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[登山] 比良山地 雪の森山岳とお池巡り(スノー衆2019年パート1) [登山]

 今回は、今季一回目となるネットの雪山登山の企画に参加してきました。 去年と同様、比良山地の「森山岳」を目指し大した積雪もなく予定のコースを辿ることができました。 天気は期待できませんでしたが、山頂付近からは「白山」や「木曽御嶽山」、それに北アルプスなどが遠くに白く見え、雪山を楽しむ事ができました。

森山岳西峰からの展望(左から武奈ヶ岳・白山・比良岳・伊吹山など)
北方面の展望

比良山地
雪の森山岳とお池巡り
(スノー衆2019年パート1)
日付 2019年01月12日(土)
天気 曇り一時雪
山域 比良山地
場所
滋賀県大津市葛川木戸口町
距離 7.3km (内車道1.3km)
累積標高 +0910m -0910m
時間 08時間35分
人数 14名
撮影枚数
0364枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0038枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ 山上のお池群
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから)
08:05 340m 0.0km
木戸口駐車地 出発
08:15 (00:10) 354m 0.6km 木戸口尾根取付
08:35 (00:20)
430m
1.0km 430m スノーシュー装着
08:45 (00:10)
430m
1.0km 430m 出発
09:15 (00:30)
610m
1.4km 610m付近 (10分休憩)
10:15 (01:00)
860m
2.0km 860m付近 (15分休憩)
10:45 (00:30)
980m
2.3km 980m付近 (30分休憩)
11:40 (00:55) 1072m 2.9km 森山岳西峰 (15分休憩)
12:00 (00:20) 1080m 3.1km 森山岳
12:10 (00:10) 1065m 3.3km
森山岳北峰 昼食休憩
13:40 (01:30) 1065m 3.4km 森山岳北峰 出発
14:30 (00:50) 940m 4.7km 長池 (15分休憩)
15:00 (00:30) 870m 5.2km 下の鉄塔
15:40 (00:40) 560m 6.0km 560m 軽アイゼン装着
15:50 (00:10) 560m 6.0km 560m 出発
16:25 (00:35) 320m 6.6km 国道出会
16:40 (00:15) 340m 7.3km 木戸口駐車地 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色は実績、空色は去年の記録)
20190112_map.jpg

 ヤブコギネットで、今年も恒例のスノー衆が開催されます。 去年最後のスノー衆には、体調不良で参加出来なかったので、今回はそのようなことが無いようにと意気込みますが、去年からの体調不良が長引いています。 それでも体力的には問題が無いので、予定通り参加しました。

 目的地は昨年同様に比良山地の「森山岳」ですが、コースが一部変更され下山は去年と同じ巡視路ですが、南側の尾根から登り、反時計回りで廻ります。

 集合地は去年と同じなので、7時の集合時間に間に合うよう5時過ぎに出発しました。 新名神を通り「栗東IC」で降り、琵琶湖大橋を渡って行きました。 予定通り15分前には到着し、7時過ぎには全員が集まりました。 ここで分乗し、登山口の近くとなる木戸口に向かいました。 20分ほどで駐車予定地に到着しますが、除雪された雪が積まれており、近くの邪魔にならない路肩に止めていきます。(下写真)

木戸口の駐車地周辺
木戸口の駐車地周辺

 登山口予定の尾根までは国道を歩きますが、去年に比べると雪は少なく、路肩をスノーシューを背負い向かいました。(下写真)

暫くは車道を進む
暫くは車道を進む

 暫く歩くと目的の尾根が左に見えてきました。 車道の橋がありますが、その手前で左に林道が分岐しており、雪に覆われた道に入っていきます。(下写真)

橋の手前で左折
橋の手前で左折

 林道を奥へ進むとすぐに終点となります。(下写真)

林道終点から右へ
廃林道から外れ右へ

 すぐ横の尾根は一つ手前の尾根でこれで登れないことはありませんが、目的の尾根は沢を越えた先となります。 放棄されたワサビ田を越え、その先にある小川を飛び石で越えると、尾根の末端が見えてきました。(下写真)

この先で沢を渡り尾根に取り付く
この先で沢を渡り尾根に取り付く

 尾根に雪はほとんど付いていなく急登なので、登山靴のままで登っていきました。(下写真)

急登に
急登に

細尾根を登る
細尾根を登る

 細尾根となりますがそれほど険しくはなく、倒木などが邪魔なだけです。 それらを越えて行くと傾斜が緩み、左手から林道があらわれました。(下写真)

林道が現れ
林道が現れ

 この辺りは傾斜が緩く2本ほど林道がありました。 越えた所で雪が繋がり始めていたので、号令の元にスノーシューを履いていきます。(下写真)

スノーシューを履いて雪道を進む
スノーシューを履いて雪道を進む

 ここから暫くは植林帯の急登となりますが、右の尾根沿いは雪が少なく余り歩きたくはありません。(下写真)

植林の急登
植林の急登

 なるべく雪の付いた斜面を選び登っていきますが、本体はスノーシューをガリガリ言わせながら登っています。 黙々と登っていき傾斜が緩むと、いつの間にか周囲は二次林の林となってきました。(下写真)

二次林の林となる
二次林の林となる

 ここまで周囲の景色はよく見えませんでしたが、ここから景色を眺めながら登っていけました。(下写真)

青空が見えて
青空が見えて

次第に積雪量が増え
次第に積雪量が増え

皆子山
皆子山

後方の展望を眺めながら登る(中央奥に峰床山)
後方の展望を眺めながら登る(中央奥に峰床山)

 朝から分厚い雲で覆われていた上空も、一時的に薄くなり陽が差し込んできます。(下写真)

陽が差し込む
陽が差し込む

 800mを越えると雪も多くなり、次第に傾斜が強まってきました。(下写真)

最後の急登を進む
最後の急登を進む

鎌倉山を望む(左に峰床山)
鎌倉山を望む(左に峰床山)

 最後の急登は先頭に立ち、足場を作りながら登っていきました。 そして出発から2時間半ほどで、山頂台地の端となる980m付近に到着しました。(下写真)

右に雪庇(雪にはうさぎの足跡)
右に雪庇(雪にはうさぎの足跡)

 ここで一部の方が遅れ気味で暫く景色を眺めながら待っていきます。(下写真)

蓬莱山(スキー場が見える)
蓬莱山(スキー場が見える)

 全員が集まった所で、高低差の無い尾根沿いを雪に戯れながら山頂へ向かいます。(下写真)

傾斜が緩み山頂へ向かう

傾斜が緩み山頂へ向かう

 北寄りに進み、右(東)に斜面を降りていくとに、前方が森山岳でした。 緩い斜面を登っていくと、広い西峰の山頂部に到着しました。(下写真)

森山岳西峰は展望地
森山岳西峰は展望地

 ここからの展望は素晴らしく、この日は諦めていた遠望も雲の下に見えていました。(下写真)

北方面の展望
北方面の展望

武奈ヶ岳
武奈ヶ岳

白山(左)と別山(右)、手前は越美山地
白山(左)と別山(右)、手前は越美山地

右から伊吹山・木曽御嶽山(白いのは雲)・虎子山など

右から伊吹山・木曽御嶽山・虎子山など

 まだ山頂ではありませんが山頂は展望が無いとの事で、ここで集合写真を撮って行きます。 北の小高いピークに向かうと、程なく森山岳の山頂に到着しました。(下写真)

山頂へ向かう

山頂へ向かう

森山岳山頂

森山岳山頂

 特徴の無い山頂を後に更に北へ向かうと、東側の展望が広がり琵琶湖とその奥に伊吹山や鈴鹿山脈の山々が見えていました。(下写真)

東に琵琶湖とその奥に鈴鹿の山々(右)

東に琵琶湖とその奥に鈴鹿の山々(右)

 そのまま北側へ降りていき、北東が開けたところで昼食休憩としていきます。(下写真)

右から武奈ヶ岳・白滝山・白倉山・三国岳など
右から武奈ヶ岳・白滝山・白倉山・三国岳など

 いつものようにスノーテーブルを作成し、ここで1時間半の休憩をしていきました。 時間とともに雲が厚くなり、雪がちらつき始めます・・・。(下写真)

食事終盤に雪が振り
食事終盤に雪が振り

 幸い出発までには雪も小降りとなります。 休憩地を後にして、北西の斜面を降りていきます。 谷を越えて尾根に合流すると、スノーシューの後が現れました。(下写真)

スノーシューの跡が
スノーシューの跡が

 実は西峰の手前で同様の後がありましたが、その時はどこへ向かっているのかわかりませんでした。 スキー場からのピストンだと思っていましたが、どうもこちらの目指している長池へ向かっているようです。
 スノーシュー跡を辿っていきますが、途中で西のピークへ向かっています。 ここで道を分け東に進んでいきました。(下写真)

ピークをいくつも越えて
ピークをいくつも越えて

 フカフカの雪で基本下りなので、快適に歩いていけます。(下写真)

雪は深いが楽しく歩け
雪は深いが楽しく歩け

 途中にいくつかの池の跡と思われる窪地がありますが、雪に覆われ判然としません。(下写真)

ここは池?
ここは池?

 その後も古い地図に載っている池を目指して行きますが、大きな池と思われたものも雪の影響か、それほど大きくは見えません。(下写真)

池を目指す
池を目指す

池?の周囲を抜ける
池?の周囲を抜ける

 一度登り返し尾根沿いに進むと、先程のスノーシュー跡と再度合流し、目指す長池が下に見えてきました。(下写真)

長池が見えてきた
長池が見えてきた

 長池も雪に覆われ水面は凍っていますが、中央部が膨らみ割れ目からは水も見えていました。(下写真)

冬の長池
冬の長池

 ここでお池巡りは終わりです。 西に見える鉄塔目指して登っていくと、ここからは鉄塔沿いの巡視路で降りていきました。(下写真)

鉄塔へ向かう
鉄塔へ向かう

鉄塔からの眺め(下の鉄塔を目指す)
鉄塔からの眺め(下の鉄塔を目指す)

 とは言え、巡視路階段なども雪の下で、スノーシューでは階段は邪魔です。 雪の上を降りていき、前方に見える次の鉄塔へ登り返していきます。(下写真)

鉄塔の右の巡視路を進む
鉄塔の右の巡視路を進む

下の鉄塔に到着
下の鉄塔に到着

 その鉄塔からは、更に下に鉄塔が見えますが、その間はゲレンデの様な雪の斜面が続いていました。(下写真)

更に下へ
更に下へ

切り株を避けて降りていく

切り株を避けて降りていく

 これで雪が固くなっていればシリセードなどで一気に降りられるところですが、雪は柔らかくそれは叶いませんでした。(下写真)

ゲレンデの様だが雪が柔らかく滑らず
ゲレンデの様だが雪が柔らかく滑らず

 下に行くに従って切り株の跡が多くなります。(下写真)

ここも切り株を避けて降りていく
ここも切り株を避けて降りていく

 鉄塔は谷に降りていきますが、その手前で左の尾根へ降りていきました。(下写真)

この辺りから急斜面に
この辺りから急斜面に

 ここから次第に傾斜が強まり、中途半端な雪でスノーシューでは危険です。(下写真)

スノーシューでは降りづらくなる
スノーシューでは降りづらくなる

 雪も少なくなっているので、急斜面の途中で軽アイゼン(チェーンアイゼン)に替えていきます。(下写真)

最後は軽アイゼンで降りていく
最後は軽アイゼンで降りていく

 アイゼンに変えますが、久しぶりでグリップ力がわからず、暫くは慎重に降りていきました。 傾斜が緩み尾根は末端へと伸びていますが左側は道路へ降りられないとのことで、右の植林帯を降りていきました。(下写真)

尾根の終端前で右の谷へ
尾根の終端前で右の谷へ

 急斜面となり枝や落ち葉で土台ごと滑るので、転倒しないように足場を選び降りていきます。(下写真)

植林帯を降りる
植林帯を降りる

ここを降りてきた
ここを降りてきた

 そして植林を抜けると前方に浄水場が見えてきました。(下写真)

浄水場?
浄水場?

 沢を挟んで向こう側へ行けば道がありそうですが、ここは左の尾根末端へ向かって行きました。(下写真)

尾根の末端へ
尾根の末端へ

 下に車の往来が見えてきます。(下写真)

道路が見えてきた
道路が見えてきた

 末端には階段があるとのことでしたが、ロープがつけられている程度で、それを頼りに降りていきます。(下写真)

最後は設置のロープで降りる
最後は設置のロープで降りる

ここを降りてきた
ここを降りてきた

 そして沢の出合で道路に出会い、全員無事に下山することができました。 交通量が多いので、このまま車道を歩くのは危険です。 少し戻って橋を渡り、集落の間を駐車地へと戻っていきました。(下写真)

交通量の激しい道を回避し橋を渡る
交通量の激しい道を回避し橋を渡る

降りてきた尾根の様子(左奥に下山)
降りてきた尾根の様子(左奥に下山)

前方に駐車地(車が見えてくる)
前方に駐車地(車が見えてくる)

【反省点】
 特にありません。 久しぶりの雪山で、疲れました・・・。

【次回予定】
 週末は、天気のよい三重県南部の海の見える山へ登る予定です。


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