写真)

杉峠の5/5
杉峠の5/5

この先が大峠
この先が大峠

大峠に到着
大峠に到着

 峠手前からドローンの飛行音が鳴り響いていましたが、周辺には操縦者の姿は見えずイハイガ岳にいるようでした。(下写真)

急斜面を上り詰め後ろに綿向山とイハイガ岳
急斜面を上り詰め後ろに綿向山とイハイガ岳

 ここで小休止としていきますが、ここからがこのコースの核心部となります。 以前登った特もここからの急登が記憶に残っており、記憶通りのザレた急登を登っていきました。
 木の枝や根を手がかりに登っていくと、次第に傾斜が緩みシャクナゲの茂る稜線に到着しました。(下写真)

ピークからはシャクナゲの道に
ピークからはシャクナゲの道に

 右に折れる手前がピークとなっており、綿向山や向かう雨乞岳が見えていました。(下写真)

綿向山
綿向山

 ここから雨乞岳までは、高低差の少ない稜線歩きとなります。 序盤はシャクナゲのトンネルを潜る道で、展望はありませんが、気持ちよく歩くことが出来ました。(下写真)

稜線はシャクナゲをくぐる道に
シャクナゲをくぐる道に

 前方にピークが見えて来ると、岩場が2ヶ所ほどあります。 ここも記憶にある展望地で、岩の上からは周囲の展望が望めました。(下写真)

岩場から雨乞岳を望む
岩場から雨乞岳を望む

岩場から綿向山方面
岩場から綿向山方面

 岩場を過ぎると右下に植林帯が見えてきます。 次第に登りとなりますが急斜面ではなく、冬枯れの木々の間を進んでいきました。(下写真)

尾根が広がり植生が変わる
尾根が広がり植生が変わる

気持ちの良い道に
気持ちの良い道に

右手に植林帯との間を歩くようになると、道が広がり林道跡のようです。(下写真)

植林帯との間を進む
植林帯との間を進む

 1014mピークで休憩ともおもっていましたが、その手前の鞍部で休憩していきます。 谷間から吹き上げる風は暖かく、天気もよく小春日和でゆっくり出来ます。 1014mピークへ登り、その先の清水の頭へ向かいます。 登るに連れて、前方が明るく見えて来ると、草原の一角にたどり着きました。(下写真)

草原帯に出る
草原帯に出る

 気持ちの良い草原を左右の展望を眺めながら進んでいくと、程なく清水の頭に到着しました。(下写真)

清水の頭付近からパノラマ
清水の頭付近からパノラマ

遠くに御池岳
遠くに御池岳

タイジョウ(中央右)、カクレグラ(中央)など
タイジョウ(中央右)、カクレグラ(中央)など

鈴鹿南部(高畑山など)
鈴鹿南部(高畑山など)

鎌ヶ岳
鎌ヶ岳

草原を歩く
草原を歩く

後方に綿向山
後方に綿向山

清水の頭
清水の頭

 ここからも暫くは草原帯で、その先に岩がが見えていますが、最後は笹に覆われていました。(下写真)

南雨乞岳へ登る
南雨乞岳へ登る

 草原帯から登りとなると、岩場に取り付きます。 岩場とはいえ踏み跡はハッキリしており、つづら折れに登っていくと、岩の上から後方の景色を眺めていきました。(下写真)

途中の岩場は問題なし
途中の岩場は問題なし

岩場から後方の眺め
岩場から後方の眺め

 ここまで歩きやすい道でしたが、次第に笹が濃くなり、膝たかまで覆われていきました。(下写真)

次第に笹が多く
次第に笹が多く

 胸まで笹に覆われますが、このコースも最近はよく歩かれているようで、しっかりした踏み跡を辿っていきました。(下写真)

笹の間を進む(南雨乞岳直下)
笹の間を進む(南雨乞岳直下)

 斜面の笹薮を登っていくと、右上に南雨乞岳のピークが見えてきました。 その斜面からは、御在所岳と鎌ヶ岳がよく見えていました。(下写真)

御在所岳(左)と鎌ヶ岳(右)
御在所岳(左)と鎌ヶ岳(右)

 南雨乞岳のピークへ登り、暫く展望を眺めていきます。(下写真)

南雨乞岳から雨乞岳と東雨乞岳
南雨乞岳から雨乞岳と東雨乞岳

 近くに雨乞岳が見えていて、そこまでは明確な笹道が伸びていました。(上写真) その笹原を手も使いながら歩いていくと、雨乞岳の山頂付近に到着しました。 そこから適当に山頂方面に進むと、たくさんの登山者が休憩しています。(下写真)

雨乞岳山頂
雨乞岳山頂

 展望もあまりよくなく人も多いので、早々に東雨乞岳へと向かいました。(下写真)

東雨乞岳へ(山頂に沢山の登山者)
東雨乞岳へ(山頂に沢山の登山者)

 ここも何度か歩いた道で高低差も少ないので、10分ほどで東雨乞岳に到着しました。 こちらも人は多めですが広い山頂なので、展望のよい所で風が避けられそうなところで昼食休憩としていきます。(下写真)

東雨乞岳
東雨乞岳

 休憩地でお湯を沸かしておにぎりとカップ麺を食べていきます。 到着時は天気もよく、景色を眺めながらの食事となります。(下写真)

雨乞岳を望む
雨乞岳を望む

七人山と奥に御在所岳
七人山と奥に御在所岳

東雨乞岳からパノラマ
東雨乞岳からパノラマ

国見岳(右)と釈迦ヶ岳(中央左奥)
国見岳(右)と釈迦ヶ岳(中央左奥)

 しかし、休憩中次第にガスが湧き上がり、東方面を中心に雲に覆われていきます。(下写真)

雲が湧き出した
雲が湧き出した

鎌ヶ岳と左に雲母峰
鎌ヶ岳と左に雲母峰

 ここまで予定より早く来ていますが、休憩後は杉峠へと向かいました。(下写真)

大峠の澤
大峠の澤

 久しぶりで杉峠への道が分かりませんが、大峠の澤の左側の踏み跡を辿って北方面へと向かいました。 前方に岩場が見えてきますが、ここは右に道が付いています。(下写真)

杉峠に降りる
杉峠に降りる

こちらも途中までは草地
こちらも途中までは草地

 途中までは展望も良い道で歩きやすいコースですが、峠が近づくに従い斜度が強くなり、登山道もザレや泥で滑りやすくなっていました。(下写真)

杉峠までは滑りやすい道
杉峠までは滑りやすい道

 スリップしないように注意しながら降りていくと、傾斜も緩み程なく杉峠に到着しました。(下写真)

杉峠に到着
杉峠に到着

 ここにも何度か足を運んでいますが、目印の木が訪れる度に朽ちて来ているように感じます。(下写真)

この木もいつなくなるか
この木もいつなくなるか

 予定ではここから千種街道で下山予定ですが、思ったよりも早く来たのでサブコースのイブネへ向かうことにしました。 峠から反対の斜面を登っていきますが、この辺りも傾斜が緩むと広い歩きやすい道で気持ちの良いところです。(下写真)

イブネ方面へ向かう
イブネ方面へ向かう

 1121mピークを越えてイブネとの分岐に向かいますが、この辺りは毎回迷うところです。 しかし、少し降りた分岐には真新しい標識があり、これなら迷うことも無いでしょう。(下写真)

イブネ分岐に立派な標識
イブネ分岐に立派な標識

 ここで右に折れ斜面を降りていくと、前方に大きくイブネや銚子などが見えてきました。(下写真)

銚子(左)とイブネ(右)
銚子(左)とイブネ(右)

 鞍部となると佐目峠の目印となる大岩が見えてきました。(下写真)

佐目峠
佐目峠

 ここから先は登りとなりますが、大したことは無く程なくイブネの山頂台地に到着しました。(下写真)

イブネに到着
イブネに到着

 ここも初めて訪れたときは、まだ笹が残っていて歩く所を選んでいましたが、年々それも少なくなり今回は笹の痕跡を探すのも難しくなっています。
 イブネの東の展望地に到着すると、目の前に広がる御在所岳や国見岳を眺めていきました。(下写真)

イブネから御在所岳方面
イブネから御在所岳方面

 まだ時間に余裕があるので、北側の展望が見られるイブネ北端に向かいます。(下写真)

手前に銚子
手前に銚子

 トボトボと歩けるところを歩き北側に向かうと、釈迦ヶ岳などがよく見える北端に到着しました。(下写真)

イブネ北端(奥に釈迦ヶ岳)
イブネ北端(奥に釈迦ヶ岳)

 風が出てきていたので、北斜面の避けられそうな所でふわふわの苔を座布団にして休憩していきます。(下写真)

イブネ北斜面で休憩
イブネ北斜面で休憩

 ここで景色を見ながら甘いものを取っていきました。 休憩後は、ゆっくりと杉峠まで戻り千種街道を歩いて戻ります。(下写真)

杉峠から下山
杉峠から下山

 杉峠までは問題ありませんが、その先の甲津畑方面の道が序盤あまり良い状態ではありません。 細いザレた道を通過すると歩きやすい道となり、街道沿いの見どころを巡りながら歩いていきました。(下写真)

千種街道を降りていく
千種街道を降りていく

一反ぼうそう
一反ぼうそう

一級河川 渋川の標識
一級河川 渋川の標識

シデの並木
シデの並木

橋を渡る
橋を渡る

 日の高いうちに戻れるめどは付いているので、蓮如上人旧跡で再度休憩としていきました。(下写真)

石碑と巨木
石碑と巨木

蓮如上人旧跡の説明
蓮如上人旧跡の説明

蓮如上人旧跡
蓮如上人旧跡

 ここからは広い道となり、暫く進むと林道と合流しました。 そこが往路の分岐となっているので、ここから先は歩いた道です。 往路にカットした「杉谷善住坊のかくれ岩」も川岸まで降りて見学し、最後は長い林道をトボトボと戻っていきました。(下写真)

杉谷善住坊のかくれ岩説明文
杉谷善住坊のかくれ岩説明文

かくれ岩辺りから旧道方面を望む
かくれ岩辺りから旧道方面を望む

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回予定】
 今度の日曜日に今回に引き続き、鈴鹿の鎌ヶ岳に数名の方と登る予定です。


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